JP2010147824A - 水晶振動子 - Google Patents

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Abstract

【課題】基体及び蓋体と水晶振動素子との接合強度を向上させ、又導電体に生じる不具合による水晶振動子の内部空間の気密漏れが生ず、振動特性の悪化が生じない水晶振動子を提供する。
【解決手段】蓋体側金属膜と素子側金属膜と、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜と第1の接続用電極と、基体側金属膜と素子側金属膜と、及び第2の接続用電極と第1の貫通孔封止用基体側金属膜とが接合していることにより、水晶振動子の内部空間を気密封止し、且つ水晶振動子内部の導通配線が引き回されている構造であることを特徴とする水晶振動子。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子機器に用いられる水晶振動子に関する。
従来から、電子機器には電子部品の一つとして水晶振動子が用いられている。図5は従来の水晶振動子の一例を示す断面図である。
図5に示すように従来の水晶振動子200は、水晶振動素子201と、凹部211が設けられた基体210と、凹部221が設けられた蓋体220と、基体210に設けられた導電体230とから概略構成される。水晶振動子200は、基体210の凹部211の開口部及び蓋体220の凹部221の開口部を水晶振動素子201側に向けて、水晶振動素子201を基体210と蓋体220とで挟むように接合されている。
水晶振動素子201は水晶素板202とその表面に設けられた電極から構成される。水晶素板202の外形は、平面視四角形の平板形状である。水晶素板202の両主面中央部分には励振電極203が設けられている。また、水晶素板202の両主面には、それぞれの励振電極203から水晶素板202の一方の短辺方向に引き出された2つの引出電極204が、対向しないように設けられている。また、基体210に対向する水晶素板202の一方の主面側の前記短辺側には、2つ一対の接続用電極205が並んで設けられている。したがって、接続用電極205が設けられている主面と同一の主面に設けられている一方の引出電極204は、一方の接続用電極205と接続され、反対側の主面に設けられている他方の引出電極204は、第一の貫通孔(図示せず)を介して他方の接続用電極205と接続している。
基体210は平面視四角形の平板形状であり、平面の形状が水晶振動素子201の外形と同一となっている。基体210の材質はガラスである。基体210の水晶振動素子201に接合する側の主面には、凹部211が設けられている。この凹部211の開口部の大きさは、接合される水晶振動素子201の振動部分と同じ又はそれ以上の大きさで形成される。つまり、凹部211の開口部の大きさは、水晶振動素子201の振動を阻害しない大きさであり、また、接合時に、水晶振動素子201に設けられた励振電極203、引出電極204及び接続用電極205が、基体210に接触しない大きさとなっている。
基体210の水晶振動素子201に接合する側の主面とは反対側の主面の4つの角部近傍には、外部接続用電極端子212が設けられている。基体210に設けられる凹部211内底面には、水晶振動素子201に設けられている接続用電極205と対向するように、第2の貫通孔213が設けられている。この第2の貫通孔213の内面には導通配線214が設けられている。この導通配線214は外部接続用電極端子212と電気的に接続している。
蓋体220は平面視四角形の平板形状であり、平面の形状が水晶振動素子201の外形と同一となっている。蓋体220の材質はガラスである。蓋体220の水晶振動素子201に接合する側の主面には、凹部221が設けられている。この凹部221の開口部の大きさは、接合される水晶振動素子201の振動部分と同じ又はそれ以上の大きさで形成される。つまり、凹部221の開口部の大きさは、水晶振動素子201の振動を阻害しない大きさであり、また、接合時に、水晶振動素子201に設けられた励振電極203、引出電極204及び接続用電極205が蓋体220に接触しない大きさとなっている。
水晶振動子200は、基体210の凹部211開口部と蓋体220の凹部221の開口部とを水晶振動素子201側に向けて接合されて構成されている。この接合には例えば直接接合が用いられている。水晶振動素子201に基体220及び蓋体220が接合された後、第2の貫通孔213内に導電体230を埋め込む。この導電体230は、第2の貫通孔213からはみだし、水晶振動素子201の接続用電極205に接合され電気的に接続した状態となる。この導電体230により、水晶振動子200内部の空間を気密封止しつつ、水晶振動素子に設けられた接続用電極205と外部接続用電極端子212との導通を取る(例えば、特許文献1〜特許文献3参照)。
