JP2008168512A - 固形糊繰出用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 固形糊がスライダーから脱落して、固形糊を筒体内に収容し難くなることを可及的に防止することができるようにした固形糊繰出用容器を提供する。
【解決手段】 下方向を向く筒体1の下端に装着された尾栓3の操作により、尾栓3と一体に形成されたねじ杆4を筒体1内で回動させることによって、ねじ杆4との螺合と、筒体1の内周面1bに軸線方向に設けた案内突条9による案内とによって、筒体1内を往復動させるようにしたスライダー5に、柱状の固形糊10を装着して、筒体1の上端開口1aより、固形糊10の上端10aを出没させるようにする固形糊繰出用容器において、筒体1の内周面1bに、周方向のリブ11を、少なくとも1条以上設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固形糊のスライダーからの脱落を防止するようにした固形糊繰出用容器に関する。
固形糊繰出用容器は、たとえば、特許文献1、2等に記載され公知である。
しかし、これら特許文献に記載されているものを初めとして、一般に固形糊繰出用容器においては、筒体の下端に設けられた尾栓を操作して、筒体からの固形糊の上端の出没を繰り返しているうちに、固形糊の外周面と筒体の内周面間の接触による糊の粘着等による摩擦抵抗により、固形糊が、スライダーから脱落し、筒体内に収容し難くなる場合がある。
これを防止するため、本出願人は、先に固形糊繰出用容器の筒体内周面に微小突起を多数設けて、固形糊の外周面と筒体の内周面との接触面積を減少させるとともに、固形糊の外周表面層の糊を一部流動化させて、固形糊の外周面と筒体の内周面間の摩擦抵抗を減少させる発明を完成した(特許文献3)。
さらに、本出願人は、筒体内周面に、スライダーを案内する案内突条を軸線方向に3本以上設けるとともに、筒体を成形する際の金型への合成樹脂の注入位置を、隣接する案内突条間とすることにより、筒体成形時における筒体の変形を防止し、固形糊の外周面と筒体の内周面間に所定の間隙を保持して、両者の接触による摩擦抵抗を減少させる発明をも完成した(特許文献4)。
しかし、特許文献3、4いずれに記載のものも、固形糊のスライダーからの脱落を完全に防止することは必ずしもできない場合がある。
特開平11−59080号公報 特公平8−5502号公報 特開2006−130750号公報 特開2006−130751号公報
本発明は、前記の現状に鑑み、固形糊がスライダーから脱落して、固形糊を筒体内に収容し難くなることを可及的に防止することができるようにした固形糊繰出用容器を提供することを目的とする。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 上下方向を向く筒体の下端に装着された尾栓の操作により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を筒体内で回動させることによって、ねじ杆との螺合と、筒体の内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を往復動させるようにしたスライダーに、柱状の固形糊を装着して、筒体の上端開口より、固形糊の上端を出没させるようにする固形糊繰出用容器において、筒体の内周面に、周方向のリブを、少なくとも1条以上設ける。
(2) 上記(1)項において、リブの筒体内周面からの高さを、0.02mm〜0.10mmとする。
(3) 上記(1)項または(2)項において、リブの縦断側面形状を、左右に分割した半水滴状とする。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、筒体の内径を、下端から上端開口に向かうにしたがって、漸次大きくする。
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、筒体の内周面に、周方向のリブを、少なくとも1条以上設けてあるため、固形糊を繰出す際に、固形糊がリブにより絞り込まれて細くなり、筒体の内周面と固形糊の外周面との間に間隙を生じさせるとともに、固形糊の外周面とリブの周面との接触により、固形糊の外周表層の糊が一部流動化し、それらの接触部間の摩擦抵抗を低減させる。
これにより、固形糊を引戻す際に、筒体の内周面と固形糊の外周面間が非接触状態になるか、また接触する場合においても、両者間の摩擦抵抗を大幅に減少させることができるため、固形糊のスライダーからの脱落を有効に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、固形糊を繰出す際に、筒体の内周面と固形糊の外周面との間に有効な間隙を生じさせることができ、糊引戻し時には、両者間が非接触状態になるか、また接触する場合においても、両者間の摩擦抵抗を大幅に減少させることができるため、固形糊のスライダーからの脱落を有効に防止することができる。
リブの筒体内周面からの高さが0.02mm未満の場合は、有効な前記間隙を生じさせることができず、0.10mmを超える場合は、固定糊を繰出す際の抵抗が過大となる。
請求項3記載の発明によれば、糊引戻し時における固形糊の外周面と、筒体の内周面間の摩擦抵抗を減少させることができるため、固形糊のスライダーからの脱落を、より有効に防止することができる。
請求項4記載の発明によれば、糊引戻し時における固形糊の外周面と筒体の内周面間の摩擦抵抗を減少させることができるため、固形糊のスライダーからの脱落を、より有効に防止することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態におけるリブ形状を備えた固形糊繰出用容器を示す縦断面図、図2は、キャップを取外した固形糊繰出用容器を一部破断して示す斜視図、図3は、図1における円III内の要部拡大断面図である。
本発明の固形糊繰出用容器は、図1および図2に示すように、上端開口1aにキャップ2が被冠された有底の筒体1と、この筒体2の下端に装着された尾栓3と、この尾栓3と一体に形成されたねじ杆4と、このねじ杆4に螺合されたスライダー5とによりなる。
スライダー5は、上下方向を向く有底な筒状体6と、この筒状体6内の中央に軸線方向に設けられたねじ孔7を備える軸管8とにより構成されている。
