JP2008166647A - 半導体基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】DSB(Direct Silicon Bonding)構造を有する半導体基板およびその製造方法において、貼りあわせる2枚のウェーハの回転角を最適化することによって、半導体基板上に形成される半導体デバイスの歩留まりの向上を可能にする半導体基板およびその製造方法を提供する。
【解決手段】{100}面方位を有する第1の半導体ウェーハ102と、{110}面方位を有する第2の半導体ウェーハ104とが直接接合することによって形成される半導体基板であって、
第1の半導体ウェーハ102表面の<110>方向と、第2の半導体ウェーハ表面104の<110>方向と間の角度(回転角)が、7度以上13度以下であることを特徴とする半導体基板およびその製造方法。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体基板およびその製造方法に関し、特に2枚のウェーハを接合することによって形成される半導体基板およびその製造方法に関する。
現在の半導体製品の製造においては、一般に、表面が単一の結晶面方位を有するシリコンウェーハなどの半導体ウェーハが使用される。特に、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(MOSFET:Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)で構成されるLSI(Large Scale Integrated circuit)においては、結晶面方位が{100}のシリコンウェーハを使用することが主流となっている。
シリコンウェーハにおいては、MOSFETのキャリアのうち、電子は{100}結晶面方位の<110>方向で、正孔は{110}結晶面方位の<110>方向で高い移動度を有することが知られている。すなわち、{100}結晶面方位での正孔移動度は、電子移動度にくらべて1/2〜1/4になる。このアンバランスを補うため、通常、正孔をキャリアとするpMOSFETのチャネル幅は、電子をキャリアとするnMOSFETに対し幅広くなるように設計されている。この設計により、nMOSFETとpMOSFETの駆動電流のバランスが保たれ、均一な回路動作が保障されている。もっとも、幅広のpMOSFETによりLSIのチップ面積が増大するという別の問題が生じる。
他方、{110}結晶面方位での<110>方向の正孔移動度は、{100}結晶面方位での正孔移動度に比べて約2倍になる。したがって、{110}面上に形成されたpMOSFETは、{100}面上に形成されたpMOSFETに比べて高い駆動電流を示す。しかし、残念ながら、{110}結晶面方位での電子移動度は、{100}結晶面方位に比べて大幅に劣化するためnMOSFETの駆動能力は劣化する。
このように、表面が{110}結晶面方位を有するシリコンウェーハは、正孔移動度に優れるためpMOSFETにとって最適であるが、電子移動度に劣るためnMOSFETには適していない。逆に、表面が{100}結晶面方位を有するシリコンウェーハは、電子移動度に優れるためnMOSFETにとって最適であるが、正孔移動度に劣るためpMOSFETには適していない。
そこで、2枚のシリコンウェーハの直接接合(貼り合わせ)によって、同一のシリコンウェーハ表面に相異なる結晶面方位を有する領域を作成し、nMOSFETとpMOSFETをそれぞれ最適な結晶面方位の上に作成する様々な技術が提案されている。すなわち、例えば、シリコンウェーハ表面に{100}面と{110}面の領域を作成し、{100}面上にnMOSFETを、{110}面上にpMOSFETを形成することにより、高性能かつ高集積化されたLSIの実現を可能とする技術が提案されている。
その技術の一つとして、異なる結晶面方位を表面に有するシリコンウェーハ同士を直接接合したのち、シリコン等のイオン注入によって、上層のシリコン単結晶層を下層との接合界面までアモルファス化し、アニールで下層の結晶方位情報をもとに再結晶化することによって、シリコンウェーハ表面に相異なる結晶面方位を有する領域を作成する方法(ATR法:Amorphization/Templated Recrystalization法)が、例えば、特許文献1に開示されている。
