JP2008173521A - 液中プラズマ処理装置、及び液中プラズマ処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】液体に含まれる被処理物質の処理を効率よく行うことができる液中プラズマ処理装置を提供すること。
【解決手段】液中プラズマ処理装置11は、洗浄水Wを導入可能な容器12と、超音波発生装置13と、マイクロ波発生装置14と、減圧装置15とを備える。減圧装置15は、容器12内の気体を排出してその容器12内を減圧状態にする。超音波発生装置13は、容器12内の洗浄水W中に超音波を照射してキャビテーションを多発的に生じさせ、マイクロ波発生装置14は、洗浄水W中のキャビテーション発生領域にマイクロ波を照射して放電プラズマPを発生させる。この放電プラズマPによって、紫外線を放つ液中光源Lを発生させ、その紫外線を洗浄水Wの有害物質に直接照射することで有害物質を分解して無害化する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被処理物質を含む液体中に電磁波を照射し、その液体中にプラズマを発生させて被処理物質の処理を行う液中プラズマ処理装置、及び液中プラズマ処理方法に関するものである。
従来、有害物質を含む液体中に電磁波と紫外線とを同時に照射して有害物質を分解する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1の処理システムでは、紫外線が透過可能な石英管内に有害物質を含む液体を通過させるとともに、その石英管の外部に高周波減圧ガスプラズマを生成して、液体への電磁波照射と紫外線照射とを同時に行っている。この処理システムでは、電磁波エネルギーにより、有害物質が励起されて水と分離されるとともに、水の励起によって有害物質がイオン化される。さらに、紫外線照射による光エネルギーによって有害物質が分解されて無害化される。
また、液体中に超音波と電磁波とを同時に照射して放電プラズマを発生させ、その放電プラズマにより化学反応を誘起させる装置が、特許文献2,3などに開示されている。
特開2004−330174号公報 特開2005−108600号公報 特開2005−230753号公報
ところが、特許文献1の処理システムでは、石英管を介して紫外線照射を行う構成であるため、液体の浄化処理に伴って石英管の表面に汚れが付着すると、液体に十分な強さの紫外線が照射されなくなり、有害物質の分解効率が悪化する。従って、有害物質の分解効率を維持するためには、石英管の表面を定期的に洗浄するといったメンテナンス作業が必要となり、処理コストが嵩んでしまう。また、紫外線ランプを液体中に直接入れて紫外線照射により液体中の有害物質を分解する処理装置も実用化されているが、その処理装置においても、同様に紫外線ランプのガラス面が汚れ、分解効率が低下するといった問題が生じてしまう。
因みに、特許文献2,3の装置を用いれば、液体に含まれる有害物質を放電プラズマによって分解することが可能である。そして、仮にこの装置において、放電プラズマに加えて紫外線の照射を行ったとするならば、処理効率の向上を期待できるかもしれない。しかし、特許文献2,3には、可視光線に比べてエネルギーの大きい紫外線の照射を併用して液体中の有害物質を分解するといった思想は、全く開示されていない。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、液体に含まれる被処理物質の処理を効率よく行うことができる液中プラズマ処理装置、及び液中プラズマ処理方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、被処理物質を含む液体を導入可能な容器と、前記液体中に気泡を発生させる気泡発生手段と、前記液体中における気泡発生領域に電磁波を照射して放電プラズマによる発光現象を誘起し、前記気泡発生領域に紫外線及び可視光線を放つ液中光源を発生させる液中光源発生手段とを備えたことを特徴とする液中プラズマ処理装置をその要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、気泡発生手段により、容器内の液体中に気泡が発生され、液中光源発生手段により、気泡発生領域に電磁波が照射される。