JP2008168629A - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の吐出口列を有する記録ヘッドを用いて、搬送方向の濃淡ムラが抑制された高品位記録が可能なインクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】同色インクを吐出するための複数の吐出口列を設け、各吐出口列に対するデータ振分け率を変える。これにより、吐出口列間の距離に依存する着弾位置ズレを目立たなくでき、濃淡ムラを抑制できる。
【選択図】図7

Description

本発明は、記録媒体に対して複数の吐出口からインクを吐出することで記録を行うインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関するものである。更に詳しくは、同色のインクを吐出する複数の吐出口列を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関するものである。
プリンタや複写機等、あるいはコンピュータやワードプロセッサ等を含む複合電子機器やワークステーションなどの出力機器として用いられる記録装置は、記録情報に基づいて紙やプラスチック薄板等の記録媒体に記録が行えるように構成されている。このような記録装置は、記録方式によって、インクジェット式、ワイヤドット式、サーマル式、レーザービーム式等に分類される。このような様々な記録方式の記録装置のうち、インクジェット式の記録装置(インクジェット記録装置)は、記録手段としてインクジェット記録ヘッドを用い、その記録ヘッドが備えている吐出口から記録媒体に向けてインクを吐出させて記録するものである。このようなインクジェット記録装置は、記録ヘッドのコンパクト化が容易であること、高精細の画像を高速に形成できること、ノンインパクト方式であるので騒音が小さいこと等の利点を有している。
このようなインクジェット記録装置は、その記録方式によってシリアルタイプとフルラインタイプとの2種類に大別される。シリアルタイプのインクジェット記録装置は、記録媒体の搬送方向(副走査方向)と交差する主走査方向に走査しながら記録を行う方式である。この方式では、1回の主走査における記録動作を終了する毎に、記録媒体を所定量ずつ搬送する動作を繰り返すことで記録媒体全域に対する記録を行う。一方、フルラインタイプのインクジェット記録装置は、記録に際して記録媒体の搬送方向の移動のみを行う方式である。フルラインタイプでは、記録媒体の幅全体に渡って吐出口を配列した記録ヘッドを用いて、1ライン分の記録を記録媒体の搬送に伴って連続して行うことで、記録媒体全域に対する記録を行う。後者のフルラインタイプのインクジェット記録装置は、シリアルタイプと比較してより一層の高速記録の可能性をもつ記録方式である。例えば、文章などモノカラーの記録には解像度600×600dpi(ドット/インチ)、写真のようなフルカラー画像の記録には1200×1200dpi以上の高い解像度の記録をA4サイズの記録媒体に毎分60ページ以上の速度で高速に行うことができる。
フルラインタイプのインクジェット記録装置では、記録領域の全幅に亘って配列した吐出口のそれぞれが、記録媒体の搬送方向(これと反対の向きを、以下では主走査方向という)に沿って配列するドットを記録する。したがって、シリアル方式における1ラインの記録を複数回の走査で行う、いわゆるマルチパス記録のように1つのラインを複数の吐出口で記録し、吐出口間の吐出特性のばらつきを緩和することができない。このため、正常に吐出しなかったり、着弾位置がずれるなど吐出特性にばらつきが有る場合、スジやスジムラ等の画像上の欠陥が現れ易いという欠点がある。本来、吐出口を全て欠陥なく精度良く製造することが望ましいが、その個数は多大であり製造上非常に困難である。例えば、A3サイズの用紙に1200dpiの解像度の記録を行うためには、フルラインタイプの記録ヘッドに約1万4千個の吐出口(記録幅297mm)を設ける必要があり、製造できても良品率が低く製造コストが増加する傾向にある。このため、フルラインタイプの記録ヘッドは、シリアルタイプの記録で用いられる比較的安価な短尺の記録ヘッドを、吐出口の配列方向に複数個つなぎ合わせて配置することで長尺化を実現する、所謂つなぎヘッドの構成が一般的である。
フルラインタイプの記録ヘッドによる、上述したばらつきの問題を低減する一構成として、1つの吐出口が記録に与える影響度を弱めるべく、主走査方向のドットを1つの吐出口でなく複数の吐出口によって記録する構成が用いられている。この吐出口列の多列化構成は、シリアルタイプの記録におけるマルチパス記録と同様に、吐出口間の吐出特性のばらつきを緩和して高画質の記録を実現することができる。例えば、1色あたり4列の吐出口列を有するような、吐出口列の多列化構成とすることで、シリアルタイプの記録で4パス記録と同等レベルの画質を実現することが可能となる。
しかしながら、このような多列化構成の記録ヘッドを用いて記録を行うと、主走査方向に対して濃度が変動する濃淡ムラ、いわゆる搬送ムラが発生しやすいことが本発明者らの検討において明らかとなった。具体的には、主走査方向に配置された複数の吐出口列が、相互にある距離を有して配置されている場合、それらの吐出口列間の距離が離れるほど搬送ムラが顕著に発生することが分かった。これは、記録媒体が蛇行して搬送され、その場合に吐出口列間に吐出タイミングの違いが有ることに起因したものであり、その結果として着弾位置のズレが発生し濃淡ムラが生じる。
