JP2008114417A - 固形糊繰出用容器 - Google Patents

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Yasuo Murakoshi
恭夫 村越
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Abstract

【課題】 スライダーからの固形糊の離脱を確実に防止できるとともに、スライダーに、糊装着用筒体を用いて固形糊を装着する際、粘流体状の糊の充填を容易に行うことができ、かつ気泡が抜け易くなるようにした固形糊繰出用容器を提供する。
【解決手段】 スライダー8を、案内突条15によって昇降自在に案内され、かつその上端部9aから内方に延びる張出部10を形成した外側筒状体9と、この外側筒状体9における軸線上に配置されるとともに、その上端部11aが、外側筒状体9のほぼ下端部9bに位置しうるようにして下方に延び、かつネジ杆6が軸線方向に貫通されるように螺合される内側筒状体11と、この内側筒状体11と外側筒状体9との間に配設されて、両筒状体9,11同士を互いに連結する複数の連結杆13とにより構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、固形糊繰出用容器に関する。
従来の固形糊繰出用容器においては、図4に示すように、筒体01の下端に装着された尾栓02の回動により、尾栓02と一体に形成されたネジ杆03を、筒体01内で回動させることにより、そのネジ杆03との螺合と、筒体01の内周面に軸線方向に設けた案内突条04による案内とによって、筒体01内を軸線方向に往復動しうるスライダー05を備えている。
このスライダー05は、棒状固形糊06の下端部06aが装着される外側筒状体07と、この外側筒状体07内の中心軸部にネジ杆03が螺合して軸線方向に貫通しうるように配設されている内側筒状体08とからなる有底円筒形を有する。
外側筒状体07の上端部07aには、内方に向けて延びる張出部09が周方向に形成されており、この張出部09に、固形糊06の下端部06aを係止させることにより、固形糊06の抜け防止を図るようになっているとともに、スライダー05の昇降により、筒体01の上端開口01aより、固形糊06の上端部06bを出没させるようにしたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。
しかし、上記のスライダー05では、図5に示すように、外側筒状体07内に、内側筒状体08が配設されており、外側筒状体07における張出部09の内周下端縁09aと、内側筒状体08の上端部08aにおける外周上端縁08bとの間の距離rが短い。
そのため、使用中に、例えば固形糊06の筒体01内からの出没を繰り返す過程において、固形糊06が筒体01の内周面に粘着したり、こびり付いたり、あるいは固形糊06の上端部06bが被塗布面に接着して引っ張られるような引張力Fが、固形糊06対して働くと、この引張力Fと、外側筒状体07の上端部07aにおける張出部09の内周下端縁09aと、内側筒状体08の外周上端縁08bとの間を結ぶ線に対する直角方向の分力f0とがなす角度βも小さくなり、耐力が弱くなるため、亀裂a(図4参照)が入り易く、その部位から固形糊06が千切れて、スライダー05から離脱し、使用不能となる場合がある。
しかも、使用後に、スライダー05を筒体01の上端開口01aより取り出す際、外側筒状体07内に、ねじ杆03が螺合する内側筒状体08を配置しているため、外側筒状体07の突出量が小さく、スライダー05が取り出しにくい。
また、スライダー05に、糊装着用筒体を用いて固形糊06を装着する際には、糊装着用筒体内に粘流体状の糊を流し込んで充填し、冷却して固化させるようになっているが、外側筒状体07と内側筒状体08との間への粘流体状の糊の充填がしにくく、また、外側筒状体07における張出部09の内周下端縁09aと、内側筒状体08の上端部08aにおける外周上端縁08bとの間の距離rが短くて、糊の流入路が狭く、かつ、外側筒状体07が有底のため、気泡の抜けが悪く、糊切れ等の原因となるという問題があった。
特開2003−320794号公報
本発明は、上記の問題点に鑑み、スライダーからの固形糊の千切れによる離脱を防止することができるとともに、スライダーに、糊装着用筒体を用いて固形糊を装着する際、粘流体状の糊の充填を容易に行うことができ、かつ気泡が抜け易くなるようにした固形糊繰出用容器を提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次のようにして解決される。
(1) 筒体の下端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたネジ杆を、筒体内で回動させることによって、そのネジ杆との螺合と、筒体内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を軸線方向に往復動しうるスライダーを備え、このスライダーに、棒状の固形糊を装着させて、筒体の上端開口より固形糊の上端部を出没させるようにした固形糊繰出用容器において、スライダーを、前記案内突条によって昇降自在に案内され、かつその上端部から内方に延びる張出部を形成した外側筒状体と、この外側筒状体における軸線上に配置されるとともに、その上端部が前記外側筒状体のほぼ下端部に位置しうるようにして下方に延び、かつ前記ネジ杆が軸線方向に貫通されるように螺合される内側筒状体と、この内側筒状体と外側筒状体との間に配設されて、両筒状体同士を互いに連結する複数の連結杆とにより構成する。
(2) 上記(1)項において、前記張出部を、外側筒状体の内周面に沿う環状に形成する。
(3) 上記(1)項において、前記連結杆を、外側筒状体の下端部と内側筒状体の上端部とを連結しうるように配設する。
(4) 上記(1)項または(3)項において、前記連結杆を、平面視において内側筒状体を跨いで外側筒状体の直径方向に配設する。
本発明によると、次のような効果を奏することができる。
請求項1記載の発明によれば、スライダーを、案内突条によって昇降自在に案内され、かつその上端部から内方に延びる張出部を形成した外側筒状体と、この外側筒状体における軸線上に配置されるとともに、その上端部が外側筒状体のほぼ下端部に位置しうるようにして下方に延び、かつネジ杆が軸線方向に貫通されるように螺合される内側筒状体とにより構成してあるため、外側筒状体における張出部の内周下端縁と、内側筒状体の上端部における外周上端縁との間の距離を長くすることができき、固形糊に対して引張力が働いても、従前のように、固形糊に亀裂が入りにくくなり、スライダーからの固形糊の千切れによる離脱を防止することができる。
