JP2008175981A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 画像形成を行う動作時には感光体に露光可能で、画像形成を行わない非動作時には防塵ガラスの汚れを防止し、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には走査式光学装置の外部にレーザ光がもれることを確実に防止し、ユーザやサービスマンが安全に防塵ガラスの清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための防塵ガラスの視認が可能にする。
【解決手段】 レーザシャッタで確実にレーザビームがLSユニットの外にもれないようにし、操作者の安全を確保して防塵ガラスの清掃等のメンテナンス作業時に防塵シャッタの開閉を可能にする。
【選択図】 図10

Description

本発明は、感光体等に対して光書き込み走査を行う走査式光学装置を有する、電子写真複写機・同プリンタ等の画像形成装置に関する。
従来、画像形成装置において、感光体にレーザ光を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーで現像し、得られるトナー画像をシート状の記録媒体上に転写した後、定着装置によりトナーを加熱定着することで、記録媒体上に画像形成を行う画像形成装置が知られている。
このような画像形成装置において、感光体にレーザ光を露光する走査式光学装置は、画像情報に基づいてレーザ光を発光する光源、光源から発光されたレーザ光を偏向走査する回転多面鏡、回転多面鏡により偏光走査されたレーザ光を等速走査および感光体上でスポット結像させるfθレンズ、レーザ光を所定の方向へ反射する折り返しミラーを筐体内に有し、筐体内のスリット状の開口部より感光体にレーザ光を露光する。ここで、走査式光学装置内に埃やトナー等が入り、レーザの光路上に汚れが発生すると、画像上の汚れに対応する部分に画像抜けが生じ、画像品質が悪くなってしまう。このため、走査式光学装置の筐体を密封することで、埃やトナー等の進入を防止し、レーザ光を出射する筐体内のスリット状の開口部には透明な防塵ガラスを取り付けることで、走査式光学装置内に埃やトナー等が進入することなく、レーザ光を感光体に露光できるように構成されている。
ところが、近年、画像形成装置のコンパクト化に伴い、走査式光学装置を感光体に近い位置に配置されるようになり、場合によっては感光体の下側に走査式光学装置を配置されることがある。このように、感光体の近くや下側に走査式光学装置が配置されると、トナーの飛散や感光体、現像器、クリーナ等から落下したトナーにより、走査式光学装置のレーザ光の出射口に設けた防塵ガラスにトナーが付着して汚れてしまい、前記同様に画像上の汚れに対応する部分に画像抜けが生じ、画像品質が悪くなってしまう。
このため、特開平11-167080に記載のように、走査式光学装置の防塵ガラスの外側に防塵ガラスを開閉可能に覆うシャッタを設けることで、防塵ガラスの汚れを防止する装置が提案されている。
また、カラー画像形成装置においては、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色に対して独立した感光体を有し、各感光体にレーザ光を露光して静電潜像を形成し、この静電潜像を各色のトナーで現像し、得られるトナー画像をシート状の記録媒体上で重ねあわせてカラー画像を得るタンデム型のカラー画像形成装置が知られている。
このようなタンデム型のカラー画像形成装置において、低コスト化、小型化を図るために各感光体へのレーザ光の露光手段として、偏向走査手段である回転多面鏡を複数の光源で共通化し、1つの回転多面鏡で複数の光源からのレーザ光を同時に偏向走査して複数の感光体に照射して露光を行う走査式光学装置が有る。このようなタンデム型カラー画像形成装置の走査式光学装置においては、1つの筐体に複数のレーザ光出射口が有り、それぞれの出射口に対応して複数の防塵ガラスが設けられている。
こうしたタンデム型カラー画像形成装置の走査式光学装置においても、防塵ガラスの汚れは前記同様に画像上の汚れに対応する部分に画像抜けが生じ、画像品質が悪くなってしまう。
このため、特開2002-148910に記載のように、タンデム型カラー画像形成装置の走査式光学装置に設けられた複数の防塵ガラスに対応して、複数のシャッタを設けると共に、複数のシャッタを同時に開閉可能な装置が提案されている。
特開平11-167080号公報 特開2002-148910号公報
しかしながら、上記従来例のように防塵ガラスを覆うシャッタを設けることで汚れは少なくなるが、完全に汚れを防止できないため防塵ガラスの清掃を行うことは必須である。特開平11-167080に記載のように、シャッタの開閉に連動して防塵ガラスの清掃を行うことが提案されているが、同じ箇所が汚れると、時間の経過により拭き取れなくなってしまう。また、ユーザやサービスマンが手動で清掃する際、シャッタが閉じていれば、レーザが万一発光されても、走査式光学装置の外部にレーザ光がもれることはないが、シャッタを閉じたまま防塵ガラスの清掃をするためには、防塵ガラスの側方から清掃部材を挿入するため、清掃時の圧力が任意にできず、拭き残しが発生することがある。また、汚れがとれたかどうかの確認も再度画像形成装置を稼動しないとわからないため、拭き残しがあると非常にわずらわしい。しかも、汚れている場所がどこかわからないため、防塵ガラス全体を何度も拭く必要があり、操作性が悪いという問題がある。
一方、シャッタを開いて清掃を行う場合は、防塵ガラスの鉛直方向から清掃部材を挿入できるため、圧力を任意に調節でき、汚れている場所の特定や、拭き残しがないかの確認も容易となるが、レーザが万一発光された場合、ユーザやサービスマンがレーザを照射されてしまう恐れがある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、本発明の目的は、画像形成を行う動作時には感光体に露光可能で、画像形成を行わない非動作時には防塵ガラスの汚れを防止し、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には走査式光学装置の外部にレーザ光がもれることを確実に防止し、ユーザやサービスマンが安全に防塵ガラスの清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための防塵ガラスの視認が可能な画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するための本発明に係る代表的な構成は、感光体に光束を偏向走査する走査式光学装置を備える画像形成装置において、走査式光学装置の射出口に設けた光束を透過させる透明部材と、走査式光学装置の射出口の外側で前記透明部材を覆う閉止位置と前記射出口から出る光束をよけた開放位置に移動自在な透明部材カバー部と、走査式光学装置の外部に光束のもれを防止する閉止状態と光束を射出可能な開放状態とに切り替え可能な光束もれ防止手段とを設け、光束もれ防止手段と透明部材カバー部の両方が開放状態および位置にある動作時モードと、光束もれ防止手段と透明部材カバー部の両方が閉止状態および位置にある非動作時モードと、光束もれ防止手段が閉止状態で透明部材カバー部が開放位置にあるメンテナンス時モードの3つのモードからなることを特徴とする。
以上説明したように、本出願に係る第一の発明によれば、感光体に光束を偏向走査する走査式光学装置を備える画像形成装置において、走査式光学装置の射出口に設けた光束を透過させる透明部材と、走査式光学装置の射出口の外側で前記透明部材を覆う閉止位置と前記射出口から出る光束をよけた開放位置に移動自在な透明部材カバー部と、走査式光学装置の外部に光束のもれを防止する閉止状態と光束を射出可能な開放状態とに切り替え可能な光束もれ防止手段とを設け、光束もれ防止手段と透明部材カバー部の両方が開放状態および位置にある動作時モードと、光束もれ防止手段と透明部材カバー部の両方が閉止状態および位置にある非動作時モードと、光束もれ防止手段が閉止状態で透明部材カバー部が開放位置にあるメンテナンス時モードの3つのモードからなることで、動作時には走査式光学装置から射出される光束が感光体に露光可能で、非動作時には走査式光学装置から外に光束がもれることが無く、透明部材に埃やトナー等が付着することを防止し、透明部材の清掃を行うメンテナンス時には走査式光学装置から外に光束がもれることを確実に防止し、ユーザやサービスマンが安全に透明部材の清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための透明部材の視認が可能となる。
