JP2008167943A - 医療用ドレープ - Google Patents

医療用ドレープ Download PDF

Info

Publication number
JP2008167943A
JP2008167943A JP2007003918A JP2007003918A JP2008167943A JP 2008167943 A JP2008167943 A JP 2008167943A JP 2007003918 A JP2007003918 A JP 2007003918A JP 2007003918 A JP2007003918 A JP 2007003918A JP 2008167943 A JP2008167943 A JP 2008167943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide wire
medical drape
patient
opening
sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007003918A
Other languages
English (en)
Inventor
Maki Matsuzawa
真樹 松澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2007003918A priority Critical patent/JP2008167943A/ja
Publication of JP2008167943A publication Critical patent/JP2008167943A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】柔軟性を有するガイドワイヤーを医療用ドレープ上の清潔域に置いた際に、ガイドワイヤーの基端部が、医療用ドレープ外の不清潔域に飛び出さない医療用ドレープを提供する。
【解決手段】患者の血管内にガイドワイヤーGWを挿入する際に用いる医療用ドレープ1であって、患者を覆うシート部10と、シート部10に開口して術部を露出させるとともに、ガイドワイヤーGWの先端部GWaを挿入させるための開口部20と、ガイドワイヤーGWの基端部を、シート部10のガイドワイヤーGWが挿入される側の表面に固定する固定部30と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、医療用ドレープに関し、詳しくは、ガイドワイヤーを用いた手術に用いられる医療用ドレープに関する。
患者に対して手術や検査等を行なう場合、患部(術部)からの出血、輸液の飛散による周囲の汚染、術者への感染等を防止するとともに、患部(術部)周辺領域の清潔性等を図る必要がある。そのため、患者を覆い、患部(術部)のみを露出させるための医療用ドレープが用いられる。
医療用ドレープとしては、患者を覆い、患部(術部)を露出するための開口部を備えたシート状の基布と、開口部を取り囲むように基布の患者と接する側の面に設けられ、基布を患者に固定するための固着手段と、が設けられている。さらに、基布を除去する際、基布を切り開きやすくするために、基布の縁部から開口部に達するように、基布と固着手段に設けられた脆弱領域と、からなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−57564号公報(請求項1、図1参照)
ところで、近年、患者の負担を軽減する手術方法として、ガイドワイヤーを用いた手術が頻繁に行なわれている。ガイドワイヤーを用いた手術として、例えば、PTCA術(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠状動脈血管形成術)や中心静脈内への栄養カテーテル留置のための手術があげられ、これらの手術には、セルジンガー法等が用いられている。
ここで、セルジンガー法とは、医療用ドレープの開口部によって露出された術部から、血管内にガイドワイヤーを挿入し、目的の位置までガイドワイヤーを通した後、カテーテルを通す方法である。
ここで、ガイドワイヤーは血管内に挿入されるため、血管を傷つけないように柔軟性が必要とされている。そして、近年の技術の進歩によって、先端部の柔軟性が非常に向上している(図4参照)。
しかしながら、実際の手技において、ガイドワイヤーが長くなればなるほど、医療用ドレープ上の清潔域に置いたガイドワイヤーの基端部が、弾性(剛性)を持っているために跳ねてしまい、医療用ドレープ外の不清潔域に飛び出してしまうという問題がある。
ここで、清潔域とは消毒性・殺菌性が維持できる領域のことであり、不清潔域とは、消毒性・殺菌性が維持できない領域のことである。
清潔域から飛び出したガイドワイヤーが、不清潔域にある医療機器等に触れると、ガイドワイヤー自体を交換せざるを得なくなり、ユーザーにとって負担になるという問題もある。
さらに、ガイドワイヤーが跳ねないように、術者等がガイドワイヤーの基端部を持っていなければならないという問題もある。
本発明は、上記課題を解決することを目的としてなされたものである。
即ち、弾性(剛性)を有するガイドワイヤーを、医療用ドレープ上の清潔域に置いた際に、ガイドワイヤーの一部(基端部)が、医療用ドレープ外の不清潔域に飛び出さない医療用ドレープを提供することを目的とするものである。
