JP5171736B2 - 記録装置および記録位置調整方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録ヘッドよりインクを吐出させて記録を行う記録装置および当該記録装置における記録位置調整方法に関する。
インクジェット記録装置では、記録ヘッドの製造上の誤差等の要因により、記録ヘッドに備えられた複数のノズル列により記録されるドットの位置(記録位置)が相対的にずれる場合がある。特許文献1には、複数のノズル列の相対的な記録位置のずれを補正するために、テストパターンを記録媒体に記録することが開示されている。
ところで、走査方向への記録ヘッドの走査と前記走査方向と異なる方向への記録媒体の搬送とにより画像を記録するシリアル型のインクジェット記録装置では、1回の走査で記録可能なノズル配列方向の範囲を長くすることにより高速記録を実現できる。そこで従来から、ノズル列を有するチップをノズル配列方向(搬送方向)に沿って一部重複させて複数配置した、所謂つなぎヘッドが知られている。
特開平10−329831号公報
つなぎヘッドでは、記録ヘッドに対する各チップの取り付け誤差等によって、搬送方向において、ノズル列間に相対的な記録位置のずれが生じる場合がある。そのため、つなぎヘッドを用いた記録装置において高品位の画像を記録するためには、搬送方向における複数ノズル列間の相対的な記録位置のずれを補正する必要がある。そこで、搬送方向における複数ノズル列間の相対的な記録位置のずれを補正するに当たり、ずれ量を検出するためのテストパターンを記録媒体に記録することが考えられる。このとき、テストパターンの具体的な記録法としては、搬送方向上流側のノズル列の一部で複数のパターンを記録した後、記録媒体を搬送し、下流側のノズル列の一部で先ほどの複数のパターンに重ねて記録を行って、テストパターンを完成させることになる。
しかしながら、このテストパターンの記録方法では、記録媒体を搬送させる必要があり、記録媒体を搬送するときの搬送誤差がテストパターンにおけるドットの記録位置に影響を及ぼし、相対的な記録位置のずれを正確に補正することが出来ないという問題がある。
本発明は、インクを吐出するためのノズルを所定方向に複数配列した第1ノズル列と第2ノズル列と、前記記録媒体とを、前記所定方向と交差する方向に相対的に走査させて前記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、前記第1ノズル列の一部である第1ノズル群によるパターンの記録と前記第1ノズル列の別の一部である第3ノズル群によるパターンの記録とを前記記録媒体に行なった後、前記記録媒体を前記走査の方向と交差する方向に搬送し、当該搬送後の記録媒体の前記第1のノズル群により記録されたパターンに対応する位置に前記第2ノズル列の一部である第2ノズル群によりパターンを記録することにより第1のパターンを、前記第3のノズル群により記録されたパターンに対応する位置に前記第1のノズル群によりパターンを記録することにより前記搬送における搬送誤差を検出するための第2のパターンを、それぞれ前記記録媒体に形成させる形成手段と、
前記所定方向における、前記第1のパターンと第2のパターンとに基づいて前記第1ノズル列による記録位置と前記第2ノズル列による記録位置との、相対的位置の調整を行う調整手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ノズル配列方向(搬送方向)におけるノズル列間の相対的な記録位置のずれを正確に補正することができる。
第1実施形態の記録装置の斜視図 第1実施形態の記録装置の制御構成を示すブロック図 第1実施形態の記録ヘッドを説明する図 第1実施形態の記録ヘッドのノズル配置を表す図 第1実施形態のパッチの説明する図 第1実施形態のテストパターンを説明する図 第1実施形態のテストパターンの記録方法を説明する図 パッチと出力値の関係を示す図 第1実施形態の記録位置調整制御の流れを示すフローチャート 第2実施形態のテストパターンを説明する図 第2実施形態の記録位置調整制御の流れを示すフローチャート 第1実施形態のテストパターンの記録方法を説明する図
[第1の実施形態]
(基本構成)
図1から図4は、本発明を適用可能なインクジェット記録装置(以下、単に記録装置とも記す)の基本的な構成例を説明するための図である。
図1は、本実施形態のインクジェット記録装置の要部構成を模式的に示す斜視図である。図1において、記録ヘッド301は矢印Xの走査方向に往復移動し、一般の記録紙、特殊紙、およびOHPフィルム等の記録媒体Sは、所定ピッチ毎に走査方向と交差(本例では直交)する矢印Yの搬送方向に搬送される。記録データに基づいて記録ヘッド301の吐出口からインクを吐出させつつ、記録ヘッド301を往復移動させる走査動作と、記録媒体Sを搬送させる搬送動作とを繰り返すことにより、記録媒体Sにインク滴を着弾させて文字や記号などを含む画像を記録する。
