JP2019138997A - 光走査装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
実施例の画像形成装置の構成を説明する。図1は、本実施例のタンデム型のカラーレーザビームプリンタの全体構成を示す概略構成図である。このレーザビームプリンタ(以下、単にプリンタという)は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の色ごとにトナー像を形成する4基の作像エンジン10Y、10M、10C、10Bk(一点鎖線で図示)を備える。また、プリンタは、作像エンジン10Y、10M、10C、10Bkからトナー像が転写される被転写体である中間転写ベルト20を備えている。そして、中間転写ベルト20に多重転写されたトナー像を記録媒体である記録シートPに転写してフルカラー画像を形成するように構成されている。以降、各色を表す符号Y、M、C、Bkは、必要な場合を除き省略する。
図2は、本実施例の光走査装置40の構成を示す斜視図である。また、図4は、光源から出射されたレーザ光が回転多面鏡に至るまでの光路を示す光走査装置40の断面図である。更に、図5は、回転多面鏡で偏向されたレーザ光が感光ドラム50へと案内される光路を示す光走査装置40の断面図である。
前述した樹脂材料を用いて成型した樹脂筺体、金属材料を用いて成型した金属筺体、及び金属筺体を切削加工した切削部のそれぞれのレーザ光の反射率にどの程度の差があるのか、発光光量を一定にした赤色レーザ光を用いて測定した。実際の測定は、次のような測定環境で実施した。SONY社製の半導体レーザより発光光量を一定にした赤色レーザを出射し、コリメータレンズにより平行光にしたレーザ光を被測定物である樹脂筐体、金属筐体、金属筐体を切削加工した切削部に照射する。そして、被測定物表面からの反射光の光量を(株)エーディーシー製の光パワーメータ(ADCMT8230系(赤外光対応タイプ))を用いて測定した。その際、光パワーメータの測定条件は、レーザ仕様の波長中心値をセットしている。また、被測定物とレーザ間、被測定物と光パワーメータ間の距離・角度は、樹脂筐体測定時と、金属筐体測定時とで、同じになるように設定されている。
光走査装置40には、各レーザ光を感光ドラム50上へ案内し、結像させるための光学レンズ63a〜63f、光学部品である反射ミラー62a〜62hが設置されている。光学箱105は、回転多面鏡42や反射ミラー62a〜62hを内部に収容する。図5を用いてレーザ光が光学レンズ63a〜60f、反射ミラー62a〜62hによって感光ドラム50に導かれる様子を説明する。図5は光学部品を取り付けた光走査装置40の全体像を示した概略断面図である。偏向器43は、回転多面鏡42と、回転多面鏡42を回転させるモータと、モータを駆動する駆動ユニットであるモータユニット41と、モータ及びモータユニット41が取り付けられた基板(不図示)と、を備える。光源ユニット61から出射された感光ドラム50Yに対応するレーザ光LYは、回転多面鏡42によって偏向され、光学レンズ63aに入射する。光学レンズ63aを通過したレーザ光LYは、光学レンズ63bに入射し、光学レンズ63bを通過した後、反射ミラー62aによって反射される。反射ミラー62aによって反射されたレーザ光LYは、透明窓(不図示)を通過して感光ドラム50Yを走査する。
以下、本実施例の入射光学系支持台83について説明する。図6は、本実施例の入射光学系支持台83の構成を示す斜視図である。入射光学系支持台83は、防塵部材84、シリンドリカルレンズ65a、65bが設置される取付け座面、シリンドリカルレンズ65a、65bを通過したレーザ光の光束を絞る絞り(アパーチャ)82を有する。また、入射光学系支持台83は、光源ユニット61からのレーザ光が反射して光学箱105内部に進入しないように、光源ユニット61側とシリンドリカルレンズ65が設置される側との間は、周囲を壁で囲まれた筒形状を有している。
図11は入射光学系支持台83を光学箱105に取り付ける様子を示す図であり、図9(b)と同様に図9(a)の断面Aにおける断面図である。図11を用いて、入射光学系支持台83を光学箱105に取り付ける様子を順に説明する。図11(a)は入射光学系支持台83を光学箱105に取り付ける工程の初期状態を示している。入射光学系支持台83の突起部89は、光学箱105に当接しており、この状態では入射光学系支持台83は図中左方向(光源ユニット61に向かう方向)に移動することができず、図中下方向(光学箱105の底面に向かう方向)にしか移動できない。ここで、図11中、光学箱105の底面から立設するエッジ部91は、図10の面157において開口158を形成している部分(下辺部)である。入射光学系支持台83は防塵部材84よりも光源ユニット61側に突出する突起部89を有しているため、入射光学系支持台83が下方に向かって移動する間、防塵部材84は光学箱105のエッジ部91と接触することはない。
