JP2008183105A - 船舶 - Google Patents

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Koichi Kayashima
孝一 萱嶋
Yoshio Shimazu
吉雄 島津
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Abstract

【課題】非常用消火ポンプの配置を従来の船尾側の配置から変更することにより、非常用消火ポンプにかかるサクションヘッドを減少又は押し込みにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水の取入口の配置が容易となる船舶を提供する。
【解決手段】機関区域2を消火するための非常用消火ポンプ3を、船倉13の横隔壁12の下部ストール部16内に設けた区画3内、船倉13と船倉13との間に設けた区画内、又は、機関区域2と船倉13との間に設けた区画内のいずれかに配置する。また、更には、非常用消火ポンプ4の吸水口と海水取り入れ口とを軽荷喫水線WLよりも下に設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶の機関区域内の消火を行うための非常用消火ポンプの配置に関する。
従来の船舶においては、機関区域外の船倉などの消火を行うために消火ポンプを用いる場合には、その消火ポンプは機関区域内に配置されている。また、機関区域内の消火を行うために、局所消火システム等が配置されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかし、機関区域内の火災が燃え広がった時には、機関区域内の消火装置だけでは消火が困難になるので、非常用消火ポンプ(Emergency Fire Pump)が設けられており、この非常用消火ポンプは、機関区域に火災が発生した状況でも稼働できるように、機関区域外に配置されている。
これは、船舶の安全性を確保するための「海上人命安全条約(SOLAS)第10条規則、2.2.3.2.1区画の位置」に規定されている「非常用消火ポンプのある区域は、A類機関区又は消火ポンプのある区域の境界に隣接してはならない。これが実行不可能な場合は、前記2つの区域間の共通隔壁は9.2.3.3規則の規定により制御場所に要求されるものと同じ防火基準により防熱する。」に従っているためである。
この規定があるために、非常用消火ポンプの配置は,A類機関区域又は消火ポンプのある区域の境界に隣接しない配置となり、船尾に機関区域がある場合には、図4及び図5に示すような機関区域2の外の船尾側に非常用消火ポンプ区画3Xを設けて、その区画3X内に非常用消火ポンプ4を配置する構成となる。また、それと共に、消火用の海水の取入口5Xaが設けられるシーチェスト(Sea Chest )5Xは、プロペラ6の前方のプロペラ軸SC上部になる。なお、この非常用消火ポンプ4は、機関区域外に配置された非常用発電機からの給電により稼働する。
しかしながら、このような配置であると、この配置位置の船体形状の理由から非常用消火ポンプ4の吸込口4aがバラスト喫水線WLよりも上方に離れた位置に配置されることになり、サクションヘッドhsがかかる。そのため、高いポンプ能力が必要になり、吸い上げ能力を確保するための対策が必要になるという問題があった。
特開2002−269651号公報
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、その目的は、非常用消火ポンプの配置を従来の船尾側の配置から変更することにより、非常用消火ポンプにかかるサクションヘッドを減少又は押し込みにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプの海水の取入口の配置が容易となる船舶を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明の船舶は、機関区域を消火するための非常用消火ポンプを、船倉の横隔壁の下部ストール部内に設けた区画内、船倉と船倉との間に設けた区画内、又は、機関区域と船倉との間に設けた区画内のいずれかに配置して構成する。
また、上記の船舶において、非常用消火ポンプの吸水口と海水取り入れ口とを軽荷喫水線よりも下に設けて構成する。更に、上記の船舶において、非常用消火ポンプを配置した区画内に対して、暴露甲板との間の通路と換気設備を設けて構成する。
この非常用消火ポンプの配置は、特に船倉の横隔壁の下部に下部ストール部等を有する貨物船に適している。
本発明の船舶によれば、従来は機関区域の船尾側に設けられる場合が多い非常用消火ポンプを、船倉の間や船倉と機関区域の間に配置することにより、非常用消火ポンプにかかるサクションヘッドを減少又は押し込みにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプの配置や消火用の海水の取入口の配置を容易にすることができる。
