JP2008182665A - 積層型の水晶振動子 - Google Patents

積層型の水晶振動子 Download PDF

Info

Publication number
JP2008182665A
JP2008182665A JP2007220478A JP2007220478A JP2008182665A JP 2008182665 A JP2008182665 A JP 2008182665A JP 2007220478 A JP2007220478 A JP 2007220478A JP 2007220478 A JP2007220478 A JP 2007220478A JP 2008182665 A JP2008182665 A JP 2008182665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
crystal
hole
crystal plate
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007220478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5049702B2 (ja
Inventor
Masahiro Yoshimatsu
昌裕 吉松
Tamotsu Kurosawa
保 黒澤
Kozo Ono
公三 小野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Dempa Kogyo Co Ltd filed Critical Nihon Dempa Kogyo Co Ltd
Priority to JP2007220478A priority Critical patent/JP5049702B2/ja
Priority to US11/964,403 priority patent/US7564177B2/en
Publication of JP2008182665A publication Critical patent/JP2008182665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5049702B2 publication Critical patent/JP5049702B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

【課題】気密性を確保した直接接合による積層型の水晶振動子を提供する。
【解決手段】励振電極の設けられた振動子本体が外周の枠部に連接して前記枠部に引出電極4a(4b)の延出した第1水晶板1aと、前記振動子本体に対向する領域に凹部を有して開口端面が前記第1水晶板1aにおける前記枠部の両主面に直接接合された第2水晶板1b及び第3水晶板1cとを備え、前記引出電極4a(4b)の延出した枠部の主面から前記枠部を貫通するビアホールによる第1電極貫通孔6aと前記第2水晶板1bに設けたビアホールによる第2電極貫通孔6bからなる電極貫通孔をクランク状に接続し、前記外表面の外部端子5と接続した構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は直接接合による積層型の水晶振動子を技術分野とし、特に水晶振動子の外表面への電極導出方法に関する。
(発明の背景)
水晶振動子は周波数制御素子として知られ、各種電子機器等の発振回路に組み込まれる。近年では、小型化やシンプル化に伴い、例えばシロキサン結合による直接接合を用いた積層型の水晶振動子が提案されている。
第9図は一従来例を説明する積層型の水晶振動子の図で、同図(a)は同図(b)のA−A断面図、同図(b)は第1水晶板の平面図である。
水晶振動子はそれぞれの結晶軸(XYZ)を一致させて、第1水晶板1aの両主面に第2及び第3水晶板1(bc)を直接接合してなる。第1水晶板1aは振動子本体として機能する例えば音叉状水晶片2を有し、音叉基部2aの底面が突出棒3aを介在させての外周枠部3に連接(結合)してなる。
音叉状水晶片2は長さ方向をY軸、幅方向をX軸、厚み方向をZ軸とする。音叉状水晶片2の音叉腕2bには図示しない対をなす励振電極が形成され、これらと接続した第1及び第2引出電極4(ab)が音叉基部2aの一主面から、枠部3の表面を経て両端側の電極パッド4(xy)として延出する。
第2及び第3水晶板1(bc)は振動子本体のカバーとして機能し、振動子本体(音叉状水晶片2)に対向した領域に凹部を有する。そして、第1水晶板1aにおける枠部3の両主面と第2及び第3水晶板1cにおける凹部の外周部となる開口端面とが直接接合される。直接接合は鏡面研磨した接合面を親水化(OH基)して加熱することによってSi−O−Siのシロキサン結合とする。
そして、例えば第2水晶板1bの両端側の外周部には表面実装用の外部端子5を有し、両端側に設けた電極貫通孔6によって、第1水晶板1aの第1及び第2引出電極4(ab)が延出した電極パッド4(xy)と電気的に接続する。電極貫通孔6は水晶と馴染みのよい例えばクロム(Cr)を含有した導電ペーストを予め形成された貫通孔に充填して焼成(焼結)によって形成される。これにより、電極パッド4(xy)と各外部端子5とを電気的に接続するとともに貫通孔を密閉する(いわゆるビアホール)。