本出願に係る第二の発明によれば、前記走査式光学装置が、複数の感光体に複数の光束をそれぞれ偏向走査する走査式光学装置であって、前記メンテナンスモード時に任意の透明部材カバー部を開放位置に移動可能としたことで、透明部材の清掃時に他の透明部材が汚れることを防止できる。
本出願に係る第三の発明によれば、前記光束もれ防止手段が前記閉止状態で光束を遮光する遮光部材であり、前記開放状態で光束をよけた位置に移動可能としたことで、簡単な構成で、動作時には走査式光学装置から射出される光束が感光体に露光可能で、非動作時には走査式光学装置から外に光束がもれることが無く、透明部材に埃やトナー等が付着することを防止し、透明部材の清掃を行うメンテナンス時には走査式光学装置から外に光束がもれることを確実に防止し、ユーザやサービスマンが安全に透明部材の清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための透明部材の視認が可能となる。
本出願に係る第四の発明によれば、前記透明部材カバー部を閉止位置の方向に付勢する付勢手段と、透明部材カバー部との当接部を有するアーム部材とを有し、光束もれ防止手段の開放状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部を開放位置に移動させ、光束もれ防止手段の閉止状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部と当接しない位置に移動可能に配設されていることで、透明部材カバー部を確実に閉止位置に移動可能であると共に、アーム部材の当接部の位置バラツキや透明部材カバーの位置バラツキの影響を受けることが無い。このため、閉止位置で透明部材が汚れることを防止する効果が高くなる。また、透明部材の清掃を行うメンテナンス時に、簡単な構成で任意の透明部材カバー部を開放位置に移動可能であり、透明部材の清掃時に他の透明部材が汚れることを防止できる。
本出願に係る第五の発明によれば、前記透明部材カバー部は開放位置にある際に閉止位置の方向に力が発生する重心の位置であり、透明部材カバー部との当接部を有するアーム部材とを有し、光束もれ防止手段の開放状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部を開放位置に移動させ、光束もれ防止手段の閉止状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部と当接しない位置に移動可能に配設されていることで、装置を大型化することなく簡単な構成で透明部材カバー部を確実に閉止位置に移動可能であると共に、アーム部材の当接部の位置バラツキや透明部材カバーの位置バラツキの影響を受けることが無い。このため、閉止位置で透明部材が汚れることを防止する効果が高くなる。また、透明部材の清掃を行うメンテナンス時に、簡単な構成で任意の透明部材カバー部を開放位置に移動可能であり、透明部材の清掃時に他の透明部材が汚れることを防止できる。
本出願に係る第六の発明によれば、前記透明部材カバー部に清掃部材を挿入する挿入口を設け、清掃部材の清掃する動作に連動して前記透明部材カバー部を開放位置に移動可能としたことで、透明部材の清掃を行うメンテナンス時に、簡単な構成で操作性良く透明部材カバー部を開放位置に移動できる。このため、ユーザやサービスマンが透明部材の清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための清掃部材の視認が一連の清掃動作の中で可能となり、操作性を向上させる。
以下、本発明を図示の実施形態に従って説明する。
(第一の実施例)
以下に、図面を参照しながら本発明をタンデム型カラー画像形成装置(プリンタ)に適用した第一の実施例について説明する。
図1は本発明の一実施例であるタンデム型カラープリンタの概略断面図、図2は走査式光学装置と画像形成部を示す動作時の概略断面図、図3は走査式光学装置と画像形成部を示す非動作時の概略断面図、図4は走査式光学装置と画像形成部を示すメンテナンス時の概略断面図、図5は走査式光学装置の全体構成を示す斜視図、図6,7はレーザホルダ部の断面図、図8は第一実施例の光学もれ防止手段と走査式光学装置を示す部分上視図、図9は透明部材カバー部と走査式光学装置を示す斜視図、図10は第一実施例のフローチャートである。
カラープリンタ100には、ブラック色の画像を形成する画像形成部81Bkと、シアン色の画像を形成する画像形成部81Cと、マゼンタ色の画像を形成する画像形成部81Mと、イエロー色の画像を形成する画像形成部81Yの4つの画像形成部(画像形成ユニット)を備えており、これら4つの画像形成部81Bk,81C,81M,81Yは一定の間隔において一列に配置される。
各画像形成部81Bk,81C,81M,81Yには、それぞれドラム型の感光体(以下、感光ドラムという)82a,82b,82c,82dが設置されている。各感光ドラム82a,82b,82c,82dの周囲には、一次帯電器83a,83b,83c,83d、現像装置84a,84b,84c,84d、転写手段としての転写ローラ85a,85b,85c,85d、ドラムクリーナ装置86a、86b、86c、86dがそれぞれ配置されており、一次帯電器83a,83b,83c,83dと現像装置84a,84b,84c,84d間の下方には走査式光学装置50が設置されている。
各現像装置84a,84b,84c,84dには、それぞれブラックトナー、シアントナー、マゼンタトナー、イエロートナーが収納されている。
各感光ドラム82a,82b,82c,82dは、負帯電のOPC感光体でアルミニウム製のドラム基体上に光導電層を有しており、駆動装置(不図示)によって矢印方向(図1における時計回り方向)に所定のプロセススピードで回転駆動される。
一次帯電手段としての一次帯電器83a,83b,83c,83dは、帯電バイアス電源(不図示)から印加される帯電バイアスによって各感光ドラム82a,82b,82c,82d表面を負極性の所定電位に均一に帯電する。
現像装置84a,84b,84c,84dは、トナーを内蔵し、それぞれ各感光ドラム82a,82b,82c,82d上に形成される各静電潜像に各色のトナーを付着させてトナー像として現像(可視像化)する。
転写手段としての転写ローラ85a,85b,85c,85dは、各一次転写ニップ部にて中間転写ベルト87を介して各感光ドラム82a,82b,82c,82dに当接している。
ドラムクリーナ装置86a、86b、86c、86dは、感光体ドラム上で一次転写時の残留した残留トナーを、感光体から除去するためのクリーニングブレード等で構成されている。
中間転写ベルト87は、一対のベルト搬送ローラ88、89間に張架されており、矢印A方向(図1における反時計回り方向)に回転(移動)される。中間転写ベルト87は、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム、ポリフッ化ビニリデン樹脂フィルム等のような誘電体樹脂によって構成されている。
ベルト搬送ローラ88は、中間転写ベルト87を介して二次転写ローラ90と当接して、二次転写部を形成している。中間転写ベルト87の外側でベルト搬送ローラ89近傍には、中間転写ベルト87表面に残った転写残トナーを除去して回収するベルトクリーニング装置91が設置されている。
92はシート状の記録媒体である転写用紙を格納する給紙カセットで、給紙カセット92内の転写用紙は給紙ローラ93により1枚ずつ給紙され、レジストローラ対94に搬送されると、いったん停止し、前記二次転写部で所定位置にトナー像を転写されるようにタイミングを合わせて搬送が開始される。二次転写部でトナー像を転写された転写用紙は定着器95によりトナー像を熱により定着され、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により、排紙トレイ98上に搬送、排紙される。
前記走査式光学装置50において、1はレーザホルダで、光源である半導体レーザ(シングルビームレーザ)2,3を鏡筒保持部1a,1bに圧入して保持している。鏡筒保持部1a,1bは半導体レーザ2,3の光路を互いに副走査方向に所定角度θを持って交差するように光軸を傾斜させて設けられており、鏡筒の外形の一部が一体化されている。このため、半導体レーザ2,3の間隔を近接して保持することが可能である。鏡筒保持部1a,1bの先端側には各半導体レーザ2,3に対応する絞り部1c,1dが設けられ、半導体レーザ2,3から射出された光束を所望の最適なビーム形状に成形している。鏡筒保持部1a,1bのさらに先端には、絞り部1c,1dを通過した各光束を略平行光束に変換するコリメータレンズ6,7の接着部1e,1fが主走査方向に各2箇所設けられている。ここで、コリメータレンズ6,7は照射位置やピントをレーザ光の光学特性を検出しながら調整を行い、位置が決定すると紫外線硬化形の接着剤を紫外線照射することで接着部1e,1fに接着固定される。
