JP4362848B2 - 電動式シートシャッター装置 - Google Patents

電動式シートシャッター装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4362848B2
JP4362848B2 JP2004191046A JP2004191046A JP4362848B2 JP 4362848 B2 JP4362848 B2 JP 4362848B2 JP 2004191046 A JP2004191046 A JP 2004191046A JP 2004191046 A JP2004191046 A JP 2004191046A JP 4362848 B2 JP4362848 B2 JP 4362848B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
opening
shutter curtain
closing
switch
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004191046A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006009493A (ja
Inventor
秀樹 種村
貴志 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP2004191046A priority Critical patent/JP4362848B2/ja
Publication of JP2006009493A publication Critical patent/JP2006009493A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4362848B2 publication Critical patent/JP4362848B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

本発明は、建築物の開口部等に設けられる可撓性を有したシートシャッターカーテンを備えた電動式シートシャッター装置の技術分野に属するものである。
一般に、この種シートシャッター装置のなかには、巻き取りドラムに巻装されたシート状のシャッターカーテンの両側部に、上下方向複数の係止片を設け、該係止片を開口部両側部のガイドレールに移動案内するように構成し、前記ガイドレールを、シャッターカーテンへの過負荷に基づいて係止片を係止解除するような構成としたものがある。このようなものでは、シャッターカーテンがガイドレールから外れてしまったときに、係止片をガイドレールに嵌合係止させた元状態に復帰する操作が必要となる。
この改善策として、ガイドレールと巻き取りドラムとのあいだに自動復帰手段を設けて、シャッターカーテンがガイドレールから外れて自由な状態となってしまったとしても、シャッターカーテンを開放作動して全開姿勢とし、この状態から閉鎖作動することで、係止片が自動的にガイドレールに嵌合係止する(自動復帰する)ように構成したものが提唱されている(例えば特許文献1)。
特許公報第2884103号
ところで、前記従来のような構成のシートシャッター装置において、巻き取りドラムに開閉機を連繋し、該開閉機を電動駆動することでシャッターカーテンの開閉作動がなされるように構成したものがある。この場合に、開閉機の駆動制御をする制御部は、シャッターカーテンを予め設定された所定の開閉速度で開閉作動するように設定されている。しかるに、前記シートシャッター装置では、シャッターカーテンが外れた状態でも開放作動をする構成であり、この場合に、係止片がガイドレールに嵌合係止されている状態と同じ高速で開放作動すると、シャッターカーテンが大きく撓む等の暴れが生じ、自動復帰手段が有効に作動しなくなってしまう惧れがあるばかりでなく、装置を破損してしまうことも想定され、ここに本発明の解決すべき課題がある。
本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの課題を解決することを目的として創作された
ものであって、請求項1の発明は、シート状のシャッターカーテンの両側部に上下方向複数設けた係止片を開口部両側部に設けたガイドレールに嵌合係止する一方、シャッターカーテンを巻き取りドラムに巻装し、開閉機の駆動力に基づく巻き取りドラムの正逆回動でシャッターカーテンが所定の開閉速度で開閉作動するよう構成したシートシャッター装置において、前記ガイドレールを、シャッターカーテンへの過負荷に基づいて係止片の係止解除をする構成とするとともに、ガイドレールの上端部に、係止解除された係止片をシャッターカーテンの開放時にガイドレール側に誘導する自動復帰手段を設けるにあたり、前記開閉機の開放駆動時に係止片がガイドレールから係止解除されたことを検知する係止解除検知センサが設けられ、前記開閉機を駆動制御する駆動制御部には、該係止解除検知センサによる係止解除検知に基づいて、開閉機の開放速度を低減する自動復帰保護手段が設けられている電動式シートシャッター装置である。
そして、このようにすることにより、ガイドレールから外れたシャッターカーテンの自動復帰が確実に図れる。
請求項2の発明は、請求項1において、開閉機の開放駆動時の係止片の係止解除検知は、開閉機の負荷検知に基づいてなされるものとし、開閉機の負荷検知は回転数の変化量であることを特徴とする電動式シートシャッター装置である。このようにすることにより、自動復帰保護手段を簡単、かつ、安価に構成できる。
請求項3の発明は、請求項1において、開閉機の開放駆動時の係止片の係止解除検知は、開閉機の負荷検知に基づいてなされるものとし、開閉機の負荷検知は電流供給値の変化量であることを特徴とする電動式シートシャッター装置である。このようにすることにより、自動復帰保護手段を簡単、かつ、安価に構成できる。
請求項4の発明は、請求項2乃至3の何れかにおいて、自動復帰保護手段は、変化量が予め設定される第一の変化量の検知では、開閉機の開放駆動速度を予め設定される低速度に制御し、変化量が前記第一の変化量よりも大きい第二の変化量の検知では、開閉機の開放駆動を停止するように構成されている電動式シートシャッター装置である。このようにすることにより、シートシャッター装置の保護が図れるものでありながら、操作性の優れたシートシャッター装置とすることができる。
