JP2016111789A - リニアアクチュエータ及び防振装置 - Google Patents

リニアアクチュエータ及び防振装置 Download PDF

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小島 宏
Hiroshi Kojima
宏 小島
平田 勝弘
Katsuhiro Hirata
勝弘 平田
昇 新口
Noboru Niiguchi
昇 新口
文矢 北山
Fumiya Kitayama
文矢 北山
達郎 山田
Tatsuro Yamada
達郎 山田
小林 正嗣
Masatsugu Kobayashi
正嗣 小林
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Abstract

【課題】簡易な構成で、リニアアクチュエータの駆動時の推力の変動を抑制し、該推力を高精度に制御できるようにする。
【解決手段】リニアアクチュエータ100は、中央部に円穴部106A(穴部)が形成された回転部106(外側部)と、円穴部106A内に配置された可動部104(内側部)と、回転部106及び可動部104の一方を、円穴部106Aの軸方向回りに回転駆動するモータ102とを備える。円穴部106Aの内周部112A,113A及び可動部104の外周部111Aの一方には、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極が軸方向に2層形成される。軸方向に隣り合う2層の磁極は互いに異なる。円穴部106Aの内周部112A,113A及び可動部104の外周部111Aの他方には、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極が形成される。回転部106及び可動部104の他方は、軸方向へ相対移動可能であり、かつ軸方向回りの回転が制限される。
【選択図】図1

Description

本発明は、リニアアクチュエータ及び防振装置に関する。
一対の永久磁石の吸引力と反発力を利用した、モータ駆動のリニアオシレータが開示されている(特許文献1参照)。
特開2005−348469号公報
しかしながら、上記した従来例では、第1の磁石が変位するような振動発生時や、リニアオシレータの駆動時には、永久磁石間距離が変化するため、推力変動が大きくなると考えられる。更に従来例では、磁石により大きな負荷トルクがDCモータへ発生するため、必要なDCモータが大型化、高価格化するという課題があった。
本発明は、上記事実を考慮して、簡易な構成で、リニアアクチュエータの駆動時の推力の変動を抑制し、該推力を高精度に制御できるようにすることを目的とする。
請求項1に係るリニアアクチュエータは、中央部に穴部が形成された外側部と、前記穴部内に径方向に隙間を持って配置された内側部と、前記外側部及び前記内側部の一方を、前記穴部の軸方向回りに回転駆動するモータと、を備え、前記穴部の内周部及び前記内側部の外周部の一方に、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極が前記軸方向に2層形成されると共に、前記軸方向に隣り合う2層の前記磁極が互いに異なり、前記穴部の内周部及び前記内側部の外周部の他方に、周方向へ前記所定間隔で交互に異なる磁極が形成され、前記外側部及び前記内側部の他方は、前記穴部の軸方向へ相対移動可能であり、かつ前記軸方向回りの回転が制限されている。
このリニアアクチュエータでは、外側部の穴部及び内側部の外周部の一方に、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極が穴部の軸方向に2層形成され、軸方向に隣り合う2層の磁極が互いに異なっている。一方、外側部及び内側部の他方に、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極が形成されている。従って、外側部及び内側部の他方の磁極が、外側部及び内側部の一方の2層の磁極のうち一方の磁極と同極のとき、他方の磁極とは異極となる。つまり、外側部及び内側部の他方には、磁力の吸引力と反発力が同時に作用し、外側部及び内側部の他方が、外側部及び内側部の一方の2層の磁極のうち他方の磁極側へ移動する。
また、モータにより外側部及び内側部の一方が所定角度回転すると、外側部及び内側部の他方の磁極が、外側部及び内側部の一方の2層の磁極のうち一方の磁極と異極となり、他方の磁極とは同極となる。これにより、外側部及び内側部の他方には、磁力の吸引力と反発力が同時に作用し、外側部及び内側部の他方が一方の磁極側へ移動する。外側部及び内側部の他方は、穴部の軸方向回りの回転が制限されているので、外側部及び内側部の一方に供回りすることが抑制される。
そして、モータにより外側部及び内側部の一方を連続的に回転させると、外側部及び内側部の他方と対向する外側部及び内側部の一方の磁極が交互に切り替わり、外側部及び内側部の他方が穴部の軸方向へ往復振動(振動)する。これにより、外側部及び内側部の他方に正負の軸方向力(推力)が交互に発生する。また、内側部は外側部の穴部内に配置されており、外側部及び内側部の他方が穴部の軸方向に移動しても、穴部の径方向における、内側部の磁極と外側部の磁極との間の距離は変化しない。この結果、外側部及び内側部の他方の位置が変化しても、該外側部及び内側部の他方を通過する総磁力の変動は抑制される。