図13は、同じインク色について4列構成(列A、列B、列C、列D)の記録ヘッドによって、図中矢印方向に搬送される記録媒体5に記録を行う様子を表わした図である。また、図14は図13に示す記録ヘッドで記録を行った場合、記録媒体が正弦波状に蛇行して搬送されることによって生じる記録のズレ(以後、Xズレともいう)を表わしたグラフである。
図13からもわかるように、4つの各吐出口列は一定の間隔をあけて互いに平行に、主走査方向に配列されている。そして、吐出口列の配列方向と記録媒体の搬送方向(主走査方向)は等しくなっている。したがって、記録媒体の同一箇所に4つの吐出口列の吐出口で記録を行う場合には、列ごとに記録するタイミングが異なる。なお、実際は記録媒体の同一箇所に同じ色のドットを重ねて記録することはあまり無く、通常は解像度に応じたピッチで主走査方向において隣接するように、4つの吐出口で順次記録する。しかし、これらの4つの吐出口列相互の間隔は、上記隣接ドットのピッチよりはるかに大きいため、以下では説明の簡易化のため、これら複数の吐出口で隣接してドットを記録する位置を同一箇所として説明する。このように、同一箇所に記録する場合、吐出口列毎に吐出タイミングが異なる場合に、それによる吐出口列毎の記録ズレは、図14に示すように位相がずれた状態になる。
図14のグラフと記録の出来栄えとの関係について説明する。どの列のグラフもサイン(正弦波)カーブを描くように+15μmから−15μmの範囲でXズレが生じており、吐出タイミングが異なる分だけ位相がずれている。記録結果については、Xズレ量が0で直線が描かれるような場合の記録結果がもっとも好ましいものであり、濃淡ムラも発生しない。
ところで、図14の各グラフにおいて吐出口列間のXズレ量の差が少ないのは、サインカーブにおける各変極点Q1,Q2,Q3,Q4であり、この変極点Q1,Q2,Q3,Q4付近に相当する記録結果はほぼ良好な記録結果が得られる。そして、変極点以外の部分、つまりプラスからマイナスあるいはマイナスからプラスに係わらず、Xズレ変化量が大きな部分P1,P2,P3,P4では、吐出されたインクの着弾位置がズレてその結果、記録が粗な状態となる。したがって記録結果は密な部分と粗な部分が交互に発生した濃淡ムラの目立つものとなる。
図15は、図14の各主走査位置における列Aと列DのXズレの差および列Aと列BのXズレの差をグラフに表わした図である。図14と図15とを比較してわかるように、図15の図14における変極点Q1,Q2,Q3,Q4に相当する部分で、Xズレの差は小さくなっている。また、吐出口列間の距離が離れている列Aと列Dの差よりも吐出口列間の距離が近い列Aと列Bの差のほうが、Xズレの差が全体的に小さいことがわかる。つまり、吐出口列間の距離が近い方が濃淡ムラは少なくなる。逆に、Xズレは吐出口列間の距離が離れるほど大きくなるため、濃淡ムラもそれに応じて顕著に発生する。特に、高画質が要求される写真調出力において、このような濃淡ムラは許容できないレベルとなる。
以上のとおり、吐出口列間の距離が近い方が濃淡ムラは少なくなる。つまり、本来であれば1つの吐出口列で記録を行うことで記録結果に発生する濃淡ムラを無くすことができる。しかしこの場合、ある吐出口に不吐出が生じた時に、その不吐出を補って吐出する、いわゆる多列化構成の効果を得ることはできず、高記録品位の記録結果を得ることができない。
なお、上記問題の原因となる記録媒体搬送における蛇行は、上述したように、完全な正弦波カーブでなくてもよいことはもちろんである。また、搬送の一部において蛇行が生じていても、その部分において上記問題を生じることは明らかである。
なお、この濃淡ムラは、記録媒体の搬送バラツキを極力抑えることで本来解消できると考えられる。しかし、このような装置上で発生するバラツキ等を完全になくすことは困難であり、記録媒体の搬送をするにあたって数10ミクロン程度のズレは生じてしまう。一方、複数の吐出口列間の距離を搬送方向に対して相対的に近づけるほど、着弾の位置ズレ影響が緩和するため濃淡ムラが目立たなくなる。しかし、吐出口の配置や吐出口が備える記録素子の配線レイアウト、および、インクジェット記録ヘッドとインクジェット記録ヘッドを保護するキャップとが接触するスペース部の確保等の兼ね合いから、吐出口列間の距離を短くすることは難しい。
本発明は、複数の吐出口列を有する記録ヘッドを用いて、搬送方向の濃淡ムラ発生を抑制した高品位記録が可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法を提供することを目的とする。
そのため本発明のインクジェット記録装置は、同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行インクジェット記録装置において、前記複数の吐出口列のうち、特定の吐出口列に分配される吐出データの比率は、前記特定の吐出口列以外の吐出口列に分配される吐出データの比率よりも高いことを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録装置は、同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行インクジェット記録装置において、前記複数の吐出口列は、前記吐出口の配列方向と交差する方向における両端に位置する吐出口列と、当該両端に位置する吐出口列以外の複数の吐出口列とを含み、前記両端に位置する吐出口列夫々に分配される吐出データの比率は、前記両端に位置する吐出口列以外の複数の吐出口列夫々に分配される吐出データの比率よりも小さいことを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録方法は、同