JP2010270785A - 液封入式防振装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エンジン等の熱源やアクチュエータの発熱によってアクチュエータ収容空間の空気が膨張することに起因する特性変化を抑制する。
【解決手段】第1取付具10と第2取付具12を連結するゴム状弾性体からなる防振基体14と、防振基体との間で液体封入室18を形成する第1ダイヤフラム16と、第1ダイヤフラムを挟んで液体封入室18と反対側に配されたアクチュエータ20とを備えた液封入式防振装置において、アクチュエータ20の収容空間40を形成する椀状部材24の壁部24Bに可撓性のゴム状弾性膜からなる第2ダイヤフラム62を設けて、第2ダイヤフラムの撓み変形により、収容空間40内の空気の熱膨張による圧力の上昇を抑える。
【選択図】図1

Description

本発明は、液封入式防振装置に関するものである。
従来、例えば自動車のエンジンマウントとして用いられる防振装置において、液室の室壁の一部を加振板で形成するとともに、該加振板を電磁式アクチュエータで加振駆動するように構成した能動型液封入式防振装置が知られている(下記特許文献1,2参照)。能動型液封入式防振装置では、上記液室の圧力をアクチュエータを介して制御することにより、振動を相殺的に抑制したり、入力振動に応じてバネ特性を積極的に変更してマウントの低動バネ化を図るなどして優れた振動抑制効果を得ている。
特開2005−155899号公報 特開2007−85407号公報
このような電磁式アクチュエータを備えた液封入式防振装置において、アクチュエータへの異物の侵入を防止するためにアクチュエータ収容空間を密閉して形成した場合、エンジン等の熱源とアクチュエータの発熱によって、アクチュエータ収容空間の空気の膨張が起こる。このような場合に、特許文献1のようにアクチュエータ収容空間に面して液室の室壁の一部を構成するダイヤフラムが設けられていると、上記空気の熱膨張による圧力が該ダイヤフラムに加わることによって特性面に影響を与えてしまう。
そこで、本発明は、このような温度上昇に対する特性変化を抑制することができる液封入式防振装置を提供することを目的とする。
本発明に係る液封入式防振装置は、第1取付具と、筒状をなす第2取付具と、前記第1取付具と前記第2取付具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、前記第2取付具の軸方向において前記防振基体と対向した状態に設けられて前記第2取付具の内側に前記防振基体との間で液体封入室を形成する可撓性のゴム状弾性膜からなる第1ダイヤフラムと、前記第1ダイヤフラムを挟んで前記液体封入室と反対側に配されて可動軸が前記第1ダイヤフラムに連結されたアクチュエータと、を備えた液封入式防振装置において、前記第2取付具が、前記液体封入室を内部に持つ筒状部材と、前記アクチュエータを内部に収容する椀状部材とを備えてなり、前記アクチュエータの収容空間を形成する前記椀状部材の壁部に可撓性のゴム状弾性膜からなる第2ダイヤフラムが設けられたものである。
本発明によれば、アクチュエータ収容空間を形成する椀状部材の壁部の一部が、可撓性のゴム状弾性膜からなる第2ダイヤフラムで形成されたので、アクチュエータ収容空間の空気の熱膨張による圧力の上方を、第2ダイヤフラムが撓み変形することで緩和することができる。その結果、温度上昇に対する特性変化を抑制することができ、製品品質を向上することができる。
第1実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図 第1実施形態の液封入式防振装置の分解断面図 第2実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図 第2実施形態の液封入式防振装置の要部拡大断面図 第3実施形態に係る液封入式防振装置の縦断面図
(第1実施形態)
第1実施形態に係る液封入式防振装置について、図1及び2に基づいて説明する。この液封入式防振装置は、自動車のエンジンマウントとして組付けられる能動型液封入式防振装置である。
この液封入式防振装置は、エンジン側に取り付けられる上側の第1取付具10と、車体側のフレームに取り付けられる有底筒状をなす下側の第2取付具12と、両取付具10,12を連結するゴム弾性体からなる防振基体14と、第2取付具12の軸方向Xにおいて防振基体14と対向した状態に設けられた可撓性のゴム弾性膜からなる第1ダイヤフラム16と、第2取付具12の内側において防振基体14と第1ダイヤフラム16との間に形成された液体封入室18と、第1ダイヤフラム16を挟んで液体封入室18と反対側に配されたアクチュエータ20と、を備えて構成されている。