図6は従来の水晶振動子の他の例を示す断面図である。図6に示すように、従来の水晶振動子300は、水晶振動素子301と、ガラスを材質とする基板310と、凹部321が設けられたガラスを材質とする蓋体320とから概略構成される。水晶振動子300は、基板310の一方の主面に水晶振動素子301が搭載され、蓋体320の凹部321内に搭載された水晶振動素子301が収納されるように、その基板310の一方の主面に蓋体320が直接接合により接合されている。
基板310の蓋体320と接合する領域には、基板310の一方の主面から他方の主面まで貫通するビアホール311が設けられている。基板310の一方の主面には、このビアホール311から、基板310と蓋体320を接合した際に凹部321の内部となる位置までに達する溝312が設けられている。基板310の一方の主面には、水晶振動素子301を搭載する2個一対の電極パッド313が設けられている。基板310の他方の主面には、複数の外部接続用電極端子314が設けられている。電極パッド312は、各電極パッド312に対応する外部接続用電極端子313と、ビアホール311と溝312に埋設された、導通性の材料からなる導通配線315により電気的に接続され引き回されている。
このような水晶振動子300では、ビアホール311と、ビアホール311から凹部321の内部に達する溝312とを設け、このビアホール311と溝312内に導通配線315を設けることで、基板310と蓋体320との直接接合部分に導通配線315が突出せず、導通配線315による接合不良を防止し、安定した接合状態を保っている。又、ビアホール311と溝312は、導通配線315により埋設されているので、水晶振動子300の内部空間は気密封止される(例えば、特許文献4参照)。
特開2008−113378号公報 特開2007−243378号公報 特開平8−65093号公報 特開2006−339896号公報
ここで、水晶振動素子に作用する熱を軽減するためには、接合手段として陽極接合よりも直接接合を用いるのが有利と考えられる。
しかしながら、直接接合により接合する水晶振動素子と基板と蓋体の接合面に、励振電極からの引き回された導通配線を設けた場合、導通配線は、その厚さ分接合面から突出してしまう。これにより接合の際に接合面同士が接触することができず、接合部分に接合できない箇所が生じ接合不良となる。従って、励振電極からの引き回された導通配線を接合面にそのまま設けることはできなかった。
そこで図6に示すような特許文献4に係る水晶振動子300が提案されているが、基板310の接合面に引き回しのため設けられた溝312により、接合面が均一に接合されず、接合部分にボイドや接合不良が生じる恐れがある。又、この溝312から気密リークを起こさないように、溝312内を導通配線315となる導電性材料により塞ぐ工程を厳密に行い、水晶振動子300内部の気密封止を行わなければならなかった。
又、図5に示すような特許文献1〜3に係る水晶振動子200では、直接接合を簡易に行いつつ気密リークを防ぐため、又、接合部分にボイドや接合不良が発生しないようにするため、基体210に設けられる第2の貫通孔213が、凹部211の内部底面に設けられている。
しかし、第2の貫通孔213内に設けられる導電体230と接続する接続用電極205は、水晶振動素子の振動を阻害しないように水晶振動素子201の振動する領域から離して設けなければならない。又、凹部211の開口部の大きさは、接続用電極205が基体210に接触しない大きさが必要となることから、水晶振動子200の小型化が困難になっていた。又、第2の貫通孔213を導電体230により塞ぐ工程を厳密に行い、水晶振動子200内部の気密封止を行わなければならなかった。
更に、水晶振動子200における、水晶振動素子201にガラスからなる基体210や蓋体220を直接接合により接合する場合や、水晶振動子300における、基板310に蓋体320を直接接合により接合する場合は、その接合面に異物が付着していると、その異物の周囲が接合されない。従って、接合不良による気密リークや、水晶振動子200では水晶振動素子201に曲がりなどの変形要因を与えることとなり、振動特性が悪化することが予測される。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、異物が付着しても接合の信用性を確保し、気密リークを防ぎつつ振動特性の悪化を防ぐ小型の水晶振動子を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するために成されたものであり、水晶素板の両主面において、辺縁部に環状に設けられる素子側金属膜と、前記素子側金属膜より内側に設けられる励振電極とを備え、一方の主面側の前記励振電極が同一主面に設けられる前記素子側金属膜と引出電極により接続され、他方の主面側の前記励振電極が第1の貫通孔の内面に設けられた導通配線を介して一方の主面側に引き回されている水晶振動素子と、