40は走査式光学装置の各光学部品を格納する光学ケースであり、光学ケース40の側壁には、レーザホルダ1を位置決めするための勘合穴部および長穴部が副走査方向に設けられており、レーザホルダ1の鏡筒保持部1a,1bの外形部に設けられた勘合部を勘合させて取り付けられるようにしている。このように、半導体レーザ2,3を保持して光路を形成する鏡筒保持部1a,1bの外形部に設けられた勘合部を勘合させて光学ケース40にレーザホルダ1を取り付けているので、半導体レーザ2,3と光学ケース40に格納された各光学部品との位置関係を精度良く保証することができる。
11はレーザホルダで、レーザホルダ1と同一部品であり、半導体レーザ12,13を鏡筒保持部11a,11bに圧入して保持している。14は電気回路基板で、半導体レーザ2,3,12,13に電気的に接続されており、レーザ駆動回路が設けられている。5,15は電気回路基板14上に設けられたBDセンサで、ポリゴンミラー10に反射された光束を検知して主走査方向の同期信号を出力することで、画像端部の走査開始位置のタイミングを調整している。ここで、鏡筒保持部11a,11bは半導体レーザ12,13の光路を互いに副走査方向に所定角度θを持って交差するように光軸を傾斜させて設けられており、鏡筒の外形の一部が一体化されている。鏡筒保持部11a,11bの先端側には各半導体レーザ12,13に対応する絞り部11c,11dが設けられ、半導体レーザ12,13から射出された光束を所望の最適なビーム形状に成形している。鏡筒保持部11a,11bのさらに先端には、絞り部11c,11dを通過した各光束を略平行光束に変換するコリメータレンズ16,17の接着部11e,11fが主走査方向に各2箇所設けられている。ここで、コリメータレンズ16,17はコリメータレンズ6,7と同様に、照射位置やピントの調整を行い、接着部11e,11fに接着固定される。
ここで、レーザホルダ11のBDスリット部15gをレーザホルダ1と逆側に、レーザホルダ1のBDスリット部5gをレーザホルダ11と逆側に配置するため、レーザホルダ11はレーザホルダ1を180度回転させた状態で、半導体レーザ12の位置が半導体レーザ3の隣に、半導体レーザ13の位置が半導体レーザ2の隣になるように、光学ケース40の同一面に配置されている。このため、半導体レーザ2,3と半導体レーザ12,13の主走査方向の間隔を、ポリゴンミラー10の対向する走査光学系への反射面に合わせて短く配置することが可能となる。このように、半導体レーザ2,3,12,13を同一方向に配置した場合にもポリゴンミラー10により走査可能な角度を広くできるため、走査光学系の光路長を短くできる。また、ポリゴンミラー10をはさんだレーザホルダ1,11を配置した面の逆側は、入射系の部品がないため、ポリゴンミラー10に近づけることで走査式光学装置をコンパクトにすることが可能となる。
レーザホルダ11の光学ケース40に対する位置決めもレーザホルダ1と同様になされている。このため、半導体レーザ12,13と光学ケース40に格納された各光学部品との位置関係を精度良く保証することができる。
8は副走査方向のみに所定の屈折力を有しているシリンドリカルレンズであり、半導体レーザ2,3から射出された光束に対応するレンズ部8a,8bが一体成形されている。9はBDレンズで前述のBDセンサ5の受光面にポリゴンミラー10に反射された光束を結像している。ここで、BDセンサ5の直前にはレーザホルダ1に設けられたBDスリット部1gがあり、主走査方向に狭く副走査方向に長い開口であるため、BDセンサ5に受光される光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。なお本実施例では、半導体レーザ2に対応した位置にBDセンサ5およびBDスリット部1gが設けられており、半導体レーザ3に対応したBDセンサは設けられていない。これは、半導体レーザ2,3が副走査方向に1つのレーザホルダ1に設けられているため、半導体レーザ3による画像端部の走査開始位置のタイミングは半導体レーザ2と同じタイミングとすることができるためである。
18は副走査方向のみに所定の屈折力を有しているシリンドリカルレンズであり、半導体レーザ12,13から射出された光束に対応するレンズ部18a,18bが一体成形されている。19はBDレンズで前述のBDセンサ15の受光面にポリゴンミラー10に反射された後に反射ミラー30でもう一度反射された光束を結像している。ここで、BDセンサ15の直前にはレーザホルダ11に設けられたBDスリット部15gがあり、主走査方向に狭く副走査方向に長い開口であるため、BDセンサ15に受光される光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。なお本実施例では、半導体レーザ12に対応した位置にBDセンサ15およびBDスリット部15gが設けられており、半導体レーザ13に対応したBDセンサは設けられていない。これは、半導体レーザ12,13が副走査方向に1つのレーザホルダ1に設けられているため、半導体レーザ13による画像端部の走査開始位置のタイミングは半導体レーザ12と同じタイミングとすることができるためである
10はポリゴンミラーで、不図示のモータを一定速度で回転させることで、半導体レーザから射出された光束を偏向走査する。21は第1の結像レンズで、第2の結像レンズ22,23と共にレーザ光を等速走査およびドラム上でスポット結像させるfθレンズであるが、第1の結像レンズ21は半導体レーザ2,3から射出された光束が互いに異なる角度で入射するためシリンダーレンズで構成しており、副走査方向には、半導体レーザ2の光束に対して配置した第2の結像レンズ22および半導体レーザ3の光束に対して配置した第2の結像レンズ23で結像させる。24〜26は光束を所定の方向へ反射する折り返しミラーであり、24は半導体レーザ2の光束に対して配置された最終折り返しミラー。25は半導体レーザ3の光束に対して配置された分離用折り返しミラー。26は半導体レーザ3の光束に対して配置された最終折り返しミラーである。一方、ポリゴンミラー10の反対側には、半導体レーザ12,13に対応した第1の結像レンズ31、第2の結像レンズ32,33、半導体レーザ13の光束に対して配置された最終折り返しミラー34、半導体レーザ12の光束に対して配置された分離用折り返しミラー35、半導体レーザ12の光束に対して配置された最終折り返しミラー36が配置されている。
41は上フタで、光学ケース40に取り付けることで、走査式光学装置50を密封し、走査式光学装置50内に埃やトナー等の進入を防止している。上フタ41には、各感光ドラム82a,82b,82c,82dに対応した位置にスリット状の開口部が設けられており、透明部材である防塵ガラス43a,43b,43c,43dが取り付けられている。このため、防塵ガラス43a,43b,43c,43dを通して各感光ドラム82a,82b,82c,82dに走査光を露光することが可能であるが、走査式光学装置50内に埃やトナー等の進入を防止することができる。
次に、半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束が各感光ドラム82a,82b,82c,82dに走査光E1,E2,E3,E4として露光されるまでの流れを説明する。
半導体レーザ2,3から射出された光束はレーザホルダ1の絞り部1c,1dによってその光束断面の大きさが制限され、コリメータレンズ6,7により略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ8のレンズ部8a,8bに入射する。シリンドリカルレンズ8に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で透過され、副走査断面内においては収束してポリゴンミラー10の同一面にほぼ線像として結像する。この際、副走査方向に角度θを持って斜入射される。そして、ポリゴンミラー10が回転することで偏向走査しながら、副走査方向に角度θを持って射出される。ポリゴンミラー10から射出された2本の光束のうち、半導体レーザ2から射出した光束がレーザホルダ1に設けられたBDスリット部1gを通り、BDセンサ5に受光される。この際、光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。BDセンサ5が半導体レーザ2から射出した光束を検知して同期信号を出力し、半導体レーザ2,3による画像端部の走査開始位置のタイミングを調整する。ここで、半導体レーザ2,3が副走査方向に1つのレーザホルダ1に設けられているため、半導体レーザ3による画像端部の走査開始位置のタイミングは半導体レーザ2と同じタイミングとすることができる。タイミング調整されて半導体レーザ2,3から射出された光束は、第1の結像レンズ21を透過する。その後、半導体レーザ2から射出した光束は第2の結像レンズ22を透過して最終折り返しミラー24によって反射され、防塵ガラス43aを透過して感光ドラム82aに走査光E1として露光される。一方、半導体レーザ3から射出した光束は分離用折り返しミラー25により下側に反射された後、第2の結像レンズ23を透過して最終折り返しミラー26によって反射され、防塵ガラス43bを透過して感光ドラム82bに走査光E2として露光される。
