JP2008162320A - 自動車用ドアグラスラン - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構造で遮音性能を向上させる。
【解決手段】自動車用ドアグラスラン10は、グラスラン本体11の底壁部11cの該グラスラン本体11のコ字状空間側の面に、ドアガラス100を閉める際に、コ字状空間に受容された該ドアガラス100の上端面に押圧されて変形するガラス規制部16を設け、ガラス規制部16は、ドアガラス100の上端面に押圧されることで、グラスラン本体11の一対の側壁部11a,11bに対向する部位が変位して、該側壁部11a,11bをコ字状空間側からみて外方に押圧するとともに、グラスラン本体11の底壁部11cを上方に押圧する。
【選択図】図5
【解決手段】自動車用ドアグラスラン10は、グラスラン本体11の底壁部11cの該グラスラン本体11のコ字状空間側の面に、ドアガラス100を閉める際に、コ字状空間に受容された該ドアガラス100の上端面に押圧されて変形するガラス規制部16を設け、ガラス規制部16は、ドアガラス100の上端面に押圧されることで、グラスラン本体11の一対の側壁部11a,11bに対向する部位が変位して、該側壁部11a,11bをコ字状空間側からみて外方に押圧するとともに、グラスラン本体11の底壁部11cを上方に押圧する。
【選択図】図5
Description
本発明は、自動車のドアサッシュ部に嵌合保持されてドアガラスの昇降を案内しつつ車室内外をシールするための自動車用ドアグラスランに関する。
車両において気流騒音及び通過車両音を低減するためには側方遮音を向上させる必要があり、特許文献1には、ドアサッシュとドアガラスとの間に、ドアグラスランを設けた構造が開示されている。
特許文献1に開示の構造では、ドアグラスランとドアサッシュとの隙間のシール性を確保するため、ドアグラスランのコ字形状を構成する底壁部又はその近傍に圧接のためのリップを設けている。
このような構造により、ドアガラスが上昇してきた際、前記底壁部又はその近傍に設けたリップにドアガラスが当接する結果、該底壁部や側壁部がドアサッシュに押し付けられて、遮音性能を向上させるとともに、グラスランの脱落を防止している。
特開2002−2305号公報
特許文献1に開示の構造では、ドアグラスランとドアサッシュとの隙間のシール性を確保するため、ドアグラスランのコ字形状を構成する底壁部又はその近傍に圧接のためのリップを設けている。
このような構造により、ドアガラスが上昇してきた際、前記底壁部又はその近傍に設けたリップにドアガラスが当接する結果、該底壁部や側壁部がドアサッシュに押し付けられて、遮音性能を向上させるとともに、グラスランの脱落を防止している。
しかしながら、前記特許文献1に開示の構造では、底壁部又はその近傍にリップが片持ちばり構造として形成されているので、ドアガラスの力がリップを介して前記底壁部や側壁部に伝わり難く、前記底壁部や側壁部がドアサッシュに十分に押し付けられないことで、遮音性能が十分に向上されてない、という課題がある。
本発明の課題は、簡単な構造で遮音性能を向上させることである。
本発明の課題は、簡単な構造で遮音性能を向上させることである。
前記課題を解決するために、本発明に係る自動車用ドアグラスランは、ドアサッシュ部が、底壁部及び車幅方向における一対の側壁部により断面略コ字状又はチャンネル状をなすことに対応して、該底壁部及び側壁部に対向する底壁部及び車幅方向における一対の側壁部により断面略コ字状又はチャンネル状にグラスラン本体が形成されており、グラスラン本体の底壁部の該グラスラン本体のコ字状又はチャンネル状空間側の面に、ドアガラスを閉める際に、コ字状又はチャンネル状空間に受容された該ドアガラスの上端面に押圧されて変形する変形部を設けている。そして、変形部が、ドアガラスの上端面に押圧されることで、グラスラン本体の一対の側壁部に対向する部位が変位して、該側壁部をコ字状又はチャンネル状空間側からみて外方に押圧するとともに、グラスラン本体の底壁部を上方に押圧する。
本発明によれば、グラスラン本体の各壁部がドアサッシュ部の各壁部と確実に圧接するようになるので、底壁部に変形部を設けるだけといった簡単な構造により、遮音性能を向上させることができる。
本発明を実施するための最良の形態(以下、実施形態という。)を図面を参照しながら詳細に説明する。
(構成)
本実施形態は、本発明を適用した自動車用ドアグラスランである。
図1は、本実施形態の自動車用ドアグラスラン10の構成を示す。