前記した課題を解決するため、本発明では、患者の血管内にガイドワイヤーを挿入する際に用いる医療用ドレープであって、前記患者を覆うシート部と、前記シート部に開口して術部を露出させるとともに、前記ガイドワイヤーの先端部を挿入させるための開口部と、前記ガイドワイヤーの基端部を、前記シート部の前記ガイドワイヤーが挿入される側の表面に固定する固定部と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、ガイドワイヤーを用いた手術において、ガイドワイヤーの基端部を、シート部の表面に設けた固定部に固定することができる。これにより、ガイドワイヤーを医療用ドレープ上の清潔域に保持することができる。
また、本発明の医療用ドレープは、シート部の縁部から開口部に達する脆弱部を備える構造とすることもできる。
かかる構成によれば、シート部を脆弱部によって容易に切り開くことが可能となる。
また、本発明の医療用ドレープは、開口部の両側に所定の間隔で配置され、シート部のガイドワイヤーが挿入される側の表面に接着された吸水性を有する材料からなる吸水部を備える構造とすることもできる。
かかる構成によれば、吸水部を設けることにより、血液が流れ出た際に、吸水部が血液を吸水する。
また、本発明の医療用ドレープは、開口部の周縁の少なくとも一部でシート部の患者と接する側の表面に設けられ、シート部を患者に固定するための貼付部を備える構造とすることもできる。
かかる構成によれば、医療用ドレープがずれることがない。
また、本発明の医療用ドレープは、シート部のガイドワイヤーが挿入される側の表面に設けられ、患者の頭部又は足部の方向を示す上下方向表示部を備えた構造とすることもできる。
かかる構成によれば、折り畳まれた医療用ドレープであっても、術者等がどちらの向きを頭部又は足部に向けて広げたらよいかがわかる。
また、本発明の医療用ドレープは、シート部の前記ガイドワイヤーが挿入される側の表面に設けられ、折り畳まれた前記医療用ドレープを広げる際に、広げる方向を示す左右方向表示部を備えた構造とすることもできる。
かかる構成によれば、術者等が折り畳まれた衣料用ドレープを広げる際に、どの向きに広げればよいかがわかる。
本発明の請求項1の構成によれば、ガイドワイヤーを清潔域に保持することができるので、医療用ドレープ外の不清潔域にある医療機器等に触れる虞がない。これにより、ガイドワイヤーの交換を行なわなくてすみ、手間をはぶくことができる。
また、Ni−Ti合金製のガイドワイヤーは高価なため、交換に伴う費用の増大を抑えることができる。
さらに、術者等がガイドワイヤーの基端部を持っている必要がないため、手術等が行いやすく、作業効率を上げることができる。
本発明の請求項2の構成によれば、術後にカテーテル等が患者に挿入された状態であっても、医療用ドレープを、鋏等を用いて切り開く必要がなく、作業の安全性を向上させることができる。
本発明の請求項3の構成によれば、術部が血液で見えなくなったり、血液によって手術室が汚れたりするのを防ぐことができる。
本発明の請求項4の構成によれば、術部に開口部を固定できるので、手術中に開口部の位置ズレを修正する必要がないので、作業を行ないやすくすることができる。
本発明の請求項5及び請求項6の構成によれば、術者等が広げる方向が明確となるので手間が省け、誤まった状態での使用を防止できる。
以下に、本発明に係る実施形態について適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態にかかる医療用ドレープの斜視図である。図2は、図1のX−X矢視における断面図である。図3は、図1のX−X矢視における他の実施形態を示す断面図である。図4は、ガイドワイヤーの構造を示した部分断面図である。
なお、本実施形態において方向を説明する場合は、図1に示す前、後、右、左、上、下、を基準として説明する。ここで、前方向が患者の頭部方向に、後方向が患者の足部方向に相当する。また、医療用ドレープは、上方向の面が表面(以下、『上側面』という。)であり、下方向の面が裏面(以下、『下側面』という。)となる。また、左右方向は、患者が手術台の上に仰向けに寝た際の、患者にとっての左右方向に相当する。
≪医療用ドレープ≫
医療用ドレープ1は患者の血管内にガイドワイヤーGW(図4参照)を挿入する手術に用いられるものであって、図1に示すように、シート部10と、開口部20と、固定部30とを主に備えている。そして、このような医療用ドレープ1は、前方向を患者の頭部方向又は足部方向にして使用される。
<シート部>
本実施形態でのシート部10は、患者を覆うためのものであって、例えば一辺が120cmの平面視矩形状に形成された柔軟なシートである。
また、図1に示すように、シート部10の左右方向の中央部には、開口部20が設けられている。
シート部10は、天然繊維、合成繊維からなる織布、不織布、又はポリエチレン等からなる合成樹脂シート、又は紙からなる紙シート等で構成されている。
本実施形態においては、シート部10全体が透明なポリエチレンシートで構成されている。しかし、これに限られるものではなく、一部又はすべてが不透明となっていても良い。なお、シート部を透明にすることより、術部以外の患者の身体についても視野を確保できる。
また、本実施形態においては、価格を安価にするためにシート部10を単層構造としているが、強度を付加する為の層をさらに設けた多層構造としても良い。
