JP2016203413A - 固形物繰り出し容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】固化時に収縮率の大きな固形物をネジ体によって繰り出すものであっても、ネジ体が固形物に対して回転したときに当該固形物が割れることを確実に防止できる固形物繰り出し容器を提供する。
【解決手段】固形物を容器本体から出没自在に繰り出す固形物繰り出し容器であって、固形物は、溶融状態の固形物の材料が、容器本体内に流し込まれて、その後ネジ穴の形成された状態で固化したものであって、当該溶融状態から固化した直後には、固形物の先端がネジ穴の先端よりも先方に位置しており、固形物には、前記ネジ穴内に前記ネジ体を螺着したときに、当該固形物が割れること無く当該固形物に対してネジ体が前進できる割れ防止部を形成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、容器本体の底部に備えた回動部を回転させて、容器本体内に収容される筆記用固形芯、貼り付け用固形のり、リップを含む固形化粧料などの固形物を出没自在に繰り出す方式の固形物繰り出し容器に関する。
従来、筆記用固形芯、固形のり(糊)、固形化粧料などを出没自在に繰り出す方式の固形物繰り出し容器は、市場において多種多様のものが製造販売されている。
このような繰り出し容器としては、特許文献1に示される固形糊容器が有る。この固形糊容器は、筒状の本体の内側に中皿を設け、この中皿に固形糊の下端部を収容してこの中皿を上方に押し出すものである。この固形糊容器では、中皿に螺旋軸を螺合させて本体側か螺旋軸を回転させることによって糊を進退動可能に筒状ケースに収容し、本体の係止部から係止体によって着脱可能に構成している。固形糊には螺旋軸を収容する先方が開口した貫通孔が形成されている。
また、特許文献2には固形糊容器が開示されているが、固形糊には先方が閉じた螺旋軸の収容穴が形成されている。
一般に、固形物繰り出し容器においては、容器内に固形物の原料を熱して流動性の有る状態で充填し、時間をおき又は冷却してから固形にする。
その場合、上記前記特許文献1,2のように固形になっても柔軟性を残した糊では収縮しても柔軟性を残しているので収縮率や堅さが問題にならない。
実用新案登録第2594326号公報 実公昭61−006185号公報
しかしながら、前述の特許文献1,2の技術とことなり、太い径の筆記用固形芯などの収縮率の大きな固形物を用いる場合、固化後に、位置調整のためにネジ込むときにネジ体の先端が固形物の先方を内側から突き、芯を割ってしまう虞が有る。
また、固化後の芯が硬いため、ネジ体の周面に面削ぎが有る場合にネジ体を回転させると面削ぎから開こうとして芯を割ってしまう虞が有る。
本発明は、斯かる実情に鑑み、固化時に収縮率の大きな固形物をネジ体によって繰り出すものであっても、ネジ体が固形物に対して回転したときに当該固形物が割れることを確実に防止できる固形物繰り出し容器を提供しようとするものである。
本発明は、固形物を収容する容器本体と、該容器本体に設けられる回動部と、該回動部に連結されると共に、容器本体内に突設する螺合部を有するネジ体とを備え、上記回動部を回転させることにより、前記ネジ体に対して前記固形物を相対回転させることによって当該固形物をネジ体方向に進退動させて固形物を容器本体から出没自在に繰り出す固形物繰り出し容器であって、
固形物は、溶融状態の固形物の材料が、容器本体内に流し込まれて、その後ネジ穴の形成された状態で固化したものであって、当該溶融状態から固化した直後には、固形物の先端がネジ穴の先端よりも先方に位置しており、
固形物には、前記ネジ穴内に前記ネジ体を螺着したときに、当該固形物が割れること無く当該固形物に対してネジ体が前進できる割れ防止部を形成したことを特徴とする固形物繰り出し容器である。
本発明において、固形物の割れ防止部は、固形物のネジ穴の先端よりも先方部に、ネジ体の先端がネジ穴の先端よりも前進した際に当該固形物が割れる前に先方に向けて外れる薄肉部を形成したことが好適である。
本発明において、固形物の割れ防止部は、固形物のネジ穴の先端よりも先方部に、先方に向けて開口するネジ体前進用の孔を形成したことが好適である。
本発明において、固形物の割れ防止部は、ネジ穴が全周ネジに形成されたものであることが好適である。
本発明において、容器本体に回動部を組み付けるときに、容器本体内部の第1のアンダーカットに対して回動部外周の第2のアンダーカットが嵌合して回動部を容器本体に回転自在に嵌合させるものであり、第1のアンダーカット又は第2のアンダーカットに空気の流通溝を形成したことが好適である。