また、半導体レーザ12,13から射出された光束はレーザホルダ11の絞り部11c,11dによってその光束断面の大きさが制限され、コリメータレンズ16,17により略平行光束に変換され、シリンドリカルレンズ18のレンズ部18a,18bに入射する。シリンドリカルレンズ18に入射した光束のうち主走査断面内においてはそのままの状態で透過され、副走査断面内においては収束してポリゴンミラー10の同一面にほぼ線像として結像する。この際、副走査方向に角度θを持って斜入射される。そして、ポリゴンミラー10が回転することで偏向走査しながら、副走査方向に角度θを持って射出される。ポリゴンミラー10から射出された2本の光束のうち、半導体レーザ12から射出してポリゴンミラー10に反射された光束が反射ミラー20でもう一度反射した後レーザホルダ11に設けられたBDスリット部11gを通り、BDセンサ15に受光される。この際、光束を主走査方向に規制することで主走査方向に精度良く光束を検知することができる。BDセンサ15が半導体レーザ12から射出した光束を検知して同期信号を出力し、半導体レーザ12,13による画像端部の走査開始位置のタイミングを調整する。ここで、半導体レーザ12,13が副走査方向に1つのレーザホルダ11に設けられているため、半導体レーザ13による画像端部の走査開始位置のタイミングは半導体レーザ12と同じタイミングとすることができる。タイミング調整されて半導体レーザ12,13から射出された光束は、第1の結像レンズ31を透過する。その後、半導体レーザ12から射出した光束は分離用折り返しミラー35により下側に反射された後、第2の結像レンズ33を透過して最終折り返しミラー36によって反射され、防塵ガラス43cを透過して感光ドラム82cに走査光E3として露光される。一方、半導体レーザ13から射出した光束は第2の結像レンズ32を透過して最終折り返しミラー34によって反射され、防塵ガラス43dを透過して感光ドラム82dに走査光E4として露光される。
防塵ガラス43a,43b,43c,43dの上方には、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが、図2に示される走査光をよけた開放位置と、図3に示される防塵ガラスを覆う閉止位置とに回動軸52a,52b,52c,52dを中心に開閉可能に設けられており、ひさし部53a,53b,53c,53dと対をなして閉止位置では防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止し、開放位置では走査式光学装置50から射出される光束が各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能に設けられている。なお、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは開放位置においても、回動軸52a,52b,52c,52dに対して重心Gを図2中右側に設定されているため、自重により常に閉止位置の方向に力が発生している。このため、構成部品を増やすことなく透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを閉止位置に移動可能なため、装置の大型化やコストアップとなることを防止できる。
54はアーム部材で、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dとの当接部54a,54b,54c,54dを有しており、図9に示す矢印B方向に移動することで、当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dに当接して、回動軸52a,52b,52c,52dを中心に透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させる。なお、アーム部材54はバネ55により、図9に示す矢印C方向に付勢されており、通常アーム部材54は当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dに当接しない位置にある。このため、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは自重により確実に閉止位置にあり、アーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dの位置バラツキや透明部材カバー部51a,51b,51c,51dの回動軸52a,52b,52c,52dの位置バラツキの影響を受けることが無い。このため、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが閉止位置にある際、防塵ガラス43a,43b,43c,43d上を確実に覆うことができるため、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに汚れが付着することを防止する効果が高くなる。
56は光束もれ防止手段であるレーザシャッタで、遮光部57を有し、バネ58により図8に示す矢印C方向に付勢されている。このため、通常遮光部57が光路上であるシリンドリカルレンズ8,18とポリゴンミラー10の間で遮光する閉止状態にあり、半導体レーザ2,3,12,13から光束が射出されても、ポリゴンミラー10以降に光束が届かず、走査式光学装置50から外に光束がもれることが無い。また、レーザシャッタ56は図8に示す矢印B方向に移動することで、遮光部57がシリンドリカルレンズ8,18とポリゴンミラー10の間の光路上から退避した開放状態になり、半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束を走査光として、各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能にしている。ここで、レーザホルダ11をレーザホルダ1と180度回転させた状態で配置し、半導体レーザ2,3と半導体レーザ12,13の主走査方向の間隔を短く配置しているため、一つの遮光部57で同時に半導体レーザ2,3,12,13から射出される光束の光路を遮光可能である。
71は移動リンクで、ジャム処理や画像形成部81Bk,81C,81M,81Yの交換や防塵ガラス43a,43b,43c,43d上の清掃時に開閉する開閉扉72に係合している。このため、開閉扉72が閉められた図1の実線位置では、図9に示す矢印B方向に移動し、アーム部材54およびレーザシャッタ56に当接して矢印B方向に移動させる。このため、アーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させ、レーザシャッタ56の遮光部57が光路上から退避した開放状態となり、半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束を走査光として、各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能にする。一方、開閉扉が開かれた図1の破線位置では、移動リンク71は図9に示す矢印C方向に移動し、アーム部材54およびレーザシャッタ56に当接しなくなるため、アーム部材54はバネ55により矢印C方向に移動し、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは閉止位置に移動するため、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する。また、レーザシャッタ56はバネ58により矢印C方向に移動し、レーザシャッタ56の遮光部57が光路上で遮光する閉止状態となるため、半導体レーザ2,3,12,13から光束が射出されても、ポリゴンミラー10以降に光束が届かず、走査式光学装置50から外に光束がもれることが無い。このため、ジャム処理や画像形成部81Bk,81C,81M,81Yの交換や防塵ガラス43a,43b,43c,43d上の清掃時にユーザやサービスマンにレーザの走査光が照射される心配がない。また、トナーの落下がしやすい画像形成部81Bk,81C,81M,81Yの交換時には、防塵ガラス43a,43b,43c,43dにトナーが落下して汚れることを防止できる。
