JP2008181066A - 電気光学装置およびその製造方法、電子機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】フレキシブルプリント配線基板を筐体に容易かつ確実に位置決めおよび固定することができると共に、電気光学パネルおよび配線を損傷することなく、外枠の取り付け・取り外しが容易な電気光学装置とその製造方法、およびこの電気光学装置を用いた電子機器を提供する。
【解決手段】フレキシブルプリント配線基板4には、電気光学パネル2に設けられた外部接続端子に電気的に接続される端子部と端子部側から延在する延在部8とが設けられ、フレキシブルプリント配線基板4の延在部8が折り返されて少なくとも一部が筐体7に重なるように配置され、延在部8には幅W方向に突出する凸部14、15が設けられ、筐体7には凸部14,15に対応する凹部16、17が設けられ、凸部14,15と凹部16、17が嵌合することによって延在部8が位置決めされて固定され、凸部14,15の少なくとも一部の表面に接地電位の配線が配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】フレキシブルプリント配線基板4には、電気光学パネル2に設けられた外部接続端子に電気的に接続される端子部と端子部側から延在する延在部8とが設けられ、フレキシブルプリント配線基板4の延在部8が折り返されて少なくとも一部が筐体7に重なるように配置され、延在部8には幅W方向に突出する凸部14、15が設けられ、筐体7には凸部14,15に対応する凹部16、17が設けられ、凸部14,15と凹部16、17が嵌合することによって延在部8が位置決めされて固定され、凸部14,15の少なくとも一部の表面に接地電位の配線が配置されていることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この発明は、電気光学装置およびその製造方法、電子機器に関するものである。
従来から、フレキシブルプリント配線基板を用いた電気光学装置が知られている。このフレキシブルプリント配線基板としては、例えば、電気光学装置の電気光学パネルに電気的に接続され、折り返されて筐体に固定されるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、近年、電気光学パネルの一方の基板に画素電極および共通電極を備えた電気光学装置の開発が進められている。このような電気光学装置では、電極を有さない他方の基板側に静電気が帯電しやすいという課題がある。このため、電気光学パネルと、例えば、導電性を有する外枠とを電気的に接続し、外枠を接地することで電気光学パネルを接地する必要がある。外枠の接地は、例えば、フレキシブル配線基板に接地パターンを設け、外枠と接地パターンとを導電ペーストや導電テープを介して電気的に接続させることで行っている。
また、近年、電気光学パネルの一方の基板に画素電極および共通電極を備えた電気光学装置の開発が進められている。このような電気光学装置では、電極を有さない他方の基板側に静電気が帯電しやすいという課題がある。このため、電気光学パネルと、例えば、導電性を有する外枠とを電気的に接続し、外枠を接地することで電気光学パネルを接地する必要がある。外枠の接地は、例えば、フレキシブル配線基板に接地パターンを設け、外枠と接地パターンとを導電ペーストや導電テープを介して電気的に接続させることで行っている。
しかしながら、上記従来の電気光学装置では、図9に示すように、折り返したフレキシブルプリント配線基板104を筐体107に固定する際に、弾性を有するフレキシブルプリント配線基板104の復元力等により、折り返されたフレキシブルプリント配線基板104が筐体107に対して位置ずれを起こしやすいという問題がある。したがって、フレキシブルプリント配線基板104を筐体107に位置決めすることが困難で固定に手間が掛かるため、生産性を低下させるという課題がある。
また、外枠を導電ペーストや導電テープを介して電気光学パネルに接着する際に、接着を確実にするため外枠を押圧する必要があり、この押圧力によって電気光学パネル102が損傷する虞がある。また、外枠を取り外す際に、導電ペーストや導電テープを介して接着されたフレキシブルプリント配線基板104と外枠を剥離させなくてはならない。このため、外枠を取り外す際に、フレキシブルプリント配線基板104の配線等を損傷する虞があるという課題がある。また、再度外枠を取り付ける際に、外枠およびフレキシブルプリント配線基板104に残留した導電ペーストや導電テープを取り除き、再度導電ペーストや導電テープを介して外枠とフレキシブルプリント配線基板104とを接着しなければならず、外枠の取り付け・取り外しの工数が増加するという問題がある。
また、外枠を導電ペーストや導電テープを介して電気光学パネルに接着する際に、接着を確実にするため外枠を押圧する必要があり、この押圧力によって電気光学パネル102が損傷する虞がある。また、外枠を取り外す際に、導電ペーストや導電テープを介して接着されたフレキシブルプリント配線基板104と外枠を剥離させなくてはならない。このため、外枠を取り外す際に、フレキシブルプリント配線基板104の配線等を損傷する虞があるという課題がある。また、再度外枠を取り付ける際に、外枠およびフレキシブルプリント配線基板104に残留した導電ペーストや導電テープを取り除き、再度導電ペーストや導電テープを介して外枠とフレキシブルプリント配線基板104とを接着しなければならず、外枠の取り付け・取り外しの工数が増加するという問題がある。