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行インクジェット記録方法において、前記複数の吐出口列のうち、特定の吐出口列に分配される吐出データの比率は、前記特定の吐出口列以外の吐出口列に分配される吐出データの比率よりも高いことを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録方法は、同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行インクジェット記録方法において、前記複数の吐出口列は、前記吐出口の配列方向と交差する方向における両端に位置する吐出口列と、当該両端に位置する吐出口列以外の少なくとも1つの吐出口列とを含み、前記両端に位置する吐出口列夫々に分配される吐出データの比率は、前記両端に位置する吐出口列以外の吐出口列に分配される吐出データの比率よりも小さいことを特徴とする。
本発明によれば、吐出口間の距離に起因する記録位置ズレを目立たなくして、高品位な記録を実現することができる。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
(全体構成)
図1は、本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置の概念的な構成を示す斜視図である。複数の長尺の記録ヘッド1,2,3,4によってヘッドユニット6が構成されており、各記録ヘッド1,2,3,4には記録素子(不図示)をその内部に備えた複数の吐出口が設けられている。これら複数の吐出口は、記録領域の全幅に亘って配列されている。記録ヘッド1,2,3,4は、それぞれブラック(K),シアン(C),マゼンタ(M),イエロー(Y)のインクを吐出するための長尺記録ヘッドである。各記録ヘッド1,2,3,4には不図示のインク供給チューブが接続され、さらに、制御信号などが不図示のフレキシブルケーブルを介して送られる。
普通紙や高品位専用紙、OHPシート、光沢紙、光沢フィルム、ハガキ等の記録媒体5は、不図示の搬送ローラや排紙ローラ等に挟持され、搬送モータの駆動に伴って矢印方向(主走査方向)に送られる。本実施形態の各記録ヘッド1,2,3,4は、記録を行う際には、その位置が変わることなく固定された状態であり、記録媒体5のみを動かして記録を行う。すなわち、記録媒体の搬送中に記録ヘッドからインクが吐出されて記録が行われる。
吐出口に連通する液路には、記録素子として、インク吐出に利用する熱エネルギを発生する発熱素子(電気・熱エネルギ変換体)が設けられている。この発熱素子が発熱することによってインクに膜沸騰を生じさせ、その際に発生する気泡の圧力によって吐出口からインクを吐出する。記録を行う際は、記録媒体5の搬送位置を検出するリニアエンコーダ(不図示)の読み取りタイミングに合わせて、発熱素子を記録信号に基づいて駆動することにより、吐出口からインク滴を吐出させて記録媒体5上に付着させる。記録媒体5上に着弾したインク滴によって、画像または文字を記録することができる。
記録ヘッド1,2,3,4は、記録を行わない時には不図示のキャッピング手段のキャップ部によって吐出口面が密閉される。これによって、インクに含まれている溶剤が蒸発することに起因するインクの固着、あるいは塵埃などの異物による吐出口の目詰まりを防止している。また、キャッピング手段のキャップ部は、使用頻度の低いインク吐出口の吐出不良や目詰まりを解消するための空吐出(予備吐出ともいう)、つまりインク吐出口から、記録に寄与しないインクをキャップ部に向かって吐出するために利用することができる。また、キャッピング状態のキャップ部の内部に、不図示のポンプによって発生させた負圧を導入することで、記録ヘッドの吐出口からインクをキャップ部内に吸引排出させて、吐出不良を起こした吐出口を回復させることもできる。また、キャップ部の隣接位置に、不図示のブレード(拭き部材)を配置することにより、インクジェットヘッドにおけるインク吐出口の形成面をクリーニング(ワイピング)することが可能である。
図2は、記録ヘッド1,2,3,4要部の構成を示す分解斜視図である。インクジェット記録ヘッド21は、インクを加熱するための複数のヒータ(発熱素子)22が形成された基板であるヒータボード23と、このヒータボード23のヒータ22と対応する複数の吐出口25が設けられた天板24と、を主要素として構成されている。天板24には、各吐出口25に連通するトンネル状の液路26が形成されており、その液路26は1つのインク液室(不図示)に接続されている。そして、そのインク液室にはインク供給口(不図示)を介してインクが供給され、この供給されたインクがインク液室から夫々の液路26に供給される。図2においては、吐出口25,ヒータ22,および液路26が4つずつ代表的に示されており、ヒータ22は、夫々の液路26に対応して1つずつ配置される。そして、図2のように組み立てられたインクジェットヘッド21では、ヒータ22に所定の駆動パルスが供給されることにより、そのヒータ22上のインクが沸騰して気泡が形成され、気泡の体積膨張によって、インクが吐出口25から押し出されて吐出される。
なお、本発明を適用可能なインクジェット記録方式は、図1および図2に示したような発熱素子(ヒータ)を使用したバブルジェット(登録商標)方式に限られるものではない。例えば、インク滴を連続噴射するコンティニュアス型の場合には荷電制御型や発散制御型等のインク吐出方式、また、必要に応じてインク滴を吐出するオンデマンド型の場合には、ピエゾ振動素子を用いてインク滴を吐出する圧力制御方式等にも適用可能である。このように、種々のインクジェット記録素子を備えた記録ヘッドに対して本発明は適用可能である。
