JP2008162377A - キャブマウント装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明はキャブマウント装置に関し、キャブのチルトアップ/チルトダウンを繰り返すことなくラバークッションの高さ調整を可能として、ラバークッションの反発力を所定値に調整可能なキャブマウント装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 請求項1に係る発明は、シャシフレームに固定したキャブマウンティングブラケットに、2つのラバークッションが略V字状に取り付くベースプレートをボルトで締結したキャブマウント装置に於て、前記キャブマウンティングブラケットに対するベースプレートの締結部に、ベースプレートの上下位置を変更可能な長孔を設けると共に、キャブマウンティングブラケットとベースプレートとの間にベースプレートの昇降手段を設け、前記昇降手段によるベースプレートの高さ調整で、キャブが圧接するラバークッションの反発力を所定値に調整可能としたことを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、キャブオーバ型トラックのキャブを弾性的にマウントするキャブマウント装置に関する。
エンジン等の点検整備の便宜を図るため、従来、多くのキャブオーバ型トラックには、前部の支持部を中心にキャブを前方へチルトできるチルト機構が装着されており、キャブの後部は、シャシフレームに取り付けられたキャブマウンティングブラケットにチルトロック機構を介して固定されている。
そして、キャブマウンティングブラケットに、特許文献1に開示されるようなラバークッション(ショルダークッション)を用いたキャブマウント装置が装着され、斯かるキャブマウント装置を介してキャブがキャブマウンティングブラケットに弾性的にマウントされている。
このように、従来、キャブオーバ型トラックのキャブは、キャブマウント装置を介してキャブマウンティングブラケットに弾性的にマウントされているが、走行時にキャブの上下振動でラバークッションが撓むと、チルトロック機構のメインフック(キャブ側)とロックピン(シャシフレーム側)との間に隙間が生じて干渉音が発生する虞があった。
このため、キャブの組立の際に、予め十分にラバークッションの締め代を確保しておく必要があり、従来、ラバークッションの下にスペーサを挿入してラバークッションの高さ調整をすることで、ラバークッションの反発力を所定値に調整して既述したメインフックとロックピンとの干渉音を防止していた。
実開平4−112181号公報
しかし、このようなスペーサによるラバークッションの高さ調整は、チルトロック機構やラバークッション等の寸法バラツキの影響を受けるため、キャブのチルトアップ/チルトダウンを繰り返してスペーサの枚数を調整する必要があり、非常に手間がかかっているのが実情であった。
本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、キャブのチルトアップ/チルトダウンを繰り返すことなくラバークッションの高さ調整を可能として、ラバークッションの反発力を所定値に調整可能なキャブマウント装置を提供することを目的とする。
斯かる目的を達成するため、請求項1に係る発明は、シャシフレームに固定したキャブマウンティングブラケットに、2つのラバークッションが略V字状に取り付くベースプレートをボルトで締結したキャブマウント装置に於て、前記キャブマウンティングブラケットに対するベースプレートの締結部に、ベースプレートの上下位置を変更可能な長孔を設けると共に、キャブマウンティングブラケットとベースプレートとの間にベースプレートの昇降手段を設け、前記昇降手段によるベースプレートの高さ調整で、キャブが圧接するラバークッションの反発力を所定値に調整可能としたことを特徴とする。
そして、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のキャブマウント装置に於て、前記昇降手段は、キャブマウンティングブラケットの前後に螺着し、一回転方向に螺旋状に膨らんだカム部が軸部の外周に形成された調整ボルトと、前記ベースプレートの底部に突設され、前記カム部に当接するカム当接部とからなることを特徴とし、請求項3に係る発明は、請求項1に記載のキャブマウント装置に於て、前記昇降手段は、キャブマウンティングブラケットの上面に螺着し、軸部先端がベースプレートの底部に当接する調整ボルトからなることを特徴とする。
一方、請求項4に係る発明は、シャシフレームに固定したキャブマウンティングブラケットに、2つのラバークッションが略V字状に取り付くベースプレートをボルトで締結したキャブマウント装置に於て、前記ベースプレートを、夫々にラバークッションが取り付き、キャブマウンティングブラケットに沿って左右方向にスライド可能な左右一対の分割ベースプレートで形成し、前記キャブマウンティングブラケットに対する分割ベースプレートの締結部に、分割ベースプレートの位置を変更可能な長孔を設けると共に、両分割ベースプレート間に分割ベースプレートの間隔調整手段を設け、前記間隔調整手段による分割ベースプレートのスライド調整で、キャブが圧接するラバークッションの反発力を所定値に調整可能としたことを特徴とする。