しかも、使用後に、スライダーを筒体の上端開口より取り出す際、外側筒状体の下方に、ねじ杆が螺合する内側筒状体を配置しているため、外側筒状体の突出量を大きくすることができ、スライダーを容易に取り出すことができるとともに、使用後のスライダー内に残った糊を容易に除去することができる。
また、外側筒状体と内側筒状体との間に、それらの間を互いに連結する連結杆が配設されているため、粘流体状の糊が外側筒状体と内側筒状体との間に流れ込み、冷却固化されることにより、連結杆が、固形糊の一端近傍において、固形糊中に埋没した状態となる。
そのため、固形糊がスライダーに強固に係止され、固形糊がスライダーから離脱することが、確実に防止される。
さらに、スライダーに、糊装着用筒体を用いて固形糊を装着する際、粘流体状の糊の充填を行い易く、気泡が抜け易いため、糊切れ等の原因とならない。
請求項2記載の発明によれば、張出部を、外側筒状体の内周面に沿う環状に形成してあるため、外側筒状体の内周面と固形糊の外周面との係止状態が強固となり、固形糊のスライダーからの離脱防止効果を高めることができる。
請求項3記載の発明によれば、連結杆を、外側筒状体の下端部と内側筒状体の上端部とを連結しうるように配設してあるため、固形糊のスライダーからの離脱防止効果を、より一層高めることができる。
請求項4記載の発明によれば、連結杆を、平面視において内側筒状体を跨いで外側筒状体の直径方向に配設してあるため、固形糊のスライダーからの離脱防止効果を、より一層高めることができる。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態における固形糊繰出用容器を示す縦断面図、図2は、図1のII−II線拡大断面図、図3は、スライダーの拡大縦断面図である。
図1および図2に示すように、本発明の固形糊繰出用容器1は、容器本体2とキャップ3とよりなる。
容器本体2は、筒体4と、その下端部に回動自在に装着された尾栓5と、その上面中央に一体に立設したネジ杆6と、筒体4内に収容される棒状の固形糊7を保持するスライダー8を備えている。
スライダー8は、図3に示すように、外側筒状体9と、この外側筒状体9の内周面における上端部9aから内方に向けて延びる環状の張出部10と、外側筒状体9における軸線上に配置された内側筒状体11と、この内側筒状体11の内周面に形成されたねじ孔12と、外側筒状体9の内周面におけるほぼ下端部9bと内側筒状体11の外周面における上端部11aとを連結する2本の径方向の連結杆13(図2参照)とにより構成されている。
内側筒状体11は、その上端部11aが、外側筒状体9のほぼ下端部9bに位置する状態で下向きに配設されている。このため、外側筒状体9の上端部9aにおける張出部10の内周下端縁10aと、内側筒状体11の上端部11aにおける外周上端縁11bとの間を結ぶ距離Rは、図5に示す従来構造における同様の距離rよりも長く(r<R)なっている。
これによって、図5に示す従来構造におけると同様に、固形糊7対して引張力Fが働いても、この引張力Fと、張出部10の内周下端縁10aと内側筒状体11の上端部11aにおける外周上端縁11bとの間を結ぶ線に対する直角方向の分力fとがなす角度αが、図5に示す従来構造における同様の角度βよりも大きく(α>β)なり、したがって、同じ大きさの引張力Fに対して、固形糊7に作用する分力は、本発明における分力fが、従来の分力f0よりも小さく(f<f0)なるため、固形糊7に亀裂が入りにくくなり、スライダー8から固形糊7が千切れて離脱することを有効に防止することができる。
連結杆13,13は、図2に示すように、平面視において、内側筒状体11を挟むように、外側筒状体9の直径方向に配設されている。
内側筒状体11のねじ孔12には、尾栓5と一体に形成されたネジ杆6が螺合して、軸線方向に貫通しうるようになっている。
外側筒状体9の外周側面には、軸線方向に延びる複数のスライド溝14が設けられており、これらスライド溝14は、筒体4の内周面に軸線方向に形成した案内突条15に係合され、スライダー8の回動を阻止して、筒体4内を上下方向に往復動させるようにしている。
スライダー8は、尾栓5の回動により、ネジ杆6を、筒体4内で回動させることによって、そのネジ杆6との螺合と、スライド溝14と案内突条15による案内とによって、筒体4内を軸線方向に昇降動自在となり、この昇降動作により、固形糊7の上端部7bを、筒体4の上端開口3aより出没させるようになっている。
固形糊7のスライダー8への装着は、次のようにして行われる。
まず、別途用意した糊装着用筒体(図示せず)の内底部に、スライダー8を配設し、上方から糊装着用筒体内に粘流体状の糊を流し込み、糊をスライダー8内の内外両筒状体9,11間にも、隣接する連結杆13,13間から流入させて充填し、冷却して固化させる。
次いで、糊装着用筒体を脱型することによって、棒状の固形糊7の後端部7aをスライダー8に一体的に装着させる。
これにより、固形糊7の後端部7aは、糊の固化と共にスライダー8の内外両筒状体9,11間の内外両周面に付着するとともに、各連結杆13の固形糊7への埋没及び外側筒状体9の内周面における上端部9aに形成された環状の張出部10の固形糊7への食込みにより、スライダー8に強固に係止される。
本発明の一実施形態における固形糊繰出用容器を示す縦断面図である。 図1のII−II線拡大断面図である。 スライダーの拡大縦断面図である。 従来の固形糊繰出用容器を示す縦断面図である。 同じく従来のスライダーの拡大縦断面図である。
符号の説明
1 固形糊繰出用容器
2 容器本体
3 キャップ
4 筒体
4a 上端開口
5 尾栓
6 ネジ杆
7 固形糊
7a 後端部
7b 上端部
8 スライダー
9 外側筒状体
9a 上端部
9b 下端部
10 張出部
10a 内周下端縁
11 内側筒状体
11a 上端部
11b 外周上端縁
12 ねじ孔
13 連結杆
14 スライド溝
15 案内突条
01 筒体
01a 上端開口
02 尾栓
03 ネジ杆
04 案内突条
05 スライダー
06 固形糊
06a 後端部
06b 上端部
07 外側筒状体
07a 上端部
08 内側筒状体
08a 上端部
08b 外周上端縁
09 張出部
09a 内周下端縁
a 亀裂

