JP2008184796A - 勾配屋根の緑化構造 - Google Patents

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充朗 藤家
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Seiji Tanigawa
清次 谷川
Hiroomi Tanaka
弘臣 田中
Akihiro Hata
明宏 畑
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Abstract

【課題】意匠性の向上を図ることができ、植物の生育も良好で、しかも施工性にも優れた勾配屋根の緑化構造を提供する。
【解決手段】この緑化構造は、勾配屋根の屋根下地面1上に、複数の緑化用下地板2・・を並設して、これら緑化用下地板2・・上に設置した複数の植栽基盤30・・に植物50を植え付けたものであって、植栽基盤群90の棟側端部91、軒側端部92、けらば側端部93、壁当たり側端部等の各端部を、勾配屋根に取り付けた枠部材60、70、80の内側に夫々入り込ませて覆い隠すようにしている。枠部材60、70、80としては、瓦屋根において使用する枠部材と同じ仕様のものを用いている。
【選択図】図12

Description

この発明は、戸建て住宅等の勾配屋根を芝生等の植物によって緑化するための緑化構造に関する。
近年、都市部においては、街並みの景観向上、大気汚染やヒートアイランド現象の緩和等を目的として、建物の緑化対策が進められている。この建物の緑化対策としては、建物の屋上面において植物を植栽した屋上緑化、建物の外壁面において植物を植栽した壁面緑化が一般的であり、また戸建て住宅の勾配屋根において植物を植栽する勾配屋根緑化も見受けられる。
勾配屋根の緑化構造としては、例えば、特許文献1に開示されているように、植栽基盤の滑りを防止するアングルを備えた複数の緑化用下地板を、屋根下地面に順次並設して、それら緑化用下地板上に載せた植栽基盤に植物を植え付けるようにしたものが提案されている。また、特許文献2に開示されているように、桁行方向に沿った複数のアングル及びけらば端部に沿ったアングルを屋根下地面に立設して、これらアングルによって囲まれた屋根下地面上の空間に配置した植栽基盤に植物を植え付けるようにしたものも提案されている。
特開2004−150139号公報 特開平8−13713号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているような勾配屋根の緑化構造においては、植栽基盤群のけらば側端部が露出した状態となっていて、また植栽基盤群の軒側端部においても、その端面のみが薄肉のアングルによって覆われているだけに過ぎず、これら端部の見栄えが悪くなっていて、勾配屋根全体としての意匠性が損なわれていた。しかも、植栽基盤群の各端部においては、乾燥し易く、しかも植え付けた植物が十分に根を生やすことができないことから、植物が枯れ易くなるといった問題もあった。
特許文献2に開示されているような勾配屋根の緑化構造の場合も同様に、植栽基盤群の軒側端部及びけらば側端部において、それら端面のみが薄肉のアングルによって覆われているだけに過ぎず、勾配屋根全体としての意匠性に乏しく、植栽基盤上の植物の生育にも問題があった。
この発明は、上記不具合を解決するため、意匠性の向上を図ることができ、植物の生育も良好で、しかも施工性にも優れた勾配屋根の緑化構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、この発明の勾配屋根の緑化構造は、勾配屋根の屋根下地面1上に、複数の緑化用下地板2・・を並設するとともに、これら緑化用下地板2・・上に設置した複数の植栽基盤30・・に植物50を植え付けたものであって、植栽基盤群90の棟側端部91、軒側端部92、けらば側端部93、壁当たり側端部等の各端部を、前記勾配屋根に取り付けた枠部材60、70、80の内側に夫々入り込ませて覆い隠すようにしたことを特徴とする。
具体的には、前記植栽基盤群90の各端部91、92、93を除いた中間部に前記植物50を植え付けるようにしている。また、前記勾配屋根の屋根下地面1から前記植栽基盤30・・の上面までの厚みを、前記勾配屋根の屋根下地面1に瓦を葺設するときの屋根下地面1から前記瓦の上面までの厚み以下にしている。さらに、前記枠部材60、70、80として、瓦屋根において使用する枠部材と同じ仕様のものを用いている。