本発明において、容器本体内に収容されると共に、ネジ棒に螺合し固形物を保持する保持体を備え、前記容器本体の内周面に軸方向に沿ってガイド溝が形成され、前記保持体外周面に該ガイド溝に摺動自在に嵌るリブが形成されて、前記ガイド溝に当該リブが嵌り込んで容器本体に対する保持体の相対回転が規制されものであって、前記ガイド溝が前記空気溝に連続し空気が流通可能に形成されていることが好適である。
本発明において、容器本体が固形物に対してテーパが形成されていて、回動部の先方部にネジ軸が固定されており、当該回動部が容器本体に押し込まれて嵌合する際に、当該回動部の移動によってネジ軸を介して固形物が移動し、その固形物外面と容器本体内面との間にクリアランスが生じるようにしたことが好適である。
本発明の固形物繰り出し容器によれば、固形物は、溶融状態の固形物の材料が、容器本体内に流し込まれて、その後ネジ穴の形成された状態で固化したものであって、当該溶融状態から固化した直後には、固形物の先端がネジ穴の先端よりも先方に位置しており、固形物に、前記ネジ穴内に前記ネジ体を螺着したときに、当該固形物が割れること無く当該固形物に対してネジ体が前進できる割れ防止部を形成したので、固化時に収縮率の大きな固形物をネジ体によって繰り出すものであっても、ネジ体が固形物に対して回転したときに当該固形物が割れることを確実に防止できる。
したがって、ネジ体を螺着し製品化前にネジ体を前進させた際に固形物が割れることが無く、不良品にならない。
また、本発明において、ネジ穴が全周ネジの形成されたものとすれば、固形物に、前記ネジ穴内に前記ネジ体を螺着したときに、固化時に収縮率の大きな固形物をネジ体によって繰り出すものであっても、ネジ体が固形物に対して回転したときに全周ネジでネジ体がスムーズに回転して、当該固形物が割れることを確実に防止できる。
したがって、ネジ体を螺着し製品化前にネジ体を前進させた際に固形物が割れることが無く、不良品にならない。
特に、ネジ体の面削ぎの有るネジ部を容器本体内に収容して溶融状態の固形物を注入して固化させた場合、ネジ穴は全周ではなく面削ぎの部分ではネジ山が欠けた状態になる。この場合に、ネジ体を回転させたときには、ネジ体の面削ぎ部分が固形物を内側から押し広げようとする力が働き、最後には、固形物が割れてしまう。これに対し、本発明ではネジ穴が面削ぎの無い全周にネジを形成しているので、割れることが無い。
本発明の実施形態に係る固形物繰り出し容器の説明図で、(a)が先端側からの視図、(b)がクリップ側から見た側面図、(c)が(b)から90°回転させて見た側面図、(d)が(c)の状態の縦断面図である。 図1の固形物繰り出し容器から芯(固形物)を取り外した状態の説明図で、(a)が先端側からの視図、(b)がクリップ側から見た側面図、(c)が(b)から90°回転させて見た側面図、(d)が(c)の状態の縦断面図である。 図1の固形物繰り出し容器の後方側(クリップ側)からの斜視図である。 図1の固形物繰り出し容器(芯有り)の先方側からの斜視図である。 図1の固形物繰り出し容器(芯無し)の先方側からの斜視図である。 図1の固形物繰り出し容器の軸(容器本体)の部品図であり、(a)が先端側からの視図、(b)が(f)のB−B線断面図、(c)が側面図、(d)が(c)の状態の縦断面図、(e)が(c)から90°回転させた側面図、(f)が(e)の縦断面図、(g)が後端側からの視図、(h)が(f)のF−F線断面図である。 図1の固形物繰り出し容器の回動部と一体になったネジ体の部品図であり、(a)がクリップ側から見た側面図、(b)が(a)から90°回転させて見た側面図、(c)が先方側からの斜視図、(d)が後端側からの視図である。 図1の固形物繰り出し容器の保持体(ピストン)の部品図であり、(a)が先方からの斜視図、(b)が先端側からの視図、(c)がガイドリブ側からの見た側面図、(d)が(c)の状態の縦断面図、(e)が(c)から90°回転させた側面図、(f)が(e)の状態の縦断面図、(g)が後方からの斜視図、(h)が後端側からの視図である。 図1の固形物繰り出し容器の芯(固形物に相当)の部品図であり、(a)が先方からの斜視図、(b)が先端側からの視図、(c)が側面図、(d)が(c)の状態の縦断面図、(e)が(c)から90°回転させた側面図、(f)が後方からの斜視図、(g)が後端側からの視図である。 図1の固形物繰り出し容器の組み付け状態の一部断面を含む斜視説明図である。 (a)、(b)は前記部品の保持体の外観説明図、一部断面図であり、(c)は保持体にネジ体を組み付け状態の説明図である。 