JP2015181546A - 船舶 - Google Patents

船舶 Download PDF

Info

Publication number
JP2015181546A
JP2015181546A JP2014058338A JP2014058338A JP2015181546A JP 2015181546 A JP2015181546 A JP 2015181546A JP 2014058338 A JP2014058338 A JP 2014058338A JP 2014058338 A JP2014058338 A JP 2014058338A JP 2015181546 A JP2015181546 A JP 2015181546A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ship
fire pump
emergency fire
section
emergency
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014058338A
Other languages
English (en)
Inventor
吉雄 島津
Yoshio Shimazu
吉雄 島津
友生 上田
Tomoo Ueda
友生 上田
保允 多羅尾
Yasumitsu Tarao
保允 多羅尾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Original Assignee
Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd filed Critical Mitsui Engineering and Shipbuilding Co Ltd
Priority to JP2014058338A priority Critical patent/JP2015181546A/ja
Publication of JP2015181546A publication Critical patent/JP2015181546A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶において、船舶の非常用消火ポンプにかかる吸込揚程を減少又はゼロにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水を取り入れる海水取入口の配置の場所を容易に設定することができる船舶を提供する。
【解決手段】バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶1、1Aにおいて、船舶1、1Aの機関区画を消火するための非常用消火ポンプ30を、船首部の衝突隔壁3より前方の区画10、10B内に配置すると共に、前記非常用消火ポンプ30のための海水取入口31を、軽荷喫水線B.W.L.よりも下に設けて構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶において、船舶の機関区画内の消火を行うための非常用消火ポンプの性能を効率よく発揮できると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水を取り入れる海水取入口の配置の場所を容易に設定することができる船舶に関する。
従来の船舶においては、機関区画外の船倉などの消火を行うために消火ポンプを用いる場合には、その消火ポンプは機関区画内に配置されている。これに対して、機関区画内の消火を行うために、局所消火システム等が配置されている。
しかし、機関区画内の火災が燃え広がった時には、機関区画内の消火装置だけでは消火が困難になるので、国際的な条約である海上人命安全条約(SOLAS)等により非常用消火ポンプの設置が義務付けられており、この非常用消火ポンプは、機関区画に火災が発生した状況でも稼働できるように、機関区画外に配置される。
この非常用消火ポンプの配置に際しては、機関室の後部隔壁より後方に配置することが考えられるが、一般商船の場合には、この区画付近の船舶の船体形状が狭くなっており、非常用消火ポンプを配置する区画を設けることが難しくなっている。
また、一方で、非常用消火ポンプの吸引性能を満たすべく、国際的な委員会である海上安全委員会(MSC)での規則改正がなされ、非常用消火ポンプの仕様や設計条件に関わる新しい規則が発効して、非常用消火ポンプの設計条件はこれまでよりも厳しいものとなっている。そのため、この面からも、非常用消火ポンプの配置に際しては、機関室の後部隔壁の後方に配置することが難しい状況となってきている。
つまり、2012年5月に発効の海上安全委員会(MSC)の非常用消火ポンプの設計条件が適用される場合には、非常用消火ポンプを計画する際に設定される水線の高さが従来よりも浅い喫水となるため、非常用消火ポンプで必要とされる吸込揚程が不足したり、海水を取り入れる海水取入口(シーチェスト)が没水しなかったりするという問題が生じる。
また、既に発効している国際海事機関(IMO)の海上安全委員会(MSC)の「高膨張泡消火装置の承認要件」や船級協会(IACS)の規則の「甲板上消火栓の2条の射水流量の要求」によりポンプの容量アップが要求され、その結果、吸込配管内の圧力損失が増加し、必要な吸込揚程(サクションヘッド)を得られなくなってしまうという問題が生じてくる。