Claims (4)

  1. 筒体の下端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたネジ杆を、筒体内で回動させることによって、そのネジ杆との螺合と、筒体内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を軸線方向に往復動しうるスライダーを備え、このスライダーに、棒状の固形糊を装着させて、筒体の上端開口より固形糊の上端部を出没させるようにした固形糊繰出用容器において、
    スライダーを、前記案内突条によって昇降自在に案内され、かつその上端部から内方に延びる張出部を形成した外側筒状体と、この外側筒状体における軸線上に配置されるとともに、その上端部が前記外側筒状体のほぼ下端部に位置しうるようにして下方に延び、かつ前記ネジ杆が軸線方向に貫通されるように螺合される内側筒状体と、この内側筒状体と外側筒状体との間に配設されて、両筒状体同士を互いに連結する複数の連結杆とにより構成したことを特徴とする固形糊繰出用容器。
  2. 前記張出部を、外側筒状体の内周面に沿う環状に形成したことを特徴とする請求項1記載の固形糊繰出用容器。
  3. 前記連結杆を、外側筒状体の下端部と内側筒状体の上端部とを連結しうるように配設したことを特徴とする請求項1記載の固形糊繰出用容器。
  4. 前記連結杆を、平面視において内側筒状体を跨いで外側筒状体の直径方向に配設したことを特徴とする請求項1または3記載の固形糊繰出用容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102910011A (zh) * 2012-06-20 2013-02-06 江南大学 一种固体胶棒组装机
CN106853883A (zh) * 2015-12-09 2017-06-16 历佳化工有限公司 一种膏状除害剂的施药器及其施药方法

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