請求項2の発明は、請求項1に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記外側部及び前記内側部の他方の前記軸方向の移動範囲を制限する制限部を有する。
このリニアアクチュエータでは、制限部により、外側部の穴部からの内側部の離脱が抑制される。このため、外側部及び内側部の他方を安定的に振動させることができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載のリニアアクチュエータにおいて、前記軸方向における前記モータ側と反対側に設けられ、前記外側部及び前記内側部の他方に設けられる出力軸が挿通され、かつ前記モータの作動時に回転しない部位に固定された固定部材を有し、前記制限部は、一端が前記出力軸に当接し、他端が前記固定部材に当接し、前記外側部及び前記内側部の他方の前記軸方向の動きに対して反発力を生じさせるばね部材である。
このリニアアクチュエータでは、内側部の穴部に対する、外側部及び内側部の他方の軸方向の動きに対して、制限部としてのばね部材が反発力を生じさせる。従って、モータによる外側部及び内側部の一方の回転時に、内側部が外側部の穴部から離脱することがない。このため、外側部及び内側部の他方の推力を効率的、安定的に発生させることができる。
請求項4に係る防振装置は、振動発生部または振動受部の何れか一方に接続される第1の取付け部材と、振動発生部または振動受部の何れか他方に接続される第2の取付け部材と、前記第1の取付け部材と前記第2の取付け部材とを連結し、前記振動発生部からの振動入力に伴い変形する弾性体と、液体が封入されると共に、前記弾性体の変形により拡縮する液室と、一方の面が前記液室に面する可動板と、前記可動板の他方の面側に配置され、前記可動板を加振する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリニアアクチュエータと、を備える。
振動発生源である例えば自動車エンジンへ防振装置の第1の取付け部材を連結し、振動受部である例えば車体へ第2の取付け部材を連結すると、自動車エンジンは、第1の取付け部材、弾性体及び第2の取付け部材を介して車体に支持される。このとき、自動車エンジンの振動は、弾性体の内部摩擦に基づく抵抗により吸収される。
ここで、この防振装置では、液室に対して弾性体と可動板とが面しているため、弾性体及び可動板の剛性(面積、厚さ、硬さ等)を適切に設定することで、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動入力時に、弾性体及び可動板を振動させて、防振装置の動ばね定数の上昇を抑えることができる。即ち、この防振装置では、弾性体及び可動板の振動により、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動入力時におけるパッシブ性能を向上させることができる。
また、外側部及び内側部の他方の推力を高精度に制御できるリニアアクチュエータにより可動板を加振して、液室の液圧をコントロールすることで、動ばね定数を極小とすることができる。即ち、この防振装置では、可動板の振動により、アクティブ性能を得ることができる。
このように、この防振装置によれば、弾性体等による動ばね定数の上昇抑制効果と、可動板による動ばね定数の低減効果との相乗効果により、アイドル振動、及びこもり音となる高周波領域の振動を効果的に吸収することが可能となる。
請求項5に係る防振装置は、振動発生部または振動受部の何れか一方に接続される第1の取付け部材と、振動発生部または振動受部の何れか他方に接続される第2の取付け部材と、前記第1の取付け部材と前記第2の取付け部材とを連結し、前記振動発生部からの振動入力に伴い変形する弾性体と、前記外側部及び前記内側部の他方が、前記第1の取付け部材又は前記第2の取付け部材を加振する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリニアアクチュエータと、を備える。
振動発生源である例えば自動車エンジンへ防振装置の第1の取付け部材を連結し、振動受部である例えば車体へ第2の取付け部材を連結すると、自動車エンジンは、第1の取付け部材、弾性体及び第2の取付け部材を介して車体に支持される。このとき、自動車エンジンの振動は、弾性体の内部摩擦に基づく抵抗により吸収される。
ここで、この防振装置では、弾性体の剛性(面積、厚さ、硬さ等)を適切に設定することで、防振性能を向上させることができる。
また、リニアアクチュエータにより、第1の取付け部材又は第2の取付け部材を高精度に加振することで、アクティブ性能を得ることができる。
このように、この防振装置によれば、弾性体によるパッシブ性能と、リニアアクチュエータによるアクティブ性能との相乗効果により、アイドル振動、及びこもり音となる高周波領域の振動を効果的に吸収することが可能となる。
本発明に係るリニアアクチュエータ及び防振装置によれば、リニアアクチュエータの駆動時の推力の変動を抑制し、該推力を高精度に制御できる、という優れた効果が得られる。