図2は、ドアサッシュ部30に取り付けられた状態の自動車用ドアグラスラン10を示す。図2に示す形状は、図3に示すフロントドア1及びリヤドア2のドアサッシュ部30のうち車体ルーフ部やフロントピラーに沿うことになるサッシュ上辺部での断面図、すなわち同図のA−A線およびB−B線に沿う断面形状となる。
(構成)
本実施形態は、本発明を適用した自動車用ドアグラスランである。
図1は、本実施形態の自動車用ドアグラスラン10の構成を示す。
図2は、ドアサッシュ部30に取り付けられた状態の自動車用ドアグラスラン10を示す。図2に示す形状は、図3に示すフロントドア1及びリヤドア2のドアサッシュ部30のうち車体ルーフ部やフロントピラーに沿うことになるサッシュ上辺部での断面図、すなわち同図のA−A線およびB−B線に沿う断面形状となる。
図2に示すように、ドアサッシュ部30は、ドア本体を形成しているアウタパネルやインナパネルとともにフレーム状に形成されていて、このドアサッシュ部30の両側壁部31,32と底壁部33とをもって形成される断面略コ字状又はチャンネル状空間たる受容凹部に例えばEPDMに代表されるようなエチレンプロピレンゴム等を基材とするソリッドゴム又は発泡スポンジゴムにて形成されたドアグラスラン10が嵌合保持されている。
ドアグラスラン10は、ドアサッシュ部30の形状に沿うような形状として、下向きに開口する断面略コ字状又はチャンネル状のグラスラン本体11を中心として形成されている。より詳しくは、インナ側(車室内側)の側壁部11aとアウタ側(車室外側)の側壁部11bのほか、それら側壁部11a,11b同士をつないでいる底壁部11cとにより、グラスラン本体11が断面略コ字状又はチャンネル状とされている。
そして、インナ側の側壁部11a及びアウタ側の側壁部11bの外側に一対の係止突起12,13が突出形成されている。係止突起12,13は、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bそれぞれにおいて、底壁部11cに近い部分に形成されている。ドアグラスラン10は、この係止突起12,13が、ドアサッシュ部30側における係合部をなす段状部34,35に係合することで、ドアサッシュ部30に嵌合保持され、ドアサッシュ部30に対する位置決めと抜け止めとが施される。
また、インナ側の側壁部11aの開口縁からそのコ字状空間内に向けてインナシールリップ14が、アウタ側の側壁部11bの開口縁から同じくそのコ字状空間内に向けてアウタシールリップ15が、それぞれ斜めに突出形成されている。ドアガラス100の上昇時には、各シールリップ14,15を撓ませながらそのグラスラン本体11のコ字状空間内にドアガラス100の上端部を案内しながら受容し、ドアガラス100の上端面がガラス規制リップ16に当接することで、車室内外をシールすることになる。
図4は、ガラス規制部16及びその周辺部位を示す。
底壁部11cのコ字状空間側の面に、外形が縦断面(車幅方向)で略六角形となる、中空のガラス規制部16が設けられている。ガラス規制部16は、6辺をなす側壁部16a,16b,16c,16d,16e,16fにより構成されており、それら側壁部16a〜16fのうち、上側に位置する側壁部16aが底壁部11cに一体的に形成されている。
底壁部11cのコ字状空間側の面に、外形が縦断面(車幅方向)で略六角形となる、中空のガラス規制部16が設けられている。ガラス規制部16は、6辺をなす側壁部16a,16b,16c,16d,16e,16fにより構成されており、それら側壁部16a〜16fのうち、上側に位置する側壁部16aが底壁部11cに一体的に形成されている。
そして、ガラス規制部16において、車幅方向にて車室内側に位置されている2辺の側壁部16b,16cが、該ガラス規制部16の中空内部からみて外方(車室内方向)に凸となるように屈曲して交じわっており、その交わる頂点部位16gが、インナ側の側壁部11aに対向しており、さらに、車幅方向にて車室外側に位置されている2辺の側壁部16d,16eが、該ガラス規制部16の中空内部からみて外方(車室外方向)に凸となるように屈曲して交じわっており、その交わる頂点部位16hが、アウタ側の側壁部11bに対向している。このとき、各頂点部位16g,16hは、インナ側及びアウタ側それぞれの側壁部11a,11bに対し、該側壁部11a,11bの係止突起12,13の形成部位に対向するように隙間を介して対向している。そして、各頂点部位16g,16hには、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11b側に突出する突起部17,18が設けられている。