そして、請求項5に係る発明は、請求項4に記載のキャブマウント装置に於て、前記間隔調整手段は、キャブマウンティングブラケットに沿って両分割ベースプレート間に螺着した調整ボルトからなることを特徴とし、請求項6に係る発明は、請求項2、請求項3または請求項5のいずれか1項に記載のキャブマウント装置に於て、前記調整ボルトの締付け工具側は、規定トルクでネジ切れる形状とされていることを特徴とする。
各請求項に係る発明によれば、ラバークッションの締め代を確保するに当たり、従来の如くキャブのチルトアップ/チルトダウンを繰り返してラバークッションの下に挿入するスペーサの枚数を調整する必要がなくなるため、作業性が飛躍的に向上することとなった。
また、請求項6に係る発明は、調整ボルトの締付け工具側が規定トルクでネジ切れる構造としたため、ラバークッションの反発力を所定値に正確に設定できる利点を有する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1乃至図3は請求項1,請求項2及び請求項6に係るキャブマウント装置の一実施形態を示し、図中、1はシャシフレームの左右のサイドメンバ間に固定された断面コ字状のキャブマウンティングブラケット、3はキャブマウンティングブラケット1を跨いでキャブマウンティングブラケット1の前後のギブ(側壁)5,7にボルト締めされる断面コ字状のベースプレートで、ベースプレート3は、キャブマウンティングブラケット1のウェブ9との当接部11からキャブマウンティングブラケット1に沿って斜め上方へ傾斜する傾斜部13,15が左右に形成されたベースプレート本体17と、このベースプレート本体17の前後に形成されたフランジ19,21とからなり、両フランジ19,21の左右下端側に、夫々、長孔23が上下方向に設けられている。
そして、従来と同様、前記傾斜部13,15に、キャブ側ブラケット(図示せず)が圧接するブロック状のラバークッション25が取り付けられており、斯様に傾斜部13,15にラバークッション25が取り付いて、キャブマウンティングブラケット1上にラバークッション25が略V字状に配置されている。
一方、4つの前記長孔23に対応してキャブマウンティングブラケット1のギブ5,7には、ネジ部27が設けられている。
図2に示すようにネジ部27は、ギブ5,7の内周に固着された溶接ナット29と、溶接ナット29のボルト孔31に対応してギブ5,7に設けられたボルト挿通孔33とからなり、図3に示すようにキャブマウンティングブラケット1を跨ぐようにベースプレート3をウェブ9上に載置すると、長孔23がボルト挿通孔33と一致するようになっている。
そして、図2に示すようにギブ5側の2つのネジ部27の中央に、後述する調整ボルト35のネジ部37が設けられている。このネジ部37も、ギブ5の内周に固着された溶接ナット39と、溶接ナット39のボルト孔41に対応してギブ5に形成されたボルト挿通孔(図示せず)とからなり、このボルト挿通孔に対応してフランジ19に同じく長孔23が上下方向に設けられている。
一方、ギブ7側の2つのネジ部27の中央には、調整ボルト35が挿通するボルト挿通孔43が設けられており、前記フランジ21はこのボルト挿通孔43を避けるように凹状の切欠き44が設けられている。
そして、前記ギブ5,7間に、前記ベースプレート3を上下動させる昇降手段としての調整ボルト35が螺着されている。
図2に示すように調整ボルト35は、小径な円柱状の軸部45とこれよりも大径な円形状の頭部(締付け工具側)47とからなり、軸部45の先端が溶接ナット39のボルト孔41にネジ込まれ、頭部47が前記ボルト挿通孔43に回動可能に支持されている。そして、図1及び図2に示すように軸部45の中央に、矢印A方向への回転方向に螺旋状に膨らんだカム部49が設けられている。
また、ベースプレート本体17の当接部11が当接するキャブマウンティングブラケット1のウェブ9には、当接部11の下面に突設した断面コ字状のカム当接部51が挿入する透孔53が設けられており、図1に示すように透孔53にカム当接部51を挿入して当接部11をウェブ9上に載置すると、カム当接部51がカム部49に設けた平滑面55に当接するようになっている。そして、斯かる状態で、図示しない締付け工具を用いて調整ボルト35を矢印A方向へ回転させると、カム部49の円弧面57がカム当接部51を介してベースプレート3を矢印B方向へ上昇させるようになっている。
このように本実施形態は、締付け工具で調整ボルト35を矢印A方向へ回転させてベースプレート3の高さ調整を行うことにより、キャブ(キャブブラケット)が圧接するラバークッション25の反発力を所定値に調整するもので、前記頭部47に、締付け工具を係合させる4角頭状の工具係合爪59が突設されている。そして、本実施形態では、前記ラバークッション25のバネ定数等が次のように設定されている。
ラバークッション25のバネ定数 40kgf/mm
ラバークッション25のバネ締め代 2.5mm
ラバークッション25の反発力 100kgf
工具係合爪59をネジ切るトルク 0.26kgfm(M10×1.25)
工具係合爪59のサイズ □3.8mm(引張り強さ 40kgf/mm2相当)
