JP2010255788A - 防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えば、アイドル〜こもり音領域の振動吸収性能を向上可能な防振装置を提供する。
【解決手段】制限通路26が目詰まり状態となるような高い周波数の振動が入力した際には、ゴム部46の振動に加え、可動膜49が振動することで動ばね定数の上昇が抑えられ(パッシブ性能)、さらに、主液室36の液圧が上昇しないように可動板部44を振動させることで(アクティブ性能)、さらに動ばね定数の上昇が抑えられる。可動板40を支持するゴム部46とは別に、可動膜49が主液室36に面しているため、可動板40を支持するゴム部46の剛性をアクティブ性能重視で設定でき、可動膜49の剛性はパッシブ性能重視で設定でき、アクティブ性能とパッシブ性能とを両立可能な構成としている。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般産業機械、自動車におけるエンジンマウント等として用いられ、エンジン等の振動発生部から車体等の振動受部へ伝達される振動を吸収及び減衰させる防振装置に関する。
車両の振動発生部となるエンジンと振動受部となる車体との間にはエンジンマウントとしての防振装置が配設されており、この防振装置はエンジンが発生する振動を吸収し、車体側への振動伝達を抑制する。このような防振装置として、能動型防振装置であるアクティブダンパが開発されている。例えば、特許文献1、2には、ゴム弾性体の変形に従って拡縮する主液室と、この主液室に制限通路(オリフィス)により接続された副液室とを備えた液体封入型のエンジンマウントが開示されている。
防振装置の内部には、主液室の隔壁の一部を構成し、主液室と他の部分とを区画する仕切部材が配置されており、仕切部材の中央に環状のゴム膜を介して円板状の可動板が弾性的に支持されている。そして、可動板の中央部分に、リニアアクチュエータから延びた可動子が連結されている。
この種の防振装置では、例えば、10〜15Hzの比較的周波数の低周波振動(例えば、エンジンシェイク)が入力すると、制限通路内で液体が行きする、または共振することで、防振装置のばね定数が低下し、低周波振動が効果的に吸収されるようになっている。
入力する振動の周波数が上昇して制限通路が目詰まり状態になると、主液室に面した可動板がリニアアクチュエータにより加振され、主液室の圧力上昇、即ち、防振装置の動ばね定数の上昇を抑えている。これにより、例えば、周波数20〜40Hzのアイドル振動、例えば40Hzを超え100Hz未満のこもり音となる振動、例えば周波数100〜200Hzの高周波振動が入力した際の動ばね定数の上昇を抑えている。
特開2005−155885号公報
上記可動板は弾性体で支持されているが、弾性体の剛性は、防振装置のアクティブ性能を密接な関係があり、求める性能に合わせて剛性が最適化されている。
一方で、この可動板を支持している弾性体の剛性は、防振装置のパッシブ性能にも影響がある。可動板を支持している弾性体は、制限通路が目詰まり状態となった際に、振動に応じて弾性変形して主液室の圧力上昇を抑える働きもあるため、例えば、この弾性体の剛性を低くすると、低周波振動入力時に弾性膜が変形して主液室と副液室との間を行き来する液体の量が減少し、制振性能が低下する問題がある。また、可動板を支持している弾性体の剛性を高くすると、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の動ばね定数が高くなり、防振性能が低下する問題がある。
また、その他の問題として、エンジン等の熱により防振装置の温度が上昇すると、アクチュエータを収納した収納室の空気が膨張して可動板、及び可動板を支持している弾性体を押圧し、可動板の動きに悪影響を及ぼすことがあった。可動板の動きに影響があると、当然ながら防振特性(アクティブ性能)にも影響がある。また、可動板を支持している弾性体が押圧されると弾性体に引張応力が作用し、弾性体がヘタリ易くなる。
本発明は、上記事実を考慮して成されたものであり、主としてアイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動吸収性能を向上可能な防振装置を提供することを第1の目的とする。
また、温度変化に伴う防振特性の悪化、及び可動板を支持している弾性体のヘタリを抑えることが第2の目的である。