請求項1の発明とすることにより、ガイドレールから外れたシャッターカーテンの自動復帰が確実になる。
請求項2の発明とすることにより、自動復帰保護手段を簡単、かつ、安価に構成できる。
請求項3の発明とすることにより、自動復帰保護手段を簡単、かつ、安価に構成できる。
請求項4の発明とすることにより、シートシャッター装置の保護が図れるものでありながら、操作性の優れたシートシャッター装置とすることができる。
つぎに、本発明の実施の形態について、図1〜12の図面に基づいて説明する。
図面において、1は建築物の開口部を開閉するシートシャッター装置のシャッターカーテンであって、該シャッターカーテン1は、可撓性を有したシート材からなり、躯体天井部(躯体のカーテン開放方向側)に配設されたシャッターケース2の左右側板2aに回転自在に軸承された巻き取りドラム3の外周(外側)に巻装されている。そして、シャッターカーテン1は、後述する開閉機19の開閉駆動に基づいて巻き取りドラム3が正逆回動することに伴い、巻き取りドラム3から巻き出され、あるいは巻き取りドラム3に巻き取られることによって、開口部を閉鎖する全閉姿勢と、開放する全開姿勢とのあいだを開閉作動するように構成されるが、このときシャッターカーテン1の左右両側縁部は、開口部の間口幅方向(左右方向)両側に立設された一対のガイドレール4にそれぞれ移動案内される状態で上下方向に開閉作動するように設定されている。
前記シャッターカーテン1の左右両側縁部には、上下方向に所定間隙を存する状態で係止片5が一体的に設けられており、該係止片5は、後述するガイドレール4のレール溝4aに移動自在、かつ、抜け止め状に嵌合されている。また、シャッターカーテン1下端縁部は、シート材を折返すことで袋状部1aに形成されており、該袋状部1aにボトムウエイト6が内装されている。これによって、該ボトムウエイト6がシャッターカーテン1の下端部に錘として作用し、シャッターカーテン1の閉鎖作動において、シャッターカテン1を円滑に作動させることができると共に、障害物との当接時における衝撃吸収ができるように設定されている。
さて、前記開口部両側部に設けられるガイドレール4は、躯体開口部の左右両側の上下方向一体に固定される角筒状の固定金具7を備えて構成されている。前記固定金具7は、左右方向内側(開口部内側)の一側片部7aに外側(開口部外側)に向けて段差状となる凹部7bが上下方向一帯に形成されており、該凹部7bに、弾性変形可能で、かつ、上下方向長尺状の第一クッション材8の外側半部が、貼着等の一体化手段を介して嵌着されているが、該第一クッション材8の内側半部には、自然状態で内側が開口する凹溝部8aが上下方向一帯に長く形成されている。そして、前記第一クッション材8の凹溝部8aに、例えば金属材のように剛性の材料で構成された断面コ字形で、上下方向に長い補助レール9の外側部位が一体的に嵌め込まれている。前記補助レール9と第一クッション材8とは、補助レール9の外側面9aと、凹溝部8aの溝底面8bとを貼着等の手段により一体化されており、補助レール9の内側部位が第一クッション材8の弾性変形に基づいてシャッターカーテン1のカーテン面を基準として、前後方向に所定の範囲内で変位するのが許容されるように設定されている。
そして、補助レール9の一対の対向片部9bのあいだに、上下方向長尺状のレール本体10が左右方向移動自在な状態で嵌合されており、該レール本体10に、シャッターカーテン1に設けた係止片5を嵌合する前記レール溝4aが形成されている。つまり、レール本体10は、所定の可撓性を有した樹脂材により断面略コ字形状に一体型成形されたものになっており、一対の対向片部10aのあいだにレール溝4aが形成され、該レール溝4aに係止片5が係止(嵌合)するように構成されている。前記対向片部10aの左右方向内側の端部には、係止片5を抜け止めするための抜け止め片部10bがそれぞれ形成されており、対向片部10a同士を連結する底片部10cには、左右方向外側(躯体側)に突出する前後一対の係合片部10dが形成されている。これら一対の係合片部10dには、躯体側が開口する蟻溝形状の嵌合部11aを有した上下方向長尺状の支持用レール11が左右方向の抜け止めがなされた状態で嵌合係止されており、該嵌合部11aに、長ボルト12の頭部12aが抜け止め状に嵌合し、軸部12bを躯体側に向けて延出するように設定されている。
このように、支持用レール11が連結されたレール本体10は、補助レール9の対向片部9b間に丁度収容される大きさに設定されており、支持用レール11に嵌合された長ボルト12の軸部12bは、補助レール9、第一クッション材凹溝部8aと固定金具7の凹部7bとに、上下方向所定間隙を存して貫通状に開設された貫通孔9c、8c、7cを貫通して固定金具7の筒内に突出するように設定されている。
一方、13は固定金具7の角筒内において、凹部7bの底片部7dに貼着等の一体化手段により固着された上下方向長尺状の第二クッション材であって、該第二クッション材13は、弾性変形可能な材料で構成され、底片部7d側の面には左右方向外方に向けた凹部13aが上下方向一帯に形成されている一方、外側面には、上下方向複数に分割された受け板体14が固定されている。そして、補助レール9に、支持用レール11と一体化されたレール本体10を組み込んだとき、支持用レール11から突出する長ボルト軸部12bは、前述したように、第一クッション材凹溝部8aと固定金具7の凹部7bを貫通し、さらには、第二クッション材凹部13aと、受け板体14とに、上下方向所定間隙を存して貫通状に開設された貫通孔13c、14aを貫通し、固定金具7の角筒内に突出するように設定されており、該突出先端部に、コイル弾機15を介装してナット12cを螺合することにより、レール本体10は、コイル弾機15の付勢力を受けて左右方向外側に引っ張られる状態で補助レール9の対向片部9b間に内嵌されるように設定されている。
ここで、前記第一、第二クッション材8、13とは、弾性変形(復元性のある変形)が可能で、しかも、固定金具7の全長にわたって設けることができるものであればよく、例えば高密度樹脂材を矩形に形成することで構成することができ、本実施の形態では、硬質スポンジが採用されている。
また、受け板体14は、適度な撓みが可能な板材で構成されており、例えばバネ材、スティール等の金属材で構成されている。
