JP2008169585A - シートシャッターの障害物感知装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】左右一対のサイドレール1間を昇降開閉するシート状のカーテン4と、このカーテン4の巻取ドラム3と、この巻取ドラム3の周辺部に配置され、前記カーテン4の降下中にその降下移動が阻害された際に、カーテン巻き下げ方向に駆動している巻取ドラム3上に生じるカーテン乱巻き部位4aで押動される弾性復帰可能な障害物感知用の可動部材16と、カーテン乱巻き部位4aによる可動部材16の押動時に当該可動部材16でONされて巻取ドラム3をカーテン巻き下げ方向に駆動しないようにさせるスイッチ17とを備えたものである。
【選択図】図1
Description
図5に示すシートシャッターは、構造物のシャッター開閉用空間部の両側に配置された左右一対のサイドレール(図5では片側のサイドレールのみを示す)1と、これらのサイドレール1の上端間に跨って配置されたカーテン収納ボックス2と、このカーテン収納ボックス2内に配置されたカーテン巻取ドラム(以下、単に巻取ドラムという)3と、この巻取ドラム3に巻装され当該巻取ドラム3が回転駆動されることにより前記両サイドレール1間を昇降開閉するシート状のカーテン4と、制御器に制御され、前記巻取ドラム3を回転駆動する開閉機(モータ)5とを備えた概要構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
左右のサイドレール1間のカーテン4が、昇降動作中や全閉位置および半開き位置などで過大な外力を受け、これにより、前記カーテン4側縁の一連の係合子14群に、その一部の係合子14を前記サイドレール1のカーテンガイド溝10から引き抜く方向の過大な牽引力が局所集中的に作用すると、その過大牽引力によって、前記係合子14群が前記サイドレール1における下側レール部13のカーテンガイド溝10を内側から押し広げて抜け出す。
図1はこの発明の実施の形態1によるシートシャッターの障害物感知装置を示す断面図、図2は図1のA−A線に沿った矢視図、図3(A)(B)は図1の概略的な動作説明図であり、図5〜図9と同一または相当部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態1によるシートシャッターの障害物感知装置は、図5〜図9と同一の構成要素からなるシートシャッターのカーテン収納ボックス2内に配置されているもので、詳しくは、巻取ドラム3の周辺部に配置され、カーテン4の降下中にその降下移動が障害物等で阻害された際に、このカーテン4を巻き下げ方向に駆動している巻取ドラム3上に生じるカーテン乱巻き部位4aで押動される弾性復帰可能な障害物感知用の可動部材16と、この可動部材16が前記カーテン乱巻き部位4a(図3(B)参照)で押動されたときにその可動部材16でONされて前記巻取ドラム3をカーテン4の巻き下げ方向に駆動させないようにする障害物感知用のスイッチ17とを備えた構成となっている。
巻取ドラム3によりカーテン4が巻き上げられたカーテン開放状態では、巻取ドラム3のカーテン巻取部と可動部材16とが離間し、かつ当該可動部材16の自由端部とスイッチ17のアクチュエータ17aとが離間した状態になって開閉機5は停止している。この状態において、開閉機5により巻取ドラム3をカーテン巻き下げ方向に回転駆動すると、前記巻取ドラム3のカーテン巻取部のカーテン4が下端部の重錘15の重力によって左右一対のサイドレール1間を降下する(図3(A)参照)。その降下動作中のカーテン4が図3(B)に示すように障害物Sに当接すると、この当接時点でも前記巻取ドラム3が回転を継続することにより、巻取ドラム3のカーテン巻取部位にはカーテン4の膨らみによるカーテン乱巻き部位4aが発生し、このカーテン乱巻き部位4aによって可動部材16が巻取ドラム3から離間する方向に押動されて撓む。このとき、巻取ドラム3から離間する方向に撓み動作する可動部材16の自由端部によって障害物感知用のスイッチ17のアクチュエータ17aが押動される。これにより、前記スイッチ17がONとなって開閉機5が自動的に停止もしくは反転起動する。
図4はこの発明の実施の形態2によるシートシャッターの障害物感知装置を示す概略断面図である。
前記実施の形態1では、可動部材16の自由端部外側にスイッチ17を離間配置した場合について説明したが、この実施の形態2では、前記可動部材16の自由端部と前記スイッチ17のアクチュエータ17aとを連結部材18で接続し、この連結部材18が前記カーテン乱巻き部位4aにより引っ張られてスイッチ17がONするように構成したものである。この場合も前記実施の形態1と同様の効果が得られると共に、前記カーテン乱巻き部位4aの発生時における前記可動部材16およびスイッチ17の応答動作性が向上するという効果がある。
2 カーテン収納ボックス
3 巻取ドラム
4 カーテン
4a カーテン乱巻き部位
4b カーテン折れ込み部位
5 開閉機
6 レール本体
7 レールホルダ
8 スプリング
10 カーテンガイド溝
11 アクセス通路
12 上側レール部
13 下側レール部
14 係合子
15 重錘
16 可動部材
17 スイッチ
17a アクチュエータ
18 連結部材
Claims (5)
- 左右一対のサイドレール間を昇降開閉するシート状のカーテンと、このカーテンの巻取ドラムと、この巻取ドラムの周辺部に配置され、前記カーテンの降下中にその降下移動が阻害された際に、カーテン巻き下げ方向に駆動している前記巻取ドラム上に生じるカーテン乱巻き部位で押動される弾性復帰可能な障害物感知用の可動部材と、前記カーテン乱巻き部位による前記可動部材の押動時に当該可動部材でONされて前記巻取ドラムをカーテン巻き下げ方向に駆動しないようにさせるスイッチとを備えたことを特徴とするシートシャッターの障害物感知装置。
- 可動部材は、巻取ドラムのカーテン巻取り部を間隙を存して覆う帯状に形成されて一端が固定された曲げ板からなり、この曲げ板の自由端部外側にスイッチが離間配置されていることを特徴とする請求項1記載のシートシャッターの障害物感知装置。
- 可動部材は、巻取ドラムのカーテン巻取部を間隙を存して覆う帯状に形成されて一端がスイッチのアクチュエータに接続された曲げ板からなり、この曲げ板の他端が自由端となっていることを特徴とする請求項1記載のシートシャッターの障害物感知装置。
- 可動部材は一端が固定されて他端が自由端となっており、その自由端部とスイッチのアクチュエータとが連結部材で接続され、カーテン乱巻き部位による前記可動部材の押動に伴って、前記連結部材が引っ張られてスイッチがONするようになっていることを特徴とする請求項1または請求項2記載のシートシャッターの障害物感知装置。
- スイッチのONにより、巻取ドラムをカーテン巻き上げ方向に駆動させることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載のシートシャッターの障害物感知装置。
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-
2007
- 2007-01-10 JP JP2007002715A patent/JP5248020B2/ja active Active
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