このようなものでは、部品点数を第1〜第3水晶板1(abc)の3点として構造をシンプル化し、水晶振動子の小型化を促進する。そして、例えば第1〜第3水晶板1(abc)の結晶軸(XYZ)を同一方向とするので、膨張係数も同じとなって温度変化による経時特性も良好とする。
特開平8−204479号公報 特開2000269775号公報 特許第3406845号明細書 特開2001−119263
(従来技術の問題点)
しかしながら、上記構成の水晶振動子では、第1水晶板1aの枠部3に延出した第1及び第2引出電極4(ab)の同電極パッド4(xy)は、第2水晶板1bのビアホール(電極貫通孔6)によって導出され、第2水晶板1bの外部端子5と接続する。この場合、第1水晶板1aの枠部3は第2水晶板1bの外周と直接接合されるが、第1及び第2引出電極4(ab)及び同電極パッド4(xy)は基本的に直接接合されない。
これにより、例えば第10図に示したように、接合界面における第1及び第2引出電極4(ab)を含めて同電極パッド4(xy)の電極膜厚によって、第1及び第2電極パッド4(xy)の周囲には電極膜厚に応じた間隙を生じる。したがって、水晶振動子の気密性は基本的にビアホールとした電極貫通孔6によって維持される。
しかし、電極貫通孔6としてのビアホールはクロムの焼結であって原子間結合ではないので、製造条件等によっては必ずしも気密を確実にするとは言えない。そして、電極貫通孔6は第2水晶板1bのみに設けられるので、水晶振動子の低背化が進むほどシールパスが短くなる。このことから、気密性を確保することが困難になる問題があった。
(発明の目的)
本発明は気密性を確保した直接接合による積層型の水晶振動子を提供することを目的と
する。
本発明は、特許請求の範囲(請求項1)に示したように、励振電極の設けられた振動子本体が外周の枠部に連接して前記枠部に引出電極の延出した第1水晶板と、前記振動子本体に対向する領域に凹部を有して開口端面が前記第1水晶板における前記枠部の両主面に直接接合された第2及び第3水晶板とを備え、前記引出電極が前記第2及び第3水晶板の少なくとも一方の外表面に前記枠部に設けられたビアホールによる電極貫通孔によって導出され、前記外表面の外部端子と接続した積層型の水晶振動子において、前記枠部の電極貫通孔は前記引出電極の延出した枠部の主面から前記枠部を貫通する第1電極貫通孔と少なくとも前記第2又は第3水晶板の一方に設けた第2電極貫通孔からなる構成とする。
このような構成であれば、第1及び第2電極貫通孔が第1水晶板と第2又は第3水晶板の少なくとも一方に形成されるので、電極貫通孔によるシールパスを長くできる。したがって、水晶振動子の気密性を確保できる。
(実施態様項)
本発明の請求項2では、請求項1において、前記第1及び第2電極貫通孔は前記第1水晶板と前記第2又は第3水晶板との異なる位置に形成されてクランク状とする。これにより、第1又は第2電極貫通孔の少なくともいずれか一方の気密が維持されれば、気密性を確保できる。
同請求項3では、請求項2において、前記第1水晶板に設けられた前記第1電極貫通孔は異なる位置に設けた第3及び第4電極貫通孔からなる。これにより、第3及び第4電極貫通孔と前述の第2電極貫通孔の3つとなるので、さらに気密性を確保しやすい。
同請求項4では、請求項1において、前記第1及び第2電極貫通孔は前記第1水晶板と前記第2又は第3水晶板との対応する位置に形成されて直線状とする。これによれば、第1及び第2電極貫通孔6を直線状とするので、例えば第1〜第3水晶板を直接接合した後、第2又は第3水晶板の外表面からビアホールを形成する導電ペーストの充填工程が1回で済む。
同請求5では、請求項4において、前記第1電極貫通孔と前記第2貫通孔とは径の大きさを異ならせる。これにより、第1及び第2貫通孔の設けられた第1水晶板と例えば第2水晶板とを直接接合する際、第1及び第2貫通孔の位置合わせが容易になる。
同請求項6では、請求項1において、前記水晶振動子は前記外部端子と接続した実装端子としての金属板を除いて樹脂モールドされる。これにより、脆性材である水晶自体が露出しないので、破損等を防止できる。
(第1実施形態)
第1図及び第2図(ab)は本発明の第1実施形態を説明する図で、第1図は水晶振動子の断面図、第2図(a)は第1水晶板の平面図、同図(b)は同断面図である。なお、前従来例と同一部分には同番号を付与してその説明は簡略又は省略する。
水晶振動子は前述したように振動子本体としての枠部3を有する第1水晶板1aと、カバーとしての凹部を有する第2及び第3水晶板1(bc)とを直接接合してなる。振動子本体としての第1水晶板1aは前述同様に音叉状水晶片2を有する。そして、音叉腕2bに設けた対をなす励振電極と接続する第1及び第2引出電極4(ab)が音叉基部2a及び突出棒3aの一主面を経て、枠部3の一端側及び他端側に電極パッド4(xy)として延出する。
電極パッド4(xy)はそれぞれビアホールによる第1電極貫通孔6aによって、他主