この電磁波照射によって、液体中に放電プラズマによる発光現象が誘起され、紫外線及び可視光線を放つ液中光源が発生する。この場合、液中光源からの紫外線が液体中の被処理物質に直接照射されることで、その紫外線の光エネルギーによって被処理物質を処理(分解、化学反応、殺菌等)することができる。また、放電プラズマの熱エネルギーによっても液体中の被処理物質を処理することができ、処理効率を高めることができる。さらに、本発明の処理装置は、液中光源を覆う管がなく紫外線を液体中に直接照射する構成であるので、管の表面の汚れによって処理効率が低下するといった問題を回避でき、メンテナンス費用を低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記液中光源発生手段は、マイクロ波を発生するマイクロ波発生器と、前記マイクロ波を伝搬させる導波管と、前記導波管の先端部に形成され前記マイクロ波を出力するスロットアンテナとを有することをその要旨とする。
請求項2に記載の発明によれば、電界強度の強いマイクロ波をスロットアンテナから出力することができるため、放電プラズマを確実に発生させることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2において、前記気泡発生手段は、前記容器内の気体を排出して前記容器内を減圧状態にする減圧手段を含むことをその要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、減圧手段により、容器内を減圧し液体の沸点を低下させることで、その液体が沸騰して気泡が発生される。そして、その気泡の発生領域に液中光源発生手段から電磁波を照射することで放電プラズマを誘起させ液中光源を発生させることができる。また、容器内を減圧しておけば、常圧時ほど強い電磁波でなくも放電プラズマを効率よく発生させることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項において、前記気泡発生手段は、前記容器内の液体中に超音波を照射してキャビテーションを発生させる超音波照射手段を含むことをその要旨とする。
請求項4に記載の発明によれば、超音波照射手段により、容器内の液体中に超音波を照射することでキャビテーション(気泡)が発生される。そして、キャビテーションの発生領域に液中光源発生手段から電磁波を照射することでキャビテーションを核として放電プラズマを誘起させ液中光源を発生させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項において、前記気泡発生手段は、前記容器内の液体中に酸素ガス、オゾンガスまたは過酸化水素ガスをバブリングするバブリング手段を含むことをその要旨とする。
請求項5に記載の発明によれば、バブリング手段により、容器内の液体中に酸素ガス、オゾンガスまたは過酸化水素ガスがバブリングされる。そして、その液体中に液中光源発生手段から電磁波を照射して放電プラズマを誘起させることにより、液中光源が発する紫外線の照射強度を高めることができ、被処理物質を確実に処理することができる。
請求項6に記載の発明は、容器内に導入された液体中に気泡を発生させて気泡発生領域に電磁波を照射して放電プラズマを発生させることにより、前記液体中に含まれる被処理物質をその放電プラズマで処理する液中プラズマ処理方法であって、前記放電プラズマによる発光現象を誘起して前記気泡発生領域に紫外線及び可視光線を放つ液中光源を発生させ、その紫外線を前記液体中にて前記被処理物質に直接照射することにより、併せて前記被処理物質の処理を行うことを特徴とする液中プラズマ処理方法をその要旨とする。