そこで、本発明は、フレキシブルプリント配線基板を筐体に容易かつ確実に位置決めおよび固定することができると共に、電気光学パネルおよび配線を損傷することなく、外枠の取り付け・取り外しが容易な電気光学装置とその製造方法、およびこの電気光学装置を用いた電子機器を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の電気光学装置は、電気光学パネルと、フレキシブルプリント配線基板と、前記電気光学パネルおよび前記フレキシブルプリント配線基板の少なくとも一部を収容する筐体とを備え、前記フレキシブルプリント配線基板には、前記電気光学パネルに設けられた外部接続端子に電気的に接続される端子部と、前記端子部側から延在する延在部とが設けられ、前記フレキシブルプリント配線基板の前記延在部が折り返されて少なくとも一部が前記筺体に重なるように配置され、前記延在部には幅方向に突出する凸部が設けられ、前記筐体には前記凸部に対応する凹部が設けられ、前記凸部と前記凹部とが嵌合することによって前記延在部が位置決めされて固定され、前記凸部の少なくとも一部の表面に接地電位の配線が配置されていることを特徴とする。
このように構成することで、筐体に少なくとも一部が重なるように折り返して配置されたフレキシブルプリント配線基板の延在部に、フレキシブルプリント配線基板の復元力や外力によって筐体の規定の固定位置からずらそうとするような応力が作用する。このとき、延在部の幅方向へ突出させて設けられた凸部と筐体に設けられた凹部とが嵌合しているので、凸部から凹部へ応力が作用する。一方、凸部へは凹部から作用・反作用によって反対方向の応力が作用する。この凸部と凹部の作用・反作用によって、フレキシブルプリント配線基板を筐体の規定の固定位置かずらそうとする応力に対抗することができる。また同時に、電気光学装置の接地の際に、フレキシブルプリント配線基板から突起した凸部の表面の接地電位の配線に電気的に接続することで接地できるので、従来のようにフレキシブルプリント配線基板上の接地パターンに電気的に接続するよりも、接地を容易にすることができる。
したがって、折り返されたフレキシブルプリント配線基板が規定の固定位置からずれることを防止して、フレキシブルプリント配線基板を筐体に容易に位置決めおよび固定することができると同時に、電気光学装置の接地を容易にすることができる。
このように構成することで、筐体に少なくとも一部が重なるように折り返して配置されたフレキシブルプリント配線基板の延在部に、フレキシブルプリント配線基板の復元力や外力によって筐体の規定の固定位置からずらそうとするような応力が作用する。このとき、延在部の幅方向へ突出させて設けられた凸部と筐体に設けられた凹部とが嵌合しているので、凸部から凹部へ応力が作用する。一方、凸部へは凹部から作用・反作用によって反対方向の応力が作用する。この凸部と凹部の作用・反作用によって、フレキシブルプリント配線基板を筐体の規定の固定位置かずらそうとする応力に対抗することができる。また同時に、電気光学装置の接地の際に、フレキシブルプリント配線基板から突起した凸部の表面の接地電位の配線に電気的に接続することで接地できるので、従来のようにフレキシブルプリント配線基板上の接地パターンに電気的に接続するよりも、接地を容易にすることができる。
したがって、折り返されたフレキシブルプリント配線基板が規定の固定位置からずれることを防止して、フレキシブルプリント配線基板を筐体に容易に位置決めおよび固定することができると同時に、電気光学装置の接地を容易にすることができる。
また、本発明の電気光学装置は、前記筐体を収容する外枠を備え、前記外枠が導電体材料によって形成され、前記凸部の接地電位の配線と前記外枠とが電気的に接続されていることを特徴とする。
このように構成することで、筐体に収容された電気光学パネルを、凸部の接地電位の配線によって接地された導電体材料の外枠に収容することができる。したがって、電気光学パネルを外枠によって、例えば、静電気やノイズ等から保護することができる。よって、静電気やノイズ等の外乱に対する耐性が強化された電気光学装置を得ることができる。
このように構成することで、筐体に収容された電気光学パネルを、凸部の接地電位の配線によって接地された導電体材料の外枠に収容することができる。したがって、電気光学パネルを外枠によって、例えば、静電気やノイズ等から保護することができる。よって、静電気やノイズ等の外乱に対する耐性が強化された電気光学装置を得ることができる。
また、本発明の電気光学装置は、前記外枠が前記筐体を収容する第一外枠と第二外枠によって構成され、前記凸部が前記第一外枠と前記第二外枠との間に挟持され、前記凸部の接地電位の配線と前記第一外枠および前記第二外枠とが電気的に接続されていることを特徴とする。
このように構成することで、筐体に収容された電気光学パネルを、凸部の接地電位の配線によって接地された導電体材料の第一外枠に収容し、さらに凸部の接地電位の配線によって接地された第二外枠によって覆うことができる。これにより、電気光学パネルを各外枠によって、例えば、静電気やノイズ等から保護することができる。したがって、静電気やノイズ等の外乱に対する耐性がより強化された電気光学装置を得ることができる。