前記保持体の成型金型の説明図である。 前記部品の回動部及びネジ体の一体品を射出成型する場合の説明図である。 (a)〜(f)は、前記芯の成型手順の説明図である。 固形物繰り出し容器の芯の説明図であって、(a)、(b)は比較例1に係る芯を設けた固形物繰り出し容器の図、先端部の拡大図、(c)、(d)は実施例1に係る割れ防止部の有る芯の装着状態の前記繰り出し容器の図、先端部の拡大図、(e)、(f)は実施例2に係る芯の装着状態の前記繰り出し容器の図、先端部の拡大図である。 固形物繰り出し容器の芯の説明図であって、(a)、(b)は比較例2に係る芯の説明図、部分説明図、(c)、(d)は実施例3に係る芯の割れ防止部の全体説明図、部分説明図である。 固形物繰り出し容器の芯の説明図であって、実施例4に係る芯の割れ防止部の説明図であり、(a)は回動部及びネジ体の押し込み前の状態、(b)は回動部及びネジ体の押し込み後の状態の図である。 他例である固形物繰り出し容器の保持体(ピストン)の部品図であり、(a)が先方からの斜視図、(b)が先端側からの視図、(c)がガイドリブ側からの見た側面図、(d)が(c)の状態の縦断面図、(e)が(c)から90°回転させた側面図、(f)が(e)の状態の縦断面図、(g)が後方からの斜視図、(h)が後端側からの視図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は実施形態に係る固形物繰り出し容器の全体説明図、図2は前記固形物繰り出し容器から芯(固形物)を取り外した状態の説明図、図3〜図5は前記固形物繰り出し容器の説明図、図6は容器本体の部品図、図7は回動部と一体になったネジ体の部品図、図8は保持体(ピストンとも称する)の部品図、図9は芯(固形物に相当)の部品図である。図10は前記固形物繰り出し容器の組み付け図、図11は保持体の説明図、図12は保持体の成型金型の説明図、図13は回動部及びネジ体の射出成型の説明図である。図14は芯の成型手順の説明図、図15は芯の比較例1、実施例1、実施例2の説明図、図16は比較例2、実施例3、図17は実施例4の説明図である。
図1に示すように実施形態に係る固形物繰り出し容器は、芯10を収容する容器本体12と、該容器本体12の底部に設けられる回動部14と、該回動部14に連結され一体であると共に、容器本体12内に突設する雄ネジのネジ棒(螺合部)16aを有するネジ体(ネジ体に相当)16と、上記容器本体12内に収容されると共に、該ネジ棒16aに螺合し前記芯10を保持する保持体18とを備え、上記回動部14を回転させることにより、前記ネジ体16に対して前記保持体18を相対回転させることによって当該保持体18をネジ体16の軸方向に進退動させて芯10を出没自在に繰り出す固形物繰り出し容器である。
固定物繰り出し容器では、保持体18に対してネジ体16を一回転方向(図1、図3、図4に符号Fで示す矢印の方向)に回転させたときに、前記保持体18が前記ネジ体16の後端部(一端部に相当)側つまり回動部14側に移動し、芯10を引っ込めることができるものである。
芯10は、溶融状態の芯10の材料が、容器本体12内に流し込まれて、その後ネジ穴10aの形成された状態で固化したものであって、当該溶融状態から固化した直後には、芯10の先端がネジ穴10aの先端よりも先方に位置している(図14参照)。
そして、芯10には、前記ネジ穴10a内に前記ネジ体16を螺着したときに、当該芯10aが割れること無く当該固形物に対してネジ体が前進できる割れ防止部40を形成している。割れ防止部40の詳細は、図15〜図17に基づき、後述する。
又、ネジ体16には、図7に示すように、前記ネジ体16の後端部の回動部14にかけて段状に太くなった部分(後記する連結部26)には、符号F方向(一回転方向)に向く第1の面20aが有る第1の係止リブ20を形成している。
また、保持体18には、前記一回転方向の反対側に向く第2の面22aが有る第2の係止リブ22を形成している。
第1の係止リブ20及び第2の係止リブ22は、前記保持体18に対して前記ネジ体16を回転させたときに、前記第1の係止リブ20の第1の面20aに第2の係止リブ22の第2の面22aが当接した場合、前記保持体18に対して前記ネジ体16が一回転方向に回転するのを制止し、当該保持体18の前記ネジ体16に対する移動を規制するものである。