75は清掃アームで、先端にクリーニング部材が設けられており、ひさし部53a,53b,53c,53dと対をなして閉止位置にある透明部材カバー部51a,51b,51c,51dの側方の挿入口から任意の防塵ガラス43a,43b,43c,43d上に挿入可能である。この際、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dはアーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dと当接しない位置にあるため、挿入される透明部材カバー部51a,51b,51c,51dのいずれか一つを独立して、清掃アーム75のカム部が開放位置に回動可能になっている。このため、図4に示した防塵ガラス43c上を清掃する際の説明図のように、透明部材カバー部51cが開放位置にあるため、防塵ガラス43c上を清掃者が視認できる。ここで、清掃アーム75のクリーニング部はひさし部53cと防塵ガラス43c間に挟まれるようにガイドされるため、所定圧で防塵ガラス43cに押し付けられて清掃可能になっているが、汚れの程度により清掃者の判断で、防塵ガラス43cに押し付ける力を調節することで、より清掃時の効果が高くなる。また、防塵ガラス43c上を清掃者が視認できるため、汚れの場所や程度の確認、清掃後の防塵ガラス43c上に拭き残し等の汚れがないかの確認が可能なため、確実に防塵ガラス43c上を清掃できる。ここで、前記のように、清掃時は開閉扉72を開いているため、レーザシャッタ56が閉止状態にあり、走査式光学装置50から外に光束がもれることが無い。このため、透明部材カバー部51cが開放位置にあっても、安全な状態で清掃作業が可能である。また、透明部材カバー部51c一つだけを開放位置に移動可能なため、防塵ガラス43cの清掃中に他の防塵ガラス43a,43b,43dが汚れることを防止できる。
次に、本実施例のタンデム型カラープリンタにおける動作時、非動作時、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時の3つのモードについて、図10に示す第一実施例のフローチャートを用いて説明する。
まず、カラープリンタ100の電源がONされると電源がOFFされたか(S1)を判断し、Yes(以下Y)なら終了し、No(以下N)なら開閉扉72が閉じているか(S2)を判断する。Yなら動作時モードとなり、移動リンク71が図9に示す矢印B方向に移動し、レーザシャッタ56に当接して矢印B方向に移動させてレーザシャッタ56を開放状態にする(S3)。同様に、アーム部材54に当接して矢印B方向移動させて、当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させる(S4)。このため、半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束を走査光として、各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能となる。次に画像形成を行うか(S5)を判断し、プリントスタートの信号が入力されていればYとなり、先述の半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束が各感光ドラム82a,82b,82c,82dに走査光E1,E2,E3,E4として露光されるまでの流れの説明のように、画像情報に基づいて走査式光学装置50から各感光ドラム82a,82b,82c,82dにレーザ光束が走査光として露光される(S6)。画像形成(S7)は、各感光ドラム82a,82b,82c,82dが露光されることで、一次帯電器83a,83b,83c,83dにより帯電された各感光ドラム82a,82b,82c,82d上に静電潜像を形成する。その後現像装置84a,84b,84c,84d内で摩擦帯電された各色のトナーを前記静電潜像に付着させることで各感光ドラム82a,82b,82c,82d上にトナー像が形成され、前記トナー像は各感光ドラム82a,82b,82c,82d上から各一次転写ニップ部にて中間転写ベルト87上に転写される。一方、給紙カセット92から給紙ローラ93により転写用紙が1枚ずつ給紙され、レジストローラ対94に搬送されると、いったん停止し、前記二次転写部で所定位置にトナー像を転写されるようにタイミングを合わせて搬送が開始される。二次転写部では、中間転写ベルト87上から転写用紙にトナー像を再度転写することで画像が転写用紙に形成される。画像が形成された転写用紙は定着器95によりトナー像を熱により定着され、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により、排紙トレイ98上に搬送、排紙される。次に入力された枚数分の画像形成が終了か(S8)を判断し、NならS6に戻り、YならS1に戻る。
また、S2で開閉扉72が閉じているかを判断する際、Nなら開閉扉72が開いているため非動作時モードとなり、移動リンク71が図9に示す矢印C方向に移動し、レーザシャッタ56に当接しなくなるため、レーザシャッタ56はバネ58により矢印C方向に移動し、レーザシャッタ56の遮光部57が光路上で遮光する閉止状態となる(S9)ため、半導体レーザ2,3,12,13から光束が射出されても、ポリゴンミラー10以降に光束が届かず、走査式光学装置50から外に光束がもれることが無い。同様に、移動リンク71がアーム部材54にも当接しなくなるため、アーム部材54はバネ55により矢印C方向に移動し、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは閉止位置に移動する(S10)。このため、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する。次にS11に進み、防塵ガラス43a,43b,43c,43dのいずれかが清掃されるかの判断で、NならS1に戻り、Yならメンテナンス時モードとなり、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dの側方の挿入口から任意の防塵ガラス43a,43b,43c,43d上に清掃アーム75が挿入される(S12)。挿入される透明部材カバー部51a,51b,51c,51dのいずれか一つは清掃アーム75のカム部により開放位置に回動される(S13)。清掃者は防塵ガラス上を視認できるため、汚れの場所や程度の確認を行い、防塵ガラスに押し付ける力を調節しながら清掃アーム75をひさし部53に沿って移動することで、清掃を行う(S14)。防塵ガラス上に拭き残し等の汚れがないかの確認を行い、清掃を終了する際は清掃アーム75を透明部材カバーの側方の挿入口から抜く(S15)。すると透明部材カバーが閉止位置に戻り(S16)、メンテナンス時モードを終了し、S1に戻る。
以上、説明したように、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを、走査光をよけた開放位置と、防塵ガラスを覆う閉止位置とに開閉可能に設け、光束もれ防止手段であるレーザシャッタ56の遮光部57が光路上から退避した開放状態と、遮光部57が光路上で遮光する閉止状態に移動可能に設け、レーザシャッタ56が開放状態で透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが開放位置の動作時と、レーザシャッタ56が閉止状態で透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが閉止位置の非動作時と、レーザシャッタ56が閉止状態で任意の透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが開放位置にあるメンテナンス時の3つのモードからなることで、動作時には走査式光学装置50から射出される光束が各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能で、非動作時には走査式光学装置50から外に光束がもれることが無く、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止し、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には走査式光学装置50から外に光束がもれることを確実に防止し、ユーザやサービスマンが安全に防塵ガラスの清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための防塵ガラスの視認が可能である。