そして、工具係合爪59に締付け工具を係合して調整ボルト35を矢印A方向へネジ込むと、既述したようにカム部49の円弧面57がカム当接部51を介してベースプレート3を矢印B方向へ上昇させるが、ラバークッション25のバネ締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgf に達すると、工具係合爪59に0.26kgfmのトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるようになっている。
本実施形態に係るキャブマウント装置61はこのように構成されているから、走行時に於けるメインフックとロックピンとの干渉音を防止するため、キャブの組立の際にキャブマウント装置61のラバークッション25の締め代を確保するには、既述したように工具係合爪59に締付け工具を係合して調整ボルト35を矢印A方向へネジ込めばよく、斯様に調整ボルト35を矢印A方向へネジ込むと、カム部49の円弧面57がカム当接部51を介してベースプレート3を矢印B方向へ上昇させるため、キャブ(キャブブラケット)が圧接するラバークッション25の締め代が順次増加していく。
そして、締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgfに達すると、工具係合爪59に0.26kgfm のトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるため、作業者はラバークッション25の反発力が所定値に達したことを認識できることとなる。
この後、長孔23からネジ部27に取付ボルトを締結すれば、高さ調整されたベースプレート3がキャブマウンティングブラケット1上に固定される。
従って、本実施形態によれば、ラバークッション25の締め代を確保するに当たり、従来の如くキャブのチルトアップ/チルトダウンを繰り返してラバークッションの下にスペーサーを挿入する必要がなくなり、作業性が飛躍的に向上することとなった。
而も、既述したように本実施形態は、締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgfに達すると、工具係合爪59に0.26kgfm のトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるように構成したため、作業者はラバークッション25の反発力が所定値に達したことを容易に認識できると共に、ラバークッション25の反発力を所定値に正確に設定できる利点を有する。
図4及び図5は請求項1,請求項3及び請求項6の一実施形態に係るキャブマウント装置を示し、本実施形態は、キャブマウンティングブラケット1のギブ5,7間に螺着した図2の調整ボルト35に代え、キャブマウンティングブラケットのウェブに調整ボルトを螺着して、この調整ボルトの軸部先端をベースプレートの当接部の底部に当接させたもので、以下、本実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、前記実施形態と同一のものには同一符号を以って表示し、それらの説明は省略する。
図4に於て、63はキャブマウンティングブラケット1-1のウェブ9-1に設けたナット取付孔、65はナット取付孔63に挿着した溶接ナットで、この溶接ナット65に円柱状の調整ボルト67がネジ込まれており、調整ボルト67の軸部69の挿入側先端がベースプレート本体17-1の当接部11-1の裏面側に当接している。
そして、調整ボルト67の他端側(締付け工具側)には、締付け工具を係合させる断面四角形状の工具係合爪59が突設されており、工具係合爪59に係合させた締付け工具で調整ボルト67を矢印C方向へネジ込むと、調整ボルト67がウェブ9-1から上方へ移動してベースプレート3-1を矢印B方向へ上昇させるようになっている。
このように、本実施形態も、締付け工具を用いて調整ボルト67を矢印C方向へ回転させてベースプレート3-1の高さ調整を行うことにより、キャブ(キャブブラケット)が圧接するラバークッション25の反発力を所定値に調整するものである。
そして、ベースプレート3-1の矢印B方向への移動でラバークッション25のバネ締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgf に達すると、工具係合爪59に0.26kgfmのトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるようになっている。
本実施形態に係るキャブマウント装置71はこのように構成されているから、既述したように工具係合爪59に締付け工具を係合して調整ボルト67を矢印C方向へネジ込めば、ベースプレート3-1が矢印B方向へ上昇し、キャブ(キャブブラケット)が圧接するラバークッション25の締め代が順次増加していく。
そして、締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgfに達すると、工具係合爪59に0.26kgfm のトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるため、作業者はラバークッション25の反発力が所定値に達したことを認識できることとなる。