請求項1に記載の防振装置は、振動発生部及び振動受部の一方に連結される第1の取付部材と、振動発生部及び振動受部の他方に連結される第2の取付部材と、前記第1の取付部材と前記第2の取付部材とを連結し、振動発生部からの振動入力により変形する第1の弾性体と、液体が封入されると共に前記第1の弾性体の変形により拡縮する受圧室と、一方の面が前記受圧室に面する可動板と、前記可動板の他方の面側に配置され前記可動板を加振するアクチュエータと、前記可動板を内側に配置するための開口を備え、前記アクチュエータと前記受圧室との間に配置される仕切部材と、前記開口と前記可動板とを連結し、前記可動板を前記仕切部材に対して弾性的に支持する第2の弾性体と、前記仕切部材に形成された孔を塞ぐように設けられ、一方の面が前記受圧室に面する可動膜と、を備えている。
次に、請求項1に記載の防振装置の作用を説明する。
請求項1に記載の防振装置を、例えば自動車エンジンの振動の防振に使用する場合、自動車エンジンを複数の防振装置で自動車の車体へ支持する。振動発生源である自動車エンジンへ防振装置の第1の取付部材を連結し、振動受部である車体へ第2の取付部材を連結すると、振動は第1の取付部材、第1の弾性体、第2の取付部材を介して車体へと支持される。このとき、振動は第1の弾性体の内部摩擦に基づく抵抗により吸収される。
ここで、請求項1に記載の防振装置では、受圧室に対して第2の弾性体と可動膜とが面しているため、所望の周波数の振動、例えば、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動入力時に受圧室の液圧変化に伴って振動するように第2の弾性体、及び可動膜の剛性(面積、厚さ、ゴム硬さ等)を設定することで、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動入力時に第2の弾性体、及び可動板が振動して防振装置の動ばね定数の上昇を抑えることができる。即ち、請求項1に記載の防振装置では、第2の弾性体、及び可動膜の振動により、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動入力時におけるパッシブ性能を向上させることができる。
請求項1に記載の防振装置では、アクチュエータにより可動板を加振して、受圧室の絵気圧をコントロールすることで、動ばね定数を極小とすることが出来る。即ち、請求項1に記載の防振装置では、可動板の振動により、アクティブ性能を得ることができる。
請求項1に記載の防振装置は、第2の弾性体、及び可動膜による動ばね定数の上昇抑制効果と、可動板による動ばね定数の低減効果との相乗効果により、アイドル振動、及びこもり音となる高周波領域の振動を効果的に吸収することが可能となる。
さらに請求項1に記載の防振装置は、可動板を支持する第2の弾性体とは別に、受圧液室に面する可動膜を備えているため、可動板を支持する第2の弾性体の剛性をアクティブ性能重視で設定でき、可動膜の剛性はパッシブ性能重視で設定でき、アクティブ性能とパッシブ性能を両立可能な構成となっている。
また、例えばエンジンからの熱を受けて防振装置の温度が上昇すると、防振装置内の空気が膨張する。アクチュエータが密閉された空間内に配置されている場合、空間内の空気が膨張すると、可動板、及び第2の弾性体が押圧され、可動板の動きに悪影響を及ぼし、防振特性が悪化する虞があるが、請求項1に記載の防振装置では、可動膜が受圧室側へ変形することで空間内の圧力上昇が抑えられ、可動板、及び第2の弾性体に作用する圧力が抑えられため、防振特性(アクティブ性能)の悪化が抑えられる。また、第2の弾性体に無用な張力が作用しないため第2の弾性体のヘタリも抑えられる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の防振装置において、前記可動膜が前記第2の弾性体の一部分で形成されている。
次に、請求項2に記載の防振装置の作用を説明する。
請求項2に記載の防振装置では、可動板を支持する第2の弾性体で可動膜を形成したので、可動膜を構成するための専用の弾性体(第2の弾性体とは異なる種類)を用いる必要がなく、防振装置に用いる弾性体の種類を最小限に抑えることができる。