また、第一外枠および第二外枠によって、表面に接地電位の配線が配置された凸部を挟持して固定することができるので、例えば、導電ペースト等の接着材等を必要としない。したがって、接地を確実にするために各外枠を押圧する必要がなくなる。これにより、電気光学パネルが接地時の押圧力によって損傷することを防止できる。また、導電ペースト等の接着材等を必要としないので、各外枠の接地を容易に行うことができると共に、フレキシブルプリント配線基板の配線等に損傷を与えることなく各外枠の取り付け・取り外しを繰り返し行うことができる。よって、生産性を向上することができると共に、接着剤等の材料コストを削減することができる。
このように構成することで、筐体に収容された電気光学パネルを、凸部の接地電位の配線によって接地された導電体材料の第一外枠に収容し、さらに凸部の接地電位の配線によって接地された第二外枠によって覆うことができる。これにより、電気光学パネルを各外枠によって、例えば、静電気やノイズ等から保護することができる。したがって、静電気やノイズ等の外乱に対する耐性がより強化された電気光学装置を得ることができる。
また、第一外枠および第二外枠によって、表面に接地電位の配線が配置された凸部を挟持して固定することができるので、例えば、導電ペースト等の接着材等を必要としない。したがって、接地を確実にするために各外枠を押圧する必要がなくなる。これにより、電気光学パネルが接地時の押圧力によって損傷することを防止できる。また、導電ペースト等の接着材等を必要としないので、各外枠の接地を容易に行うことができると共に、フレキシブルプリント配線基板の配線等に損傷を与えることなく各外枠の取り付け・取り外しを繰り返し行うことができる。よって、生産性を向上することができると共に、接着剤等の材料コストを削減することができる。
また、本発明の電気光学装置は、第二外枠が、前記凸部を挟んで前記第一外枠と対向する位置に、前記第一外枠へ向けて突出した突起部を有しており、前記凸部は、前記第二外枠と前記突起部において接触していることを特徴とする。
このように構成することで、第二外枠と凸部とは、突起部を介して接触することとなるため、突起部がない場合に比べて接触しやすくなる。また、突起部の厚みの影響により、第二外枠は、外側(すなわち第一外枠とは反対側)に若干変形した状態で凸部と接触するため、凸部に対して、上記変形に抗する弾性力を常に印加する。したがって、突起部と凸部との間には、互いに接触する方向の力が常に印加される。これらにより、凸部を、第一外枠および第二外枠に確実に接触させることができる。
このように構成することで、第二外枠と凸部とは、突起部を介して接触することとなるため、突起部がない場合に比べて接触しやすくなる。また、突起部の厚みの影響により、第二外枠は、外側(すなわち第一外枠とは反対側)に若干変形した状態で凸部と接触するため、凸部に対して、上記変形に抗する弾性力を常に印加する。したがって、突起部と凸部との間には、互いに接触する方向の力が常に印加される。これらにより、凸部を、第一外枠および第二外枠に確実に接触させることができる。
また、本方法発明の電気光学装置の製造方法は、フレキシブルプリント配線基板と枠部とが連結部によって連結された前記フレキシブルプリント配線基板の母材シートを用い、前記フレキシブルプリント配線基板側に前記連結部の少なくとも一部が残るように前記連結部を切断して前記母材シートから前記フレキシブルプリント配線基板を切り取る工程と、電気光学装置の筐体に形成した凹部に、前記連結部の残部を凸部として嵌合させ、前記フレキシブルプリント配線基板を前記筐体に位置決めして固定する工程と、を有することを特徴とする。
フレキシブルプリント配線基板は、例えば、生産効率向上のため、原材料の基材上に複数同時に形成される。このとき、フレキシブルプリント配線基板の周囲に枠状に残る余剰部を枠部とし、枠部とフレキシブルプリント配線基板との間を連結する基材を連結部として一部残しておき、複数のフレキシブルプリント配線基板を一枚の母材シートとして取り扱う。母材シートは、例えば納入先の工場等で連結部を切断してフレキシブルプリント配線基板を切り取ることで個片化される。このため、従来、連結部はフレキシブルプリント配線基板の配置に影響を及ぼさないように考慮して設けられたり、フレキシブルプリント配線基板を切り抜いた後にフレキシブルプリント配線基板側に残った連結部を取り除いたりする必要があった。
一方、上述の本方法発明のような方法で製造することで、フレキシブルプリント配線基板を筐体に固定する際に、従来不要であった連結部の残部を凸部として有効利用して位置ずれを防止することができる。したがって、フレキシブルプリント配線基板を筐体に固定する工程を容易にすることができ、生産性を向上させることができる。
また、連結部の少なくとも一部が凸部としてフレキシブルプリント配線基板側に残るように母材シートからフレキシブルプリント配線基板を切り取ることで、加工時の公差によって切り取り箇所が多少ずれたとしても、フレキシブルプリント配線基板の損傷を防止することができる。したがって、フレキシブルプリント配線基板の歩留まりを向上させて生産性の向上とコストの削減を実現することができる。
また、連結部の少なくとも一部が凸部としてフレキシブルプリント配線基板側に残るように母材シートからフレキシブルプリント配線基板を切り取ることで、加工時の公差によって切り取り箇所が多少ずれたとしても、フレキシブルプリント配線基板の損傷を防止することができる。したがって、フレキシブルプリント配線基板の歩留まりを向上させて生産性の向上とコストの削減を実現することができる。