面の電極パッド7(xy)に接続する。第1電極貫通孔6aはそれぞれ枠部の内周寄りとする。電極パッド7(xy)は第1ビアホール6aよりも外周寄りに形成され、第2水晶板1bの外部端子5とビアホールによる第2電極貫通孔6bによって接続する。第2電極貫通孔6bは一端側及び他端側の外周部(肉厚部)に形成され、第1電極貫通孔6aとは離間して外周寄りとなる。
第1及び第2電極貫通孔6(ab)はいずれも接合界面の領域内となり、言わば、接合界面の領域内にクランク状とする第1及び第2電極貫通孔6(ab)を設ける。これらにより、第1及び第2引出電極4(ab)は、特に、第1及び第2水晶板1(ab)に設けたクランク状の第1及び第2電極貫通孔6(ab)によって、第2水晶板1bの外表面に導出される。そして、電極貫通孔6(ab)はそれぞれの外部端子5に接続する。
これらは、例えば第3図(a〜f)に示したように、先ず、第1水晶板1aに図示しない励振電極並びに基部の一主面から延出した第1及び第2引出電極4(ab)の電極パッド(4xy)を枠部3の一端側及び他端側に形成する。これらは、第1水晶板1aのフォトリソ技術を用いたエッチングによる水晶ウェハからの外形加工時に一体的に形成される。あるいは外形加工後に蒸着やスパッタによって形成される。これらの各電極はクロム(Cr)を下地電極として金(Au)メッキされる。
次に、第1水晶板1aの一主面に第3水晶板1cを直接接合する「第3図(a)」。そして、エッチングによって第1水晶板1aに第1貫通孔6mを形成する「第3図(b)」。この場合、エッチング液はフッ酸として、金はエッチングされず第1貫通孔6mのみが形成される。あるいは、公知のドライエッチング技術を用いて貫通孔6mを形成する。そして、第1貫通孔6mにクロムからなる導電ペーストを充填して焼結し、ビアホールによる第1電極貫通孔6aを形成する「第3図(c)」。
これにより、第1電極貫通孔6aは第1水晶板1aの一主面における両端側の各電極パッド4(xy)に接続する。そして、第1水晶板1aの他主面に露出した第1電極貫通孔6aに接続して外周寄りの電極パッド7(xy)を蒸着等によって形成する「第3図(d)」。
次に、第1水晶板1aの他主面に第2水晶板1bを直接接合する「第3図(e)」。ここでは、第2水晶板1bの両端側には直接接合前に、第2貫通孔6nがエッチングによって予め形成される。そして、前述同様に、導電ペーストを充填して焼結し、第2電極貫通孔6bを形成する「第3図(f)」。最後に、第2水晶板1bの外表面(外底面)に下地を蒸着等として金メッキとした外部端子5を形成する(第1図)。
このような構成であれば、第1と第2水晶板1bとの接合界面の領域内にて、第1及び第2水晶板1(ab)の第1及び第2電極貫通孔6(ab)を経て、第1水晶板1aの引出電極4(ab)を第2水晶板1bの外表面に導出して外部端子5に接続する。したがって、従来例の第2水晶板1bのみに形成した場合に比較し、電極貫通孔6のシールパスを長くするので、気密漏れを防止する。
また、ここでは第1及び第2電極貫通孔6(ab)を第1及び第2水晶板1(ab)の異なる位置に形成する。したがって、例えば第1電極貫通孔6aあるいは第2電極貫通孔6bに気密漏れがあっても、いずれか一方の電極貫通孔6a又は6bが確実に密閉されていれば、気密性を確実に確保できる。
(第2実施形態)
第4図は本発明の第2実施形態を説明する水晶振動子の特に両端側の断面図である。なお、前実施形態と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第2実施形態では、第1水晶板1a(振動子本体)の一主面の一対の引出電極4(ab)が延出した両端側の第1電極貫通孔6aを、互いに隣接した第3及び第4電極貫通孔6(cd)から形成する。そして、第1水晶板1aの他主面側で導電路を含む電極パッド8(xy)等によって第3及び第4電極貫通孔6(cd)を電気的に接続する。
さらに、第4電極貫通孔6dは電極パッド9(xy)を経て、第3水晶板1cに設けた第2電極貫通孔6bに接続する。第2電極貫通孔6bは第3水晶板1cの外表面に形成された外部端子5に接続する。
これらは、例えば、先ず、水晶板の一主面に第3及び第4電極貫通孔6(cd)の接続する電極パッドを形成した後、他主面側からのエッチングによって第3及び第4貫通孔を形成する。そして、導電ペーストを充填して焼結し、第3及び第4電極貫通孔6(cd)を形成する。次に、第1水晶板1aの他主面側に露出した第3及び第4電極貫通孔6(cd)上に蒸着等によって電極パッド8(xy)としての金属膜(クロム等)を設けて電気的に接続する。
次に、第1水晶板1aの両主面に第2及び第3水晶板1(bc)を直接接合する。第3水晶板1cの両端側には、第2貫通孔が予め形成される。これにより、第1水晶板1aの一主面に設けられて第4電極貫通孔6dと電気的に接続した、第2貫通孔内の電極パッド9xが露出する。そして、第2貫通孔に導電ペーストを充填して焼結し、第2電極貫通孔6bを形成する。最後に、第3水晶板1cの外表面に露出した第2電極貫通孔6b上に蒸着等によって外部端子5を形成する。
このような構成であれば、第1水晶板1aの第1電極貫通孔6aは第3及び第4電極貫通孔6(cd)からなり、各引出電極4(ab)は3個の電極貫通孔6(cdb)を経て外表面に導出される。したがって、シールパスを第1実施形態よりもさらに長くするとともに、異なる位置に設けられた第2、第3及び第4電極貫通孔6のいずれかが密閉されていれば、気密性を確実にする。