第1取付具10は、下端部に径方向外方側に張り出したフランジ部10Aを有したボス金具であり、第2取付具12の軸心上において第2取付具12の上部側に離間して配置されている。第1取付具10は、その上面にネジ穴10Bを有し、該ネジ穴10Bに不図示のボルトが螺合されることによりエンジン側のブラケット(不図示)に連結されるようになっている。
第2取付具12は、液体封入室18を内部に持つ円筒状で金属製の筒状部材22と、アクチュエータ20を内部に収容する有底円筒状で金属製の腕状部材24とからなる。第2取付具12は、筒状部材22の上端部外周面に外嵌する円筒状のブラケット26を介して車体側のフレーム(不図示)に連結されるように構成されている。該ブラケット26は、第1取付具10のフランジ部10Aを取り囲むことにより、その過大変位を制限するストッパ金具を兼ねている。
防振基体14は、下方ほど軸直角方向外方に広がる略傘状をなし、その上端部に第1取付具10の下部側が埋設された状態に加硫接着されている。また、防振基体14は、第2取付具12の上部開口部側に固着されており、詳細には、防振基体14の下端外周部が筒状部材22の上端部内周面の全周にわたって加硫接着されている。筒状部材22の内周面には、防振基体14から連なるゴム層28が設けられている。
防振基体14と第1ダイヤフラム16との間には、ゴム状弾性支持部30を介して第2取付具12側に連結された加振板32が設けられている。加振板32は、円板状をなす金属部材であり、第2取付具12の軸方向Xで防振基体14と対向して配置されている。ゴム状弾性支持部30は、加振板32の周りを取り囲む厚肉のリング板状をなしている。詳細には、第2取付具12の内周には、上記ゴム層28を介して、金属製の環状部材34が嵌着されており、ゴム状弾性支持部30は、その外周部が環状部材34の内周部に加硫接着されるとともに、内周部が加振板32の外周部に加硫接着されており、これにより、加振板32がゴム状弾性支持部30を介して第2取付具12に支持されている。
液体封入室18は、この加振板32により、防振基体14が室壁の一部をなす上側の主液室18Aと、第1ダイヤフラム16が室壁の一部をなす下側の副液室18Bとに仕切り構成されている。主液室18Aは、上記筒状部材22の内側において、防振基体14の下面と加振板32の上面との間に形成されており、副液室18Bは、筒状部材22の内側において、加振板18の下面と第1ダイヤフラム16の上面との間に形成されている。そして、両液室18A,18Bは、オリフィス通路36を介して互いに連通されている。
該オリフィス通路36は、環状のオリフィス部材38を、上記ゴム層28を介して、筒状部材22の内周面に嵌着することにより形成されている。オリフィス部材38は、アルミニウムや樹脂などの剛性材料からなり、外向きに開かれた凹溝を有する断面コの字状をなすオリフィス形成部38Aを備え、該凹溝によって筒状部材22の内周面との間に周方向に延びるオリフィス通路36を形成する。
第1ダイヤフラム16は、このオリフィス部材38の内周面に当該内周面間を塞ぐように設けられており、この例では、オリフィス部材38の内周面に加硫接着されている。
オリフィス部材38は、筒状部材22の開口端部(即ち、下端)22Aを越えて軸方向X外方(即ち、下方)に延設された筒状延設部38Bを有する。そして、この筒状延設部38Bに椀状部材24の開口端部(即ち、上端部)24Aが外嵌状態に固定されており、これにより、筒状部材22と椀状部材24とがオリフィス部材38を介して連結されている。詳細には、筒状延設部38Bは、その下端部に軸直角方向Y外方に向けてフランジ状に張り出し形成された凸状部38Cを全周に有し、これにより外周面に凹溝部38Dが凹み形成されている。椀状部材24の内側面には全周にわたってゴム層39が被覆形成されており、椀状部材24は、該ゴム層39を介して、凸状部38Cの外周面に外嵌固定されている。これにより、椀状部材24の内側にアクチュエータ収容空間40が外部から密閉された状態に設けられている。また、筒状部材22の開口端部22Aは、軸直角方向Y内向きに折曲形成され、椀状部材24の開口端部24Aも、同様に軸直角方向Y内向きに折曲形成されており、これらの折曲部が上記凹溝部38Dに入り込むことで、軸方向Xでの抜け止めがなされている。