この発明の勾配屋根の緑化構造では、植栽基盤群の棟側端部、軒側端部、けらば側端部、壁当たり側端部等の各端部を、勾配屋根の棟部、軒部、けらば部、壁当たり部等の各部に取り付けた枠部材の内側に夫々入り込ませて覆い隠しているので、従来のように植栽基盤群の端部が露出したり、植栽基盤群の端面のみが薄肉のアングルで覆われた構造のものと比較して、見栄えを良好にして、勾配屋根全体として一体感を高めることができ、意匠性の向上を図ることができる。
しかも、勾配屋根の棟部、軒部、けらば部、壁当たり部等の各部の近くに植え付けられた植物であっても、枠部材の内側に入り込んでいる植栽基盤群の各端部を利用して根を十分に生やして水分を確保することができ、従って勾配屋根の全面に亘って植物を枯らすことなく良好に生育することができる。
また、勾配屋根の屋根下地面から植栽基盤の上面までの厚みを、勾配屋根の屋根下地面に瓦を葺設するときの屋根下地面から瓦の上面までの厚み以下にすることで、勾配屋根の棟部、軒部、けらば部、壁当たり部等の各部の納まりにおいて、緑化構造特有のシステムを新たに構築することなく、瓦屋根のシステムとの互換性を持たせることができる。特に、瓦屋根において使用する枠部材と同じ仕様の枠部材を用いて、植栽基盤群の各端部を覆い隠すことで、設計費や施工費を格段に抑えることがき、また瓦屋根との併用も容易に実現することができる。
以下、この発明の一実施形態に係る勾配屋根の緑化構造を、その施工手順に従って図面に基づいて詳細に説明する。まず、図1に示すように、勾配屋根の屋根下地面1上に、勾配方向に沿った複数の緑化用下地板2・・を桁行方向に並設する。なお、屋根板地面1は、野地板3上にルーフィング4を敷設して防水処理を施すことによって構成された防水面である。また、図1中、Aは勾配方向、Bは桁行方向を示している。
各緑化用下地板2は、例えば鋼板製であって、その板本体5の勾配方向に沿った両端部を折曲することによって立上がり片6、6が形成されている。なお、これら立上がり片6、6の上端部は、互いに近接する方向に鋭角状に折り返されている。また、緑化用下地板2には、立上がり片6、6間において勾配方向に間隔をあけて桁行方向に沿った複数の滑り止め片7・・が立設されている。このように、緑化用下地板2は、立上がり片6、6や滑り止め片7・・を有していることから、長尺の緑化用下地板2であってもその撓みやしなりを抑えることができ、運搬や敷設を良好に行うことができる。
緑化用下地板2・・の並設に際しては、予め屋根下地面1に対して緑化用下地板2・・の割り付けを行い、その割り付けに応じて屋根下地面1に吊子10・・を取り付けておく。各吊子10は、例えば金属製であって、図2に示すように、屋根下地面1にビス止め固定されるビス孔11、11付きの固定片12と、この固定片12から立ち上がった垂直片13と、この垂直片13の上端部から互いに相対する方向に鋭角状に折り返された一対の係合片14、14を備えている。
そして、隣接する緑化用下地板2、2の立上がり片6、6によって吊子10の垂直片13を挟み込みながら、それら立上がり片6、6の上端部に係合片14、14を夫々被せるように係合させることで、緑化用下地板2・・が、吊子10・・によって係止された状態で割り付け位置に位置決めされる。このとき、隣接する緑化用下地板2、2の立上がり片6、6同士は、互いに重ね合わされた状態となっている。そして、これら立上がり片6、6の上端部間には、防止材15が貼り付けられて、重ね合わされた立上がり片6、6間の隙間からの水の浸入が防止され、雨仕舞いを良好にしている(図5参照)。
続いて、図3に示すように、隣接する緑化用下地板2、2の互いに重ね合わされた立上がり片6、6に、勾配方向に沿った連結キャップ20を被せることで、隣接する緑化用下地板2、2を連結する。このとき、吊子10・・も連結キャップ20によって覆い隠される。
各連結キャップ20は、例えば金属製であって、図4に示すように、その上端部を構成する略先鋭状の頂片21と、この頂片21の下端部から下方へ延出した一対の側片22、22とからなり、側片22、22は、その中間部が互いに近接する方向にく字状に折曲され、その下端部が互いに近接する方向に折り返しされている。この連結キャップ20を、緑化用下地板2、2の立上がり片6、6に対して上方から被せると、側片22、22が立上がり片6、6の折り返し部に当接して互いに離間する方向に押し広げられ、立上がり片6、6の折り返し部が頂片21内に納まったときに、側片22、22が元の状態に復帰するようになっている。この状態において、図5に示すように、立上がり片6、6の折り返し部が連結キャップ20の側片22、22の折曲部に引っ掛かって、連結キャップ20の抜けが防止されるようになっている。なお、図5において、24は鋼製母屋である。