請求項6に記載の発明によれば、容器内の液体中に気泡が発生され、気泡発生領域に電磁波が照射される。この電磁波照射によって、液体中に放電プラズマによる発光現象が誘起され、紫外線及び可視光線を放つ液中光源が発生される。この場合、液中光源からの紫外線が液体中の被処理物質に直接照射されることで、その紫外線の光エネルギーによって被処理物質を処理(分解、化学反応、殺菌等)することができる。また、放電プラズマの熱エネルギーによっても液体中の被処理物質を処理することができるので、処理効率を高めることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6において、前記液中光源は308nmにピークを有する紫外線を発生することをその要旨とする。
例えば水を含んだ液体中で放電プラズマを発生させた場合、その液体中でヒドロキシラジカル(OHラジカル)が生成されるため、請求項7に記載の発明のように、液中光源から308nmにピークを有する強い紫外線を発生させることができる。そして、この紫外線を液体中の被処理物質に直接照射することで、被処理物質を効率よく処理(分解、化学反応、殺菌等)することができる。なお、処理効率向上の観点から、液中光源が発する光のスペクトルのうち、308nmにピークを有する紫外線の強度が最も高いことが好ましい。
以上詳述したように、請求項1〜5に記載の発明によると、液体に含まれる被処理物質の処理を効率よく行うことができる液中プラズマ処理装置を提供することができる。請求項6,7に記載の発明によると、液体に含まれる被処理物質の処理を効率よく行うことができる液中プラズマ処理方法を提供することができる。
[第1の実施の形態]
以下、本発明を液中プラズマ処理装置に具体化した第1の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本実施の形態の液中プラズマ処理装置11を示す概略構成図である。
図1に示されるように、液中プラズマ処理装置11は、液体を導入可能な容器12と、超音波照射手段としての超音波発生装置13と、液中光源発生手段としてのマイクロ波発生装置14と、減圧手段としての減圧装置15と、発光スペクトル測定手段としてのスペクトロメータ(分光光度計)16とを備える。本実施の形態において、容器12はステンレスからなり、その容器12内には、液体としての洗浄水W(即ちHO)が入れられている。
超音波発生装置13は、超音波振動子21とその超音波振動子21を駆動するためのパルスを出力するパルス発生器22とを備える。超音波振動子21は、その先端面(振動面)が容器12の底部に当接した状態で固定されており、容器12の底部から上方に向けて超音波を照射する。本実施形態の超音波振動子21は、パルス発生器22から出力されたパルスによって駆動されると、例えば20kHz、10〜2000Wの超音波を洗浄水W中に照射する。
マイクロ波発生装置14は、電磁波としてのマイクロ波を発生するマグネトロン(マイクロ波発生器)24と、マグネトロン24にて発生したマイクロ波を伝搬する導波管25とを備えている。マイクロ波発生装置14の導波管25は、その先端が容器12の上面にて超音波振動子21に対向する位置に固定されている。すなわち、導波管25の先端は、超音波振動子21の設置位置の直上の位置であって、容器12内の液面よりも下方の位置となるよう設けられている。
導波管25は、先端が容器12内に突出するように配置された管本体31と、管本体31内部(中央孔31a)に配置されたマイクロ波透過体(具体的には石英ガラス)32とを有する。マイクロ波透過体32は、管本体31の長手方向に直交する方向に切った断面形状が略矩形状となるよう形成されている。なお、マイクロ波透過体32としては、石英ガラスの以外の材料(例えば、セラミックスからなる誘電体など)を用いてもよい。
図2に示されるように、管本体31は、外形形状が略円形状となるよう形成されるとともに、中央孔31aは、管本体31の長手方向に直交する方向に切った断面が略矩形状となるように形成されている。管本体31の先端は、容器12の上面中央に設けられた管本体挿通孔33に挿入されている。この管本体31の先端面には、スリット状の開口部34が設けられており、マイクロ波透過体32を伝搬したマイクロ波がその開口部34から出力される。すなわち、導波管25における管本体31の先端部がスロットアンテナとして機能し、電界強度が非常に強いマイクロ波を出力する。