なお、上述のように、2枚のシリコンウェーハを厚い酸化膜を介することなく直接接合した構造は、DSB構造(Direct Silicon Bonding structure)と称される。
US 7,060,585 B1
相異なる結晶面方位のウェーハを直接張り合わせるDSB構造の半導体基板は、その接合界面において必然的に格子のズレ(格子不整合)が生じる。このため、ウェーハ接合熱処理、基板表面の平坦化熱処理、あるいはLSI製造工程における熱処理を施した場合に、格子不整合に伴うミスフィット転位が発生し、または、界面準位が増加し、LSI特性の劣化が生じる恐れがある。このため、例えば、ATR法における再結晶化の際に、ミスフィット転位に起因する結晶欠陥が生ずることが懸念される。また、例えば、界面準位の増加により、接合界面を横切るpnジャンクションにおけるリーク電流の増大も懸念される。
従来、{100}面方位を有するシリコンウェーハと、{110}面方位を有するシリコンウェーハを直接接合する場合には、{100}面方位を有するシリコンウェーハ表面の<110>方向と、{110}面方位を有するシリコンウェーハ表面の<110>方向と間の角度(回転角)が、0度、すなわち一致するように張り合わせられるのが一般的であった。これは、pMOSFETでは、{110}面の<110>方向でホール移動度が高く、nMOSFETでは、{100}面の<110>方向で電子の移動度が高いため、接合されたシリコン基板上にCMOS(Complementary MOS)LSIを形成する場合に、回転角を0度とすることが、もっとも設計効率よく移動度増加の利点を引き出してLSIの性能を向上させることができるからである。
もっとも、0度の回転角が、格子不整合に伴うミスフィット転位や界面準位の増加を抑制する上で最適な回転角であるか否かについては、必ずしも明らかにされていなかった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、その目的とするところは、DSB構造を有する半導体基板およびその製造方法において、貼りあわせる2枚のウェーハの回転角を最適化することによって、半導体基板上に形成される半導体デバイスの歩留まりの向上を可能にする半導体基板およびその製造方法を提供することにある。
本発明の一態様の半導体基板は、
{100}面方位を有する第1の半導体ウェーハと、{110}面方位を有する第2の半導体ウェーハとが直接接合することによって形成される半導体基板であって、
前記第1の半導体ウェーハ表面の<110>方向と、前記第2の半導体ウェーハ表面の<110>方向との間の角度(回転角)が、7度以上13度以下であることを特徴とする。
ここで、前記第1の半導体ウェーハおよび前記第2の半導体ウェーハがSiGe1−x(0≦x≦1)で形成されていることが望ましい。
本発明の一態様の半導体基板の製造方法は、
{100}面方位を有する第1の半導体ウェーハと、{110}面方位を有する第2の半導体ウェーハとを準備する工程と、
前記第1の半導体ウェーハ表面の<110>方向と、前記第2の半導体ウェーハ表面の<110>方向との間の角度(回転角)が、7度以上13度以下の範囲となるように、前記第1の半導体ウェーハと前記第2の半導体ウェーハとを接合する工程とを有することを特徴とする。
ここで、前記準備する工程において、前記接合する工程において接合面となる第1の半導体ウェーハ表面の酸化膜厚と、前記接合する工程において接合面となる第2の半導体ウェーハ表面の酸化膜厚との合計が1nm以下であることが望ましい。
また、この製造方法において、前記第1の半導体ウェーハおよび前記第2の半導体ウェーハがSiGe1−x(0≦x≦1)で形成されていることが望ましい。
本発明によれば、DSB構造を有する半導体基板およびその製造方法において、貼りあわせる2枚のウェーハの回転角を最適化することによって、半導体基板上に形成される半導体デバイスの歩留まりの向上を可能にする半導体基板およびその製造方法を提供することが可能になる。
以下、本発明に係る半導体基板およびその製造方法についての実施の形態につき、添付図面に基づき説明する。
なお、実施の形態においては、半導体ウェーハとしてシリコンウェーハを用いる場合を例にして説明するが、本発明は必ずしもシリコンウェーハを用いた半導体基板の製造方法に限定されるわけではない。
また、本明細書中においては、(100)面、(110)面と結晶学的に等価な面を代表する表記として、それぞれ、{100}面、{110}面という表記を用いる。そして、〔100〕方向、〔110〕方向と結晶学的に等価な方向を代表する表記として、それぞれ<100>方向、<110>方向という表記を用いる。