スライダー5は、尾栓3を操作して、ねじ杆4を回動させることにより、ねじ杆4の螺合と、筒体1の内周面1bに軸線方向に設けた案内突条9(図2参照)による案内とによって、筒体1内を往復動し、スライダー5に下端を装着した柱状の固形糊10の上端10aを、筒体1の上端開口1aから出没させうるようになっている。
筒体1の内径は、スライダー5の最下位置における下端内径d1から、その上端開口1aに至る上端内径d2まで、上方に向かうにしたがって漸次大きく(d1<d2)なるように形成されている。
この場合、上端内径d2と下端内径d1との差は、0.2mm〜1.0mmの範囲内であることが好ましく、特に、0.4mm程度のものが好ましい。
0.2mm未満の場合は、固形糊10を繰出す際に、筒体1の内周面1bと固形糊10の外周面10bとの間の摩擦抵抗を低減する効果が少なく、1.0mmを超える場合は、糊繰出し状態において、筒体1の上端開口1aにおける内周面1bと固形糊10の上端10aにおける外周面10bとの間に隙間が生じるため、使用時に、固形糊10が、がたつき易くなる。
筒体1における内周面1bの上部には、1条のリブ11が周方向に設けられている。このリブ11は、図3に示すように、ほぼ半円弧状の断面形状をなし、糊繰出し時における固形糊10の上昇により、固形糊10を絞り込み、その径を小さくする作用をなし、リブ11の上方における筒体1の内周面1bと固形糊10の外周面10bとの間に間隙aを生じさせるとともに、固形糊10の外周面10bとリブ11の周面11aとの接触により、固形糊10の外周表層の糊が一部流動化し、それらの接触部間の摩擦抵抗を低減させる。
これにより、固形糊10を引戻す際に、筒体1の内周面1bと固形糊10の外周面10b間が非接触状態になるか、また接触する場合においても、両者間の摩擦抵抗を大幅に減少させることができるため、固形糊10のスライダー5からの脱落を有効に防止することができる。
リブ11は、筒体1における内周面1bからの高さtを、0.02mm〜0.10mmの範囲内することが好ましい。
0.02mm未満の場合は、糊繰出し/引戻し時におけるリブ11の周面11aと固形糊10の外周面10bとの接触により生じる、固形糊10の外周表層における糊の流動化現象をあまり期待することができず、また前記した有効な間隙aを生じさせることができない。
0.10mmを超える場合は、固定糊10を繰出す際の抵抗が過大となり、糊繰出し時における尾栓3の操作に支障を及ぼす。
リブ11は、筒体1を合成樹脂を用いて金型で成形する際に、同時に形成されるようにすればよいが、その他の方法として、平滑な内周面を有する筒体1を成形後に、内周面をエッジング処理を行うなどの方法によっても形成することができる。
固形糊10のスライダー5からの脱落が効果的に防止されるためのリブ11の高さtは、固形糊10の硬度とも関係する。
脱落を防止する上において好ましい固形糊10の硬度は、レオメーター(レオテック社製FUDOU レオメーターRT2002D・D)にて、400g重の荷重を加えた先端直径1.5mmの針を、固形糊10の表面に進入させたときの抵抗加重が、90g重〜140g重、さらに好ましくは100g重〜120g重の範囲内のものである。
したがって、筒体1内に装填する固形糊10の硬度に応じて、固形糊10の外周面10bと筒体1の内周面1b間の摩擦抵抗が小さくなるように、リブ11の具体的な高さを決定すればよい。
たとえば、前記摩擦抵抗が、リブ11を設けない場合と対比して、2分の1以下となるようにリブ11の高さを設計することにより、固形糊10のスライダー5からの脱落を効果的に防止することができる。
図4は、本発明の第2実施形態におけるリブ形状を示す要部拡大断面図である。
図4に示すように、筒体12の内周面12aに設けられているリブ13の縦断側面形状を、乳房形、すなわち左右に分割した半水滴状に形成してある。
これにより、糊引戻し時に、固形糊14の外周面14aと、筒体12の内周面12aとの間に流動化した糊14bが存在する場合においても、摩擦抵抗を効果的に減少させることができるため、固形糊14のスライダー(図示しない)からの脱落を、一層有効に防止することができる。
本発明の第1実施形態におけるリブ形状を備えた固形糊繰出用容器を示す縦断面図である。 同じく、キャップを取外した固形糊繰出用容器を一部破断して示す斜視図である。 図1における円III内の要部拡大断面図である。 本発明の第2実施形態におけるリブ形状を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 筒体
1a 上端開口
1b、1c 内周面
2 キャップ
3 尾栓
4 ねじ杆
5 スライダー
6 筒状体
7 ねじ孔
8 軸管
9 案内突条
10 固形糊
10a 上端
10b、10c 外周面
11 リブ
11a 周面
12 筒体
12a 内周面
13 リブ
14 固形糊
14a 外周面
14b 流動化した糊
a 間隙

Claims (4)

  1. 上下方向を向く筒体の下端に装着された尾栓の操作により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を筒体内で回動させることによって、ねじ杆との螺合と、筒体の内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を往復動させるようにしたスライダーに、柱状の固形糊を装着して、筒体の上端開口より、固形糊の上端を出没させるようにする固形糊繰出用容器において、
    筒体の内周面に、周方向のリブを、少なくとも1条以上設けたことを特徴とする固形糊繰出用容器。
  2. リブの筒体内周面からの高さを、0.02mm〜0.10mmとしたことを特徴とする請求項1記載の固形糊繰出用容器。
  3. リブの縦断側面形状を、左右に分割した半水滴状としたことを特徴とする請求項1または2記載の固形糊繰出用容器。
  4. 筒体の内径を、下端から上端開口に向かうにしたがって、漸次大きくしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の固形糊繰出用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102011121B1 (ko) 2018-02-09 2019-08-16 (주)디오코인터내셔날 잔여 연료량 확인 수단이 구비된 이동식 발전기

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