本実施の形態のマイクロ波発生装置14において、マグネトロン24は、直流電流が供給されることで、例えば、2.45GHz、10W〜2000Wのマイクロ波を発生する。そして、導波管25は、そのマイクロ波を基本モードであるTE10モードで伝搬させ、先端側のマイクロ波透過体32を通して開口部34から洗浄水W中に照射する。このマイクロ波の照射によって、洗浄水W中に放電プラズマPによる発光現象が誘起され、液中光源Lが発生される。すなわち、放電プラズマPによる発光領域が液中光源Lとなる。
減圧装置15は、減圧用のロータリーポンプ36と、そのロータリーポンプ36と容器12内部とを接続する排気管37と、排気管37の途中に設けられる開閉バルブ38とを備える。この減圧装置15では、開閉バルブ38が開状態に作動された後、ロータリーポンプ36が駆動されると、容器12内の気体が排気管37を介して排出され、その容器12内が減圧状態(具体的には、例えば4kPaの圧力)にされる。
スペクトロメータ16は、容器12の側面に設けられた光透過部39に臨むように配置されている。スペクトロメータ16は、放電プラズマPによる液中光源Lの発光スペクトルを測定する。この液中光源Lの発する光は、紫外線及び可視光線を含むため、光透過部39としては、紫外線及び可視光線を透過する材料(例えば、石英ガラス)が用いられる。
次に、本実施の形態の液中プラズマ処理装置11におけるプラズマ処理方法を説明する。
先ず、容器12内の洗浄水W中に図示しない洗浄物(例えば、トリクロロエチレンなどの有害物質を含む汚染土壌)を入れる。そして、容器12を密閉状態にした後、減圧装置15を作動させる。このとき、開閉バルブ38が開状態に作動されてロータリーポンプ36が駆動されることで、容器12内の気体が排気管37を介して排出され、その容器12内が減圧される。ここで、容器12内が減圧されることにより、洗浄水Wはその沸点が下がり沸騰する。本実施の形態では、容器12内が水蒸気で飽和状態となる所定圧力まで減圧されたとき、開閉バルブ38が閉状態にされてロータリーポンプ36が停止される。
その後、超音波発生装置13を作動させ、洗浄水Wへの超音波の照射を開始させる。すなわち、パルス発生器22においてパルスが生成され、そのパルスが超音波振動子21に供給されることにより、超音波振動子21から超音波が洗浄水W中に照射される。これにより、洗浄物が超音波洗浄され、被処理物質としての有害物質(トリクロロエチレンなどの有機塩素系溶剤)が汚染土壌から分離される。この超音波の照射により、洗浄水W中にキャビテーション(気泡)が多発的に生じる。
またこのとき、マイクロ波発生装置14を作動させ、キャビテーションの発生領域(気泡発生領域)にマイクロ波を照射する。具体的には、図示しない電源からマグネトロン24に直流電流が供給されることでマイクロ波が発生される。そして、そのマイクロ波は導波管25を伝搬してスリット状の開口部34から容器12内の洗浄水W中に照射される。このマイクロ波の照射によって、洗浄水W中に放電プラズマPが発生し、その放電プラズマPの熱エネルギーにより、洗浄水W中の有害物質が分解され無害化される。さらに、洗浄水W中において、放電プラズマPによる発光現象が誘起され、紫外線及び可視光線を放つ液中光源Lが発生される。
また、この液中光源Lの放つ紫外線及び可視光線がスペクトロメータ16で測定され、その測定結果に応じて、洗浄水Wの処理状態が判断される。
図3には、スペクトロメータ16を用いて測定した液中光源Lの発光スペクトルの測定結果を示している。なお、図3は、洗浄水W中で液中光源Lを発生させた場合の発光スペクトルである。洗浄水W中でプラズマを発生させることによって、その洗浄水W中でヒドロキシラジカル(OHラジカル),水素ラジカル(Hラジカル),酸素ラジカル(Oラジカル)のフリーラジカルが生成される。図3では、それらラジカル生成に応じた波長のスペクトルが観測されている。OHラジカルに対応するスペクトルは、波長が308nmの紫外線であり、他のスペクトルと比較して照射強度が非常に強い。従って、洗浄水W中で液中光源Lを発生させることで、非常に強い紫外線が洗浄水W中の有害物質に直接照射されるため、その光エネルギーによっても有害物質が分解され無害化される。
従って、本実施の形態によれば以下の効果を得ることができる。