<開口部>
開口部20は、ガイドワイヤー等を挿入する術部を露出させるための孔であって、シート部10に形成されている。本実施形態では、円形状で構成されている。しかし、これに限られるものではなく、三角形、四角形、その他多角形としても良い。
本実施形態では、図1に示すように、開口部20は、シート部10の左右方向の中心であって、シート部10の中央よりも前方向(頭部方向)又は後方方向(足部方向)に設けられている。
<固定部>
固定部30は、ガイドワイヤーGWの一部又は基端部GWbを、シート部10の上側面上の清潔域CA内に保持するためのものである。
図1に示すように、この固定部30は、シート部10の上側面であって、固定部30と開口部20との間に後記する吸水部50が設けられている位置に、配置されている。
固定部30がガイドワイヤーGWの一部もしくは基端部GWbを保持するためには、磁気力、粘着力もしくは機械的によって行なうことができる。したがって、ガイドワイヤーGWの一部もしくは基端部GWbを保持するに際して、例えば、磁石、ゲル、面ファスナー、袋状等を用いることができる。なお、これに限られるものではなく、シート部10の上側面上の清潔域CA内に、基端部GWbはもとより、ガイドワイヤーGW全体を保持しても良い。
ガイドワイヤーGWの基端部GWbを清潔域CA内に保持することにより、ガイドワイヤーGWの基端部GWbが、医療用ドレープ1外の不清潔域DAにある医療機器等に触れることがないので、ガイドワイヤーGWが汚染されることがない。したがって、ガイドワイヤーGWを取り替える必要がなくなるので、作業性の向上及びガイドワイヤーGWの交換に伴う費用の増加を抑えることができる。
例えば、固定部30が磁石である場合には、磁石の磁力としては、5×10−4T(5G)以上15×10−4T(15G)以下が好ましく、5×10−4T(5G)以上10×10−4T(10G)以下であることがより好ましい。
磁力が5×10−4T(5G)未満だと、ガイドワイヤーGWの剛性に耐えられず、ガイドワイヤーGWの基端部GWbを磁石に固定しておくことができない。
一方、磁力が15×10−4T(15G)より大きいと、周囲の医療機器に影響を及ぼす虞があるとともに、カンシ等の手術器具が磁石に固定されてしまい、作業しづらくなる。
また、磁石は着脱可能にしても良い。かかる場合には、あらかじめシート部10に弱い磁性体を設け、その磁性体の上に前記磁力をもった磁石を取り付けても良い。これにより、繰り返し使用することができるので、経済的である。
次に、固定部30がゲルシートの場合には、ゲルの粘着性は、JIS Z 0237に記載された粘着テープ・粘着シート試験方法において、傾斜式ボールタック装置の傾斜角30度とした際に、ボールナンバーが20以上30以下であることが好ましく、20以上25以下であることがより好ましい。
ボールナンバーが20未満であると、ガイドワイヤーの剛性に耐えられず、ガイドワイヤーGWの基端部GWbを固定することができない。
一方、ボールナンバーが30を越えると、ゲルシートがシール状になり、ガイドワイヤーGWが剥がれず、操作しづらくなる。
なお、ゲルシートにすることで、非磁性体のガイドワイヤーGWも、上側面の清潔域CA内に固定することができる。
図1及び図2に示すように、本実施形態においては、固定部30の表面にV字溝を形成している。これにより、固定部30とガイドワイヤーGWとの接触面積が増加し、ガイドワイヤーGWを固定しやすくなる。なお、V字溝に限られるものではなく、固定部30の表面を凹凸形状や湾曲形状等に形成しても良い。
また、本実施形態においては、固定部30はシート部10の上側面であって、後記する吸水部50を挟んで、開口部20とは反対側に1つだけ設けられている。しかし、これに限られるものではなく、開口部20の周りに複数設けることによって、ガイドワイヤーGWをより安定して保持することができる。
また、固定部30を複数設けることにより、術部やガイドワイヤーGWの長さに応じて、適宜使用する固定部30を変えることができる。
本実施形態にかかる医療用ドレープ1は、さらに次のような構成を備えていてもよい。
<脆弱部>
本実施形態での脆弱部40は、シート部10を術後に切り開きやすくし、患者から医療用ドレープ1を取り去りやすくするためのものであって、シート部10の縁部から開口部20に向かって形成されている。また、図1に示すように、脆弱部40が、シート部10の上縁部から開口部20を通って下縁部に達するように設けられている。しかし、これに限られるものではなく、術部の位置や手術方法によっては、上縁部又は下縁部のいずれか一方から開口部に向けて設けられていても良い。
図1乃至図3に示すように、脆弱部40は、例えば、ミシン目又はシート部10の厚みを一部薄くして構成されており、本実施形態においては、ミシン目として設けられている。
<吸水部>
本実施形態での吸水部50は、流れ出た血液を堰き止めるとともに吸収し、術部の視野確保や血液によって手術室が汚れるのを防ぐためのものである。本実施形態では、例えば、シート部10の上縁部から下縁部に達するような帯状の柔軟なシートである。
また、図1に示すように、シート部10の上側面であって、開口部20の左右両側に所定の間隔(例えば、約200mm)で配置されている。
