JP2008174266A - 易開封性容器蓋 - Google Patents

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Abstract

【課題】一対のスコアの破断初期においてはシェルが変形してもライナーは実質上変形しないが、第二の境界を越えて一対のスコアの破断が進行すると、ライナーはシェルから剥離されることなくシェルの変形に応じて上方に変形される容器蓋を提供する。
【解決手段】シェルの天面壁8に第二の境界に沿って延在する折り曲げ誘発手段42を配設する。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも大部分は金属薄板から形成されたシェルと合成樹脂製ライナーとから構成された易開封性容器蓋に関する。
飲料用の容器として、円筒状口頸部を有し、この口頸部の外周面には係止突条が形成されている容器本体と、容器本体の口頸部に装着され口頸部を密封する易開封性容器蓋との組み合わせが広く実用に供されている。容器本体はガラス、金属薄板或いは合成樹脂から形成することができる。容器蓋はシェルとライナーとから構成されている。シェルは、円形天面壁、この天面壁の周縁から垂下する円筒状スカート壁及びスカート壁の下端から延出する把持片を含み、天面壁及びスカート壁と共に把持片の少なくとも基部は金属薄板から一体に形成されている。シェルには、把持片の両側からスカート壁を上方に延びる第一の部分とこの第一の部分に続いて天面壁の周縁部を延びる第二の部分とを有する一対のスコアが形成されている。ライナーは、シェルの天面壁の内面上で合成樹脂素材を型押成形することによって形成され、外周縁は一対のスコアの第二の部分よりも半径方向外方に位置する円板状である。かような易開封性容器蓋の典型例は下記特許文献1に開示されている。
上述したとおりの容器蓋は、容器本体の口頸部に被嵌しスカート壁の下部を半径方向内側に変形して口頸部の係止突条に係止することによって容器本体の口頸部に装着され、容器本体の口頸部を密封する。容器本体の口頸部を開封する際には、シェルの把持片を引っ張ってシェルの一対のスコアを破断して、容器本体の口頸部に対するシェルの係止を解除し、容器本体の口頸部から容器蓋を離脱する。
特開平11−115937号公報
而して、上述したとおりの容器においては、(1)容器本体の口頸部から容器蓋を離脱する際には、充分容易に一対のスコアを破断することができると共に、一対のスコアの破断に応じてシェルのスコアよりも半径方向外側に位置する部位が半径方向外方に変位され容器本体の口頸部に形成されている係止突条に対するシェルの係止が充分に解除され、容器本体の口頸部から容器蓋を充分容易に離脱することができる、(2)一対のスコアの破断によって生成される破断縁に消費者の指が接触して損傷されてしまう虞が充分に回避されている、(3)容器本体内が加圧状態である場合、容器本体の口頸部が開封される初期段階において容器本体の内容物が口頸部から周囲に偶発的に飛散することが充分に防止される、等の要件が充足されることが重要である。そして、かような要件を充足するために、シェルの天面壁の内面とライナーとを、一対のスコアの第二の部分(即ち天面壁の周縁部を延びる部分)乃至これより幾分半径方向内側に位置する部位を一対のスコアの第二の部分に沿って延在する一対の第一の境界から半径方向外側の領域において非接着乃至弱接着状態にすると共に、一対のスコアの破断進行方向に見て、容器の口頸部の中心よりも上流側において一対の第一の境界間を延在する第二の境界よりも上流側において非接着乃至弱接着状態にし、その他の領域では接着状態にし、かくして(i)一対のスコアが存在する領域においてはシェルの天面にライナーが接着されておらず、従って一対のスコアの破断がライナーによって阻害されることはない、(ii)開封初期段階においては一対のスコアの破断に応じてシェルは漸次変形されるがライナーは口頸部の先端面を覆う状態に維持され、容器本体の圧力は漸次開放されるが内容物の飛散はライナーによって防止される、(iii)一対のスコアの破断が進行すると、シェルの変形に付随してライナーも変形されて上方に持ち上げられ、スコアの破断縁がライナーによって保護され、そしてまたライナーの変形に応じてシェルのスコアよりも半径方向外側に位置する部位が半径方向外方に変位され容器本体の口頸部に形成されている係止突条に対するシェルの係止解除が助長される、ようになすことが試みられている。
