JP2008185691A - 走査光学装置及びこれを搭載した画像形成装置 - Google Patents

走査光学装置及びこれを搭載した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光ビームが通過する開口部に設けられた光透過性部材表面を弾性清掃部材で清掃するに際し、騒音などの不具合を発生させることなく、効果的な清掃を実施することができ、高品質の画像を得ることが可能な走査光学装置を提供する。
【解決手段】走査光学装置20は、光ビームが被走査面に向かって通過する開口部26と、この開口部26に設けられた光透過性部材である防塵ガラス27と、この防塵ガラス27の表面に圧接して払拭する弾性清掃部材であるクリーニングブレード63と、クリーニングブレード63の、防塵ガラス27との離隔を防止する規制部材64とを備える。これにより、クリーニングブレード63と防塵ガラス27との接触部において互いを強く圧接させることができ、且つ長手方向、すなわち主走査方向全域において均一に、クリーニングブレード63を防塵ガラス27表面に密着させることができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリといった画像形成装置に搭載され、像担持体の表面を光ビーム(例えばレーザ光)で露光走査するための走査光学装置に関する。また、この走査光学装置を搭載した、複写機やプリンタに代表される電子写真方式の画像形成装置に関する。
複写機やプリンタ等に用いられる走査光学装置は、一般的に、感光体ドラムに代表される像担持体の表面、すなわち被走査面上を走査しながら露光し、感光体ドラム表面に所定の静電潜像を形成するものである。走査光学装置において、光源から照射される、例えばレーザ光のような光ビームは、光偏向器によって主走査方向に偏向され、反射ミラーによって被走査面に向けて出射される。
走査光学装置は、ハウジングと、このハウジング内に、光源や光偏向器、反射ミラーなどのような光ビームを被走査面上に照射する光学機器とを備えている。そして、走査光学装置には、光学機器が照射する光ビームが被走査面に向かう際に通過する開口部が設けられている。光ビームを主走査方向、すなわち感光体ドラムの軸線方向に偏向する必要があるので、ハウジングに設けた前記開口部は、感光体ドラムの軸線方向に比較的細長い形状をなしている。
ここで、静電潜像の現像によって感光体ドラム表面に供給されるトナーは、現像時やドラム回転時、或いはトナー像転写後のドラム表面の残留トナークリーニング時に、画像形成部の外側へ飛散してしまう恐れがある。したがって、走査光学装置においては、光ビームが被走査面に向かって通過する開口部に、防塵ガラスといった光透過性部材を設けて、開口部を塞いでいる。特に、走査光学装置が感光体ドラムの下方に配置されている場合、開口部に光透過性部材を設けることは必要不可欠となっている。
走査光学装置の光ビームが通過する開口部に光透過性部材を設けることにより、走査光学装置内への飛散トナーなどの塵埃の侵入を防止することが可能である。しかしながら、飛散トナーなどの塵埃は、光透過性部材の表面に付着することになる。これにより、光ビームの進行が妨げられ、感光体ドラム表面に正確な静電潜像を形成することができなくなるといった問題が発生する可能性がある。
そこで、このような問題を解決すべく、光ビームが通過する開口部を塞ぐために設けた光透過性部材の表面を清掃する清掃部材を備えた走査光学装置が提案され、その一例を特許文献1及び2に見ることができる。
特開2005−17902号公報(第4−5頁、図3) 特開2006−154228号公報(第6−7頁、図2)
特許文献1及び2に記載された走査光学装置(光走査ユニット)は、光ビームが通過する開口部に設けられた光透過性部材である防塵ガラスの表面を、この表面に圧接して払拭する弾性ブレード(ゴムブレード)なる弾性清掃部材で清掃することにより、飛散トナーなどの塵埃による悪影響を受けることなく、良好な光ビーム照射ができるようにしている。しかしながら、光透過性部材は、光ビームを主走査方向である、感光体ドラムの軸線方向に細長い形状をなすので、重力や熱などの作用により長手方向の中央部がたわんでしまう恐れがある。これにより、弾性清掃部材を、長手方向、すなわち主走査方向全域において均一に、光透過性部材表面に密着させることができなくなる可能性がある。したがって、弾性清掃部材による光透過性部材表面の効果的な払拭を行うことができない。その結果、清掃むらが発生して光ビーム照射に悪影響を及ぼし、画像品質の低下を招くといった問題が発生する。