従って、これらの規則が適用された場合には、機関室の後部隔壁よりも後方に非常用消火ポンプを配置しようとすると、船尾部分の構造は船体形状が細くなっているため、非常用消火ポンプの据付位置および海水取入口を低い位置に配置することが困難となり、非常用消火ポンプの吸込揚程の不足や海水取入口が水没しないといった問題が発生し、非常用消火ポンプが機能を発揮できなくなるおそれがある。
この非常用消火ポンプの配置に関して、船舶の機関区画内に所定の要件を満たす防火構造の区画を設けて、この区画内に機関区画を消火するための非常用消火ポンプを配置し、更には、この区画を、機関区画内に設けられ、船員が機関区画内から機関区画外へ移動するための脱出用トランクと兼用とする船舶が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この構成は、機関区画内に非常用消火ポンプを配置できる余裕のある場合は、非常用消火ポンプにかかるサクションヘッドを減少又はゼロにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水の取入口の配置を容易とすることができ、効果的であるが、機関区画内に非常用消火ポンプを配置できる余裕がない場合には採用できないという問題がある。
また、機関区画を消火するための非常用消火ポンプを、船倉の横隔壁の下部ストール部内に設けた区画内、船倉と船倉との間に設けた区画内、又は、機関区画と船倉との間に設けた区画内のいずれかに配置し、非常用消火ポンプの吸水口と海水取入口とを軽荷喫水線よりも下に設ける船舶が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、この構成は、船倉の横隔壁の下部ストール部内、船倉と船倉との間、機関区画と船倉との間等に非常用消火ポンプを配置できる余裕のある場合は、効果的であるが、それらの場所に非常用消火ポンプを配置できる余裕がない場合には採用できないという問題がある。
特開2008−149798号公報 特開2008−183105号公報
本発明は、上記の状況を鑑みてなされたものであり、その目的は、バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶において、船舶の非常用消火ポンプにかかる吸込揚程を減少又はゼロにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水を取り入れる海水取入口の配置の場所を容易に設定することができる船舶を提供することにある。
上記のような目的を達成するための本発明の船舶は、バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶において、船舶の機関区画を消火するための非常用消火ポンプを、船首部の衝突隔壁より前方の区画内に配置すると共に、前記非常用消火ポンプのための海水取入口を、軽荷喫水線よりも下に設けて構成される。
この構成によれば、船舶の非常用消火ポンプにかかる吸込揚程を減少又はゼロにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水を取り入れる海水取入口の設置場所を容易に設定することができる。その結果、従来技術における非常用消火ポンプの設置場所に関しての問題を改善することができる。
上記の船舶において、前記海水取入口を、前記非常用消火ポンプを配置する区画の直下に配置して構成すると、この構成により、船首部の衝突隔壁よりも前方の船体形状は幅広に形成されているので、機関室の後部隔壁より後方に配置する場合よりも、海水取入口の据付位置を下げることができ、海上安全委員会(MSC)の規則で設定される水線においても海水取入口を水没させることできる。また、海水取入口と非常用消火ポンプとの間の垂直距離を減少することができ、これにより、吸込配管長が短くなるので、配管内の圧力損失を低下させることができ、ポンプシステムの効率を向上できる。
上記の船舶において、前記非常用消火ポンプを配置する区画を、船舶の幅方向に関して船体の中心に配置して構成すると、一般的に、船尾部の形状よりも船首部の形状の方が船体の幅が大きく船首部の区画が大きくなるので、非常用消火ポンプを配置する区画を、船体の幅方向の中心を外れた位置にも配置することが可能であるが、船体の幅方向の中心が最も水深の深い部分となるので、海水取入口を最も水深の深い位置に配置でき、船体運動による傾斜が発生しても海水取入口が露出せずに、没水状態を維持させることできる。
上記の船舶で、前記バラ積み貨物船において、前記非常用消火ポンプを配置する区画を安全区画内に配置すると共に、前記非常用消火ポンプの駆動方式を電動駆動方式、電動油圧駆動方式、空気式油圧駆動方式のいずれか一つとすると、容易に、非常用消火ポンプシステムを比較的単純な構成で、且つ、低コストとすることができる。
あるいは、上記の船舶で、前記タンカー船において、前記非常用消火ポンプを配置する区画を安全区画にして配置すると共に、前記非常用消火ポンプの駆動方式を電動駆動方式、電動油圧駆動方式、空気式油圧駆動方式のいずれか一つとすると、容易に、非常用消火ポンプシステムを比較的単純な構成で、且つ、低コストとすることができる。