(第3実施形態)
第5図は本発明の第3実施形態を説明する水晶振動子の断面図である。なお、前実施形態と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第3実施形態では第1水晶板1aに設けた第1貫通孔6aと例えば第2水晶板1bに設けた第2貫通孔6bとを直線状として、第2水晶板1bの外表面に引出電極4(ab)を導出する。そして、第2水晶板1aの外表面に設けた外部端子5と接続する。
これらは、例えば、先ず、励振電極及び一端及び他端側に引出電極4(ab)から延出した電極パッド4(xy)を一主面に有する第1水晶板1aと第2及び第3水晶板1(bc)とを直接接合する。そして、第2水晶板1bの外表面の両端側からエッチングによって貫通孔を形成し、第1水晶板1aの各電極パッド4(xy)を露出する。
あるいは、先ず、第1水晶板1aの電極パッドの形成された一主面に第3水晶板1cを直接接合する。そして、第1水晶板1aに他主面から貫通孔を形成し、電極パッド4(xy)を露出する。次に、貫通孔の設けられた第2水晶板1bを第1水晶板1aの他主面に直接接合して、第1及び第2貫通孔を直線状として各電極パッド4(xy)を露出する。
最後に、直線状となった第1及び第2貫通孔に導電ペーストを充填して焼結し、直線状の第1及び第2電極貫通孔6(ab)を形成する。そして、蒸着等によって第2水晶板1bの外表面に露出した第2電極貫通孔6b上に外部端子5を形成する。
この場合でも、第1電極貫通孔6aを第1水晶板1aに形成して電極貫通孔のシールパスを長くするので、気密性を確保できる。そして、ここでは、第1及び第2水晶板1(ab)の電極貫通孔6(ab)を直線状とするので、導電ペーストの充填作業は1回で済み、製造工程を簡易にする。
(第4実施形態)
第6図は本発明の第4実施形態を説明する水晶振動子の断面図である。なお、前実施形態と同一部分の説明は省略又は簡略する。
第4実施形態では、第3実施形態での第1及び第2水晶板1(ab)に形成された第1及び第2電極貫通孔6(ab)の径を異ならせる。例えば第2水晶板1bの第2貫通孔6bを第1水晶板1aのそれよりも大きくする。このようにすれば、第1及び第2水晶板1(ab)を直接接合した際、第1及び第2貫通孔の位置誤差を吸収して直線状にできる。
(他の事項)
上記実施形態では一対の引出電極4(ab)の延出した各電極パッドは第1水晶板1aの一主面に形成したが、例えば、各引出電極4(ab)を両端側の互いに反対面に形成されてあっても適用できる。この場合、例えば第7図に示したように、電極貫通孔6は各電極パッドの形成された面とは反対側の方向からエッチングされて、第2及び第3水晶板1(bc)の外表面に引出電極4(ab)が導出される。そして、外部端子5を両側面の外周表面の全周に設ける。
また、第1及び第2実施形態では、第1及び第2電極貫通孔6(ab)は第1水晶板1aの両端側の中央領域に設けて長さ方向に配置したが、第1及び第2電極貫通孔6(ab)を幅方向に配置してビアホールの形成を容易にもよい。そして、各実施形態において第1水晶板1aは音叉状水晶片2を対象としたが、例えばATカットとした平板状の水晶片でもよくこれらは任意に選択できる。
さらに、例えば第8図(ab)に示したように、第1〜第3水晶板1(abc)を積層した水晶振動子を全体的に樹脂モールドし、破損等を防止するようにしてもよい。例えば水晶振動子の外部端子5とワイヤーボンディングによる導線7を実装端子としての金属板8に接続して樹脂モールドする「第8図(a)」。この場合、水晶振動子の底面にはこれを底上げする補助板8aが設けられる。金属板8及び補助板8aは予め図示しない枠に接続し、樹脂モールド後に枠から切除される。
あるいは、バンプを用いた熱圧着等によって水晶振動子の外部端子5を図示しない枠に接続した金属板8に接合し、樹脂モールドする。そして、樹脂モールド後に金属板8を枠から切除する。これらにより、水晶振動子の全体が樹脂モールドされて水晶自体が露出しないので、水晶を保護して破損等を防止する。
本発明の第1実施形態を説明する水晶振動子の断面図である。 本発明の第1実施形態を説明する第1水晶板の平面図、同図(b)は断面図である。 本発明の第1実施形態の製造過程を説明する水晶振動子の断面図である。 本発明の第2実施形態を説明する水晶振動子の断面図である。 本発明の第3実施形態を説明する水晶振動子の断面図である。 本発明の第4実施形態を説明する水晶振動子の断面図である。 本発明の他の実施形態を説明する水晶振動子の断面図である。 本発明のさらに他の実施例を説明する水晶振動子の断面図である。 従来を説明する図で、同図(a)は水晶振動子の同図(b)のA−A断面図、同図(b)は第1水晶板の平面図である。 従来例を説明する水晶振動子の一部拡大断面図である。
符号の説明
1(abc) 第1〜第3水晶板、2 音叉状水晶片、3 枠部、4(ab) 引出電極、4(xy)、7(xy)、8(xy)、9(xy) 電極パッド、5 外部端子、6 電極貫通孔、7 導線、8 金属板。

