JP2020164023A - 船首構造および船舶 - Google Patents

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俊太郎 江川
Shuntaro Egawa
俊太郎 江川
弘睦 船越
Hiromutsu Funakoshi
弘睦 船越
秀聡 秋林
Hidesato Akibayashi
秀聡 秋林
広基 佐藤
Hiroki Sato
広基 佐藤
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Abstract

【課題】軽荷重量を増加させず、かつ貨物倉容積を減少させずに、船舶の載貨重量を増大させる。【解決手段】船舶10は、船首側の第1貨物倉C1の上方へと延出する船首楼20を備える。船首楼20には、船首楼20の船尾側を両舷側間に亘って覆う壁面22を設ける。壁面22には風雨密扉24を設ける。船首楼20の内側にあって、第1貨物倉C1の前方の横隔壁11の直上に、両舷側間に亘って水密壁26を設ける。水密壁26に水密扉28を設ける。【選択図】図2

Description

本発明は、船首楼および貨物倉を備える船舶に関する。
貨物を運搬する商船としては、船体が横隔壁によって船体長手方向に複数の貨物倉に分割された構造が一般に知られている。このような商船において、船首部に船首楼を備えたものも知られている(特許文献1)。
特開2015−181546号公報
ところで、貨物船では船体の重量や大きさを増大させずに、貨物容積や載貨重量を最大化させたいという要望がある。船体の大きさを変更せずに載貨重量を増大させるには満載喫水を増大させることが考えられるが、過積載との関係から満載喫水の上限には制限がある。バルクキャリアのようなB型船舶では、貨物倉などの1区画の容積を減らし、その数を増加させ、損傷時の復原性能を向上させることで満載喫水の上限を上げることができる。しかし、その場合、横隔壁および隔壁に設けられるスツールの数が増大するため、船殻重量が増大し、貨物容積や載貨重量は減少してしまう。
本発明は、船殻重量を増加させず、かつ貨物倉容積を減少させずに、載貨重量を増大させることを目的としている。
本発明の船首構造は、最も船首側の第1貨物倉の上方へと延出する船首楼と、船首楼の船尾側を両舷側間に亘って覆う壁面と、壁面に設けられる風雨密扉と、船首楼の内側にあって、第1貨物倉の前方の水密の横隔壁の直上またはそれよりも船首側に両舷側間に亘って設けられる水密壁と、水密壁に設けられる水密扉とを備えることを特徴としている。
また、本願発明の船首構造は、最も船首側の第1貨物倉の上方へと延出する船首楼と、第1貨物倉の前方の水密の横隔壁よりも船尾側に両舷側間に亘って設けられる水密壁と、前記水密壁に設けられる水密扉とを備え、前記水密壁が前記第1貨物倉の前方の水密の横隔壁から船尾方向に3m以内の距離に位置することを特徴としている。
水密扉は、例えば少なくとも水密壁の左舷側および右舷側に1つずつ設けられる。水密壁よりも船首側の船首楼の天面に水密ハッチが設けられてもよい。船首楼の第1貨物倉の上への延出距離は例えば3m以内である。
本発明の船舶は、上記に記載の各種船首構造を備えることを特徴としている。
船体は、水密の横隔壁によって例えば4つ乃至9つの貨物倉に区画される。
本発明によれば、船殻重量を増加させず、かつ貨物倉容積を減少させずに、載貨重量を増大させることができる。
本発明の第1実施形態の船舶の側面図である。 第1実施形態の船舶の船首部の拡大側面図である。 第1実施形態の船舶の船首部の拡大平面図である。 第2実施形態の船舶の船首部の拡大側面図である。 第2実施形態の船舶の船首部の拡大平面図である。 第3実施形態の船舶の船首部の拡大側面図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態である船首構造を備えた船舶の船体の区画割を示す側面図である。図2は、第1実施形態の船舶の船首部の拡大側面図であり、図3は、第1実施形態の船舶の船首部の拡大平面図である。
第1実施形態の船舶10は、例えばバルクキャリアであり、船体内は水密性を有する横隔壁11〜17により、船首側から船体長手方向に沿って6つの貨物倉、すなわち第1〜第6貨物倉C1〜C6に分割される。なお、第6貨物倉C6の後方には、横隔壁17を隔てて機関室18が設けられる。
船舶10の船首部上甲板上には、船首楼20が設けられる。図2に示すように、船首楼20は、第1貨物倉C1の上方にまで延出する。なお、船首楼20の第1貨物倉C1上への延出距離D1は、本実施形態では例えば3m以内とされるが、3m以上でもよい。船首楼20の船尾側は、両舷側間に亘って設けられる壁面22によって塞がれ、壁面22には人が出入りするための風雨密扉24が設けられる。なお、図3の平面図に示されるように、風雨密扉24は、例えば両舷側の近くに1つずつ設けられる場合が多い。
また、船首楼20内には、両舷側間に亘って水密壁26が設けられる。第1実施形態において、水密壁26は、第1貨物倉C1の船首側の横隔壁11の真上に設けられる。また、水密壁26には、人が出入りするための水密扉28が設けられる。なお、水密扉28は、風雨密扉24に対応して、例えば両舷側の近くに1つずつ設けられる。
以上のように、第1実施形態の船首構造によれば、一般に用いられる風雨密扉ではなく水密扉を採用することで、船体損傷時など、扉が恒常的に水面下になった場合でも船首楼を浮力体とすることができ、復原性を向上させることができる。そのため第1貨物倉C1を含む区画(斜線部)と、船首楼20内の水密壁26よりも前方の区画B1が水密的に隔離されるので、第1貨物倉C1損傷時における船首トリムの計算において、区画B1を浮力体として計算でき、復原性能を向上させられることで満載喫水をその分深く設定することができる。これにより、軽荷重量(船体重量)を増加させず、かつ貨物倉容積を減少させずに、載貨重量を増大させることができる。
図4、図5を参照して第2実施形態の船首構造を備える船舶について説明する。図4は、第2実施形態の船舶の船首部の拡大側面図であり、図5は、第2実施形態の船舶の船首部の拡大平面図である。
第2実施形態の船首部では、船首楼20内に設けられる水密壁30の位置が第1実施形態の水密壁26と異なる。なお、その他の構成は略同様であり、同様な構成には同一参照符号を用いその説明を省略する。
第1実施形態の水密壁26は、第1貨物倉C1の船首側の横隔壁11の真上に配置されたが、第2実施形態では、船首楼20内の、横隔壁11よりも船首側に水密壁30が両舷側間に亘って設けられる。このとき水密壁30は、復原性能上必要な浮力を前方の区画B2が持つ位置に設けられる。第1実施形態と同様に、第1貨物倉C1の上方に設けられる壁面22には風雨密扉24が設けられ、水密壁30には水密扉28が設けられる。また、図4、図5に示されるように、船首楼20内の水密壁30よりも前方の区画B2の天面に例えばロープハッチなどの水密ハッチ32が設けられてもよい。これにより船首楼20内の水密壁30よりも前方の区画B2が、第1貨物倉C1を含む区画(斜線部)と水密的に隔離される。
以上のように、第2実施形態の船首構造においても、区画B2により第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
次に図6を参照して、第3実施形態の船首楼構造について説明する。図6は、第3実施形態の船舶の船首部の拡大側面図である。第3実施形態の船首部では、船首楼20に設けられる水密壁34の位置が第1、2実施形態の水密壁26、30と異なる。なお、その他の構成は略同様であり、同様な構成には同一参照符号を用いその説明を省略する。
第3実施形態の船首楼20では、第1、第2実施形態における壁面22や風雨密扉24が省略され、水密壁34が第1貨物倉C1の船首側横隔壁11から船尾側に3m以内の距離D2に配置される。これにより船首楼20内の水密壁34よりも前方の区画B3が、第1貨物倉C1を含む区画(斜線部)と水密的に隔離されると考えることができ、復原性能を向上させて満載喫水をその分深く設定することができる。なお、水密扉28の配置や数等は、第1、第2実施形態と同様である。
以上のように、第3実施形態の実施形態の船首構造においても、区画B3により第1、2実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1、3実施形態の区画B1、B3に水密ハッチ32は設けられていないが、第2実施形態と同様に、区画B1、B3の天面に水密ハッチも設けることもできる。また、区画B1、B2よりも船尾側の船首楼の天面にハッチを設ける場合には、風雨密であればよい。また、各実施形態において、水密扉や水密ハッチの開閉状態を検知し、例えば操舵室などの遠隔区域において、その開閉状態を確認するための遠隔開閉表示器を設ける構成としてもよい。
本実施形態では、貨物倉が6つ設けられたが、貨物倉の数は例えば4つから9つの何れか、より好ましくは、4つから7つの何れかである。なお、第1、第2実施形態においても、壁面22を船首楼20の内側に配置することも可能であり、また、第3実施形態において、水密隔34を船首楼20の内側に配置することも可能である。
10 船舶
11〜17 横隔壁
20 船首楼
22 壁面
24 風雨密扉
26、30、34 水密壁
28 水密扉
32 水密ハッチ