〔実施の形態〕
本発明の実施の形態の半導体基板は、{100}面方位を有する第1のシリコンウェーハと、{110}面方位を有する第2のシリコンウェーハとが直接接合することによって形成される半導体基板であって、第1のシリコンウェーハ表面の<110>方向と、第2のシリコンウェーハ表面の<110>方向との間の角度(回転角)が、7度以上13度以下であることを特徴とする。
ここで、シリコンウェーハが{100}面方位を有するとは、必ずしもウェーハ表面が{100}面と完全一致している場合のみならず、概ね{100}面方位を有していることを意味する。より具体的には、ウェーハ表面が{100}面に対して、0度以上5度以下の範囲を有している場合をいう。{110}面についても同様である。
また、直接接合するとは、2枚のウェーハの接合界面に厚いシリコン酸化膜がない状態、すなわち、明瞭に連続したシリコン酸化膜層が界面に形成されていない状態をいう。より厳密には、2枚のウェーハの少なくとも一部の領域で、界面を挟んで上側のシリコン原子と、下側のシリコン原子が酸素を介さずに結合している状態をいう。
そして、第1のシリコンウェーハ表面の<110>方向と、第2のシリコンウェーハ表面の<110>方向との間の角度(回転角)とは、厳密には、それぞれのウェーハに対して複数ある<110>方向のうち、もっとも、間の角度の小さい組み合わせについての角度を意味する。
図1に本実施の形態の半導体基板の模式図を示す。第1のシリコンウェーハである{100}面方位ウェーハ102をベースウェーハとして、第2のシリコンウェーハである{110}面方位ウェーハ104がボンドウェーハとして厚い酸化膜を介することなく直接接合されている。
そして、本実施の形態においては、後にATR法等を使って、半導体基板表面に異なる面方位を有する領域を現出させる必要から、{110}面方位ウェーハ104が{100}面方位ウェーハ102よりも薄膜化されている。具体的には、100nmから1μm程度の厚さとなっている。
そして、上述したように、接合界面にて{110}面方位ウェーハ104と接している{100}面方位ウェーハ102表面の<110>方向と、{110}面方位ウェーハ104表面の<110>方向との間の角度(回転角)βが、7度以上13度以下となっている。なお、このとき、シリコン結晶の対称性から、必然的に図に示したように、{100}面方位ウェーハ102表面の<110>方向と、{110}面方位ウェーハ104表面の<100>方向との間の角度もβとなる。
上述のように、従来、{100}面方位を有するシリコンウェーハと、{110}面方位を有するシリコンウェーハを直接接合する場合には、{100}面方位を有するシリコンウェーハ表面の<110>方向と、{110}面方位を有するシリコンウェーハ表面の<110>方向との間の角度(回転角)βが、0度、すなわち一致するように張り合わせられるのが一般的であった。
しかしながら、本実施の形態のように、回転角βを7度以上13度以下とすることによって、LSI等の電子デバイスを基板上に形成する際の、格子不整合に伴うミスフィット転位や界面準位の増加を効果的に抑制するという作用・効果を得ることができる。
以下、回転角βを7度以上13度以下とすることにより、上記作用・効果が得られる点について、より具体的にシミュレーション結果を用いて説明する。
ここでは、(100)面方位を有するシリコンウェーハと、(110)面方位を有するシリコンウェーハが直接接合するシリコン基板について、図1に示す回転角βを変化させた場合の安定性を、分子軌道計算を用いたシミュレーションを行うことにより評価した。
なお、分子軌道計算はすべて非経験的分子軌道法で行った。
まず、Si(110)表面についてはSi6864モデルクラスター、Si(100)表面はSi5864モデルクラスターでそれぞれモデル化した。そして、それぞれの表面部分のH原子を除去してSiダングリングボンドが両表面に多数存在する状態で両者を近づけて、界面原子配列の最適化を行った。
計算は、接合面の結晶方向の組み合わせとして、両面の<110>方向を合わせたものから垂直方向の間、すなわち、回転角βが0度のものから90度の間で6種類の接合モデルについて計算し、その安定性を比較した。そして、安定性のパラメータとしては、元々の2個のクラスターが反応して相当分のHが外れて界面クラスターができる場合の反応エネルギーを用いた。すなわち、(110)面モデルクラスター+(100)面モデルクラスター→接合モデルクラスター+Hの反応が安定化(発熱反応)であれば+(プラス)、不安定化(吸熱反応)であれば−(マイナス)の反応エネルギーで接合クラスターの安定性を評価した。