そうして、前記自然状態において、レール本体10は左右方向外方に引っ張られており、対向片部10a(レール溝4a)が補助レール9の対向片部9b間に内嵌状に位置して変形規制を受け、抜け止め片部10bが係止片5の抜け止めをするように設定されている。因みに、この自然状態において、第一、第二クッション材8、13とは、殆ど弾性変形しない状態となっている(図4(A)参照)。
一方、この自然状態から、後述するように、係止片5がレール本体10を前後方向および左右方向内側に引っ張ったような場合では、レール本体10は、受け板体14を介したコイル弾機15の付勢力と第二クッション材13の弾性力とに抗して補助レール9内を左右方向内方側へ相対スライド移動するとともに、補助レール9が第一クッション材8の弾性変形を受けて前後方向に変位するように設定されている。そして、係止片5の引っ張り力が大きく(シャッターカーテン1への負荷が大きく)、レール本体10が補助レール9に対するスライド移動が所定の変位量を越えて抜け出したような場合では、補助レール9の対向片部9bによるレール本体10の対向片部10aの変形規制がなくなってレール溝4aが変形し、これによって、係止片5がレール溝4aから抜け出す(係止解除される)ように設定されている(図4(B)参照)。
尚、第二クッション材13の凹部13aは、第二クッション材13をより弾性変形を受け易い形状とするために形成されており、該凹部13aの前後方向の溝幅の設定を適宜変化させることにより、前記シャッターカーテン1の引っ張り力を受けたときの弾性変形量を調整することができる。さらには、凹部13aを形成することにより、補助レール9が前後に揺動するときの追従性を良好にすることができる。
このように構成されたガイドレール4において、シャッターカーテン1の巻き取り、巻き出しに伴う開閉作動時のあいだや、シャッターカーテンの全閉時において、シャッターカーテン1に風が吹きつけたり、障害物が当接したりすることによってシャッターカーテン1に負荷が作用すると、該負荷は、係止片5を介してレール本体10を左右方向内側および前後方向何れかに向けて引っ張るように作用し、これら両方向の引っ張り力を、長ボルト12を介して第一、第二クッション材8、13が受けるように設定されている(図5参照)。
そして、シャッターカーテン1への負荷が小さく、レール本体10が第一、第二クッション材8、13の変形に基づいて補助レール9に対してスライド変位する変位量が、補助レール9によるレール溝4aの変形を阻止(規制)できる範囲内であれば、係止片5がレール溝4aから抜け出すことはない。これに対し、シャッターカーテン1への負荷が大きく(過負荷状態)、第二クッション材13が大きく変形してレール溝4aが前記所定の変位量を越えて引っ張られたような場合では、図4(B)に示すように、補助レール9によるレール本体10の変形規制がなくなってレール溝4aが変形し、係止片5がレール溝4aから抜け出すように設定されている。
尚、係止片5を介したシャッターカーテン1からの負荷は、受け板体14を介して第二クッション材13の全長にわたって受け止めるように設定され、これによって、大きな負荷を受け止めることができるようにしている。従って、このような第二クッション材13を用いることによって、係止片5の抜け出し負荷の調整の自由度がさらに大きくなるように配慮されている。
また、14bは、受け板体14の長手方向両側片に形成された折曲片であって、該折曲片14bは、受け板体14の変形に対する強度を高めるように設定されている。
また、前記シャッターカーテン1の下端部には、前述したようにボトムウエイト6が設けられているとともに、シャッターカーテン1の姿勢を保持するための姿勢保持バー16が設けられている。前記姿勢保持バー16は、シート状のシャッターカーテン1の幅方向の姿勢維持を図るものであって、シャッターカーテン1の全幅よりは短く寸法設定され、姿勢保持バー16がガイドレール4のレール溝4aに嵌合しないように構成されている。さらに、シャッターカーテン1の下端部には、姿勢保持バー16の左右両端部と所定間隙を存する状態で係止片5が設けられている。
一方、シヤッターケース2の下片には巻き取りドラム3から巻き出されたシャッターカーテン1の出入り口部となるカーテン出入り口部2bが開設されており、前記左右のガイドレール4の上端部であって、前記出入り口部2bの左右両端部とのあいだには、本発明の自動復帰手段を構成する第一、第二ガイド体17、18がそれぞれ上下に並設され、シャッターカーテン1の円滑な開閉作動を確保するとともに、レール溝4aから係止片5が抜け出したようなときに、シャッターカーテン1の開放作動に伴い係止片5をレール溝4aに誘導し、つぎのシャッターカーテン1の閉鎖作動時に、係止片5をレール溝4aに嵌合係止させて元状態に復帰させるように設定されている。
尚、これら第一、第二ガイド体17、18は、左右勝手違いのものがそれぞれ対応する部位に取付けられており、説明の都合上、図1における図面向かって右側の第一、第二ガイド体17、18についての説明をし、左側のものについては省略する。
つまり、カーテン出入り口部2bと一対のガイドレール4のレール溝4a上端部とのあいだには間隙が形成されており、該間隙の上方に、シャッターカーテン1の最下端に設けられた姿勢保持バー16を、前後方向においてレール溝4aに対向する位置にガイド(位置規制)するための前後一対の第一ガイド体17が設けられている。前記一対の第一ガイド体17は、可撓性のない樹脂材が用いられ(可撓性を有した樹脂材を用いることも可能である)て構成され、それぞれ固定金具7の一側片7aに延設されたブラケット7eに固定されている。そして、各第一ガイド体17には、左右方向内側に位置して姿勢保持バー16の端部を前後方向から近接状に挟み込むためのガイド面17aがそれぞれ形成され、該ガイド面17aの左右方向外側であって、ガイドレール4を構成する補助レール9の上方部位に対向して、係止片5を抜け止め状に移動案内をするべく、対向間隔を狭めた状態で係止片案内部17bが形成されている。さらに、これらガイド面17aと係止片案内部17bとのあいだに、姿勢保持バー16の端面に対向する段差面17cが形成され、これによって、姿勢保持バー16の左右方向の位置規制(位置決め)がなされるように設定されている。尚、係止片案内部17bの上下方向長さは、係止片5の配設間隔よりも長くなるように設定されている。