また、弾性清掃部材を、主走査方向全域において均一に光透過性部材表面に対して強く圧接させることができない場合、清掃時にびびり振動が発生する可能性がある。これにより、大きな騒音が発生するともに、振動が原因でその周辺部材に変位や変形、破損が生じるといった問題が起こる。
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、光ビームが通過する開口部に設けられた光透過性部材表面を弾性清掃部材で清掃するに際し、騒音などの不具合を発生させることなく、効果的な清掃を実施することができ、高品質の画像を得ることが可能な走査光学装置を提供することを目的とする。また、このような走査光学装置を搭載した高性能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は、ハウジングと、このハウジング内に設けられ、光ビームを被走査面上に照射する光学機器と、この光学機器が照射する光ビームが被走査面に向かって通過する開口部と、この開口部に設けられた光透過性部材と、この光透過性部材の表面に圧接して払拭する弾性清掃部材とを備えた走査光学装置において、前記弾性清掃部材の、前記光透過性部材との離隔を防止する規制部材を備えることとした。
また、上記構成の走査光学装置において、前記規制部材は、前記弾性清掃部材を隔てて前記光透過性部材と対向する箇所に配置されることとした。
また、上記構成の走査光学装置において、前記弾性清掃部材が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、前記規制部材は、弾性清掃部材の長手方向の全域にわたる形で配置されることとした。
また、上記構成の走査光学装置において、前記弾性清掃部材が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、前記規制部材は、弾性清掃部材の長手方向の複数箇所に配置されることとした。
また本発明では、上記走査光学装置を画像形成装置に搭載することとした。
本発明の構成によれば、光ビームが被走査面に向かって通過する開口部と、この開口部に設けられた光透過性部材と、この光透過性部材の表面に圧接して払拭する弾性清掃部材とを備えた走査光学装置において、弾性清掃部材の、光透過性部材との離隔を防止する規制部材を備えることとしたので、弾性清掃部材と光透過性部材との接触部において互いを強く圧接させることができ、且つ長手方向、すなわち主走査方向全域において均一に、弾性清掃部材を光透過性部材表面に密着させることができる。これにより、清掃むらが発生して、飛散トナーなどの塵埃が残留することを防止でき、光透過性部材表面を効果的に払拭することが可能である。さらに、清掃時のびびり振動も予防でき、振動に起因する様々な不具合の発生を防止することも可能である。このようにして、光ビームが通過する開口部に設けられた光透過性部材表面を弾性清掃部材で清掃するに際し、騒音などの不具合を発生させることなく、効果的な清掃を実施することができ、高品質の画像を得ることが可能な走査光学装置を提供することができる。
また、前記規制部材は、弾性清掃部材を隔てて光透過性部材と対向する箇所に配置されることとしたので、弾性清掃部材を比較的容易に、主走査方向全域において均一に、光透過性部材表面に密着させることが可能である。したがって、光透過性部材表面の清掃に関して、清掃むらや残留塵埃がない効果的な清掃と、騒音などの不具合発生の予防とを、一層簡便な構成で遂行することができる。
また、前記弾性清掃部材が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、前記規制部材は、弾性清掃部材の長手方向の全域にわたる形で配置されることとしたので、弾性清掃部材を、主走査方向全域において確実に、光透過性部材表面に密着させることが可能である。したがって、清掃むらや残留塵埃がない、より効果的な清掃を光透過性部材表面に対して遂行でき、高品質の画像を得ることができる作用を一層高めることが可能である。
また、前記弾性清掃部材が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、前記規制部材は、弾性清掃部材の長手方向の複数箇所に配置されることとしたので、弾性清掃部材の、光透過性部材との離隔が発生し易い箇所に限定して規制部材を配置することができる。これにより、規制部材に係る部品コストの低減を図ることが可能になる。したがって、コストアップの防止を図りながら、効果的な清掃を光透過性部材表面に対して遂行でき、より高品質な画像を得ることが可能である。