しかしながら、本発明者等の経験によれば、スコアの破断が第二の境界を越えて進行する際には、シェルの変形に付随してライナーも上方に変形されることが必要であるが、第二の境界に至るまでにシェルの破断された一対のスコア間に位置する領域は滑らかな弧状に変形する故に、第二の境界の下流側においてはシェルの天面壁の内面にライナーが接着されているにも拘わらず、ライナーはシェルから漸次剥離されて元の状態に維持され続け、シェルの変形に応じて上方に変形されない傾向があることが判明している。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、第二の境界を越えて一対のスコアの破断が進行すると、ライナーはシェルから剥離されることなくシェルの変形に応じて充分確実に上方に変形される、新規且つ改良された容器蓋を提供することである。
本発明者等は鋭意検討の結果、シェルの天面壁に第二の境界に沿って延在する折り曲げ誘発手段を配設することによって上記主たる技術的課題を達成することができることを見出した。
即ち、本発明によれば、上記技術的課題を達成する容器蓋として、円筒状口頸部を有し、該口頸部の外周面には係止突条が形成されている容器本体のための易開封性容器蓋にして、
円形天面壁、該天面壁の周縁から垂下するスカート壁及び該スカート壁の下端から延出する把持片を含み、該天面壁及び該スカート壁と共に該把持片の少なくとも基部は金属薄板から一体に形成されており、該把持片の両側から該スカート壁を上方に延びる第一の部分と該第一の部分に続いて該天面壁の周縁部を延びる第二の部分とを有する一対のスコアが形成されているシェルと、該シェルの該天面壁の内面上で合成樹脂素材を型押成形することによって形成され、外周縁は該一対のスコアの該第二の部分よりも半径方向外側に位置する円板状ライナーとから構成され、
該シェルの該天面壁の該内面と該ライナーとは、該一対のスコアの該第二の部分乃至これより幾分半径方向内側に位置する部位を該一対のスコアの該第二の部分に沿って延在する一対の第一の境界から半径方向外側の領域において非接着乃至弱接着状態であると共に、該一対のスコアの破断進行方向に見て、容器本体の口頸部の中心よりも上流側において該一対の第一の境界間を延在する第二の境界よりも上流側において非接着乃至弱接着状態であり、その他の領域では接着状態であり、
該シェルの該天面壁には該第二の境界に沿って延在する折り曲げ誘発手段が配設されている、
ことを特徴とする易開封性容器蓋が提供される。
該第二の境界は、該一対のスコアの破断進行方向に見て、容器本体の口頸部の内周面よりも下流側において該一対の境界間を延在するもが好都合である。該折り曲げ誘発手段は弦状に連続して延びるスコアから構成することができる。これに代えて或いはこれに加えて弦状に連続して延びる凹条又は凸条、間隔をおいて弦状に配列された複数個の凹部又は凸部或いは弦状に連続して延びる屈折部から折り曲げ誘発手段を構成することもできる。
本発明の容器蓋においては、第二の境界を越えて一対のスコアの破断が進行する際に、シェルの一対のスコア間に存在する部分は折り曲げ誘発手段の誘発作用によって折り曲げられ、かくして第二の境界を越えた後においてライナーがシェルから剥離されてしまうことが充分確実に防止され、第二の境界を越えて一対のスコアの破断が進行されるとシェルの変形に付随してライナーも上方に変形される。
以下、本発明に従って構成された易開封性容器蓋の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
図1及び図2を参照して説明すると、全体を番号2で示す図示の容器蓋は、シェル4とライナー6(図2)とから構成されている。
シェル4は円形天面壁8、この天面壁8の周縁から垂下する円筒状スカート壁10、及びスカート壁10の下端から延出する把持片12を含んでいる。図2を参照することによって理解される如く、天面壁8及びスカート壁10と共に把持片12の基部14は、アルミニウム基合金薄板、クロム酸処理鋼薄板又はブリキ薄板の如き適宜の金属薄板に打ち抜き加工及び絞り加工の如き適宜の機械加工を加えることによって一体に成形されている。把持片12の基部14の両側において、スカート壁10の下端部には切欠16a及び16bが形成されている。把持片12は上記基部14とこれに連結されたリング状部18とから構成されている。