記録ヘッド301は熱エネルギーを利用してインクを吐出するインクジェット記録手段であって、熱エネルギーを発生するための電気熱変換体を備えたものである。また記録ヘッド301は電気熱変換体によって印加される熱エネルギーにより生じる膜沸騰による気泡の成長、収縮によって生じる圧力変化を利用してインク吐出口(ノズル)よりインクを吐出させ、記録を行うものである。
記録ヘッド301はキャリッジ202に着脱可能に搭載されている。キャリッジ202は、ガイドレール204に摺動自在に支持されており、不図示のモータ等の駆動手段によりガイドレール204に沿って往復移動される。記録媒体Sは、記録ヘッド301の吐出口面(インク吐出口の形成面)と一定の対向間隔が維持されたまま、搬送ローラ203によって矢印Yの搬送方向に搬送される。
記録ヘッド301は、異なるインクを吐出するための複数のノズル列(吐出口列)が形成されている。本例の場合は、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)のインクを吐出可能なノズル列が形成されている。記録ヘッド301に対しては、それから吐出されるインク(ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインク)を供給するためのインクカートリッジ401(401K,401C,401M,401Y)が独立して着脱可能に装着される。
記録ヘッド301の往復移動範囲内で、かつ記録媒体Sの通過範囲外の領域である非記録領域には、その非記録領域に記録ヘッド301が移動したときに、記録ヘッド301のインク吐出口面と対向する回復ユニット207が配備されている。回復ユニット207には、記録ヘッド301の吐出口のキャッピングが可能なキャップ208(208K,208C,208M,208Y)が備えられている。キャップ208K,208C,208M,208Yは、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローのインクを吐出する吐出口それぞれをキャッピング可能である。キャップ208の内部には吸引ポンプ(負圧発生手段)が接続されている。キャップ208が記録ヘッド301の吐出口をキャッピングしたときに、そのキャップ208の内部に負圧を導入することによって、記録ヘッド301の吐出口からインクをキャップ208内に吸引排出(吸引回復動作)させることができる。このような吸引回復動作により、記録ヘッド301におけるインクの吐出性能を維持することができる。
また、回復ユニット207には、記録ヘッド301の吐出口面をワイピングするためのゴムブレードなどのワイパー209が備えられている。また、記録ヘッド301からキャップ208内に向かって、インクを吐出することによって、記録ヘッド301におけるインクの吐出性能を維持する回復処理(「予備吐出」ともいう)をすることができる。
図2は、記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。CPU50は、後述する記録位置調整処理(図9、図11)を含め、記録装置の動作の制御処理やデータ処理等を実行する。ROM71は、それらの処理手順等のプログラムが格納される。また、RAM72は上記処理を実行するためのワークエリアなどとして用いられる他、記録位置調整処理により算出された補正値を格納する。
記録ヘッド301からのインクの吐出は、CPU50がプリントヘッド内の電気熱変換体の駆動データ(画像データ)および駆動制御信号(ヒートパルス信号)をヘッドドライバ60に供給することにより行われる。CPU50は、キャリッジモータ82をモータドライバ81を介して制御してキャリッジ202を走査方向に移動させるとともに、P.F.モータ84をモータドライバ83を介して制御することで記録媒体Sを搬送方向に搬送する。光学センサ30は、記録位置調整処理におけるテストパターンの反射光強度の読取りに用いられる。
なお、記録位置調整処理を記録装置に実行させるための機能は、記録装置に対して画像データを供給するホスト装置40に備えることも可能である。また、その処理で求められる補正値はホスト装置40に保存しておくことも可能である。
図3は、キャリッジ202に搭載された記録ヘッド(つなぎヘッド)301の吐出口面の構成を示す。記録ヘッド301は、搬送方向上流側のチップ120と下流側のチップ110とを備えており、それぞれのチップにはブラック、シアン、マゼンタ、イエローのノズル列が走査方向Xに沿って配置されている。それぞれのノズル列には、インクを吐出するためのノズルが所定方向(搬送方向Y)に沿って複数配置されている。本例では、各色について上流側チップと下流側チップに2列づつノズル列が設けられており、例えば、シアンのノズル列として、上流側チップにノズル列121,122が設けられ、下流側にノズル列111,112が設けられている。また、上流側チップ120のノズル列と下流側チップ110のノズル列は、搬送方向Yに一部重複した領域(オーバーラップ領域)Pを有するように配置されている。本実施形態において、オーバーラップ領域Pは、10ノズル分に相当する領域であり、搬送方向の同じ位置にある2つのノズルに2値の記録データを振り分けて記録を行う。