シミュレーション結果を表1に示す。
Figure 2008166647
表1には、各モデルを使用して反応エネルギーを計算した回転角の範囲、それぞれの回転角の範囲における最大(負の場合は絶対値が最小)の反応エネルギー、接合クラスターの安定性順を示している。なお、反応エネルギーについては、接合モデル#1の場合を−1.0として相対値で示した。
反応エネルギーは、すべて負の値を示しており、吸熱的であることがわかる。これは、安定な各々のクラスターを異なる面方位で強引に接合させて、クラスターの間に結合の歪みが生じているためである。
表1から明らかなように、接合モデル#1の場合がもっとも反応エネルギーが大きく(絶対値が小さく)、安定である。そして、接合モデル#1の場合、界面原子配列最適化後に反応エネルギーが最大となる安定構造は、回転角が約10度の場合であることもシミュレーションから明らかになった。
上記、シミュレーション結果から、本実施の形態のように、接合界面にて{110}面方位ウェーハと接している{100}面方位ウェーハ表面の<110>方向と、{110}面方位ウェーハ表面の<110>方向との間の回転角βが10度前後、すなわち、7度以上13度以下の場合に、もっとも安定、すなわち、接合における歪みが最小であることが分かる。
したがって、本実施の形態の半導体基板によれば、その後、熱処理等のプロセスを経ても、格子不整合に伴うミスフィット転位や界面準位の増加を抑制することが可能となる。
なお、本実施の形態においては、{100}面方位ウェーハ表面の<110>方向と、{110}面方位ウェーハ表面の<110>方向とが完全に一致しないことから、面方位および結晶方向を制御してのキャリアの移動度向上効果を最大限利用できるとは言い切れない。しかしながら、最適な方向から約10度のズレが生じたとしても、急激なキャリア移動度の劣化は生じないため、本実施の形態においても、十分なキャリア移動度向上効果を享受することが可能である。
また、本実施の形態においては、{100}面方位ウェーハをベースウェーハ、{110}面方位ウェーハをボンドウェーハとしたが、{110}面方位ウェーハをベースウェーハ、{100}面方位ウェーハをボンドウェーハとしても、同様の作用・効果を得ることが可能であり、本発明はこれを排除するものではない。
また、ここでは、半導体ウェーハがシリコン(Si)である場合について記述したが、基本的にシリコン同様の結晶構造を有するSiGe1−x(0≦x<1)であっても同様の作用・効果を得ることが可能である。加えて、SiGe1−x(0≦x<1)を材料として用いることにより、キャリア、特に、pMOSFETのキャリアであるホールの移動度が向上する。よって、半導体基板上に形成されるLSIがより高性能化するという効果が得られる。
次に、本実施の形態の半導体基板の製造方法について説明する。本実施の形態の半導体基板の製造方法は、{100}面方位を有する第1のシリコンウェーハと、{110}面方位を有する第2の半導体シリコンウェーハとを準備する工程と、第1のシリコンウェーハ表面の<110>方向と、第2のシリコンウェーハ表面の<110>方向と間の角度(回転角)が、7度以上13度以下の範囲となるように、第1のシリコンウェーハと第2のシリコンウェーハとを接合する工程とを有することを特徴とする。
以下、本実施の形態の半導体基板の製造方法について、図2の製造工程フロー図を参照しつつ、より具体的に記載する。
まず、図2(a)に示す工程で、例えば、チョクラルスキー法(CZ法)により引上げた結晶方位{100}のシリコン単結晶インゴットを、所定の角度、例えば、{100}面に対して0度以上5度以下、例えば、0.2度程度の傾斜角(オフ角)を有するようにスライスしてシリコンウェーハを作成する。続いて、このシリコンウェーハを、例えば、フッ化水素−硝酸での洗浄を行った後に、ミラー研磨する。そうすることによって、表面が{100}面に対して所定の傾斜角(オフ角)を有するベースウェーハ(第1の半導体ウェーハ)102を準備する。