本実施形態に係るリニアアクチュエータを示す部分破断斜視図である。 本実施形態に係るリニアアクチュエータを示す分解斜視図である。 第1の磁石が第2の磁石に吸引されると共に、第3の磁石と反発する状態を模式的に示す部分破断斜視図である。 第1の磁石が第3の磁石に吸引されると共に、第2の磁石と反発する状態を模式的に示す部分破断斜視図である。 回転部の負荷トルクが低減されることを模式的に示す部分破断斜視図である。 本実施形態に係る防振装置を示す断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。
[リニアアクチュエータ]
図1において、本実施形態に係るリニアアクチュエータ100は、モータ102と、内側部の一例たる可動部104と、外側部の一例たる回転部106と、制限部の一例たるばね部材108と、固定部材の一例たるケース118とを有している。
図2において、モータ102は、例えば電動モータ(直流モータ)であり、作動時に回転しない部位の一例たる本体部110から、回転軸114が突出している。この回転軸114は、例えばカップリング115を介して、回転部106と連結される。なお、このカップリング115を用いずにモータ102と回転部106とを連結するようにしてもよい。
図1,図2において、可動部104は、後述する回転部106の円穴部106A内に径方向に隙間Dを持って配置され、円穴部106Aの軸方向Aへ移動可能で軸方向A回りの回転が制限されている。可動部104には、外周部111Aに周方向へ所定間隔で交互に異なる1層の磁極S,Nが形成されている。具体的には、可動部104は、第1の磁石111と出力軸116とが組み合わされたものである。可動部104の中央部には、出力軸116が設けられている。第1の磁石111は、例えば円柱状に形成され、その中心に出力軸116の下端が取り付けられている。出力軸116は、リニアアクチュエータ100で生み出される可動部104の振動を、該リニアアクチュエータ100の外部に伝達するための部材であり、例えば円柱状とされている。出力軸116の軸方向Aは、第1の磁石111の径方向と直交している。出力軸116には、ばね部材108の一端が当接するフランジ116Aが設けられている。ばね部材108の一端は、フランジ116Aに係止されていてもよい。
第1の磁石111の外周部111Aは、回転部106の回転方向Rにおいて所定の角度毎に交互に異なる磁極S,Nを有する。ここで、所定の角度とは、例えば90°である。従って、磁極S,Nは、外周部111Aを周方向に4等分した90°の範囲に交互に配置されている。図3、図4に示されるように、外周部111Aの磁極Sに対し、その径方向内側は磁極Nとなっている。また、外周部111Aの磁極Nに対し、その径方向内側は磁極Sとなっている。なお、図3、図4では、出力軸116の図示を省略している。
図1から図4において、回転部106は、中央部に穴部の一例たる円穴部106Aが形成され、モータ102によって円穴部106Aの軸方向A回りに回転駆動される。円穴部106Aの内周部112A,113Aには、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極S,Nが軸方向Aに2層形成される。この軸方向Aに隣り合う2層の磁極S,Nは互いに異なる。具体的には、回転部106は、軸方向Aにおいて互いに結合されて一体化された第2の磁石112及び第3の磁石113を有する。第2の磁石112及び第3の磁石113は、例えば夫々互いに同一形状の円環状に形成されている。第2の磁石112の厚さ及び第3の磁石113の厚さは、何れも第1の磁石111と同等とされている。第3の磁石113は、第2の磁石112の上面側に接着等により結合されている。なお、第2の磁石112と第3の磁石113との結合は直接的なものに限られず、その間に非磁性体の薄板(図示せず)等が挟まれていてもよい。
円穴部106Aは、第2の磁石112及び第3の磁石113の中央部に例えば貫通して形成され、平面形状が円形となっている。円穴部106A内には、第1の磁石111が径方向に隙間D(図3、図4)を持って配置されている。具体的には、第1の磁石111は、円穴部106A内に差し込まれている。円穴部106Aの径方向における隙間Dの大きさは、例えば0.3mmである。第2の磁石112及び第3の磁石113における円穴部106Aの内周部112A,113Aは、回転部106の回転方向Rにおいて所定の角度毎に交互に異なる磁極S,Nを有する。ここで、所定の角度とは、例えば90°である。これは、第1の磁石111における磁極S,Nの配置についての所定の角度(90°)に対応している。
第2の磁石112において、磁極S,Nは、内周部112Aを周方向に4等分した90°の範囲に交互に配置されている。換言すれば、磁極S,Nは、内周部112Aに2箇所ずつ配置されている。内周部112Aの磁極Sに対し、その径方向外側の外周部112Bは磁極Nとなっている。また、内周部112Aの磁極Nに対し、外周部112Bは磁極Sとなっている。一方、第3の磁石113においても、磁極S,Nは、内周部113Aを周方向に4等分した90°の範囲に交互に配置されている。換言すれば、磁極S,Nは、内周部113Aに2箇所ずつ配置されている。内周部113Aの磁極Sに対し、外周部113Bは磁極Nとなっている。また、内周部113Aの磁極Nに対し、その径方向外側の外周部113Bは磁極Sとなっている。