一方の主面に凹部を有し、前記素子側金属膜に向かい合うように前記一方の主面に設けられる蓋体側金属膜と、前記第1の貫通孔に対応した位置に設けられる第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜とを備える蓋体と、
一方の主面に凹部を有しつつこの凹部から離れた位置に第2の貫通孔と第3の貫通孔とを有し、前記素子側金属膜と向かい合うように前記一方の主面に設けられる基体側金属膜と、前記第1の貫通孔に対応した位置に設けられる第1の貫通孔封止用基体側金属膜と、他方の主面に設けられる複数の外部接続用電極端子とを備え、前記第1の貫通孔封止用基体側金属膜が前記第2の貫通孔の内面に設けられた導通配線を介して前記外部接続用電極端子の一つと電気的に接続され、前記基体側金属膜が前記第3の貫通孔の内面に設けられた導通配線を介して前記外部接続用電極端子の残りのいずれか一つと電気的に接続されている基体と、を備え、
前記第1の貫通孔封止用基体側金属膜と前記第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜とが、前記第1の貫通孔と対向するように、前記蓋体と前記水晶振動素子と前記基体とが常温接合されており、前記第1の貫通孔封止用基体側金属膜と前記第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜とにより前記第1の貫通孔が塞がれて構成されていることを特徴とする水晶振動子である。
このような水晶振動子によれば、水晶振動素子の励振電極からの引き回しは素子側金属膜と同一主面に設けられており、第1の貫通孔封止用基体側金属膜は基体側金属膜と同一主面に設けられており、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜は蓋体側金属膜と同一主面に設けられている。
これにより、水晶振動素子と基体と蓋体を常温直接接合により接合する際に、水晶振動素子の引き回し導通配線、第1の貫通孔封止用基体側金属膜及び第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜が、素子側金属膜、基体側金属膜及び蓋体側金属膜の接合面より突出することがない。よって、素子側金属膜、基体側金属膜及び蓋体側金属膜の接合面は、水晶振動素子の引き回し導通配線、第1の貫通孔封止用基体側金属膜、及び第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜の厚さにより阻害されることなく対向する接合面同士が接触し、接合されない箇所が生じることがなく、常温直接接合により接合することができる。
又、このような水晶振動子によれば、従来のように、水晶振動素子の励振電極からの引き回しが基板の接合面から突出しないために、その引き回しを納める溝を設ける必要がない。よって、接合面に溝を設けたことにより接合部分に生じる恐れがあったボイドや接合不良がなく、素子側金属膜、基体側金属膜及び蓋体側金属膜を均一に接合できる。又、その接合する領域に励振電極からの引き回しを設けることができるので、引き回しの形成が容易となる。
更に、引き回しを、水晶振動素子の振動する部分から離れた接合する領域で行えるので、基体及び蓋体の凹部の大きさを従来に比べ小さくでき、水晶振動子の小型化が可能となる。
更に、このような水晶振動子によれば、水晶振動素子と基体と蓋体とが接合されると同時に、水晶振動素子に設けられている第1の貫通孔は、水晶振動素子に引き回されている導通配線と、基体に設けられる第1の貫通孔封止用基体側金属膜と、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜とが接合されることにより塞がれている。又、基体に設けられる第2の貫通孔は、水晶振動素子に引き回されている導通配線と、第1の貫通孔封止用基体側金属膜とが接合されることにより塞がれている。更に、基体に設けられる第3の貫通孔は、水晶振動素子に設けられた素子側金属膜と、基体に設けられた基体側金属膜とが接合されることにより塞がれている。