Claims (7)

  1. 最も船首側の第1貨物倉の上方へと延出する船首楼と、
    前記船首楼の船尾側を両舷側間に亘って覆う壁面と、
    前記壁面に設けられる風雨密扉と、
    前記船首楼の内側にあって、前記第1貨物倉の前方の水密の横隔壁の直上またはそれよりも船首側に両舷側間に亘って設けられる水密壁と、
    前記水密壁に設けられる水密扉と
    を備えることを特徴とする船首構造。
  2. 最も船首側の第1貨物倉の上方へと延出する船首楼と、
    前記第1貨物倉の前方の水密の横隔壁よりも船尾側に両舷側間に亘って設けられる水密壁と、
    前記水密壁に設けられる水密扉とを備え、
    前記水密壁が前記第1貨物倉の前方の水密の横隔壁から船尾方向に3m以内の距離に位置する
    ことを特徴とする船首構造。
  3. 前記水密扉が、少なくとも前記水密壁の左舷側および右舷側に1つずつ設けられることを特徴とする請求項1または2の何れかに記載の船首構造。
  4. 前記水密壁よりも船首側の前記船首楼の天面に水密ハッチが設けられることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の船首構造。
  5. 前記船首楼の前記第1貨物倉の上への延出距離が3m以内であることを特徴とする請求項1、3、4の何れか一項に記載の船首構造。
  6. 請求項1〜5の何れか一項の船首構造を備えることを特徴とする船舶。
  7. 船体が水密の横隔壁によって4つ乃至9つの貨物倉に区画されることを特徴とする請求項6に記載の船舶。
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