図3は、本実施形態のインクジェット記録装置における制御系の構成例を示すブロック図である。31は画像データ入力部、32は操作部、33は各種処理を行うCPU部、34は各種データを記憶する記憶媒体である。記憶媒体34のプリント情報格納メモリには、記録媒体の主に種類に関する情報34a、プリントに用いるインクに関する情報34b、記録時の温度、湿度などの環境に関する情報34cが格納される。34dは、各種制御プログラム群を示している。さらに、35はRAM、36は画像データ処理部、37は画像出力を行う画像記録部、38は各種データを転送するバス部である。
さらに詳述すると、画像データ入力部31は、スキャナやデジタルカメラ等の画像入力機器からの多値画像データやパーソナルコンピュータのハードディスク等に保存されている多値画像データが入力される。操作部32は、各種パラメータの設定および印字開始を指示する各種キーを備えている。CPU33は、記憶媒体中の各種プログラムに従って本記録装置全体を制御する。記憶媒体34は、制御プログラムやエラー処理プログラムに従って本記録装置を動作させるためのプログラムなどを格納している。本例の動作は、全てこのプログラムに従う動作である。このようなプログラムを格納する記憶媒体34としては、ROM、FD、CD−ROM、HD、メモリカード、光磁気ディスクなどを用いることができる。RAM35は、記憶媒体34中の各種プログラムのワークエリア、エラー処理時の一時待避エリア、および画像処理時のワークエリアとして用いられる。また、RAM35は、記憶媒体34の中の各種テーブルをコピーした後、そのテーブルの内容を変更し、この変更したテーブルを参照しながら画像処理を進めることも可能である。
画像データ処理部36は、入力された多値画像データをN値の画像データに画素毎に量子化する。次いで、量子化された各画素が示す階調値“N”に基づいて、その階調値に対応するドット配置パターンを選択する。このドット配置パターンはドットの記録の有無を示す2値のパターンであるので、ドット配置パターンの選択によって2値の吐出データを得ることができる。このように画像データ処理部36は、入力された多値画像データをN値化処理した後、そのN値の画像データに基づいて2値の吐出データを作成する。例えば、8bit(256階調)で表現される多値画像データが画像データ入力部31に入力され場合、画像データ処理部36においては出力する画像データの階調値を25(=24+1)値に量子化する。次いで、画像データ処理部36では、25値の画像データにドット配置パターンが割り当てられ、これにより、インクの吐出、非吐出を示す2値の吐出データが作成される。その後、2値の吐出データが複数の吐出口列に分配され、各吐出口列の吐出口に対応する2値の吐出データが決定される。なお、本例においては、入力階調画像データのN値化処理に多値誤差拡散法を用いるがこれに限らず、例えば、平均濃度保存法やディザマトリックス法等、任意の中間調処理方法を用いることができる。また、画像データ処理部36は、多値画像データから最終的に2値の吐出データを作成できればよく、上述したようにN値化処理を介在させることは必須ではない。例えば、画像データ処理部36に入力された多値画像データを直接2値の吐出データに変換するような2値化処理を行っても良い。画像記録部37は、画像データ処理部36で作成された2値の吐出データに基づき、対応する吐出口25からインクを吐出して、記録媒体上にドット画像を形成する。バスライン38は、本装置内のアドレス信号、データ、制御信号などを伝送する。
次に、吐出口の配置およびその駆動と、記録ヘッドを用いての実際の記録動作について説明する。本実施形態では、入力された画像データをインク色毎の記録ヘッドに対応するように色分解し、色分解された各色多値画像データを誤差拡散法にて2値化処理して、インク色毎の記録ヘッドで記録すべき2値の吐出データを作成した。
図4は、本発明を適用可能なフルラインタイプの長尺の記録ヘッドH1の構成を示す概略図である。本実施形態の長尺の記録ヘッドH1は、吐出口配列方向(第1の方向)の長さが比較的短いチップ状の、構成部品(以下、単にチップともいう)C41,C42,C43,C44,C45,C46から構成されている。そして、これらチップを吐出口配列方向(第1の方向)に千鳥状に配列することによって、長尺の記録ヘッドH1を形成している。各チップC41,C42,C43,C44,C45,C46はどれも同じ構成であることから、チップC41を例にその構成を説明する。チップC41は、同色のインクを吐出する4列(列A、列B、列C、列D)の吐出口列を有しており、各列とも1200dpiの解像度で配列された複数の吐出口を有している。また、吐出口配列方向(第1の方向)と交差する主走査方向(第2の方向)において隣り合う吐出口列の吐出口は、その配列ピッチが吐出口配列方向において半ピッチずれた状態に設けられている。つまり、隣り合う吐出口列の吐出口は、互いに吐出口配列方向に沿って1/2400inchずれた状態で配置されている。従って、隣接する吐出口列同士は吐出口配列方向に1/2400inchずれた別のラスタを記録することになるので、吐出口配列方向の記録解像度は2400dpiとなる。一方、同じラスタの記録は列Aと列Cの組合せあるいは列Bと列Dの組合せで実行され、同一ラスタに対する記録解像度は1200dpiとなっている。詳しくは、列Aと列Cの組合せにより記録されるラスタ(第1ラスタ)は奇数カラムにのみ記録が行われるラスタであって、その記録解像度は1200dpiである。また、列Bと列Dの組合せにより記録されるラスタ(第2ラスタ)は偶数カラムにのみ記録が行われるラスタであって、その記録解像度も1200dpiである。このように奇数カラムと偶数カラムは夫々1200dpiであるため、これら両カラムを合わせると2400dpiとなる。この2400dpiが主走査方向の解像度である。なお、第1ラスタと第2ラスタは吐出口配列方向に交互に存在するので、これら隣接する2ラスタを1セットにして主走査方向の解像度は定義される。以上のような構成によって、記録解像度としては主走査方向(搬送方向)が2400dpi、副走査方向(吐出口配列方向)が2400dpiの解像度が実現できる。