アクチュエータ20は、加振板32を加振駆動して主液室18Aの圧力を制御するものであって、この例では鉄心可動形の電磁石式のリニアアクチュエータが用いられており、上記アクチュエータ収容空間40内に保持されている。アクチュエータ20は、椀状部材24内において第2取付具12側に固定して配された固定子42と、固定子42に対して往復動可能に支持されるとともに加振板32に連結されてこれを加振駆動する可動子としての可動軸44とを備えて構成されている。かかるアクチュエータ20自体は、上記特許文献1及び2に記載のものと同様の構成を持つものが用いることができる。
可動軸44は、第2取付具12の軸心に沿って(図の例では同軸に)縦姿勢に配されており、その先端部44Aが加振板32の中央部に垂直に結合されて、該加振板32を軸方向Xに加振するよう構成されている。詳細には、加振板32を第1ダイヤフラム16の内側に配置したことにより、可動軸44は、第1ダイヤフラム16を貫通した状態で第1ダイヤフラム16と結合された上で、その先端部44Aが加振板32に連結されている。可動軸44は、第1ダイヤフラム16に対する結合部としての軸部材44Bを軸心上に有し、第1ダイヤフラム16の中央部に一体に加硫接着された取付筒部材16Aが該軸部材44Bに外嵌することにより、可動軸44と第1ダイヤフラム16とが連結されている。軸部材44Bは、固定子42によって取り囲まれる下側の可動軸本体44Cの上端部にボルト46によって連結固定されている。
可動軸44の外周面には、電磁鋼板等の磁性金属よりなる多数の金属板を積層してなる可動子鉄心としての磁性材部48が固設されている。また、可動軸44は、上下一対の弾性支持材である板バネ50を介して、固定子42に対して、軸方向(上下方向)Xに往復動可能に、かつ軸方向Xに位置決めした状態に支持されている。
固定子42は、可動軸44の外周を同軸に取り囲む環状をなし、その中空部において可動軸44を軸方向Xに往復動可能に支持している。固定子42は、環状の磁性金属板を積層してなるヨーク52と、ヨーク52の中央部において磁性材部48を挟んで相対向するように両側より径方向内方に向かって突出する一対の磁極部54を有している。固定子42は、周方向の複数箇所において、ヨーク52を貫通するボルト55により、上記オリフィス部材38の筒状延設部38Bの下面に固定されている。また、椀状部材24の側壁部24Cの内周面に対し上記ゴム層39を介して外嵌保持されている。
上記一対の磁極部54の内端には、それぞれ、可動軸44の往復動方向(上下方向)に隣合った状態で並んで可動軸44に対向する上下一対の円弧板状をなす永久磁石56,58が、それらの磁極が互いにNS交互の異極をなすように、前記往復移動方向と直交する方向(左右方向)に磁極を並べて、かつ互いの磁極(N極とS極)の並びが逆になる状態に配設されている。また、該一対の磁極部54には、それぞれその周りにコイル60を巻回して、上記一対の永久磁石56,58を通る磁束を発生可能に構成してある。
これによりアクチュエータ20は、コイル60に正方向の電流が流れると、コイル60に発生する起磁力の向きと上側の永久磁石56の起磁力の向きとが同一となって、起磁力が強まる。一方、下側の永久磁石58の起磁力の向きとコイル60の起磁力の向きが反対になって、両者の起磁力が相殺されて弱まる。その結果、磁性材部48に上向きの力が作用して、可動軸44は上昇する。また、コイル60に逆方向の電流が流れると、前記とは反対に、磁性材部48に下向きの力が作用して、可動軸44は下降する。そのため、コイル60の電流の向きが正逆に交互に変わることで、可動軸44は上下に往復動する。
以上の構成を持つものにおいて、本実施形態のものでは、アクチュエータ収容空間40を形成する上記椀状部材24の壁部に、可撓性のゴム弾性膜からなる第2ダイヤフラム62が設けられている。第2ダイヤフラム62は、アクチュエータ収容空間40と外気との間を区画する隔壁であり、従って外気に面して形成されている。第2ダイヤフラム62は、この例では、椀状部材24の底壁部24Bにおいて、可動軸44の下方に相当する中央部に設けられている。詳細には、底壁部24Bの中央部に円形の開口部64を設けた上、この開口部64を塞ぐように第2ダイヤフラム62が設けられている。第2ダイヤフラム62は、椀状部材24に対して一体に加硫成形されており、上記ゴム層39から連続して設けられている。