吸水部50は、天然繊維、合成繊維からなる織布、不織布、又は紙等で構成されていることが好ましいが、血液を吸収できればこれらに限られるものではなく、例えば高分子吸収体等をさらに織り込んでも良い。
図1に示すように、本実施形態においては、吸水部50は、開口部20の左右に第1吸水部51と第2吸水部52とが設けられているのが好ましい。しかし、これに限られるものではなく、開口部20の左右どちらか片側にのみ、吸水部50が設けられていても良い。
また、本実施形態においては、吸水部50が、シート部10の前縁部から後縁部に達するような直線状に設けられている。しかし、これに限られるものではなく、開口部20を囲うような配置がなされていれば、波状や湾曲状等に設けられていても良い。
さらに吸水部50は、開口部20の近傍にのみ所定の長さ(例えば、約150mm)で設けてられていても良い。
<貼付部>
本実施形態での貼付部60は、医療用ドレープ1がずれることで、開口部20が術部からずれないように患者に固定するためのものであって、例えば両面粘着テープで構成されている。
また、図1に示すように、開口部20の周縁の少なくとも一部であって、下側面に配置されている。
図1に示すように、本実施形態においては、貼付部60は、第1貼付部61と第2貼付部62とから構成されている。しかし、これに限られるものではなく、複数の貼付部60を設けてもよい。
また、本実施形態においては、第1貼付部61及び第2貼付部62は相似の形状であることが好ましく、組み合わせることによって、開口部20の周縁をほぼ囲う形状となっていることが好ましい。これにより、開口部20の周辺すべてを術部に貼り付けることができるので、しっかり固定することができる。
さらに、第1貼付部61と第2貼付部62は、シート部10を術後に切り開きやすくするように、脆弱部40上に乗らないような位置に設けられていることが好ましい。
<方向表示部>
本実施形態での方向表示部70は、図1に示すように、シート部10の前後方向を示すための上下方向表示部71、及び/又は、折り畳まれた医療用ドレープを広げる際の引っ張る方向を示すための左右方向表示部72であって、粘着テープで構成されている。
また、方向表示部は、シート部10の上側面に配置されている。
図1に示すように、上下方向支持シール71は、開口部20の近傍に設けられている。
上下方向表示部71は、矢印の矢頭が前側(頭部側)に向かうようにシート10の上面側に貼り付けられている。しかし、これに限られるものではなく、矢印の矢頭が後ろ側(足部側)に向かうように貼り付けても良い。これにより、手術の種類や術部の位置に対するシートの向きがわかりやすくなるため、作業効率が上がる。
図1に示すように、左右方向表示部72は、シート部10の前後幅方向のほぼ中心であって、シート部10の上側面の左右縁部10a,10bの近傍に設けられている。
右側に設けられた左右方向表示部72aは、矢印の矢頭が右側を向くように、左側に設けられた左右方向表示部72bは、矢頭が左側を向くように、それぞれ所定の接着方法により貼り付けられているのが好ましい。これにより、シートを広げるための向きがわかりやすくなるため、作業効率が上がる。
なお、本実施形態においては上下方向表示部と左右方向表示部の色を変えておくのが好ましい。これにより、使用時の誤認を減らすことができる。
次に、本実施形態にかかる医療用ドレープ1の使用方法について説明する。
なお、説明に際して、セルジンガー法を用いて、栄養を送るためのカテーテルを患者の中心静脈に挿入する方法を例に説明する。
まず、上下方向表示部71にしたがって、折り畳まれた医療用ドレープ1の向きを合わせる。本実施形態においては、矢印の矢頭が、患者の頭部に向くように、向きを合わせる。
次に、医療用ドレープ1のサイドに設けられた左右方向表示部72にしたがって、シート部10の縁部を矢印の矢頭方向に広げる。なお、本実施形態においては、医療用ドレープ1を広げた際に下側面が患者側と接するように折り畳まれているので、医療用ドレープ1の上下面を気にすることなく、簡単に広げることができる。
そして、広げられた医療用ドレープ1を手術台に載せられた患者に対して、術部(腋窩)が開口部20から露出されるように、患者に医療用ドレープ1を被せる。
シート部10の下側面に設けられた第1貼付部61、第2貼付部62を、患者に貼り付ける。
術部を消毒した後、執刀医は通常の手技に則って、ガイドワイヤーGWを血管内に挿入し、ガイドワイヤーGWを目的位置まで挿入する。ガイドワイヤーGWの外側にカテーテルを挿入したのち、血管内の目的位置までカテーテルを挿入する。
その後、ガイドワイヤーGWを抜きとる。カテーテルの留置後、脆弱部を破断することで、シート部10を切り開き、医療用ドレープを取り除くことで手術は完了する。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本実施形態にかかる医療用ドレープの斜視図である。 本実施形態にかかる図1のX−X矢視における断面図である。 他の実施形態にかかる図1のX−X矢視における断面図である。 ガイドワイヤーの構造を示す部分断面図である。
符号の説明
1 医療用ドレープ
10 シート部
20 開口部
30 固定部
40 脆弱部
50 吸水部
51 第1吸水部
52 第2吸水部
60 貼付部
61 第1貼付部
62 第2貼付部
70 方向表示部
71 上下方向表示部
72 左右方向表示部
GW ガイドワイヤー
GWa 先端部
GWb 基端部

