JP4284692B2 - 棒状化粧料の保持筒 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、口紅、アイシャドウ等の棒状化粧料を収容する棒状化粧料繰り出し容器の、棒状化粧料を保持し、繰り出し機構により上下摺動する保持筒に関し、上端に棒状化粧料形状の充填型を嵌合し、加熱溶解した化粧料を充填し、冷却固化した後充填型を取り外す形態の棒状化粧料の保持筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、棒状化粧料繰り出し容器の、繰り出し機構により上下摺動する保持筒に棒状化粧料を保持させる手段としては、予め化粧料を棒状に成形した後保持筒に差し込んで保持させる手段と、保持筒の先端に棒状化粧料形状の充填型を嵌合し、加熱溶解した化粧料を充填し、冷却固化した後充填型を取り外し、直接保持筒上に棒状化粧料を成形してしまう手段とがあった。後者の手段の場合には、化粧料が固形化した後、繰り出し機構を操作して保持筒を繰り下げると、自動的に充填型が外れてしまい、直接棒状化粧料に触れることなく保持筒への装着作業を行えた。
【0003】
この種の保持筒には、化粧料塗布時に保持筒内で棒状化粧料が空転せず、下方より充填ノズルが挿入でき、充填型取り外し時に棒状化粧料が脱落せず、棒状化粧料の残量が少なくなった時に化粧料が下方に脱落しない様にする必要があった。そこで、実開平3−49982号公報及び、特開平8−112140号公報において、上記条件が満たされた保持筒が提案されている。前者は、上下に貫通した保持筒の内壁に突部を内容物の充填方向に沿って互い違いに配設した構成となっていた。また後者は、上下に貫通した保持筒の内壁全周にわたって、連続的かつ波状にリブを突設した構成となっていた。いずれの構成も、保持筒が上下に貫通しているため充填ノズルが挿入でき、突部若しくはリブによって棒状化粧料が回転不能に保持され、下部の突部及び谷部分のリブによって棒状化粧料の下方よりの脱落を阻止していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、充填型及び保持筒内に加熱溶解した化粧料を充填すると、放熱される外壁部分から内方向に向かって徐々に冷却固形化していく。この固形化する時に、化粧料が収縮するのであるが、前者のように突部が交互に配置された構成の場合、突部の間の化粧料にも収縮しようとする残留応力が発生してしまった。この化粧料内の残留応力は、充填型抜脱時、棒状化粧料の塗布時等、棒状化粧料に負荷がかかった場合、棒状化粧料を折損させてしまう危険性を持っていた。棒状化粧料充填時に棒状化粧料が折損してしまうと、充填していた容器自体も不良となってしまい、大変不経済であった。この欠点は、後者のように、棒状化粧料を保持するリブに傾斜を設けることにより、収縮時に発生する応力がリブの傾斜部分により、ある程度は分散でき、残留応力による棒状化粧料の折損の防止に効果を上げていた。
【0005】
しかし、保持筒内にリブが突出しているため、この部分の棒状化粧料の横断面積を減少させてしまっていた。加えて、化粧料の充填時にリブの裏側、つまりリブの上面にエア溜りが発生しやすく、更に棒状化粧料の横断面を減少させてしまう要因となっていた。この棒状化粧料の横断面積が減少すると、充填型の取り外し時、棒状化粧料の塗布時等、棒状化粧料に負荷が加わった場合、その応力が横断面積減少部分に集中し、棒状化粧料に残留応力がなくても折損してしまう危険性があり、棒状化粧料の折損防止の根本的な解決には至っていなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
化粧料を直接充填して成形される棒状化粧料1を保持する保持筒2であって、該保持筒2の内壁に軸線上の任意の点との距離が変動する凹溝37を刻設し、この部分の棒状化粧料1の横断面積を保持筒2内径の横断面積よりも大きくし、棒状化粧料1を脱落不能に保持する。
【0007】
【実施例】
本発明の保持筒2が利用できる容器42は、繰り出し機構46により保持筒2が上下摺動する構成であり、容器42下面に充填ノズルCが侵入し、充填型48内に化粧料を充填可能とする貫通穴41が穿設されている。この容器42構成としては、図1に示すような、繰り出し機構46が棒状化粧料1の周囲に配置された構成や、図2に示すように繰り出し機構46が棒状化粧料1の下方に配置された構成が考えられる。この図1の構成の場合、保持筒2上端に棒状化粧料1の外形状をした充填型48が取り外し可能に嵌合している。また、図2の構成は、スリーブ13の先端に充填型48が嵌合し、スリーブ13内壁と充填型48で棒状化粧料1を成形するようになっている。また、図11に示すような、保持筒2を繰り出し機構46の一部である昇降筒(図示しない)と化粧料が充填される充填筒50に連結可能に分割し、充填筒50に充填型48を嵌合させた状態で化粧料を充填し、化粧料を冷却固化させた後、充填筒50と充填型48を容器42の昇降筒に装着する構成に対しても実施可能である。