第1の係止リブ20及び第2の係止リブ22は、前記保持体18に対して前記ネジ体16を回転させて、前記第1の係止リブ20の第1の面20aに第2の係止リブ22の第2の面22aが当接した場合、前記保持体18に対して前記ネジ体16が一回転方向に回転するのを制止し、当該保持体18の前記ネジ体16に対する移動を規制するので、前記第1の面20aに第2の面22aに当接した状態でそれ以上に前記ネジ体16を一回転方向に回転させようとしても、前記第1の係止リブ20と第2の係止リブ22によって確実に前記ネジ体16が一回転方向に回転するのを規制できるので、規制構造がネジの終端とかかわりが無く、ネジの破損を確実に防止できる。
次に、芯10の繰り出し機構を詳しく説明する。
図1〜5に示すように、固形物繰り出し容器は、容器本体12の後端部に回動部14が回動自在に嵌合している。図1〜図2に示すように、回動部14は先端にネジ体16が連結又は一体に成形されている。
〔容器本体12〕
容器本体12は、図6に示すように、先端部から中央部にかけて外周面と内周面が六角形断面に形成され、かつ後端部が円形断面に形成されている。また先端及び後端が開放された筒体である。容器本体は、断面が六角形であるが、その他の三角〜五角等の多角形とすることができる。また、多角形の頂点に当たる角部に面取りが有るが面取りは有っても無くても良い。断面又は少なくとも外周面が多角形であり、手に持ったときに多角形であれば、油の有る滑りやすい環境や手袋をして操作しにくい状態で、確実に回転操作しやすくするためである。
また、前記内周面には先端から後端に通してガイド溝12aが形成されている。ガイド溝12aには後述の保持体18のガイドリブ18dが摺動自在に組み付けられる(図1参照)。この組み付けによって、容器本体12に対して保持体18は回転方向に固定で、進退動は自在になる。
容器本体12において、前記後端部の円形の内面には嵌合用の環状リブ12bが突出して形成されている。なお、容器本体12は、ポリプロピレン(PP)製で金型構造は3プレートタイプの通常金型で成型する。
〔回動部14及びネジ体16〕
図1〜図5、図7に示すように、回動部14は、容器本体12と同様に中空で断面が六角形であるがその他の多角形とすることができる。回動部14の外面には、クリップ24が設けられ、服やバッグのポケットの縁にクリップ24を挟み付けてそこに固形物繰り出し容器を固定しやすい構造である。
図7に示すように、回動部14の先方部は段状に縮径した円筒形状の円筒部14bで、その円筒部14bの先端外面に嵌合用環状突起14aがフランジ状等に形成されている(環状突起14aの後方が縮径して環状突起14aが外側方向に突出している)。回動部14を容器本体12に後方から差し込んで嵌合させた際に、環状突起14aが前記環状リブ12bを乗り越えて、環状突起14aが環状リブ12bに係止する。したがって、回動部14を容器本体12に回動自在に保持する構造である。
また、円筒部14bの先端が閉じていて、充実円柱状にネジ体16に連続する連結部26が一体形成されている。連結部26の外周面に第1の係止リブ20が突出形成されている。長さ方向が軸方向に沿った長く外方向に低く突出した構造である。第1の係止リブ20は、一回転方向(F方向)に向く第1の面20aが有る一対形成されている。また、第1の係止リブ20には、面取り20bが形成されている。面取り20bは、第1の係止リブ20の第1の面20aが、第2の係止リブ22の第2の面22aと確実に当接し、第1の係止リブ20の端部の摩耗と折れを防ぐために形成されたものである。面取り20bの傾斜面は、保持体18の斜面18e1と略平行から後方に傾斜することが好ましい。
連結部26はネジ体16の後端側部が一体に成形されているが、別体に形成して溶着や接着で固定しても良い。
ネジ体16は、外周面に雄ネジのネジ棒16aが形成されているが、そのネジ棒16a雄ネジ山が周方向に一部に(対で)雄ネジ山の形成されていない部分(面削ぎ)16bが有る。
ネジ体16及び回動部14は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂材を材料として射出成型で形成する。
〔保持体18〕
前記保持体18は、図8に示すように、後端側の連結壁18aで外筒18bと内筒18cが連結された概略二重筒状であって、連結壁18aの後部が後方に筒状に延設した筒状部18eに切り欠かれて第2の係止リブ22が形成されている。連結壁18aには前方から後方にかけて貫通した通気孔18fが形成され、芯10が保持体18内に充填された際に保持体18内からの空気を逃がす効果が得られる。
第2の係止リブ22は、一対の第2の面22aがF方向の反対方向に面している。
保持体の外筒18bの外面には、ガイドリブ18dが一対突出形成されている。ガイドリブ18dは、前記容器本体12のガイド溝12aに摺動自在に組み付けられる(図1参照)。前述のように、この組み付けによって、容器本体12に対して保持体18は回転方向に固定で、進退動は自在になる。