なお、この安全区画とする方法としては、この区画内に配置する電気機器を防爆仕様にする必要がある危険区画が発生するような貨物を搭載する貨物倉との間に、船級協会等の規則で設定された空所部を設けることで安全区画とする方法を用いることができる。
本発明に係る船舶によれば、バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶において、非常用消火ポンプにかかる吸込揚程を減少又はゼロにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水を取り入れる海水取入口の配置の場所を容易に設定することができる。
本発明に係る第1の実施の形態のバラ積み貨物船の船舶の非常用消火ポンプの配置を示す部分側面図である。 本発明に係る第2の実施の形態のタンカー船の船舶の非常用消火ポンプの配置を示す部分側面である。
以下図面を参照して本発明に係る船舶の実施の形態の船舶について、説明するが、本発明は、バラ積み貨物船(バルクキャリア)またはタンカー船の船舶に適用される。
最初に、図1に示すような、バラ積み貨物船の船舶に適用する第1の実施の形態の船舶1について説明する。この船舶1では、船体2の船首部に衝突隔壁3が配置されている。
この衝突隔壁3は、船首隔壁とも呼ばれ、船舶1が、万一、他船等に衝突したときに船体全体への浸水を防ぐものであって、船首垂線から所定の位置(例えば、船の長さの5%以上後方の位置)に設けることが船級等の規則により義務付けられている水密の隔壁である。
図1に示すような船舶1では、この衝突隔壁3の前方の区画10には、例えば、船首バラストタンクとして使用されるフォアピークタンクと呼ばれる区画11、錨(アンカー)41のチェーンを格納する鎖錨庫(チェーンロッカー)12や上甲板5より上の区画である甲板長倉庫(ボースンストア)13等が設けられている。一方、衝突隔壁3の後方には、貨物倉20が設けられ、船底4と船倉内底板21との間に空間部22を形成した二重底構造を持つ。
本発明においては、この船首部の衝突隔壁3より前方の区画10内で、船舶1の機関区画を消火するための非常用消火ポンプ30を配置する。つまり、非常用消火ポンプ30を配置する区画である非常用消火ポンプ室14を船首部の衝突隔壁3より前方の区画10内に設ける。なお、非常用消火ポンプ室14は船底4よりは上方に配設されるが、船底4の近傍の部分に配設することが好ましい。
また、非常用消火ポンプ室14と甲板長倉庫13との間にアクセス用通路(アクセストランク)15を設け、非常用消火ポンプ室14への通行を確保する。このアクセス用通路15の一方は、非常用消火ポンプ室14に接続し、他方は甲板長倉庫13内の開口部(アクセスハッチ)又は、船首楼甲板6上の開口部(アクセスハッチ)15aに接続している。
そして、例えば、アクセス用通路15の内部に、通行用階段(螺旋階段)や通行用梯子等が衝突隔壁3の前側で衝突隔壁3やアクセス用通路15の内壁に沿って設けられ、更に、換気設備や照明設備を設ける。これにより乗組員は船首楼甲板6上の開口部15aから非常用消火ポンプ室14への移動が容易となり、また、非常用消火ポンプ室14の換気も可能となる。そのため、非常用消火ポンプ30の保守点検を容易に行うことができるようになる。従って、機関室の火災時において、非常用消火ポンプ30の作動をより確実に行うことができるようになる。
この配置により、船舶の非常用消火ポンプ30にかかる吸込揚程を減少又はゼロにして、非常用消火ポンプ30の性能をより確保し易くなる。また、非常用消火ポンプ30や消火用の海水取入口(シーチェスト)31の配置を容易とすることができる。なお、機関室への消火用配管は、船首部の火災を消火するために、機関室からの消火用配管が機関室から船首部まで設けられているので、それを利用して船首部側に設けられた非常用消火ポンプ30からの海水を機関室等に送水すればよく、新たな消火用配管を設ける必要は無い。
この非常用消火ポンプ室14は、船尾部の形状よりも船首部の形状の方が船体2の幅が大きく、船首部の衝突隔壁3より前方の区画10の船体2の幅が大きくなるので、船体2の幅方向の中心を外れた位置に配置が可能である場合もあるので、この外れた位置に配置してもよいが、一般的には船体2の幅方向の中心が最も水深の深い部分になっているので、船体2の幅方向(左右方向)に関して中心に配置して構成することが好ましい。この中心配置の構成により、海水取入口31を最も水深の深い位置に配置することができる。これにより、波浪中を航行するときなどで船体運動による傾斜が発生しても、海水取入口31の露出をゼロに又は少なくすることができ、海水取入口31の没水状態を維持することできる。
そして、この非常用消火ポンプ30のための海水取入口31を、非常用消火ポンプ室14の直下に配置し、軽荷喫水線(バラスト喫水線)B.W.L.よりも下に設ける。
軽荷喫水線B.W.L.よりも下方に非常用消火ポンプ30を配置することで、軽荷喫水時においても非常用消火ポンプ30の吸込口である海水取入口31の位置が水面より下方になるので、非常用消火ポンプ30のサクションヘッドが少ないか押し込みとなる。従って、非常用消火ポンプ30の吸引力に余裕を持たせることができる。その結果、非常用消火ポンプ30選定に際して、ポンプのタイプの種類に関して、吸い上げ能力対策を考慮せずに、標準のタイプのポンプも選定することができる。