また、移動リンク71により、レーザシャッタ56を開放状態に移動する動きに連動して透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させるため、動作時には確実に各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能で、レーザシャッタ56を閉止状態に移動する動きに連動してアーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dを透明部材カバー部51a,51b,51c,51dと当接しない位置に移動させるため、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが閉止位置に移動し、非動作時には確実に走査式光学装置50から外に光束がもれることが無く、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する効果が高くなると共に、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には、任意の透明部材カバー部を独立して開放位置に移動可能なため、清掃を行わない他の防塵ガラスを汚れから防止できる。
(第二の実施例)
以下に、図11、図12を参照して第二の実施例について説明する。図11は第二の実施例であるタンデム型カラープリンタのブロック図、図12は第二実施例のフローチャートである。
第二の実施例では、タンデム型カラープリンタに第一の実施例とは異なる光束もれ防止手段を適用した実施例としているため、第一の実施例中のレーザシャッタ56、遮光部57、バネ58を有していない構成だが、他は第一の実施例と同じ構成であるため、同一の符号を用いて説明を省略する。
図11において、61は光束もれ防止手段であるリレーSWで、電源62と電気回路基板14の間に設けられており、開閉扉72が閉じることで、開閉扉72に設けられた不図示の突起部が、リレーSW61を押すことでリレーSW61がONとなり、開閉扉72が開くことで、開閉扉72に設けられた不図示の突起部が、リレーSW61から離れることでリレーSW61がOFFとなる。101はシステム制御部で、カラープリンタ100の画像形成や、転写用紙の搬送などの動作を制御している。
リレーSW61がONになると、電源62の電圧が電気回路基板14に接続されるため、入力された画像情報に基づいてシステム制御部101からの制御指示に従い、電気回路基板14のレーザ駆動回路により半導体レーザ2,3,12,13からレーザ光束を射出可能となる。一方、リレーSW61がOFFとなると、電源62の電圧が電気回路基板14に接続されないため、システム制御部101からの制御指示があっても、電気回路基板14のレーザ駆動回路が作動せず、半導体レーザ2,3,12,13からレーザ光束を射出できないため、走査式光学装置50の外に光束がもれることが無い。
次に、本実施例のタンデム型カラープリンタにおける動作時、非動作時、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時の3つのモードについて、図12に示す第二実施例のフローチャートを用いて説明する。
まず、カラープリンタ100の電源がONされると電源がOFFされたか(S1)を判断し、Yes(以下Y)なら終了し、No(以下N)なら開閉扉72が閉じているか(S2)を判断する。Yなら動作時モードとなり、開閉扉72が閉じているため、リレーSW61がONとなり(S21)、電源62の電圧が電気回路基板14に接続されるため、入力された画像情報に基づいて電気回路基板14のレーザ駆動回路により半導体レーザ2,3,12,13からレーザ光束を射出可能とする。次に、第一の実施例に記載したように、移動リンク71が図9に示す矢印B方向に移動し、アーム部材54に当接して矢印B方向移動させて、当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させる(S4)。このため、半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束を走査光として、各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能となる。次に画像形成を行うか(S5)を判断し、プリントスタートの信号が入力されていればYとなり、システム制御部101からの制御指示に従い、画像情報に基づいて走査式光学装置50から各感光ドラム82a,82b,82c,82dにレーザ光束が走査光として露光される(S6)。画像形成(S7)は、各感光ドラム82a,82b,82c,82dが露光されることで、一次帯電器83a,83b,83c,83dにより帯電された各感光ドラム82a,82b,82c,82d上に静電潜像を形成する。その後現像装置84a,84b,84c,84d内で摩擦帯電された各色のトナーを前記静電潜像に付着させることで各感光ドラム82a,82b,82c,82d上にトナー像が形成され、前記トナー像は各感光ドラム82a,82b,82c,82d上から各一次転写ニップ部にて中間転写ベルト87上に転写される。一方、給紙カセット92から給紙ローラ93により転写用紙が1枚ずつ給紙され、レジストローラ対94に搬送されると、いったん停止し、前記二次転写部で所定位置にトナー像を転写されるようにタイミングを合わせて搬送が開始される。二次転写部では、中間転写ベルト87上から転写用紙にトナー像を再度転写することで画像が転写用紙に形成される。画像が形成された転写用紙は定着器95によりトナー像を熱により定着され、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により、排紙トレイ98上に搬送、排紙される。次に入力された枚数分の画像形成が終了か(S8)を判断し、NならS6に戻り、YならS1に戻る。
また、S2で開閉扉72が閉じているかを判断する際、Nなら開閉扉72が開いているため非動作時モードとなり、リレーSW61がOFFとなる(S22)ため、電源62の電圧が電気回路基板14に接続されないため、システム制御部101からの制御指示により画像情報が入力されても電気回路基板14のレーザ駆動回路が作動せず、半導体レーザ2,3,12,13からレーザ光束を射出できないため、走査式光学装置50の外に光束がもれることが無い。次に移動リンク71が図9に示す矢印C方向に移動し、移動リンク71がアーム部材54にも当接しなくなるため、アーム部材54はバネ55により矢印C方向に移動し、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは閉止位置に移動する(S10)。このため、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する。次にS11に進み、防塵ガラス43a,43b,43c,43dのいずれかが清掃されるかの判断で、NならS1に戻り、Yならメンテナンス時モードとなり、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dの側方の挿入口から任意の防塵ガラス43a,43b,43c,43d上に清掃アーム75が挿入される(S12)。挿入される透明部材カバー部51a,51b,51c,51dのいずれか一つは清掃アーム75のカム部により開放位置に回動される(S13)。清掃者は防塵ガラス上を視認できるため、汚れの場所や程度の確認を行い、防塵ガラスに押し付ける力を調節しながら清掃アーム75をひさし部53に沿って移動することで、清掃を行う(S14)。防塵ガラス上に拭き残し等の汚れがないかの確認を行い、清掃を終了する際は清掃アーム75を透明部材カバーの側方の挿入口から抜く(S15)。すると透明部材カバーが閉止位置に戻り(S16)、メンテナンス時モードを終了し、S1に戻る。
以上、説明したように、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを、走査光をよけた開放位置と、防塵ガラスを覆う閉止位置とに開閉可能に設け、光束もれ防止手段であるリレーSW61がONでレーザ光束を射出可能とする開放状態と、リレーSW61がOFFでレーザ駆動回路が作動せず、レーザ光束を射出できない閉止状態に切替可能に設け、リレーSW61がONの開放状態で透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが開放位置の動作時と、リレーSW61がOFFの閉止状態で透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが閉止位置の非動作時と、リレーSW61がOFFの閉止状態で任意の透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが開放位置にあるメンテナンス時の3つのモードからなることで、動作時には走査式光学装置50から射出される光束が各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能で、非動作時には走査式光学装置50から外に光束がもれることが無く、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止し、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には走査式光学装置50から外に光束がもれることを確実に防止し、ユーザやサービスマンが安全に防塵ガラスの清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための防塵ガラスの視認が可能である。また、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には、任意の透明部材カバー部のみ開放位置に移動可能なため、清掃を行わない他の防塵ガラスを汚れから防止できる。