また、本方法発明の電気光学装置の製造方法は、前記筐体を導電材料からなる第一外枠に収容する工程と、前記第一外枠を覆うように導電材料からなる第二外枠を装着すると同時に、前記凸部を前記第一外枠および第二外枠の間に挟持することにより、前記凸部の少なくとも一部の表面に形成された接地電位の配線を前記第一外枠および第二外枠に接触させる工程と、を有することを特徴とする。
このような方法で製造することで、第一外枠を覆うように第二外枠を装着すると同時に、凸部の表面に形成された設置電位の配線を両外枠に接触させた状態で、凸部を両外枠間で挟持して固定することができる。したがって、外枠を、例えば、導電ペーストや導電テープ等により接着する工程を省略することができる。よって、生産性を向上させることができる。
また、第二外枠を押圧して接地を確実にする必要がないので、電気光学パネルの損傷を防止して歩留まりを向上させることができる。したがって、生産性の向上およびコストの削減を実現することができる。
このような方法で製造することで、第一外枠を覆うように第二外枠を装着すると同時に、凸部の表面に形成された設置電位の配線を両外枠に接触させた状態で、凸部を両外枠間で挟持して固定することができる。したがって、外枠を、例えば、導電ペーストや導電テープ等により接着する工程を省略することができる。よって、生産性を向上させることができる。
また、第二外枠を押圧して接地を確実にする必要がないので、電気光学パネルの損傷を防止して歩留まりを向上させることができる。したがって、生産性の向上およびコストの削減を実現することができる。
また、本発明の電子機器は、上記の電気光学装置を備えたことを特徴とする。
このように構成することで、フレキシブルプリント配線基板を筐体に容易かつ確実に位置決めおよび固定することができると共に、電気光学パネルおよび配線を損傷することなく、外枠の取り付け・取り外しが容易な電気光学装置を備えた電子機器を得ることができる。
このように構成することで、フレキシブルプリント配線基板を筐体に容易かつ確実に位置決めおよび固定することができると共に、電気光学パネルおよび配線を損傷することなく、外枠の取り付け・取り外しが容易な電気光学装置を備えた電子機器を得ることができる。
次に、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
図1および図2に示すように、液晶装置1(電気光学装置)は、液晶パネル2および液晶パネル2に貼り合わされたバックライト等(図示せず)を備えている。液晶パネル2は、例えばガラス等の二枚の透明基板間に、例えばTN(Twisted Nematic)液晶等の液晶材料が注入され、周囲がシール材等により封止された状態で貼り合わされたものである。また、バックライトは、液晶パネル2表示面の反対面に貼付され、例えばLED等の光源から発せられた光を液晶パネル2の面内に均一に導くための、例えばアクリル樹脂等の導光板等を備えている。
図1および図2に示すように、液晶装置1(電気光学装置)は、液晶パネル2および液晶パネル2に貼り合わされたバックライト等(図示せず)を備えている。液晶パネル2は、例えばガラス等の二枚の透明基板間に、例えばTN(Twisted Nematic)液晶等の液晶材料が注入され、周囲がシール材等により封止された状態で貼り合わされたものである。また、バックライトは、液晶パネル2表示面の反対面に貼付され、例えばLED等の光源から発せられた光を液晶パネル2の面内に均一に導くための、例えばアクリル樹脂等の導光板等を備えている。
液晶パネル2の透明基板には、図3〜図5に示すように張出部3が設けられ、張出部3には外部接続端子(図示省略)が設けられている。この外部接続端子にはフレキシブルプリント配線基板(以下、FPC基板4という)の端子部5が電気的に接続されている。FPC基板4は、例えばポリエステルやポリイミド等のフィルムを基材として、基材上には図示しない配線等が形成され、電子部品6等が実装された可撓性を有する電子基板である。張出部3の外部接続端子に接続されたFPC基板4は折り曲げられ、液晶パネル2と共に筐体7に収容されている。筐体7は、例えば樹脂材料等によって形成されている。
FPC基板4は、図6に示すように平面形状が帯状に形成され、液晶パネルの外部接続端子に電気的に接続される端子部5を備えている。端子部5は直線I−Iの近傍を折り返し線として矢印X方向に折り返された状態で、透明基板の張出部3に電気的に接続されている。FPC基板4の端子部5側から側方に延出された部分は、直線II−IIの近傍を折り返し線として、一部が筐体7に重なるように矢印Y方向に折り返される延在部8となっている。
延在部8は、図2〜図5に示すように、筐体7に延在部8の折り返し方向に沿って設けられた溝部12に収容されている。また、延在部8には、延在部8の延出方向と交差する方向にコネクタ実装部9が延出されている。コネクタ実装部9の先端部は直線III−IIIの近傍を折り返し線として矢印Z方向に折り返されている。先端部が折り返されたコネクタ実装部9は、溝部12に収容された延在部8の途中から溝部12の延在方向と交差する方向へ延出され、コネクタ13が実装されている。
延在部8の折り返し箇所とコネクタ実装部9の分岐箇所との間には、溝部12の延在方向と交差する方向、すなわち延在部8の幅W方向に突出した舌片状の凸部14,15が形成されている。筐体7の溝部12の凸部14,15に対応する位置には、凸部14,15の形状に対応した凹部16,17が形成されている。凸部14,15はこの凹部16,17に嵌合して係止され、位置決めされ固定された状態となっている。また、コネクタ実装部9の延出方向に形成された凸部14は、筐体7の外周からさらに突出するように延出させて設けられ、その表面には接地電位の配線パターンである接地パターン18,19が設けられている。接地パターン18,19は、例えば、銅箔等の導電体材料によって形成され、FPC基板4上の図示しない接地電位の配線に接続されている。