図5は、図4のチップC41とチップC42の吐出口列の状態を詳細に表わした模式図である。図5のようにチップC41とチップC42とは、所定の吐出口が走査方向で重なり合うように配置されている(この重なり合った部分を、つなぎ部と称する。一方、つなぎ部以外の部分を非つなぎ部と称する)。このように配置することによって、記録を行った際にチップ同士のつなぎ目で発生する白すじを緩和している。本実施形態ではチップC41とチップC42とで、吐出口配列方向の端部に位置する吐出口から、吐出口配列方向に32個分の吐出口が互いに重なるように構成されている。
(特徴的構成)
本実施形態では、吐出口列間の距離に起因する着弾位置ズレによって生じる濃淡ムラを極力軽減するために、複数配置された吐出口列に対する吐出データの振分け率を吐出口列間で異ならせている。
図6は、本実施形態における非つなぎ部を構成する各吐出口列に対するデータ振分け率(記録比率)をグラフに表わした図である。図からもわかるように、本実施形態の各列毎のデータ振分け率は、列A:列B:列C:列D=1:3:3:1となっている。具体的には、列Aと列D夫々のデータ振分け率は12.5%、列Bと列C夫々のデータ振分け率は37.5%となっている。また、つなぎ部を構成する各吐出口列に対するデータ振分け率も、非つなぎ部と同様、列A:列B:列C:列D=1:3:3:1とする。但し、つなぎ部のデータ振分け率の自体は非つなぎ部の1/2となる。つまり、つなぎ部を構成する両チップにおいて、列Aと列D夫々のデータ振分け率は6.25%、列Bと列C夫々のデータ振分け率は18.75%とする。
データの処理上では、2値化後の画像データ(2値の吐出データ)を各列へと割り振る際にこの比率になるようにデータ分配がなされる。このように本実施形態では、両端部に位置する吐出口列(列A,列D)と両端部に位置する以外の吐出口列(列B,列C)とでデータ振分け率を変えている。こうすることで、特定の吐出口列(ここでは、列Bと列C)によって記録されるドットの割合が多くなる。すると、図14で説明したような異なる吐出口列によって記録されるドットの着弾ズレが少なくなり、図14で説明したような濃淡ムラの発生を抑えることができる。特に、図6の場合、吐出口列間の距離が大である両端列A、Dの分配率を相対的に低く設定し、吐出口列間の距離が小である中央列B、Cの分配率を相対的に高く設定しているので、図15で説明したように濃淡ムラを抑制できる。また、図6の場合、単一の吐出口列にだけ吐出データを分配するのではなく、複数の吐出口列A〜Dに吐出データを分配するので、1つのラスタを複数の吐出口で記録するいわゆるマルチパス効果も得ることができる。
図7は、図6のデータ分配を実現するためのマスクの具体例を、ヘッドの吐出口列に対応付けて示した図である。図中右は、ABCDのどの列の吐出口にデータを分配するかを画素位置毎に示したマスクのイメージ図であって、「A」であれば吐出口列Aにデータ分配を行うことを表している。前述したデータ振分け率に従って吐出データの分配が行われることから、図のように列Aおよび列C列よって記録が行われるラスタ(第1ラスタ)では、列Aの吐出口に1回分配した後には列Cの吐出口に3回連続で分配するようになっている。また同様に、列Bおよび列Dによって記録が行われるラスタ(第2ラスタ)では、列Dの吐出口に1回分配した後には列Bの吐出口に3回連続して分配するようになっている。これは、列Cあるいは列Bによる連続的な記録を多くすることで、間隔が離れた列(例えば列Aと列C)によって記録されるドット同士が隣接する割合を減少させている。これによって着弾位置がずれた部分が少ない記録を実現することができる。
なお、図7では、あたかも、第1ラスタと第2ラスタの主走査方向の記録位置が同じであるかのように表記されている。しかし、実際には、前述した通り、第1ラスタと第2ラスタの主走査方向の記録位置は1カラム分ずれており、第1ラスタは奇数カラムが記録されるラスタであって、第2ラスタは偶数カラムが記録されるラスタである。従って、図9において、第1ラスタに対応するマスク部分(AとCで表記される部分)は奇数カラムに対応する吐出データの分配先を示している。同様に、第2ラスタに対応するマスク部分(BとDで表記される部分)は、偶数カラムに対応する吐出データの分配先を示している。
ところで、列Cおよび列Bのみを使用すれば、着弾位置のズレが少ない記録を実現することができることが考えられる。しかしその場合、列Cあるいは列Bに不良吐出口が発生すると、その不良吐出口に対応するラスタを記録できなくなる。不良吐出口が発生した場合には、その不良吐出口によって本来記録すべきである位置を別の正常な吐出口によって記録する必要がある。そこで、このような事態にも対応することができるように、本実施形態では、列Bおよび列Cだけを使用するのではなく、列Cと同じラスタを記録可能な列Aも、更には列Bと同じラスタを記録可能な列Dも使用するようにしている。