また、ガラス規制部16において、上側及び下側の側壁部16a,16fには、中空部内側の面に、互いに対応するように突起部19,20が設けられている。
また、ガラス規制部16において、上側及び下側の側壁部16a,16fには、中空部内側の面に、互いに対応するように突起部19,20が設けられている。
(動作、作用及び効果)
動作、作用及び効果は次のようになる。
図2から図5の変化として示すように、ドアガラス100が上昇してくると、各シールリップ14,15を撓ませながらそのグラスラン本体11のコ字状空間にてドアガラス100の上端部を案内しながら受容する。その後、ドアガラス100の上端面がガラス規制部16に当接し、これをもって車室内外をシールすることになる。
動作、作用及び効果は次のようになる。
図2から図5の変化として示すように、ドアガラス100が上昇してくると、各シールリップ14,15を撓ませながらそのグラスラン本体11のコ字状空間にてドアガラス100の上端部を案内しながら受容する。その後、ドアガラス100の上端面がガラス規制部16に当接し、これをもって車室内外をシールすることになる。
このとき、ガラス規制部16は、ドアガラス100の上端面が当接されて、押圧されることで、撓むようになる。すなわち、ガラス規制部16は、車幅方向(左右方向)に広がり、これにより、インナ側の側壁部11aに対向する頂点部位16gが車室内方向に変位して、該頂点部位16gに設けてある突起部17が該側壁部11a(特に係止突起12の形成部位)に当接して、該側壁部11aを車室内方向に押圧するとともに、アウタ側の側壁部11bに対向する頂点部位16hが車室外方向に変位して、該頂点部位16hに設けてある突起部18が該側壁部11b(特に係止突起13の形成部位)に当接して、該側壁部11bを車室外方向に押圧する。さらに、ガラス規制部16において、下側の側壁部16fが上方に変位し、上側の側壁部16aと下側の側壁部16fとに設けた各突起部19,20が互いに当接し、これにより、底壁部11cが上方に押圧される。
この結果、グラスラン本体11は、底壁部11cがドアサッシュ部30の底壁部33と圧接され、さらに、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bがドアサッシュ部30の両側壁部31,32と圧接されるようになり、ドアガラス100を閉じた状態における、グラスラン本体11とドアサッシュ部30とのシール性を確保し、遮音性能を向上させることができる。
また、ガラス規制部16にて側壁部16b〜16eが、該ガラス規制部16の中空内部からみて外方(車室内及び車室外方向)に凸となるように屈曲して交わっているので、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bに対向する部位となるガラス規制部16の頂点部位16g,16hが確実に、該ガラス規制部16の中空内部からみて外方に変位するようになり、例えば、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bに対向する部位が該ガラス規制部16の中空内部側に変位することもなく(凹むこともなく)、該頂点部位16g,16hに設けてある突起部17,18により該側壁部11a,11bを確実に押圧できるようなる。
さらに、グラスラン本体11の底壁部11cに、外形が縦断面(車幅方向)で略六角形状となる、中空のガラス規制部16を設けるだけといった簡単な構造により、グラスラン本体11とドアサッシュ部30とのシール性を確保し、遮音性能を向上させることができる。そして、ドアグラスランの外形は、従来のドアグラスランの外形を維持したものとなっているので、ドアグラスランをドアサッシュ部に容易に組み付けることができ、これにより、ドアグラスランをゴム成型により成型した場合でも、ドアサッシュ部へのドアグラスランの組み付けばらつきを抑えることができ、組み付けばらつきが原因で発生するシール性能の低下をも防止できる。
また、グラスラン本体11の頂点部位16g,16hに突起部17,18を設けることで、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bとドアサッシュ部30の両側壁部31,32との圧接状態を確実なものとすることができ、グラスラン本体11とドアサッシュ部30とのシール性を確実に確保し、遮音性能を確実に向上させることができる。すなわち、突起部17,18とインナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bとの接触面積を抑えることで、該接触面での圧力分布を集中させることができ、結果として、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bとドアサッシュ部30の両側壁部31,32との圧接状態を確実なものとすることができる。