筐体7は、枠状の第一外枠10によって筐体7の図示下面側の少なくとも一部が覆われた状態で第一外枠10に収容されている。第一外枠10は、第一外枠10に一部重なる枠状の第二外枠11によって側面と上部の一部が覆われた状態となっている。すなわち、筐体7と、筐体7に収容された液晶パネル2およびFPC基板4は、第一外枠10と第二外枠11によって、例えば、液晶表示部等の一部を除く周囲が覆われた状態となっている。ここで、第一外枠10および第二外枠11は、例えばステンレス等の導電体材料によって形成されている。
表面に接地電位の接地パターン18,19が設けられた凸部14は、図4に示すように、第一外枠10と第二外枠11とが重なる部分で第一外枠10と第二外枠11との間に挟持され、折り曲げられた状態となっている。凸部14は外側の第二外枠11によって押圧されて第一外枠10に押し付けられた状態となっている。これにより、凸部14の両面に設けられた接地パターン18,19がそれぞれ第一外枠10と第二外枠11に密着して電気的に接続された状態となっている。
次に、この実施の形態の作用・効果について説明する。
図2〜図5に示すように、FPC基板4のコネクタ実装部9側の延在部8が筐体7に少なくとも一部重なるように折り返して配置されていることにより、FPC基板4には、FPC基板4の復元力やその他の外力等により、FPC基板4を筐体7の規定の固定位置からずらす方向の応力が作用する。ここで、コネクタ実装部9側に設けられた凸部14,15が筐体に設けられた凹部に嵌合し係止され、位置決めされて固定されている。
図2〜図5に示すように、FPC基板4のコネクタ実装部9側の延在部8が筐体7に少なくとも一部重なるように折り返して配置されていることにより、FPC基板4には、FPC基板4の復元力やその他の外力等により、FPC基板4を筐体7の規定の固定位置からずらす方向の応力が作用する。ここで、コネクタ実装部9側に設けられた凸部14,15が筐体に設けられた凹部に嵌合し係止され、位置決めされて固定されている。
これにより、FPC基板4が、例えば、溝部12の延在方向に沿ってずれようとしたときに、凸部14,15の外側面が筐体7に設けられた凹部16,17の内側面に当接する。これによって、凸部14,15の外側面から凹部16,17の内側面へ応力が作用する。一方、凸部14,15へは凹部16,17から作用・反作用によって反対方向の応力が作用する。この凸部14,15の外側面と凹部16,17の内側面との間の作用・反作用によって、FPC基板4を筐体の規定の固定位置かずらそうとする応力に対抗することができる。したがって、凸部14,15を筐体7に設けられた凹部16,17に嵌合させることで、折り返されたFPC基板4が規定の固定位置からずれることを防止して、FPC基板4を筐体7に容易かつ確実に位置決めおよび固定することができる。
また、このとき、複数設けられた凸部14,15のうち、表面に接地電位の接地パターン18,19が設けられた凸部14が、導電体材料によって形成された第一外枠10と第二外枠11との間に挟持され、第一外枠10および第二外枠11と電気的に接続されている。
これにより、筐体7に収容された液晶パネル2を、接地電位の導電体材料の第一外枠10に収容し、さらに接地電位の第二外枠11によって覆うことができる。したがって、液晶パネル2を第一外枠10および第二外枠11によって、例えば、静電気やノイズ等から保護することができる。よって、静電気やノイズ等の外乱に対する耐性がより強化された液晶装置1を得ることができる。
これにより、筐体7に収容された液晶パネル2を、接地電位の導電体材料の第一外枠10に収容し、さらに接地電位の第二外枠11によって覆うことができる。したがって、液晶パネル2を第一外枠10および第二外枠11によって、例えば、静電気やノイズ等から保護することができる。よって、静電気やノイズ等の外乱に対する耐性がより強化された液晶装置1を得ることができる。
また、第一外枠10および第二外枠11によって、表面に接地電位の接地パターン18,19が設けられた凸部14を挟持して固定することができるので、第一外枠10および第二外枠11を接地するために、例えば、導電ペーストや導電テープ等の接着材等を必要としない。したがって、接着を確実にするために第二外枠11を押圧する必要がなくなる。これにより、液晶パネル2が接着時の押圧力によって損傷することを防止できる。
また、第一外枠10を第二外枠11に装着することで、第二外枠11の内側面によって、表面に接地電位の接地パターン18,19が設けられた凸部14が折り曲げられて第一外枠10と第二外枠11との間に挟持され、接地電位の接地パターン18,19と第一外枠10、第二外枠11とが電気的に接続された状態となる。したがって、第一外枠10および第二外枠11の接地を機械的な手段よって行うことができるので、例えば、導電ペーストや導電テープ等を介して接地するよりも容易に接地することができる。