(1)本実施の形態の液中プラズマ処理装置11では、超音波振動子21により、容器12内の洗浄水W中に超音波を照射することでキャビテーション(気泡)が発生される。そして、そのキャビテーションの発生領域に導波管25からマイクロ波を照射することでキャビテーションを核として放電プラズマPを発生させることができる。この場合、放電プラズマPの熱エネルギーにより洗浄水W中の有害物質を分解して無害化することができる。また、放電プラズマPにより、非常に強い紫外線を放つ液中光源Lが発生されるため、その紫外線が洗浄水W中の有害物質に直接照射されることで、有害物質を分解して無害化することができる。さらに、液中プラズマ処理装置11は、液中光源Lを覆うガラス面がなく紫外線が洗浄水W中に直接照射される構成であるので、ガラス面の汚れによって処理効率が低下するといった問題を回避でき、メンテナンス費用を低減することができる。
(2)本実施の形態の液中プラズマ処理装置11では、導波管25の先端面(開口部34)がスロットアンテナとして機能し、電界強度が非常に強いマイクロ波を出力することができる。これにより、洗浄水W中において放電プラズマPを確実に発生させることができる。
(3)本実施の形態の液中プラズマ処理装置11では、減圧装置15により、容器12内を減圧して洗浄水Wの沸点を低下させることで、洗浄水Wを沸騰させて洗浄水中に気泡を発生させることができる。そして、その気泡発生領域にマイクロ波を照射することにより、放電プラズマPを発生させることができる。また、容器12内を減圧しておくことにより、常圧時ほど強いマイクロ波でなくも放電プラズマPを効率よく発生させることができる。
(4)本実施の形態の液中プラズマ処理装置11では、洗浄水W中において汚染土壌を超音波洗浄するのと同時に、その超音波洗浄によって汚染土壌から分離した有害物質を放電プラズマPにより分解することができる。従って、土壌への有害物質の再付着を確実に防止でき、汚染土壌を効率よく浄化処理することができる。また、洗浄水W中の有害物質が無害化され洗浄廃液が出ないので、コスト的にも有利なものとなる。
(5)本実施の形態の液中プラズマ処理装置11では、超音波発生装置13の超音波振動子21が容器12の底部に設けられている。通常、液相は液体導入時に容器12の底部に生じるので、この位置に超音波振動子21を設けておくことにより、容器12内の洗浄水W中に超音波を確実に照射することができる。また、マイクロ波発生装置14の導波管25が超音波振動子21に対向する位置に配置されるので、超音波照射による気泡発生領域にマイクロ波を確実に照射することができる。従って、放電プラズマPを確実に発生させることができ、放電プラズマPによって洗浄水W中の有害物質を効率よく分解することができる。しかも、このような配置にすることにより装置の小型化が達成しやすくなる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明を具体化した第2の実施の形態を図4に基づき説明する。
図4に示されるように、本実施の形態の液中プラズマ処理装置41では、容器12の底部にその長手方向に沿って導波管42が設けられており、その導波管42の上面において、スリット状の開口部43が所定間隔をおいて複数形成されている。容器12内において導波管42は洗浄水W中に設けられており、導波管42の各開口部43から洗浄水W中にマイクロ波が照射されるようになっている。本実施の形態では、導波管42とマグネトロン(マイクロ波発生器)24とによりマイクロ波発生装置(液中光源発生手段)45が構成されている。
本実施の形態の液中プラズマ処理装置41においても、第1の実施の形態と同様に、容器12内を減圧するための減圧装置(減圧手段)15が設けられている。また、容器12の上面において、減圧装置15の排気管37の接続部近傍の位置に、導波管25が容器12内に突出するよう設けられている。この導波管25は、第1の実施の形態と同様に、管本体31の先端面にスリット状の開口部34が設けられている。導波管25の先端は、第1の実施の形態と異なり、容器12内の液面よりも上方の位置、すなわち気相中に配置されている。従って、マイクロ波発生器24から出力されたマイクロ波は導波管25の開口部34から気相中に照射される。本実施の形態では、導波管25とマグネトロン(マイクロ波発生器)24とによりマイクロ発生装置(気中電磁波照射手段)46が構成されている。