第2ダイヤフラム62は、軸方向Xに波打った断面形状に形成されており、これにより、軸方向Xに撓み変形して、アクチュエータ収容空間40の体積を拡縮できるように構成されている。このような断面形状や肉厚、ゴム硬さなどを調整することにより、第2ダイヤフラム62は、液体封入室18を形成する上記第1ダイヤフラム16よりも撓み変形しやすく設定されている。
本実施形態のものでは、また、第2取付具12の筒状部材22には、液体封入室18に液体を注入するための注入孔66が設けられており、この注入孔66が封止部材としてのリベット68により閉塞されている。注入孔66は、主液室18Aに対して開口させて設けられており、筒状部材22の内周面を覆うゴム層28を貫通している。筒状部材22の外面側における注入孔66の周りには環状のシールゴム70が設けられており、このシールゴム70は上記ゴム層28から連なるゴムにより一体に設けられている。
本実施形態の液封入式防振装置を組み立てる際には、第1取付具10と第2取付具12の筒状部材22とを防振基体14の加硫成形により一体に連結した後、加振板32とオリフィス部材38とが第1ダイヤフラム16及び可動軸44の軸部材44Bを介して連結一体化された部材を、大気中において筒状部材22の内側に装入し、筒状部材22を絞り加工により縮径させることで、該部材を筒状部材22内に固定する。
次いで、注入孔66から液体を注入する。注入方法は、特に限定されないが、例えば、三方弁を介して一方が真空ポンプに接続され、他方が給液タンクに接続されたパイプを、注入孔66に装着し、まず、真空ポンプに接続して、液体封入室18となる空間を真空引きする。該空間を真空状態とした後、三方弁を切り替えて、給液タンクに接続することで、該空間内に水やアルキレングリコール等の液体を注入充填する。その後、注入孔66にリベット68を挿入して封止することにより、液体の充填された液体封入室18が形成される(図2参照)。
このようにして液体封入室18が形成されたマウント本体に対し、アクチュエータ20の固定子42をオリフィス部材38にボルト55で固定し、可動軸本体44Cをボルト46で軸部材44Bに固定することにより、アクチュエータ20が該マウント本体に組み付けられる。その後、アクチュエータ20に下方から椀状部材24を被せ、椀状部材24の側壁部24Cを絞り加工により縮径させることで、椀状部材24をオリフィス部材38に外嵌固定させる。更に、ブラケット26を上方から被せることにより、図1に示す液封入式防振装置が製造される。
以上よりなる本実施形態の液封入式防振装置であると、大振幅の低周波数振動が生じたときには、液体がオリフィス通路36を通って主液室18Aと副液室18Bとの間で流通することにより、その液体流動効果によって振動を減衰することができる。
微振幅の高周波振動が生じたときには、不図示の制御部による制御によって、アクチュエータ20のコイル60に正弦波交流を流すことにより可動軸44を上下動させて、これに連結された加振板32に対して正弦波曲線の振動を与え、これにより主液室18Aの圧力を制御する。例えば、エンジンからの振動によって第1取付具10が軸方向Xに振動したとき、この振動に同期させて、第1取付具10の下方への変位による主液室18Aの液圧上昇をいなすように加振板32を下方に変位させることで、車体側への振動伝達を低減することができる。
そして、特に本実施形態であると、アクチュエータ収容空間40を形成する椀状部材24の壁部に第2ダイヤフラム62を設定したので、振動源であるエンジンの熱やアクチュエータ20の発熱によって、アクチュエータ収容空間40の空気が膨張しようとしたとき、この空気の熱膨張による圧力の上方を、第2ダイヤフラム62が撓み変形することで緩和することができる。その結果、該圧力が第1ダイヤフラム16に作用することによる特性変化を抑制することができ、製品品質を向上することができる。
また、本実施形態では、第2ダイヤフラム62が第1ダイヤフラム16よりも撓み変形しやすく設定されているので、上記空気の熱膨張によるアクチュエータ収容空間40内の圧力上昇をより効果的に抑えることができる。
また、本実施形態であると、液封入式防振装置の組み立て時に、液体封入室18の内部空間を真空状態にし、液体を注入後にリベット68で封止するようにしたので、液体封入室18内への空気の混入を防止できるだけでなく、電機部品であるアクチュエータ20に液体がかかったり、異物が侵入したりするのを防止することができ、信頼性が向上するとともに、組み立て作業も容易である。