次に、やはり、図2(a)に示す工程で、例えば、チョクラルスキー法(CZ法)により引上げた結晶方位{110}のシリコン単結晶インゴットを、所定の角度、例えば、{110}面に対して0度以上5度以下、例えば、0.2度程度の傾斜角(オフ角)を有するようにスライスしてシリコンウェーハを作成する。続いて、このシリコンウェーハを、例えば、フッ化水素−硝酸での洗浄を行った後に、ミラー研磨する。そうすることによって、表面が{110}面に対して所定の傾斜角(オフ角)を有するボンドウェーハ(第2の半導体ウェーハ)104を準備する。
ここで、ベースウェーハ102およびボンドウェーハ104双方または一方に、バッチ式縦型熱処理炉あるいは枚葉式のRTP(Rapid Thermal Processing)装置等の熱処理装置を用いて、熱処理を行っても構わない。この熱処理は、1025℃以上1250℃以下の温度、30秒以上2時間以下の時間、還元性ガス、不活性ガス、または、還元性ガスと不活性ガスとの混合ガス雰囲気中で行うことが好ましい。なぜなら、この熱処理によって、それぞれ、あるいは一方のシリコンウェーハ表面が平坦化され、2枚のウェーハの接合界面の平坦度が向上するからである。このため、接合後の界面における結晶欠陥の発生が抑制され、製造されたシリコン基板に対して、イオン注入によるアモルファス化と、アニールでの再結晶化により基板表面に異なる結晶面方位を有する領域を作成する場合(ATR法)に、接合界面の結晶欠陥に起因する結晶欠陥の発生を抑制することが可能になるからである。
なお、{100}面および{110}面に対する傾斜角を0度以上5度以下とするのは、この範囲を超えると、nMOSFET、pMOSFETそれぞれについて、キャリアの移動度の増大効果を十分に享受できなくなる可能性があるためである。また、この範囲を超えると、上記記載した接合前の平坦化熱処理を付加した場合に、ウェーハ表面の平坦面が結晶面となる段差構造の形成が困難となるため、ウェーハ表面の平坦性が劣化し、十分な結晶欠陥抑制効果を発揮できなくなるおそれがあるからである。
また、ベースウェーハ102およびボンドウェーハ104の表面粗さがRMS(Root Mean Square:平均二乗根)にして2nm以下であることが望ましい。例えば、上記ミラー研磨の条件設定によって、表面粗さを2nm以下とすることが可能となる。
この場合のRMSは、例えば、ウェーハ表面の任意の3μmの測定長をAFM(Atomic Force Microscope)で、測定した値を採用することができる。
このように、表面粗さを限定することによって、貼り合わせた後の熱処理における界面ボイドの発生を効果的に抑制することが可能だからである。
次に、図2(b)に示す工程で、ボンドウェーハ104の片面に対して水素イオンまたは希ガスイオン、ここでは水素イオンを3E16〜1E17atoms/cm程度注入し、イオンの平均進入深さにおいて、ウェーハ表面に平行な微小気泡層(封入層)106を形成する。
次に、図2(c)に示す工程で、水素イオンを注入したボンドウェーハ104の水素イオン注入面と、ベースウェーハ102を重ねて密着させる。
この際、図3に示すように、{100}面方位を有するベースウェーハ102の<110>方向に対して、{110}面方位を有するボンドウェーハ104の<110>方向を、回転角βにして、7度以上13度以下回転させた状態で貼り合わせる。
密着前に、例えばRCA洗浄等の洗浄処理を行い、ウェーハ表面の付着物等を除去すると共に、1〜2nm程度の厚さの自然酸化膜(シリコン酸化膜)をそれぞれの表面に成長させる。この貼り合わせる工程においては、例えば常温の清浄な雰囲気下で2枚のウェーハの表面同士を接触させることにより、接着剤等を用いることなくシリコンウェーハを接合させることが可能となる。ただし、一定のシリコン酸化膜が界面に無い場合には、接合は困難である。
この工程において、界面酸化膜108の厚さが、10nm以下となるようにする。この界面酸化膜108の膜厚調整は、接合前の洗浄処理による酸化膜(ケミカルオキサイド)の形成等により行われる。例えば、RCA洗浄により酸化膜(ケミカルオキサイド)を形成することによって可能となる。なお、ここで界面酸化膜108の厚さを10nm以下とするのは、これ以上厚くなると後の熱処理により、界面酸化膜を除去することが極めて困難となるためである。
また、前記接合する工程において接合面となるベースウェーハ102表面の酸化膜厚と、接合面となるボンドウェーハ104表面の酸化膜厚との合計が1nm以下であることが望ましい。合計が1nm以下であると、2枚のウェーハを接合した状態での熱処理により、酸素の基板中への拡散で容易に界面酸化膜が消失する。したがって、後に記述するボンドウェーハ104を薄膜化した状態での界面酸化膜除去の熱処理を省略することが可能となり、製造工程簡略化を図ることが可能となるからである。