本発明を適用した場合、グラスラン本体11は、底壁部11cがドアサッシュ部30の底壁部33と確実に圧接し、インナ側及びアウタ側の側壁部11a,11bがドアサッシュ部30の両側壁部31,32と確実に圧接するようになり、グラスラン本体11とドアサッシュ部30とのシール性を確実に確保し、遮音性能を確実に向上させることができる。
また、ガラス規制部16の変形により、各頂点部位16g,16hがグラスラン本体11の各側壁部11a,11bにおける係止突起12,13の形成部位と当接するようになっていることで、該グラスラン本体11の各側壁部11a,11bの係止突起12,13とドアサッシュ部30の両側壁部31,32の係止部34,35との圧接状態を確実なものとすることができるので、一般的に遮音性能が低下するとされているグラスラン本体とドアサッシュ部との係合構造部位においても、遮音を確実なものとすることができる。
また、ドアガラス100を閉めたときに、グラスラン本体11の各側壁部11a,11bの係止突起12,13とドアサッシュ部30の両側壁部31,32の係止部34,35との圧接力(係止力)を大きくするように作用する構造なので、ドアサッシュ部30へのドアグラスラン10の脱着の作業性を損なうことなく、遮音性能を向上させることができる。
なお、以上のような説明からもわかるように、ガラス規制部16の形状、特に頂点部位16g,16hの突起部17,18の突出量やガラス規制部16の上側及び下側の側壁部16a,16fに設けた突起部19,20の突出量は、前述のような作用及び効果を発揮できるような形状に決定されていることは言うまでもない。
なお、前記実施形態を次のような構成により実現することもできる。
なお、以上のような説明からもわかるように、ガラス規制部16の形状、特に頂点部位16g,16hの突起部17,18の突出量やガラス規制部16の上側及び下側の側壁部16a,16fに設けた突起部19,20の突出量は、前述のような作用及び効果を発揮できるような形状に決定されていることは言うまでもない。
なお、前記実施形態を次のような構成により実現することもできる。
すなわち、前記実施形態では、ガラス規制部が、外形が縦断面(車幅方向)で中空の略六角形とされている。しかし、これに限定されるものではない。すなわち、グラスラン本体11の底壁部11cの該グラスラン本体11のコ字状又はチャンネル状空間側の面に、ドアガラス100を閉める際に、コ字状又はチャンネル状空間に受容された該ガラス100の上端面に押圧されて変形する変形部を設けており、変形部が、ドアガラス100の上端面に押圧されることで、グラスラン本体11の一対の側壁部11a,11bに対応する部位が変位して、グラスラン本体11の一対の側壁部11a,11bを前記コ字状又はチャンネル状空間からみて外方に押圧するとともに、グラスラン本体11の底壁部11cを上方に押圧すようにすることもできる。すなわち、このような要件を満たすものであれば、ガラス規制部は、他の弾性可能な形状や可撓性の形状等、例えば、中実形状でもよく、外形が縦断面(車幅方向)で六角形以外の形状であっても良い。
(実施例)
実施例は次のようになる。
図6は、側方遮音度を示す特性図であり、横軸が1/3オクターブバンド中心周波数となり、縦軸が音響伝達関数となる。同図において、実線は、本発明を適用した自動車用ドアグラスランにより得た結果であり、点線は、従来例の自動車用ドアグラスランにより得た結果である。
図6に示すように、本発明を適用した場合(実線)の方が、音響伝達関数が小さくなり、特に周波数が大きい領域では小さくなる。そして、本発明を適用した場合、最大で4dB小さくなる。このように、本発明を適用することで、側方遮音度が向上する結果を得ることができた。
実施例は次のようになる。
図6は、側方遮音度を示す特性図であり、横軸が1/3オクターブバンド中心周波数となり、縦軸が音響伝達関数となる。同図において、実線は、本発明を適用した自動車用ドアグラスランにより得た結果であり、点線は、従来例の自動車用ドアグラスランにより得た結果である。
図6に示すように、本発明を適用した場合(実線)の方が、音響伝達関数が小さくなり、特に周波数が大きい領域では小さくなる。そして、本発明を適用した場合、最大で4dB小さくなる。このように、本発明を適用することで、側方遮音度が向上する結果を得ることができた。