また本発明では、上記走査光学装置を画像形成装置に搭載することとしたので、走査光学装置の光ビームが通過する開口部に設けられた光透過性部材表面を弾性清掃部材で清掃するに際し、騒音などの不具合を発生させることなく、効果的な清掃を実施することができ、高品質の画像を得ることが可能な高性能な画像形成装置を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図9に基づき説明する。
最初に、本発明の第1の実施形態に係る走査光学装置を搭載した画像形成装置について、図1を用いてその構造の概略を説明しつつ、画像出力動作を説明する。図1は、画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。この画像形成装置は、中間転写ベルトを用いてトナー像を用紙に転写するカラー印刷タイプのものである。
図1に示すように、画像形成装置1の本体2の内部下方には、給紙カセット3が配置されている。給紙カセット3は、その内部に、印刷前のカットペーパー等の用紙Pを積載して収容している。そして、この用紙Pは、図1において給紙カセット3の左上方に向けて、1枚ずつ分離されて送り出される。給紙カセット3は、本体2の前面側から水平に引き出すことが可能である。
本体2の内部であって、給紙カセット3の左方には、第1用紙搬送部4が備えられている。第1用紙搬送部4は、本体2の左側面に沿って略垂直に形設されている。そして、第1用紙搬送部4は、給紙カセット3から送り出された用紙Pを受け取り、本体2の左側面に沿って垂直上方に二次転写部9まで搬送する。
給紙カセット3の上方であって、第1用紙搬送部4が形設された本体2の左側面とは反対側の側面である右側面の箇所には、手差し給紙部5が備えられている。手差し給紙部5には、給紙カセット3に入っていないサイズの用紙Pや、厚紙、OHPシートのように1枚ずつ送り込みたいものが載置される。
手差し給紙部5の左方には、第2用紙搬送部6が備えられている。第2用紙搬送部6は、給紙カセット3のすぐ上方にあって、手差し給紙部5から第1用紙搬送部4まで略水平に延び、第1用紙搬送部4に合流している。そして、第2用紙搬送部6は、手差し給紙部5から送り出された用紙P等を受け取り、略水平に第1用紙搬送部4まで搬送する。
一方、画像形成装置1は、外部コンピュータ(図示せず)から原稿画像データを受信する。この画像データの情報は、第2用紙搬送部6の上方に配置された露光手段である走査光学装置20に送られる。走査光学装置20により、画像データに基づいて制御されたレーザ光Lが、画像形成部30に向かって照射される。
走査光学装置20の上方には計4台の画像形成部30が、さらにそれら各画像形成部30の上方には中間転写体を無端ベルトの形で用いた中間転写ベルト7が備えられている。中間転写ベルト7は、複数のローラに巻き掛けられて支持され、図示しない駆動装置により図1において時計方向に回転する。
4台の画像形成部30は、図1に示すように、中間転写ベルト7の回転方向に沿って、回転方向上流側から下流側に向けて一列にして配置された所謂タンデム方式である。4台の画像形成部30とは、上流側から順に、イエロー用の画像形成部30Y、マゼンタ用の画像形成部30M、シアン用の画像形成部30C、及びブラック用の画像形成部30Bである。これらの画像形成部30には、各色に対応する現像剤供給容器及び搬送手段(図示せず)により、現像剤(トナー)が補給される。なお、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、「Y」「M」「C」「B」の識別記号は省略するものとする。
各画像形成部30では、露光手段である走査光学装置20によって照射されたレーザ光Lにより原稿画像の静電潜像が形成され、この静電潜像からトナー像が現像される。トナー像は、各画像形成部30の上方に備えられた一次転写部8で、中間転写ベルト7表面に一次転写される。そして、中間転写ベルト7の回転とともに、所定のタイミングで各画像形成部30のトナー像が中間転写ベルト7に転写されることにより、中間転写ベルト7表面にはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。
中間転写ベルト7が用紙搬送路に懸かる箇所には、二次転写部9が配置されている。中間転写ベルト7表面のカラートナー像は、第1用紙搬送部4によって同期をとって送られてきた用紙Pに、二次転写部9に形成される二次転写ニップ部で転写される。