前記内筒18cの内周部には、雌ネジが形成され、その雌ネジには、ネジ体16のネジ棒16aが螺合している。なお、保持体18は、ポリプロピレン(PP)等の樹脂材を材料として射出成型で作成する。
〔芯10〕
芯10は筆記芯であって、配合がワックスと色剤を配合したもので伸びにくく、硬い(割れやすい)収縮が大きいものが採用される。
芯10の材質としては、主に基材、ワックス、色材、添加剤等からなり、基材にはEVA、PE、ワックスにはハゼロウ、パラフィンワックス、ミツロウ、カルナバワックス、脂肪酸グリセリド、色材には無機顔料、有機顔料、着色樹脂顔料、体質剤としてタルク、二酸化チタン、炭酸カルシウム、粘着性付与剤として、テルペンフェノール樹脂、ロジンエステル、ロジン、改質剤として二塩基酸塩、潤滑剤として流動パラフィン、シリコンオイルを採用することができる。紙の他、金属体、樹脂体、布材等各種の対象物の種類を問わずに筆記可能なものである。なお、芯の材質は型が汚れやすいが、容器本体12に充填するため金型の汚れを最小限にできる。
芯10は、図9に示すように、外周形状が前記容器本体12の内周形状に対応して六角形に形成されている。先端部が円錐状で、後端部が円筒形状を呈している。内周部には、直線状の螺旋孔(雌ネジ)が形成されている。図1に示すように、芯10は、保持体18に差し込んで固定する形状になっている。
図10は、前記固形物繰り出し容器の組み付け状態の一部断面を含む斜視説明図である。また、図11は保持体18やネジ体16の組み付け状態の説明図である。
図10、図11(a)、(b)に示すように、保持体18が内筒内側に螺旋溝が形成され、外筒18bが外周部にガイドリブ18dが形成されて、後端の連結壁18aから後方に筒状部18e(第2の係止リブ22に切欠きによって形成される)が筒状に延設されている。この保持体18がネジ体16に螺合している。
保持体18が後端付近に位置しているときに、前記保持体18に対して前記回動部14によってネジ体16を図10、図11(c)のF方向(一回転方向)に回転させたときに、前記第1の係止リブ20の第1の面20aに第2の係止リブ22の第2の面22aが当接する。
この第1の面20aと第2の面22aとの当接によって、前記保持体18に対して前記ネジ体16が一回転方向に回転するのを制止し、当該保持体18の前記ネジ体16に対する移動を規制するものである。
また、図11(c)に示すように、前記ネジ体16の一端部が前記回動部14に固定されていて、前記保持体18に対してネジ体16を一方向に回転させた際に前記保持体18が回動部14に突き当たるよりも前に、第1の係止リブ20が第2の係止リブ22に当接して前記一方向への回転を規制するものになっている。
また、前記保持体18には、図11(a)、(b)に示すように、前記回動部14側に突出して前記回動部14側に切り欠きの有る筒状部18eが形成されると共に、保持体18内部には、内筒18cから筒状部18eに渡って内部にネジ体16に螺合する雌ネジが形成されている。
前記筒状部18eには、切り欠きによって第2の係止リブ22と斜面18e1が形成され、当該斜面18e1のピッチが内筒18c内の雌ネジのピッチと同じに形成されている。
ここで、図12は保持体18の成型金型の説明図である。
前記保持体18の成型は、金型28a、28bを用いてポリプロピレン(PP)等樹脂材を射出成型するものであって、図12に示すように、樹脂成型の際に使用する、保持体18の雌ネジ成型用の金型28aと、第2の係止リブ22成型用の金型28bとが一体のコアピンを用いたものである。符号30が保持体18の先端部を形成するため突き当たる位置のパーティングラインであり、離型の際はこのパーティングラインから軸方向に離す。
そして、保持体18は、2条ネジとなっており、金型28a、28bのコアピンを回転させることで保持体18の成型品から当該コアピンのネジ山を破損すること無く、保持体から金型28a、28bのコアピンをスムーズに離型できる。
一体のコアピンの金型28a、28bから成型品の保持体18を抜く際の工程においては、図12に示すように、成型された保持体18に対して、金型28a、28bを一方向の逆方向(符号CFで示す)に相対回転させる。逆方向CFは、具体的には右回りで抜けるので左ネジである。
また、保持体18の内筒のネジ部の送りピッチと第2の係止リブ22の斜面のピッチが同じになっているので、スムーズに抜けて行く。
図13は、回動部14及びネジ体16の一体品を射出成型する場合の説明図である。