以下図面を参照して本発明に係る船舶の実施の形態について、バラ積み貨物船を例にして説明する。図1〜図3に示すように、この船舶1では、船底7と船倉内底板8との間に空間部9を形成した二重底構造を持つ。この二重底7、8と、上甲板10との間に水密構造の横隔壁(バルクヘッド)11、12が設けられ船倉13が形成されている。横隔壁11は機関区域2と船倉13との間に設けられ、横隔壁12は船倉13の間に設けられる。最近では機関区域2が船尾に設けられることが多く、その場合には、船倉13は機関区域2よりも船首側に配置される。この船倉13の上部の上甲板10にはハッチ14が設けられ、荷役終了後はハッチカバー15で覆われる。
この船倉13と船倉13の間には、横隔壁12が設けられるが、バラ積み貨物船の場合にはコルゲート構造とされ、通常は空所(ボイドスペース)となっている下部ストール部16と上部ストール部17とを有して構成される。また、船倉13の船倉内底板8に降りられるように船倉用アクセス階段(螺旋階段)18が横隔壁12に沿って設けられる。この下部ストール部16の一部において左右方向を仕切る区画壁19を配設して区画3を設けて、この区画3内に機関区域2を消火するための非常用消火ポンプ4を配置する。この区画3は、防火区画であり、横隔壁12と船倉内底板8と下部ストール部16の傾斜面16aと上面16bと区画壁19で囲まれている。
この非常用消火ポンプ4を配置する区画3は、当該船舶1に適用される船級の要求を満足する区画とする。このまた、消火用の海水の取入口が設けられるシーチェスト(Sea Chest )5を、船倉内底板8よりも下の区画に配置する。このシーチェスト5と非常用消火ポンプ4との間に配管4bを設け、非常用消火ポンプ4と機関区域2の消火設備との間には配管4cを設ける。
この船倉13と船倉13の間の下部ストール部16に機関区域2内の消火に使用する非常用消火ポンプ4を配置することにより、従来技術における配置よりも船体の前方に配置することができるので、従来よりも船体形状が幅広になっている部分に配置できることになる。その結果、非常用消火ポンプ4を配置するためのスペース3の確保が容易となる。
そのため、図1に示すように軽荷喫水線WLよりも下方に非常用消火ポンプ4を配置することができ、軽荷喫水時においても非常用消火ポンプ4の吸込口の位置が水面より下方になる。そのため、非常用消火ポンプ4のサクションヘッドが少ないか押し込みとなる。従って、非常用消火ポンプ4の吸引力に余裕を持たせることができる。また、ポンプの種類を吸い上げ能力対策考慮以外の標準のものに変更することができる。
そして、この非常用消火ポンプ4を配置する区画3に上甲板10の暴露部から通行用梯子21を備えた通路20を設け、更に、換気設備を設ける。この通路20の上部には、アクセス用ハッチ22を設ける。また、この通路20や区画3には必要とされる照明も設ける。これにより、非常用消火ポンプ4への移動が容易となり、また、換気も可能となる。そのため、非常用消火ポンプ4の保守点検を容易に行うことができるようになる。従って、機関室火災の非常時において、非常用消火ポンプ4の作動をより確実に行うことができるようになる。
本発明の実施の形態の船舶の非常用消火ポンプの配置を示す部分側面図である。 本発明の実施の形態の船舶の非常用消火ポンプの配置を示す部分平面図である。 本発明の実施の形態の船舶の非常用消火ポンプの配置を示す部分斜視図である。 従来技術の船舶の非常用消火ポンプの配置を示す部分側面図である。 従来技術の船舶の非常用消火ポンプの配置位置の線体形状を示すボディライン図である。
符号の説明
1 船舶
2 機関区域
3 防火構造の区画
4 非常用消火ポンプ
5 シーチェスト
7 船底
8 倉内内定板
9 空間部
10 上甲板
11、12 横隔壁
13 船倉
14 ハッチ
15 ハッチカバー
16 下部ストール部
17 上部ストール部
18 船倉用アクセス階段
19 区画壁
20 通路
21 通行用梯子
22 アクセス用ハッチ

Claims (3)

  1. 機関区域を消火するための非常用消火ポンプを、船倉の横隔壁の下部ストール部内に設けた区画内、船倉と船倉との間に設けた区画内、又は、機関区域と船倉との間に設けた区画内のいずれかに配置したことを特徴とする船舶。
  2. 前記非常用消火ポンプの吸水口と海水取り入れ口とを軽荷喫水線よりも下に設けたことを特徴とする請求項1記載の船舶。
  3. 前記非常用消火ポンプを配置した前記区画内に対して、暴露甲板との間の通路と換気設備を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の船舶。
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