また、可動板、仕切部材をモールドに装填し、第2の弾性体をこれらに加硫接着することで、仕切部材に対して可動板を支持する構成、及び可動膜の形成を同時に行うことができ、これら可動板、仕切部材、可動板と仕切部材とを連結する部分(第2の弾性体)、及び可動膜(第2の弾性体)をユニット化でき、防振装置の組立工程を効率化できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の防振装置において、前記アクチュエータは、前記仕切部材を隔壁の一部とした密閉された収納室に収納されている。
次に、請求項3に記載の防振装置の作用を説明する。
アクチュエータを密閉された収納室に収納したので、外部から収納室内に湿気等が浸入することが無く、湿気等によるアクチュエータの不具合の発生を防止することができる。
また、例えばエンジンから熱を受けて防振装置の温度が上昇して収納室内の空気が膨張しても、可動膜が受圧室側へ変形することで収納室内の圧力上昇が抑えられ、可動板、及び第2の弾性体に作用する無用な圧力が減少し、温度変化に伴う防振特性(アクティブ性能)の悪化、及び第2の弾性体のヘタリが抑えられる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の防振装置において、前記受圧液室は、制限通路を介して副液室と連結されている。
次に、請求項4に記載の防振装置の作用を説明する。
受圧室を制限通路を介して副液室と連結することで、振動が入力して第1の弾性体が弾性変形して受圧室が拡縮すると、内部の液体が制限通路を介して受圧室と副液室との間を行き来し、内部の液体が制限通路を行き来する際の通過抵抗または液柱共振により、アクチュエータ不使用時において防振効果の向上が図られる。
以上説明したように、請求項1に記載の防振装置は上記の構成としたので、高周波領域の振動吸収性能を向上することができる、という優れた効果を有する。また、アクティブ性能の悪化、及び第2の弾性体のヘタリも抑えられる。
請求項2に記載の防振装置は上記の構成としたので、防振装置に用いる弾性体の種類を最小限に抑えることができる。
請求項3に記載の防振装置は上記の構成としたので、湿気等によるアクチュエータの劣化、損傷等を防止することができる。
また、請求項4に記載の防振装置は上記の構成としたので、アクチュエータ不使用時においても高い防振効果が得られる。
本発明の実施形態に係る防振装置の構成を示す側断面図である。 本発明の実施形態に係る防振装置の構成を示す図1の状態から90度回転させた側断面図である。 本発明の実施形態に係るアクチュエータの構成を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態に係るアクチュエータ周辺の構成を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る外周板部、及び可動板部の斜視図である。 防振特性を示したグラフである。
以下、本発明に係るアクチュエータ、および、防振装置の実施形態について図面を参照して説明する。
図1及び図2には本発明の実施形態に係る防振装置10が示されている。この防振装置10は、自動車における振動発生部であるエンジンを振動受部である車体へ支持するエンジンマウントとして適用されるものである。なお、図中の符号Sは装置の軸心を示し、この軸心に沿った方向を装置の軸方向Sとして以下の説明を行う。
図1に示されるように、防振装置10は、エンジン側に取り付けられる第1取付部材12、車体側に取り付けられる第2取付部材20、第1取付部材12と第2取付部材20とを連結するゴム弾性体16を備えている。
第2取付部材20は、外筒22、及び、中間筒24を含んで構成されている。外筒22は、略円筒形状の円筒部22A、円筒部22Aの一端から径方向外側に延出されたフランジ部22B、及び、円筒部22Aの他端側で中間筒24の端部や後述する封止板40などをかしめて固定するカシメ部22Cを有している。中間筒24は、円筒部22Aよりも小径の略円筒形状とされ、外筒22の径方向内側に同軸的に配置されている。中間筒24の一端側は、僅かに径方向外側へ湾曲した湾曲部24Aとされ、他端側は、径方向外側に段付きで屈曲された段付フランジ部24Bとされている。外筒22のフランジ部22Bには、リバウンドストッパ金具13との連結用のボルト穴22Hが穿孔されている。図1に示すように、リバウンドストッパ金具13は、略U字状に湾曲された頂部の内側にゴム材13Aが配置されており、取付部13Bでボルト13Cにより第2取付部材20へ固定されている。リバウンドストッパ金具13は、防振装置10の上部外側を囲むように配置されている。なお、リバウンドストッパ金具13については、図1以外の図面では図示を省略している。