このようにして複数の連結キャップ20・・を取り付けることで、図3に示すように、緑化用下地板2・・上に、連結キャップ20・・と滑り止め片7・・とによって囲まれた基盤設置領域25・・が格子状に区画形成される。また、連結キャップ20・・と滑り止め片7・・との間には、緑化用下地板2・・上を勾配方向に沿って流れる水を軒側へ逃がすための排水用の隙間26・・が確保されている。なお、排水用の隙間26・・は、連結キャップ20・・と滑り止め片7・・との間だけでなく、例えば滑り止め片7・・の桁行方向の中間部にも形成しても良い。このように、排水用の隙間26・・を確保することで、例えば激しい降雨や過剰給水等によって余剰水が生じた場合でも、排水用の隙間26・・を通じて余剰水を軒側へ速やかに排出することができ、植物の根腐れ等を防止することができる。
そして、図6に示すように、例えば人工軽量土壌等からなる植栽基盤30・・を基盤設置領域25・・に夫々設置する。このとき、植栽基盤30・・の上面が、連結キャップ20・・の略先鋭状の上端部と略同じ高さに位置し、植栽面において連結キャップ20・・の上端部が目立たなくなっている。
植栽基盤30・・を設置した後には、図7に示すように、連結キャップ20・・に勾配方向に間隔をあけて複数の押さえ部材40・・を取り付けて、植栽基盤30・・の上面を押さえ付けるようにしている。各押さえ部材40は、例えば金属製であって、図8に示すように、連結キャップ20を挟み込む一対の挟持片41、41と、これら挟持片41、41の上端部から上方へ延出して互いに重ね合わされた一対の垂直片42、42と、これら垂直片42、42の上端部から互いに相対する方向へ延出した複数の水平片43・・と、垂直片42、42に取り付けられた一対の略L字形の押さえ片44、44とからなる。挟持片41、41は、連結キャップ20の略相似形に形成されており、連結キャップ20に対して上方から被せるようにして取り付けられるようになっている。押さえ片44、44は、その垂直部44a、44aが垂直片42、42にボルト45、45及びナット46、46によって固定されて、水平部44b、44bが互いに相対する方向へ張り出している。水平片43・・は、図9に示すように、潅水ホース47を取り付けるホース取付部とされている。
このように基盤設置領域25・・に植栽基盤30・・を設置し、しかもその上面を押さえ部材40・・によって押さえ付けることで、植生基盤30・・の勾配方向への滑り及び桁行方向へのずれ、さらには浮き上がりを防止して、勾配屋根に対して植栽基盤30・・を整然と安定して保持させることができる。なお、植栽基盤30・・を設置した後に、押さえ部材40・・を取り付けるだけでなく、押さえ部材40・・を取り付けた後に、植栽基盤30・・を設置するようにしても良い。
続いて、図10に示すように、植栽基盤30・・上に、例えば芝類やセダム類、多年草等の植物50を植え付ける。この植え付けは、植栽基盤30・・の設置前に予め行っておいても良い。このように植物50を植え付けることで、連結キャップ20・・の上端部は完全に隠され、また押さえ部材40・・や潅水ホース47の一部も植物50によって埋もれて外部から見え難くなり、見栄えを良好に維持することができる。
このようにして緑化された勾配屋根においては、屋根下地面1から植栽基盤30・・の上面までの厚みが約50mmとされており、勾配屋根の屋根下地面1に例えば平板瓦を葺設するときの屋根下地面1から平板瓦の上面までの厚み以下となっている。従って、勾配屋根の棟部、軒部及びけらば部の納まりにおいて、緑化構造特有のシステムを新たに構築することなく、平板瓦を葺設した瓦屋根のシステムとの互換性を持たせることができ、図11に示すように、瓦屋根において使用する枠部材と同じ仕様の枠部材60、70、80を用いて、複数の植栽基盤30・・からなる植栽基盤群(植栽基盤全体)90における棟側端部91、軒側端部92、けらば側端部93を覆い隠し、見栄えを良好にして、勾配屋根全体として一体感を高めている。
図12は、勾配屋根の棟部の納まりを示している。この棟部においては、植栽基盤群90の棟側端部91が枠部材としての換気棟包み60の内側に入り込んで、棟側端部91の端面及び上面が覆い隠されている。そして、この棟側端部91を避けるようにして植物50が植え付けられている。なお、換気棟包み60は、換気棟包み下地板61、61に固定された換気棟包み取付金具62に取り付けられている。図12において、63は棟捨て水切りである。
これにより、棟部の見栄えを良好にすることができ、また棟部近くに植え付けられた植物50であっても、換気棟包み60の内側に入り込んだ植栽基盤群90の棟側端部91を利用して根を十分に生やして水分を確保することができ、棟部付近においても植物50を枯らすことなく良好に生育することができる。