また、本実施形態であると、オリフィス部材38に筒状延設部38Bを設けて、該筒状延設部38Bに椀状部材24の開口端部24Aを外嵌固定することにより、筒状部材22と椀状部材24とをオリフィス部材38を介して連結している。そのため、アクチュエータ20を備えた複雑な液封入式防振装置を、かしめ加工することなく組み立てることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る液封入式防振装置について、図3及び4に基づいて説明する。この液封入式防振装置は、自動車のエンジンマウントとして組付けられる能動型液封入式防振装置であり、基本的な構造は第1実施形態と同様であり、以下相違点について説明する。
第2実施形態では、第2取付具12は、筒状部材22の下端の開口端部22Aと、椀状部材24の上端の開口端部24Aとを、かしめ部72でかしめ固定することにより、連結一体化されている。
第1ダイヤフラム16は、その外周部に、第2取付具12に固定されるリング状で金属製の取付部材74を有する。取付部材74は、軸方向Xに垂直なリング板部74Aと、該リング板部74Aの外周縁から軸方向X下方に折曲形成された折曲筒部74Bとを備えてなる。折曲筒部74Bの外周面には、ゴム状弾性体からなるシール材75が全周にわたって加硫接着により固設されている。シール材75は、第1ダイヤフラム16を加硫成形する際に同時に成形することができる。なお、第1ダイヤフラム16は、可動軸44の軸部材44Bの外周面に一体に加硫成形されている。
オリフィス通路36を形成するオリフィス部材38は、外向きに開かれた断面コの字状をなす環状部材であり、第1実施形態のような筒状延設部は設けられていない。オリフィス部材38は、加振板32の外周の環状部材34と第1ダイヤフラム16の外周の取付部材74との間で軸方向Xに挟持されている。
また、第2実施形態では、アクチュエータ20は、リング板状で金属製の保持板76により、椀状部材24内に吊り下げ状態に保持されている。保持板76は周方向の複数箇所に設けられた円柱状のスペーサー筒材78を介して、固定子42の上面に連結されている。固定子42は、ヨーク52を軸方向Xに貫通するボルト55により、スペーサー筒材78を介して保持板76に連結されている。
図4に示すように、第2取付具12の筒状部材22の開口端部(下端部)22Aは、軸直角方向外方Y1に張り出した第1フランジ部80と、第1フランジ部80の先端から軸方向外方(即ち、下方X1)に延出した嵌合筒部82とで構成されている。第1フランジ部80は全周にわたって鍔状に突出するリング板状をなしている。嵌合筒部82は、第1フランジ部80の外周端から全周にわたって下方X1に折曲形成された短円筒状部であり、その内側に上記取付部材74の折曲筒部74Bを嵌合保持するように構成されている。詳細には、取付部材74は、嵌合筒部82に対し、シール材75を介して嵌合した状態に圧入されている。
第2取付具12の椀状部材24の開口端部(上端部)24Aは、軸直角方向外方Y1に張り出した第2フランジ部84と、第2フランジ部84の先端から軸方向外方(即ち、上方X2)に延出したかしめ用筒部86とで構成されている。第2フランジ部84は全周にわたって鍔状に突出するリング板状をなしている。かしめ用筒部86は、第2フランジ部84の外周端から全周にわたって上方X2に立ち上げられた円筒状部であり、その内側に上記嵌合筒部82が嵌合するように構成されている。
上記取付部材74の折曲筒部74Bの内側にはリング状のシム88が配されている。シム88は、アクチュエータ20の軸方向Xにおける位置決めを行うスペーサ部材であり、その厚みは、折曲筒部74Bや嵌合筒部82の突出高さよりも大きく設定されている。
図4に示すように、これらの部材からなる上記かしめ部72は、次のように構成されている。すなわち、筒状部材22の嵌合筒部82の内側に第1ダイヤフラム16の折曲筒部74Bを嵌合保持し、該折曲筒部74Bの内側にシム88を配し、更に保持板76の外周端部76Aを椀状部材24の第2フランジ部84上に重合配置した状態で、椀状部材24のかしめ用筒部86により筒状部材22の開口端部22Aを包み込むようにかしめ固定することで、かしめ部72が形成され、これによって、筒状部材22と椀状部材24とが連結されている。