Claims (6)

  1. 患者の血管内にガイドワイヤーを挿入する際に用いる医療用ドレープであって、
    前記患者を覆うシート部と、
    前記シート部に開口して術部を露出させるとともに、前記ガイドワイヤーの先端部を挿入させるための開口部と、
    前記ガイドワイヤーの基端部を、前記シート部の前記ガイドワイヤーが挿入される側の表面に固定する固定部と、
    を備えることを特徴とする医療用ドレープ。
  2. 前記シート部に設けられ、前記シート部の縁部から前記開口部に達する脆弱部を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療用ドレープ。
  3. 前記開口部の両側に所定の間隔で配置され、前記シート部の前記ガイドワイヤーが挿入される側の表面に接着された吸水性を有する材料からなる吸水部を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の医療用ドレープ。
  4. 前記開口部の周縁の少なくとも一部で前記シート部の前記患者と接する側の表面に設けられ、前記シート部を前記患者に固定するための貼付部を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の医療用ドレープ。
  5. 前記シート部の前記ガイドワイヤーが挿入される側の表面に設けられ、前記患者の頭部又は足部の方向を示す上下方向表示部を備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の医療用ドレープ。
  6. 前記シート部の前記ガイドワイヤーが挿入される側の表面に設けられ、折り畳まれた前記医療用ドレープを広げる際に、広げる方向を示す左右方向表示部を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の医療用ドレープ。
JP2007003918A 2007-01-11 2007-01-11 医療用ドレープ Pending JP2008167943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007003918A JP2008167943A (ja) 2007-01-11 2007-01-11 医療用ドレープ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007003918A JP2008167943A (ja) 2007-01-11 2007-01-11 医療用ドレープ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008167943A true JP2008167943A (ja) 2008-07-24