このように、接合面の酸化膜厚の合計を1nm以下とするには、例えば、接合前の前処理において、RCA洗浄により酸化膜(ケミカルオキサイド)を2nm程度成長させた後、希弗酸(HF)を処理液とするエッチバックにより一部除去して薄膜化する方法が考えられる。
次に、図2(d)に示す工程で、微小気泡層(封入層)106を境界として、剥離ウェーハ110と、シリコン基板114に分離する。シリコン基板114は、ボンドウェーハ104の一部であるシリコン基板上側層112と、ベースウェーハ102とが接合された基板である。そして、この工程においては、例えば、不活性ガス雰囲気中で、約500℃以上の温度で熱処理を加えることにより、シリコン原子の再配列と、水素気泡の凝集により、剥離ウェーハ110とシリコン基板114に分割される。
次に、図2(e)に示す工程で、シリコン基板114の表面を平坦化する処理を行う。この平坦化処理は、例えば、研磨装置による表面研磨、あるいは、還元性あるいは不活性ガス雰囲気中での熱処理、あるいは、ウェットエッチング等により行うことが考えられる。
次に、図2(f)の工程において、シリコン基板114を、例えば、1100℃以上1350℃以下の温度、還元性ガス、不活性ガス、または、還元性ガスと不活性ガスとの混合ガス雰囲気中で熱処理する。この熱処理は、シリコン基板114表面の平坦化および界面酸化膜108の除去を一括して行うための熱処理である。この熱処理は、例えば、ヒーター加熱による縦型熱処理炉を用いて行う。
この平坦化・界面酸化膜除去熱処理により、図2(g)に示すように、表面が平坦化された結晶方位{110}のシリコン基板上側層112と、結晶方位{100}のベースウェーハ102が、シリコン酸化膜のない界面116で接合されたシリコン基板114が形成される。
なお、本実施の形態においては、この平坦化・界面酸化膜除去熱処理が、ベースウェーハ102とシリコン基板上側層112との結合熱処理も兼ねている。シリコン基板114の製造工程を簡略化する観点からは、本実施の形態のように、結合熱処理を兼ねることが望ましいが、結合熱処理を別途平坦化・界面酸化膜除去熱処理の前に行うことを本発明は妨げるものではない。
以上、本実施の形態のシリコン基板の製造方法によれば、2枚のウェーハの接合によりDSB構造を有するシリコン基板を製造する場合に、半導体基板上に形成される半導体デバイスの歩留まりの向上を可能にする半導体基板およびその製造方法を提供することが可能になる。
なお、ここでは、半導体ウェーハがシリコン(Si)である場合について記述したが、基本的にシリコン同様の結晶構造を有するSiGe1−x(0≦x<1)であっても同様の作用・効果を有する半導体基板を製造することが可能である。加えて、SiGe1−x(0≦x<1)を材料として用いることにより、キャリア、特に、pMOSFETのキャリアであるホールの移動度が向上する。よって、半導体基板上に形成されるLSIがより高性能化するという効果を有する半導体基板の製造が可能である。
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。実施の形態の説明においては、半導体基板、半導体基板の製造方法等で、本発明の説明に直接必要としない部分等については記載を省略したが、必要とされる半導体基板、半導体基板の製造方法等に関わる要素を適宜選択して用いることができる。
また、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての半導体基板およびその製造方法は、本発明の範囲に包含される。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明するが、これらによって本発明が限定されるものではない。
チョコラルスキー法(CZ法)により、8インチの結晶面方位(100)のシリコン単結晶インゴットを製造した。このインゴットは、ボロンを不純物とするpタイプシリコン単結晶であり、抵抗率は9〜22Ωcmとした。このシリコン単結晶インゴットを(100)面に対し、0.2度のオフ角となるようにスライスし、ベースウェーハを準備した。