図13において、パーティングラインを符号32によって示している。パーティングライン32は、ネジ体16と回動部14とクリップ24の中心を通しており、ネジ体16の面削ぎ16bの面方向と第1の係止リブ20の突出方向がパーティングラインの垂直方向つまり金型の開き方向にそっている。
回動部14及びネジ体16の一体成型後にパーティングライン32から金型を左右に開いて成型品の回動部14及びネジ体16を取り出す。
図14は、芯10の成型手順である。
芯は温度を上げた状態で溶融しており、容器本体12内に注入して、冷え固めて成型する。成型後に回動部14及びネジ体16を芯に装着する。
詳しくは、まず、図14(a)に示すように、容器本体12を、治具(金型)34上に嵌め込んで立てる。治具は、すり鉢状の面と中央に棒状体が立っている形状で、芯10の先端部の形状に対応する。
次いで、同図(b)に示すように、容器本体12内に溶融した芯10の材料36を注入する。この場合、ノズルを引き上げながら充填する。
次いで、同図(c)に示すように、回動部14及びネジ体16に対応する金型の充填用ネジ体38に保持体18を組み付けた状態で、当該充填用ネジ体38を、容器本体12内の前記溶融している芯の材料36内に真っ直ぐに回転させること無く突き入れる。充填用ネジの挿入位置は、容器本体12のアンダーカット(環状リブ12b)に当たるまである。
次いで、同図(d)に示すように、芯の材料36が冷え固まった後に、前記充填用ネジ体38を回転させながら抜く。当該充填用ネジ体38は回転させているので、保持体18が芯10の後端に固定された状態で残る。なお、充填用ネジ体38は外周面のネジが全周に形成されていて、ネジ体16の雄ネジ山の形成されていない部分(面削ぎ)が無い。芯10のネジ穴10aに形成される雌ネジは面削ぎの無い雌ネジ山になる。また、充填用ネジ体38は、具体的には右回りで抜けるので左ネジに切ってある。
次いで、同図(e)に示すように、芯の材料36が冷え固まった芯10に保持体18が装着されている。回動部14及びネジ体16を回転させながら前記保持体18及び芯10のネジ穴10aにネジ込む(螺着する)。ネジ体16のネジ込みは回動部14の環状突起14aが容基本体12の環状リブ12bを乗り越えて係止するようにする。
次いで、同図(f)に示すように、回動部14及びネジ体16を前記保持体18及び芯10にネジ込んだものを、治具34から取り外して、製品とする。この場合、回動部14を容器本体12に押し込んで、環状突起14aを環状リブ12bに係止させ、回動部14が容器本体12から抜けないようにする。
芯10の成形型に容器本体12を用いかつ治具34と充填用ネジ体38を取り去れば、容器本体12から芯10を外す必要が無いので芯10を別途製作する場合に比べて製作が容易で短時間化できる。
次に、固形物繰り出し容器の芯の実施例に係る割れ防止部について説明する。
図15は、固形物繰り出し容器の芯の割れ防止部40の説明図であって、(a)、(b)は比較例1に係る芯A1を装着した固形物繰り出し容器の説明図、先端部の拡大説明図である。図15の(c)、(d)は実施例1に係る割れ防止部40の有る芯10が装着状態の前記繰り出し容器の説明図、先端部の拡大説明図、図15の(e)〜(f)は実施例2に係る芯の割れ防止部40の有る芯10が装着状態の前記繰り出し容器の説明図、先端部の拡大説明図である。
図15の(a)〜(b)に示すように、比較例では、芯A1には溶融状態の固形物の材料が、容器本体内に流し込まれて、その後ネジ穴の形成された状態で固化したものであるが、当該溶融状態から固化した直後には、固形物の先端がネジ穴A10の先端よりも先方に位置している。
この状態でネジ体16を芯A1に螺合して先方向きにねじ込むと、芯10の収縮が大きくかつ堅く固化しているので、芯A1のネジ穴A10内でネジ体16の先端部が突き当たってしまい、回動部14及びネジ体16を容器本体12内に係止のため押し込むと芯A1のネジ穴A10より先方部分が横方向の破断線A12から先方で割れてしまう。
(実施例1)
一方、図15の(c)、(d)に示すように、実施例1では、固形物の割れ防止部40として、芯10のネジ穴10aの先端よりも先方部に、先方に向けて開口するネジ体前進用の孔40aを形成したものである。
この孔40aによって、芯10が収縮してもネジ体16先端が孔40aによって逃げるので突き当たらず、芯10を割ることが無い。
(実施例2)
また、図15の(e)、(f)に示すように、実施例2では、ネジ体16の先端がネジ穴10aの先端よりも前進した際に当該芯10が割れる前に先方に向けて割れて外れる薄肉部40b(天井とも称する)を形成したものである。