また、第一外枠10および第二外枠11とFPC基板4に設けられた接地パターン18,19とを機械的な手段によって接触させて電気的に接続することができるので、第一外枠10および第二外枠11の取り外し時に接着剤等を剥離させる必要がない。したがって、FPC基板4の配線等に損傷を与えることなく第一外枠10および第二外枠11の取り付け・取り外しを繰り返して行うことができる。よって、作業性を改善し、生産性を向上することができると共に、接着剤等の材料コストを削減することができる。
ここで、第二外枠11は、凸部14を挟んで第一外枠10と対向する位置に、第一外枠10へ向けて突出した突起部30(図10)を有する構成としてもよい。図10は、液晶装置1の全体における突起部30の位置を示す斜視図であり、図11は、図10の液晶装置1を、突起部30を含む位置でY−Z平面に沿って切断したときの拡大断面図である。このような構成とすることにより、凸部14は、第二外枠11と突起部30において接触することとなるため、突起部30がない場合に比べて第二外枠11に接触しやすくなる。また、突起部30の厚みの影響により、第二外枠11は、外側に若干変形した状態で凸部14と接触するため、凸部14に対して、上記変形に抗する弾性力を常に印加する。したがって、突起部30と凸部14との間には、互いに接触する方向の力が常に印加される。これらにより、第二外枠11を、凸部14の接地パターン18に確実に接触させることができるとともに、第一外枠10を、凸部14の接地パターン19に確実に接触させることができる。よって、部品寸法の公差等に起因して第二外枠11と凸部14とが接触しなくなり接地が不十分となるような不具合を防止することができる。
さらに、第二外枠11の突起部30に合わせて、第一外枠10の形状を変形してもよい。図12は、第一外枠10および第二外枠11の形状のバリエーションを示す断面図である。
図12(a)は、第二外枠11に突起部30を設けるとともに、第一外枠10にも突起部31を設けた構成を示す図である。ここで、突起部31は、突起部30と対向する位置からずれた位置に形成されているとともに、上記対向する位置を挟んだ2箇所に対称に設けられている。こうした構成によれば、突起部30を、2つの突起部31の間の凹部に嵌合することができる。そして、凸部14は、突起部30,31が嵌合する位置において第一外枠10および第二外枠11の間に挟まれるので、突起部30,31が形作る凹凸に合わせて変形した状態となる。ここで、凸部14は、当該変形を受ける際には必ず突起部30,31と接触する。このため、突起部30,31がない場合に比べて、凸部14の接地パターン18,19を、より確実に第二外枠11および第一外枠10に接触させることができる。
図12(b)は、第二外枠11に突起部30を設けるとともに、第一外枠10に凹状部位32を設けた構成を示す図である。ここで、凹状部位32は、突起部30と対向する位置に形成されている。こうした構成によれば、突起部30を、凹状部位32に嵌合することができる。そして、凸部14は、突起部30と凹状部位32とが嵌合する位置において第一外枠10および第二外枠11の間に挟まれるので、突起部30、凹状部位32が形作る凹凸に合わせて変形した状態となる。ここで、凸部14は、当該変形を受ける際には必ず突起部30および凹状部位32と接触する。このため、突起部30、凹状部位32がない場合に比べて、凸部14の接地パターン18,19を、より確実に第二外枠11および第一外枠10に接触させることができる。
なお、図12(a)または(b)の構成によれば、第一外枠10と第二外枠11とを一定の相対位置(すなわち突起部30が、突起部31の間の凹部または凹状部位32に嵌合する位置)で固定できるという効果も得られる。
図11、図12は、Y−Z平面に沿った断面における第一外枠10および第二外枠11の形状のバリエーションを示したものであるが、同様の変形は、X−Y平面に沿った断面について行ってもよい。図13(a)から(c)は、図10の液晶装置1を、突起部30を含む位置でX−Y平面に沿って切断したときの拡大平面図である。このうち、図13(a)では、第二外枠11は、凸部14を挟んで第一外枠10と対向する位置に、第一外枠10へ向けて突出した突起部30を有している。また、図13(b)では、第一外枠10に2つの突起部31がさらに形成され、第二外枠11の突起部30は、上記2つの突起部31が形作る凹部に嵌合されている。また、図13(c)では、第一外枠10に凹状部位32が形成され、第二外枠11の突起部30は、凹状部位32に嵌合されている。これら図13(a)から(c)の構成によれば、図11、図12の構成と同様の作用により、凸部14の接地パターン18,19を、より確実に第二外枠11および第一外枠10に接触させることができる。
次に、本実施の形態における液晶装置1の製造方法について説明する。
図7に示すように、FPC基板4の母材シート20には、複数のFPC基板4が形成されている。FPC基板4は連結部21を介して母材シート20の余剰部である枠部22に連結されている。ここで言う連結部21とは、一端側がFPC基板4の外形線上に接続され、他端側が枠部22に接続された部分のことである。この連結部21を切断することで、母材シート20からFPC基板4を切り取って個片化する。このときFPC基板4側に連結部21の少なくとも一部が凸部14,15として残るように連結部21を切断して母材シート20からフレキシブルプリント配線基板4を切り取る。