同様に、チョコラルスキー法(CZ法)により、8インチの結晶面方位(110)のシリコン単結晶インゴットを製造した。このインゴットは、ボロンを不純物とするpタイプシリコン単結晶であり、抵抗率は9〜22Ωcmとした。このシリコン単結晶インゴットを(110)面に対し、0.2度のオフ角となるようにスライスし、ボンドウェーハを準備した。
次に、スライスによって得られたベースウェーハおよびボンドウェーハを、フッ化水素−硝酸での洗浄を行った後に、ミラー研磨した。
その後に、ボンドウェーハに対して、加速電圧125加速電圧KeV、ドーズ量1E17atoms/cmの水素イオン注入を行った。
次に、RCA洗浄後に水素イオンを注入したボンドウェーハ104の水素イオン注入面と、ベースウェーハ102を重ねて密着させた。
RCA洗浄後、時間をおかずに密着させることで、貼り合わせ後の界面酸化膜が10nm以下の膜厚となるようにした。
なお、貼り合わせの際、{100}面方位を有するベースウェーハの<110>方向に対して、{110}面方位を有するボンドウェーハの<110>方向を、回転角βにして、0度、2.5度、5.0度、7.5度、10.0度、12.5度および15.0度で回転させた状態で貼り合わせた試料を準備した。
それぞれの試料は、アルゴンガス雰囲気中で、約600℃で熱処理することにより、ボンドウェーハ部分を分割した。これにより、シリコン基板上側層が1μmとなるようにした。
その後、それぞれの試料の表面を表面研磨装置により研磨して平坦化した。
そして、研磨による平坦化後に、アルゴンガス雰囲気中、1200℃、1時間の平坦化・界面酸化膜除去熱処理を行った。
平坦化・界面酸化膜除去熱処理を行った回転角βの異なるそれぞれの試料について、平面TEMにより界面の転位密度を評価した。平面TEMによる評価は、各条件につき、1枚のウェーハにつき、任意のウェーハ面内3点で、3μm×3μmの検査領域について、TEM画像中の視認できる転位をカウントし平均値を算出した。結果を図4に示す。図4においては、回転角0度の場合の界面転位密度を1として、相対比で界面転位密度の回転角β依存性を示した。
図4から明らかなように、回転角βにして7度以上13度以下の領域での界面転位密度が、回転角0度の場合と比較して、1/5以下と極めて低く良好であることが明らかになった。
実施の形態の半導体基板の模式図。 実施の形態の製造工程フロー図。 実施の形態の製造工程における貼り合わせ方法の説明図。 実施例の回転角βと界面転位密度の関係を示す図。
符号の説明
102 ベースウェーハ(第1の半導体ウェーハ、{100}面方位ウェーハ)
104 ボンドウェーハ(第2の半導体ウェーハ、{110}面方位ウェーハ)
106 微小気泡層(封入層)
108 界面酸化膜
110 剥離ウェーハ
112 シリコン基板上側層
114 シリコン基板
116 シリコン酸化膜のない界面

Claims (5)

  1. {100}面方位を有する第1の半導体ウェーハと、{110}面方位を有する第2の半導体ウェーハとが直接接合することによって形成される半導体基板であって、
    前記第1の半導体ウェーハ表面の<110>方向と、前記第2の半導体ウェーハ表面の<110>方向との間の角度(回転角)が、7度以上13度以下であることを特徴とする半導体基板。
  2. 前記第1の半導体ウェーハおよび前記第2の半導体ウェーハがSiGe1−x(0≦x≦1)で形成されていることを特徴とする請求項1記載の半導体基板。
  3. {100}面方位を有する第1の半導体ウェーハと、{110}面方位を有する第2の半導体ウェーハとを準備する工程と、
    前記第1の半導体ウェーハ表面の<110>方向と、前記第2の半導体ウェーハ表面の<110>方向との間の角度(回転角)が、7度以上13度以下の範囲となるように、前記第1の半導体ウェーハと前記第2の半導体ウェーハとを接合する工程を有することを特徴とする半導体基板の製造方法。
  4. 前記準備する工程において、前記接合する工程において接合面となる第1の半導体ウェーハ表面の酸化膜厚と、前記接合する工程において接合面となる第2の半導体ウェーハ表面の酸化膜厚との合計が1nm以下であることを特徴とする請求項3記載の半導体基板の製造方法。
  5. 前記第1の半導体ウェーハおよび前記第2の半導体ウェーハがSiGe1−x(0≦x≦1)で形成されていることを特徴とする請求項3または請求項4記載の半導体基板の製造方法。

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