Claims (6)

  1. 励振電極の設けられた振動子本体が外周の枠部に連接して前記枠部に一対の引出電極の延出した第1水晶板と、前記振動子本体に対向する領域に凹部を有して開口端面が前記第1水晶板における前記枠部の両主面に直接接合された第2及び第3水晶板とを備え、前記引出電極が前記第2及び第3水晶板の少なくとも一方の外表面に、前記枠部に設けられたビアホールによる電極貫通孔によって導出され、前記外表面の外部端子と接続した積層型の水晶振動子において、
    前記枠部の電極貫通孔は前記引出電極の延出した枠部の主面から前記枠部を貫通する第1電極貫通孔と少なくとも前記第2又は第3水晶板の一方に設けた第2電極貫通孔からなることを特徴とする積層型の水晶振動子。
  2. 請求項1において、前記第1及び第2電極貫通孔は前記第1水晶板と前記第2又は第3水晶板との異なる位置に形成されてクランク状とした積層型の水晶振動子。
  3. 請求項2において、前記第1水晶板に設けられた前記第1電極貫通孔は異なる位置に設けた第3及び第4電極貫通孔からなる積層型の水晶振動子。
  4. 請求項1において、前記第1及び第2電極貫通孔は前記第1水晶板と前記第2又は第3水晶板との対応する位置に形成されて直線状とした積層型の水晶振動子。
  5. 請求項4において、前記第1電極貫通孔と前記第2電極貫通孔とは径の大きさを異ならせた積層型の水晶振動子。
  6. 請求項1において、前記水晶振動子は前記外部端子と接続した実装端子としての金属板を除いて樹脂モールドされた積層型の水晶振動子。
JP2007220478A 2006-12-26 2007-08-28 積層型の水晶振動子 Expired - Fee Related JP5049702B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007220478A JP5049702B2 (ja) 2006-12-26 2007-08-28 積層型の水晶振動子
US11/964,403 US7564177B2 (en) 2006-12-26 2007-12-26 Crystal unit having stacked structure

