JPH07309288A - 船舶のイケス用給水装置 - Google Patents

船舶のイケス用給水装置

Info

Publication number
JPH07309288A
JPH07309288A JP10391694A JP10391694A JPH07309288A JP H07309288 A JPH07309288 A JP H07309288A JP 10391694 A JP10391694 A JP 10391694A JP 10391694 A JP10391694 A JP 10391694A JP H07309288 A JPH07309288 A JP H07309288A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water supply
strainer
water
pipe
supply pump
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10391694A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasutoki Harada
康時 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Motor Co Ltd filed Critical Yamaha Motor Co Ltd
Priority to JP10391694A priority Critical patent/JPH07309288A/ja
Publication of JPH07309288A publication Critical patent/JPH07309288A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 非接触型の給水ポンプが空気を吸引すること
を防止し、簡単な操作で常に良好な送水機能が果たされ
るようにする。 【構成】 船体1内に設置されたイケス2に給水する装
置であって、一端部がイケス2に開口して給水口39が
形成されるとともに他端部が船底部に開口して取水口3
0が形成されている給水配管31,32,33を有し、
この給水配管には非接触型の給水ポンプ5が設置され、
上記取水口30と給水ポンプ5との間にはストレーナ4
4が設置され、この上部空間と連通する排気管40が上
記給水ポンプ5の後流側であってストレーナ44より高
い位置で給水配管33に接続され、給水ポンプ5は船の
喫水面90より低い位置に設置され、上記排気管40が
給水配管33に接続される位置は船の喫水面90より高
い位置に設定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、船舶のイケス用給水
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、漁船や釣り船などに設置されたイ
ケスには、水を船底の取水口から吸引して供給するイケ
ス用給水装置が設けられている。この装置は、例えば図
2に示すように構成されている。すなわち、図において
船体1の内部にはイケス2が設置され、このイケス2に
給水するための給水配管31,32,33が設置されて
いる。この給水配管33は、一端部がイケス2の側壁上
部に接続されて給水口39が形成され、他端部は非接触
型(インペラーとハウジング内部とが非接触の型式)の
給水ポンプ5に接続されている。この給水ポンプ5の他
端部には配管32を介してストレーナ4が接続され、こ
のストレーナ4の他端部には配管31が接続され、この
給水配管31の他端部は船底板12に取付けられて船外
に開口することにより取水口(スルハル)30が形成さ
れている。さらに取水口30の付近には遮断弁38が設
置されている。またイケス2の底壁に一端部が接続され
た配管61の他端部は船側板13に取付けられて船外に
開口することにより排水口(スルハル)63が形成さ
れ、この配管61には上流側から順にストレーナ6、排
水ポンプ60および遮断弁62が設けられている。さら
にイケス2の側壁には配管71の一端部が接続され、配
管71の他端部は船側板13に取付けられて船外に開口
することにより排水口(スルハル)70が形成され、ま
たこの配管71には遮断弁7が設けられている。
【0003】なお、給水ポンプ5は長時間にわたって連
続運転されるものであるから、これを接触型にすると耐
久性に劣るという問題があり、またポンプの空転が生じ
た場合には熱が発生するという問題があるため、このよ
うな問題のない非接触型のものを用いている。また非接
触型のポンプでは自給水機能が弱いため、給水ポンプ5
は船体1の喫水面90よりも低い位置に設置している。
【0004】上記構成において、イケス2中に魚を入れ
ている状態では給水ポンプ5を連続的に運転させて取水
口30から水を吸引し、ストレーナ4を通過させること
により水中の異物を除去し、給水口39からイケス2中
に水を供給する。同時に排水ポンプ60を駆動させるこ
とにより、イケス2中の水を底部から抜き出して配管6
1を通して排水口63から排出する。そしてイケス2中
の水が所定の水位を越えた場合には、遮断弁7を開くこ
とにより配管71を通してオーバフロー水を排水口70
から排出させることができるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記構成では、給水ポ
ンプ5を始動させる際にはストレーナ4のレバー41を
操作してストレーナ4中に溜った空気を放出する必要が
あり、そのための手間がかかるという問題がある。また
給水ポンプ5の運転中にも取水口30から空気を吸引す
ることがあり、その空気はストレーナ4の上部空間に溜
められるが、その空気が一定量を超過すると給水ポンプ
5に送られることになり、その場合には非接触型の給水
ポンプ5は空回りしやすく、送水能力がなくなりやすい
という問題もある。
【0006】この発明は、このような従来の欠点を解消
するためになされたものであり、非接触型の給水ポンプ
が空気を吸引することを防止し、常に良好な送水機能が
果たされるようにした船舶のイケス用給水装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、船体内に設
置されたイケスに給水する装置であって、一端部がイケ
スに開口して給水口が形成されるとともに他端部が船底
部に開口して取水口が形成されている給水配管を有し、
この給水配管には非接触型の給水ポンプが設置され、上
記取水口と給水ポンプとの間にはストレーナが設置さ
れ、このストレーナの上部空間と連通する排気管が上記
給水ポンプの後流側であってストレーナより高い位置で
給水配管に接続されることによりストレーナの排気手段
が構成されているものである。
【0008】上記給水ポンプは船の喫水面より低い位置
に設置することが好ましい。また上記排気管が給水配管
に接続される位置は船の喫水面より高い位置に設定する
ことが好ましい。
【0009】
【作用】上記構成では、給水ポンプの停止時にストレー
ナの上部空間に供給された空気は、排気管を通って自然
に給水配管へ排出されることになるために、給水ポンプ
を始動させた際に給水ポンプが空気を吸引するおそれは
なく、したがって従来のようなストレーナのレバーを操
作してストレーナ中に溜った空気を放出する作業は必要
なく、装置の操作が簡単になる。また給水ポンプの運転
中にも取水口から空気を吸引することがあり、その空気
はストレーナの上部空間に送られるが、その空気は排気
管を通して給水ポンプの後流側の給水配管へ排出される