これにより、第1の貫通孔による、蓋体に設けられる凹部から基体に設けられる凹部への気密リーク、及び第2の貫通孔及び第3の貫通孔による、基体に設けられる凹部から水晶振動子外部への気密リークを防ぐことができ、水晶振動子内を簡易に気密封止できる。又、従来のように、溝内を導電性材料からなる導通配線により厳密に塞ぐ工程や、貫通孔を導電体により塞ぐための厳密な工程は不要となり、製造工程数を低減することができる。
更に又、このような水晶振動子によれば、基体と水晶振動素子との接合が、基体側金属膜と素子側金属膜との常温直接接合でなされ、蓋体と水晶振動素子との接合に蓋体側金属膜と素子側金属膜との常温直接接合でなされるので、異物が接合面である基体側金属膜、素子側金属膜、蓋体側金属膜のいずれかに付着していたとしても、金属膜を構成する金属の常温直接接合時における塑性変形により、異物を金属膜内に取り込みながら金属膜同士が接合される。これにより、異物による接合不良が無くなり、気密リークや水晶振動素子に曲がり等の変形が生じることを防ぐことができる。
よって本発明は、接合面に異物が付着しても接合の信用性を確保し、気密リークを防ぎつつ振動特性の悪化を防ぐ小型の水晶振動子を提供できる効果を奏する。
以下に、本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る水晶振動子を示した概略分解斜視図である。図2は、図1記載のA−Aで切断した概略断面図である。図3は、図2の二点鎖線円B部分の拡大図である。図4は、本発明の実施形態に係る水晶振動子を構成する水晶振動素子を示した平面図であり、(a)は蓋体接合側主面の平面図であり、(b)は基体接合側主面の平面図である。
尚、各図では、説明を明りょうにするため構造体の一部を図示せず、また寸法も一部誇張して図示している。特に図2及び図3における金属膜及び電極の厚み寸法は誇張して図示している。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る水晶振動子100は、水晶振動素子101と、基体120と、蓋体130とから概略構成されている。この水晶振動子100は、水晶振動素子101を基体120と蓋体130とで挟み、接合することにより成る。
水晶振動素子101は、例えば平面視四角形の平板形状の水晶素板102が用いられ、所定の厚さに形成されている。図4に示すように、水晶素板102の両主面の中央部分には、励振電極103が設けられている。又、水晶素板102の両主面の辺縁部には、環状の素子側金属膜104が設けられている。つまり、素子側金属膜104は基体120と蓋体130が接合する面に設けられている。水晶素板102の蓋体130と対向する一方の主面の一角部近傍には、素子側金属膜104とは電気的に接続しない第1の接続用電極105が設けられている。この第1の接続用電極105と同一主面に設けられている励振電極103とは引出電極106により電気的に接続されている。
水晶素板102の一方の主面に設けられた第1の接続用電極105に対向する水晶素板102の他方の主面の部分には、その他方の主面に設けられている素子側金属膜104とは電気的に接続しない第2の接続用電極108が設けられている。この第1の接続用電極105と第2の接続用電極108とは、第1の接続用電極105と第2の接続用電極108の間に設けられた第1の貫通孔109内面の導通配線110により電気的に接続されている。このように、水晶素板102の一方の主面に設けられている励振電極103は、引出電極106、第1の接続用電極105、導通配線110、及び第2の接続用電極108により、水晶素板102の他方の主面へ引き回されている。又、第1の接続用電極105と、水晶素板102の一方の主面に設けられている素子側金属膜104とは、同じ厚さで設けられている。
又、水晶素板102の他方の主面に設けられている素子側金属膜104は、同一主面に設けられている励振電極103と、引出電極107により電気的に接続されている。この引出電極107は、水晶素板102の一方の主面に設けられている励振電極103と第1の接続用電極105とを接続する引出電極106と対向しないように水晶素板102の他方の主面に設けられている。このように、水晶素板102の他方の主面に設けられている励振電極103は、引出電極107、及び水晶素板102の他方の主面の素子側金属膜104により引き回される。又、第2の接続用電極108と、水晶素板102の他方の主面に設けられている素子側金属膜104とは、同じ厚さで設けられている。尚、励振電極103、素子側金属膜104、第1の接続用電極105、引出電極106及び107、第2の接続用電極108、及び導通配線110は、下地金属としてのCr層と、その下地金属の上に重ねて設けられたAu層とから成る。以上のような構成部品により水晶振動素子101は構成されている。