二次転写後、中間転写ベルト7表面に残留するトナーなどの付着物は、中間転写ベルト7に対してイエロー用の画像形成部30Yの回転方向上流側に設けられた中間転写ベルト7用のクリーニング装置10によってクリーニング、回収される。
二次転写部9の上方には、定着部11が備えられている。二次転写部9にて未定着トナー像を担持した用紙Pは、定着部11へと送られ、熱ローラと加圧ローラとによりトナー像が加熱、加圧されて定着される。
定着部11の上方には、分岐部12が備えられている。定着部11から排出された用紙Pは、両面印刷を行わない場合、分岐部12から画像形成装置1の上部に設けられた用紙排出部13に排出される。
分岐部12から用紙排出部13に向かって用紙Pが排出されるその排出口部分は、スイッチバック部14としての機能を果たす。両面印刷を行う場合には、このスイッチバック部14において、定着部11から排出された用紙Pの搬送方向が切り替えられる。そして、用紙Pは、分岐部12、定着部11の左方、及び二次転写部9の左方を通って下方に送られ、再度第1用紙搬送部4を経て二次転写部9へと送られる。
続いて、画像形成装置1の走査光学装置20について、図2〜図4を用いてその構造の概略を説明する。図2は走査光学装置の模型的垂直断面正面図、図3は走査光学装置の模型的上面図、図4は走査光学装置の斜視図である。なお、図2及び図3では、図4に見られる走査光学装置の上面に配置された蓋の描画を省略している。
前述のように、この走査光学装置20は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色各々に対応した4個の感光体ドラムが備えられたタンデム型の画像形成装置1に搭載するべく設計されたものである。
走査光学装置20には、図2及び図3に示すように、箱形状に構成されたハウジング21の内側に、光源22、光偏向器40、光学系50、及び光センサ23で構成される光学機器が設けられている。
光源22は、図3に示すように、ハウジング21内の一端に備えられている。走査光学装置20は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色に対応したものであって、光源22も独立した4個が設けられている。光源22は、可視領域の光ビーム、例えば670nm程度のレーザ光を照射する仕様のレーザダイオードで構成されている。
光源22の近傍には、光偏向器40が備えられている。光偏向器40は、ポリゴンミラー41と、モータ42とで構成されている。モータ42は、図2において垂直方向の軸線中心に、正多角形の平面形状をなすポリゴンミラー41を回転駆動するものである。その軸線中心に回転するポリゴンミラー41の周囲には、光を反射する反射面が複数設けられている。
4個の光源22から照射されたレーザ光LY、LM、LC、LBは、各々、副走査方向(図2の上下方向)に微小角度ずつずれた状態でポリゴンミラー41周囲の反射面に入射する。ポリゴンミラー41は、回転しながら、その反射面で各レーザ光を反射し、主走査方向(図3の左右方向)に偏向しつつ、ハウジング21内の他端に向けて導く。
光学系50は、ハウジング21内の、光偏向器40にて反射されたレーザ光が進む先の領域に備えられている。光学系50は、第1fθレンズ51、第2fθレンズ52、及び反射ミラー53を備えている。
第1fθレンズ51は、光偏向器40にて反射されたレーザ光LY、LM、LC、LBが進む、そのすぐ先の箇所に配置されている。第1fθレンズ51は、レーザ光LY、LM、LC、LBに対して共用ものであって、1個備えられている。この第1fθレンズ51では、各レーザ光LY、LM、LC、LBが主走査方向において等速度に偏向される。さらに第1fθレンズ51は、ポリゴンミラー41へのレーザ光LY、LM、LC、LBの入射角や、ポリゴンミラー41の面倒れ等といった走査上の悪影響を補正しながら、各レーザ光LY、LM、LC、LBの副走査方向の角度を若干広げる。
第1fθレンズ51を通過したイエロー用のレーザ光LYは、ハウジング21の内底面近傍の反射ミラー53Yaで反射し、第1fθレンズ51の方向に折り返される。その後、レーザ光LYは、第2fθレンズ52Yを通過し、ハウジング21の上端近傍の反射ミラー53Ybにて反射され、被走査面であるイエロー用の感光体ドラム31Y表面に到達、結像される。