把持片12のリング状部18は、把持片12の基部14を所謂中子として、ポリプロピレン又はポリエチレンの如き適宜の合成樹脂材料から射出成形乃至圧縮成形することによって、成形と同時に基部14に連結することができる。所望ならば、把持片12の全体を、天面壁8及びスカート壁10と共に金属薄板から一体に形成することもできる。シェル4には、更に詳しくはその金属薄板から一体に形成されている部分には、一対のスコア20a及び20bが形成されている。金属薄板の表面又は裏面から工具を作用せしめて厚さを低減せしめることによって形成される一対のスコア20a及び20bは、把持片12の両側に形成されている上記切欠16a及び16bからスカート壁10を上方に延びる第一の部分22a及び22b、第一の部分22a及び22bに続いて天面壁8の周縁部を延びる第二の部分24a及び24b、並びに第二の部分24a及び24bに続いて更にスカート壁10に延出する第三の部分26a及び26b(図3も参照されたい)を有する。一対のスコア20a及び20bの第二の部分24a及び24bの上流部及び中流部(図3において下部及び中間部)は天面壁8の周縁に沿って略円弧状に延び、下流部(図3において上部)は略直線状に延びている。
図2に図示するライナー6は、軟質ポリエチレンの如き適宜の合成樹脂素材を上記シェル4の天面壁8の内面に供給し、かかる合成樹脂素材を所要形状に型押成形することによって形成される。ライナー6は全体として円板形状であり、中央領域28は比較的薄く、周縁領域30は比較的厚い。ライナー6の周縁部には2条の環状突条、即ち外側環状突条32及び内側環状突条34が形成されている。ライナー6の外周縁は、上記一対のスコア20a及び20bの円弧状に延びる部分24a及び24bよりも半径方向外側に位置せしめられている(この点については図3を参照して後に更に言及する)。
図3は、シェル4の天面壁8及びスカート壁10と共に把持片12の基部14を形成するための金属薄板を所要形状に打ち抜いたが未だ絞り加工を加えていない状態、換言すればシェル4の天面壁8及びスカート壁10と共に把持片12の基部14を平面状に展開した状態における、金属薄板の片面、即ち天面壁8及びスカート壁10の内面側を規定する片面を図示している。金属薄板の片面にはその全域に渡って、ライナー6に対して接着性を有する接着性塗料が施されている。金属薄板の片面には、更に、図3において高密度で黒点を施した領域において、ライナー6に対して非接着乃至弱接着性を有する非接着乃至弱接着性塗料が施されている。換言すれば、図3において黒点が施されていない白地領域は、シェル4の天面壁8の内面とライナー6とが接着状態になる接着領域であり、図3において黒点が施されている領域は、シェル4の天面壁8の内面とライナー6とが非接着乃至弱接着状態となる非接着乃至弱接着領域である。非接着乃至弱接着領域は一対の第一の境界36a及び36bよりも半径方向外側で且つ一対のスコア20a及び20bの破断進行方向(即ち図3に矢印38で示す方向)に見て第二の境界40よりも上流側に存在している。一対の第一の境界36a及び36bの各々は、一対のスコア20a及び20bの第二の部分24a及び24bに合致して或いはこれより幾分半径方向内側に位置することが重要であり、図示の実施形態においては一対のスコア20a及び20bの第二の部分24a及び24bより幾分半径方向内側に位置している。第二の境界40は、一対のスコア20a及び20bの破断進行方向(即ち図3に矢印38で示す方向)に見て、容器蓋2が適用される容器本体の口頸部(図4を参照されたい)の中心よりも上流側に、好ましくは容器本体の口頸部の内周面よりも下流側に、位置することが重要であり、図示の実施形態においては容器本体の口頸部の内周面よりも幾分下流側に位置している。
図1乃至図3を参照して説明を続けると、本発明に従って構成された容器蓋2においては、シェル4の天面壁8には、上記第二の境界40に沿って、好ましくは上記第二の境界40に合致して或いは一対のスコア20a及び20bの破断進行方向(図3に矢印38で示す方向)に見て上記第二の境界40よりも若干下流側に、折り曲げ誘発手段42が配設されていることが重要である。図示の実施形態においては、折り曲げ誘発手段42は、一対のスコア20a及び20b間を、一対のスコア20a及び20bの破断進行方向(図3に矢印38で示す方向)に対して垂直に弦状に延びるスコア44と、このスコア44の下流側をスコア44に隣接してこれに平行に弦状に延びる凹条46とから構成されている。所望ならば、スコア44のみから或いは凹条46のみから折り曲げ誘発手段42を構成することもできる。また、凹条46に代えて凸条を形成することもできる。