また、開閉扉72を閉めることで、リレーSW61がONの開放状態になる動きに連動して、移動リンク71によりアーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させるため、動作時には確実に各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能で、開閉扉72を開くことで、リレーSW61がOFFの閉止状態になる動きに連動して、アーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dを透明部材カバー部51a,51b,51c,51dと当接しない位置に移動させるため、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが閉止位置に移動し、非動作時には確実に走査式光学装置50から外に光束がもれることが無く、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する効果が高くなると共に、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には、任意の透明部材カバー部を独立して開放位置に移動可能なため、清掃を行わない他の防塵ガラスを汚れから防止できる。
(第三の実施例)
以下に、図13、14を参照して第三の実施例について説明する。図13は第三実施例での透明部材カバー部と走査式光学装置を示す斜視図、図14は第三実施例のフローチャートである。
第三の実施例では、光束もれ防止手段と透明部材カバー部の移動手段が第一の実施例とは異なるタンデム型カラープリンタに適用した実施例としているため、第一の実施例中の移動リンク71を有していない構成だが、他は第一の実施例と同じ構成であるため、同一の符号を用いて説明を省略する。
図13において、65はソレノイドで、ONされることで、レーザシャッタ56およびアーム部材54を矢印B方向に移動させる。このため、アーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させ、レーザシャッタ56の遮光部57が光路上から退避した開放状態となり、半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束を走査光として、各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能にする。一方、ソレノイド65がOFFされると、アーム部材54およびレーザシャッタ56を矢印B方向に移動させる力が働かなくなるため、アーム部材54はバネ55により矢印C方向に移動し、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは閉止位置に移動するため、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する。また、レーザシャッタ56はバネ58により矢印C方向に移動し、レーザシャッタ56の遮光部57が光路上で遮光する閉止状態となるため、半導体レーザ2,3,12,13から光束が射出されても、ポリゴンミラー10以降に光束が届かず、走査式光学装置50から外に光束がもれることが無い。このため、防塵ガラス43a,43b,43c,43d上に飛散したトナー等が付着して汚れることを防止できる。また、開閉扉72を開いて行うジャム処理や画像形成部81Bk,81C,81M,81Yの交換や防塵ガラス43a,43b,43c,43d上の清掃時に、ユーザやサービスマンにレーザの走査光が照射される心配がない。また、トナーの落下がしやすい画像形成部81Bk,81C,81M,81Yの交換時にも、防塵ガラス43a,43b,43c,43dにトナーが落下して汚れることを防止できる。
次に、本実施例のタンデム型カラープリンタにおける動作時、非動作時、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時の3つのモードについて、図14に示す第三実施例のフローチャートを用いて説明する。
まず、カラープリンタ100の電源がONされると電源がOFFされたか(S1)を判断し、Yes(以下Y)なら終了し、No(以下N)なら画像形成を行うか(S5)を判断する。Yなら動作時モードとなり、ソレノイド65がONされる(S31)ことで、レーザシャッタ56を図9に示す矢印B方向に移動させて、レーザシャッタ56を開放状態にする(S3)。同様に、アーム部材54を矢印B方向移動させて、当接部54a,54b,54c,54dが透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させる(S4)。このため、半導体レーザ2,3,12,13から射出された光束を走査光として、各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能となる。次に、画像情報に基づいて走査式光学装置50から各感光ドラム82a,82b,82c,82dにレーザ光束が走査光として露光される(S6)。画像形成(S7)は、各感光ドラム82a,82b,82c,82dが露光されることで、一次帯電器83a,83b,83c,83dにより帯電された各感光ドラム82a,82b,82c,82d上に静電潜像を形成する。その後現像装置84a,84b,84c,84d内で摩擦帯電された各色のトナーを前記静電潜像に付着させることで各感光ドラム82a,82b,82c,82d上にトナー像が形成され、前記トナー像は各感光ドラム82a,82b,82c,82d上から各一次転写ニップ部にて中間転写ベルト87上に転写される。一方、給紙カセット92から給紙ローラ93により転写用紙が1枚ずつ給紙され、レジストローラ対94に搬送されると、いったん停止し、前記二次転写部で所定位置にトナー像を転写されるようにタイミングを合わせて搬送が開始される。二次転写部では、中間転写ベルト87上から転写用紙にトナー像を再度転写することで画像が転写用紙に形成される。画像が形成された転写用紙は定着器95によりトナー像を熱により定着され、搬送ローラ対96、排紙ローラ対97により、排紙トレイ98上に搬送、排紙される。次に入力された枚数分の画像形成が終了か(S8)を判断し、NならS6に戻り、YならS1に戻る。
また、S5で画像形成を行うかを判断する際、Nなら非動作時モードとなり、ソレノイド65がOFFされる(S32)ことで、レーザシャッタ56はバネ58により矢印C方向に移動し、レーザシャッタ56の遮光部57が光路上で遮光する閉止状態となる(S9)ため、半導体レーザ2,3,12,13から光束が射出されても、ポリゴンミラー10以降に光束が届かず、走査式光学装置50から外に光束がもれることが無い。同様に、アーム部材54はバネ55により矢印C方向に移動し、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは閉止位置に移動する(S10)。このため、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する。次にS11に進み、防塵ガラス43a,43b,43c,43dのいずれかが清掃されるかの判断で、NならS1に戻り、Yならメンテナンス時モードとなり、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dの側方の挿入口から任意の防塵ガラス43a,43b,43c,43d上に清掃アーム75が挿入される(S12)。挿入される透明部材カバー部51a,51b,51c,51dのいずれか一つは清掃アーム75のカム部により開放位置に回動される(S13)。清掃者は防塵ガラス上を視認できるため、汚れの場所や程度の確認を行い、防塵ガラスに押し付ける力を調節しながら清掃アーム75をひさし部53に沿って移動することで、清掃を行う(S14)。防塵ガラス上に拭き残し等の汚れがないかの確認を行い、清掃を終了する際は清掃アーム75を透明部材カバーの側方の挿入口から抜く(S15)。すると透明部材カバーが閉止位置に戻り(S16)、メンテナンス時モードを終了し、S1に戻る。