この薄肉部40bによって、芯10が収縮してもネジ体16先端が突き当たって薄肉部40bが割れ外れて力が逃げるので芯10自体を割ることが無い。
次に、図16は、固形物繰り出し容器の芯の説明図であって、(a)、(b)は比較例2に係る芯A2の説明図、(c)〜(d)は実施例3に係る芯の割れ防止部の説明図である。
図16(a)、(b)に示すように、比較例2の芯A2では、全周のネジが切れていないネジ穴A20である。全周のネジが切れていないため、ネジ体16を回転するとネジ体16の面削ぎ16b(図13参照)の部分のため芯A2が内側から拡径する方向への力が加わり、芯A2が縦方向の割れ線から割れてしまう恐れが有る。
(実施例3)
これに対して、実施例3では、図16の(c)、(d)に示すように、割れ防止部40として、ネジ穴10aに全周のネジ溝を形成したものである。これにより、ネジ体16を回転してもネジ体16の面削ぎ16b(図13参照)の部分でもスムーズに回転して芯10を内側から拡径する方向への力が生じないので、芯10が割れてしまうことを確実に防止できる。
次に、図17は、固形物繰り出し容器の芯10及び容器本体12の説明図であって、実施例4に係る芯の割れ防止部40の説明図である。
これは、割れ防止部40として、容器本体12が先方向きに広がるテーパが形成されたものであり、その中で固化する芯10も先方向きに広がるテーパが形成される。
前記図14(f)に示しように、時間をおいて固化した芯10にネジ体16が固定された回動部14を容器本体12内に装着する際に、当該回動部14を容器本体12に押し込んで嵌合する。
当初は、図17(a)に示すように、容器本体12に溶融した材料を充填したまま固化させるため、容器本体12と芯10との間にクリアランスは無い。
その状態は、ネジ体16及び回動部14を芯10に装着して、環状リブ12bが環状突起14aに載った状態である。
図17(b)に示すように、押し込み量(距離δ)で当該回動部14の軸方向への押し込み移動させることによってネジ軸16を介して芯10が先方に軸方向に移動する。環状リブ12bが環状突起14aを乗り越えた状態になり相互に係止し、抜け止める。芯10は容器本体12の内面のテーパによって、芯10外面と容器本体12内面との間にクリアランスが生じる(符号10dで示す領域に生じる)。
このクリアランスによって、回動部14を回転させてネジ体16を回転させた場合に芯10が引っかかること無く繰り出すことができ、芯10が割れることが無い。仮にテーパが無ければ、固化した芯10は容器本体12内面に密着したまま状態なので、芯10を移動させるのに強い抵抗力になり、無理にネジ体16を回すと芯が割れてしまう。したがって、実施例4では、容器本体12の内面のテーパが割れ防止部40となっている。テーパの形成は容器本体12の成型の際に金型にテーパを形成すれば良いため、比較的簡単に形成できる。
また、実施形態では、容器本体12のガイド溝12aを空気流通溝としている。
上述の容器本体12に回動部を組み付けるときに、容器本体12内部の環状リブ(第1のアンダーカット)12bに対して回動部14外周の環状突起(第2のアンダーカット)14aが嵌合して回動部を容器本体に回転自在に嵌合させるものであり、そのままでは、環状リブ12bが環状突起14aのアンダーカットを乗り越える際に空気の逃げ場が無く、組み付けづらかった。
実施形態では、図1、図2に示すように、保持体18のガイドリブ18dを摺動自在に組み付けるガイド溝12aが容器本体12の先端から後端に渡って連続して形成され(図16参照)、ガイド溝12aが前記環状リブ12bで閉鎖されない空気の流通溝になっているので空気のスムーズな逃げ場になり組み付けが容易化する。
また、ガイド溝12a容器本体12の先端から後端に渡って連続形成されているので、金型を連続したものにできるので、部分的に形成する金型に比べて容易に形成することができる。
〔保持体118〕
保持体118は、他例のものであり、図18に示す。符号は図8と共通した箇所は同じとしている。図8の保持体18と異なる点は、芯10の折れ防止のために、外筒18bが内筒18cより軸方向に短く形成され、内筒18cが外面に露出したものである。
他例に係る保持体118によれば、内筒18cを外面に露出することで、芯10と外筒18bとの境界部に亀裂が発生しても芯10と内筒18cの露出面とが密着しているため、芯10の折れを防ぐことができる。なお内筒18cの外径をdとし、内筒18cの外面の露出長さをAとした場合、A>dとすることが好適である。