なお、何れの所定の角度も、90°に限られず、例えば180°、45°、30°等であってもよい。また、第1の磁石111における所定の角度と、第2の磁石112及び第3の磁石113における所定の角度とは、夫々一定でなくてもよく、リニアアクチュエータ100の作動上問題がなければ、各磁極が配置される角度範囲が若干異なっていてもよい。
更に、図3、図4に示されるように、円穴部106Aの内周部112A,113Aにおいては、互いに異なる磁極S,Nが軸方向Aに夫々隣り合っている。具体的には、第2の磁石112の内周部112Aが磁極Sの場合、軸方向Aにおいて該内周部112Aに隣り合う第3の磁石113の内周部113Aは、磁極Nとなっている。逆に、第2の磁石112の内周部112Aが磁極Nの場合、軸方向Aにおいて該内周部112Aに隣り合う第3の磁石113の内周部113Aは、磁極Sとなっている。
第2の磁石112の下面側には、例えば円盤状の非磁性体部材120が接着等により結合されている。非磁性体部材120の外径は、第2の磁石112及び第3の磁石113の外径と同等となっている。図2、図5に示されるように、非磁性体部材120の下面側の中心には、軸部122が設けられている。この軸部122は、カップリング115を介して、モータ102の回転軸114と連結される。回転部106は、モータ102により、軸方向Aを中心として回転駆動されて、可動部104に対して相対回転するようになっている。なお、非磁性体部材120と第1の磁石111との接触を抑制するために、非磁性体部材120の上面に、円穴部106Aと同等の直径を有する凹部を形成したり、非磁性体部材120に円穴部106Aと同等の直径を有する貫通孔を形成したりしてもよい(図示せず)。
ばね部材108は、可動部104の軸方向Aの移動範囲を例えば円穴部106Aの範囲内に制限する部材である。ばね部材108は、一端が出力軸116の例えばフランジ116Aに当接し、他端がケース118に当接している。そして、ばね部材108は、可動部104の軸方向Aの動きに対して反発力を生じさせるようになっている。なお、可動部104の軸方向A回りの回転を制限するために、可動部104にストッパを形成してもよい(図示せず)。可動部104が軸方向A回りに回転した際にストッパがケース118の内部に接触する構成とすることで、可動部104の軸方向A回りの回転を制限できる。例えば、内面が軸方向視で矩形状のケース内に可動部104を配置し、軸方向視で矩形状のストッパをケース内面と離間するように可動部104に形成することで、可動部104の軸方向A回りの回転を制限する構成とすることができる。
ケース118は、回転部106の軸方向Aにおけるモータ102側と反対側に設けられ、出力軸116が挿通され、かつモータ102の作動時に回転しない部位に固定されている。一例として、ケース118は、筒状部126と、底部128と、フランジ部130とを有している。筒状部126は、可動部104及び回転部106の大部分を収納する部位であり、モータ102の本体部110に例えば嵌合している。筒状部126がモータ102を完全に覆う構成であってもよい。底部128には、可動部104の出力軸116が挿通される貫通孔128Aが形成されている。底部128は、後述する防振装置10にリニアアクチュエータ100を搭載する際に取付けブラケットとして機能するようになっている。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図3において、本実施形態に係るリニアアクチュエータ100では、回転部106の円穴部106Aの内周部112A,113Aに、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極S,Nが円穴部106Aの軸方向Aに2層形成され、軸方向Aに隣り合う2層の磁極が互いに異なっている。従って、可動部104の磁極S,Nが回転部106の2層の磁極S,Nのうち一方の磁極S,Nと夫々同極のとき、他方の磁極S,Nとは夫々異極となる。つまり、可動部104には、磁力の吸引力と反発力が矢印L方向に同時に作用し、可動部104が出力軸116と共に他方の磁極(第2の磁石112)側へ移動する。これにより、回転部106からの出力軸116(図1)の延び出し量が減少する。
図4に示されるように、モータ102により回転部106が図3の状態から90°回転すると、可動部104の磁極S,Nが回転部106の2層の磁極S,Nのうち一方の磁極S,Nと夫々異極となり、他方の磁極S,Nとは夫々同極となる。これにより、可動部104には、磁力の吸引力と反発力が同時に矢印U方向に作用し、可動部104が一方の磁極S,N(第3の磁石113)側へ移動する。これにより、回転部106からの出力軸116(図1)の延び出し量が増加する。
そして、モータ102により回転部106を連続的に回転させると、可動部104と対向する回転部106の磁極S,Nが交互に切り替わり、可動部104が出力軸116と共に、円穴部106Aの軸方向Aへ往復振動(振動)する。これにより、出力軸116に正負の軸方向力(推力)が交互に発生する。