また、着弾位置がずれた部分が少ない記録を実現することを考えれば、前述のデータ振分け率でなくてもよい。例えば、列A:列B:列C:列D=、1:X:X:1とした場合、X=2、X=4、X=5、または、Xがさらに大きな値をとることも考えられ、X≧2の形態は本発明の範疇である。但し、Xの値が大きくなる程、マルチパス効果が少なくなる他、吐出口列間の寿命差が大きくなってしまう。本実施形態では、これらを考慮したうえで最適なデータ振分け率として、列A:列B:列C:列D=1:3:3:1に設定した。
更に、列Aと列Dのデータ分配率は同じでなくともよく、また、列Bと列Cのデータ分配率も同じでなくともよい。但し、同じラスタを記録する列Aと列Cのデータ分配率の合計は50%とする必要があり、同様に、列Bと列Dのデータ分配率の合計も50%とする必要がある。
図7に示した範囲内では、列Aの吐出口で記録される画素位置は8箇所、B列の吐出口で記録される画素位置は24箇所、列Cの吐出口で記録される画素位置は24箇所、D列の吐出口で記録される画素位置は8箇所である。これは、前述のデータ振分け率の通り、列A:列B:列C:列D=1:3:3:1の割合となっている。なお、ここでは説明をわかりやすくするため、比較的単調なパターンの例を示したが、各列のデータ振分け率が全体として前述のような割合になっていればよく、マスクのパターンとしては図7のパターンに限られるものではない。
(実施例)
本実施例では1個の吐出口からのインク滴の吐出量が2.8plとなるように記録ヘッドH1を駆動した。また、インク滴の吐出駆動周波数を8kHzとし、記録解像度を2400dpi(主走査方向、搬送方向)×2400dpi(副走査方向、吐出口配列方向)とした。また、記録媒体5として、インクジェット専用フォト光沢紙(プロフォトペーパー、PR−101:キヤノン株式会社製)を用意した。また、インクとして、市販のインクジェットプリンターPIXUS iP7100(キヤノン株式会社製)用のインクBCI−7を用いた。そして、テスト画像のデータとして、記録デュ−ティが100%、75%、50%、および25%の部分を含んだパッチ画像データを用意した。また、上記4種のデューティ以外の様々ディーティも含んだ写真調の画像データを用意した。
以上のような条件下で記録を行った。具体的には、用意した画像データから2値の吐出データを作成し、この2値の吐出データを列A、列B、列C、列Dに対して1:3:3:1の割合で分配した。この分配の割合はつなぎ部と非つなぎ部とで同じにした。そして、分配された吐出データに従って列A、列B、列C、列Dからインクを吐出して、パッチ画像および写真調画像を記録した。その結果、主走査方向に対する濃度ムラはほとんど視認されず、画質劣化の見られない満足のいく画質の画像を記録することができた。図8は、本実施例によって得られたパッチ画像のうち、記録デュ−ティが50%の部分の記録結果を示した図であり、濃淡ムラがないことがわかる。
このように本実施例では、同じインクを吐出するための複数の吐出口列に対するデータ振分け率を吐出口列間で変えている。具体的には、吐出口列間の距離の小さい吐出口列(列Bと列C)に対するデータ振分け率を相対的に高くし、吐出口列間の距離の大きい吐出口列(列Bと列C)に対するデータ振分け率を相対的に低くしている。これによれば、吐出口列間の距離に依存する着弾位置ズレを目立たなくすることで、着弾ズレに伴う濃淡ムラを抑制した高品位な記録を実現することができる。
(比較例)
図9は、本発明の実施例と比較するための比較例を説明するための図である。この比較例では、各吐出口列のデータ振分け率を表した図である。ここでは各吐出口列の非つなぎ部におけるデータ振分け率を示したものであり、列A、列B、列C、列Dの4列のデータ振分け率は、1:1:1:1の比率となっている。具体的は、どの列もデータ振分け率を25%としている。そして4列全てで100%の記録が行われる。一方、つなぎ部のデータ振分け率は、どの列に対しても均等に12.5%の割合でデータを分配する。
図10は、図9のデータ分配を実現するためのマスクの具体例を、ヘッドの吐出口列に対応付けて示した図である。図中右は、A,B,C,Dのどの列の吐出口にデータを分配するかを画素位置毎に示したものである。列A、列B、列C、列Dのそれぞれの吐出口で記録される画素位置はすべて16個ずつであり、前述のデータ振分け率の通り、各列の比率は1:1:1:1となっている。
図11は、以上のような条件下で記録を行った結果であり、主走査方向に濃淡ムラが発生しているのを確認することができる。
以上説明したように本実施形態によれば、複数の吐出口列のうち、特定の吐出口列とそれ以外の吐出口列とでデータ分配率を異ならせている。より詳細には、中央に位置する特定の吐出口列(列BC)に対するデータ振分け率を相対的に高くする一方、両端に位置する特定の吐出口列以外の吐出口列(列AD)に対するデータ振分け率を相対的に低くしている。こうすることにより、特定の吐出口列による記録率が高まる分だけ、異なる吐出口列による記録ズレが軽減され、結果的に濃淡ムラが軽減されるのである。
(第2の実施形態)
本実施形態は、第1の実施形態と同様、特定の吐出口列とそれ以外の吐出口列とでデータ分配率を異ならせるものであるが、その異ならせた方が第1の実施形態とは異なっている。データ振分け率の異ならせた方以外は同様である。本実施形態は、第1の実施形態と同様、特定の吐出口列に対するデータ振分け率を相対的に高くし、特定の吐出口列以外の吐出口列に対するデータ振分け率を相対的に低くするものである。第1の実施形態との違いは、特定の吐出口列の位置、並びに、特定の吐出口列以外の吐出口列の位置である。すなわち、本実施形態では、特定の吐出口列は一端側に位置する吐出口列とし、特定の吐出口列以外の吐出口列は他端側に位置する吐出口列とする。