図7に示すように、FPC基板4の母材シート20には、複数のFPC基板4が形成されている。FPC基板4は連結部21を介して母材シート20の余剰部である枠部22に連結されている。ここで言う連結部21とは、一端側がFPC基板4の外形線上に接続され、他端側が枠部22に接続された部分のことである。この連結部21を切断することで、母材シート20からFPC基板4を切り取って個片化する。このときFPC基板4側に連結部21の少なくとも一部が凸部14,15として残るように連結部21を切断して母材シート20からフレキシブルプリント配線基板4を切り取る。
このように連結部21の一部を凸部14,15としてFPC基板4に残して切り取ることで、加工時の公差によって連結部21の切断箇所がFPC基板4側に多少ずれたとしても、凸部14,15によって切断箇所のずれを吸収し、FPC基板4の損傷を防止することができる。したがって、歩留まりを向上させて生産性の向上とコスト削減を図ることができる。
次に、液晶パネル2の透明基板の張出部3にFPC基板4の端子部5を電気的に接続する。次いで、FPC基板4を直線I−Iの近傍で矢印X方向に折り返した後、直線II−IIの近傍で矢印Y方向に折り返しながら、液晶パネル2およびFPC基板4を筐体7に収容する。さらに、FPC基板4を直線III−III近傍で折り返し、例えば、板状の補強材等を貼付してコネクタ実装部9を補強する。次いで、延在部8を溝部12の延在方向に折り返して溝部12に収容し、FPC基板4側の連結部21の残部を凸部14,15として筐体7の凹部16,17に嵌合させ、FPC基板4を筐体7に位置決めして固定する。
これにより、延在部8を溝部12に収容してFPC基板4を筐体7に固定する際に、FPC基板4の位置ずれを防止することができる。したがって、FPC基板4を筐体7に位置決めして固定する工程を容易にして生産性を向上させることができる。また、従来不要であった連結部21を有効利用することができるので、連結部21の残部を切り落とす工程を省略し、コスト削減および生産性の向上を図ることができる。
次いで、液晶パネル2およびFPC基板4を収容した状態で、筐体7を第一外枠10に収容し、第一外枠10を覆うように第二外枠11を装着する。このとき、筐体7から突出した状態の凸部14は、第二外枠11に当接し、さらに第二外枠11の内側面に沿って折り曲げられる。さらに、凸部14は第一外枠10と第二外枠11との間で挟持され、第一外枠10および第二外枠11に接触した状態となり、凸部14の接地パターン18,19と第一外枠10および第二外枠11が電気的に接続した状態となる。
したがって、第一外枠10を覆うように第二外枠11を装着すると同時に、凸部14の表面の接地パターン18,19を第一外枠10と第二外枠11に接触させて接地させ、凸部14を第一外枠10と第二外枠11との間で挟持して機械的に固定することができる。これにより、第一外枠10と第二外枠11を接地パターン18,19に、例えば、導電ペースト等により接着する工程を省略することができる。よって、生産性を向上させることができる。
また、第一外枠10および第二外枠11とFPC基板4との接着を確実にするために、第一外枠10および第二外枠11を押圧する必要がない。したがって、接着時の押圧力による液晶パネル2の損傷を防止して歩留まりを向上させることができる。よって、生産性の向上およびコストの削減を実現することができる。
また、第一外枠10および第二外枠11とFPC基板4との接着を確実にするために、第一外枠10および第二外枠11を押圧する必要がない。したがって、接着時の押圧力による液晶パネル2の損傷を防止して歩留まりを向上させることができる。よって、生産性の向上およびコストの削減を実現することができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、FPC基板4を筐体7に容易かつ確実に位置決めおよび固定することができると共に、液晶パネルおよび配線を損傷することなく、第一外枠10および第二外枠11の取り付け・取り外しが容易な液晶装置1を得ることができる。
次に、本実施の形態における電子機器について説明する。
図8に示すのは、本実施の形態における電子機器の一例である携帯電話300である。携帯電話300は、筐体の内部に上述の実施の形態において説明した液晶装置1を備えている。これにより、FPC基板4を筐体7に容易に位置決めおよび固定することができると共に、液晶パネルおよび配線等を損傷することなく、第一外枠10および第二外枠11の取り付け・取り外しが容易な携帯電話300を得ることができる。
図8に示すのは、本実施の形態における電子機器の一例である携帯電話300である。携帯電話300は、筐体の内部に上述の実施の形態において説明した液晶装置1を備えている。これにより、FPC基板4を筐体7に容易に位置決めおよび固定することができると共に、液晶パネルおよび配線等を損傷することなく、第一外枠10および第二外枠11の取り付け・取り外しが容易な携帯電話300を得ることができる。
尚、本発明の技術範囲は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能であり、実施の形態で挙げた具体的な材料や構成などはほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。例えば、FPC基板の凸部の個数、位置等は、FPC基板の形状等に応じて適宜調整することができる。また、FPC基板の形状は限定されない。
また、電子機器としては、上述の携帯電話に限られることなく、種々の電子機器に適用することができる。例えば、ノート型コンピュータ、液晶プロジェクタ、マルチメディア対応のパーソナルコンピュータ(PC)及びエンジニアリング・ワークステーション(EWS)、ページャ、ワードプロセッサ、テレビ、ビューファインダ型又はモニタ直視型のビデオテープレコーダ、電子手帳、電子卓上計算機、カーナビゲーション装置、POS端末、プリンタの液晶表示部、タッチパネルを備えた装置等の電子機器に適用することができる。