第1fθレンズ51を通過したマゼンタ用のレーザ光LMも、イエロー用のレーザ光LYと同様に、ハウジング21の内底面近傍の反射ミラー53Maで反射し、第1fθレンズ51の方向に折り返される。その後、レーザ光LMは、第2fθレンズ52Mを通過し、ハウジング21の上端近傍の反射ミラー53Mbにて反射され、被走査面であるマゼンタ用の感光体ドラム31M表面に到達、結像される。
第1fθレンズ51を通過したシアン用のレーザ光LCは、ハウジング21の内底面近傍の反射ミラー53Caで略垂直上方に向かって反射され、続いてハウジング21の上端近傍の反射ミラー53Cbで略水平方向に、第1fθレンズ51の方向に折り返される。その後、レーザ光LCは、第2fθレンズ52Cを通過し、反射ミラー53Ccにて反射され、被走査面であるシアン用の感光体ドラム31C表面に到達、結像される。
第1fθレンズ51を通過したブラック用のレーザ光LBは、反射ミラーを介すことなく直接、第2fθレンズ52Bを通過する。その後、レーザ光LBは、反射ミラー53Bにて反射され、被走査面であるブラック用の感光体ドラム31B表面に到達、結像される。
光センサ23は、図3に示すように、反射ミラー53Ya、及び第2fθレンズ52Mの近傍であって、主走査方向の外側寄りの箇所に配置されている。光センサ23は、光偏向器40のポリゴンミラー41にて反射されたレーザ光のうち、被走査面の有効露光領域外のものを受光する。光センサ23が受光するレーザ光は、第2fθレンズ52Bの近傍に備えられた反射ミラー24で、光センサ23に向かって反射される。光センサ23は、4色各々に対応したレーザ光LY、LM、LC、LBの走査タイミングを計るための同期検知センサであって、BDセンサと呼ばれる。
上記のような光学機器が収容されたハウジング21の上面には、図4に示すように、平板形状の蓋25が備えられている。この蓋25には、光学機器が照射する光ビームであるレーザ光LY、LM、LC、LBが被走査面である感光体ドラム表面に向かって通過する開口部26が設けられている。開口部26は、主走査方向に延びる長方形状をなし、レーザ光LY、LM、LC、LBに対応して4箇所が設けられている。4箇所の開口部26は、各レーザ光Lに対応した4本の感光体ドラム31が並ぶのと同様にして、並べて配置されている。
4箇所の開口部26には、光透過性部材である防塵ガラス27が備えられている。防塵ガラス27は、開口部26と同様に主走査方向に延びる直方体形状をなし、開口部26からハウジング21内に飛散トナーなどの塵埃が侵入しないように、開口部26を塞ぐ形で設けられている(図6参照)。
そして、蓋25の上面には、図4に示すように、防塵ガラス27の清掃機構60が備えられている。
続いて、この防塵ガラス27の清掃機構60の構成について、図4に加えて、図5〜図8を用いて詳細に説明する。図5は清掃機構の弾性清掃部材周辺を示す斜視図、図6は弾性清掃部材周辺を示す垂直断面正面図、図7は図5と同様の弾性清掃部材周辺を示す斜視図にして、清掃機構を作動させた状態を示すもの、図8は図6と同様の弾性清掃部材周辺を示す垂直断面正面図にして、清掃機構を作動させた状態を示すものである。
防塵ガラス27の清掃機構60は、図4に示すように、スライド部材61、支持部材62、弾性清掃部材であるクリーニングブレード63、及び規制部材64を備えている。
スライド部材61は、直方体形状の棒状に延びる部材であって、4箇所の防塵ガラス27が並ぶ方向に沿うようにして、防塵ガラス27の外側に配置されている。スライド部材61は、防塵ガラス27の両外側に1本ずつ計2本配置されている。蓋25にはスライド部材61がぴったりと収まる形状の溝25aが設けられ、スライド部材61はこの溝25aに沿って、4箇所の防塵ガラス27が並ぶ方向にスライド移動することができる。
支持部材62は、2本のスライド部材61の間に、スライド部材61と直角をなす形で連結されている。支持部材62は、4箇所の防塵ガラス27に対応して、4個設けられている。支持部材62は、蓋25の上面に対して所定の間隙を設けて、その上方に配置されている(図6参照)。
弾性清掃部材であるクリーニングブレード63は、4個の支持部材62の各々に1個ずつ支持される形で、計4個備えられている。クリーニングブレード63は、図5及び図6に示すように、防塵ガラス27に沿って主走査方向に延びる直方体形状をなし、ポリウレタンゴムで構成されている。そして、クリーニングブレード63は、その先端が防塵ガラス27の表面に圧接するように、支持部材62から斜め下方に向かって延びる形で取り付けられている。クリーニングブレード63は、その先端が防塵ガラス27に圧接しているので、常時湾曲した形態を保持している。
