JP2009045858A - 固形糊繰出用容器 - Google Patents
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Abstract
【課題】固形糊とスライダーとの解離した動きによるがたつきを防止し、固形糊と共にスライダーを真直ぐに押上げることができようにするとともに、固形糊がスライダーから脱落して、固形糊を筒体内に収容し難くなることを可及的に防止することができるようにした固形糊繰出用容器を提供する。
【解決手段】筒体1の下端に装着された尾栓4の回動により、筒体1内を昇降させられるスライダー6を備える。スライダー6に、柱状の固形糊10を装着させて、筒体1の上端開口2より、固形糊10の上端10aを出没させるようにする。筒体1の内周面1aに、軸線方向に延びる複数本の細状リブ14を円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体1における径方向の中心を向く各細状リブ14の先端部14aを、スライダー6の外周側面7aに当接させる。
【選択図】 図2
【解決手段】筒体1の下端に装着された尾栓4の回動により、筒体1内を昇降させられるスライダー6を備える。スライダー6に、柱状の固形糊10を装着させて、筒体1の上端開口2より、固形糊10の上端10aを出没させるようにする。筒体1の内周面1aに、軸線方向に延びる複数本の細状リブ14を円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体1における径方向の中心を向く各細状リブ14の先端部14aを、スライダー6の外周側面7aに当接させる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、固形糊のスライダーからの脱落を防止するようにした固形糊繰出用容器に関する。
固形糊繰出用容器は、一般に、柱状の固形糊が装着されたスライダーを、筒体の下端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を、筒体内で回動させることによって、ねじ杆との螺合と、筒体の内周面に軸線方向に設けた案内突条と、スライダーの外周面に設けた案内溝との係合による案内とによって、筒体内を昇降させ、スライダーに装着させた固形糊の上端部を、筒体の上端開口より出没させるように形成されている(特許文献1〜3参照)。
また、特許文献1〜3に記載の固形糊繰出用容器は、いずれも、筒体の内周面とスライダーの外周面、および案内突条と案内溝との間に隙間を設けることにより、スライダーの昇降を円滑に行わせるようになっている。
そのため、筒体の下端に設けられた尾栓を操作して、スライダーを昇降させようとする初動段階において、固形糊が、筒体の内壁に粘着し、固形糊が動かず、スライダーだけが、案内突条と案内溝との間の隙間分だけ回転あるいは揺動して、がたつき、固形糊とスライダーとが解離した動きをして、固形糊を真直ぐに押し上げられないときがある。
これを繰り返しているうちに、固形糊が、スライダーから脱落し、固形糊を筒体内に収容し難くなる場合があった。
特開平11−59080号公報
特公平8−5502号公報
実用新案登録第2534943号公報
そのため、筒体の下端に設けられた尾栓を操作して、スライダーを昇降させようとする初動段階において、固形糊が、筒体の内壁に粘着し、固形糊が動かず、スライダーだけが、案内突条と案内溝との間の隙間分だけ回転あるいは揺動して、がたつき、固形糊とスライダーとが解離した動きをして、固形糊を真直ぐに押し上げられないときがある。
これを繰り返しているうちに、固形糊が、スライダーから脱落し、固形糊を筒体内に収容し難くなる場合があった。
本発明は、前記の現状に鑑み、固形糊とスライダーとの解離した動きによるがたつきを防止し、固形糊と共にスライダーを真直ぐに押上げることができようにするとともに、固形糊がスライダーから脱落して、固形糊を筒体内に収容し難くなることを可及的に防止することができるようにした固形糊繰出用容器を提供することを目的とする。
上記課題は、「特許請求の範囲」の欄における各請求項に記載するように、次のような構成からなる発明によって解決される。
(1) 筒体の下端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を、筒体内で回動させることによって、前記ねじ杆との螺合と、筒体の内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を昇降させられるスライダーを備え、このスライダーに、柱状の固形糊を装着させて、筒体の上端開口より固形糊の上端部を出没させるようにした固形糊繰出用容器において、筒体の内周面に、軸線方向に延びる複数本の細状リブを円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体における径方向の中心を向く各細状リブの先端部を、スライダーの外周側面に当接させる。