ために、給水ポンプが空気を吸引して空回りするおそれ
はなく、常に送水機能は良好に保たれる。
【0010】なお、上記排気管と給水配管との接続位置
を船の喫水面より低い位置に設定すると、ストレーナの
上部空間に供給された空気をよりスムーズに排出するこ
とができる。
【0011】
【実施例】図1において、イケス2の底部から排水する
配管61系統の構成およびオーバフロー用配管71系統
の構成は、上記図2のものと同様であるから説明を省略
する。船体1の内部にはイケス2が設置され、このイケ
ス2に給水するための給水配管31,32,33が設置
されている。この給水配管33は、一端部がイケス2の
側壁上部に接続されて給水口39が形成され、他端部は
非接触型の給水ポンプ5に接続され、この給水ポンプ5
は船の喫水面90より低い位置に設置されている。この
給水ポンプ5の他端部には配管32を介してストレーナ
44が接続され、このストレーナ44の他端部には配管
31が接続され、この給水配管31の他端部は船底板1
2に取付けられて船外に開口することにより取水口(ス
ルハル)30が形成されている。さらに取水口30の付
近には遮断弁38が設置されている。また上記ストレー
ナ44の上部空間には排気管40の一端部が接続され、
この排気管40の他端部は給水ポンプ5の下流側であっ
てストレーナ44より高い位置において給水配管31に
接続され、その接続位置は船体1の喫水面90より高い
位置に設定されている。
【0012】上記構成において、イケス2中に魚を入れ
ている状態では、上記同様に給水ポンプ5を連続的に運
転させて取水口30から水を吸引し、ストレーナ44を
通過させることにより水中の異物を除去し、給水口39
からイケス2中に水を供給する。同時に排水ポンプ60
を駆動させることにより、イケス2中の水を底部から抜
き出して配管61を通して排水口63から排出する。そ
してイケス2中の水が所定の水位を越えた場合には、遮
断弁7を開くことにより配管71を通してオーバフロー
水を排水口70から排出させることができるようにして
いる。
【0013】上記構成において、イケス2中に魚を入れ
ている状態では給水ポンプ5を連続的に運転させて取水
口30から水を吸引し、ストレーナ4を通過させること
により水中の異物を除去し、給水口39からイケス2中
に水を供給する。同時にイケス2中の水を底部から抜き
出して配管61を通して排水口63から排出し、また必
要に応じて配管71を通してオーバフロー水を排水口7
0から排出させる。
【0014】そしてこの構成では、ストレーナ44の上
部空間に供給された空気は、給水ポンプ5の停止時に排
気管40を通って自然に給水配管33へ排出されること
になるために、給水ポンプ5を始動させた際に給水ポン
プ5が空気を吸引するおそれはなく、したがって従来の
ようなストレーナ4のレバー41を操作してストレーナ
4中に溜った空気を放出する作業は必要ない。また給水
ポンプ5の運転中にも取水口30から空気を吸引するこ
とがあり、その空気はストレーナ44の上部空間に送ら
れるが、その空気は排気管40を通して給水配管33へ
排出されるために、給水ポンプ5が空気を吸引して空回
りするおそれはなく、常に送水機能は良好に保たれる。
【0015】なお、給水ポンプ5によって給水配管33
中を流れる水は排気管40を通って逆流するおそれもあ
るが、排気管40はストレーナ44中の空気を逃がすだ
けの細いものでよいために、排気管40を通って逆流す
る水の量はわずかであって運転に支障を来すことはな
い。また排気管40と給水配管33との接続位置は船の
喫水面90より低い位置に設定してもよいが、喫水面9
0より高い位置に設定する方がストレーナ44の上部空
間に供給された空気をよりスムーズに排出することがで
きる。また図例では排気管40を給水配管33に対して
ほぼ直角に接続させているが、逆流を防止するとともに
ストレーナ44からの空気の排出をスムーズに行なわせ
るために、この接続部の排気管40の方向を給水配管3
3中の流れの方向に向けることが好ましい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
給水ポンプの停止時にストレーナの上部空間に供給され
た空気は、排気管を通って自然に給水配管へ排出される
ことになるために、給水ポンプを始動させた際に給水ポ
ンプが空気を吸引するおそれはなく、したがって従来の
ようなストレーナのレバーを操作してストレーナ中に溜
った空気を放出する作業は必要なく、装置の操作が簡単
になる。また給水ポンプの運転中にも取水口から空気を
吸引することがあり、その空気はストレーナの上部空間
に送られるが、その空気は排気管を通して給水ポンプの
後流側の給水配管へ排出されるために、給水ポンプが空
気を吸引して空回りするおそれはなく、常に送水機能は
良好に保たれる。
【0017】なお、上記排気管と給水配管との接続位置
を船の喫水面より高い位置に設定すると、ストレーナの
上部空間に供給された空気をよりスムーズに排出するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す船体の横断面における
装置の配置図である。
【図2】従来装置の図1相当図である。
【符号の説明】
1 船体 2 イケス 5 非接触型の給水ポンプ 12 船底板 30 取水口 31,32,33 給水配管 39 給水口 40 排気管 44 ストレーナ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船体内に設置されたイケスに給水する装
    置であって、一端部がイケスに開口して給水口が形成さ
    れるとともに他端部が船底部に開口して取水口が形成さ
    れている給水配管を有し、この給水配管には非接触型の
    給水ポンプが設置され、上記取水口と給水ポンプとの間
    にはストレーナが設置され、このストレーナの上部空間
    と連通する排気管が上記給水ポンプの後流側であってス
    トレーナより高い位置で給水配管に接続されることによ
    りストレーナの排気手段が構成されていることを特徴と
    する船舶のイケス用給水装置。
  2. 【請求項2】 上記給水ポンプは船の喫水面より低い位
    置に設置されていることを特徴とする請求項1記載の船
    舶のイケス用給水装置。
  3. 【請求項3】 上記排気管が給水配管に接続される位置
    は船の喫水面より高い位置に設定されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の船舶のイケス用給水装
    置。
JP10391694A 1994-05-18 1994-05-18 船舶のイケス用給水装置 Pending JPH07309288A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10391694A JPH07309288A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 船舶のイケス用給水装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10391694A JPH07309288A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 船舶のイケス用給水装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07309288A true JPH07309288A (ja) 1995-11-28