第2取付部材20は、後述する脚部材96を介して、振動受部としての車体(不図示)に連結される。
第1取付部材12は、外径が第2取付部材20の内径よりも小径の略円柱状とされ、第2取付部材20と同軸的に、かつ、軸方向Sで第2取付部材20よりも外側に突出して配置されている。第1取付部材12の第2取付部材20側は、先端に向かって小径となるような略テーパー形状とされている。第1取付部材12は、不図示の取付部によってエンジン(不図示)と連結されている。
ゴム弾性体16は、第1取付部材12の小径側先端外周に加硫接着されると共に、中間筒24の湾曲部24A側の内周に湾曲部24Aの外周側をも覆うように加硫接着されており、第1取付部材12と中間筒24とを弾性的に連結している。ゴム弾性体16の下面(第2取付部材20側の面)には、凹部16Aが構成されている。ゴム弾性体16には、第1取付部材12の外周面を覆う薄肉の上部膜17が一体的に構成されている。また、ゴム弾性体16には、中間筒24の段付フランジ部24B側に延びて中間筒24の内周面を覆う薄肉の下部膜18が一体的に構成されている。
外筒22の円筒部22A内側には、ダイヤフラム30が加硫接着されている。ダイヤフラム30は、薄肉のゴム膜で構成されており、略円筒状とされている。ダイヤフラム30の円筒の一端は、径方向内側へ湾曲して縮径されリング34に加硫接着されている。リング34は、上部膜17を介して第1取付部材12に外嵌されている。ダイヤフラム30の円筒の他端は、外筒22のカシメ部22C側へ延出され円筒部22Aの内周面を覆う被覆膜32を構成している。
第2取付部材20の第1取付部材12と逆側には、封止板40が配置されている。ゴム弾性体16の凹部16A、中間筒24、及び封止板40により囲まれて、受圧室としての主液室36が構成されている。ゴム弾性体16とダイヤフラム30の間には、環状に副液室38が構成されている。主液室36の外周側である外筒22と中間筒24との間には、制限通路26が構成されている。制限通路26は、一端が主液室36と連通され、他端が副液室38と連通されており、制限通路26によって、主液室36と副液室38とが連通されている。主液室36、副液室38、及び、制限通路26には、液体が充填されている。
エンジンに連結された第1取付部材12側から軸方向Sの振動が入力されると、ゴム弾性体16が弾性変形し、この弾性変形に伴って主液室36の内容積が拡縮する。これにより、エンジンから入力される振動のうち比較的低い周波数域の振動、例えばシェイク振動等の入力時には、主液室36と副液室38との圧力差により主液室36内に封入された液体と副液室38内に封入された液体が制限通路26を通して相互に流通し、制限通路26内での液柱共振作用などにより、制振効果及び防振効果を得ることができる。制限通路26は、その路長や断面積が、エンジンシェイク等の低周波大振幅振動の周波数域で制振効果が有効に発揮されるように設定されている。
封止板40は、全体的に略円板状とされ、中央に円形の開口41が形成された環状の外周板部42、開口41の内部に配置される可動板部44、及び、外周板部42と可動板部44とを連結する環状のゴム部46を含んで構成されている。外周板部42は外周端が下側に屈曲され、中間筒24の段付フランジ部24B等と共にカシメられ、第2取付部材20に固定されている。また、外周板部42は、内周端が円筒形状となるように上側に屈曲されている。
なお、本実施形態の外周板部42は、金属板からなるプレス成形品である。
可動板部44の中央部分には、後述するアクチュエータ50の軸部材54を挿入して連結する連結凹部44Aが構成されている。可動板部44は、ゴム部46により、弾性的に外周板部42に支持されている。なお、可動板部44は、外周端が上側に屈曲されている。
図4、及び図5に示すように、外周板部42には、開口41の径方向外側に、可動膜形成用窓47が形成されている。可動膜形成用窓47は、円弧形状の長孔とされ、その曲率半径の中心が、外周板部42の中心と一致している。本実施形態では、3個の可動膜形成用窓47が開口41を取り囲むように配置されている。
ゴム部46は、開口41から半径方向外側へ、外周板部42の上面、及び下面に沿って加硫接着されると共に可動膜形成用窓47を閉塞しており、可動膜形成用窓47を閉塞している部分が、主液室36の液圧の変化により弾性変形する可動膜49として構成されている。