(1) 筒体の下端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を、筒体内で回動させることによって、前記ねじ杆との螺合と、筒体の内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を昇降させられるスライダーを備え、このスライダーに、柱状の固形糊を装着させて、筒体の上端開口より固形糊の上端部を出没させるようにした固形糊繰出用容器において、筒体の内周面に、軸線方向に延びる複数本の細状リブを円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体における径方向の中心を向く各細状リブの先端部を、スライダーの外周側面に当接させる。
(2) 上記(1)項において、スライダーを有底な筒状体と、この筒状体の底部中央に軸線方向に設けた、ねじ杆を螺合させるためのねじ孔を備える軸管とより構成し、筒体の内周面を、スライダーを最下降位置に移動させたときに、スライダーにおける筒状体の上端位置に対応する部分から、筒体の上端開口に向けて拡径する抜き勾配に形成する。
(3) 上記(1)項または(2)項において、細状リブを、スライダーの最下降位置における筒状体の上端位置に対応する部分から、筒体の内周面と固形糊の外周面とが粘着し難くなる位置におけるスライダーの上昇位置に至る領域まで、筒体の内周面から径方向に向けて突出する高さ、および円周方向の幅が一定となるように形成する。
(4) 上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、細状リブを、先端部が筒体における径方向の中心を向く、尖鋭な横断面三角形状に形成し、前記尖鋭な先端部を、スライダーの外周側面に喰い込ませるように当接させる。
(5) 上記(4)項において、細状リブの先端部が当接するスライダーの外周側面を、細状リブの成形素材よりも軟質な素材をもって形成する。
本発明によると、次のような効果が奏せられる。
請求項1記載の発明によれば、筒体内周面に、軸線方向に延びる複数本の細状リブを円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体における径方向の中心を向く各細状リブの先端部を、スライダーの外周側面に当接させてあるため、尾栓を操作して、スライダーを昇降させようとする初動段階において、スライダーの外周側面と細状リブの先端部との円周方向の摩擦抵抗が大きくなり、スライダーの固形糊から遊離した回転を防止できる。
さらに、スライダーの外周側面と細状リブの先端部との間に隙間がないため、スライダーの揺動を防止することができる。
これにより、スライダーのがたつきを防止することができるため、固形糊と共にスライダーを真直ぐに押上げることができ、固形糊のスライダーからの脱落を有効に防止でき、固形糊を筒体内に収容し難くなるのを効果的に防止することができる。
請求項1記載の発明によれば、筒体内周面に、軸線方向に延びる複数本の細状リブを円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体における径方向の中心を向く各細状リブの先端部を、スライダーの外周側面に当接させてあるため、尾栓を操作して、スライダーを昇降させようとする初動段階において、スライダーの外周側面と細状リブの先端部との円周方向の摩擦抵抗が大きくなり、スライダーの固形糊から遊離した回転を防止できる。
さらに、スライダーの外周側面と細状リブの先端部との間に隙間がないため、スライダーの揺動を防止することができる。
これにより、スライダーのがたつきを防止することができるため、固形糊と共にスライダーを真直ぐに押上げることができ、固形糊のスライダーからの脱落を有効に防止でき、固形糊を筒体内に収容し難くなるのを効果的に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、スライダーを有底な筒状体と、この筒状体の底部中央に設けた、ねじ杆を螺合させるためのねじ孔を備える軸管とより構成し、筒体の内周面を、スライダーを最下降位置に移動させたときに、スライダーにおける筒状体の上端位置に対応する部分から、筒体の上端開口に向けて拡径する抜き勾配に形成してあるため、固形糊の消耗に伴い、筒体内における固形糊の位置が上昇して、筒体の内周面と固形糊の外周面との間の隙間が大きくなり、両者が粘着し難くなり、固形糊の昇降移動を容易にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、細状リブを、スライダーの最下降位置における筒状体の上端位置に対応する部分から、筒体の内周面と固形糊の外周面とが粘着し難くなる位置におけるスライダーの上昇位置に至る領域まで、筒体の内周面から径方向に向けて突出する高さ、および円周方向の幅が一定となるように形成してあるため、前記領域におけるスライダーのがたつきを防止することができ、固形糊と共にスライダーを、真直ぐに押上げることができる。