これら第一ガイド体17のガイド面17aと係止片案内部17bとの下方には、これらに続く状態で、対向間隔が下側ほど離間する傾斜面となった下側案内面17d、17eがそれぞれ形成されている。さらに、各係止片案内部17bの上方には、係止片5を案内するべく対向間隔が上側ほど離間する傾斜面となった上側案内面17fが前後、左右の各面からそれぞれ形成されており、これによって、巻き取りドラム2から第一ガイド体17側への係止片5の移動が円滑になされるように構成されている。
また、係止片案内部17bの左右方向内側部位には、シャッターカーテン1のカーテン面に沿うカーテンガイド面17gが左右方向に長く形成されており、これによって、シャッターカーテン1の左右両側縁部の移動案内を幅広い面で行って、開閉作動時に、シャッターカーテン1が巻き取りドラム3に巻装されるときの姿勢が乱れないように配慮されている。
一方、第二ガイド体18は、係止片案内部17b下方の下側案内面17eと、補助レール9上端部とのあいだに設けられ、レール本体9と同様に可撓性を有した樹脂材で形成されている。そして、第二ガイド体18は、レール溝4aと同様の抜け止め片18aを備えたガイド溝18bが上下方向に長く、かつ、上側部位ほど前後方向幅が広く、かつ、左右方向内側に突出するように形成されている。さらに、第二ガイド体18は、上端縁が第一ガイド体17の係止片案内部17b下方の下側案内面17eの下端縁と略一致する上下方向の位置関係で配設されており、ガイド溝18b下端縁は、レール溝4a上端縁部と連通状に配設されている。また、第二ガイド体18の上端縁には、前後側片から上方に延出する状態で変形自在片18cが形成されており、第三ガイド体18の可撓性を上回る可撓性を有することにより、係止片5の押圧で前後方向(カーテン面に直交する方向)への変位が自在に構成されている。前記変形自在片18cは、係止片案内部17bに続く下側案内面17eの対向間と前後方向に対向する位置関係で配され、しかも、上端縁が下側案内面17eに達して設けられており、これによって、係止片5を係止片案内部17b側への誘導が確実になるように構成されている。
そして、開口部に位置するシャッターカーテン1に過負荷が作用し、姿勢保持バー16とその左右側部の係止片5も含めて、複数の係止片5がガイドレール4から抜け出したような状態においてシャッターカーテン1を開放作動した場合に、姿勢保持バー16よりも上位に位置しガイドレール4から抜け出している係止片5については、シャッターカーテン1の変形等に基づいて自由な形状状態で巻き取りドラム3に巻き取られ、必ずしも第二第一ガイド体17の係止片案内部17bに嵌合することはない。しかるに、ガイドレール4から抜け出した姿勢保持バー16は、第一ガイド体17のガイド面17a下方に形成された前後一対の下側案内面17dの何れかの面に当接してガイド面17a側に案内され、該ガイド面17a間を通過することにより、シャッターカーテン1下端部をガイドレール4対応部位に位置せしめるように構成されている。
ここで、第一ガイド体17のガイド面17a下方の下側案内面17dにおける最大対向間隔(溝幅)は、ケース出入り口部2bから繰り出されたシャッターカーテン1量に基づく姿勢保持バー16の最大変位量から設定されており、最下端の係止片5がガイドレール4から抜け出た状態であっても、姿勢保持バー16を下側案内面17dに必ず干渉させてガイド面17a側に変位させることができるように設定され、これに伴い、姿勢保持バー16の左右方向外側に位置する最下端の係止片5を係止片案内部17b側に誘導することができるように構成されている。これによって、シャッターカーテン1の下端部の姿勢が矯正されるとともに、最下端の係止片5が係止片案内部17bに嵌合され、もって、シャッターカーテン1のつぎの閉鎖作動では、最下端の係止片5よりも後から巻き出される係止片5が順次が係止片案内部17b側に強制的に変位せしめられ、第二ガイド体ガイド溝18bを経由してガイドレール4のレール溝4a側へ誘導されるようになっており、該構成が本発明の自動復帰手段に相当している。
さて、本実施のシートシャッター装置は工事現場に設置されており、常時閉鎖状態となっている。そして、人の出入りを検知することに基づいて予め設定された高速度で自動的に開放し、その後、予め設定された高速度で自動的に閉鎖するように設定されている。このため、巻き取りドラム3を回転駆動せしめる開閉機19は、電動モータを備えた電動式に構成されており、開閉機19とともに検知センサ類が接続された制御部20の制御指令に基づいて正逆回転駆動し、これによって、シャッターカーテン1による開口部の開閉がなされるように設定されている。
前記開閉機19は、シャッターケース2内に収容されており、図示しない出力軸を巻き取りドラム3に連結することにより、開閉機19の回転駆動力が巻き取りドラム3に連動連結されており、開閉機19の正逆回転に伴いシャッターカーテン1が巻き出し、巻き取りされ、これによって、シャッターカーテン1による開口部の開閉作動がなされるように構成されている。
一方、開口部(出入り口部)上部の前方には第一起動センサ21が設けられ、開口部上部の後方には第二起動センサ22が設けられており、これら各起動センサ21、22は、出入り口部の近傍の通過部(人あるいは車両等)を検知することに基づいてそれぞれ制御部20に検知信号を出力するように設定されている。また、シャッターカーテン1下端部の前方近傍部位には第一検知センサ23が設けられ、シャッターカーテン1下端部の後方近傍部位には第二検知センサ24が設けられ、これら各検知センサ23、24は、シャッターカーテン1近傍の通過物や、障害物を検知することに基づいてそれぞれ制御部20に検知信号を出力するように設定されている。
ここで、第一、第二起動センサ21、22は、赤外線スイッチを用いて構成され、第一、第二検知センサ23、24は、投光器、受光器を備えた光電スイッチを用いて構成されている。
そして、制御部20は、第一、第二起動センサ21、22の何れかからの信号の入力に基づいて、開閉機19に対して開放駆動指令を出力し、シャッターカーテン1を予め設定される所定の開放速度で開放作動させるように構成され、該開放後は、第一、第二起動センサ21、22、第一、第二検知センサ23、24の検知状態に基づいて、適宜時間の経過後に開閉機19に対して閉鎖駆動指令を出力し、シャッターカーテン1を予め設定される所定の閉鎖速度で閉鎖作動するように設定されている。