図4は容器本体48の口頸部50に容器蓋2を装着して口頸部50を密封した状態を図示している。アルミニウム基合金薄板の如き金属薄板から形成されている容器本体48は円筒状の口頸部50を有する。この口頸部50の外周面上端部には、外巻きカール加工を加えることによって形成された環状係止突条51が配設されている。口頸部50に容器蓋2を装着して口頸部50を密封する際には、口頸部50に容器蓋2を被嵌して下方に押圧し、ライナー6の外側環状突条32及び内側環状突条34を口頸部50の上端部に密接させ、そしてスカート壁10の下端部を半径方向内側に変形して口頸部50の環状係止突条51に係止する。
容器本体48内に収容されている内容物を消費するために口頸部50から容器蓋2を離脱して口頸部50を開封する際には、容器蓋2のシェル4におけるリング状部18に指を掛けて半径方向外方に、次いで上方に引っ張る。かくすると、図5に図示する如く、一対のスコア20a及び20bの第一の部分22a及び22bが破断され、そして更に一対のスコア20a及び20bの第二の部分24a及び24bの上流端部が破断され、一対のスコア20a及び20bの破断が第二の境界40まで進行する。第二の境界40よりも上流側においてはシェル4の天面壁8の内面に対してライナー6は非接着乃至弱接着状態であるので、一対のスコア20a及び20bの破断は充分容易に進行する。そして、一対のスコア20a及び20bの破断進行に応じてシェル2は変形されるが、ライナー6は変形されることなく元の状態に維持され続ける。例えば、容器本体48内に飲料を充填した後に液体窒素を充填し、しかる後に口頸部50に容器蓋2を装着して口頸部50を密封すると、液体窒素が気化して容器本体48内が加圧状態(即ち大気圧より高い圧力状態)になるが、図5に示す状態になると、ライナー6が局部的に微細に変形して口頸部50から離隔し、これによって容器本体48内の加圧状態が開放される。この際には、ライナー6は微細に変形するがシェル4の変形に付随して口頸部50から大きく離隔することはなく、内容物の飛散はライナー6によって充分確実に防止される故に、加圧状態の開放に伴って内容物が周囲に飛散することはない。一対のスコア20a及び20bの破断を進行するためにシェル4のリング状部18を更に引っ張ると、シェル4の天面壁8に配設されている折り曲げ誘発手段42の存在に起因して、図6に図示する如く折り曲げ誘発手段42のスコア44に沿ってシェル4が折り曲げられる。しかる後に、一対のスコア20a及び20bの破断が更に進行するが、この際には折り曲げ誘発手段42の存在に起因してシェル4が第二の境界40に沿って配置されたスコア44に沿って折り曲げられている故に、第二の境界40よりも下流側においてシェル4の変形に起因してライナー6がシェル4の天面壁8の内面から剥離されてしまうことはなく、図7に図示する如く、シェル4の変形に付随してライナー6も上方に変形され、従って一対のスコア20a及び20bの破断に起因して上方に変位した、シェル4の天面壁8における一対のスコア20a及び20b間の部分の破断縁は上方に変位したライナー6によって下方から覆われることになり、消費者の指が上記破断縁に触れて損傷されてしまうことが効果的に防止される。加えて、ライナー6の上方への変形によって、シェル4の一対のスコア20a及び20bよりも半径方向外側の部位が半径方向外方に変位され、容器本体48の口頸部50の外周面に形成されている係止突条51に対するシェル4の係止解除が助長される。一対のスコア20a及び20bの破断が更に進行し第二の部分24a及び24bの下流端或いは第三の部分26a及び26bの上流端部に達すると、係止突条51に対するシェル4の係止が充分に解除され、容器蓋2の全体が容器本体48の口頸部50から離脱され、口頸部48が開封される。
図8は、本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態を図示している。図8に図示する実施形態においては、折り曲げ誘発手段42は、一対のスコア20a及び20b間を、一対のスコア20a及び20bの破断進行方向(図3に矢印38で示す方向)に対して垂直に弦状に延びるスコア44と、このスコア44の下流側にスコア44に隣接して弦状に配列された3個の凹部52から構成されている。3個の凹部52はスコア44の延在方向に間隔をおいて配列されており、凹部52の各々は略半球形状である。凹部52に代えて凸部を形成することもできる。図8に図示する容器蓋2の折り曲げ誘発手段42の構成以外は、図1乃至図7に図示する容器蓋2と実質上同一である。