図4は、上流側チップ120のノズル列と下流側チップ110のノズル列のノズル100の位置関係を説明する図である。ここでは、シアンの4列のノズル列のみを図示する。下流側のノズル列111、112はそれぞれn/2個のノズル(nは偶数)を有し、ノズルピッチは600dpiである。そして、2列のノズル列は搬送方向Yに互いに1/1200インチずらして配置されている。すなわち、下流側の2列のノズル列を一体のノズル列とみなせば、n個のノズルが1200dpiで搬送方向に並べられた構成となっている。後述する記録位置調整処理では、上流側チップの2列のノズル列を一体にみなした第1ノズル列と、下流側チップの2列のノズル列を一体にみなした第2ノズル列との記録位置のずれを補正している。
ここで、下流側の2列のノズル列のうち最も下流側のノズルをNo.0とし、上流側に向かってNo.n−1まで順番にノズル番号を割り当てる。以下、偶数のノズル番号が割り当てられたノズル列111をEVENノズル列とも記し、奇数のノズル番号が割り当てられたノズル列112をODDノズル列とも記す。なお、上流側のノズル列121、122も、下流側ノズル列111、112と同様の構成となっている。
ここで、オーバーラップ領域のノズルNo.mとNo.m’は、各チップの取り付け位置に誤差がない状態(理想状態)において搬送方向Yに同じ位置にあるノズルである。この2つのノズルには、補完関係にあるマスクパターンにより、画像データから生成された同一ラスターの記録データが割り振られる。したがって、下流側チップ110と上流側チップ120に取り付け誤差が生じ、図4に示すように下流側チップのノズル列と上流側チップのノズル列との位置関係にずれDがあると、各ノズル列で記録されるドットの着弾位置がずれて、画像品位が低下する。
(記録位置調整処理)
本実施形態の記録位置調整処理では、ノズル列間の搬送方向における記録位置のずれを検出するテストパターンを所定の搬送量の搬送動作を介在させて記録するときに、前記搬送動作における搬送誤差の量を検出するテストパターンも記録する。そして、検出した搬送誤差量に基づいて、ノズル列間の搬送方向における相対的な記録位置のずれ量(または記録位置ずれの補正値)を変更する。これによって、テストパターンを記録したときの搬送誤差の影響が軽減できるので、ノズル列間の搬送方向における記録位置のずれを正確に補正することが可能になる。
以下に、本実施形態における記録位置調整処理の詳細を説明する。本実施形態の記録位置調整処理は、テストパターンの記録、テストパターンの光学濃度の読取り、補正値の算出の順に行われ、算出された補正値に基づいて実際の記録を行う際に記録位置が補正される。なお、ノズル列間の搬送方向における記録位置のずれを検出するテストパターンを「記録位置補正パターン」とも記し、記録媒体の搬送誤差量を検知するテストパターンを「搬送誤差検出パターン」とも記す。
図5は、本実施形態のテストパターン(以下、単にパターンとも記す)を説明するための図である。テストパターンは複数のパッチで構成され、各パッチは基準パターンと非基準パターンとを搬送方向に所定のずれ量dだけずらして記録することにより完成される。図5は、1個のパッチにおいて、基準パターン401と非基準パターン402が記録された状態を図示している。基準パターン401および非基準パターン402は、1ドットの罫線が搬送方向Yに150dpi(8ノズル分)の等間隔で複数配置されたパターンである。
図6は、テストパターンの全体を説明する図である。テストパターンは、基準パターン401と非基準パターン402の搬送方向の相対位置が異なる7個のパッチ(410〜470)で構成される。ここで、パッチ410〜470は、基準パターン401に対する非基準パターン402の相対位置が1200dpiピッチで順に変化していくようになっている。このようなパターンは、非基準パターンを記録する際に使用するノズルを1つずつずらしていくことで記録可能である。また、パッチ(d)は、理想状態において基準パターンと非基準パターンの記録位置が一致するようになっている。この理想状態は、記録位置補正パターンにおいては、上流側チップのノズル列と下流側チップのノズル列との相対的な位置関係に誤差のない状態である。また、搬送誤差検出パターンにおいては記録媒体の搬送誤差によるドットの着弾位置変動がない状態のことである。この理想状態において、基準パターンに対する非基準パターンの相対的な位置の差をパターンの「ずらし量」と呼ぶ。本実施形態では、以上説明したテストパターンを、記録位置補正パターンおよび搬送誤差検出パターンの両方で用いる。
次に、図7を用いて、記録位置補正パターン480と搬送誤差検出パターン490の記録方法を説明する。図7(a)は、第1基準パターンである記録位置補正パターン480の基準パターン480aと第2基準パターンである搬送誤差検出パターン490の基準パターン490aの記録方法を説明する図である。まず、上流側チップ120の記録領域に記録媒体Sが入るように記録媒体Sを搬送する。その後、記録ヘッドを走査させて、上流側チップのノズルNo.aから128個目のノズルまでの領域に含まれるノズルを使用して記録位置補正パターン(7個のパッチ)の基準パターン480aを記録する。これと同じ記録走査において、別のノズル(No.bから128個のノズルまでの領域に含まれるノズル)を使用して搬送誤差検出パターン(7個のパッチ)の基準パターン490aを記録する。ここで、テストパターンの記録で使用するノズルの範囲を128ノズルとしたのは、ノズルピッチが1200dpiの場合128ノズル分の長さが約2.7mmとなり、光学センサによる反射光強度の検出に十分な大きさのパッチになるためである。
このようにして記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンの基準パターンを記録した後、所定の搬送量だけ記録媒体を搬送する。図7(b)は、所定の搬送量で記録媒体を搬送する搬送動作を説明する図である。記録媒体搬送後は、第1非基準パターンである記録位置補正パターンの非基準パターン480bを下流側チップのNo.cから128個のノズルにより記録する。また、第2非基準パターンである搬送誤差検出パターンの非基準パターン490bを上流側チップのNo.dから128個目のノズルまでの領域に含まれるノズルにより記録する。したがって、上流側チップ120のNo.aから128個のノズルと下流側チップ110のNo.bから128個のノズルは、所定の搬送量に相当する距離だけ離れている。同様に、上流側チップ120のNo.bから128個のノズルと上流側チップ120のNo.dから128個のノズルは、所定の搬送量に相当する距離だけ離れている。
図7(c)は、記録位置補正パターン480と搬送誤差検出パターン490の非基準パターンの記録方法を説明する図である。所定の搬送量の搬送後に、記録ヘッドを走査させ、下流側チップのNo.cから128個目のノズルまでの領域に含まれるノズルにより記録位置補正パターンの基準パターン480aに非基準パターンを重ねて記録し、記録位置補正パターン480の7個のパッチを完成させる。また、同じ記録走査において、上流側チップのNo.dから128個目のノズルまでの領域に含まれるノズルにより記録位置補正パターンの基準パターン480aに非基準パターンを重ねて記録し、記録位置補正パターン480の7個のパッチを完成させる。
記録位置補正パターン480および搬送誤差検出パターン490の記録が終わった後、キャリッジ202に取り付けられた光学センサ30を用いて、各パッチの光学濃度を反射光強度(出力値)として取得する。光学センサの出力強度は、記録媒体Sに照射したLED光の反射強度によって決まるため、記録媒体Sを覆うインクの面積が大きいほどセンサの出力値は小さくなり、インク面積が小さくなるほどセンサ出力値が大きくなる。
図8は、光学センサ30を用いて7個のパッチの反射光強度を測定したときの測定結果の一例を示す。テストパターンが理想状態で記録されたときには、記録位置補正パターン480も搬送誤差検出パターン490も、パッチと反射光強度の関係は図8に示すようになる。つまり、パッチ(d)ではずらし量を0として基準パターンと非基準パターンの記録位置(ドットの着弾位置)を一致させているため、インクの占める面積が最小となり、パッチ(d)のセンサ出力が最も大きくなる。一方、パッチ(a)や(g)のように、ずらし量を比較的大きくし、基準パターンと非基準パターンのドットが重ならないようにしたパターンでは、インクの占める面積は大きくなり、光学センサの出力値は下がる。以上のことから、テストパターンの中からセンサ出力が最大となるパッチを検出し、その「ずらし量」により記録位置ずれの補正値を求めることができる。例えば、ずらし量を搬送方向下流側に1/1200inchとしたパッチが最大出力のパッチと検出された場合、ノズル列間のずれ量は搬送方向上流側に1/1200inchに相当し、このずれ量を補正する値が補正値として取得される。また、搬送誤差検出パターンの場合には、搬送誤差量が搬送方向上流側に1/1200inch分と検出される。
本実施形態では、記録位置補正パターン480として7個のパッチを記録し、搬送誤差検出パターン490として7個のパッチを記録している。記録位置補正パターン480の7個のパッチ中で出力値が最大のパッチを検出し、そのずらし量からノズル列間の相対的な記録位置のずれを補正する補正値が取得される。また同様にして、搬送誤差検出パターン490の7個のパッチの中で出力値が最大のパッチのずらし量から、所定の搬送量で記録媒体を搬送したときの搬送誤差量が検出される。
次に、本実施形態の処理では、検出した搬送誤差量に基づいて記録位置ずれの補正値を変更する。つまり、記録位置補正パターン480は所定の搬送動作Dを介在させて記録したパターンであり、このパターンにより取得された記録位置ずれの補正値は搬送動作のときの搬送誤差分を含んでいる。そこで、搬送誤差検出パターンより検出した搬送誤差量に基づいて記録位置ずれの補正値を変更することにより、搬送誤差分を取り除くのである。
以上の処理は、CPU50がROM71に格納されたプログラムに従って実行される。また、搬送誤差量に基づいて変更した、最終的な記録位置ずれ補正値はRAM72に格納される。そして、実際の画像記録の際にCPUがその補正値を参照して、記録位置の補正が行われる。具体的には、補正値に基づいて一方のチップの使用ノズルをシフトさせる、または使用ノズル位置は変更せずに2値記録データをその補正値の画素数分シフトさせることによって記録位置の相対的なずれを補正する。
図9は、本実施形態の記録位置調整処理の一連の処理を説明するフローチャートである。ステップS1101からS1103は図7で示した記録位置補正パターンおよび搬送誤差検出パターンの記録工程である。続いて、ステップS1104からS1107は、光学センサによる各パッチの反射光強度を測定する工程と、その測定結果から補正値と搬送誤差を取得する工程である。そして、ステップS1108は、搬送誤差量に基づいて補正値を変更する工程である。ステップS1109では、S1101からS1103の工程でテストパターンが記録された色のノズル列について補正値の算出が行われたかを判断し、まだ終了していないノズル列があれば、S1106に戻り補正値の算出を続ける。S1110では、全色のノズル列について補正値の算出がされたかを判断し、まだ補正値の算出がなされていない色のノズル列があれば、S1101に戻りテストパターンの記録から再度行う。なお、同一チップ内ではノズル列の取り付け精度が高いため、1色のノズル列について補正値を算出して、それを他色の補正値に代用する構成としてもよい。
以上のように、本実施形態においては、上流側チップの第1ノズル群(No.aから128個のノズル)と下流側チップの第2ノズル群(No.cから128個のノズル)を用いて、第1パターンとしての記録位置補正パターンを記録する。この記録位置補正パターンによって、上流側チップのノズル列と下流側チップのノズル列との搬送方向における記録位置ずれ量を検出する。ただし、記録位置補正パターンを記録するにあたっては、所定の搬送量の搬送動作を行っており、このときの搬送誤差が、上流側チップのノズル列と下流側チップのノズル列との記録位置ずれ量に影響を与える可能性がある。そこで、本実施形態では、さらに上流側チップの第3ノズル群(No.bから128個のノズル)と同じく上流側チップのノズル列の第4ノズル群(No.dから128個のノズル)を用いて、第2パターンとしての搬送誤差検出パターンを記録する。このパターンは上流側チップのノズル列のみを用いて記録されており、所定の搬送量Dの搬送動作のときの搬送誤差を検出することができる。そして、検出される誤差量に基づいて、ノズル列間の相対的な記録位置ずれを補正する補正値を変更することにより、上流側チップのノズル列と下流側チップのノズル列との搬送方向における記録位置ずれ量を正確に検出することが可能になる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態は、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンの構成が第1の実施形態と異なる。また、第1の実施形態ではずれの最も少ないパッチを光学センサの出力値から求めているのに対して、本実施形態ではユーザーの判断により求める構成となっている。なお、第1の実施形態ですでに説明した構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
図10は、本実施形態のテストパターンを説明する図であり、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンの両方でこのテストパターンを採用する。図10(a)は、本実施形態のテストパターンの中の1個のパッチを示す。各パッチは、非基準パターン502の罫線の両側に基準パターン501の罫線が配置されるようになっている。ここでは、ユーザーが基準パターンと非基準パターンの罫線ずれを目視で判別できるように、搬送方向上下の罫線間隔を64ノズル分(約1.3mm)とする。また、1本の罫線のみにするとノズル不良があったときに、パターンが正しく記録されない可能性もあるため1個のパッチに複数の罫線を記録する。
図10(b)は、テストパターンの全体を説明する図である。テストパターンは、基準パターン501と非基準パターン502の搬送方向の相対位置が異なる7個のパッチ(510〜570)で構成される。第1の実施形態と同じく、パッチ510〜570は、基準パターン501に対する非基準パターン502の相対位置が1200dpiピッチで順に変化していくようになっている。各パッチの上部に書かれている−3から+3の数字は、そのパッチのずらし量を1200dpi単位で表すものである。
ここで、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンの記録方法は、第1の実施形態と同様である。すなわち、まず、記録ヘッドを走査させて、上流側チップのノズル列の一部記録位置補正パターンの基準パターンを記録する。その後、上流側チップのノズル列の一部搬送誤差検出パターンの基準パターンを記録する。そして、記録媒体を搬送させた後、下流側チップのノズル列の一部記録位置補正パターンを完成させ、上流側チップのノズル列の一部搬送誤差検出パターンを完成させる。図10(c)は、記録媒体S上に記録された記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンを示す。パターン580は上流側チップ120のノズル列と下流側チップ110のノズル列により記録された記録位置補正パターンである。また、パターン590は上流側チップ120のみで記録された搬送誤差検出パターンである。なお、各テストパターンの左側には「A−1」、「A−2」、「B−1」、「B−2」とIDが記録されている。このIDは、「A」、「B」がノズル列の組み合わせを表し、「1」、「2」が記録位置補正パターンか搬送誤差検出パターンかを表していて、各テストパターンの種類が識別できるようになっている。また、図10(c)では、記録位置補正パターンそれぞれに対して搬送誤差検出パターンを記録している。しかし、記録媒体の搬送前に複数色の基準パターンを記録し、搬送後に複数色の基準パターンを記録すれば、搬送誤差検出パターンはこれら複数色の記録位置補正パターンに対して1個でも良い。本実施形態では、ユーザーがテストパターンを見て、基準パターンの罫線と非基準パターンの罫線にずれが無いパッチを選択することで、記録位置ずれの補正値および搬送誤差を求める。
図11は、本実施形態の記録位置調整処理の一連の処理を説明するフローチャートである。ステップS2101からS2103において、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンの記録を行い、ステップS2104でテストパターンが記録されていないノズル列があるかを判断する。そして、テストパターンの記録されていない色(ノズル列)が無くなるまで、テストパターンの記録を繰り返す。
次に、ユーザーは出力された各テストパターンの罫線のずれを確認し、「−3」から「+3」のパッチの中で最もずれが少ないものを選択する。そして、記録装置の操作パネル又はホストコンピュータからIDと選択したパッチ番号を入力する(ステップS2105,S2106)。
全てのテストパターンについてパッチの選択が終了したと判断したら(S2107)、ステップS2108、S2109に進む。そして、ステップS2108で、記録位置補正パターン580で選択されたパッチ番号から補正値を決定し、S2109で搬送誤差検出パターン590で選択されたパッチ番号から搬送誤差量を決定する。そして、ステップS2110において、決定した搬送誤差量に基づいて補正値を変更する。
[第3の実施形態]
第3の実施形態は、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンを記録するノズルの位置が第1の実施形態と異なる。なお、第1の実施形態ですでに説明した構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
第1の実施形態では、記録位置補正パターンは上流側チップのノズル(No.aからNo.a+127)と下流側チップのノズル(No.cからNo.c+127)で記録される。また、搬送補正パターンは上流側チップのノズル(No.cからNo.c+127)と上流側チップのノズル(No.dからNo.d+127)で記録される。このとき、各ノズルには少なからずインク吐出特性の差が有るため、各ノズルのインク吐出特性に起因した誤差が記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンに付加されてしまう。したがって、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンの記録に当たってはインク吐出特性の影響を受けないように、きるだけ同じノズルを使用することが好適である。
本実施形態では、記録位置補正パターンの基準パターンの記録に使用するノズルと搬送誤差検出パターンの非基準パターンの記録に使用するノズルを一致させる。つまり、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンの間隔と所定の搬送量とを一致させる。図12は、本実施形態のテストパターンの記録方法を説明する図である。まず、記録ヘッドを走査させ、ノズル(No.aからNo.a+127)で記録位置補正パターンの基準パターンを記録し、ノズル(No.bからNo.b+127)で搬送誤差検出パターンの基準パターンを記録する。これは、第1の実施形態と同様である。
次に、記録媒体Sを所定の搬送量Dだけ搬送させて非基準パターンを記録するノズル位置まで基準パターンを移動させるが、このときに搬送誤差検出パターンの基準パターンがノズル(No.aからNo.a+127)の位置に合うようにする。すなわち、所定の搬送量とNo.aのノズルからNo.bのノズルまでの距離とが等しくなるようにする。これにより、搬送誤差検出パターンの非基準パターンの記録にはノズル(No.aからNo.a+127)が使用され、記録位置補正パターンの基準パターンの記録に使用されるノズルと同一になる。なお、記録位置補正パターンの非基準パターンは、下流側チップのノズル(No.cからNo.c+127)により記録される。
以上のように、本実施形態によれば、記録位置補正パターンの基準パターンの記録に使用されるノズルと同一になるので、各ノズルのインク吐出特性に起因した誤差の影響を軽減できる。
[その他の実施形態]
上述の説明では、複数のチップを搬送方向に複数配列させたつなぎヘッドの構成を示した。しかし、本発明はこの構成に限らず、別体の記録ヘッドを搬送方向に並べて、それを一体の記録ヘッドとみなしてノズルを長尺化した構成であってもよい。また、複数のノズル列の間にオーバラップ領域を必ずしも設ける必要はない。本発明は、記録媒体の搬送を介在させて、複数のノズル列間の相対的な記録位置のずれを補正するパターンを記録する形態に広く適用できるものであり、したがって、ノズル列の配置が特定されるものではない。
また、記録位置補正パターンの基準パターンと搬送誤差検出パターンの基準パターンは同一の走査で記録される必要はなく、記録媒体の搬送を介在させなければ、別の走査で記録してもよい。同様にして、記録位置補正パターンの非基準パターンと搬送誤差検出パターンの非基準パターンも、別の走査で記録することができる。
また、第1の実施形態では、パッチごとにセンサで反射光強度を測定して、その出力値が最大のパッチが選択されるようにしたが、ユーザーの目視によってパッチを選択するようにしてもよい。この場合には、反射光強度が最小(反射光学濃度が最大)となるパッチを最適なパッチとしてユーザーに判断させるように基準パターンと非基準パターンのドットの配置を設定する。また、第2の実施形態ではユーザーの目視により罫線にずれの無いパッチを選択させるようにしているが、高解像度の光学センサを用いて、光学センサによって罫線のずれを判断するようにしてもよい。
また、補正値および搬送量誤差を算出するに当たっては、センサ出力値が最大となるパッチのずらし量に基づいて算出する方法以外の方法であってもよい。例えば、各パッチの出力に基づいて近似曲線を算出し、その曲線がピーク値をとるときのずらし量に基づいて、補正値および搬送量誤差を算出するようにしてもよい。この場合、ずらし量が1200dpiピッチよりも細かい値で算出される場合があり、ピークとなるずらし量に最も近いノズルピッチ単位の値を補正値として算出する。
また、搬送誤差パターンはノズル列間の相対的な記録位置ずれを補正する補正値の変更に用いられる他、これに基づいて搬送誤差を補正するようにしてもよい。その場合には、記録位置補正パターンと搬送誤差検出パターンを記録するときの所定の搬送量が、実際の記録動作のときの1回の搬送量になるように設定すればよい。
また、つなぎヘッドで記録位置補正パターンを記録する場合、2つのノズル列それぞれのオーバーラップ領域でパターンを記録できれば、記録媒体を搬送させる必要は必ずしもない。しかし、本実施形態のように、オーバーラップ領域が10ノズル分しか設けられおらず、且つパッチの搬送方向の幅として128ノズル分が必要な場合には、記録位置補正パターンは搬送動作を介在させて記録せざるを得ない。本発明は、このような形態において特に有用である。
301 記録ヘッド
202 キャリッジユニット
100 ノズル
101 EVENノズル列
102 ODDノズル列
110 下流側チップ
120 上流側チップ
480、580 記録位置補正パターン
490、590 搬送誤差検出パターン
S 記録媒体

Claims (13)

  1. インクを吐出するためのノズルを所定方向に数配列した第1ノズル列と第2ノズル列と、前記記録媒体とを、前記所定方向と交差する方向に相対的に走査させて前記記録媒体に画像を記録する記録装置であって、
    前記第1ノズル列の一部である第1ノズル群によるパターンの記録と前記第1ノズル列の別の一部である第3ノズル群によるパターンの記録とを前記記録媒体に行なった後、前記記録媒体を前記走査の方向と交差する方向に搬送し、当該搬送後の記録媒体の前記第1のノズル群により記録されたパターンに対応する位置に前記第2ノズル列の一部である第2ノズル群によりパターンを記録することにより第1のパターンを、前記第3のノズル群により記録されたパターンに対応する位置に前記第1のノズル群によりパターンを記録することにより前記搬送における搬送誤差を検出するための第2のパターンを、それぞれ前記記録媒体に形成させる形成手段と、
    前記所定方向における、前記第1のパターンと第2のパターンとに基づいて前記第1ノズル列による記録位置と前記第2ノズル列による記録位置との、相対的位置の調整を行う調整手段と、
    を有することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第1のノズル列と前記第2のノズル列とは同じ色のインクを吐出するために用いられることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第1パターンは前記所定方向において前記第1のノズル群により記録されるパターンと前記2のノズル群により記録されるパターンとのずらし量を異ならせることにより光学濃度が異なる複数のパッチからなり、
    前記第2パターンは前記所定方向における前記第1のノズル群により記録されるパターンと前記第3のノズル群により記録されるパターンとのずらし量を異ならせることにより光学濃度が異なる複数のパッチからなることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記第1パターンおよび第2パターンの前記複数のパッチそれぞれの光学濃度を検出するための光学センサを有することを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記第1ノズル列と第2ノズル列は同一の記録ヘッドの異なるチップに設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の記録装置。
  6. 前記第1ノズル列と第2ノズル列は異なる記録ヘッドに設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記第1ノズル列と第2ノズル列は前記所定方向にずれて配置されていることを特徴とする請求項1から6いずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記第1ノズル列と第2ノズル列が前記所定方向に重複している範囲は、前記第1パターンの前記所定方向の幅よりも小さいことを特徴とする請求項1から7いずれか1項に記載の記録装置。
  9. インクを吐出するためのノズルを所定方向に複数配列した第1ノズル列と第2ノズル列と、前記記録媒体とを、前記所定方向と交差する方向に相対的に走査させて前記記録媒体に画像を記録するための記録位置調整方法であって、
    前記第1ノズル列の一部である第1ノズル群によるパターンの記録と前記第1ノズル列の別の一部である第3ノズル群によるパターンの記録とを前記記録媒体に行なった後、前記記録媒体を前記走査の方向と交差する方向に搬送し、当該搬送後の記録媒体の前記第1のノズル群により記録されたパターンに対応する位置に前記第2ノズル列の一部である第2ノズル群によりパターンを記録することにより第1のパターンを、前記第3のノズル群により記録されたパターンに対応する位置に前記第1のノズル群によりパターンを記録することにより前記搬送における搬送誤差を検出するための第2のパターンを、それぞれ前記記録媒体に形成させる形成工程と、
    前記所定方向における、前記第1のパターンと第2のパターンとに基づいて前記第1ノズル列による記録位置と前記第2ノズル列による記録位置との、相対的位置の調整を行う調整工程と、
    を有することを特徴とする記録位置調整方法。
  10. 前記第1のノズル列と前記第2のノズル列とは同じ色のインクを吐出するために用いられることを特徴とする請求項9に記載の記録位置調整方法。
  11. 前記第1パターンは前記所定方向において前記第1のノズル群により記録されるパターンと前記2のノズル群により記録されるパターンとのずらし量を異ならせることにより光学濃度が異なる複数のパッチからなり、
    前記第2パターンは前記所定方向における前記第1のノズル群により記録されるパターンと前記第3のノズル群により記録されるパターンとのずらし量を異ならせることにより光学濃度が異なる複数のパッチからなることを特徴とする請求項9または10に記載の記録位置調整方法。
  12. 前記第1ノズル列と第2ノズル列は同一の記録ヘッドの異なるチップに設けられていることを特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載の記録位置調整方法。
  13. 前記第1ノズル列と第2ノズル列は異なる記録ヘッドに設けられていることを特徴とする請求項9から12のいずれか1項に記載の記録位置調整方法。
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