さらに、このものでは、シャッターカーテン1への負荷に基づいて係止片5がレール溝4aから抜け出した(係止解除された)ことを検知するように設定されており、本実施の形態では、係止片5の係止解除を、開閉機19の回転数の変化として検知するように構成されている。
即ち、係止片5がガイドレール4のレール溝4aから抜け出す場合、これが開放作動中に生じると、シャッターカーテン1の開放作動に負荷が作用し、開閉機19の回転数が減少する。そこで、開閉機19に、該開閉機19の回転数を検知する回転検知センサ25を設け、開閉機19の回転数を経時的に検知して、該検知値を制御部20に入力するように設定されている。一方、制御部20には、自動復帰保護手段26が設けられており、シャッターカーテン1の開放駆動時において回転検知センサ25から入力された検知値が、予め設定される開放速度に基づく回転数よりも所定の回転数以上小さい(減少している、本実施の形態では500回転/分(rpm))場合に、自動復帰保護制御を実行するように設定されている。前記自動復帰保護制御では、制御部20は、開閉機19に対してシャッターカーテン1の開放速度が予め設定される高速度よりも遅い低速度になるよう低速開放駆動指令を出力するように設定されている。ここで、開閉機19の回転数が凡500回転/分以上減少する状態とは、シャッターカーテン1の開放時に大きな負荷が生じ、係止片5がガイドレール4のレール溝4aから抜け出すような状態(係止片5の係止解除状態)に相当している。このため、このような開閉機19の状態となったとき、制御部20が自動復帰保護制御を実行することにより、ガイドレール4から自由になったシャッターカーテン1を巻き取る際に、シャッターカーテン1の暴れが押さえられ、前記自動復帰手段による自動復帰作動が確実になされて、保護が図れるように設定されている。
さらに、開閉機19の回転数が予め設定される開放速度に基づく回転数よりも凡1000回転/分以上の減少がある場合では、シャッターカーテン1の開放時に大きな負荷が生じ、しかも、シャッターカーテン1を開放させるのが困難な状態に相当している。そこで、本実施の形態の自動復帰保護制御では、前記状態を異常事態の発生とし、制御部20は開閉機19に対して開放駆動指令の出力を停止(シャッターカーテン1の開放作動を停止)するとともに、ブザー、報知灯等の警報器27に対して駆動指令を出力して、管理者に異常を報知するように設定されており、これによって、シャッターカーテン1の破損等、シートシャッター装置の保護を図るように構成されている。
つぎに、開閉機19の制御部20による自動復帰保護手段26に基づく自動復帰保護制御を含めたシャッターカーテン1の開閉制御の手順の一例について、図9のブロック図、および、図10〜12のフローチャート図に基づいて説明する。
本実施の形態のシートシャッター装置は、前述したように、常時全閉姿勢となっている構成であり、このため、システムスタートして初期設定するにあたり、シャッターカーテン1を全閉姿勢とし、この状態において、制御部20は、第一、第二起動センサ21、22からの信号入力を待機するように構成されている。この状態において、第一、あるいは、第二起動センサ21、22の起動信号の入力がなされると、該第一、あるいは第二起動センサ21、22配設側から通過物が通過するものとして、第一、第二何れかの開放制御がなされ、第一開放制御に続いて第一閉鎖制御、第二開放制御に続いて第二閉鎖制御がなされるように設定されている。
例えば、図1の図面向かって右側(図8の図面向かって左側)であって、シャッターカーテン1の前方から通過物(人、車両等)が通過する場合、前方に配された第一起動センサ21からの信号が制御部20に入力され、第一開放制御を開始するように設定されている。第一開放制御では、開閉機19に対して予め設定された高速の開放速度に基づいた開放駆動指令を出力し、シャッターカーテン1の開放作動を行うが、このとき、制御部20は、回転検知センサ25による開閉機19の回転数の検知値が、通常の開放時における回転数に比して500回転/分(rpm)(第一の変化量)以上の低下があるか否かを判断し、500rpm以上の低下はないと判断された場合では、通常の開放作動がなされていると判断し、前記予め設定された開放速度に基づく開放駆動指令を出力するように設定されている。尚、500回転/分(rpm)以上の低下がある場合、制御部20は、自動復帰保護手段に基づいた自動復帰保護制御を行うように設定され、該自動復帰保護制御については後述する。
このように通常の開放速度に基づく開放作動中において、第一、第二検知センサ23、24の何れかからの信号入力がない場合は、制御部20は、全開姿勢での待機時間が長くなる(例えば60秒)第一タイマをセットし、さらに、該第一タイマ時間が経過している(タイムアップするまでの)あいだに、第一、第二検知センサ23、24の何れかからの信号入力がない場合は、第一タイマのタイムアップに伴い、後述する第一閉鎖制御に移行するように設定されている。
これに対し、通常の開放作動中において、第一、第二検知センサ23、24の何れかからの検知信号の入力がある場合、制御部20は、全開姿勢での待機時間が短くなる(例えば2秒)第二タイマをセットし、該タイマ時間が経過しているあいだに、第二起動センサ22からの信号入力がある場合は、該第二起動センサ22の信号入力とともに再度第二タイマをセットし、第二タイマのタイムアップに伴い第一閉鎖制御に移行するように設定されている。尚、第二起動センサ22からの信号入力がない場合では、第二タイマのタイムアップに伴い第一閉鎖制御に移行するように設定されている。
尚、通常の開放速度で開放作動をしている状態において、第一起動センサ21の入力後に第一、第二検知センサ23、24の何れかからの信号入力がなく、第一タイマをセットしたが、該第一タイマ時間のあいだに第一、第二検知センサ23、24の何れかからの信号入力があった場合では、制御部20は、第一タイマをセットオフ(解除)する一方で第二タイマをセットし、第二タイマ時間のあいだに第二起動センサ22の信号入力があれば、該信号入力に伴い第二タイマを再度セットし、第二タイマのタイムアップに伴い第一閉鎖制御に移行するように設定されている。また、第二タイマ時間のあいだに第二起動センサ22の信号入力がなければ、第二タイマのタイムアップに伴い第一閉鎖制御に移行するように設定されている。