例えば、一端側(左端側)に位置する列ABを特定の吐出口列とし、他端側(右端側)に位置する列CDを特定の吐出口列以外の吐出口列とする。この場合、列A、列B、列C、列Dの4列のデータ振分け率を、3:3:1:1の比率とするのが好適である。
また、別の例として、一端側(右端側)に位置する列CDを特定の吐出口列とし、他端側(左端側)に位置する列ABを特定の吐出口列以外の吐出口列としてもよい。この場合、列A、列B、列C、列Dの4列のデータ分配比率を、1:1:3:3の比率とする。
どちらのデータ振分け率に従って記録を行う場合であっても、濃淡ムラのない良好な記録結果を得ることができる。
以上説明したように本実施形態によれば、特定の吐出口列に対するデータ振分け率を相対的に高くする一方、特定の吐出口列以外の吐出口列に対するデータ振分け率を相対的に低くしている。こうすることにより、特定の吐出口列による記録率が高まる分だけ、異なる吐出口列による記録ズレが軽減され、結果的に濃淡ムラが軽減されるのである。
(第3の実施形態)
本実施形態の記録ヘッドは、第1、第2の実施形態と異なりシリアルタイプの記録ヘッドであり、各色(C:シアン、M:マゼンタ、Y:イエロー、K:ブラック)毎のチップに、各4列の吐出口列が設けられている。
図12は、本実施形態の記録ヘッドの吐出口面を模式的に表わした平面図である。図のように吐出口列は、各色のチップ上で吐出口配列方向と交差する方向(主走査方向)に平行に並んでいる。このような記録ヘッドが記録媒体上でシリアル走査を行い、1回の走査で所定幅の記録を行い、その後、記録媒体が所定量搬送される。より詳細には、吐出口の配列方向と交差する方向へ記録ヘッドを走査(移動)する主走査動作と、吐出口の配列方向に沿った方向へ記録媒体を搬送する搬送走査を繰り返すことで、記録媒体全域に記録が行われる。そして、本実施形態では各色毎に第1の実施形態と同様に、各チップに設けられた4列の吐出口列が、1:3:3:1のデータ振分け率で記録を行う。
本実施形態によれば、第1および第2の実施形態での記録結果と同様に、濃淡ムラの無い高品位の記録を実現することができる。
(その他の実施形態)
以上の各実施形態以外であっても、本発明の範囲を逸脱しなければ異なる実施形態であっても構わない。
本実施形態では、主走査方向に延びる同一ラスタへの記録は、2つの吐出口列(例えば、図7における列Aと列C)によって行われることを示したが、これに限定するものではなく、3列あるいはそれ以上の列でもよい。
例えば3列では、列αから近い順に列β、列γと配列されている場合、その場合のデータ振分け率を、列α:列β:列γ=1:1:3のようにすることで濃淡ムラの発生を抑制することができる。このように特定の吐出口列(列γ)とそれ以外の吐出口列(列αβ)とで分配率を異ならせるにあたり、分配率の高い特定の吐出口列は1列であってもよい。
また同様に3列の吐出口列で、列αから近い順に列β、列γと配列されている場合、その場合のデータ振分け率は、列α:列β:列γ=1:2:3のように列間が離れるほど、それらの列におけるデータ振分け率の差が大きくなるようにすればよい。3列以上でも同様に、列間が離れるほど、それらの列におけるデータ振分け率の差が大きくなるようにすればよい。このように特定の吐出口列(列γ)とそれ以外の吐出口列(列αβ)とで分配率を異ならせる場合、それ以外の吐出口列の分配率は特定の吐出口列の分配率も低ければ足り、それ以外の吐出口列同士で分配率は異なっていてもよい。
また、上述の実施形態では、隣接する吐出口列の吐出口を吐出口配列方向にずらして配置しているが、本発明においては上記吐出口をずらして配置することは必須ではない。どの吐出口列でも同じラスタを記録できるように、吐出口配列方向における吐出口の位置を各列で同じにしてもよい。例えば、図5における列ABCDのうち、列Aと列Cの吐出口の位置はそのままで、列Bと列Dの吐出口の位置を1/2400dpiだけ吐出口配列方向にずらせば、各列の吐出口の位置は同じになる。この場合、吐出口配列方向における記録解像度が1200dpiとなり、図5を用いた場合の記録解像度(2400dpi)に比べて低下するが、記録濃度の低下は殆どなく十分実用的である。
記録ヘッドとしては、吐出口からインクを吐出可能なインクジェット記録素子を備えたインクジェット記録ヘッドのみならず、種々の記録素子を備えた記録ヘッドを用いることができる。また、本発明に適用可能な吐出口列の構成、および記録方式は上述した実施形態のみに限定されない。以下に、それらの他の例を列挙するがこれに限られるものではない。
また、本発明は上述のように、複数の機器(たとえばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに適用しても一つの機器(たとえば複写機、ファクシミリ装置)からなる装置に適用してもよい。
また、前述した実施形態の機能を実現するように各種のデバイスを動作させるようにその各種デバイスと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータに、実施形態機能を実現するためのソフトウェアのプログラムコードを供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)を格納されたプログラムに従って前記各種デバイスを動作させることによって実施したものも本発明の範疇に含まれる。
またこの場合、前述のソフトウェアのプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する。そして、そのプログラムコード自体、およびそのプログラムコードをコンピュータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコードを格納した記憶媒体は本発明を構成する。