可動部104は回転部106の円穴部106A内に配置されており、可動部104が円穴部106Aの軸方向Aに移動しても、円穴部106Aの径方向における、可動部104の磁極S,Nと回転部106の磁極S,Nとの間の距離は変化しない。この結果、可動部104の位置が変化しても、該可動部104を通過する総磁力の変動は抑制される。このため、リニアアクチュエータ100の駆動時の推力の変動を抑制し、該推力を高精度に制御することができる。
また、リニアアクチュエータ100では、制限部としてのばね部材108が、可動部104の軸方向Aの動きに対して反発力を生じさせる。このばね部材108により、出力軸116の軸方向Aにおける可動部104の移動範囲が、回転部106における円穴部106Aの範囲内に制限される。従って、モータ102による回転部106の回転時に、可動部104の第1の磁石111が回転部106の円穴部106Aから離脱することがない。また、可動部104の軸方向A回りの回転を制限するために、可動部104にストッパを形成した場合、可動部104の軸方向A回りの回転が制限されるため、可動部104が回転部106に供回りすることが抑制される。このため、可動部104の推力を効率的、安定的に発生させることができ、可動部104を安定的に振動させることができる。
更に、回転部106の円穴部106A内に可動部104が配置されており、可動部104が出力軸116の軸方向Aに移動して、第1の磁石111の軸方向位置が変化しても、円穴部106Aの径方向における、可動部104の磁極S,Nと回転部106の磁極S,Nとの間の距離は変化しない。この距離は、具体的には、第1の磁石111と、第2の磁石112又は第3の磁石113との間の距離である。この結果、可動部104の軸方向位置が変化しても、第1の磁石111を通過する総磁力の変動は抑制される。このため、リニアアクチュエータ100の駆動時の推力の変動を抑制し、該推力を高精度に制御することができる。
また、図5に示されるように、3つの磁石の磁極関係により第2の磁石112で発生する負荷トルクT2と第3の磁石113で発生する負荷トルクT3が逆となる。第2の磁石112と第3の磁石113は互いに結合されて一体化された回転部106となっているため、第2の磁石112の負荷トルクT2と、第3の磁石113の負荷トルクT3とが打ち消し合う。これより、回転部106の全体としての負荷トルクは低減される。
更に、モータ102として直流モータを用いることにより、リニアアクチュエータ100の小型化、低価格化を図ることができる。また、負荷トルク低減により、小型化および低価格化を図ることが可能となる。
また、リニアアクチュエータ100は、可動部104の第1磁石111を、回転部106の円穴部106Aに差し込む構造であるため、組立が容易であり、可動部104と回転部106との接触も抑制される。
[防振装置]
図6において、本実施形態に係る防振装置10は、例えば、自動車における振動発生部の一例たるエンジンを、振動受部の一例たる車体へ支持するエンジンマウントとして適用されるものである。なお、図6の符号CLは防振装置10の軸心を示し、この軸心に沿った方向は、リニアアクチュエータ100における出力軸116の軸方向Aと一致している。この防振装置10は、第1の取付け部材12と、第2の取付け部材20と、弾性体の一例たるゴム弾性体16と、液室の一例たる主液室36及び副液室38と、可動板49,50と、リニアアクチュエータ100とを有している。
第1の取付け部材12は、振動発生部または振動受部の何れか一方、例えばエンジン側に接続される。第2の取付け部材20は、振動発生部(図示せず)または振動受部(図示せず)の何れか他方、例えば車体側に接続される。
第2の取付け部材20は、外筒22、及び、中間筒24を含んで構成されている。外筒22は、略円筒形状の円筒部22A、円筒部22Aの一端から径方向外側に延出されたフランジ部22B、及び、円筒部22Aの他端側で中間筒24の端部や後述する封止板40などを加締めて固定するカシメ部22Cを有している。中間筒24は、円筒部22Aよりも小径の略円筒形状とされ、外筒22の径方向内側に同軸的に配置されている。中間筒24の一端側は、僅かに径方向外側へ湾曲した湾曲部24Aとされ、他端側は、径方向外側に段付きで屈曲された段付フランジ部24Bとされている。外筒22のフランジ部22Bには、リバウンドストッパ金具13との連結用のボルト穴22Hが穿孔されている。リバウンドストッパ金具13は、略U字状に湾曲された頂部の内側にゴム材13Aが配置されており、取付部13Bでボルト13Cにより第2の取付け部材20へ固定されている。リバウンドストッパ金具13は、防振装置10の上部外側を囲むように配置されている。
第2の取付け部材20は、後述する脚部材96を介して、振動受部としての車体(不図示)に連結される。
第1の取付け部材12は、外径が第2の取付け部材20の内径よりも小径の略円柱状とされ、第2の取付け部材20と同軸的に、かつ、第2の取付け部材20よりも外側に突出して配置されている。第1の取付け部材12の第2の取付け部材20側は、先端に向かって小径となるような略テーパー形状とされている。第1の取付け部材12は、不図示の取付部によってエンジン(不図示)と連結されている。