図9は、本発明に従って構成された容器蓋2の更に他の実施形態を図示している。図9に図示する実施形態においては、シェル4の天面壁8の中央領域に没入部54が形成されている。没入部54の、一対のスコア20a及び20bの破断進行方向(図3に矢印38で示す方向)の上流側縁を規定している屈曲部56は、一対のスコア20a及び20bの破断進行方向に対して垂直に直線状に延びており、かかる屈曲部56が折り曲げ誘発手段42を構成している。没入部54の上流側縁以外の縁は円弧状に延びている。図9に図示する実施形態の上述した構成以外の構成は、図1乃至図7に図示する容器蓋2と実質上同一である。
本発明に従って構成された容器蓋の好適実施形態を示す斜面図。 図1の容器蓋の断面図。 図1の容器蓋におけるシェルの天面壁の内面とライナーとの相互関係を示すためのシェルの展開図。 図1の容器蓋を容器本体の口頸部に装着した状態を示す断面図。 容器本体の口頸部に装着された図1の容器蓋を、口頸部から離脱するために容器蓋のシェルの一対のスコアの初期破断を遂行した状態を示す断面図。 図5に示す状態から一対のスコアの破断を更に幾分か進行し、折り曲げ誘発手段の存在に起因してシェルが折り曲げられた状態を示す断面図。 図6に図示する状態から一対のスコアの破断を更に幾分か進行した状態を示す斜面図。 本発明に従って構成された容器蓋の他の実施形態を示す斜面図。 本発明に従って構成された容器蓋の更に他の実施形態を示す斜面図。
符号の説明
2:容器蓋
4:シェル
6:ライナー
8:天面壁
10:スカート壁
12:把持片
20a及び20b:一対のスコア
22b及び22b:一対のスコアの第一の部分
24a及び24b:一対のスコアの第二の部分
36a及び36b:第一の境界
40:第二の境界
42:折り曲げ誘発手段
44:スコア
46:凹条
48:容器本体
50:口頸部
52:凹部
56:屈折部

Claims (6)

  1. 円筒状口頸部を有し、該口頸部の外周面には係止突条が形成されている容器本体のための易開封性容器蓋にして、
    円形天面壁、該天面壁の周縁から垂下するスカート壁及び該スカート壁の下端から延出する把持片を含み、該天面壁及び該スカート壁と共に該把持片の少なくとも基部は金属薄板から一体に形成されており、該把持片の両側から該スカート壁を上方に延びる第一の部分と該第一の部分に続いて該天面壁の周縁部を延びる第二の部分とを有する一対のスコアが形成されているシェルと、該シェルの該天面壁の内面上で合成樹脂素材を型押成形することによって形成され、外周縁は該一対のスコアの該第二の部分よりも半径方向外側に位置する円板状ライナーとから構成され、
    該シェルの該天面壁の該内面と該ライナーとは、該一対のスコアの該第二の部分乃至これより幾分半径方向内側に位置する部位を該一対のスコアの該第二の部分に沿って延在する一対の第一の境界から半径方向外側の領域において非接着乃至弱接着状態であると共に、該一対のスコアの破断進行方向に見て、容器本体の口頸部の中心よりも上流側において該一対の第一の境界間を延在する第二の境界よりも上流側において非接着乃至弱接着状態であり、その他の領域では接着状態であり、
    該シェルの該天面壁には該第二の境界に沿って延在する折り曲げ誘発手段が配設されている、
    ことを特徴とする易開封性容器蓋。
  2. 該第二の境界は、該一対のスコアの破断進行方向に見て、容器本体の口頸部の内周面よりも下流側において該一対の境界間を延在する、請求項1記載の易開封容器蓋。
  3. 該折り曲げ誘発手段は弦状に連続して延びるスコアから構成されている請求項1又は2記載の易開封性容器蓋。
  4. 該折り曲げ誘発手段は弦状に連続して延びる凹条又は凸条から構成されている、請求項1から3までのいずれかに記載の易開封性容器蓋。
  5. 該折り曲げ誘発手段は間隔をおいて弦状に配列された複数個の凹部又は凸部から構成されている、請求項1から3までのいずれかに記載の易開封性容器蓋。
  6. 該折り曲げ誘発手段は弦状に連続して延びる屈折部から構成されている、請求項1から3までのいずれかに記載の易開封容器蓋。
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