本実施の形態の液中プラズマ処理装置41では、減圧装置15で容器12内を減圧して洗浄水Wを沸騰させ、洗浄水W中に気泡を発生させた状態で導波管42の複数の開口部43から洗浄水W中にマイクロ波を照射する。これにより、各開口部43に対応する複数個所で放電プラズマPを発生させることができ、洗浄水W中の有害物質を確実に分解して無害化することができる。さらに、導波管25の開口部34から気相中にマイクロ波を照射することにより、気相中にて放電プラズマP1を発生させることができる。従って、減圧装置15が容器12内を減圧することによって洗浄水W中から気化した有害物質をその放電プラズマP1により分解して無害化することができる。また、この放電プラズマP1は、減圧装置15の排気管37の近傍で発生されるため、減圧装置15の作動時に排気管37を介して有害物質が外部に排出されることを防止することができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明を具体化した第3の実施の形態を図5に基づき説明する。
図5に示されるように、本実施の形態の液中プラズマ処理装置51において、容器12の底部には導波管25が容器12内に突出するように設けられている。この導波管25も、第1の実施の形態と同様に、管本体31の先端面にスリット状の開口部34が設けられており、この開口部34から洗浄水W中にマイクロ波が照射される。本実施の形態では、導波管25とマグネトロン(マイクロ波発生器)24とによりマイクロ発生装置(液中光源発生手段)14が構成されている。また、液中プラズマ処理装置51は、第1の実施の形態と同様に、減圧装置(減圧手段)15とスペクトロメータ(発光スペクトル測定手段)16とを備えている。
さらに、液中プラズマ処理装置51は、容器12内の洗浄水W中に酸素ガスG1をバブリングするためのバブリング装置(バブリング手段)52を備えている。バブリング装置52は、例えば酸素が充填された酸素ボンベ53と、酸素ガスG1を洗浄水W中に供給するための供給パイプ54と、供給パイプ54の途中に設けられる開閉バルブ55とを備える。このバブリング装置52では、開閉バルブ55が開状態に作動されることで、酸素ボンベ53の酸素ガスG1が供給パイプ54を通して洗浄水W中に供給される。このように、洗浄水W中に酸素ガスG1をバブリングさせることで、マイクロ波の照射による放電プラズマPが発生しやすくなる。またこの場合、放電プラズマPによる液中光源Lから発生される紫外線の照射強度が高められ、洗浄水Wに含まれる有害物質を確実に分解することができる。
図6には、バブリング装置52による酸素ガスG1の供給量に応じた発光スペクトルの強度変化を示している。なお、同図には、OHラジカルに対応する波長308nmのスペクトルと、Oラジカルに対応する波長777nmのスペクトルとについての測定結果を示している。この測定結果では、酸素ガスG1の供給量を多くすると、各スペクトルの強度が強くなることがわかる。具体的には、OHラジカルに対応するスペクトル(波長が308nmの紫外線)は、酸素ガスG1の供給量を1000(SCCM)以上、すなわち1分間あたり1000cc以上の流量に増加させると、酸素ガスG1を供給しない場合と比較して約2倍の強度になる。
図7には、本実施の形態の液中プラズマ処理装置51を用いてトリクロロエチレン(TCE)を分解した場合の実験結果を示している。なお、ここでは、トリクロロエチレンを5.7mg/Lの濃度で含む洗浄水Wを用意して、放電プラズマによるトリクロロエチレンの分解効率を確認した。同図には、液中プラズマ処理装置51において、減圧のみを行った場合(放電プラズマPを発生させない場合)と、酸素ガスG1をバブリング(添加)しないで放電プラズマPを発生させた場合とをそれぞれ比較例として示している。