図1〜3に示すように、封止板40の主液室36と逆側には、アクチュエータ50が配置されている。アクチュエータ50は、軸方向Sに往復運動する可動子52、および、可動子52を支持する固定子60を備えている。
なお、本実施形態のアクチュエータ50は、例えば、特開2004−343964号に開示されたリニアアクチュエータと同様の原理により作動するものであるが、可動子が直線状に往復移動する直線運動タイプのアクチュエータであれば他の原理により作動するもの、例えば、電磁ソレノイド型、ムービングコイル(ボイスコイルモータ)型、ムービングマグネット型等の、公知の他の形式のアクチュエータであっても良い。
(アクチュエータの構成)
図1〜4に示すように、可動子52は、軸状の軸部材54、及び、円板状の張出部56、58を備えている。軸部材54は、軸方向Sに沿って配置され、上端54Aが可動板部44の連結凹部44Aに連結されている。張出部56、58は、軸部材54と同軸的に、互いに離間して、軸部材54の中間部に固定されている。張出部56、58は、電磁鋼板等の磁性金属である複数の金属板が積層されて構成されている。
固定子60は、可動子52の外周を囲むように配置され、ヨーク部62、コイル部64、及び磁極部67を備えている。
ヨーク部62は、環状とされ、中空部62Aが構成されている。可動子52は、中空部62Aの中央に挿通されている。ヨーク部62は、電磁鋼板等の磁性金属よりなる複数の環状の金属板を積層して構成されている。ヨーク部62には、各々対向する位置から径方向内側へ突出する凸部63A、63Bが形成されている。凸部63A、63Bの先端(内端)部は、張出部56、58に沿った弧状とされており、永久磁石66(66A,66B)が固定されて、磁極部67が構成されている。
凸部63A、63Bの張出部56に対向する位置には、軸方向Sに並ぶ2組の永久磁石65A、65Bが固定されている。2組の永久磁石65A、65Bは、磁極が互いにNS交互の異極をなすように配置されている。また、凸部63A、63Bの、2組の永久磁石65A、65Bの下側(封止板40から遠い側)には、軸方向Sに並ぶ2組の永久磁石66A、66Bが固定されている。2組の永久磁石66A、66Bは、磁極が互いにNS交互の異極をなすように、また、隣り合う永久磁石65Bと永久磁石66Aの磁極も互いにNS交互の異極をなすように配置されている。すなわち、磁極部67には、磁極が互いにNS交互の異極をなすように、4組の永久磁石65A、65B、66A、66Bが、軸方向Sに配置されている。
なお、永久磁石65Aの上端から永久磁石65Bの下端までの長さは、張出部56の上下方向(軸方向S)の長さよりも長くなっている。また、永久磁石66Aの上端から永久磁石66Bの下端までの長さも、張出部58の上下方向(軸方向S)の長さよりも長くなっている。
ヨーク部62の軸方向Sの上端(封止板40側)には、放熱部材70が固定されている。放熱部材70は、円筒状の円筒部71、円筒部71の一端側で径方向外側に延出されたフランジ部72、及び、円筒部71の他端側で底面を構成する底部73を備え、これらが一体的に構成されている。底部73には、開口73Aが構成されている。
放熱部材70は、底部73に穿孔された止穴73Hにピン76、77が挿入され、ヨーク部62に固定されている。円筒部71の外径は、後述するブラケット82の内径とほぼ同径とされ、ブラケット82に圧入されている。この圧入により、放熱部材70を介して固定子60がブラケット82との間で位置決めされつつ、ブラケット82に固定される。
可動子52は、上下一対の板バネ90、90を介して、固定子60に対して軸方向Sに往復動可能に弾性支持されている。板バネ90、90は、中央リング部92及び一対の外周環状部94、94を備えている。中央リング部92は、軸部材54に構成された支持溝54Mに係合されて支持されている。一対の外周環状部94、94は、中央リング部92から延びて後述するコイル部材64を各々迂回する角形の変形リング状とされている。上側の外周環状部94は、放熱部材70と軸方向Sに所定間隔離間されるように、ピン77の溝77Mに取り付けられている。下側の外周環状部94は、ヨーク部62の下面と軸方向Sに所定間隔離間されるように、ピン77に取り付けられている。