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006349911 2006-12-26
JP2006349911 2006-12-26
JP2007220478A JP5049702B2 (ja) 2006-12-26 2007-08-28 積層型の水晶振動子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008182665A true JP2008182665A (ja) 2008-08-07
JP5049702B2 JP5049702B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=39726205

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007220478A Expired - Fee Related JP5049702B2 (ja) 2006-12-26 2007-08-28 積層型の水晶振動子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5049702B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056929A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電部品
JP2010135898A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電フレームおよび圧電デバイス
JP2010147824A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Kyocera Kinseki Corp 水晶振動子
JP2010147953A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電フレーム及び圧電デバイス
JP2010187054A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス
JP2010251943A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Daishinku Corp 圧電振動デバイス
JP2011151762A (ja) * 2009-12-26 2011-08-04 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子
JP2011160094A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Daishinku Corp 圧電振動片
JP2013081022A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子及びその製造方法
JP2013251776A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動片及び圧電デバイス
JP2014017863A (ja) * 2013-09-26 2014-01-30 Daishinku Corp 音叉型圧電振動片、および音叉型圧電振動デバイス
WO2016136283A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 株式会社大真空 圧電振動デバイス
WO2018097132A1 (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社大真空 圧電振動デバイスおよびそれを備えたSiPモジュール

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63104512A (ja) * 1986-10-21 1988-05-10 Toyo Commun Equip Co Ltd 圧電共振子の封止構造
JPH10209799A (ja) * 1997-01-24 1998-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 振動子
JP2000269775A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 薄型水晶振動子
JP2001119264A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子
JP2004064701A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の水晶振動子

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63104512A (ja) * 1986-10-21 1988-05-10 Toyo Commun Equip Co Ltd 圧電共振子の封止構造
JPH10209799A (ja) * 1997-01-24 1998-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 振動子
JP2000269775A (ja) * 1999-03-16 2000-09-29 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 薄型水晶振動子
JP2001119264A (ja) * 1999-10-15 2001-04-27 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子
JP2004064701A (ja) * 2002-07-31 2004-02-26 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 表面実装用の水晶振動子