Family

ID=39696584

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007003918A Pending JP2008167943A (ja) 2007-01-11 2007-01-11 医療用ドレープ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008167943A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035996A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Soejima Kazutaka 外科用覆布様シート
JP2014131713A (ja) * 2013-12-10 2014-07-17 Soejima Kazutaka 外科用覆布様シート
JP2020069298A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 日本バイリーン株式会社 手術用シート及びその使用方法
JP2020069297A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 日本バイリーン株式会社 手術用シート
JP2020074917A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 国立大学法人 岡山大学 電気刺激支援システム及び電気刺激支援方法
JP7292879B2 (ja) 2016-06-17 2023-06-19 ジャイロスコープ・セラピューティクス・リミテッド 治療薬の網膜下送達のための注入装置
JP7491552B2 (ja) 2020-05-13 2024-05-28 株式会社シンクアウト 手術用覆布、機械学習装置及び識別システム

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3483494A (en) * 1965-09-03 1969-12-09 Surgitool Inc Magnetic surgical drape
US4479492A (en) * 1980-10-24 1984-10-30 Kimberly-Clark Corporation Bilateral split surgical drape
JPS61181458A (ja) * 1985-01-11 1986-08-14 サーギコス・インコーポレイテツド 泌尿器科内視鏡下手術用ドレープ
JPS61191352A (ja) * 1984-12-18 1986-08-26 キンバリ− クラ−ク コ−ポレ−シヨン 心臓血管関係の処置のための手術用使いすてドレ−プ
US4944311A (en) * 1988-03-09 1990-07-31 Jodel Medical Products, Inc. Surgical instrument retainer
JPH0652808U (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 株式会社塚田メディカル・リサーチ ディスポーザブル手術用ドレープ
US5902275A (en) * 1997-04-21 1999-05-11 Dobkin; William R. Surgical attachment device for use with angioplasty devices and the like
WO2000048526A1 (en) * 1999-02-18 2000-08-24 Technovent Ltd. Mat for retaining surgical instruments
JP2000517215A (ja) * 1996-08-30 2000-12-26 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 開頭用ドレープ
JP2001353226A (ja) * 2000-04-10 2001-12-25 Shaun L W Samuels 医療用ガイドワイヤーの格納装置
JP2004057564A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Kyushu Sheen Man Hanbai Kk 医療用ドレープ
JP2006051091A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Olympus Corp 患者保護シート