以上、説明したように、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを、走査光をよけた開放位置と、防塵ガラスを覆う閉止位置とに開閉可能に設け、光束もれ防止手段であるレーザシャッタ56の遮光部57が光路上から退避した開放状態と、遮光部57が光路上で遮光する閉止状態に移動可能に設け、レーザシャッタ56が開放状態で透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが開放位置の動作時と、レーザシャッタ56が閉止状態で透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが閉止位置の非動作時と、レーザシャッタ56が閉止状態で任意の透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが開放位置にあるメンテナンス時の3つのモードからなることで、動作時には走査式光学装置50から射出される光束が各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能で、非動作時には走査式光学装置50から外に光束がもれることが無く、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止し、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には走査式光学装置50から外に光束がもれることを確実に防止し、ユーザやサービスマンが安全に防塵ガラスの清掃および汚れ箇所の特定や清掃完了確認のための防塵ガラスの視認が可能である。
また、ソレノイド65がONすることにより、レーザシャッタ56を開放状態に移動する動きに連動して透明部材カバー部51a,51b,51c,51dを開放位置に移動させるため、動作時には確実に各感光ドラム82a,82b,82c,82dに露光可能で、ソレノイド65がOFFすることにより、レーザシャッタ56を閉止状態に移動する動きに連動してアーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dを透明部材カバー部51a,51b,51c,51dと当接しない位置に移動させるため、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dが閉止位置に移動し、非動作時には確実に走査式光学装置50から外に光束がもれることが無く、防塵ガラス43a,43b,43c,43dに埃やトナー等が付着することを防止する効果が高くなると共に、防塵ガラスの清掃を行うメンテナンス時には、任意の透明部材カバー部を独立して開放位置に移動可能なため、清掃を行わない他の防塵ガラスを汚れから防止できる。
第一から第三の実施例において、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dは開放位置においても、自重により常に閉止位置の方向に力が発生する構成としているが、図15に示す透明部材カバー部と走査式光学装置の部分断面図のように、バネ68aにより透明部材カバー部51aを閉止位置の方向に付勢する構成としても良く、アーム部材54の当接部54a,54b,54c,54dを透明部材カバー部51a,51b,51c,51dと当接しない位置に移動した際、透明部材カバー部51a,51b,51c,51dをより確実に閉止位置に移動できる。
また、第一から第三の実施例において、1つのポリゴンミラー10で複数の光源からのレーザ光を同時に偏向走査して複数の感光ドラムに照射して露光を行う走査式光学装置50を用いて、タンデム型カラープリンタ100での説明を行っているが、各感光ドラムに対応した走査式光学装置を複数有したタンデム型カラープリンタや、感光ドラムと走査式光学装置を一つずつ有する白黒プリンタやロータリ式カラープリンタに用いても良く、本発明を制限するものではない。
本発明の一実施例であるタンデム型カラープリンタの概略断面図 走査式光学装置と画像形成部を示す動作時の概略断面図 走査式光学装置と画像形成部を示す非動作時の概略断面図 走査式光学装置と画像形成部を示すメンテナンス時の概略断面図 走査式光学装置の全体構成を示す斜視図 レーザホルダ部の断面図 レーザホルダ部の断面図 第一実施例の光学もれ防止手段と走査式光学装置を示す部分上視図 透明部材カバー部と走査式光学装置を示す斜視図 第一実施例のフローチャート 第二の実施例であるタンデム型カラープリンタのブロック図 第二実施例のフローチャート 第三実施例での透明部材カバー部と走査式光学装置を示す斜視図 第三実施例のフローチャート 透明部材カバー部と走査式光学装置の部分断面図
符号の説明
1,11 レーザホルダ
2,3,12,13 半導体レーザ
14 電気回路基板
40 光学ケース
41 上フタ
43a,43b,43c,43d 防塵ガラス
50 走査式光学装置
51a,51b,51c,51d 透明部材カバー部
52a,52b,52c,52d 回動軸
53a,53b,53c,53d ひさし部
54 アーム部材
54a,54b,54c,54d 当接部
56 レーザシャッタ
57 遮光部
61 リレーSW
62 電源
65 ソレノイド
68a バネ
71 移動リンク
72 開閉扉
75 清掃アーム
81Bk,81C,81M,81Y 画像形成部
82a,82b,82c,82d 感光ドラム

Claims (6)

  1. 感光体に光束を偏向走査する走査式光学装置を備える画像形成装置において、
    走査式光学装置の射出口に設けた光束を透過させる透明部材と、走査式光学装置の射出口の外側で前記透明部材を覆う閉止位置と前記射出口から出る光束をよけた開放位置に移動自在な透明部材カバー部と、走査式光学装置の外部に光束のもれを防止する閉止状態と光束を射出可能な開放状態とに切り替え可能な光束もれ防止手段とを設け、
    光束もれ防止手段と透明部材カバー部の両方が開放状態および位置にある動作時モードと、光束もれ防止手段と透明部材カバー部の両方が閉止状態および位置にある非動作時モードと、光束もれ防止手段が閉止状態で透明部材カバー部が開放位置にあるメンテナンス時モードの3つのモードからなることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記走査式光学装置が、複数の感光体に複数の光束をそれぞれ偏向走査する走査式光学装置であって、
    前記メンテナンスモード時に任意の透明部材カバー部を開放位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記光束もれ防止手段が前記閉止状態で光束を遮光する遮光部材であり、前記開放状態で光束をよけた位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1から2のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  4. 前記透明部材カバー部を閉止位置の方向に付勢する付勢手段と、透明部材カバー部との当接部を有するアーム部材とを有し、光束もれ防止手段の開放状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部を開放位置に移動させ、光束もれ防止手段の閉止状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部と当接しない位置に移動可能に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記透明部材カバー部は開放位置にある際に閉止位置の方向に力が発生する重心の位置であり、透明部材カバー部との当接部を有するアーム部材とを有し、光束もれ防止手段の開放状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部を開放位置に移動させ、光束もれ防止手段の閉止状態に移動する動作に連動して前記アーム部材が透明部材カバー部と当接しない位置に移動可能に配設されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記透明部材カバー部に清掃部材を挿入する挿入口を設け、清掃部材の清掃する動作に連動して前記透明部材カバー部を開放位置に移動可能としたことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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