【0008】
本発明の保持筒2は、内壁に溶融した化粧料が侵入可能な凹溝37が刻設されたものである。この凹溝37内に侵入した化粧料により、棒状化粧料1が保持筒2内より回転不能に脱落不能に保持されるものである。次に、本発明を実施する場合の構成について説明する。
【0009】
図3は、保持筒2の内壁全周に軸線上の任意の点との距離が変動する波形状10の凹溝37を、環状に連続して刻設したものである。この波形状10は、直線を組み合わせた鋸刃形状であっても、曲線を組み合わせた形状であっても良い。
【0010】
図4は、凹溝37が両端終結軸線に対して水平、垂直方向以外傾斜して軸線上の任意の点との距離が変動する傾斜溝11であり、この傾斜溝11が保持筒2内壁に複数設けられたものである。また、図5のように、傾斜方向が対称の、略八字状、略逆八字状の1対の傾斜溝11を複数対設けることもできる。
【0011】
図6は、凹溝37が軸線上の任意の点との距離が変動するよう軸線に対して平行で、両端が終結した縦溝49であり、この縦溝49を保持筒内壁全周に複数条設けたものである。
【0012】
図7は、保持筒2内壁上部には、細かい凸凹のローレットを軸線上の任意の点との距離が変動する螺旋状に刻設した螺旋状ローレット24を内壁全周に複数条設け、下部全周に軸線に対して平行な細かい凸凹の垂直ローレット24aを刻設したものである。この場合、螺旋状ローレット24が棒状化粧料1の抜け止めとなり、垂直ローレット24aが棒状化粧料1の回転止めとなる。
【0013】
また、図8のように、凹溝37を軸線に対して垂直方向に、保持筒2内壁全周に刻設した場合には、図9のように軸線上の任意の点との距離が変動するよう凹溝37の深さを任意に変え、凹溝37を断続的に設ける等の手段により、凹溝37部分の横断面形状を非円形状にして棒状化粧料1の回転止めとすることもできる。また、凹溝37の底部に凸凹を設けたりして凹溝37部分の横断面を非円形状にすることもできる。更に、図10のように部分的に軸線上の任意の点との距離が変動するよう凹溝37の太さを変えたり、軸線に対して平行な縦溝49と組み合わせたりすることによっても同様に棒状化粧料1の回転止めとすることもできる。
【0014】
なお、前述した凹溝37の端面や保持筒2内壁との接合面は、なるべく鋭角的な部分を設けず、曲面で連続させ、応力が集中しそうな部分を極力設けないようにする。
【0015】
【発明の効果】
本発明は以上のように、保持筒2の内壁に凹溝37を刻設しているため、保持筒2内壁に突部、リブ等の突出したものが設けられていないため、保持筒2内に問題もなく充填ノズルCを挿入できる。また、この凹溝37に溶解した化粧料を充填して冷却固化させ、棒状化粧料1にしているため、凹溝37内に侵入した化粧料が棒状化粧料1の抜け止め及び回転止めを果たしており、従来のように棒状化粧料1内に何かが食い込んで棒状化粧料1を保持するとは全く別の保持方法となっている。
【0016】
また、棒状化粧料1から見ると、棒状化粧料1の横断面が減少している部分がないため、応力集中する部分がなく、折損してしまう危険性のある部分がない。更に、保持筒2が棒状化粧料1を保持する部分、つまり凹溝37部分は、棒状化粧料1の外径が拡大しているため、棒状化粧料1の残量が少なくなった場合にも、棒状化粧料1が抜け落ちてしまうようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明棒状化粧料保持筒の、収容可能な棒状化粧料容器の正面断面図。
【図2】本発明棒状化粧料保持筒の、収容可能な棒状化粧料容器の正面断面図。
【図3】本発明保持筒の実施例1の正面断面図。
【図4】本発明保持筒の実施例2の正面断面図。
【図5】本発明保持筒の実施例3の正面断面図。
【図6】本発明保持筒の実施例4の正面断面図。
【図7】本発明保持筒の実施例5の正面断面図。
【図8】本発明保持筒の実施例6の正面断面図。
【図9】図7におけるA−A’断面図。
【図10】本発明保持筒の実施例7の正面断面図。
【図11】本発明実施例の、その他の実施形態の正面断面図。
【符号の説明】
1 棒状化粧料
2 保持筒
10 波形状
11 傾斜溝
24 螺旋状ローレット
24a 垂直ローレット
37 凹溝
48 縦溝

Claims (2)

  1. 化粧料を直接充填して成形される棒状化粧料(1)を保持する保持筒(2)であって、
    該保持筒(2)の内壁全周に連続または断続した凹溝(37)を刻設すると共に該凹溝(37)の深さを任意に変化させ、棒状化粧料(1)を脱落不能に保持する事を特徴とする棒状化粧料の保持筒。
  2. 化粧料を直接充填して成形される棒状化粧料(1)を保持する保持筒(2)であって、
    該保持筒(2)の内壁全周に連続または断続した凹溝(37)を刻設すると共に該凹溝(37)の太さを任意に変化させ、棒状化粧料(1)を脱落不能に保持する事を特徴とする棒状化粧料の保持筒。
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