1 液晶装置(電気光学装置)、2 液晶パネル(電気光学パネル)、4 FPC基板(フレキシブルプリント配線基板)、5 端子部、7 筐体、8 延在部、9 コネクタ実装部、10 第一外枠(外枠)、11 第二外枠(外枠)、13 コネクタ、14 凸部、15 凸部、16 凹部、17 凹部、18 接地パターン(配線)、19 接地パターン(配線)、20 母材シート、21 連結部、22 枠部、30,31 突起部、32 凹状部位、300 携帯電話(電子機器)、W 幅
Claims (7)
- 電気光学パネルと、フレキシブルプリント配線基板と、前記電気光学パネルおよび前記フレキシブルプリント配線基板の少なくとも一部を収容する筐体とを備え、
前記フレキシブルプリント配線基板には、前記電気光学パネルに設けられた外部接続端子に電気的に接続される端子部と、前記端子部側から延在する延在部とが設けられ、前記フレキシブルプリント配線基板の前記延在部が折り返されて少なくとも一部が前記筺体に重なるように配置され、前記延在部には幅方向に突出する凸部が設けられ、前記筐体には前記凸部に対応する凹部が設けられ、前記凸部と前記凹部とが嵌合することによって前記延在部が位置決めされて固定され、前記凸部の少なくとも一部の表面に接地電位の配線が配置されていることを特徴とする電気光学装置。 - 前記筐体を収容する外枠を備え、前記外枠が導電体材料によって形成され、前記凸部の接地電位の配線と前記外枠とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項1記載の電気光学装置。
- 前記外枠が前記筐体を収容する第一外枠と第二外枠によって構成され、前記凸部が前記第一外枠と前記第二外枠との間に挟持され、前記凸部の接地電位の配線と前記第一外枠および前記第二外枠とが電気的に接続されていることを特徴とする請求項2記載の電気光学装置。
- 前記第二外枠は、前記凸部を挟んで前記第一外枠と対向する位置に、前記第一外枠へ向けて突出した突起部を有しており、
前記凸部は、前記第二外枠と前記突起部において接触していることを特徴とする請求項3記載の電気光学装置。 - フレキシブルプリント配線基板と枠部とが連結部によって連結された前記フレキシブルプリント配線基板の母材シートを用い、前記フレキシブルプリント配線基板側に前記連結部の少なくとも一部が残るように前記連結部を切断して前記母材シートから前記フレキシブルプリント配線基板を切り取る工程と、
電気光学装置の筐体に形成した凹部に、前記連結部の残部を凸部として嵌合させ、前記フレキシブルプリント配線基板を前記筐体に位置決めして固定する工程と、
を有することを特徴とする電気光学装置の製造方法。 - 前記筐体を導電材料からなる第一外枠に収容する工程と、
前記第一外枠を覆うように導電材料からなる第二外枠を装着すると同時に、前記凸部を前記第一外枠および第二外枠の間に挟持することにより、前記凸部の少なくとも一部の表面に形成された接地電位の配線を前記第一外枠および第二外枠に接触させる工程と、
を有することを特徴とする請求項5記載の電気光学装置の製造方法。 - 請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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JP2007100165A JP2008181066A (ja) | 2006-12-28 | 2007-04-06 | 電気光学装置およびその製造方法、電子機器 |
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WO2010021200A1 (ja) * | 2008-08-22 | 2010-02-25 | シャープ株式会社 | 電子パッケージ、表示装置、および電子機器 |
US7936565B2 (en) | 2009-03-06 | 2011-05-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Electronic apparatus and flexible printed wiring board |
WO2013118712A1 (ja) * | 2012-02-08 | 2013-08-15 | シャープ株式会社 | 表示装置およびテレビ受信装置 |
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-
2007
- 2007-04-06 JP JP2007100165A patent/JP2008181066A/ja not_active Withdrawn
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RU2472233C2 (ru) * | 2008-08-22 | 2013-01-10 | Шарп Кабусики Кайся | Упаковка электроники, устройство отображения и электронное устройство |
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