また、本実施形態では、第1の支持部、第2の支持部及び第3の支持部を座面として構成したが、これらの支持部は面に限定されず、点や線で構成されてもよい。
61 光源ユニット
65 シリンドリカルレンズ
83 入射光学系支持台
84 弾性部材
89 突起部
105 光学箱
Claims (8)
- 光ビームを出射する光源と、
前記光源より出射された光ビームを偏向する回転多面鏡と、
前記光源より出射された光ビームを前記回転多面鏡に導く第1の光学部材と、
ビスが貫通するための貫通穴が設けられ、前記第1の光学部材の少なくとも一部を支持する樹脂製の支持部と、
底面と、前記底面から立設された側壁と、前記ビスが嵌合するためのビス穴と、を有し、前記側壁に前記光源が取り付けられ、前記底面に前記支持部が取り付けられた金属製の筐体と、
前記筐体の前記側壁に設けられた開口であって、前記光源が固定された前記開口と、
前記支持部と前記筐体との境界部の隙間を埋めるための防塵部材と、
前記支持部に設けられ、前記支持部が前記底面に取り付けられた状態において、前記筐体の内部側から前記開口に侵入する突起部と、
を備え、
前記支持部が前記筐体の所定の位置に載置されて、前記防塵部材が前記支持部及び前記筐体によって圧縮されて前記境界部の隙間を塞いだ状態において、前記支持部の前記貫通穴の位置と前記筐体の前記ビス穴の位置とが整合し、前記ビスを前記貫通穴及び前記ビス穴に挿入できる状態となることを特徴とする光走査装置。 - 前記回転多面鏡により偏向された光ビームが被走査体上で走査方向に走査される際に前記光ビームを前記被走査体上に導く第2の光学部材を備え、
前記第2の光学部材を支持する取付け座面が、前記筐体に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光走査装置。 - 前記筐体は、前記底面から立設した第1の支持部と、前記底面から立設した第2の支持部と、を有し、
前記支持部は、前記底面に取り付けられた状態において、前記第1の支持部と当接する第1の当接部と、前記第2の支持部と当接する第2の当接部と、を有し、
前記支持部が前記筐体に取り付けられる際に、前記第1の支持部と前記第2の支持部との間に前記支持部が嵌まるように前記底面に向かって移動されるときに前記第1の支持部と前記第1の当接部及び前記第2の支持部と前記第2の当接部がそれぞれ当接し、前記走査方向に直交する方向における位置決めがなされることを特徴とする請求項2に記載の光走査装置。 - 前記筐体は、前記底面から立設した第3の支持部と、前記底面から立設した第4の支持部と、を有し、
前記支持部は、前記底面に取り付けられた状態において、前記第3の支持部と当接する第3の当接部と、前記第4の支持部と当接する第4の当接部と、を有し、
前記第1の支持部と前記第1の当接部及び前記第2の支持部と前記第2の当接部がそれぞれ当接した後に、前記支持部が前記光源に向かう方向に移動されるときに前記第3の支持部と前記第3の当接部及び前記第4の支持部と前記第4の当接部がそれぞれ当接し、前記走査方向における位置決めがなされることを特徴とする請求項3に記載の光走査装置。 - 前記防塵部材は、前記走査方向における位置決めがなされるときに前記光源に向かう方向に押し潰されることを特徴とする請求項4に記載の光走査装置。
- 前記筐体は、前記側壁から前記筐体の内部に向かって延伸し、前記光源から出射された光ビームが内部を通過する筒部であって、延伸された先端面に光ビームが通過する開口が設けられた筒部を有し、
前記防塵部材は、前記走査方向における位置決めがなされるまでは前記先端面に当接せず、前記走査方向における位置決めがなされるときに前記先端面に当接することにより押し潰されることを特徴とする請求項5に記載の光走査装置。 - 前記防塵部材は、前記支持部の前記光源に向く側の面に設けられたロの字形状の弾性部材であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の光走査装置。
- 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の光走査装置と、
前記光走査装置から走査された光ビームにより潜像が形成される感光体と、
前記感光体に形成された潜像をトナーにより現像しトナー像を形成する現像手段と、
前記現像手段により形成されたトナー像を被転写体に転写する転写手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
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