基体120は、例えば平面視四角形の平板形状のガラス板121が用いられている。ガラス板121の平面外形は、水晶振動素子101の平面外形と同一となっている。このガラス板121には凹部122が設けられ、この凹部122を囲うように基体側金属膜123が設けられている。尚、凹部122の開口部の大きさは、基体120と水晶振動素子101とが接合した際に、水晶振動素子101の他方の主面に設けられた励振電極103と引出電極107が凹部122内に位置し、且つ水晶振動子素子101の振動を阻害しない大きさと成っている。
又、ガラス板121の一方の主面に設けられた基体側金属膜123は、水晶振動素子101の他方の主面に設けられた素子側金属膜104と向かい合うように、形状を対応させて設けられている。更に、凹部122が設けられるガラス板121の主面には、基体側金属膜123と電気的に接続しない第1の貫通孔封止用基体側金属膜124が設けられている。
ガラス板121の他方の主面の4つの角部近傍には、外部接続用電極端子125が設けられている。4つのうちの1つの外部接続用電極端子125は、その外部接続用電極端子125の領域内に設けられる第2の貫通孔126内面に形成される導通配線127を介して、第1の貫通孔封止用基体側金属膜124に電気的に接続されている。又、残りの3つのうち1つの外部接続用電極端子125は、その外部接続用電極端子125の領域内に設けられる第3の貫通孔128内面に形成される導通配線(図示せず)を介して、基体側金属膜123に電気的に接続されている。ガラス板121の一方の主面側を向く第2の貫通孔126の開口部は、第1の貫通孔109とは重ならない位置に設けられている。尚、基体側金属膜123、第1の貫通孔封止用基体側金属膜124、導通配線128は、下地金属としてのCr層と、その下地金属の上に重ねて設けられたAu層とから成る。又、第1の貫通孔封止用基体側金属膜124と基体側金属膜123とは、同じ厚さで設けられている。以上のような構成部品により基体120は構成されている。
蓋体130は、例えば平面視四角形の平板形状のガラス板131が用いられている。ガラス板131の平面外形は、水晶振動素子101の平面外形と同一となっている。このガラス板131には凹部132が設けられ、この凹部132を囲うように蓋体側金属膜133が設けられている。尚、凹部132の開口部の大きさは、蓋体130と水晶振動素子101とが接合した際に、水晶振動素子101の一方の主面に設けられた励振電極103と引出電極106が凹部132内に位置し、且つ水晶振動子素子101の振動を阻害しない大きさと成っている。
又、ガラス板131の一方の主面に設けられた蓋体側金属膜133は、水晶振動素子101の一方の主面に設けられた素子側金属膜104と向かい合うように、形状を対応させて設けられている。更に、凹部132が設けられるガラス板131の主面には、蓋体側金属膜133と電気的に接続しない第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134が設けられている。この第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134は、第1の接続用電極105の形状に対応して設けられている。尚、蓋体側金属膜133、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134は、下地金属としてのCr層と、その下地金属の上に重ねて設けられたAu層とから成る。又、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134と蓋体側金属膜133とは、同じ厚さで設けられている。以上のような構成部品により蓋体130は構成されている。
このように構成される水晶振動子100は、蓋体側金属膜133と素子側金属膜104と、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134と第1の接続用電極105と、基体側金属膜123と素子側金属膜104と、第2の接続用電極108と第1の貫通孔封止用基体側金属膜124とを、常温直接接合により接合することで、水晶振動素子101が基体120と蓋体130とにより挟まれた構成となる。この常温直接接合は、例えば、素子側金属膜104と蓋体側金属膜133の表面を、集束イオンビーム(FIB)やイオンガンから照射されるアルゴンイオンにより活性化させ、その活性化した面同士を真空常温の状態で重ね合わせて所定の圧力を加えることで、素子側金属膜104と蓋体側金属膜133とは接合された状態となる。