ヨーク部62の中空部62Aには、コイル部材64が配置されている。コイル部材64は、ヨーク部62の凸部63A、63Bの各々の周りにコイルが巻き回された、一対のコイル部78A、78Bを有している。一対のコイル部78A、78Bは、連結部79で連結されている。したがって、コイル部78A、78Bは、4組の永久磁石65A、65B、66A、66Bが各々向き合う方向に磁束を発生可能に構成されている。コイル部78Aには、コネクタ80が形成されており、コネクタ80を介してコイルへの通電が行われる。
アクチュエータ50は、ブラケット82に収納されている。ブラケット82は、有底円筒形状とされ、ブラケット82を内側に配置した円筒状の円筒部84、円筒部84の一端側を閉鎖する底部86、及び、円筒部84の他端側の開口で径方向外側へ延出するフランジ部88を備えている。ブラケット82のフランジ部88側には、放熱部材70が底部73側から圧入され、放熱部材70のフランジ部72がブラケット82上に配置されている。底部86の軸部材54に対応する位置には、ストッパゴム92が設けられている。なお、ブラケット82と放熱部材70とでアクチュエータ50の収納室が形成されている。
アクチュエータ50は、コイル部78A、78Bに交流電流が通電されることにより、コイル部78A、78Bの磁力と磁極部67の磁力とが作用し合って可動子52に上下方向への力を交互に作用させる。これにより、板バネ90に支持された可動子52が、軸方向Sに往復運動する。
ブラケット82は、脚部材96内に収納されている。脚部材96は、円筒状の円筒部96A、円筒部96Aの下端から下側へ向かって大径となるテーパー状の脚部96B、及び、円筒部96Aの上端から径方向外側へ延出するフランジ部96Cを備えている。フランジ部96C上にフランジ部88が配置され、その上に、フランジ部72、外周板部42、段付フランジ部24Bが順に重ねられ、これらが、カシメ部22Cに挟み込まれて加締め固定される。
(作用)
以下に本実施形態の防振装置10の作用を説明する。
本実施形態の防振装置10では、自動車エンジンからの振動は、第1取付部材12、ゴム弾性体16、及び第2取付部材20を介して車体へと支持される。このとき、振動はゴム弾性体16の内部摩擦に基づく抵抗により吸収される。
エンジンシェイクのような比較的周波数の低い振動(例えば、周波数10〜15Hz)が入力した際には、振動はゴム弾性体16へ伝わり、これによってゴム弾性体16が弾性変形して主液室36が拡縮し、内部の液体が制限通路26を介して主液室36と副液室38との間を行き来し、内部の液体が制限通路26を行き来する際の通過抵抗または液柱共振により振動が吸収される。
振動の周波数が上昇すると、制限通路26が目詰まり状態となる。制限通路26が目詰まり状態となると、主液室36の液圧が上昇し、その結果、防振装置10の動ばね定数が上昇して防振性能が低下する。
図6のグラフは、防振装置のパッシブ性能(可動板部を振動させない場合の性能)の一例を示すものであり、横軸に振動の周波数、縦軸に動ばね定数をとっている。
このグラフにおいて、実線は、ゴム部46、及び可動膜49が設けられていない場合の防振装置のパッシブ性能を示し、点線は、ゴム部46が設けられ可動膜49が設けられていない場合の防振装置のパッシブ性能を示し、一点鎖線は、ゴム部46及び可動膜49が設けられた場合の防振装置のパッシブ性能を示している。
このグラフからも分かるように、ゴム部46及び可動膜49を備えた防振装置は、一例として周波数10〜15Hzのエンジンシェイク、乗り心地領域よりも高い周波数域(アイドル〜こもり音:例えば、周波数20〜100Hz未満。)において、ゴム部46及び可動膜49が設けられていない場合、及びゴム部46が設けられ可動膜49が設けられていない場合よりも動ばね定数を下げることが可能となっている。なお、ゴム部46、及び可動膜49の剛性等を調整することで、高周波領域の一部分(高周波領域の中でもこもり音に近い周波数の低い側)における動ばね定数の上昇を抑えることも可能である。
さらに、本実施形態の防振装置10では、図示しない制御装置で車体への振動伝達力を零とする方向に可動板部44を振動させて主液室36の液圧をコントロールすることで、制限通路26が目詰まり状態となった場合、例えば、制限通路26の中を液体が流れなくなるような高い周波数の振動(例えば、周波数20〜40Hzのアイドル振動から、周波数100〜200Hzの高周波振動)が入力した際の動ばね定数の上昇を抑えることができる。