規制部材64は、4個の支持部材62及びクリーニングブレード63に対応する形で、計4個備えられている。規制部材64は、図5及び図6に示すように、支持部材62及びクリーニングブレード63に沿って主走査方向に延びる垂直断面がL字形状をなす部材である。そして、規制部材64は、その主たる部分が、支持部材62やクリーニングブレード63を隔てて防塵ガラス27と対向する箇所に配置され、蓋25の上面に固定されている。このようにして規制部材64は、クリーニングブレード63の長手方向の全域にわたる形で配置され、防塵ガラス27とクリーニングブレード63との離隔を防止している。
このような構成の防塵ガラス27の清掃機構60において、スライド部材61を蓋25の溝25a(図4参照)に沿ってスライド移動させると、それに従って、図7に示すようにクリーニングブレード63も移動する。このとき、クリーニングブレード63は、図8に示すように、防塵ガラス27表面に圧接したままその表面を払拭して清掃する。
上記のように、光ビームが被走査面に向かって通過する開口部26と、この開口部26に設けられた光透過性部材である防塵ガラス27と、この防塵ガラス27の表面に圧接して払拭する弾性清掃部材であるクリーニングブレード63とを備えた走査光学装置20において、クリーニングブレード63の、防塵ガラス27との離隔を防止する規制部材64を備えたので、クリーニングブレード63と防塵ガラス27との接触部において互いを強く圧接させることができ、且つ長手方向、すなわち主走査方向全域において均一に、クリーニングブレード63を防塵ガラス27表面に密着させることができる。これにより、清掃むらが発生して、飛散トナーなどの塵埃が残留することを防止でき、防塵ガラス27表面を効果的に払拭することが可能である。さらに、清掃時のびびり振動も予防でき、振動に起因する様々な不具合の発生を防止することも可能である。このようにして、光ビームが通過する開口部26に設けられた防塵ガラス27表面をクリーニングブレード63で清掃するに際し、騒音などの不具合を発生させることなく、効果的な清掃を実施することができ、高品質の画像を得ることが可能な走査光学装置20を提供することができる。
また、規制部材64は、クリーニングブレード63を隔てて防塵ガラス27と対向する箇所に配置したので、クリーニングブレード63を比較的容易に、主走査方向全域において均一に、防塵ガラス27表面に密着させることが可能である。したがって、防塵ガラス27表面の清掃に関して、清掃むらや残留塵埃がない効果的な清掃と、騒音などの不具合発生の予防とを、一層簡便な構成で遂行することができる。
そして、クリーニングブレード63が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、規制部材64を、クリーニングブレード63の長手方向の全域にわたる形で配置したので、クリーニングブレード63を、主走査方向全域において確実に、防塵ガラス27表面に密着させることが可能である。したがって、清掃むらや残留塵埃がない、より効果的な清掃を防塵ガラス27表面に対して遂行でき、高品質の画像を得ることができる作用を一層高めることが可能である。
次に、本発明の第2の実施形態に係る走査光学装置の詳細な構成について、図9を用いて説明する。図9は、走査光学装置に設けられた防塵ガラスの清掃機構の弾性清掃部材周辺を示す斜視図である。なお、この実施形態の基本的な構成は、図1〜図8を用いて説明した前記第1の実施形態と同じであるので、第1の実施形態と共通する構成については図面の記載、及びその説明を省略するものとする。
図9に示すように、第2の実施形態に係る走査光学装置において、クリーニングブレード63が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、このクリーニングブレード63と防塵ガラス27との離隔を防止する規制部材65は、クリーニングブレード63の長手方向の複数箇所に配置されている。規制部材65は、板金などの板状部材で構成され、主走査方向と直角をなす方向に、細長く延びる形で設けられている。そして、規制部材65は、一部分を、主走査方向と直角をなす方向に沿って下方に斜めになるように折り曲げることにより、支持部材62、すなわちクリーニングブレード63との隙間を狭くするとともに、その強度を向上させている。