ここで、図3に示すように、水晶素板102に設けられる第1の貫通孔109の一方の主面側を向く開口部は、第1の接続用電極105に第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134が常温直接接合により接合されて塞がれることになる。又、第1の貫通孔109の他方の主面側を向く開口部は、第2の接続用電極108に第1の貫通孔封止用基体側金属膜124が常温直接接合により接合されて塞がれることになる。又、ガラス板121に設けられる第2の貫通孔126の一方の主面側を向く開口部は、第1の貫通孔109の開口部と対向せずに、第2の接続用電極108と第1の貫通孔封止用基体側金属膜124とが常温直接接合により接合されて塞がれることになる。又、ガラス板121に設けられる第3の貫通孔128の一方の主面側を向く開口部は、基体側金属膜123と素子側用金属膜104とが常温直接接合により接合されて塞がれることになる。つまり、第1の貫通孔109、第2の貫通孔126、及び第3の貫通孔128は、全て塞がれた状態となっている。従って、水晶振動子100を構成した際に、基体120に設けられた凹部122と、蓋体130に設けられた凹部132により形成された水晶振動子100の内部空間は、気密に封止されている。
又、水晶振動素子101の一方の主面に設けられた励振電極103は、水晶振動子100を構成することにより、引出電極106、第1の接続用電極105、第1の貫通孔109内面に設けられた導通配線110、第2の接続用電極108、第1の貫通孔封止用基体側金属膜124、及び第2の貫通孔126内面に設けられた導通配線127を介して引き回され、外部接続用電極端子125の一つと電気的に接続される。更に、水晶振動素子101の他方の主面に設けられた励振電極103は、水晶振動子100を構成することにより、引出電極107、素子側金属膜104、基体側金属膜123、及び第3の貫通孔128内面に設けられた導通配線(図示せず)を介して引き回され外部接続用電極端子125の一つと電気的に接続される。
このように本発明の実施形態に係る水晶振動子100では、蓋体側金属膜133と基体側金属膜123と素子側金属膜104との接合、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134と第1の接続用電極105との接合、及び第2の接続用電極108と第1の貫通孔封止用基体側金属膜124との接合に常温接合を用いることにより、異物が接合面に付着していたとしても、常温直接接合時における各金属膜又は電極を構成する金属の塑性変形により、異物を金属膜又は電極内に取り込みながら接合される。これにより、異物による接合不良が無くなり、水晶振動素子101などに曲がり等の変形を防ぐことができる。
更に、本発明の実施形態に係る水晶振動子100では、水晶振動素子101の励振電極103からの引き回し導通配線は、素子側金属膜104と同一主面に同じ厚さで設けられており、基体120に設けられた第1の貫通孔封止用基体側金属膜124は、基体側金属膜123と同一主面に同じ厚さで設けられており、第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134は、蓋体側金属膜133と同一主面に同じ厚さで設けられている。これにより、水晶振動素子101と基体120と蓋体130を常温直接接合により接合する際に、水晶振動素子の励振電極103からの引き回し、第1の貫通孔封止用基体側金属膜124、及び第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜133は、素子側金属膜104と基体側金属膜123と蓋体側金属膜133との同一主面にあったとしても、素子側金属膜104、基体側金属膜123及び蓋体側金属膜133の接合面より突出することがない。
よって、素子側金属膜104、基体側金属膜123及び蓋体側金属膜133の接合面は、水晶振動素子101の励振電極103からの引き回し、第1の貫通孔封止用基体側金属膜124、及び第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134の厚さに阻害されることなく対向する接合面同士が接触し、接合部分に接合されない箇所が生じることがなく常温直接接合により接合することができる。
又、本発明の実施形態に係る水晶振動子100では、従来のように、水晶振動素子の励振電極からの引き回しが基板の接合面から突出しないように、この引き回しを納める溝を設ける必要がない。よって、接合面に溝を設けたことにより接合部分にボイドや接合不良が生じることがなく、素子側金属膜104、基体側金属膜123及び蓋体側金属膜133を均一に接合できる。又、その接合する領域に励振電極103からの引き回しを設けることができるので、引き回しの形成が容易となる。