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3483494A (en) * 1965-09-03 1969-12-09 Surgitool Inc Magnetic surgical drape
US4479492A (en) * 1980-10-24 1984-10-30 Kimberly-Clark Corporation Bilateral split surgical drape
JPS61191352A (ja) * 1984-12-18 1986-08-26 キンバリ− クラ−ク コ−ポレ−シヨン 心臓血管関係の処置のための手術用使いすてドレ−プ
JPS61181458A (ja) * 1985-01-11 1986-08-14 サーギコス・インコーポレイテツド 泌尿器科内視鏡下手術用ドレープ
US4944311A (en) * 1988-03-09 1990-07-31 Jodel Medical Products, Inc. Surgical instrument retainer
JPH0652808U (ja) * 1992-12-28 1994-07-19 株式会社塚田メディカル・リサーチ ディスポーザブル手術用ドレープ
JP2000517215A (ja) * 1996-08-30 2000-12-26 キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド 開頭用ドレープ
US5902275A (en) * 1997-04-21 1999-05-11 Dobkin; William R. Surgical attachment device for use with angioplasty devices and the like
WO2000048526A1 (en) * 1999-02-18 2000-08-24 Technovent Ltd. Mat for retaining surgical instruments
JP2001353226A (ja) * 2000-04-10 2001-12-25 Shaun L W Samuels 医療用ガイドワイヤーの格納装置
JP2004057564A (ja) * 2002-07-30 2004-02-26 Kyushu Sheen Man Hanbai Kk 医療用ドレープ
JP2006051091A (ja) * 2004-08-10 2006-02-23 Olympus Corp 患者保護シート

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010035996A (ja) * 2008-08-01 2010-02-18 Soejima Kazutaka 外科用覆布様シート
JP2014131713A (ja) * 2013-12-10 2014-07-17 Soejima Kazutaka 外科用覆布様シート
JP7292879B2 (ja) 2016-06-17 2023-06-19 ジャイロスコープ・セラピューティクス・リミテッド 治療薬の網膜下送達のための注入装置
JP2020069298A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 日本バイリーン株式会社 手術用シート及びその使用方法
JP2020069297A (ja) * 2018-11-02 2020-05-07 日本バイリーン株式会社 手術用シート
JP2020074917A (ja) * 2018-11-07 2020-05-21 国立大学法人 岡山大学 電気刺激支援システム及び電気刺激支援方法
JP7491552B2 (ja) 2020-05-13 2024-05-28 株式会社シンクアウト 手術用覆布、機械学習装置及び識別システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008167943A (ja) 医療用ドレープ
ES2568202T3 (es) Sistema de paño con tira de cremallera y métodos para fabricar el mismo
US8827960B2 (en) Catheter anchoring system, apparatus and method
JP5844730B2 (ja) イントロデューサーシース組立体
JP5877665B2 (ja) カテーテル固定具
US6966320B1 (en) Surgical covering assembly
ES2649113T3 (es) Fijación de catéter mediante tiras de fijación integradas
JP2013070886A (ja) カテーテル固定具
JP2006271600A (ja) トロカール装着器具
WO2006095849A1 (ja) 無菌テント
WO2006016612A1 (ja) 患者保護シート
JP5416547B2 (ja) フィルムドレッシング
JP5706422B2 (ja) 血管造影術のための工具を保持する手術器具配置工具
JP6709468B2 (ja) パッチ
JP5513160B2 (ja) 開脚用ドレープ
US20100170520A1 (en) Angiography surgical drape
JP4476925B2 (ja) 手術用覆布及び手術野開孔周縁用粘着フィルム
JP2015167595A (ja) 医療器具固定用キット
JP2014204975A (ja) 開脚手術用ドレープ
JP7197564B2 (ja) 医療デバイス
US20220218952A1 (en) Device and system for locating guidewire
JP5827547B2 (ja) ドレープおよび使い捨て医療機器セット
JP2021186682A (ja) カテーテル固定具
JP6344980B2 (ja) 医療用保持デバイス
JP4936383B2 (ja) 血液吸収止血スポンジ棒用保持バンド

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091201

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100415

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100416

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110222

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110224

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110422

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110802