図13は、勾配屋根の軒部の納まりを示している。この軒部においては、植栽基盤群90の軒側端部92が枠部材としての軒先カバー70の内側に入り込んで、軒側端部92の端面及び上面が覆い隠されている。そして、この軒側端部92を避けるようにして植物50が植え付けられている。なお、軒先カバー70は、押さえ部材40のホース取付部43を利用して取り付けられている。図13において、71は連結キャップ20の軒側端部を塞ぐ小口キャップ、72は軒先鉄板、73は鼻隠し鉄板、74は軒先母屋、75は軒裏サイディングである。
これにより、軒部の見栄えを良好にすることができ、また軒部近くに植え付けられた植物50であっても、軒先カバー70の内側に入り込んだ植栽基盤群90の軒側端部92を利用して根を十分に生やして水分を確保することができ、軒部付近においても植物50を枯らすことなく良好に生育することができる。
図14は、勾配屋根のけらば部の納まりを示している。このけらば部においては、植栽基盤群90のけらば側端部93が枠部材としてのけらば水切り80の内側に入り込んで、けらば側端部93の端面及び上面が覆い隠されている。そして、このけらば側端部93を避けるようにして植物50が植え付けられている。なお、けらば水切り80は、その一端部をけらば側に位置する緑化用下地板2の下側にもぐり込ませて、野地板3及び鋼製母屋24にビス止めされている。図14において、81はけらばカバー、86は植栽基盤群90のけらば側端部93上面を押さえ付ける押さえ金具、82はけらば捨て水切り、83は破風下地板、84は破風、85はけらば野縁である。
これにより、けらば部の見栄えを良好にすることができ、またけらば部近くに植え付けられた植物50であっても、けらば水切り80の内側に入り込んだ植栽基盤群90のけらば側端部93を利用して根を十分に生やして水分を確保することができ、けらば部付近においても植物50を枯らすことなく良好に生育することができる。
なお、上記の勾配屋根は、切妻屋根であって建物外壁との壁当たり部分(壁取り合い部分)は存在していないが、例えば下屋屋根のように建物外壁との壁当たり部分が存在する勾配屋根の場合には、植栽基盤群の壁当たり側端部については、建物外壁に取り付けた枠部材であるのし水切りの内側に入り込ませて、植栽基盤群の壁当たり側端部の端面及び上面を覆い隠すようにすれば良い。
この発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で上記実施形態に多くの修正及び変更を加え得ることは勿論である。
この発明の一実施形態に係る勾配屋根の緑化構造における緑化用下地板の敷設時の状態を示す斜視図である。 吊子の斜視図である。 連結キャップの取り付け時の状態を示す斜視図である。 連結キャップの斜視図である。 連結キャップによる連結状態を示す縦断面図である。 植栽基盤の設置時の状態を示す斜視図である。 押さえ部材の取り付け時の状態を示す斜視図である。 押さえ部材の斜視図である。 潅水ホースの取り付け時の状態を示す斜視図である。 緑化構造の縦断面図である。 緑化構造の斜視図である。 勾配屋根の棟部の納まりを示す縦断面図である。 勾配屋根の軒部の納まりを示す縦断面図である。 勾配屋根のけらば部の納まりを示す縦断面図である。
符号の説明
1・・屋根下地面、2・・緑化用下地板、30・・植栽基盤、50・・植物、60・・枠部材(換気棟包み)、70・・枠部材(軒先カバー)、80・・枠部材(けらば水切り)、90・・植栽基盤群、91・・棟側端部、92・・軒側端部、93・・けらば側端部

Claims (4)

  1. 勾配屋根の屋根下地面(1)上に、複数の緑化用下地板(2)・・を並設するとともに、これら緑化用下地板(2)・・上に設置した複数の植栽基盤(30)・・に植物(50)を植え付けた勾配屋根の緑化構造であって、植栽基盤群(90)の棟側端部(91)、軒側端部(92)、けらば側端部(93)、壁当たり側端部等の各端部を、前記勾配屋根に取り付けた枠部材(60)(70)(80)の内側に入り込ませて覆い隠すようにしたことを特徴とする勾配屋根の緑化構造。
  2. 前記植栽基盤群(90)の各端部(91)(92)(93)を除いた中間部に前記植物(50)を植え付けるようにした請求項1記載の勾配屋根の緑化構造。
  3. 前記勾配屋根の屋根下地面(1)から前記植栽基盤(30)・・の上面までの厚みを、前記勾配屋根の屋根下地面(1)に瓦を葺設するときの屋根下地面(1)から前記瓦の上面までの厚み以下にした請求項1又は2記載の勾配屋根の緑化構造。
  4. 前記枠部材(60)(70)(80)として、瓦屋根において使用する枠部材と同じ仕様のものを用いるようにした請求項1乃至3のいずれかに記載の勾配屋根の緑化構造。
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