更に、励振電極103からの引き回しを、水晶振動素子101の振動する部分から離れた接合領域で行えるので、基体120の凹部122及び蓋体130の凹部132の大きさを従来に比べ小さくでき、水晶振動子100の小型化が可能となる
更に、第1の貫通孔109の開口部は第1の貫通孔封止用基体側金属膜124と第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜134とにより塞がれ、又、第2の貫通孔126の一方の主面側開口部は、水晶振動素子101の導通配線引き回しを構成する第2の接続用電極108により塞がれている。更に、第3の貫通孔128の一方の主面側開口部は、水晶振動素子101の導通配線引き回しを構成する素子側金属膜104により塞がれている。
これにより、蓋体130に設けられる凹部132から基体120に設けられる凹部122への気密リーク、及び基体120に設けられる凹部122から水晶振動子100外部への気密リークを防ぐことができる。従って、従来のように、溝内を導電性材料からなる導通配線により厳密に塞ぐ工程や、気密封止のために導電体を設けることがなく、又導電体による貫通孔を塞ぐための厳密な工程も不要となり、製造工程数が低減できる。
尚、前記した実施形態以外にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。例えば、前記実施形態では、ガラスを材質とした基体120及び蓋体130を示したが、これに限定されず、例えば水晶を材質としてもよい。
本発明の実施形態に係る水晶振動子を示した概略分解斜視図である。 図1記載のA−Aで切断した概略断面図である。 図2記載のB部分の部分拡大図である。 本発明の実施形態に係る水晶振動子を構成する水晶振動素子を示した平面図であり、(a)は蓋体接合側主面の平面図、(b)は基体接合側主面の平面図である。 従来の水晶振動子の一例を示した断面図である。 従来の水晶振動子の他の例を示した断面図である。
符号の説明
100・・・水晶振動子
101・・・水晶振動素子
102・・・水晶素板
103・・・励振電極
104・・・素子側金属膜
105・・・第1の接続用電極
106,107・・・引出電極
108・・・第2の接続用電極
109・・・第1の貫通孔
110,127・・・導通配線
120・・・基体
121,131・・・ガラス板
122,132・・・凹部
123・・・基体側金属膜
124・・・第1の貫通孔封止用基体側金属膜
125・・・外部接続用電極端子
126・・・第2の貫通孔
128・・・第3の貫通孔
130・・・蓋体
133・・・蓋体側金属膜
134・・・第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜

Claims (1)

  1. 水晶素板の両主面において、辺縁部に環状に設けられる素子側金属膜と、前記素子側金属膜より内側に設けられる励振電極とを備え、一方の主面側の前記励振電極が同一主面に設けられる前記素子側金属膜と引出電極により接続され、他方の主面側の前記励振電極が第1の貫通孔の内面に設けられた導通配線を介して一方の主面側に引き回されている水晶振動素子と、
    一方の主面に凹部を有し、前記素子側金属膜に向かい合うように前記一方の主面に設けられる蓋体側金属膜と、前記第1の貫通孔に対応した位置に設けられる第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜とを備える蓋体と、
    一方の主面に凹部を有しつつこの凹部から離れた位置に第二の貫通孔と第3の貫通孔とを有し、前記素子側金属膜と向かい合うように前記一方の主面に設けられる基体側金属膜と、前記第1の貫通孔に対応した位置に設けられる第1の貫通孔封止用基体側金属膜と、他方の主面に設けられる複数の外部接続用電極端子とを備え、前記第1の貫通孔封止用基体側金属膜が前記第2の貫通孔の内面に設けられた導通配線を介して前記外部接続用電極端子の一つと電気的に接続され、前記基体側金属膜が前記第3の貫通孔の内面に設けられた導通配線を介して前記外部接続用電極端子の残りのいずれか一つと電気的に接続されている基体とを備え、
    前記第1の貫通孔封止用基体側金属膜と前記第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜とが、前記第1の貫通孔と対向するように、前記蓋体と前記水晶振動素子と前記基体とが常温直接接合されており、前記第1の貫通孔封止用基体側金属膜と前記第1の貫通孔封止用蓋体側金属膜とにより前記第1の貫通孔が塞がれて構成されていることを特徴とする水晶振動子。
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