上記の構成により、クリーニングブレード63の、防塵ガラス27との離隔が発生し易い箇所に限定して規制部材65を配置することができる。したがって、規制部材65に係る部品コストの低減を図ることが可能になる。その結果、コストアップの防止を図りながら、効果的な清掃を防塵ガラス27表面に対して遂行でき、より高品質な画像を得ることが可能である。
また本発明では、上記走査光学装置20を画像形成装置1に搭載したので、走査光学装置20の光ビームが通過する開口部26に設けられた防塵ガラス27表面をクリーニングブレード63で清掃するに際し、騒音などの不具合を発生させることなく、効果的な清掃を実施することができ、高品質の画像を得ることが可能な高性能な画像形成装置1を得ることができる。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、本発明の実施形態では、4個の感光体ドラムが備えられたタンデム型の画像形成装置に搭載される走査光学装置を例に掲げて説明したが、対象となる走査光学装置はこの形態に限定されるわけではなく、他のタイプの画像形成装置に搭載される走査光学装置であっても構わない。
また、本発明の実施形態では、光透過性部材をガラス、弾性清掃部材をポリウレタンゴムで構成しているが、材料はこれらに限定されるわけではなく、他の材料で光透過性部材や弾性清掃部材を構成しても構わない。そして、第2の実施形態で説明した規制部材65は、その個数や各々の配置箇所が図9に描画した構成に限定されるわけではなく、他の個数、配置箇所であっても構わない。
本発明は、光ビームが被走査面に向かって通過する開口部と、この開口部に設けられた光透過性部材と、この光透過性部材の表面に圧接して払拭する弾性清掃部材とを備えた走査光学装置において利用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る走査光学装置を搭載した画像形成装置の模型的垂直断面正面図である。 図1に示す走査光学装置の模型的垂直断面正面図である。 図2に示す走査光学装置の模型的上面図である。 図1に示す走査光学装置の斜視図である。 図4に示す防塵ガラスの清掃機構の、弾性清掃部材周辺の斜視図である。 図4に示す弾性清掃部材周辺の垂直断面正面図である。 図5と同様の弾性清掃部材周辺を示す斜視図にして、清掃機構を作動させた状態を示すものである。 図6と同様の弾性清掃部材周辺を示す垂直断面正面図にして、清掃機構を作動させた状態を示すものである。 本発明の第2の実施形態に係る走査光学装置の、防塵ガラスの清掃機構の弾性清掃部材周辺を示す斜視図である。
符号の説明
1 画像形成装置
20 走査光学装置
21 ハウジング
22 光源
23 光センサ
25 蓋
26 開口部
27 防塵ガラス(光透過性部材)
40 光偏向器
50 光学系
60 清掃機構
61 スライド部材
62 支持部材
63 クリーニングブレード(弾性清掃部材)
64、65 規制部材

Claims (5)

  1. ハウジングと、このハウジング内に設けられ、光ビームを被走査面上に照射する光学機器と、この光学機器が照射する光ビームが被走査面に向かって通過する開口部と、この開口部に設けられた光透過性部材と、この光透過性部材の表面に圧接して払拭する弾性清掃部材とを備えた走査光学装置において、
    前記弾性清掃部材の、前記光透過性部材との離隔を防止する規制部材を備えることを特徴とする走査光学装置。
  2. 前記規制部材は、前記弾性清掃部材を隔てて前記光透過性部材と対向する箇所に配置されることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
  3. 前記弾性清掃部材が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、前記規制部材は、弾性清掃部材の長手方向の全域にわたる形で配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の走査光学装置。
  4. 前記弾性清掃部材が直方体形状をなすブレードで構成されるとともに、前記規制部材は、弾性清掃部材の長手方向の複数箇所に配置されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の走査光学装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の走査光学装置を搭載したことを特徴とする画像形成装置。
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