請求項4記載の発明によれば、細状リブを、先端部が筒体における径方向の中心を向く、尖鋭な横断面三角形状に形成し、前記尖鋭な先端部を、スライダーの外周側面に喰い込ませるように当接させてあるため、細状リブの先端部とスライダーの外周側面とが密接しており、尾栓を操作して、スライダーを昇降させようとする初動段階において、スライダーの回転および揺動を、より確実に防止することができる。
これにより、固形糊がスライダーから脱落する現象を効果的に防止して、固形糊を円滑に繰り出すことができるとともに、使用後においても、固形糊を筒体内に、円滑に収容することができる。
これにより、固形糊がスライダーから脱落する現象を効果的に防止して、固形糊を円滑に繰り出すことができるとともに、使用後においても、固形糊を筒体内に、円滑に収容することができる。
請求項5記載の発明によれば、細状リブの先端部が当接するスライダーの外周側面を、細状リブの成形素材よりも軟質な素材をもって形成してあるため、細状リブの先端部をスライダーの外周側面に容易に喰い込ませることができ、前記請求項4の効果を、一層良好に奏する。
以下、本発明の実施形態を添附図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施形態の固形糊繰出用容器を、本体である筒体内に固形糊を装填した状態で示す斜視図、図2は、同じく一部を破断して示す中央縦断面図、図3は、固形糊の上端を筒体における上端の開口から繰り出した状態を示す一部破断した中央縦断面図、図4は、図3におけるIV−IV線拡大横断面図、図5は、図4の円Aにおける拡大断面図、図6は、図4のVI−VI線における拡大半縦断面図である。
なお、図1および図3においては、キャップを取り外し、図2においては、キャップを筒体に被せた状態で示してある。
図1は、本発明の一実施形態の固形糊繰出用容器を、本体である筒体内に固形糊を装填した状態で示す斜視図、図2は、同じく一部を破断して示す中央縦断面図、図3は、固形糊の上端を筒体における上端の開口から繰り出した状態を示す一部破断した中央縦断面図、図4は、図3におけるIV−IV線拡大横断面図、図5は、図4の円Aにおける拡大断面図、図6は、図4のVI−VI線における拡大半縦断面図である。
なお、図1および図3においては、キャップを取り外し、図2においては、キャップを筒体に被せた状態で示してある。
本発明の固形糊繰出用容器は、図1〜図3に示すように、例えば長さ55.0mm程度で、下端内径13.2mm程度、上端内径13.6mm程度の抜き勾配を有するポリプロピレン等の硬質樹脂からなる筒体1と、この筒体1の上端開口2に被冠されているキャップ3と、筒体1の後端に回動自在に軸装されている尾栓4と、この尾栓4に一体的に設けられているねじ杆5と、このねじ杆5に螺合されて筒体1内に昇降自在に嵌装されているスライダー6とにより構成されている。
スライダー6は、例えば長さ12.5mm、下端外径12.7mm、上端外径13.2mm程度の抜き勾配を有する有底な筒状体7と、この筒状体7における底部中央の軸線方向に一体に設けられた軸管8と、この軸管8内に形成された、ねじ杆5を螺合させるためのねじ孔9とにより構成されている。
筒状体7内には、柱状の固形糊10の下端部が埋設状態で係止されて、スライダー6に固形糊10が装着されるようになっている。
筒状体7内には、柱状の固形糊10の下端部が埋設状態で係止されて、スライダー6に固形糊10が装着されるようになっている。
この固形糊10のスライダー6への装着は、別途用意した糊装着用筒体(図示せず)の内底部に、スライダー6を配設し、上方から糊装着用筒体内に粘流体状の糊を流し込み、糊をスライダー6内に充分に流入するように充填し、冷却して固化させた後、糊装着用筒体を脱型することによって行われる。
筒体1の内周面1aには、図4に示すように、筒体1の中心に対して左右対称な位置に、幅1.0mm程度の1対の案内突条11、11が、スライダー6の昇降範囲に亘って軸線方向に沿って一体に形成されている。
これら1対の案内突条11、11には、スライダー6における筒状体7の外周側面7aに形成した幅1.2程度の軸線方向の案内溝12、12が、間隙13をもって係合されている。
これら1対の案内突条11、11には、スライダー6における筒状体7の外周側面7aに形成した幅1.2程度の軸線方向の案内溝12、12が、間隙13をもって係合されている。
スライダー6における軸管8のねじ孔9には、尾栓4と一体的に設けられていたねじ杆5が螺合され、スライダー6は、尾栓4を回動させることにより、案内突条11と案内溝12とに案内されて、筒体1内を昇降移動し、固形糊10の上端部10aを筒体1の上端開口2から出没させうるようになっている。
筒体1の内周面1aには、高さが0.1〜0.2mm程度の4本の細状リブ14が、円周方向に等間隔をもって、それぞれ軸線方向に形成されている。