ゴム弾性体16は、第1の取付け部材12と第2の取付け部材20とを連結し、エンジン側からの振動入力に伴い変形する部材である。このゴム弾性体16は、第1の取付け部材12の小径側先端外周に加硫接着されると共に、中間筒24の湾曲部24A側の内周に湾曲部24Aの外周側をも覆うように加硫接着されており、第1の取付け部材12と中間筒24とを弾性的に連結している。ゴム弾性体16の下面(第2の取付け部材20側の面)には、凹部16Aが構成されている。ゴム弾性体16には、第1の取付け部材12の外周面を覆う薄肉の上部膜17が一体的に構成されている。また、ゴム弾性体16には、中間筒24の段付フランジ部24B側に延びて中間筒24の内周部を覆う薄肉の下部膜18が一体的に構成されている。
外筒22の円筒部22Aの内側には、ダイアフラム30が加硫接着されている。ダイアフラム30は、薄肉のゴム膜で構成されており、略円筒形状とされている。ダイアフラム30の円筒の一端は、径方向内側へ湾曲して縮径されリング34に加硫接着されている。リング34は、上部膜17を介して第1の取付け部材12に外嵌されている。ダイアフラム30の円筒の他端は、外筒22のカシメ部22C側へ延出され、円筒部22Aの内周部を覆う被覆膜32を構成している。
主液室36及び副液室38は、液体が封入され、ゴム弾性体16の変形により拡縮する部位である。具体的には、第2の取付け部材20の第1の取付け部材12と逆側には、封止板40が配置されている。受圧室としての主液室36は、ゴム弾性体16の凹部16A、中間筒24、及び封止板40により囲まれて構成されている。副液室38は、ゴム弾性体16とダイアフラム30の間に環状に構成されている。主液室36の外周側である外筒22と中間筒24との間には、制限通路26が構成されている。制限通路26は、一端が主液室36と連通され、他端が副液室38と連通されており、制限通路26によって、主液室36と副液室38とが連通されている。主液室36、副液室38、及び制限通路26には、液体が充填されている。
エンジンに連結された第1の取付け部材12側から軸方向Aの振動が入力されると、ゴム弾性体16が弾性変形し、この弾性変形に伴って主液室36の内容積が拡縮する。これにより、エンジンから入力される振動のうち比較的低い周波数域の振動、例えばシェイク振動等の入力時には、主液室36と副液室38との圧力差により主液室36内に封入された液体と副液室38内に封入された液体が制限通路26を通して相互に流通し、制限通路26内での液柱共振作用などにより、制振効果及び防振効果を得ることができる。制限通路26は、その路長や断面積が、エンジンシェイク等の低周波大振幅振動の周波数域で制振効果が有効に発揮されるように設定されている。
封止板40は、全体的に略円板状とされ、中央に円形の開口41が形成された環状の外周板部42と、開口41の内部に配置される可動板部44と、環状のゴム部46とを含んで構成されている。環状のゴム部46は、外周板部42と可動板部44とを連結しており、可動板部44は、ゴム部46により、外周板部42に弾性的に支持されている。外周板部42は外周端が下側に屈曲され、中間筒24の段付フランジ部24B等と共に加締められ、第2の取付け部材20に固定されている。また、外周板部42は、開口41を構成する内周端が円筒形状となるように上側に屈曲されている。なお、本実施形態の外周板部42は、金属板からなるプレス成形品である。
外周板部42における開口41の径方向外側には、可動板形成用窓47が形成されている。可動板形成用窓47は、円弧形状の長孔とされ、その曲率半径の中心が、外周板部42の中心(軸心CL)と一致している。本実施形態では、例えば3個の可動板形成用窓47が、開口41を取り囲むように配置されている。ゴム部46は、開口41から半径方向外側へ、外周板部42の上面、及び下面に沿って加硫接着されると共に可動板形成用窓47を閉塞しており、可動板形成用窓47を閉塞している部分が、主液室36の液圧の変化により弾性変形する可動板49として構成されている。
可動板50は、封止板40における開口41の内側に位置するゴム部46と、可動板部44とを有している。可動板部44の中央部分には、後述するリニアアクチュエータ100の出力軸116が挿入されている。可動板部44の外周端は、上側に屈曲されている。
可動板49,50は、一方の面が主液室36に面している。封止板40の主液室36と逆側には、リニアアクチュエータ100が配置されている。リニアアクチュエータ100は、可動板50の他方の面側に配置され、該可動板50を加振するように構成されている。
(作用)
防振装置10は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。この防振装置10は、例えば自動車エンジンの振動の防振に使用される。この場合、自動車エンジンは、自動車の車体に、複数の防振装置10により支持される。具体的には、振動発生源である例えば自動車エンジンへ防振装置10の第1の取付け部材12を連結し、振動受部である例えば車体へ第2の取付け部材20を連結する。すると、自動車エンジンは、第1の取付け部材12、ゴム弾性体16及び第2の取付け部材20を介して車体に支持される。このとき、自動車エンジンの振動は、ゴム弾性体16の内部摩擦に基づく抵抗により吸収される。