従って、本実施形態によっても、ラバークッション25の締め代を確保するに当たり、従来の如くキャブのチルトアップ/チルトダウンを繰り返してラバークッション25の下に挿入するスペーサの枚数を調整する必要がなくなるため、作業性が飛躍的に向上する利点を有する。
また、本実施形態も、前記実施形態と同様、締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgfに達すると、工具係合爪59に0.26kgfm のトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるように構成したため、ラバークッション25の反発力を所定値に正確に設定できる利点を有する。
図6乃至図8は請求項4乃至請求項6の一実施形態に係るキャブマウント装置を示し、以下、本実施形態を図面に基づいて説明する。
尚、本実施形態に於ても、既述した各実施形態と同一のものには同一符号を以って表示し、それらの説明は省略する。
図に於て、73はキャブマウンティングブラケット1-2の前後のギブ(側壁)5,7にボルト締めされるベースプレートで、本実施形態のベースプレート73は、キャブマウンティングブラケット1-2に沿って左右方向にスライド可能な左右一対の分割ベースプレート75,77で構成されている。
図示するように分割ベースプレート75は、ラバークッション25が取り付く傾斜部13とこれに連設された断面L字状のボルト取付部79からなる分割ベースプレート本体81と、この分割ベースプレート本体81の前後に設けられたフランジ83,85とでキャブマウンティングブラケット1-2を跨ぐ形状とされており、両フランジ83,85には、夫々、キャブマウンティングブラケット1-2のギブ5,7に沿って他方の分割ベースプレート77方向へ、ギブ5,7と略同一幅のアーム部87,89が延設されている。そして、アーム部87,89の先端と、フランジ83,85の他端側下端に、ギブ5,7に設けた2つのボルト挿通孔33に対応して2つの長孔91が左右方向に設けられている。
そして、図6に示すように断面L字状に形成されたボルト取付部79のボルト取付壁93に、ボルト挿通孔95が設けられている。
一方、分割ベースプレート77も、ラバークッション25が取り付く傾斜部15とこれに連設された断面L字状のボルト取付部97からなる分割ベースプレート本体99と、この分割ベースプレート本体99の前後に形成されたフランジ101,103とでキャブマウンティングブラケット1-2を跨ぐように形成されており、両フランジ101,103には、キャブマウンティングブラケット1-2のギブ5,7に沿って他方の分割ベースプレート79方向へ同じくアーム部105,107が延設されている。
而して、アーム部105,107の先端と、フランジ101,103の他端側下端に、ギブ5,7に設けた2つのボルト挿通孔33に対応して2つの長孔91が左右方向に設けられており、図8に示すように分割ベースプレート75のフランジ83,85(アーム部87,89)の内側に分割ベースプレート77のフランジ101,103(アーム部105,107)が配置されて、アーム部105,107がキャブマウンティングブラケット1-2のギブ5,7に当接するようになっている。
そして、図6に示すように断面L字状に形成されたボルト取付部97のボルト取付壁109に、ボルト挿通孔111が前記ボルト挿通孔95と同軸上に設けられ、更にボルト取付壁109の裏面側に、溶接ナット113がボルト挿通孔111と同軸上に固着されている。そして、前記ボルト挿通孔95側からボルト挿通孔111を挿通して溶接ナット113に、間隔調整手段としての調整ボルト115が螺着している。
調整ボルト115は、ボルト挿通孔95,111を挿通して溶接ナット113に螺着される小径な円柱状の軸部45と、分割ベースプレート75側に配された大径な頭部47とからなり、頭部47に締付け工具を係合させる工具係合爪59が突設されている。
そして、工具係合爪59に係合させた締付け工具で調整ボルト115を矢印D方向にネジ込むと、分割ベースプレート73,75が夫々矢印F,E方向へスライドして、分割ベースプレート73,75に取り付くラバークッション25の間隔が狭まり、この結果、キャブ(キャブブラケット)に圧接するラバークッション25が斜め上方へ移動して反発力が上昇するようになっている。
このように、本実施形態は、締付け工具を用いて調整ボルト115を矢印D方向へ回転させて、分割ベースプレート73,75を夫々矢印F,E方向へスライドさせてキャブ(キャブブラケット)に圧接するラバークッション25の位置を調整することで、ラバークッション25の反発力を所定値に調整するものである。
そして、斯様にキャブ(キャブブラケット)に圧接するラバークッション25の位置が変更し、ラバークッション25のバネ締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgf に達すると、工具係合爪59に0.26kgfmのトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるようになっている。
本実施形態に係るキャブマウント装置117はこのように構成されているから、既述したように工具係合爪59に締付け工具を係合して調整ボルト115を矢印D方向へネジ込めば、キャブ(キャブブラケット)に圧接するラバークッション25の位置が斜め上方に移動してラバークッション25の締め代が順次増加していく。