このようにして形成されたかしめ部72では、取付部材74が内嵌した筒状部材22の開口端部22Aと保持板76の外周端部76Aとの間にシム88が介在した状態で、これらの重ね合わせ部が、椀状部材24の第2フランジ部84と、軸直角方向内向きに折り曲げられたかしめ用筒部86の先端の折曲げ部86Aとの間で、軸方向Xに挟持されている。そのため、加振板32を備えた筒状部材22に対するアクチュエータ20の軸方向Xにおける位置決めが、シム88の板厚によってなされるように構成されている。
上記のように第2実施形態では、椀状部材24は筒状部材22にかしめ固定されるものであり、これによって、その内部のアクチュエータ収容空間40が密閉されるので、椀状部材24の内側面には、第1実施形態のようなゴム層は設けられていない。従って、椀状部材24の底壁部24Bに設けられた第2ダイヤフラム62は、単体で底壁部24Bの開口部64を塞ぐように加硫接着されている。
第2実施形態の液封入式防振装置は次のようにして製造される。まず、第1取付具10と筒状部材22と防振基体14とからなる加硫成形体に対して、予め組み立てられた加振板32とオリフィス部材38と第1ダイヤフラム16を、大気中で装入し、第1ダイヤフラム16の取付部材74を筒状部材22の嵌合筒部82に圧入保持させる。次いで、アクチュエータ20の可動軸本体44Cをボルト46を用いて第1ダイヤフラム16の軸部材44Bに固定して可動軸44を加振板32に連結するとともに、シム88を介してアクチュエータ20の保持板76の外周端部76Aを重ね合わせ、更に椀状部材24を下方から被せて、かしめ用筒部86により筒状部材22の開口端部22Aをかしめ固定する。このようにして各部材の組み立てが完了した後、第1実施形態と同様に真空引きによって、注入孔66から液体を注入し、注入後にリベット68で封止することにより、液体封入室18を備えた液封入式防振装置が得られる。
以上よりなる第2実施形態であると、アクチュエータ20を備えた複雑な液封入式防振装置を、単一のかしめ固定により組み立て可能であるため、工数の削減を図ることができる。また、アクチュエータ20の軸方向Xにおける位置決めを、第1ダイヤフラム16の取付部材74とアクチュエータ20の保持板76との間に介設したシム88により行うことができるので、固定子42に対する可動軸44の軸方向Xにおける位置決めを正確に行うことができる。その他の構成及び作用効果は、基本的に第1実施形態と同様であり、説明は省略する。
(第3実施形態)
図5は第3実施形態に係る液封入式防振装置を示したものである。第3実施形態は、液体封入室18内に液体を注入するための注入孔66の構成が上記第2実施形態とは異なる。即ちこの例では、注入孔66は、上側の第1取付具10に設けられている。詳細には、第1取付具10は、平板状をなしており、その中央部に注入孔66が設けられ、防振基体14には、注入孔66を主液室18Aに接続するための通路90が陥没形成されている。
このように注入孔66を第1取付具10に設けたことにより、第2取付具12に設けた第2実施形態に比べて、主液室18Aの軸方向Xでの高さを小さくすることができ、防振装置の小型化を図ることができる。その他の構成及び作用効果は、基本的に第2実施形態と同様であり、説明は省略する。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、第1ダイヤフラム16の内側に別途加振板32を設けたが、第1ダイヤフラム16に加振板32を一体に設けてこれをアクチュエータ20により加振駆動するように構成してもよい。また、アクチュエータ20として、鉄心可動形の電磁石式のリニアアクチュエータを用いたが、本発明はこれに限定されず、例えばソレノイド式など、種々のアクチュエータを用いることができる。その他、一々列挙しないが、本発明の趣旨を逸脱しない限り、種々の変更が可能である。
本発明は、エンジンマウントをはじめとする各種防振装置に利用することができ、例えば、サスペンションメンバと車体側のフレームとの間に設けられるマウントにも適用することができる。
10…第1取付具、12…第2取付具、14…防振基体、16…第1ダイヤフラム
18…液体封入室、18A…主液室、18B…副液室、20…アクチュエータ
22…筒状部材、22A…開口端部
24…椀状部材、24A…開口端部、24B底壁部
30…ゴム状弾性支持部、32…加振板
36…オリフィス通路、38…オリフィス部材、38B…筒状延設部
40…アクチュエータ収容空間、42…固定子、44…可動軸
62…第2ダイヤフラム、66…注入孔、68…リベット(封止部材)
74…取付部材、74A…リング板状部、74B…折曲筒部
76…保持板、76A…外周端部
80…第1フランジ部、82…嵌合筒部、84…第2フランジ部、86かしめ用筒部