10 ドアグラスラン、11 グラスラン本体、11a,11b グラスラン本体の側壁部、11c 底壁部、16 ガラス規制部、16a〜16f ガラス規制部の側壁部、16g,16h 頂点部位、17〜20 突起部
Claims (5)
- 自動車のドアサッシュ部に嵌合保持されるとともに断面略コ字状又はチャンネル状のグラスラン本体の開口縁部にドアガラスの表裏両面に圧接するアウタシールリップとインナシールリップが突出形成された自動車用ドアグラスランにおいて、
前記グラスラン本体は、前記ドアサッシュ部が、底壁部及び車幅方向における一対の側壁部により断面略コ字状又はチャンネル状をなすことに対応して、該底壁部及び側壁部に対向する底壁部及び車幅方向における一対の側壁部により前記断面略コ字状又はチャンネル状に形成されており、
前記グラスラン本体の底壁部の該グラスラン本体のコ字状又はチャンネル状空間側の面に、前記ドアガラスを閉める際に、前記コ字状又はチャンネル状空間に受容された該ドアガラスの上端面に押圧されて変形する変形部を設けており、
前記変形部は、前記ドアガラスの上端面に押圧されることで、前記グラスラン本体の一対の側壁部に対向する部位が変位して、該側壁部を前記コ字状又はチャンネル状空間側からみて外方に押圧するとともに、前記グラスラン本体の底壁部を上方に押圧することを特徴とする自動車用ドアグラスラン。 - 前記ドアサッシュ部には、前記一対の側壁部に前記グラスラン本体の車幅方向における一対の側壁部と係止する係止部がそれぞれ形成されており、前記グラスラン本体の一対の側壁部に、前記ドアサッシュ部に対向する面から突出し、該ドアサッシュ部の一対の側壁部の係合部に係合する係止突起を設け、前記変形部における前記グラスラン本体の一対の側壁部に対応する部位は、変位して、前記グラスラン本体の一対の側壁部における前記係止突起の形成部位を外方に押圧することを特徴とする請求項1に記載の自動車用ドアグラスラン。
- 前記変形部は、中空形状とされており、上側の側壁部が前記グラスラン本体の底壁部に一体的に形成され、車幅方向にて車室内側及び車室外側に位置されている側壁部が、前記グラスラン本体の、車幅方向にて車室内側及び車室外側に位置されている側壁部それぞれに対向しており、前記変形部の、車幅方向にて車室内側及び車室外側に位置されている側壁部は、前記グラスラン本体の、車幅方向にて車室内側及び車室外側に位置されている側壁部に向かって凸となるように屈曲形状とされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車用ドアグラスラン。
- 前記変形部の、前記グラスラン本体の一対の側壁部に対向する部位に、突起形状の外部突起部を設けることを特徴とする請求項3に記載の自動車用ドアグラスラン。
- 前記変形部の前記上側の側壁部及び該上側の側壁部に対向する下側の側壁部の、該変形部の中空部内側の面それぞれに、突起形状の内部突起部を設けており、前記変形部が前記ドアガラスの上端面に押圧されて、前記各内部突起部が互いに当接することで、該ドアガラスから前記変形部に入力される押圧力を、前記変形部の下側及び上側の側壁部を介して、前記グラスラン本体の底壁部に伝達することを特徴とする請求項3又は4に記載の自動車用ドアグラスラン。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012081938A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-04-26 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用グラスラン |
JP2019182351A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | 西川ゴム工業株式会社 | グラスランの組付構造 |
-
2006
- 2006-12-27 JP JP2006351703A patent/JP2008162320A/ja active Pending
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JP2012081938A (ja) * | 2010-10-15 | 2012-04-26 | Nishikawa Rubber Co Ltd | 自動車用グラスラン |
JP2019182351A (ja) * | 2018-04-17 | 2019-10-24 | 西川ゴム工業株式会社 | グラスランの組付構造 |
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