かかるプログラムコードを格納する記憶媒体としては例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
またコンピュータが、供給されたプログラムコードを実行することにより、前述の実施形態の機能が実現されるだけに限る物でもない。そのプログラムコードがコンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティングシステム)、あるいは他のアプリケーションソフト等と共同して前述の実施形態の機能が実現される場合にもかかるプログラムコードは本発明の実施形態に含まれる。
さらに供給されたプログラムコードがコンピュータの拡張ボードや拡張ユニットに備わるメモリに格納され、そのプログラムコードの指示で拡張ボードや拡張ユニットに備わるCPU等が処理の一部または全部を行い前述した実施形態の機能が実現されてもよい。
インクジェット記録装置の概念的な構成を示す斜視図である。 記録ヘッド要部の構成を示す分解斜視図である。 インクジェット記録装置の制御系の構成例を示すブロック図である。 フルラインタイプの長尺の記録ヘッドの構成を示す概略図である。 図4のチップの吐出口列の状態を詳細に表わした模式図である。 各吐出口列に対するデータ振分け率を表した図である。 図6のデータ分配を実現するためのマスクの具体例を示した図である。 図6のデータ振分け率に従って記録を行った結果を示した図である。 比較例における各吐出口列に対するデータ振分け率を表した図である。 図9のデータ分配を実現するためのマスクの具体例を示した図である。 図9のデータ振分け率に従って記録を行った結果を示した図である。 第3の実施形態の記録ヘッドの吐出口面を模式的に表わした平面図である。 記録ヘッドで記録媒体に記録を行う様子を表わした図である。 記録媒体の搬送バラツキ等による記録のズレを表わしたグラフである。 Xズレの差をグラフに表わした図である。
符号の説明
5 記録媒体
22 ヒータ(電気熱変換体)
23 ヒータボード
25 吐出口
31 画像データ入力部
32 操作部
33 CPU
34 記憶媒体
35 RAM
36 画像処理部
37 画像記憶部
38 データバス

Claims (8)

  1. 同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記複数の吐出口列のうち、特定の吐出口列に分配される吐出データの比率は、前記特定の吐出口列以外の吐出口列に分配される吐出データの比率よりも高いことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記特定の吐出口列は中央に位置する吐出口列であり、前記特定の吐出口列以外の吐出口列は両端に位置する吐出口列であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記特定の吐出口列は一端側に位置する吐出口列であり、前記特定の吐出口列以外の吐出口列は他端側に位置する吐出口列であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記吐出口の配列方向と交差する方向へ前記記録媒体を搬送する搬送手段を更に備え、
    前記搬送手段による前記記録媒体の搬送中に、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記吐出口の配列方向と交差する方向へ前記記録ヘッドを走査する走査手段と、
    前記吐出口の配列方向に沿った方向へ前記記録媒体を搬送する搬送手段とを更に備え、
    前記走査手段による前記記録ヘッドが走査している間に、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  6. 同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、
    前記複数の吐出口列は、前記吐出口の配列方向と交差する方向における両端に位置する吐出口列と、当該両端に位置する吐出口列以外の複数の吐出口列とを含み、
    前記両端に位置する吐出口列の夫々に分配される吐出データの比率は、前記両端に位置する吐出口列以外の複数の吐出口列の夫々に分配される吐出データの比率よりも小さいことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記複数の吐出口列のうち、特定の吐出口列に分配される吐出データの比率は、前記特定の吐出口列以外の吐出口列に分配される吐出データの比率よりも高いことを特徴とするインクジェット記録方法。
  8. 同色のインクを吐出するための複数の吐出口が配列された吐出口列が前記吐出口の配列方向と交差する方向に沿って複数配置された記録ヘッドを用いて、記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記複数の吐出口列は、前記吐出口の配列方向と交差する方向における両端に位置する吐出口列と、当該両端に位置する吐出口列以外の少なくとも1つの吐出口列とを含み、
    前記両端に位置する吐出口列の夫々に分配される吐出データの比率は、前記両端に位置する吐出口列以外の吐出口列に分配される吐出データの比率よりも小さいことを特徴とするインクジェット記録方法。
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