したがって、本実施形態の防振装置10では、ゴム部46及び可動膜49による動ばね定数の低減効果に加え、さらに主液室36に面する可動板部44を振動させることによる動ばね定数の低減効果が加わることで、制限通路26が目詰まり状態となる高い周波の振動が入力したときの動ばね定数を効果的に低減して高い防振性能を得ることが出来る。
また、本実施形態の防振装置10では、制限通路26が目詰まり状態となる高い周波の振動が入力したときに、ゴム部46による動ばね定数の上昇抑制効果に加えて可動膜49による動ばね定数の上昇抑制効果が加わるので、可動板部44の役割分担を相対的に少なくしてアクチュエータ50の仕事量を減らすことができる。これによりアクチュエータ50の消費電力を低減することができ、燃費向上に寄与することも出来る。
また、本実施形態の防振装置10では、ブラケット82と外周板部42とで形成された密閉された空間内にアクチュエータ50が収納されているため、該空間内に外部から水、湿気等が侵入することが無く、湿気等によるアクチュエータの不具合の発生を防止することができ、アクチュエータ50の耐久性が確保される。
なお、エンジンからの熱を受けて防振装置10の温度が上昇し、上記空間内の空気が膨張する場合があるが、可動膜49が受圧室側へ変形することで空間内の圧力上昇が抑えられ、可動板部44、及びゴム部46に無用な圧力が掛からなくなるため、防振特性の悪化が抑えられ、また、可動板部44を支持しているゴム部46のヘタリが抑えられる。
更に、本実施形態の防振装置10では、外周板部42における開口41の径方向外側の空いたスペースに可動膜49を設け、該スペースを有効活用したので、制限通路26に面した外筒22、及び中間筒24といった部材に無理に可動膜49を設ける必要がない。仮に、外筒22、中間筒24といった部材に可動膜49を設けると、制限通路26の寸法が短くなる等の影響により、低周波振動入力時の防振特性に影響が及ぶ。
更に、本実施形態の防振装置10では、外周板部42、可動板部44、外周板部42と可動板部44とを連結しているゴム部46、可動膜49を形成しているゴム部46が一体となってユニット化されているので、組立工程が効率化され、また、防振装置10に使用するゴム種も最小限に抑えることができる。
また、本実施形態の防振装置10は、主液室36に面するようにゴム部46(外周板部42と可動板部44とを連結している部分)と、可動膜49とが設けられているため、可動板部44を支持しているゴム部46の剛性をアクティブ性能重視で設定でき、可動膜49の剛性はパッシブ性能重視で設定でき、アクティブ性能とパッシブ性能を両立することができる。
10 防振装置
12 取付部材(第1の取付部材)
16 ゴム弾性体(第1の弾性体)
22 外筒(第2の取付部材)
26 制限通路
36 主液室(受圧室)
38 副液室
41 開口
42 外周板部(仕切部材)
44 可動板部(可動板)
46 ゴム部(第2の弾性体)
47 可動膜形成用窓(孔)
49 可動膜
50 アクチュエータ
52 可動子
96 脚部材(第2の取付部材)

Claims (4)

  1. 振動発生部及び振動受部の一方に連結される第1の取付部材と、
    振動発生部及び振動受部の他方に連結される第2の取付部材と、
    前記第1の取付部材と前記第2の取付部材とを連結し、振動発生部からの振動入力により変形する第1の弾性体と、
    液体が封入されると共に前記第1の弾性体の変形により拡縮する受圧室と、
    一方の面が前記受圧室に面する可動板と、
    前記可動板の他方の面側に配置され前記可動板を加振するアクチュエータと、
    前記可動板を内側に配置するための開口を備え、前記アクチュエータと前記受圧室との間に配置される仕切部材と、
    前記開口と前記可動板とを連結し、前記可動板を前記仕切部材に対して弾性的に支持する第2の弾性体と、
    前記仕切部材に形成された孔を塞ぐように設けられ、一方の面が前記受圧室に面する可動膜と、
    を備えた防振装置。
  2. 前記可動膜が前記第2の弾性体の一部分で形成されている、請求項1に記載の防振装置。
  3. 前記アクチュエータは、前記仕切部材を隔壁の一部とした密閉された収納室に収納されている、請求項1または請求項2に記載の防振装置。
  4. 前記受圧室は、制限通路を介して副液室と連結されている、請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の防振装置。
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