88…シム
X…軸方向、X1…軸方向外方(下方)、X2…軸方向外方(上方)
Y1…軸直角方向外方、L…軸心

Claims (6)

  1. 第1取付具と、
    筒状をなす第2取付具と、
    前記第1取付具と前記第2取付具を連結するゴム状弾性体からなる防振基体と、
    前記第2取付具の軸方向において前記防振基体と対向した状態に設けられて前記第2取付具の内側に前記防振基体との間で液体封入室を形成する可撓性のゴム状弾性膜からなる第1ダイヤフラムと、
    前記第1ダイヤフラムを挟んで前記液体封入室と反対側に配されて可動軸が前記第1ダイヤフラムに連結されたアクチュエータと、
    を備えた液封入式防振装置において、
    前記第2取付具が、前記液体封入室を内部に持つ筒状部材と、前記アクチュエータを内部に収容する椀状部材とを備えてなり、前記アクチュエータの収容空間を形成する前記椀状部材の壁部に可撓性のゴム状弾性膜からなる第2ダイヤフラムが設けられた
    ことを特徴とする液封入式防振装置。
  2. 前記第2ダイヤフラムが前記第1ダイヤフラムよりも撓み変形しやすく設定された
    ことを特徴とする請求項1記載の液封入式防振装置。
  3. 前記第1取付具と前記第2取付具のいずれか一方に、前記液体封入室に液体を注入するための注入孔が設けられ、前記注入孔が封止部材により閉塞された
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の液封入式防振装置。
  4. 前記第2取付具が、前記筒状部材と前記椀状部材を、両者の開口端部同士でかしめ固定してなり、
    前記第1ダイヤフラムが、外周部に前記第2取付具に固定されるリング状の取付部材を有し、前記取付部材が、前記軸方向に垂直なリング板部と、前記リング板部の外周縁から軸方向に折曲形成された折曲筒部とを備えてなり、
    前記第2取付具の前記筒状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第1フランジ部と、前記第1フランジ部の先端から軸方向外方に延出して前記折曲筒部を内側に嵌合保持する嵌合筒部とからなり、
    前記第2取付具の前記椀状部材の開口端部が、軸直角方向外方に張り出した第2フランジ部と、前記第2フランジ部の先端から軸方向外方に延出したかしめ用筒部とからなり、
    前記嵌合筒部の内側に前記折曲筒部を嵌合保持し、前記折曲筒部の内側にリング状のシムを配し、更に前記アクチュエータを前記椀状部材内に吊り下げ状態に保持する保持板の外周端部を前記第2フランジ部上に重合配置した状態で、前記かしめ用筒部により前記筒状部材の開口端部を包み込むようにかしめ固定することで、前記アクチュエータの軸方向における位置決めが前記シムによってなされた
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の液封入式防振装置。
  5. 前記防振基体と前記第1ダイヤフラムの間において前記防振基体と前記軸方向に対向した状態にゴム状弾性支持部を介して前記第2取付具側に連結された加振板が設けられ、
    前記液体封入室が、前記加振板により、前記防振基体が室壁の一部をなす主液室と、前記第1ダイヤフラムが室壁の一部をなすとともにオリフィス通路を介して前記主液室と連通された副液室とに仕切り構成され、
    前記可動軸が、前記第1ダイヤフラムを貫通した状態で前記第1ダイヤフラムに結合されるとともに、前記加振板に連結されて前記加振板を前記軸方向に加振駆動するよう構成された
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液封入式防振装置。
  6. 前記筒状部材の内周面との間で前記オリフィス通路を形成する環状のオリフィス部材が前記筒状部材の内周面に嵌着され、前記オリフィス部材の内周面に当該内周面間を塞ぐように前記第1ダイヤフラムが設けられ、前記オリフィス部材は前記筒状部材の開口端部を越えて軸方向外方に延設され、このオリフィス部材の筒状延設部に前記アクチュエータの固定子が固定されるとともに、該筒状延設部に前記椀状部材の開口端部が外嵌状態に固定されることで前記筒状部材と前記椀状部材が前記オリフィス部材を介して連結された
    ことを特徴とする請求項5記載の液封入式防振装置。
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