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010056929A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電部品
JP2010135898A (ja) * 2008-12-02 2010-06-17 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電フレームおよび圧電デバイス
US8110966B2 (en) 2008-12-02 2012-02-07 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Piezoelectric frames and piezoelectric devices comprising same
JP2010147824A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Kyocera Kinseki Corp 水晶振動子
JP2010147953A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電フレーム及び圧電デバイス
JP2010187054A (ja) * 2009-02-10 2010-08-26 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電デバイス
JP2010251943A (ja) * 2009-04-14 2010-11-04 Daishinku Corp 圧電振動デバイス
JP2011151762A (ja) * 2009-12-26 2011-08-04 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子
US8390180B2 (en) 2009-12-26 2013-03-05 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Surface mounted crystal resonator
JP2011160094A (ja) * 2010-01-29 2011-08-18 Daishinku Corp 圧電振動片
JP2013081022A (ja) * 2011-10-03 2013-05-02 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 水晶振動子及びその製造方法
US9147831B2 (en) 2011-10-03 2015-09-29 Nihon Dempa Kogyo Co., Ltd. Crystal unit and method for fabricating the same
JP2013251776A (ja) * 2012-06-01 2013-12-12 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電振動片及び圧電デバイス
JP2014017863A (ja) * 2013-09-26 2014-01-30 Daishinku Corp 音叉型圧電振動片、および音叉型圧電振動デバイス
WO2016136283A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 株式会社大真空 圧電振動デバイス
KR20170122229A (ko) * 2015-02-26 2017-11-03 가부시키가이샤 다이신쿠 압전 진동 디바이스
JPWO2016136283A1 (ja) * 2015-02-26 2017-12-07 株式会社大真空 圧電振動デバイス
KR101963699B1 (ko) * 2015-02-26 2019-03-29 가부시키가이샤 다이신쿠 압전 진동 디바이스
JP2019193304A (ja) * 2015-02-26 2019-10-31 株式会社大真空 圧電振動デバイス
US11515857B2 (en) 2015-02-26 2022-11-29 Daishinku Corporation Piezoelectric resonator device
WO2018097132A1 (ja) * 2016-11-24 2018-05-31 株式会社大真空 圧電振動デバイスおよびそれを備えたSiPモジュール

Also Published As

Publication number Publication date
JP5049702B2 (ja) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5049702B2 (ja) 積層型の水晶振動子
US7564177B2 (en) Crystal unit having stacked structure
JP2000077942A (ja) 表面実装型水晶発振器
JP2008078791A (ja) 表面実装用の水晶発振器
JP2008131167A (ja) 圧電デバイスのパッケージ構造及び圧電デバイス
JP5853702B2 (ja) 圧電振動デバイス
CN111727563B (zh) 压电振动器件
JP2022125097A (ja) 圧電振動デバイス
JP3895206B2 (ja) 発振器用シート基板及びこれを用いた表面実装用水晶発振器の製造方法
JP5251224B2 (ja) 圧電振動デバイスの製造方法および圧電振動デバイス
JP2008005088A (ja) 圧電振動子用パッケージおよび圧電振動子、圧電発振器
JP2012090202A (ja) 圧電デバイス、圧電発振器
JP4122512B2 (ja) 圧電振動デバイス
WO2011034104A1 (ja) 圧電振動片、および圧電振動片の製造方法
JP2008098831A (ja) 薄膜圧電共振器
TWI849197B (zh) 壓電振動板、壓電振動元件、以及壓電振動元件之製造方法
JP3945417B2 (ja) 圧電デバイスのパッケージ構造及び圧電デバイスの製造方法
JP2008252442A (ja) 圧電振動デバイスの製造方法
JP5097929B2 (ja) 電子部品の製造方法
JP2009038533A (ja) 圧電発振器
JP4784685B2 (ja) 圧電振動片
WO2023074616A1 (ja) サーミスタ搭載型圧電振動デバイス
TWI817286B (zh) 壓電振動裝置
JP2010177984A (ja) 圧電振動子および圧電デバイス
JP4720933B2 (ja) 圧電振動片

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100519

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20110320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120521

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120626

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120723

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees