JP2015089629A - 記録制御装置、記録装置および記録方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】つなぎヘッドの重複部における境界の変動パターンが複数の重複部において強調し合うことを抑制し、ムラの目立ちにくい画像を記録することが可能な記録制御装置を提供する。【解決手段】第1の重複部52aに対応する記録媒体上の領域における異なる吐出口列で形成される第1の境界401と、第1の重複部52aと近接する第2の重複部52bに対応する記録媒体上の領域における異なる吐出口列で形成される第2の境界402と、をそれぞれ連続的に変動させ、且つ、第1の境界401の変動の形状と第2の境界402の変動の形状とを互いに異ならせる。【選択図】図9
Description
本発明は記録制御装置、記録装置および記録方法に関する。
同じ色のインクを吐出する複数の吐出口を所定の配列方向に沿って配列した吐出口列を有し、異なるインクに対応する複数の吐出口列を配列方向と交差する方向に配列した記録ヘッドを、配列方向と交差する方向に走査させながら記録媒体にインクを吐出することにより記録媒体に画像を完成させる記録装置が従来より知られている。
上述のような記録装置において、近年では記録速度の向上が求められており、それに伴って記録ヘッドの長尺化が進んでいる。この記録ヘッドの長尺化のための手段として、同じインクを吐出する吐出口の配列方向に隣接する二つの吐出口列の端部同士に配列された所定数の吐出口で記録媒体上の同一の画素行を記録できる部分(以下、重複部と称する)を設けて、複数の吐出口列を吐出口の配列方向に沿って順次配列した記録ヘッド(以下、つなぎヘッドとも称する)を構成することが知られている。このつなぎヘッドによれば、短尺な吐出口列を複数配列することで記録ヘッドの長尺化を達成することができる。
つなぎヘッドを用いて画像の記録を行う場合、重複部に配列された吐出口から記録された記録媒体上の画像領域にムラが発生し、画質の低下を引き起こす場合があることが知られている。このムラとしては、吐出口列の取り付けの誤差や吐出口の製造の誤差に由来するムラや、重複部を構成する吐出口列に配列されたそれぞれの吐出口からのインクの付与タイミングが異なることに由来するムラがある。
特許文献1には、上述のつなぎヘッドの重複部を構成する2つの吐出口列のうちの一方の吐出口列の吐出口からの吐出のみで記録する領域と他方の吐出口列の吐出口からの吐出のみで記録する領域との境界を走査方向に移動するにしたがって配列方向に規則的に変動させることにより、つなぎヘッドの重複部に対応する記録媒体上の領域に生じるムラを目立たなくすることが開示されている。更に、同文献には、異なるインクを吐出する複数のつなぎヘッドが走査方向に並んで配置されている際に、それぞれのつなぎヘッドの重複部における境界の形状を互いに異ならせることも合わせて開示されている。
しかしながら、近年では記録画像の画質への要求が高くなり、特許文献1に開示された方法では十分な画質が得られない場合が考えられる。
以下に、この課題について詳細に説明する。
図1はつなぎヘッドを用いて従来の技術に従って記録媒体上に記録された画像を示すための図である。
なお、ここでは簡単のため、それぞれ50個の吐出口30がY方向に配列された6つの吐出口列22が、1つの吐出口列22の一方の端部に配置された3つの吐出口30と1つの吐出口列22の他方の端部に配置された3つの吐出口とが記録媒体上の同一の領域68に記録可能な重複部65を形成しながら、千鳥状となるように所定方向にずれて配置されたつなぎヘッドを使用した場合について記載する。
つなぎヘッド7は、重複部65以外の領域66に対応する記録媒体3上の領域67には、それぞれ単一の吐出口列22に配置された各吐出口30から吐出を行う。一方、重複部65に対応する記録媒体3上の領域68に対しては、それぞれの重複部65を形成する2つの吐出口列にそれぞれ配置された吐出口が分担してインクを吐出する。
ここで、特許文献1に開示された方法によれば、上述のつなぎヘッド7を用いて記録媒体3に記録を行う場合、吐出口列22a、22bの重複部65aに対応する記録媒体3上の領域68aにおいて、吐出口列22aの吐出口からの吐出により形成されるドットと吐出口列22bからの吐出により形成されるドットの境界69aが図1に示すように連続的に変動するようにインクの吐出が制御される。
更に、重複部65b、65c、65d、65eに対応する記録媒体3上の領域68b、68c、68d、68eでも、一方の吐出口列に対応するドットと他方の吐出口列に対応するドットの境界69b、69c、69d、69eは同様のパターンになるように連続的に変動して形成される。
しかしながら、図1に示すようにつなぎヘッドの複数の重複部に対応する複数の境界が互いに同じ形状にてY方向に並んで形成された場合、記録された画像全体において境界の変動パターン67a、67b、67c、67d、67eが互いに強調し合い、視認され易くなってしまう。そのため、画像全体を見た場合、上述のつなぎヘッドの重複部に生じるムラを十分に抑制できず、画質が低下してしまう虞がある。
本発明は上記の課題を鑑みて為されたものであり、記録された画像において上述の境界の変動パターンが複数の重複部において強調し合うことを抑制し、ムラが目立ちにくい画像を記録することが可能な記録制御装置および記録制御方法を提供することを目的とするものである。
そこで、本発明は、同じ色のインクを吐出する複数の吐出口がそれぞれ所定方向に配列された第1、第2、第3の吐出口列を少なくとも有し、前記第1の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第2の吐出口列の前記所定方向における前記第1の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記所定方向と交差する交差方向に並ぶことで記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第1の重複部を形成し、且つ、前記第2の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第3の吐出口列の前記所定方向における前記第2の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記交差方向に並ぶことで前記記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第2の重複部を形成するように、前記第1、第2、第3の吐出口列が互いに前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドと前記記録媒体との前記交差方向への相対的な走査を行いながら、前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出するようにインクの吐出を制御する制御手段を有する記録制御装置であって、前記制御手段は、前記記録媒体上に前記所定方向に並ぶ複数の画素からなる画素列を前記交差方向に複数記録するために、(i)前記第1の吐出口列の前記第1の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のM(0≦M≦N)個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第1の吐出口列側のL(0≦L≦N−M)個の吐出口からはインクの吐出を許容し、(ii)前記第2の吐出口列の前記第1の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第1の吐出口列側のL個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のM個の吐出口からはインクの吐出を許容し、(iii)前記第2の吐出口列の前記第2の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第3の吐出口列側のK(0≦K≦N)個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のJ(0≦J≦N−K)個の吐出口からはインクの吐出を許容し、(iv)前記第3の吐出口列の前記第2の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のJ個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第3の吐出口列側のK個の吐出口からはインクの吐出を許容するようにインクの吐出を制御し、前記Mおよび前記Kの第1の組と、前記Lおよび前記Jの第2の組と、の少なくとも一方の組におけるそれぞれの値は、前記記録媒体上の前記交差方向における前記画素列の位置が変わるにしたがって連続的に増減し、前記記録媒体上の前記交差方向における前記画素列の位置が所定の位置である場合、前記第1、第2の組の前記少なくとも一方の組におけるそれぞれの値は、互いに異なることを特徴とする。
本発明の記録制御装置によれば、記録された画像全体における境界の変動パターンが複数の重複部において強調し合うことを抑制し、ムラが目立ちにくい画像を記録することが可能となる。
(第1の実施形態)
以下に本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
以下に本発明の第1の実施形態を詳細に説明する。
図2は本発明の一実施形態に係る記録装置の内部の構成を部分的に示す斜視図である。また、図3は本発明の一実施形態に係る記録装置の内部の構成を部分的に示す側面図である。
記録装置の内部にはプラテン2が配置されており、このプラテン2には記録媒体3をプラテン2に吸着させて浮き上がらないようにするために多数の吸引孔34が形成されている。この吸引孔34はダクトと繋がっており、さらにダクトの下部に吸引ファン36が配置され、この吸引ファン36が動作することでプラテン2に対する記録媒体3の吸着を行っている。
キャリッジ6は、紙幅方向に延伸して設置されたメインレール5に支持され、X方向に往復移動が可能なように構成されている。キャリッジ6は、後述するインクジェット方式のつなぎヘッド7を搭載している。なお、つなぎヘッド7は、発熱体を用いたサーマルジェット方式、圧電素子を用いたピエゾ方式等、さまざまな記録方式を適用することが可能である。キャリッジモータ8は、キャリッジ6をX方向に移動させるための駆動源であり、その回転駆動力はベルト9でキャリッジ6に伝達される。
記録媒体3は、ロール状に巻かれた媒体23から巻き出すことで給紙される。記録媒体3は、プラテン2の上でX方向と交差するY方向(搬送方向)に搬送される。記録媒体3は、先端をピンチローラ16と搬送ローラ11に挟持されており、搬送ローラ11が駆動することによって搬送が行われる。また、記録媒体3はプラテン2よりY方向の下流ではローラ31と排紙ローラ32に挟持され、さらにターンローラ33を介して巻取りローラ24に巻きつけられている。
図4は本実施形態で使用するつなぎヘッド7を説明するための図である。
図4(a)は本実施形態で使用するつなぎヘッド7の全体を説明するための図である。また、図4(b)は本実施形態で使用するつなぎヘッド7のうちの重複部52の詳細を示すための拡大図である。
本実施形態のつなぎヘッド7は、それぞれ同じ色のインクを吐出する1280個の吐出口30が1200dpiの密度でY方向(所定方向)に配列することで構成される吐出口列22を18個備えている。ここで、複数の吐出口列22のうちのY方向に近接する位置にある2つの吐出口列が互いの端部に配列されたそれぞれ10個の吐出口がX方向に並ぶことで記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な重複部52を形成しながら、複数の吐出口列22がY方向に千鳥状に並ぶことで、つなぎヘッド7が構成されている。
なお、以下の説明では簡単のため、18個の吐出口列22のうちの吐出口列22a、吐出口列22aとY方向上流側に隣接する吐出口列22b、吐出口列22bとY方向上流側に隣接する吐出口列22cの3つの吐出口列について記載する。そのため、ここでは17個の重複部のうち、吐出口列22aと吐出口列22bが形成する重複部52aおよび吐出口列22bと吐出口列22cが形成する重複部52bについて記載する。
再び図2、3を参照すると、以上のように構成された記録装置において、記録媒体3は不図示の搬送ユニットからY方向に搬送される。つなぎヘッド7は、不図示の記録制御部から記録信号を受け取り、キャリッジ6と共にX方向(交差方向)に相対的に走査しつつ、記録媒体3の記録領域に向かってインクを吐出することにより記録媒体3にドットを形成する。なお、本実施形態では記録媒体3上の単位領域に対し1回の走査にて記録を行う。したがって、1回の走査で単位領域内のすべての画素に対してインクの吐出が行われる。
このつなぎヘッド7の走査の後、記録媒体3はY方向下流側につなぎヘッド7の長さに対応する量だけ搬送される。搬送の後、先の走査にて記録を行った単位領域とY方向上流側に隣接する単位領域に対して先の走査と同様にしてつなぎヘッド7の走査が行われる。
以下、このようなつなぎヘッド7の走査と記録媒体3の搬送とを交互に繰り返し、記録媒体3の全域に対して画像を記録する。
図5は本実施形態における記録制御系の概略構成を示すブロック図である。
画像データ入力部40は、外部から画像のデータを入力するために用いられる。外部から入力される画像のデータには、例えばスキャナやデジタルカメラ等の画像入力機器からの画像のデータやパーソナルコンピュータのハードディスク等に保存されている画像のデータが含まれる。操作部41には各種のキーが備えられており、これらのキーを操作することにより各種パラメータの設定および記録開始の指示が可能である。
CPU42は、記憶媒体43中の各種のプログラムに従って記録装置全体の演算、選択、判別等の処理制御を行う。記憶媒体43には、使用する記録媒体の種類等に関する記録媒体情報44、使用するインクの種類等に関するインク情報45、記録を行う際の温度や湿度等に関する環境情報46が格納される。更に、記録に関する各種の制御プログラム群47も記憶媒体43に格納されている。本実施形態における記録媒体3やつなぎヘッド7の搬送制御やインクの吐出制御は、全て制御プログラム群47に従う機能である。このような各種のプログラムを格納する記憶媒体43としては、例えばROM、FD、CD−ROM、HD、メモリカード、光磁気ディスクなどを用いることができる。
RAM48は、記憶媒体43中の各種のプログラムのワークエリア、エラー処理時の一時待避エリア、および画像処理時のワークエリアとして用いられる。また、RAM48は、記憶媒体43の中の各種のテーブルをコピーした後、そのテーブルの内容を変更し、この変更したテーブルを参照しながら画像処理を進めることも可能である。
画像データ処理部49は、後述する画像のデータ処理過程に従って、入力された3値以上の多値画像のデータを画素毎に2値の画像のデータに量子化しインクの吐出パターンを作成する。
また、CPU42は、画像データ処理部49において作成した吐出パターンを画像記録部50において記録させるため、記録データの分配を行う。
画像記録部50は、画像データ処理部49で作成された吐出パターンに基づき、対応する吐出口30からインクを吐出して、記録媒体上にドット画像を形成する。バスライン51は、記録装置内のアドレス信号、データ、制御信号などを伝送する。
図6は画像データ処理部49におけるデータ処理過程を説明するブロック図である。
PC100のアプリケーションJ101は、プリンタ104で記録する画像のデータを作成するために用いられる。アプリケーションJ101で作成された画像のデータは記録を行う際にプリンタドライバ103に伝送される。
プリンタドライバ103は、作成された画像のデータに対して前段処理J0002、後段処理J0003、γ補正J0004、2値化処理J0005、および印刷データの作成J0006をそれぞれ実行する。
前段処理J0002では、PC100の表示器の色域をプリンタ104の色域に変換する色域変換を行う。3次元ルックアップテーブルを用いることにより、R、G、Bそれぞれが8ビットで表現された画像のデータR、G、Bをプリンタの色域内の8ビットデータR、G、Bに変換する。
後段処理J0003では、変換された色域を再現する色をインクの色域に分解する。前段処理J0002にて得られたプリント色域内の8ビットデータR、G、Bが表す色を再現するためのインクの組合せに対応した8ビットデータC、M、Y、Kを求める処理を行う。
γ補正J0004では、色分解で得られた8ビットデータC、M、Y、Kのそれぞれについてγ補正を行う。後段処理J0003にて得られた8ビットデータC、M、Y、Kのそれぞれがプリンタの階調特性に線形的に対応づけられるような変換を行う。
2値化処理J0005では、γ補正J0004にて得られた8ビットデータC、M、Y、Kのそれぞれを1ビットデータC、M、Y、Kに変換する量子化処理を行う。この量子化手段としては、濃度パターン法やディザ法、誤差拡散法等が好適に用いられる。
印刷データ作成処理J0006では、2値化処理J0005にて得られた1ビットデータC、M、K、Yを内容とする画像のデータに印刷制御データなどを付して1ビットの印刷データを作成する。なお、印刷制御データは記録媒体情報や記録品位情報等から構成される。
以上のようにして生成された印刷データは、プリンタ104へ供給される。
マスクデータ変換処理J0008では、印刷データ作成処理J0006で作成されプリンタに入力されてきた印刷データと、後述するマスクパターンのデータを用いて印刷データをドットを形成するか否か、すなわちつなぎヘッド7におけるインクの記録、非記録を表す記録データに変換する。
このマスクパターンは、記録許容画素データと非記録許容画素データとが特定のパターンで配置されることで構成される。記録許容画素データでは入力された印刷データがインクの吐出を表す印刷データである場合にインクを吐出する記録データに変換する。また、非記録許容画素データではインクの吐出を表す印刷データである場合であってもインクの非吐出を表す記録データに変換する。
なお、マスクデータ変換処理J0008に用いられるマスクパターンは予めプリンタの所定のメモリに格納されている。
マスクデータ変換処理にて得られた記録データは、ヘッド駆動回路J0009および記録ヘッドJ0010に供給される。この記録データに基づき、つなぎヘッド7に配列された各吐出口30から記録媒体3に対してインクが吐出される。
以下に本実施形態で適用するマスクパターンについて詳細に説明する。
図7(a)、(b)はそれぞれ本実施形態におけるつなぎヘッド7の吐出口列22a、22bの重複部52aの近傍に配置された吐出口に適用するマスクパターンを示す図である。また、図8(a)、(b)はそれぞれ本実施形態におけるつなぎヘッド7の吐出口列22b、22cの重複部52bの近傍に配置された吐出口に適用するマスクパターンを示す図である。
図7、図8において黒く塗りつぶされている箇所が記録許容画素データを、白抜けになっている箇所が非記録許容画素データをそれぞれ示している。記録許容画素データおよび非記録許容画素データの配置によって、各画素を記録するための各吐出口における記録比率を決定する。
図7(a)に示すように、吐出口列22aの重複部52aの近傍の吐出口30に対応するマスクパターンは、画素列毎にすべての吐出口30からインクを吐出するように記録比率を100%と設定する領域と、いずれの吐出口30からもインクを吐出しないように記録比率を0%と設定する領域と、に分割される。
具体的には、まず、つなぎヘッド7の走査が開始した直後に記録される画素列70に対しては吐出口列22aの重複部52aに配列された吐出口30のいずれによっても記録が行われない。すなわち、画素列70においては、吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口30の記録比率は0%と設定される。
以降、画素列の位置がX方向に変わる毎に吐出口列22aの重複部52aの吐出口のうち、記録比率が100%の領域がY方向の下流側から1画素分ずつ増加し、それに応じて記録比率が0%の領域が1画素分ずつ減少する。例えば画素列71では、吐出口列22aの重複部52aに配列された10個の吐出口のうち、Y方向上流側の5個の吐出口30の記録比率が0%に設定され、且つ、Y方向下流側の5個の吐出口30の記録比率が100%に設定される。
そして、画素列72では、重複部52aの10個の吐出口30のすべての記録比率が100%に設定される。
画素列72よりX方向側の画素列では、画素列の位置がX方向に変わる毎に記録比率が0%に設定される吐出口が1つずつY方向上流側から連続的に増加し、それに応じて記録比率が100%に設定される吐出口が1つずつY方向下流側から連続的に減少する。
このように、吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口30に適用されるマスクパターンでは、画素列毎にY方向上流側のM個の吐出口からはインクを吐出せず、Y方向下流側の10−M個の吐出口は100%の記録比率でインクを吐出するように、各画素列における記録比率が定められる。更に、画素列の位置がX方向に1画素変わるにしたがって、上記Mの値が1ずつ連続的に増減するように各画素列における記録比率が定められる。
また、図7(b)に示すように、吐出口列22bの重複部52aのマスクパターンは、図7(a)に示す吐出口列22aの重複部52aのマスクパターンから記録比率が0%の領域と記録比率が100%の領域を入れ替えたパターンとなっている。
すなわち、吐出口列22bの重複部52aの10個の吐出口30に適用されるマスクパターンでは、画素列毎にY方向下流側の10−M個の吐出口からはインクを吐出せず、Y方向上流側のM個の吐出口は100%の記録比率でインクを吐出する。且つ、画素列の位置がX方向に1画素変わるにしたがって上記Mの値が1ずつ連続的に増減するように各画素列における記録比率が定められる。
一方、図8(a)に示すように、吐出口列22bの重複部52bの吐出口30のマスクパターンは、画素列毎にすべての吐出口30からインクを吐出するように記録比率を100%と設定する領域と、いずれの吐出口30からもインクを吐出しないように記録比率を0%と設定する領域と、を有する。且つ、各画素列における記録比率が100%の領域と記録比率が0%の領域との境界の変動の傾向が吐出口列22aの重複部52aの吐出口に適用されるマスクパターンにおける該境界の変動の傾向と異なるように設定されている。
まず、画素列70では、吐出口列22bの重複部52bに配列された10個の吐出口のすべてからインクを吐出するように、10個すべての吐出口の記録比率が100%に設定される。なお、上述したように、画素列70における吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口では、10個すべての吐出口の記録比率が0%と設定されている。
以降、画素列の位置がX方向に変わる毎に吐出口列22bの重複部52bの10個の吐出口のうち、記録比率が0%の領域がY方向の下流側から1画素分ずつ連続的に増加し、それに応じて記録比率が100%の領域が1画素分ずつ連続的に減少する。例えば画素列71では、吐出口列22bの重複部52bに配列された10個の吐出口のうち、Y方向上流側の5個の吐出口30の記録比率が0%に設定され、且つ、Y方向下流側の5個の吐出口30の記録比率が100%に設定される。
そして、画素列72では、重複部52aの10個の吐出口30のすべての記録比率が0%に設定される。
更に、画素列72よりX方向側の画素列では、画素列の位置がX方向に1画素変わる毎に記録比率が100%に設定される吐出口が1つずつY方向上流側から連続的に増加する。また、それに応じて記録比率が0%に設定される吐出口が1つずつY方向下流側から連続的に減少する。
このように、吐出口列22bの重複部52bの10個の吐出口30に適用されるマスクパターンでは、吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口30に適用されるマスクパターンと同様に、画素列毎にY方向上流側のK個の吐出口からはインクを吐出せず、Y方向下流側の10−K個の吐出口は100%の記録比率でインクを吐出するように、各画素列における記録比率が定められる。更に、画素列の位置がX方向に1画素変わるにしたがって、図7(a)に示す吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口に適用されるマスクパターンにおけるMの増減の傾向とは異なる傾向にて、上記Kの値が1ずつ連続的に増減するように各画素列における記録比率が定められる。
このように、図8(a)で示すマスクパターンにおけるKの値と図7(a)で示すマスクパターンにおけるMの値とは互いに異なるように設定される。例えば、画素列70においてはM=10、K=0であり、画素列72においてはM=0、K=10である。
また、図8(b)に示すように、吐出口列22cの重複部52bのマスクパターンは、図8(a)に示す吐出口列22cの重複部52bのマスクパターンから記録比率が0%の領域と記録比率が100%の領域を入れ替えたパターンとなっている。
すなわち、吐出口列22cの重複部52bの10個の吐出口30に適用されるマスクパターンでは、画素列毎にY方向下流側の10−K個の吐出口からはインクを吐出せず、Y方向上流側のK個の吐出口は100%の記録比率でインクを吐出する。且つ、画素列の位置がX方向に1画素変わるにしたがって上記Kの値が1ずつ連続的に増減するように各画素列における記録比率が定められる。
図9は、本実施形態におけるマスクパターンを適用して記録を行った際の記録媒体3上に形成される画像を説明するための図である。
ここでは、簡単のため画像のデータが記録媒体上のすべての画素にインクを吐出する画像(以下、ベタ画像と称する)を示すデータである場合を示す。
本実施形態に記載したマスクパターンによれば、図9に示すように、記録媒体3上の重複部52aに対応する領域における吐出口列22aからの吐出により形成されるドットと吐出口列22bからの吐出により形成されるドットとの境界401と、記録媒体3上の重複部52bに対応する領域における吐出口列22bからの吐出により形成されるドットと吐出口列22cからの吐出により形成されるドットとの境界402と、をそれぞれX方向における位置が変わるにしたがって連続的に変動するように形成することができる。更に、境界401の変動パターン(形状)と境界402の変動パターン(形状)を異ならせることが可能となる。より具体的には、境界401、境界402の周期的な三角波型のパターンの位相を互いに異ならせることが可能となる。そのため、記録された画像全体における境界の変動パターンがY方向に近接する2つの重複部において強調し合うことを抑制し、ムラが目立ちにくい画像を記録することができる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、吐出口列の重複部の吐出口が、各画素列において0%に設定される領域と100%に設定される領域とに分割される形態について記載した。
第1の実施形態では、吐出口列の重複部の吐出口が、各画素列において0%に設定される領域と100%に設定される領域とに分割される形態について記載した。
これに対し、本実施形態では、各画素列において0%に設定される領域、50%に設定される領域、100%に設定される領域の3つの領域に分割する形態について記載する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の部分については説明を省略する。
図10(a)、(b)はそれぞれ本実施形態におけるつなぎヘッド7の吐出口列22a、22bの重複部52aの近傍に配置された吐出口に適用するマスクパターンを示す図である。また、図11(a)、(b)はそれぞれ本実施形態におけるつなぎヘッド7の吐出口列22b、22cの重複部52bの近傍に配置された吐出口に適用するマスクパターンを示す図である。
吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口30に適用するマスクパターンは、画素列毎に記録比率を100%と設定する領域、記録比率を50%と設定する領域、記録比率を0%と設定する領域の3つの領域を有する。
それぞれの画素列において、吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口30のうち、Y方向上流側のM個(0≦M≦7)の吐出口30の記録比率は0%に設定し、Y方向下流側のL個(0≦L≦7−M)の吐出口30の記録比率は100%に設定する。また、残りの10−(M+L)個の吐出口30の記録比率は50%に設定する。更に、画素列の位置がX方向に変わるにしたがって、MおよびLの値が1ずつ連続的に増減するように設定される。
具体的には、例えば画素列70ではM=7、L=0に設定される。したがって、Y方向上流側の7個の吐出口からはインクを吐出せず、Y方向下流側の3つの吐出口からは50%の記録比率にしたがってインクを吐出する。
また、画素列71では、M=2、L=2に設定される。したがって、Y方向上流側の2個の吐出口からはインクを吐出せず、Y方向上流側の2個の吐出口からは100%の記録比率にしたがってインクを吐出し、間の6個の吐出口からは50%の記録比率にしたがってインクを吐出する。
更に、画素列72では、M=0、L=7に設定される。したがって、Y方向上流側の3個の吐出口からは50%の記録比率にしたがってインクを吐出し、Y方向下流側の7個の吐出口からは100%の記録比率にしたがってインクを吐出する。
このように、本実施形態における吐出口列22aの重複部52aに適用するマスクパターンでは、画素列の位置がX方向に1画素分ずつ移動するごとにMは7から0まで1ずつ連続的に減少し、その後0から7まで1ずつ連続的に増加する。一方、上述のMの増減と対応して、Kは0から7まで1ずつ連続的に増加し、その後7から0まで1ずつ連続的に減少する。
また、図10(b)に示すように、吐出口列22bの重複部52aのマスクパターンは、図7(a)に示す吐出口列22aの重複部52aのマスクパターンから記録比率が0%の領域と記録比率が100%の領域を入れ替えたパターンとなっている。なお、吐出口列22aの重複部52aのマスクパターン、吐出口列22bの重複部52aのマスクパターンのそれぞれにおける記録比率が50%と設定される領域では、記録許容画素データが互いに補完的且つ排他的となるように設定されている。
一方、図11(a)に示すように、吐出口列22bの重複部52bの吐出口30に適用されるマスクパターンは、画素列毎に記録比率を100%と設定する領域と、記録比率を50%と設定する領域と、記録比率を0%と設定する領域と、を有し、且つ、各画素列における記録比率が100%の領域と記録比率が50%の領域との境界および記録比率が50%の領域と記録比率が0%の領域との境界の連続的な変動の傾向が、吐出口列22aの重複部52aの吐出口に適用されるマスクパターンにおける境界の連続的な変動の傾向と異なるように設定されている。
すなわち、吐出口列22bの重複部52bの吐出口30は、それぞれの画素列において、吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口30のうち、Y方向上流側のK個(0≦K≦7)の吐出口30の記録比率は0%に設定し、Y方向下流側のJ個(0≦J≦7−K)の吐出口30の記録比率は100%に設定する。また、残りの10−(K+J)個の吐出口30の記録比率は50%に設定する。更に、画素列の位置がX方向に変わるにしたがって、図10(a)に示す吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口におけるMおよびLの連続的な増減の傾向のそれぞれとは異なる傾向にて、それぞれKおよびJの値が1ずつ連続的に増減するように設定される。
具体的には、まず、画素列70ではK=0、J=7に設定される。なお、吐出口列22aの重複部52aの10個の吐出口30は画素列70ではM=7、L=0に設定される。
また、画素列71ではK=2、J=2、画素列72ではK=7、J=0がそれぞれ設定される。
このように、本実施形態における吐出口列22bの重複部52bに適用するマスクパターンでは、画素列の位置がX方向に1画素分ずつ移動するごとにKは0から7まで1ずつ連続的に増加し、その後7から0まで1ずつ連続的に減少する。一方、上述のKの増減と対応して、Jは7から0まで1ずつ連続的に減少し、その後0から7まで1ずつ連続的に増加する。これらの増減において、KはMの増減とは異なる傾向にて増減し、且つ、JはLの増減とは異なる傾向にて増減する。
また、図11(b)に示すように、吐出口列22cの重複部52bのマスクパターンは、図11(a)に示す吐出口列22cの重複部52bのマスクパターンから記録比率が0%の領域と記録比率が100%の領域を入れ替えたパターンとなっている。なお、吐出口列22bの重複部52bのマスクパターン、吐出口列22cの重複部52bのマスクパターンのそれぞれにおける記録比率が50%と設定される領域では、記録許容画素データが互いに補完的且つ排他的となるように設定されている。
本実施形態に記載したマスクパターンによれば、記録媒体3上の重複部52aに対応する領域における吐出口列22aからの吐出により形成されるドット群と吐出口列22a、吐出口列22b双方からの吐出により形成されるドット群との第1の境界および吐出口列22bからの吐出により形成されるドット群と吐出口列22a、吐出口列22b双方からの吐出により形成されるドット群との第2の境界の2つの境界をそれぞれX方向における位置が変わるにしたがって連続的に変動し、三角波型の形状を成すように形成する。同時に、記録媒体3上の重複部52bに対応する領域における吐出口列22bからの吐出により形成されるドット群と吐出口列22b、吐出口列22c双方からの吐出により形成されるドット群との第3の境界および吐出口列22cからの吐出により形成されるドット群と吐出口列22b、吐出口列22c双方からの吐出により形成されるドット群との第4の境界の2つの境界もまた、X方向における位置が変わるにしたがって連続的に変動し、三角波型の形状を成すように形成する。更に、第1の境界と第3の境界、第2の境界と第4の境界をそれぞれ互いに異なる変動パターン(形状)にて形成することができるため、記録された画像全体における境界の変動パターンがY方向に近接する2つの重複部において重畳することを抑制することが可能なる。
更に、本実施形態に記載したマスクパターンによれば、つなぎヘッド内の各吐出口列のY方向の端部の吐出口の記録比率を段階的に低下させることができるため、インクの吐出に伴う自己気流による端よれの発生を抑制することも可能となる。
なお、本実施形態においては、つなぎ部52aの10個の吐出口に適用するマスクパターン内の、上流側のM個の吐出口と下流側のL個の吐出口以外の10―(M+L)個の吐出口に対応する領域における記録許容画素データと非記録許容画素データの配置は適宜決定できる。本実施形態では記録許容画素データと非記録許容画素データが市松模様となるようなパターンを記載しているが、本実施形態はこのような形態に限定されるものではない。この10−(M+L)個の吐出口に対応するマスクパターン内の領域には、使用する吐出口の偏りを防ぐために、吐出口列22aに対応する記録許容画素データと吐出口列22bに対応する記録許容画素データが極力同じになるように配置されることが好ましいが、一方に偏ったとしても本発明の重複部のムラの重畳を抑制するという効果を損ねるものではない。また、形状に関しても市松模様に限定されるものではなく、吐出口列22aに対応する記録許容画素データと吐出口列22bに対応する記録許容画素データがある程度分散して配置されていれば十分である。
また、本実施形態では、KとMの連続的な増減の傾向を互いに異ならせ、且つ、LとJの連続的な増減の傾向を互いに異ならせる形態を記載したが、KとM、またはLとJのいずれか一方の組合せにおける連続的な増減の傾向を異ならせる形態であれば本実施形態の効果を得ることができる。
また、以上で説明した実施形態では、吐出口列22aの重複部52aにおけるMの値が1ずつ連続的に増減する形態を記載したが、他の形態による実施も可能である。境界の連続的な変動の形状としては、X方向に隣接する2つの画素列においてY方向に急峻に変化しないものであれば本発明の効果を奏することができる。より具体的には、例えば複数の吐出口が600dpiの密度で配列された吐出口列を使用する場合、記録媒体上の互いに隣接する2つの画素列におけるMの値の差の最大値が3以下(距離にして約120μm以下に相当)であれば良い。また、複数の吐出口が1200dpiの密度で配列された吐出口列を使用する場合、隣接する2つの画素列におけるMの値の差の最大値が6以下(距離にして約120μm以下に相当)であれば良い。これはK、L、Jについても同様である。
また、以上で説明した実施形態では、それぞれの境界の形状が三角波型となるようなマスクパターンを用いているが、X方向における境界の位置が変わるにしたがって境界のY方向における位置がY方向にある程度の幅をもって連続的に変動すればよく、境界の形状は必ずしも三角波型に限定されない。例えば、境界の形状を正弦波型やのこぎり歯型としてもよい。また、必ずしも境界の形状が周期的なパターン形状である必要はなく、X方向の位置に応じてY方向の位置が異なる境界が形成されれば良い。
また、以上で説明した実施形態では、特に効果的な構成としてそれぞれの境界における波型のパターンの位相が互いに逆位相となる形態について記載したが、他の形態による実施も可能である。例えば、それぞれの波型のパターンの周期や振幅が異なるものであっても、また、それぞれ波型のパターンの位相がある程度異なるものであっても本発明の効果を得ることができる。
また、以上で説明した実施形態では、Y方向に隣接する2つの重複部における境界の形状が異なる形態について記載したが、本実施形態ではつなぎヘッド内のすべての重複部における境界の形状を異ならせる必要はない。2つの重複部の境界の形状が重畳することによるむらは、該2つの重複部がY方向に近接する位置にあるほど顕著に発生する。そのため、Y方向に隣接する位置にある2つの重複部における境界の形状をそれぞれ連続的に変化させ、該境界の形状を互いに異ならせれば本発明の効果を得ることができる。例えば、本発明の図4(a)に示す18個の吐出口列からなるつなぎヘッドのY方向に並ぶ17個の重複部に対しては、図7(a)、(b)に示すマスクパターンと図8(a)、(b)に示すマスクパターンとを交互に適用するような形態であれば良い。また、17個の重複部における境界の形状をすべて異ならせた場合であっても無論本発明の効果を得ることができる。
また、以上で説明した実施形態には第1および第2の吐出口列の重複部53に配列された吐出口がそれぞれ10個である形態について記載しているが、本発明は第1の吐出口列の一方の端部に配列されたN個の吐出口と第2の吐出口列の他方の端部に配列されたN個の吐出口とが記録媒体上の同一のN個の画素行を形成するように配列されていれば十分に効果を発揮する。ただし、発明者らの検討の結果、本発明はそれぞれの吐出口列間の重複部に配列されている吐出口の数が10個以上である場合、記録媒体上における吐出口列間の境界の形状の振幅をある程度大きくすることができるため、より顕著な効果を奏することがわかっている。
また、以上で説明した各実施形態では、記録媒体に対し複数回の走査で記録する記録装置について記載したが、他の形態による実施も可能である。
図12は本発明を適用可能な他の記録装置を説明するための図である。
なお、図12に示す記録装置におけるW方向が各実施形態で記載した記録装置における搬送方向、Z方向が各実施形態で記載した記録装置における配列方向および走査方向に相当する。
それぞれシアンインク、マゼンタインク、イエローインク、ブラックインクを吐出する吐出口列がZ方向にそれぞれ複数列配列されたつなぎヘッド7C、7M、7Y、7KがZ方向と交差するW方向に並んで配置されている。ここで、それぞれのつなぎヘッドのZ方向の長さは、記録媒体3上のZ方向の全域に1度に記録を行うことが可能なように、記録媒体3のZ方向の長さ以上となっている。
搬送ベルト500は、記録媒体3を搬送するベルトであり、給紙部501と排紙部502とによってW方向に回転自在に保持されている。記録媒体3は、給紙部501により給紙され、搬送ベルト500によりW方向に搬送される。この記録媒体3のW方向への搬送を行いながら、つなぎヘッド7C、7M、7Y、7Kからインクを吐出することにより画像の記録を行う。
このような記録媒体に対して1回の走査(搬送)により記録を行う記録装置を用いる場合であっても、1つのつなぎヘッド内におけるZ方向に隣接する位置にある2つの重複部の境界の形状がそれぞれ連続的に変動し、該2つの重複部の境界の形状を互いに異ならせれば、本発明の効果を得ることができる。
3 記録媒体
7 つなぎヘッド
22 吐出口列
30 吐出口
42 CPU
47 制御プログラム群
52 重複部
7 つなぎヘッド
22 吐出口列
30 吐出口
42 CPU
47 制御プログラム群
52 重複部
Claims (26)
- 同じ色のインクを吐出する複数の吐出口がそれぞれ所定方向に配列された第1、第2、第3の吐出口列を少なくとも有し、前記第1の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第2の吐出口列の前記所定方向における前記第1の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記所定方向と交差する交差方向に並ぶことで記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第1の重複部を形成し、且つ、前記第2の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第3の吐出口列の前記所定方向における前記第2の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記交差方向に並ぶことで前記記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第2の重複部を形成するように、前記第1、第2、第3の吐出口列が互いに前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドを用い、前記記録ヘッドと前記記録媒体との前記交差方向への相対的な走査を行いながら、前記記録ヘッドから前記記録媒体にインクを吐出するようにインクの吐出を制御する制御手段を有する記録制御装置であって、
前記制御手段は、前記記録媒体上に前記所定方向に並ぶ複数の画素からなる画素列を前記交差方向に複数記録するために、(i)前記第1の吐出口列の前記第1の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のM(0≦M≦N)個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第1の吐出口列側のL(0≦L≦N−M)個の吐出口からはインクの吐出を許容し、(ii)前記第2の吐出口列の前記第1の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第1の吐出口列側のL個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のM個の吐出口からはインクの吐出を許容し、(iii)前記第2の吐出口列の前記第2の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第3の吐出口列側のK(0≦K≦N)個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のJ(0≦J≦N−K)個の吐出口からはインクの吐出を許容し、(iv)前記第3の吐出口列の前記第2の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記配列方向における前記第2の吐出口列側のJ個の吐出口からはインクを吐出せず、前記配列方向における前記第3の吐出口列側のK個の吐出口からはインクの吐出を許容するようにインクの吐出を制御し、
前記Mおよび前記Kの第1の組と、前記Lおよび前記Jの第2の組と、の少なくとも一方の組におけるそれぞれの値は、前記記録媒体上の前記交差方向における前記画素列の位置が変わるにしたがって連続的に増減し、
前記記録媒体上の前記交差方向における前記画素列の位置が所定の位置である場合、前記第1、第2の組の前記少なくとも一方の組におけるそれぞれの値は、互いに異なることを特徴とする記録制御装置。 - 前記第1、第2、第3の吐出口列は、それぞれ600dpiの密度にて前記複数の吐出口が前記配列方向に配列され、
前記記録媒体上の前記交差方向に隣接する2つの前記画素列の間における前記第1、第2の組の前記少なくとも一方の組における一方の値の差の最大値は、3以下であることを特徴とする請求項1に記載の記録制御装置。 - 前記記録媒体上の前記交差方向に隣接する2つの前記画素列の間における前記第1、第2の組の前記少なくとも一方の組におけるそれぞれの値の差の最大値は、それぞれ3以下であることを特徴とする請求項2に記載の記録制御装置。
- L=N−Mであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の記録制御装置。
- J=N−Kであることを特徴とする請求項4に記載の記録制御装置。
- 前記記録ヘッドは、それぞれ前記第1、第2、第3の吐出口列と同じ色のインクを吐出し、それぞれ前記第1、第2、第3の吐出口列と前記交差方向に並んで配置された第4、第5、第6の吐出口列を更に有し、
前記制御手段は、(i)前記第1の吐出口列の前記第1の重複部のうちの前記配列方向における前記第1の吐出口列側の前記L個の吐出口からは第1の記録比率でインクを吐出し、(ii)前記第2の吐出口列の前記第1の重複部のうちの前記配列方向における前記第2の吐出口列側の前記M個の吐出口からは前記第1の記録比率でインクを吐出し、(iii)前記第2の吐出口列における前記第2の重複部のうちの前記配列方向における前記第3の吐出口列側の前記J個の吐出口からは第2の記録比率でインクを吐出し、(iv)前記第3の吐出口列における前記第2の重複部のうちの前記配列方向における前記第2の吐出口列側の前記K個の吐出口からは前記第2の記録比率でインクを吐出するようにインクの吐出を制御することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の記録制御装置。 - 前記第2の記録比率は、前記第1の記録比率と等しいことを特徴とする請求項6に記載の記録制御装置。
- 前記第1、第2の組の前記少なくとも一方の組におけるそれぞれの値は、それぞれ前記記録媒体上の前記交差方向における前記画素列の位置が変わるにしたがって周期的に増減することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の記録制御装置。
- 前記第1、第2の組の前記少なくとも一方の組におけるそれぞれの値の前記連続的な増減の傾向は、互いに異なることを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載の記録制御装置。
- 画像の記録に使用する記録データは、画像のデータと、画素に対する記録を許容する記録許容画素データと画素に対する記録を許容しない非記録許容画素データにより構成されるマスクパターンと、に基づいて生成されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録制御装置。
- 前記第1の吐出口列の前記第1の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記交差方向におけるそれぞれの前記画素の列の位置において前記L個の吐出口からの前記インクの吐出によって前記記録媒体上に記録された第1の画像の境界は波型の形状を示し、
前記第2の吐出口列の前記第2の重複部に対応する前記N個の吐出口のうち、前記交差方向におけるそれぞれの前記記録ヘッドの位置において前記J個の吐出口からの前記インクの吐出によって前記記録媒体上に記録された第2の画像の境界は波型の形状を示すことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載の記録制御装置。 - 前記第1の画像の境界における前記波型の形状と、前記第2の画像の境界における前記波型の形状とは、それぞれ三角波型の形状であることを特徴とする請求項11に記載の記録制御装置。
- 前記第2の画像の境界における前記波型の形状が示す位相は、前記第1の画像の境界における前記波型の形状が示す位相と異なることを特徴とする請求項11または12に記載の記録制御装置。
- 前記第2の画像の境界における前記波型の形状が示す位相は、前記第1の画像の境界における前記波型の形状が示す位相と逆位相であることを特徴とする請求項13に記載の記録制御装置。
- 前記第2の画像の境界における前記波型の形状が示す周期は、前記第1の画像の境界における前記波型の形状が示す周期と異なることを特徴とする請求項11から14のいずれか1項に記載の記録制御装置。
- 前記第2の画像の境界における前記波型の形状が示す振幅は、前記第1の画像の境界における前記波型の形状が示す振幅と異なることを特徴とする請求項12から15のいずれか1項に記載の記録制御装置。
- 前記記録ヘッドは、前記所定方向において前記記録媒体の幅に対応する長さを有し、前記記録媒体に対して1回の前記走査によって画像を記録することを特徴とする請求項1から16のいずれか1項に記載の記録制御装置。
- 同じ色のインクを吐出する複数の吐出口がそれぞれ所定方向に配列された第1、第2、第3の吐出口列を少なくとも有し、前記第1の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第2の吐出口列の前記所定方向における前記第1の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記所定方向と交差する交差方向に並ぶことで記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第1の重複部を形成し、且つ、前記第2の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第3の吐出口列の前記所定方向における前記第2の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記交差方向に並ぶことで前記記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第2の重複部を形成するように、前記第1、第2、第3の吐出口列が互いに前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との前記交差方向への相対的な走査を行う走査手段と、
前記走査手段による前記記録ヘッドの走査を行いながら、前記記録ヘッドからインクを吐出して前記記録媒体上に複数のドットを記録するように制御する制御手段と、を有する記録装置であって、
前記制御手段は、前記記録媒体上に前記所定方向に並ぶ複数のドットからなるドットの列を前記交差方向に複数記録するために、(i)前記第1の重複部に対応する前記記録媒体上の領域に形成されるドットのうち、前記記録媒体上の第1の境界よりも前記所定方向における前記第1の吐出口列側のドットは前記第1の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、且つ、前記記録媒体上の前記第1の境界よりも前記所定方向における前記第2の吐出口列側のドットは前記第2の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、(ii)前記第2の重複部に対応する前記記録媒体上の領域に形成されるドットのうち、前記記録媒体上の第2の境界よりも前記所定方向における前記第2の吐出口列側のドットは前記第2の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、且つ、前記記録媒体上の前記第2の境界よりも前記所定方向における前記第3の吐出口列側のドットは前記第3の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、
前記第1、第2の境界の前記所定方向における位置は、それぞれ前記交差方向における位置が変わるにしたがって連続的に変動し、
前記第2の境界が示す形状は、前記第1の境界が示す形状と異なるように、インクの吐出を制御することを特徴とする記録装置。 - 同じ色のインクを吐出する複数の吐出口がそれぞれ所定方向に配列された第1、第2、第3の吐出口列を少なくとも有し、前記第1の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第2の吐出口列の前記所定方向における前記第1の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記所定方向と交差する交差方向に並ぶことで記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第1の重複部を形成し、且つ、前記第2の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第3の吐出口列の前記所定方向における前記第2の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記交差方向に並ぶことで前記記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第2の重複部を形成するように、前記第1、第2、第3の吐出口列が互いに前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、
前記記録ヘッドと前記記録媒体との前記交差方向への相対的な走査を行う走査手段と、
前記走査手段による前記記録ヘッドの走査を行いながら、前記記録ヘッドからインクを吐出して前記記録媒体上に複数のドットを記録するように制御する制御手段と、を有する記録装置であって、
前記制御手段は、前記記録媒体上に前記所定方向に並ぶ複数のドットからなるドットの列を前記交差方向に複数記録するために、
(i)前記第1の吐出口列の前記第1の重複部の吐出口から前記記録媒体上に記録される画像と、前記第2の吐出口列の前記第1の重複部の吐出口から前記記録媒体上に記録される画像と、の第1の境界が示す形状は、それぞれ前記交差方向における位置が変わるにしたがって前記所定方向に連続的に変動し
(ii)前記第2の吐出口列の前記第2の重複部の吐出口から前記記録媒体上に記録される画像と、前記第3の吐出口列の前記第2の重複部の吐出口から前記記録媒体上に記録される画像と、の第2の境界が示す形状は、それぞれ前記交差方向における位置が変わるにしたがって前記所定方向に連続的に変動し、
前記第2の境界が示す形状は、前記第1の境界が示す形状と異なるように、インクの吐出を制御することを特徴とする記録装置。 - 前記第1の境界が示す形状と、前記第2の境界が示す形状と、はそれぞれ前記交差方向における位置が変わるにしたがって前記所定方向に連続的且つ周期的に変動し、波型の形状となることを特徴とする請求項19に記載の記録装置。
- 前記第2の境界が示す前記波型の形状の位相は、前記第1の境界が示す前記波型の形状の位相と異なることを特徴とする請求項20に記載の記録装置。
- 前記第2の境界が示す前記波型の形状の位相は、前記第1の境界が示す前記波型の形状の位相と逆位相であることを特徴とする請求項21に記載の記録装置。
- 前記第2の境界が示す前記波型の形状の周期は、前記第1の境界が示す前記波型の形状の周期と異なることを特徴とする請求項20に記載の記録装置。
- 前記第2の境界が示す前記波型の形状の振幅は、前記第1の境界が示す前記波型の形状の振幅と異なることを特徴とする請求項20に記載の記録装置。
- 前記記録媒体上の前記交差方向に隣接する2つの前記ドットの列の間における前記第1の境界の前記所定方向における位置の間の距離と、前記第2の境界の前記所定方向における位置の間の距離と、はそれぞれ120μm以下であることを特徴とする請求項19から24のいずれか1項に記載の記録装置。
- 同じ色のインクを吐出する複数の吐出口がそれぞれ所定方向に配列された第1、第2、第3の吐出口列を少なくとも有し、前記第1の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第2の吐出口列の前記所定方向における前記第1の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記所定方向と交差する交差方向に並ぶことで記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第1の重複部を形成し、且つ、前記第2の吐出口列の前記所定方向における一方の端部に配列されたN個の吐出口と、前記第3の吐出口列の前記所定方向における前記第2の吐出口列側の端部に配列されたN個の吐出口とが、前記交差方向に並ぶことで前記記録媒体上の同一の領域にインクを吐出可能な第2の重複部を形成するように、前記第1、第2、第3の吐出口列が互いに前記所定方向にずれて配置された記録ヘッドと、前記記録媒体と、の前記交差方向への相対的な走査を行いながら、前記記録ヘッドからインクを吐出して前記記録媒体上に複数のドットを記録する記録方法であって、
前記記録媒体上に前記所定方向に並ぶ複数のドットからなるドットの列を前記交差方向に複数記録するために、(i)前記第1の重複部に対応する前記記録媒体上の領域に形成されるドットのうち、前記記録媒体上の第1の境界よりも前記所定方向における前記第1の吐出口列側のドットは前記第1の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、且つ、前記記録媒体上の前記第1の境界よりも前記所定方向における前記第2の吐出口列側のドットは前記第2の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、(ii)前記第2の重複部に対応する前記記録媒体上の領域に形成されるドットのうち、前記記録媒体上の第2の境界よりも前記所定方向における前記第2の吐出口列側のドットは前記第2の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、且つ、前記記録媒体上の前記第2の境界よりも前記所定方向における前記第3の吐出口列側のドットは前記第3の吐出口列の吐出口からのインクの吐出により形成され、
前記第1、第2の境界の前記所定方向における位置は、それぞれ前記交差方向における位置が変わるにしたがって連続的に変動し、
前記第2の境界が示す形状は、前記第1の境界が示す形状と異なるように、インクの吐出を制御することを特徴とする記録方法。
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