また、船首部の衝突隔壁3よりも前方の区画10では船尾部よりも船体形状が幅広になっているので、機関室の後部隔壁より後方の船体形状が狭くなっている部分に配置する場合よりも、海水取入口31の据付位置を下げることができ、海上安全委員会(MSC)の新しい規則で設定される水線においても海水取入口31を没水させることできる。また、海水取入口31と非常用消火ポンプ30との間の垂直距離を減少することができ、これにより、吸込配管長を短縮することができるので、配管内の圧力損失を低下させることができ、ポンプシステムの効率を向上できる。
そして、図1のように、船舶1がバラ積み貨物船等の可燃性ガスを発生する危険の無い貨物を運搬する場合には、船首部の衝突隔壁3よりも前方の区画10は、この区画10内に配置する電気機器は防爆仕様にする必要がない安全区画となるので、非常用消火ポンプ30を配置する区画となる非常用消火ポンプ室14は当然の如く安全区画内に配置されることになる。
この場合には、非常用消火ポンプの駆動方式として電動駆動方式、電動油圧駆動方式、空気式油圧駆動方式のいずれか一つを採用しても、防爆仕様にする必要がないので、容易に、非常用消火ポンプシステムを比較的単純な構成で、且つ、低コストで実現することができる。
次に、図2に示すような、タンカー船の船舶に適用する第2の実施の形態の船舶1Aについて説明する。この船舶1Aでは、バラ積み貨物船の船舶に適用する第1の実施の形態の船舶1と同様に、船体2の船首部に衝突隔壁3が配置されているが、この衝突隔壁3の前方の区画10Aが、配置される電気機器に防爆仕様が要求される危険区画になる点が、第1の実施の形態の船舶1と異なる。
この第2の実施の形態の船舶1Aにおいては、安全区画10Bを設けるために、船首部の衝突隔壁3の前方に衝突隔壁3との間に船級などにより設定される空所部を配置し横隔壁7を設ける。これにより、原油などの揮発性成分を発生する可能性のある貨物を搭載する貨物倉20Aに隣接する船首部の衝突隔壁3の前方に空所部(コファダム)16を設け、横隔壁7よりも前方の区画10Bを配置される電気機器に防爆仕様が要求されない安全区画とする。
そして、この安全区画である横隔壁7よりも前方の区画10Bに非常用消火ポンプ室14A、及び、アクセス用通路15Aを設ける。これにより、非常用消火ポンプ30を配置する区画となる非常用消火ポンプ室14Aは安全区画10B内に配置されることになる。
また、横隔壁7を設ける替りに、衝突隔壁3との間に船級などにより設定される空所部を配置し、非常用消火ポンプ室14A、及び、アクセス用通路15Aのみを船級協会等の規則で定められた構造の壁で囲うことにより安全区画とすることもできる。
従って、この第2の実施の形態の船舶1Aにおいても、非常用消火ポンプ30の駆動方式として電動駆動方式、電動油圧駆動方式、空気式油圧駆動方式のいずれか一つを採用しても、防爆仕様にする必要がないので、容易に、非常用消火ポンプシステムを比較的単純な構成で、且つ、低コストで実現することができる。
その他の構成は、第1の実施の形態の船舶1と同様である。なお、図2の構成では、アクセス用通路15Aは甲板長倉庫13内の開口部(アクセスハッチ)15aに接続している。また、区画10B内の船首部には、例えば、船首バラストタンクとして使用されるフォアピークタンクと呼ばれる区画11Aが設けられている。
上記の第1及び第2の実施の形態の船舶1、1Aによれば、バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶1、1Aにおいて、非常用消火ポンプにかかる吸込揚程を減少又はゼロにして、非常用消火ポンプ30の性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプ30や消火用の海水取入口31の配置の場所を容易に設定することができる。
本発明の船舶によれば、バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶において、船舶の非常用消火ポンプにかかる吸込揚程を減少又はゼロにして、非常用消火ポンプの性能をより確保し易くすると共に、非常用消火ポンプや消火用の海水取入口の配置の場所を容易に設定することができるので、多くの船舶に利用することができる。
1、1A 船舶
2 船体
3 衝突隔壁
4 船底
5 上甲板
6 船首楼甲板
7 横隔壁
10、10A 衝突隔壁の前方の区画
10B 横隔壁より前方の区画(安全区画)
11、11A 区画(フォアピークタンク)
12 鎖錨庫(チェーンロッカー)
13 甲板長倉庫(ボースンストア)
14、14A 非常用消火ポンプ室
15,15A アクセス用通路(アクセストランク)
15a 船首楼甲板上または甲板長倉庫内の開口部(アクセスハッチ)
16 空所部(コファダム)
20、20A 貨物倉
21 船倉内底板
22 空間部
30 非常用消火ポンプ
31 海水取入口(シーチェスト)
41 錨(アンカー)
B.W.L. 軽荷喫水線(バラスト喫水線)