図7の実験結果に示されるように、洗浄水W中で放電プラズマPを発生させることで、トリクロロエチレンが短時間(約60分)で分解される。また、洗浄水W中に酸素ガスG1をバブリングすることにより、液中光源Lから発生される紫外線の照射強度が高められるため、トリクロロエチレンの分解効率が向上される。
以上のことより、本実施の形態の液中プラズマ処理装置51を用いれば、洗浄水W中に含まれる有害物質を効率よく分解することができる。
なお、本発明の各実施の形態は以下のように変更してもよい。
・上記第3の実施の形態では、液中光源Lの紫外線の強度を高めるために、バブリング装置52を用いて洗浄水W中に酸素ガスG1をバブリングするものであったが、酸素ガスG1以外に、オゾンガスや過酸化水素ガスをバブリングするように構成してもよい。図8には、液中プラズマ処理装置51において容器12内の洗浄水W中に過酸化水素(H)ガスを添加した場合の発光スペクトルを示している。洗浄水Wに過酸化水素ガスを添加した場合では、紫外線の波長域にあるスペクトル(280nm〜380nmのスペクトル)が増える。また、それらスペクトルは非常に照射強度が強い。従って、過酸化水素ガスを添加した場合においても、酸素ガスG1を添加した場合と同様に、洗浄水W中に含まれる有害物質を効率よく分解することができる。
・上記第1の実施の形態において、超音波振動子21はその先端面(振動面)が容器12の底面に当接した状態で設けられていたが、これに限定されるものではなく、超音波振動子21の先端が容器12内部に突出するよう設けてもよい。このようにすれば、洗浄水W中に超音波を確実に照射することができる。また、超音波振動子21の設置位置としては、容器12内の洗浄水Wに超音波を照射可能な位置であればよく、容器12の底部以外に側面や上面であってもよい。
・上記第1及び第2の実施の形態では、マイクロ波発生装置14の導波管25を容器12の上面に設け、上記第2及び第3の実施の形態では、導波管25,42を容器12の底面に設けるものであったが、導波管25,42を容器12の側面に設けてもよい。すなわち、マイクロ波発生装置14(導波管25,42)は、容器12内における洗浄水W中にマイクロ波を照射可能な位置であれば、容器12の任意の位置に設けることができる。
・上記各実施の形態の液中プラズマ処理装置11,41,51は、洗浄水Wに含まれる有害物質を分解する処理装置として利用するものであったが、これ以外に、例えばカーボンナノチューブなどを製造するための化学反応の誘起・促進をさせる反応装置としても利用することができる。勿論、液中プラズマ処理装置11,41,51は、水耕栽培用の水などの液体を細菌する殺菌装置として利用してもよい。
・上記実施の形態の液中プラズマ処理装置11では、超音波発生装置13が照射する超音波の周波数は20kHzであり、マイクロ波発生装置14が照射するマイクロ波は2.45GHzであったが、これら周波数は適宜変更してもよい。例えば、超音波の周波数をより高く、具体的には100kHz〜500kHz程度に設定してもよい。また、放電プラズマPを発生させるための電磁波としては、300MHz〜12GHz程度に設定してもよい。
・上記各実施の形態において、減圧装置15は、駆動源としてロータリーポンプ36を用いるものであったが、これに限定されるものではなく、拡散ポンプなどの他の真空ポンプを用いることができる。また、減圧装置15により容器12内を4kPaの圧力に減圧するものであったが、この圧力に限定されるものではない。容器12内の圧力としては、例えば2kPa〜15kPa程度に設定してもよい。
次に、特許請求の範囲に記載された技術的思想のほかに、前述した各実施の形態によって把握される技術的思想を以下に列挙する。
(1)請求項4において、前記液体は洗浄水であり、前記超音波照射手段は、前記洗浄水中に超音波を照射して超音波洗浄を行うことを特徴とする液中プラズマ処理装置。
(2)上記技術的思想(1)において、前記被処理物質は、前記超音波洗浄による洗浄廃液中に含まれる有害物質であり、前記液中光源からの紫外線照射によって、前記有害物質を分解して無害化することを特徴とする液中プラズマ処理装置。
(3)請求項1乃至5のいずれか1項において、前記容器内にて前記液体中から気化した前記被処理物質を含む気体中に電磁波を照射して放電プラズマを発生させる気中電磁波照射手段をさらに備えたことを特徴とする液中プラズマ処理装置。