そして、第一閉鎖制御に移行した場合では、制御部20は、予め設定された高速の閉鎖速度での閉鎖駆動指令を出力し、第一、第二検知センサ23、24の何れかからの信号入力がなく、第一、第二起動センサ21、22からの信号入力もない場合は、シャッターカーテン1は全閉姿勢になるまで閉鎖作動するように設定されている。
一方、閉鎖作動の過程で、第一起動センサ21の信号入力があった場合、制御部20は、通過物がまだシートシャッター装置を通過し終えていないとして開閉機19に対し駆動停止指令を出力するとともに、前記第一開放制御に移行し、これに基づいてシャッターカーテン1を開放作動させるように設定されている。
また、閉鎖作動の過程で、第二起動センサ22の信号入力があった場合、制御部20は、一旦シートシャッター装置を通過した通過物が近傍にいるとして開閉機19に対して駆動停止指令の出力を停止するとともに、前記第一開放制御の、第一、第二検知センサ23、24の入力後における開放制御をして、シャッターカーテン1を開放作動させ、全開になった後は短いタイマ時間経過後に閉鎖作動をするように設定されている。
このように構成することにより、車両等が開口部に近付いて一旦停止したような場合、つまり、開口部(シートシャッター装置)の通過前側に配してある第一起動センサ21による検知はなされたが第一、第二検知センサ23、24による検知がない状態では、長い時間の第一タイマがセットされて、シャッターカーテン1の閉鎖作動の開始がなされるまでに時間的な余裕を設けて事故等の防止ができるようになっている。一方、車両等が開口部を通過して、開口部の通過後側に配してある第二起動センサ22が検知した場合では、短い時間の第二タイマがセットされて速やかな閉鎖作動を行うことができるようにしている。
尚、シャッターカーテン1の閉鎖作動の過程で、第一、第二検知センサ23、24の何れかの信号入力があった場合、制御部20は、シャッターカーテン1の閉鎖経路に荷物等の何らかの障害物があると判断し、障害物検知制御を行うように設定されている。ここで、本実施の形態における障害物検知制御は、所定時間のあいだ駆動停止するよう駆動停止指令を出力してシャッターカーテン1の閉鎖作動を停止するとともに、開放駆動指令を出力してシャッターカーテン1を全開姿勢にまで開放するように制御している。そして、この開放作動時においても、制御部20は、後述する自動復帰保護手段を機能するように設定されており、後述する制御手順に基づいて自動復帰保護制御がなされるように設定されている。
そして、障害物検知制御がなされた後は、シャッターカーテン1を手動操作する等の復帰操作に基づいて全閉姿勢にすることで、初期設定状態に復帰するように設定されている。
つぎに、自動復帰保護制御について説明する。シャッターカーテン1の開放作動の過程で、制御部20に入力される回転検知センサ25からの検知値が、通常の開放時における回転数に比して500回転/分(rpm)以上の低下があった場合、制御部20は、何らかの負荷がシャッターカーテン1に作用し、シャッターカーテン1がガイドレール4から抜け出した可能性があったものと判断し(係止解除検知)、自動復帰保護制御を実行するように設定されている。該自動復帰保護制御状態になると、制御部20は、前記回転センサ25の検知値が1000rpm以上であるか否かを判断し、回転数の差が500〜1000rpmのあいだの変化である(本発明の第一の変化量である)と判断された場合に、シャッターカーテン1の開放速度を低減し、予め設定される低速(シャッターカーテン1の暴れが防止できる速度)とするよう、開閉機19に対して低速開放駆動指令を出力するように設定されている。これによって、シャッターカーテン1の係止片5がレール溝4aから抜け出してガイドレール4から外れてしまったような場合に、開放作動することによるシャッターカーテン1の自動復帰が確実になされるように設定されている。因みに、自動復帰保護制御において、制御部20は、第一の変化量が検知されて係止片5の係止解除検知がなされたことに基づいて、一旦駆動停止指令を出力してシャッターカーテン1の閉鎖作動を停止し、その後、低速開放駆動指令を出力して予め設定される低速度で開放作動させるように構成してもよく、このようにすることで、開放中のシャッターカーテン1が停止してから低速開放されるので、自動復帰のさらなる保護を図ることができる。
尚、シャッターカーテン1を低速開放駆動指令に基づいて全開姿勢に開放した場合、制御部20は、通常の開閉駆動指令を出力をする状態に復帰するが、全開姿勢となった状態で、開閉機19に閉鎖駆動指令を出力するまでの待機時間を長く設定する第一タイマをセットし、その後、第一、第二検知センサ23、24の何れかの信号入力がない場合では、第一タイマのタイムアップに伴い第一閉鎖制御に移行し、第一、第二検知センサ23、24の何れかの信号入力があった場合では、第二タイマをセットする制御を行い、第一閉鎖制御を実行するように設定されている。
さらに、制御部20は、前記回転センサ25の検知値が1000rpm以上であると判断した場合では、シャッターカーテン1の開放を停止するように設定されており、該開放駆動指令の停止とともに、警報器27を駆動させ、管理者等に報知するように設定されている。これによって、シャッターカーテン1が例えばフォークリフトノフォークに引っかかってしまったような場合に、シャッターカーテン1が引っ掛かった状態のまま開放されて大きく破損してしまうようなことを未然に防止できるように構成されている。
一方、第一、第二起動センサ21、22からの信号入力を待機している状態で第二起動センサ22が起動した場合、図11、12の第一、第二が入れ替わる状態での同様の制御がなされるように設定されており、ここでの詳細な説明については省略するが、シャッターカーテン1の開放時に、シャッターカーテン1がガイドレール4から抜け出すような負荷が作用した(回転数の第一の変化量があった)ときには、低速開放してシャッターカーテン1の自動復帰の保護を図り、シャッターカーテン1に異常が発生した(回転数の第二の変化量があった)ときには、シャッターカーテン1の開放作動を停止してシートシャッター装置の保護を図るようになっていることは、前記と同様の構成に基づいて実行されている。