各細状リブ14は、図5に示すように、先端部14aが筒体1における径方向の中心を向く尖鋭な横断面三角形状に形成され、その先端部14aを、スライダー6における筒状体7の外周側面7aに当接させてある。
各細状リブ14は、図5に示すように、先端部14aが筒体1における径方向の中心を向く尖鋭な横断面三角形状に形成され、その先端部14aを、スライダー6における筒状体7の外周側面7aに当接させてある。
スライダー6は、筒体1と同一材料のポリプロピレン等の硬質樹脂7Aで成形される筒状体7と、この筒状体7における外周側面7aの上下に離間させて形成した細状リブ14の成形素材よりも軟質な低密度ポリエチレン(TPE)等の2個の軟質樹脂7B、7Bで成形された、厚さ0.1〜0.2mm程度の円周方向にリング状の部分とにより2色成形されている。
これにより、各々の細状リブ14の先端部14aを、スライダー6の筒状体7の外周側面7aに形成した軟質樹脂7B、7Bよりなるリング状の部分に、0.05〜0.15mm程度の食込み深さをもって、喰い込ませるようになっている。
これにより、各々の細状リブ14の先端部14aを、スライダー6の筒状体7の外周側面7aに形成した軟質樹脂7B、7Bよりなるリング状の部分に、0.05〜0.15mm程度の食込み深さをもって、喰い込ませるようになっている。
筒体1の内周面1aは、図6に示すように、スライダー6を筒体1の最下降位置に移動させたときに、スライダー6における筒状体7の上端位置に対応する部分の径R1から、筒体1の上端開口2側における部分の径R2に向けて拡径(R1<R2)する抜き勾配に形成してある。
そのため、固形糊10の消耗に伴い、スライダー6と共に固形糊10が、筒体1内の上方に位置するに従って、筒体1の内周面1aと固形糊10の外周面との間に形成される隙間が大きくなって、固形糊10が筒体1の内周面1aに粘着し難くなり、固形糊10の昇降移動が容易になる。
そのため、固形糊10の消耗に伴い、スライダー6と共に固形糊10が、筒体1内の上方に位置するに従って、筒体1の内周面1aと固形糊10の外周面との間に形成される隙間が大きくなって、固形糊10が筒体1の内周面1aに粘着し難くなり、固形糊10の昇降移動が容易になる。
したがって、各細状リブ14の軸線方向の形成範囲Lは、前記したように、スライダー6の最下降位置における筒状体7の上端位置に対応する部分から、筒体1の内周面1aと固形糊10の外周面とが粘着し難くなる位置におけるスライダー6の上昇位置に至る領域までの範囲内であればよい。
また、各細状リブ14は、前記範囲L内において、筒体1の内周面1aから径方向に向けて突出する高さ、および円周方向の幅が一定となるように形成されているとともに、前記範囲L以降における細状リブ14の上端部14bは、上方に向けて先窄まり、すなわち漸次、筒体1の内周面1aに至るように傾斜させて形成してある。
また、各細状リブ14は、前記範囲L内において、筒体1の内周面1aから径方向に向けて突出する高さ、および円周方向の幅が一定となるように形成されているとともに、前記範囲L以降における細状リブ14の上端部14bは、上方に向けて先窄まり、すなわち漸次、筒体1の内周面1aに至るように傾斜させて形成してある。
なお、前記の実施形態において、硬質樹脂7Aで成形された筒状体7の外周側面7aの円周方向に、軟質樹脂7Bで成形された2個のリング状の部分を、筒状体7の上下に離間しうるように2色成形したが、軟質樹脂7Bで成形された上下方向に広幅な1個のリング状の部分で2色成形してもよい。
また、細状リブ14の先端部14aが当接する位置に対応する筒状体7の外周側面7aに、軟質樹脂7Bで軸線方向に成形される縦帯状部分を2色成形したり、この縦帯状部分に、細状リブ14の先端部14aが食い込む程度の幅の溝を軸線方向に形成してもよい。
また、細状リブ14の先端部14aが当接する位置に対応する筒状体7の外周側面7aに、軟質樹脂7Bで軸線方向に成形される縦帯状部分を2色成形したり、この縦帯状部分に、細状リブ14の先端部14aが食い込む程度の幅の溝を軸線方向に形成してもよい。
すなわち、本実施形態の固形糊繰出用容器では、筒体1の内周面1aに、軸線方向に延びる複数本の細状リブ14を円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体1における径方向の中心を向く各細状リブ14の先端部14aを、スライダー6の外周側面7aに食込ませるように当接させてあるため、尾栓4を操作して、スライダー6を昇降させようとする初動段階において、固形糊10を筒体1内に収容した状態から、尾栓4を操作して、固形糊10を繰り出し、筒体1の上端開口2から固形糊10の上端10aを出没させる際に、スライダー6の外周側面7aと細状リブ14の先端部14aとの食込みによって、スライダー6の固形糊10から遊離した回転を防止できる。
さらに、スライダー6の外周側面7aと細状リブ14の先端14aとの間に隙間がないため、スライダー6の揺動を防止することができる。