Claims (5)

  1. バラ積み貨物船またはタンカー船の船舶において、船舶の機関区画を消火するための非常用消火ポンプを、船首部の衝突隔壁より前方の区画内に配置すると共に、前記非常用消火ポンプのための海水取入口を、軽荷喫水線よりも下に設けたことを特徴とする船舶。
  2. 前記海水取入口を、前記非常用消火ポンプを配置する区画の直下に配置したことを特徴とする請求項1に記載の船舶。
  3. 前記非常用消火ポンプを配置する区画を、船舶の幅方向に関して船体の中心に配置したことを特徴とする請求項1又は2に記載の船舶。
  4. 前記バラ積み貨物船において、前記非常用消火ポンプを配置する区画を安全区画内に配置すると共に、前記非常用消火ポンプの駆動方式を電動駆動方式、電動油圧駆動方式、空気式油圧駆動方式のいずれか一つとすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の船舶。
  5. 前記タンカー船において、前記非常用消火ポンプを配置する区画を安全区画にして配置すると共に、前記非常用消火ポンプの駆動方式を電動駆動方式、電動油圧駆動方式、空気式油圧駆動方式のいずれか一つとすることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の船舶。
JP2014058338A 2014-03-20 2014-03-20 船舶 Pending JP2015181546A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014058338A JP2015181546A (ja) 2014-03-20 2014-03-20 船舶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014058338A JP2015181546A (ja) 2014-03-20 2014-03-20 船舶