(4)請求項1乃至5のいずれか1項において、前記液中光源の発光スペクトルを測定する発光スペクトル測定手段をさらに備えることを特徴とする液中プラズマ処理装置。
(5)請求項1乃至5のいずれか1項において、前記液中光源発生手段が照射する電磁波の周波数は300MHz〜12GHzであることを特徴とする液中プラズマ処理装置。
(6)請求項1乃至5のいずれか1項において、前記液中光源発生手段が照射する電磁波の照射強度は10W〜2000Wであることを特徴とする液中プラズマ処理装置。
(7)請求項3において、前記減圧手段による減圧は2kPa〜15kPaであることを特徴とする液中プラズマ処理装置。
(8)請求項3において、前記減圧手段は、前記容器内を飽和状態となるレベルまで減圧し、前記液中光源発生手段は、飽和蒸気圧下で電磁波を照射することを特徴とする液中プラズマ処理装置。
本発明を具体化した第1の実施の形態の液中プラズマ処理装置を示す概略構成図。 導波管の先端面を示す平面図。 放電プラズマの発光スペクトルを示すグラフ。 本発明を具体化した第2の実施の形態の液中プラズマ処理装置を示す概略構成図。 本発明を具体化した第3の実施の形態の液中プラズマ処理装置を示す概略構成図。 酸素のバブリングによる発光スペクトルの強度変化を示すグラフ。 放電プラズマによる分解効率を示すグラフ。 別例の発光スペクトルを示すグラフ。
符号の説明
11,41,51…液中プラズマ処理装置
12…容器
13…超音波照射手段としての超音波発生装置
14,45…液中光源発生手段としてのマイクロ波発生装置
15…減圧手段としての減圧装置
24…マイクロ波発生器
31…導波管
34…スロットアンテナとして機能する開口部
52…バブリング手段としてのバブリング装置
L…液中光源
P…放電プラズマ
W…液体としての洗浄水

Claims (7)

  1. 被処理物質を含む液体を導入可能な容器と、
    前記液体中に気泡を発生させる気泡発生手段と、
    前記液体中における気泡発生領域に電磁波を照射して放電プラズマによる発光現象を誘起し、前記気泡発生領域に紫外線及び可視光線を放つ液中光源を発生させる液中光源発生手段と
    を備えたことを特徴とする液中プラズマ処理装置。
  2. 前記液中光源発生手段は、マイクロ波を発生するマイクロ波発生器と、前記マイクロ波を伝搬させる導波管と、前記導波管の先端部に形成され前記マイクロ波を出力するスロットアンテナとを有することを特徴とする請求項1に記載の液中プラズマ処理装置。
  3. 前記気泡発生手段は、前記容器内の気体を排出して前記容器内を減圧状態にする減圧手段を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の液中プラズマ処理装置。
  4. 前記気泡発生手段は、前記容器内の液体中に超音波を照射してキャビテーションを発生させる超音波照射手段を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の液中プラズマ処理装置。
  5. 前記気泡発生手段は、前記容器内の液体中に酸素ガス、オゾンガスまたは過酸化水素ガスをバブリングするバブリング手段を含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の液中プラズマ処理装置。
  6. 容器内に導入された液体中に気泡を発生させて気泡発生領域に電磁波を照射して放電プラズマを発生させることにより、前記液体中に含まれる被処理物質をその放電プラズマで処理する液中プラズマ処理方法であって、
    前記放電プラズマによる発光現象を誘起して前記気泡発生領域に紫外線及び可視光線を放つ液中光源を発生させ、その紫外線を前記液体中にて前記被処理物質に直接照射することにより、併せて前記被処理物質の処理を行うことを特徴とする液中プラズマ処理方法。
  7. 前記液中光源は308nmにピークを有する紫外線を発生することを特徴とする請求項6に記載の液中プラズマ処理方法。
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