エンジンシェイクのような比較的周波数の低い振動(例えば、周波数10〜15Hz)が入力された際には、その振動はゴム弾性体16へ伝わり、これによってゴム弾性体16が弾性変形して主液室36が拡縮し、内部の液体が制限通路26を介して主液室36と副液室38との間を行き来し、内部の液体が制限通路26を行き来する際の通過抵抗または液柱共振により振動が吸収される。
ゴム部46及び可動板49を備えた防振装置は、一例として周波数10〜15Hzのエンジンシェイク、乗り心地領域よりも高い周波数域(アイドル〜こもり音:例えば、周波数20〜100Hz未満。)において、ゴム部46及び可動板49が設けられていない場合、及びゴム部46が設けられ可動板49が設けられていない場合よりも動ばね定数を下げることが可能となっている。なお、ゴム部46及び可動板49の剛性等を調整することで、高周波領域の一部分(高周波領域の中でもこもり音に近い周波数の低い側)における動ばね定数の上昇を抑えることも可能である。
ここで、この防振装置10では、主液室36に対してゴム部46と可動板49とが面しているため、ゴム部46及び可動板49の剛性(面積、厚さ、硬さ等)を適切に設定することで、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動入力時に、ゴム部46及び可動板49を振動させて、防振装置10の動ばね定数の上昇を抑えることができる。即ち、この防振装置10では、ゴム部46及び可動板49の振動により、アイドル振動、及びこもり音となる周波数領域の振動入力時におけるパッシブ性能を向上させることができる。
振動の周波数が、例えば、周波数20〜40Hzのアイドル振動から、周波数100〜200Hzの高い周波数の振動へと上昇すると、制限通路26が目詰まり状態となる。そうすると、主液室36の液圧が上昇し、防振装置10の動ばね定数が上昇して防振性能が低下する。この場合、出力軸116の推力を高精度に制御できるリニアアクチュエータ100により、車体への振動伝達力を零とする方向に可動板50を振動させて主液室36の液圧をコントロールすることで、動ばね定数の上昇を抑えることができる。即ち、防振装置10では、可動板50の振動により、アクティブ性能を得ることができる。
従って、本実施形態の防振装置10では、ゴム部46及び可動板49による動ばね定数の上昇抑制効果と、可動板50による動ばね定数の低減効果との相乗効果により、アイドル振動、及びこもり音となる高い周波数領域の振動を効果的に吸収することが可能となる。
なお、エンジンからの熱を受けて防振装置10の温度が上昇し、上記空間内の空気が膨張する場合があるが、可動板49が主液室36側へ変形することで空間内の圧力上昇が抑えられ、可動板部44、及びゴム部46に無用な圧力が掛からなくなるため、防振特性の悪化が抑えられ、また、可動板部44を支持しているゴム部46のへたりが抑えられる。
更に、本実施形態の防振装置10では、外周板部42における開口41の径方向外側の空いたスペースに可動板49を設け、該スペースを有効活用したので、制限通路26に面した外筒22、及び中間筒24といった部材に無理に可動板49を設ける必要がない。仮に、外筒22、中間筒24といった部材に可動板49を設けると、制限通路26の寸法が短くなる等の影響により、低周波振動入力時の防振特性に影響が及ぶ。
更に、本実施形態の防振装置10では、外周板部42、可動板部44、外周板部42と可動板部44とを連結しているゴム部46と、可動板49を形成しているゴム部46とが一体となってユニット化されているので、組立工程が効率化され、また、防振装置10に使用するゴム種も最小限に抑えることができる。
また、本実施形態の防振装置10は、主液室36に面するようにゴム部46(外周板部42と可動板部44とを連結している部分)と、可動板49とが設けられているため、可動板部44を支持しているゴム部46(可動板50)の剛性をアクティブ性能重視で設定でき、可動板49の剛性をパッシブ性能重視で設定できる。このため、パッシブ性能とアクティブ性能を両立することができる。
なお、リニアアクチュエータ100は、上記した液室(主液室36、副液室38)及び可動板49,50を有しない防振装置(図示せず)にも適用可能である。この場合、リニアアクチュエータ100の可動部104は、第1の取付け部材12又は第2の取付け部材20を加振するように構成される。この防振装置によれば、ゴム弾性体16によるパッシブ性能と、リニアアクチュエータ100によるアクティブ性能との相乗効果により、アイドル振動、及びこもり音となる高周波領域の振動を効果的に吸収することができる。
[他の実施形態]
以上、本発明の実施形態の一例について説明したが、本発明の実施形態は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
例えば、モータ102は、回転を制御可能な駆動源一般を含むものである。このモータ102は、電動モータ(直流モータ)に限られず、油圧モータ、空圧モータ等の圧力モータであってもよい。また、モータ102の回転軸114が、回転部106における第2の磁石112の中心に連結されているものとしたが、これに限られず、モータ102の回転軸114と回転部106との間に、歯車列等の動力伝達機構が介在していてもよい。つまり、モータ102の回転軸114と、回転部106とが、同軸上に配置されていなくてもよい。