これにより、従前のようなスライダー6のがたつきを防止することができるため、固形糊10と共にスライダーを真直ぐに押上げることができ、スライダー6から固形糊10が、抜けたり、切れたりするような脱落を有効に防止できるとともに、固形糊10を筒体内に収容し難くなるのを効果的に防止することができる。
さらに、スライダー6の外周側面7aと細状リブ14の先端14aとの間に隙間がないため、スライダー6の揺動を防止することができる。
これにより、従前のようなスライダー6のがたつきを防止することができるため、固形糊10と共にスライダーを真直ぐに押上げることができ、スライダー6から固形糊10が、抜けたり、切れたりするような脱落を有効に防止できるとともに、固形糊10を筒体内に収容し難くなるのを効果的に防止することができる。
1 筒体
1a 内周面
2 上端開口
3 キャップ
4 尾栓
5 ねじ杆
6 スライダー
7 筒状体
7A 硬質樹脂
7B 軟質樹脂
7a 外周側面
8 軸管
9 ねじ孔
10 固形糊
10a 上端部
11 案内突条
12 案内溝
13 間隙
14 細状リブ
14a 先端部
14b 上端部
L 細状リブの形成範囲
1a 内周面
2 上端開口
3 キャップ
4 尾栓
5 ねじ杆
6 スライダー
7 筒状体
7A 硬質樹脂
7B 軟質樹脂
7a 外周側面
8 軸管
9 ねじ孔
10 固形糊
10a 上端部
11 案内突条
12 案内溝
13 間隙
14 細状リブ
14a 先端部
14b 上端部
L 細状リブの形成範囲
Claims (5)
- 筒体の下端に装着された尾栓の回動により、尾栓と一体に形成されたねじ杆を、筒体内で回動させることによって、前記ねじ杆との螺合と、筒体の内周面に軸線方向に設けた案内突条による案内とによって、筒体内を昇降させられるスライダーを備え、このスライダーに、柱状の固形糊を装着させて、筒体の上端開口より固形糊の上端部を出没させるようにした固形糊繰出用容器において、
筒体の内周面に、軸線方向に延びる複数本の細状リブを円周方向に所望の間隔をもって設けるとともに、筒体における径方向の中心を向く各細状リブの先端部を、スライダーの外周側面に当接させたことを特徴とする固形糊繰出用容器。 - スライダーを有底な筒状体と、この筒状体の底部中央に軸線方向に設けた、ねじ杆を螺合させるためのねじ孔を備える軸管とより構成し、筒体の内周面を、スライダーを最下降位置に移動させたときに、スライダーにおける筒状体の上端位置に対応する部分から、筒体の上端開口に向けて拡径する抜き勾配に形成した請求項1記載の固形糊繰出用容器。
- 細状リブを、スライダーの最下降位置における筒状体の上端位置に対応する部分から、筒体の内周面と固形糊の外周面とが粘着し難くなる位置におけるスライダーの上昇位置に至る領域まで、筒体の内周面から径方向に向けて突出する高さ、および円周方向の幅が一定となるように形成した請求項1または2記載の固形糊繰出用容器。
- 細状リブを、先端部が筒体における径方向の中心を向く、尖鋭な横断面三角形状に形成し、前記尖鋭な先端部を、スライダーの外周側面に喰い込ませるように当接させた請求項1〜3のいずれかに記載の固形糊繰出用容器。
- 細状リブの先端部が当接するスライダーの外周側面を、細状リブの成形素材よりも軟質な素材をもって形成した請求項4記載の固形糊繰出用容器。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007214960A JP2009045858A (ja) | 2007-08-21 | 2007-08-21 | 固形糊繰出用容器 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014028502A (ja) * | 2012-06-27 | 2014-02-13 | Mitsue:Kk | スティック状固形糊に用いられる受皿の製造方法およびスティック状固形糊 |
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JPS5753259Y2 (ja) * | 1977-06-18 | 1982-11-18 | ||
JP2006130749A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Tombow Pencil Co Ltd | 固形糊繰出用容器 |
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2007
- 2007-08-21 JP JP2007214960A patent/JP2009045858A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100428 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20110607 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120110 |