Family

ID=14366759

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10391694A Pending JPH07309288A (ja) 1994-05-18 1994-05-18 船舶のイケス用給水装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07309288A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183105A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 船舶
CN106005285A (zh) * 2016-06-22 2016-10-12 浙江国际海运职业技术学院 海洋捕鱼船活鱼保鲜设备
CN106828805A (zh) * 2016-12-20 2017-06-13 浙江海洋大学 一种渔船上封闭式活水箱

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008183105A (ja) * 2007-01-29 2008-08-14 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 船舶
CN106005285A (zh) * 2016-06-22 2016-10-12 浙江国际海运职业技术学院 海洋捕鱼船活鱼保鲜设备
CN106828805A (zh) * 2016-12-20 2017-06-13 浙江海洋大学 一种渔船上封闭式活水箱

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5334063A (en) Cooling system for marine propulsion engine
GB2081232A (en) Fuel supply and return systems
JPH07309288A (ja) 船舶のイケス用給水装置
JPH0587675B2 (ja)
JP2805127B2 (ja) 真空式下水道システムにおける真空弁の制御装置
JP2000320500A (ja) サクションエアリフトポンプ
JPS59147900A (ja) 液体吸排装置
KR19990021805U (ko) 유수분리기
JP4280356B2 (ja) 脱気装置
US6575797B1 (en) Oil drain system for an outboard motor
JPS5916187B2 (ja) 閉回路に於ける水抜き方法及びその水抜栓
JPH05178274A (ja) 船舶の排水装置
JP2860525B2 (ja) 真空式汚水集排水用タンクの排気弁装置
JP2517583Y2 (ja) 海水吸入装置
JPH0794834B2 (ja) ポンプ機場
JPH0622157Y2 (ja) 立軸ポンプ
JPS6137590A (ja) 氷海船舶の海水吸入装置
JPH0628290U (ja) 水中モータポンプのサクシヨン装置
JPH0240040Y2 (ja)
JPS59201983A (ja) ポンプ吸入管系の空気抜装置
JPH0544555Y2 (ja)
JP2002070782A (ja) 立型ポンプ設備
JPS59170498A (ja) 液体吸排装置
JP2685647B2 (ja) 立軸ポンプ
JPH0635858U (ja) 強制循環式風呂釜