回転部106の円穴部106Aが、第2の磁石112及び第3の磁石113を貫通しているものとしたが、可動部104のストロークが確保でき、可動部104と回転部106の接触が抑制される構成であればよい。従って、円穴部106Aが第2の磁石112及び第3の磁石113の少なくとも一方を貫通しない構成であってもよい。また、回転部106が、軸方向Aにおいて互いに結合されて一体化された第2の磁石112及び第3の磁石113を有するものとしたが、回転部106が全体的に磁石で構成されている必要はない。例えば非磁性体の中央部に円穴部を形成し、該円穴部の内周部に磁石を貼り付けてもよい。
穴部の一例として、平面形状が円形の円穴部106Aを挙げたが、穴部の平面形状は円形に限られず、可動部104を振動させることができる構成であれば、楕円形、多角形、円弧と直線を組合せたもの等であってもよい。
可動部104の中央部に出力軸116が設けられるものとしたが、出力軸116を可動部104と別部材とし、リニアアクチュエータ100の使用時に出力軸116を可動部104に結合する構成であってもよい。
制限部の一例としてばね部材108を挙げたが、制限部はこれに限られない。固定部材の一例としてケース118を挙げたが、固定部材はこれに限られない。
回転部106の内周部112A,113Aに2層の磁極S,Nが形成され、可動部104の外周部111Aに1層の磁極S,Nが形成されるものとしたが、磁極S,Nの配置はこれに限られない。例えば、可動部104の外周部に2層の磁極S,Nが形成され、回転部106の内周部に1層の磁極S,Nが形成されていてもよい(図示せず)。
外側部が回転部106で、内側部が可動部104であるものとしたが、逆に外側部が可動部で、内側部が回転部であってもよい。この場合、外側部に出力軸を設けることができる(図示せず)。
10…防振装置、12…第1の取付け部材、16…ゴム弾性体(弾性体)、20…第2の取付け部材、36…主液室(液室)、38…副液室(液室)、50…可動板、100…リニアアクチュエータ、102…モータ、104…可動部(内側部)、106…回転部(外側部)、106A…円穴部(穴部)、108…ばね部材(制限部)、111A…外周部、112A…内周部、113A…内周部、116…出力軸、118…ケース(固定部材)、A…出力軸の軸方向、D…隙間、N…磁極、S…磁極

Claims (5)

  1. 中央部に穴部が形成された外側部と、
    前記穴部内に径方向に隙間を持って配置された内側部と、
    前記外側部及び前記内側部の一方を、前記穴部の軸方向回りに回転駆動するモータと、
    を備え、
    前記穴部の内周部及び前記内側部の外周部の一方に、周方向へ所定間隔で交互に異なる磁極が前記軸方向に2層形成されると共に、前記軸方向に隣り合う2層の前記磁極が互いに異なり、
    前記穴部の内周部及び前記内側部の外周部の他方に、周方向へ前記所定間隔で交互に異なる磁極が形成され、
    前記外側部及び前記内側部の他方は、前記軸方向へ相対移動可能であり、かつ前記軸方向回りの回転が制限されているリニアアクチュエータ。
  2. 前記外側部及び前記内側部の他方の前記軸方向の移動範囲を制限する制限部を有する請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記軸方向における前記モータ側と反対側に設けられ、前記外側部及び前記内側部の他方に設けられる出力軸が挿通され、かつ前記モータの作動時に回転しない部位に固定された固定部材を有し、
    前記制限部は、一端が前記出力軸に当接し、他端が前記固定部材に当接し、前記外側部及び前記内側部の他方の前記軸方向の動きに対して反発力を生じさせるばね部材である請求項2に記載のリニアアクチュエータ。
  4. 振動発生部または振動受部の何れか一方に接続される第1の取付け部材と、
    振動発生部または振動受部の何れか他方に接続される第2の取付け部材と、
    前記第1の取付け部材と前記第2の取付け部材とを連結し、前記振動発生部からの振動入力に伴い変形する弾性体と、
    液体が封入されると共に、前記弾性体の変形により拡縮する液室と、
    一方の面が前記液室に面する可動板と、
    前記可動板の他方の面側に配置され、前記可動板を加振する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリニアアクチュエータと、
    を備える防振装置。
  5. 振動発生部または振動受部の何れか一方に接続される第1の取付け部材と、
    振動発生部または振動受部の何れか他方に接続される第2の取付け部材と、
    前記第1の取付け部材と前記第2の取付け部材とを連結し、前記振動発生部からの振動入力に伴い変形する弾性体と、
    前記外側部及び前記内側部の他方が、前記第1の取付け部材又は前記第2の取付け部材を加振する請求項1〜請求項3の何れか1項に記載のリニアアクチュエータと、
    を備える防振装置。
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