以上説明したように、実施形態の固形物繰り出し容器によれば、芯10は、溶融状態の固形物の芯10材料が、容器本体12内に充填・流し込まれて、その後ネジ穴10aの形成された状態で固化したものであって、当該溶融状態から固化した直後には、芯10の先端がネジ穴10aの先端よりも先方に位置しており、芯10に、前記ネジ穴10a内に前記ネジ体16を螺着したときに、当該芯10が割れること無く当該芯10に対してネジ体16が前進できる割れ防止部40を上記の実施例1〜実施例4等のように形成したので、固化時に収縮率の大きな固形物である芯10がネジ体16によって繰り出すものであっても、ネジ体16が固形物の芯10に対して回転したときに当該芯10が割れることを確実に防止できる。
したがって、ネジ体16を螺着し製品化前にネジ体16を前進させた際に固形物の芯10が割れることが無く、不良品にならない。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されず、本発明の範囲内で種々に変形実施できる。例えば繰り出し容器の各部は樹脂材を射出成型していたが、必要に応じて金属等の他の材質のものにできる。
本発明の固形物繰り出し容器は、容器本体内に収容される筆記用固形芯、貼り付け用固形のり、リップを含む固形化粧料などの固形物の繰り出し容器に利用することができる。
10 芯
12 容器本体
12a ガイド溝
12b 環状リブ
14 回動部
14a 環状突起
16 ネジ体
18 保持体
18e 筒状部
18e1 斜面
20 第1の係止リブ
20a 第1の面
22 第2の係止リブ
22a 第2の面
40 割れ防止部
118 保持体(他例)
18b 外筒
18c 内筒

Claims (7)

  1. 固形物を収容する容器本体と、該容器本体に設けられる回動部と、該回動部に連結されると共に、容器本体内に突設する螺合部を有するネジ体とを備え、上記回動部を回転させることにより、前記ネジ体に対して前記固形物を相対回転させることによって当該固形物をネジ体方向に進退動させて固形物を容器本体から出没自在に繰り出す固形物繰り出し容器であって、
    固形物は、溶融状態の固形物の材料が、容器本体内に流し込まれて、その後ネジ穴の形成された状態で固化したものであって、当該溶融状態から固化した直後には、固形物の先端がネジ穴の先端よりも先方に位置しており、
    固形物には、前記ネジ穴内に前記ネジ体を螺着したときに、当該固形物が割れること無く当該固形物に対してネジ体が前進できる割れ防止部を形成したことを特徴とする固形物繰り出し容器。
  2. 固形物の割れ防止部は、固形物のネジ穴の先端よりも先方部に、ネジ体の先端がネジ穴の先端よりも前進した際に当該固形物が割れる前に先方に向けて外れる薄肉部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の固形物繰り出し容器。
  3. 固形物の割れ防止部は、固形物のネジ穴の先端よりも先方部に、先方に向けて開口するネジ体前進用の孔を形成したことを特徴とする請求項1に記載の固形物繰り出し容器。
  4. 固形物の割れ防止部は、ネジ穴が全周ネジに形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の固形物繰り出し容器。
  5. 容器本体に回動部を組み付けるときに、容器本体内部の第1のアンダーカットに対して回動部外周の第2のアンダーカットが嵌合して回動部を容器本体に回転自在に嵌合させるものであり、第1のアンダーカット又は第2のアンダーカットに空気の流通溝を形成したことを特徴とする請求項1から4のうちの1項に記載の固形物繰り出し容器。
  6. 容器本体内に収容されると共に、ネジ棒に螺合し固形物を保持する保持体を備え、
    前記容器本体の内周面に軸方向に沿ってガイド溝が形成され、前記保持体外周面に該ガイド溝に摺動自在に嵌るリブが形成されて、前記ガイド溝に当該リブが嵌り込んで容器本体に対する保持体の相対回転が規制されものであって、
    前記ガイド溝が前記空気溝に連続し空気が流通可能に形成されていることを特徴とする請求項5に記載の固形物繰り出し容器。
  7. 容器本体が固形物に対してテーパが形成されていて、回動部の先方部にネジ軸が固定されており、当該回動部が容器本体に押し込まれて嵌合する際に、当該回動部の移動によってネジ軸を介して固形物が移動し、その固形物外面と容器本体内面との間にクリアランスが生じるようにしたことを特徴とする請求項5又は6に記載の固形物繰り出し容器。
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