叙述の如く構成された本形態において、シートシャッター装置において、シャッターカーテン1が開放作動が終了しない状態で車両が侵入して、シャッターカーテン1に衝突してしまったような場合に、シャッターカーテン1は、係止片5がガイドレール4のレール溝4aから抜け出すことによりガイドレール4から外れ、これによって、シャッターカーテン1が破損してしまうことを未然に防止できる。そして、このものでは、ガイドレール4の上端部に自動復帰手段を構成する第一、第二ガイド体17、18が設けられているため、ガイドレール4から外れた状態のまま全開姿勢となった後、再度閉鎖姿勢とすることにより、係止片5がレール溝4aに嵌合係止してシャッターカーテン1がガイドレール4にガイドされる通常の使用状態に復帰させることができる。
そのうえ、このものでは、開閉機19に回転検知センサ25を設ける一方、制御部20には自動復帰保護手段26が設けられているため、シヤッターカーて1を開放する過程で、シャッターカーテン1に大きい負荷が作用してガイドレール4から外れたと想定される場合では、シャッターカーテン1を開放する速度が高速から低速に変化する。この結果、シャッターカーテン1がガイドレール4から外れてしまったような場合であっても、ゆっくり開放することによりャッターカーテン1が前後に大きく振れてしまうようなことがなく、自動復帰手段による復帰作動を円滑、かつ、確実に行うことができる。
しかも、このものでは、シャッターカーテン1のガイドレール4からの外れを検知するための手段として、開閉機19の回転数の検知に基づいて行っているので、構成が簡略で、コスト的にも安価にすることができる。
さらに、本発明が実施されたものでは、回転数の差が予め設定される回転数に対して500rpm以上1000rpm未満(第一の変化量)の場合では、開放速度を遅くすることで対応し、1000rpm以上(第二の変化量)の場合では、その場で停止させるように構成しているので、シャッターカーテン1がガイドレール4から外れただけのような場合では自動的にゆっくり開放して確実に自動復帰を促した後、元の仕様状態に復帰し、速やかにつぎの作動に移行することができるが、シートシャッター装置の破損につながるような惧れのある場合では、緊急停止することで対応することができて、シートシャッター装置の保護が図れて、耐久性の向上が計れるものでありながら、シートシャッター装置の操作性が優れたものにできる。
尚、本発明は前記実施の形態に限定されないことは勿論であって、シャッターカーテンのガイドレールからの外れ(係止片の係止解除であって、開閉機19の負荷)の検知は、開閉機への電流供給値の変化量によっても実施することができ、この場合でも、予め設定される電流値との比較に基づいて、係止解除を簡単な構成で検知することができ、簡単かつ安価に構成することができるものでありながら、シャッターカーテンの自動復帰の保護を確実に図れ、もって、シートシャッター装置の保護を図ることができる。
また、前記第一の実施の形態における制御手順では、シャッターカーテンを開放する全ての過程で回転数の変化(係止解除状態)を検知しているが、係止片の係止解除がなされる条件として、開放作動の過程で、しかも、第一、第二検知センサからの信号入力があった後、あるいは、閉鎖作動している過程で第一、第二検知センサからの信号の入力があった後が想定され、該制御過程において係止解除検知を行う構成とすることもできる。
シートシャッター装置の一部を切り欠いた斜視図である。 シートシャッター装置の一部切り欠き正面図である。 シートシャッター装置の一部切り欠き側面図である。 図4(A)、(B)はそれぞれ係止片がガイドレールに嵌合している状態の断面図、係止片がガイドレール〜抜け出した状態の断面図である。 ガイドレールの作用を説明する正面図である。 図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ第一ガイド体の平面図、正面図、側面図である。 図7(A)、(B)、(C)はそれぞれ第二ガイド体の平面図、側面図、正面図である。 センサ類の配設状態を説明する側面図である。 制御部の制御状態を説明するブロック図である。 制御部における制御手順を説明するフローチャート図である。 制御部における第一開放制御の手順を説明するフローチャート図である。 制御部における第一閉鎖制御の手順を説明するフローチャート図である。
符号の説明
1 シャッターカーテン
3 巻き取りドラム
4 ガイドレール
4a レール溝
10 レール本体
13 第二クッション材
16 姿勢保持バー
17 第一ガイド体
18 第二ガイド体
19 開閉機
20 制御部
21 第一起動センサ
23 第一検知センサ
25 回転検知センサ
26 自動復帰保護手段

Claims (4)

  1. シート状のシャッターカーテンの両側部に上下方向複数設けた係止片を開口部両側部に設けたガイドレールに嵌合係止する一方、シャッターカーテンを巻き取りドラムに巻装し、開閉機の駆動力に基づく巻き取りドラムの正逆回動でシャッターカーテンが所定の開閉速度で開閉作動するよう構成したシートシャッター装置において、前記ガイドレールを、シャッターカーテンへの過負荷に基づいて係止片の係止解除をする構成とするとともに、ガイドレールの上端部に、係止解除された係止片をシャッターカーテンの開放時にガイドレール側に誘導する自動復帰手段を設けるにあたり、前記開閉機の開放駆動時に係止片がガイドレールから係止解除されたことを検知する係止解除検知センサが設けられ、前記開閉機を駆動制御する駆動制御部には、該係止解除検知センサによる係止解除検知に基づいて、開閉機の開放速度を低減する自動復帰保護手段が設けられている電動式シートシャッター装置。
  2. 請求項1において、開閉機の開放駆動時の係止片の係止解除検知は、開閉機の負荷検知に基づいてなされるものとし、開閉機の負荷検知は回転数の変化量であることを特徴とする電動式シートシャッター装置。
  3. 請求項1において、開閉機の開放駆動時の係止片の係止解除検知は、開閉機の負荷検知に基づいてなされるものとし、開閉機の負荷検知は電流供給値の変化量であることを特徴とする電動式シートシャッター装置。
  4. 請求項2乃至3の何れかにおいて、自動復帰保護手段は、変化量が予め設定される第一の変化量の検知では、開閉機の開放駆動速度を予め設定される低速度に制御し、変化量が前記第一の変化量よりも大きい第二の変化量の検知では、開閉機の開放駆動を停止するように構成されている電動式シートシャッター装置。