そして、締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgfに達すると、工具係合爪59に0.26kgfm のトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるため、作業者はラバークッション25の反発力が所定値に達したことを認識できることとなる。
この後、長孔91からネジ部27に取付ボルトを締結すれば、間隔調整された分割ベースプレート75,77がキャブマウンティングブラケット1-2上に固定される。
従って、本実施形態によっても、既述した各実施形態と同様、所期の目的を達成することが可能で、ラバークッション25の締め代を確保するに当たり、従来の如くキャブのチルトアップ/チルトダウンを繰り返してラバークッション25の下にスペーサを挿入する必要がなくなるため、作業性が飛躍的に向上する利点を有する。
また、本実施形態も、既述した各実施形態と同様、締め代が2.5mmになってラバークッション25の反発力が所定値の100kgfに達すると、工具係合爪59に0.26kgfm のトルクがかかって工具係合爪59がネジ切れるように構成したため、ラバークッション25の反発力を所定値に正確に設定できる利点を有する。
請求項1,請求項2及び請求項6の一実施形態に係るキャブマウント装置の断面図である。 図1に示すキャブマウント装置の分解斜視図である。 図1に示すキャブマウント装置の全体斜視図である。 請求項1,請求項3及び請求項6に係るキャブマウント装置の断面図である。 図4に示すキャブマウント装置の全体斜視図である。 請求項4乃至請求項6の一実施形態に係るキャブマウント装置の断面図である。 図6に示すキャブマウント装置の分解斜視図である。 図6に示すキャブマウント装置の全体斜視図である。
符号の説明
1,1-1,1-2 キャブマウンティングブラケット
3,3-1,73 ベースプレート
5,7 ギブ
9,9-1 ウェブ
11,11-1 当接部
13,15 傾斜部
17,17-1 ベースプレート本体
19,21 フランジ
23,91 長孔
25 ラバークッション
27,37 ネジ部
29,39,65,113 溶接ナット
33,43,95,111 ボルト挿通孔
35,67,115 調整ボルト
45,69 軸部
47 頭部
49 カム部
51 カム当接部
53 透孔
55 平滑面
57 円弧面
59 工具係合爪
61,71,117 キャブマウント装置
63 ナット取付孔
75,77 分割ベースプレート
79,97 ボルト取付部
81,99 分割ベースプレート本体
87,89,105,107 アーム部
93,109 ボルト取付壁

Claims (6)

  1. シャシフレームに固定したキャブマウンティングブラケットに、2つのラバークッションが略V字状に取り付くベースプレートをボルトで締結したキャブマウント装置に於て、
    前記キャブマウンティングブラケットに対するベースプレートの締結部に、ベースプレートの上下位置を変更可能な長孔を設けると共に、
    キャブマウンティングブラケットとベースプレートとの間にベースプレートの昇降手段を設け、
    前記昇降手段によるベースプレートの高さ調整で、キャブが圧接するラバークッションの反発力を所定値に調整可能としたことを特徴とするキャブマウント装置。
  2. 前記昇降手段は、キャブマウンティングブラケットの前後に螺着し、一回転方向に螺旋状に膨らんだカム部が軸部の外周に形成された調整ボルトと、
    前記ベースプレートの底部に突設され、前記カム部に当接するカム当接部とからなることを特徴とする請求項1に記載のキャブマウント装置。
  3. 前記昇降手段は、キャブマウンティングブラケットの上面に螺着し、軸部先端がベースプレートの底部に当接する調整ボルトからなることを特徴とする請求項1に記載のキャブマウント装置。
  4. シャシフレームに固定したキャブマウンティングブラケットに、2つのラバークッションが略V字状に取り付くベースプレートをボルトで締結したキャブマウント装置に於て、
    前記ベースプレートを、夫々にラバークッションが取り付き、キャブマウンティングブラケットに沿って左右方向にスライド可能な左右一対の分割ベースプレートで形成し、
    前記キャブマウンティングブラケットに対する分割ベースプレートの締結部に、分割ベースプレートの位置を変更可能な長孔を設けると共に、
    両分割ベースプレート間に分割ベースプレートの間隔調整手段を設け、
    前記間隔調整手段による分割ベースプレートのスライド調整で、キャブが圧接するラバークッションの反発力を所定値に調整可能としたことを特徴とするキャブマウント装置。
  5. 前記間隔調整手段は、キャブマウンティングブラケットに沿って両分割ベースプレート間に螺着した調整ボルトからなることを特徴とする請求項4に記載のキャブマウント装置。
  6. 前記調整ボルトの締付け工具側は、規定トルクでネジ切れる形状とされていることを特徴とする請求項2、請求項3または請求項5のいずれか1項に記載のキャブマウント装置。
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