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015181546A true JP2015181546A (ja) 2015-10-22

Family

ID=54348841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014058338A Pending JP2015181546A (ja) 2014-03-20 2014-03-20 船舶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015181546A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154628A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 船舶
JP2018149920A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 三井E&S造船株式会社 船舶
JP2020164023A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三井E&S造船株式会社 船首構造および船舶
JP2021187246A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 株式会社名村造船所 船舶
CN114616171A (zh) * 2020-05-27 2022-06-10 富士电机株式会社 船舶用废气处理装置
WO2024150271A1 (ja) * 2023-01-10 2024-07-18 川崎重工業株式会社 船舶
WO2024157380A1 (ja) * 2023-01-25 2024-08-02 川崎重工業株式会社 液化ガス運搬船の消火設備

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS514040B1 (ja) * 1970-07-07 1976-02-07
JPS5121518Y1 (ja) * 1967-12-12 1976-06-04
JPS5321401A (en) * 1976-08-12 1978-02-27 Hiroshi Yonetani Fire pumps for ships
JP2008149798A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 船舶
JP2013001358A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd タンカー船

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5121518Y1 (ja) * 1967-12-12 1976-06-04
JPS514040B1 (ja) * 1970-07-07 1976-02-07
JPS5321401A (en) * 1976-08-12 1978-02-27 Hiroshi Yonetani Fire pumps for ships
JP2008149798A (ja) * 2006-12-15 2008-07-03 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd 船舶
JP2013001358A (ja) * 2011-06-21 2013-01-07 Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd タンカー船

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017154628A (ja) * 2016-03-02 2017-09-07 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 船舶
JP2018149920A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 三井E&S造船株式会社 船舶
JP2020164023A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三井E&S造船株式会社 船首構造および船舶
CN114616171A (zh) * 2020-05-27 2022-06-10 富士电机株式会社 船舶用废气处理装置
JP2021187246A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 株式会社名村造船所 船舶
JP7386124B2 (ja) 2020-05-28 2023-11-24 株式会社名村造船所 船舶
WO2024150271A1 (ja) * 2023-01-10 2024-07-18 川崎重工業株式会社 船舶
WO2024157380A1 (ja) * 2023-01-25 2024-08-02 川崎重工業株式会社 液化ガス運搬船の消火設備

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015181546A (ja) 船舶
JP5819755B2 (ja) 船舶
JP4854495B2 (ja) 船舶
KR20200077618A (ko) 선박
KR101147568B1 (ko) 유조선의 배관 구조
JP4357555B2 (ja) 油槽船の配管構造
JP2014512299A (ja) 転覆した船舶から乗員を避難させるためのシステム
JP5827040B2 (ja) タンカー船
US20200298938A1 (en) Buoy For The Processing Of Production Fluids
JP4818648B2 (ja) 非常用消火ポンプへの給水システム
JP6769588B2 (ja) 船舶
JP2008183105A (ja) 船舶
KR102139041B1 (ko) 선박의 거주 구역 구조 및 화물 운반선
JP2008030584A (ja) 船体損傷時の復原性改善方法及び船舶
KR20140004399A (ko) 구명보트의 격납구조물
RU2690327C2 (ru) Спасательная подводная лодка - носитель глубоководных аппаратов
JP7074276B2 (ja) 船舶
JP2019014453A (ja) 船形構造物
RU2510356C1 (ru) Ограждение спасательных подводных аппаратов, установленных на подводном носителе
KR102299206B1 (ko) 생산 선박 상의 거주 구역의 구성
KR20130141054A (ko) 선박의 오버보드 파이프 라인 구조
KR20140002600U (ko) 해저 파이프 설치선의 추진실용 환기장치
US20230103324A1 (en) Offshore spar platform
KR20240136096A (ko) 유조선의 배관 구조
JP6701487B2 (ja) 揚陸船、揚陸船の建造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160314

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20161226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170315

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170418