JP2004191046A 2004-06-29 2004-06-29 電動式シートシャッター装置 Expired - Fee Related JP4362848B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191046A JP4362848B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 電動式シートシャッター装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004191046A JP4362848B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 電動式シートシャッター装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006009493A JP2006009493A (ja) 2006-01-12
JP4362848B2 true JP4362848B2 (ja) 2009-11-11

Family

ID=35777025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004191046A Expired - Fee Related JP4362848B2 (ja) 2004-06-29 2004-06-29 電動式シートシャッター装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4362848B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4897295B2 (ja) * 2006-01-16 2012-03-14 三和シヤッター工業株式会社 上部ガイドの構造
JP7084802B2 (ja) * 2017-07-10 2022-06-15 株式会社鈴木シャッター シャッター装置
CN117307006B (zh) * 2023-10-09 2024-05-10 广东创明遮阳科技有限公司 一种电动垂直帘的智能控制系统及控制方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2656648A2 (fr) * 1989-05-19 1991-07-05 Nergeco Sa Porte a rideau relevable renforcee par des bares d'armature horizontales.
JPH1037637A (ja) * 1996-07-26 1998-02-10 Bunka Shutter Co Ltd シャッター開閉装置
JPH10238261A (ja) * 1997-02-24 1998-09-08 Bunka Shutter Co Ltd シャッターの障害物感知装置
JP3595924B2 (ja) * 1997-12-12 2004-12-02 三和シヤッター工業株式会社 電動式開閉体における制御装置
JP3755129B2 (ja) * 2001-02-27 2006-03-15 三和シヤッター工業株式会社 シャッターの障害物検知装置
JP2003027836A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Asmo Co Ltd 開閉部材駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006009493A (ja) 2006-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2005014965A1 (ja) シートシャッター装置
JP6049374B2 (ja) 開閉体制御装置及びその制御方法
JP2010058785A (ja) 建設機械用運転室のドア安全装置
JP2009108495A (ja) ドア開動作規制装置
JP4362848B2 (ja) 電動式シートシャッター装置
JP4419169B2 (ja) 電動式シートシャッターにおける障害物検知装置
JP5394892B2 (ja) シートシャッタのシートガイド
JP5079337B2 (ja) シートシャッター
JP5240898B2 (ja) 建築用開閉装置
JP2005120760A (ja) 開閉体制御装置
JP2006328636A (ja) 扉の自動閉鎖装置、及びそれを備える自動ドア装置
JP6267311B2 (ja) 開閉体制御装置及びその制御方法
JP5248020B2 (ja) シートシャッターの障害物感知装置
JP4269265B2 (ja) シートシヤッター装置
JP4376820B2 (ja) 車両用スライドドアの中間停止装置
US20230052115A1 (en) Door apparatus and parking apparatus equipped therewith
JP2007177402A (ja) 建築用電動シャッターにおける制御装置
JP4895580B2 (ja) シャッター装置およびシャッター装置を備える建物
JP4026060B2 (ja) シートシャッターの異常検知装置
JP4614777B2 (ja) 開閉体案内装置及びこれを用いた開閉体装置
JP2006233608A (ja) 自重降下式シャッター装置
JP5215635B2 (ja) 開閉装置の開閉体抜け止め構造
JP5265977B2 (ja) 開閉装置
JP5281787B2 (ja) 開閉装置
JP2009298537A (ja) エレベータのかごドア装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070301

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20071112

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090514

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090730

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090807

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees