JP2008162285A - インクジェット記録装置、インク供給機構及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、インク供給機構及びインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な構成で、圧力室の圧力を適切な圧力とすることができるインクジェット記録装置を提供する。
【解決手段】インクジェット記録装置1は、インクジェットヘッド11〜16と、インクを貯留可能なメインタンク25と、負圧タンク30と、を備え、オリフィスプレート18の表面から見たメインタンク25のポテンシャル圧力をphとし、メインタンク25から負圧タンク30に至る総流路抵抗をRとし、メインタンク25からノズル17までの流路抵抗とノズル17から負圧タンク30までの流路抵抗の比を1:rとし、循環路36を循環するインクの流量をQとしたとき、これらの関係が、少なくともノズルからインクを吐出して印字する際に、ph−{QR×(1/(1+r))}=Pn(但し、Pnはノズルでの適正メニスカス圧力を示す定数)を満たすように保持されることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクを循環させながら、インクジェットヘッドからインクを吐出するインクジェット記録装置、インク供給機構及びインクジェット記録方法に関する。
インクを循環させながらインクジェットヘッドのノズルからインクを吐出するインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法が知られている(例えば特許文献1、2参照)。このようなインクジェット記録装置においては、ノズルからインクが漏れることがなく、ノズルから空気を引き込むことがなく、かつ、インクの適切な吐出液滴形状を得ることが求められる。これらを実現するために、インクジェットヘッドのノズル近傍の圧力を適正な値に保つことが望ましいとされている。例えば図11に示すようなインクジェット記録装置では、ノズル近傍を負圧にするためにインクタンクをヘッドよりも下方に配置している。ヘッドは導管を介してインクタンク下部に接続されている。インクタンク下部の液面がノズルプレートの表面から高さhだけ下に位置する場合、インク室のノズル近傍に対するポテンシャル圧力は−ρgh(ただしρはインクの密度、gは重力加速度)となる。この液面は、大気圧に開放されている。したがって、インク導管の圧力損失が十分小さいとき、インク室のノズル近傍は−ρghの負圧に保たれる。
特表2002−533247号公報 米国特許第2002/0118256号明細書
しかし、上記のようにヘッドよりも下の位置からインクを供給することは、印刷機の機構上の制約を受ける場合が多い。例えば一般にシリアルスキャン式の印刷機では、ヘッドの近傍にはベルトやスライダなどのスキャン機構があり、ヘッドを境に上部と下部とに分断されている。また、ヘッド固定式の印刷機では、一般に、インクジェットヘッドは下向きに吐出し、印刷用紙がヘッドの下を水平方向に移動するので、印刷用紙及びその送り機構によって印刷機は上部と下部に構造的に分断されている。このような印刷機内でヘッドよりも下に位置するインクタンクからヘッドへインクを送ろうとすると、インクの導管は長く曲がりくねったものになりやすい。また、このため導管の太さを確保することも難しい。
細く、長く、曲がりくねった導管では、流路抵抗が無視できないほど大きくなる。したがって、流路抵抗の影響により、インクの吐出量によってノズル近傍の圧力室の負圧が変化し、適切な負圧を保つことが困難となる。
また、長く、曲がりくねった導管は印刷機の構造を複雑にし、保守性も悪く、導管内のインク体積が大きいため、インクの無駄も多くなる。
シリアルスキャン式の低速の印刷機においてはヘッドの近傍上部に多孔質体や変形する袋等で構成された、負圧を生成する機構を備えた技術がある。しかしながらこれらの機構は多様なインクとの互換性を確保することが難しい。また、この技術を循環式ヘッドのインク供給系に応用する考え方はない。
大型の印刷機などでは、ヘッドの近傍上部に負圧空気を供給したサブタンクを設置し、メインタンクからポンプでサブタンクへインクをくみ上げる構成とすることで、サブタンクをヘッドの近くに設置可能とする技術がある。このため、比較的容易にサブタンクからヘッドまでの導管の圧力損失を小さくすることができるが、この技術を循環式のインク供給システムに応用する考えはない。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録装置は、ノズルを有する圧力室、上流ポート及び下流ポートを有するインクジェットヘッドと、前記上流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通し、インクを保持可能なメインタンクと、前記下流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通し、インクを貯留可能なサブタンクと、を備え、前記インクジェットヘッドの前記ノズルから見た前記メインタンクのポテンシャル圧力をphとし、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドを経由して前記サブタンクに至る総流路抵抗をRとし、前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比を1:rとし、前記インクジェットヘッド、前記メインタンク、及び前記サブタンクを連通して構成される循環路を循環するインクの流量をQとしたとき、これらph、r、R及びQの関係が、少なくとも前記ノズルからインクを吐出して印刷する際に、ph−{QR×(1/(1+r))}=Pn(但し、Pnはノズルでの適正圧力を示す定数)を満たすように保持されることを特徴とする。
本発明の一実施形態に係るインクジェット記録方法は、ノズルを有する圧力室、上流ポート及び下流ポートを有するインクジェットヘッドと、前記上流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通するとともにインクを保持可能なメインタンクと、前記下流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通するとともにインクを貯留可能なサブタンクと、が連通されて構成される循環路において、前記インクジェットヘッドの前記ノズルから見た前記メインタンクのポテンシャル圧力をphとし、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドを経由して前記サブタンクに至る総流路抵抗をRとし、前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比を1:rとし、循環ポンプの流量をQとしたとき、これらの関係が、少なくとも前記ノズルからインクを吐出して印字する際に、ph−{QR×(1/(1+r))}=Pn(但し、Pnはノズルでの適正圧力を示す定数)を満たす状態で、インクを循環させることを特徴とする。
本発明によれば、簡単な構成で、圧力室の圧力を適切な圧力とすることができる。
[第1実施形態]
以下に本発明の一実施形態にかかるインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法について、図1乃至図3を参照して説明する。なお、各図において適宜構成を拡大、縮小、省略して概略的に示している。インクジェット記録装置1は、インクを循環させつつインクジェットヘッド11〜16のノズルから図示しない記録媒体にインクを吐出して画像を形成するものであり、インク供給機構10を備えている。このインク供給機構10は、複数(ここでは6個)のインクジェットヘッド11〜16、インク供給源としてのメインタンク25、インクを貯留する負圧タンク30、これらを接続するとともにインクの循環路を構成する第1、第2、第3の導管31〜33、及びインクを循環させるインク送り機構としての循環ポンプ35、等を備えている。
図2に示されるインクジェットヘッド11〜16は、ノズル17を有するオリフィスプレート18を備えている。このオリフィスプレート18の背面側にノズル17に対向する圧力室19が形成されている。この圧力室19を経由してインク20が循環する。圧力室19は導管31,32と連通する循環路よりも狭く構成されている。図2中ノズル17の対向面側に構成された圧力室19に、アクチュエータ22が設けられている。圧力室19において、このアクチュエータ22が駆動されることによって、ノズルからインク滴20aが吐出される。アクチュエータ22としては、例えばPZT等の圧電素子を用いて直接又は間接的に圧力室を変形させるものや、静電気でダイアフラムを駆動するもの、静電気で直接インクを移動させるもの等が用いられるが、これらに限られない。各インクジェットヘッド11〜16は、それぞれ上流ポート11a〜16aと下流ポート11b〜16bを有している。各インクジェットヘッド11〜16の上流ポート11a〜16aは、第1導管31を介してメインタンク25に接続されている。各下流ポート11b〜16bは、第2導管32を介して負圧タンクに接続されている。このように構成されたインクジェットヘッド11〜16において、インク20が、圧力室19を経由して、例えば図2中矢印で示すように、右から左へ循環する。
図1に示すように、メインタンク25は、インクジェットヘッド11〜16よりも上方に配置され、インクを補給するためのインク供給源としての機能を有する。メインタンク25は、上部タンク26と下部タンク27とを備え、下部タンク27の液面は大気に開放されている。上部タンク26は、交換可能なボトルである。上部タンク26のインクがなくなった場合、ユーザは上部タンク26をインク充填済みの新しいボトルと交換する。上部タンク26と下部タンク27とは通気パイプ28及びインク補給パイプ29を介して接続されている。上記インクジェットヘッド11〜16からインクが消費されると、これに伴い下部タンク27の液面が下がり、通気パイプ28の下端がインクタンクの液面から離れる。このとき、下端が露出した通気パイプ28を伝って空気が上部タンク26へ導入される。上部タンク26においてこの空気に押し出されたインクが、インク補給パイプ29を通って下部タンク27へ落ちると、下部タンク27の液面が上昇する。この上昇により、下部タンク27の液面が通気パイプ28の下端まで達すると、通気パイプ28が閉塞されることにより上部タンク26への空気の流入は止まり、インクの補給が停止される。こうして、下部タンク27の液面が制御されつつインクの補給が行われる。
なお、インクジェットヘッドのインク室のノズル17近傍つまり圧力室19の適正圧力の設定範囲に余裕がある場合には、液面の高さは厳密でなくてもよいため、断面積が大きく浅い容器をメインタンク25として用いて、体積変化に対する水面高さ変化を抑えることができる。その場合には、ユーザはメインタンク25のインクが減った場合に、メインタンク25に直接インクを補給してもよく、交換可能なボトルの構成を省略できる。
メインタンクは第1導管31を介してインクジェットヘッド11〜16の上流ポート11a〜16aに接続されている。第1導管31の長さができるだけ短くなるように、メインタンクは、各インクジェットヘッド11〜16の直上部かつ中央付近に配置されている。
サブタンクとしての負圧タンク30は、インク流入口30aとインク流出口30bを有するインクタンクであり、インクを貯留し、オリフィスプレート18の表面を基準として単位体積当たりのエネルギーPを生成する圧力源としての機能を有する。負圧タンク30は、インクジェットヘッド11〜16よりも上方に配置されている。インク流入口30aは第2導管32を介してインクジェットヘッド11〜16の下流ポート11b〜16bに接続されている。インク流出口30bは、循環ポンプ35を備える第3導管33を介してメインタンク25に接続されている。負圧タンク30は、上部にバルブ34を備えている。このバルブ34の開閉により選択的に、負圧タンク30の液面を大気圧に開放し、あるいは密閉することが可能となっている。
これら、メインタンク25、負圧タンク30、第1導管31、第2導管32、第3導管33及び圧力室19の内部は互いに連通し、循環路36を形成している。
循環ポンプ35は、第3導管33に設けられ、インク20を循環させる機能を有する。
なお、ここでは吐出流量が循環流量に比べて十分小さいものとする。この場合、インク供給機構10やインクジェットヘッド11〜16内の圧力損失の値は吐出流量よりも循環流量に大きく左右されることになる。各インクジェットヘッド11〜16の下端のノズル17付近の循環流に起因する動圧は、一般には十分小さく、無視できる。また、このようなインクジェットヘッド11〜16のインク供給機構ではレイノルズ数は普通、十分小さく、乱流の影響は無視できる。
図1に示すように、本実施形態において、メインタンク25から、第1導管31、上流ポート11a〜16a及び各インクジェットヘッド11〜16の内部のインク経路(不図示)を介して各インクジェットヘッド11〜16の下端のノズル17に至る流路抵抗を、それぞれR11〜R61とする。また、ノズル17からインクジェットヘッド11〜16内部のインク経路及び下流ポート11b〜16bを介して負圧タンク30に至る流路抵抗をそれぞれR12〜R62とする。なお、インクジェットヘッド11に対応するR11及びR12のみ矢印を付して示しているが他のインクジェットヘッド12から16についても同様である。この場合に、R11:R12=R21:R22=R31:R32=R41:R42=R51:R52=R61:R62=1:rとなるように、各インクジェットヘッド11〜16のノズル17から見た上流側の流路抵抗と下流側の流路抵抗との比rを揃える。ここで、R11〜R61、R12〜R62は図1のような実施例では実際には各ヘッドごとに独立分離しておらず、共通の導管部を持っているが、共通の導管部はヘッド毎に按分して考える。按分の方法については後で述べる。
また、ここで各導管31〜33とインクジェットヘッド11〜16を含む流路抵抗R11〜R61、R12〜R62を合成したネットワークを、メインタンク25と負圧タンク30の二点から見たときの流路抵抗の値をRとする。
各インクジェットヘッド11〜16のオリフィスプレート18の表面から見てメインタンク25の液面は高さhだけ高い位置にあるため、メインタンク25のインクは、オリフィスプレート18の表面の高さを基準にすればph=ρghのポテンシャル圧力を有することになる。
このインク供給機構10では、循環路36にインクがない状態において、負圧タンク30のバルブ34を開放し、循環ポンプ35を停止するとともに、開放した状態から最初にメインタンク25の上部タンク26に、インクの充填されたボトルを取り付ける。
これにより、インク20が所定の液面高さとなるまで下部タンク27に流れ落ちる。このとき、インク20は、上記ポテンシャル圧力によって第1導管31を介してインクジェットヘッド11〜16の上流ポート11a〜16aに流入する。さらにインク20は循環ポンプ35を逆流して負圧タンク30の液面高さがメインタンク25の液面高さと同じ高さになるまで負圧タンク30に流入するとともに、下流側の第2導管32を介してインクジェットヘッド11〜16の下流ポート11b〜16bに流入される。こうしてインクがインクジェットヘッド11〜16内に充填される。
このときノズル17の周辺が乾燥していれば、ノズル17にインク20のメニスカス21が形成される。このメニスカス圧力21aがρghよりも大きければノズル17からインク20が滴下されない。
インク20が充填された後、負圧タンク30のバルブ34を閉じ、循環ポンプ35を流量Qで駆動する。ここで、ph、R、rQの関係が、ph−{QR×(1/(1+r))}=Pn…(1)(但し、Pnはノズルのメニスカス圧力を示す定数)を満たすように設定する。なお、ここで、定数Pnを−1kPaと設定して、上記(1)を満たすように流量Qが設定される。ph−{QR×(1/(1+r))}=−1kPa…(2)を満たすと、ノズル17に−1kPaの負圧のメニスカス圧力21aが与えられ、適切な凹状のメニスカス21が形成される。
このとき、図1に示すように、負圧タンク30の液面がΔhだけ低下し、内圧がpmとなる。QRとΔh、pmの関係は、QR=ρgΔh−pmである。ただし、メインタンク25の液面の断面積は十分大きく、循環によるメインタンク25の液面高さ変化は無視できるものとする。
図3は、r=1とした際の等価回路図である。ここでは、粘度10mPa・s、比重0.85の油性インクを使用する。インクジェットヘッド11〜16は636個のノズル17を有し、各々のノズル17は6.24kHzの周波数で駆動でき、最大42pLのインクを吐出する。したがって、1つのインクジェットヘッド11〜16のノズル17から吐出されるインクの流量は最大で1.67×10−7/sとなる。
また、インクジェットヘッド11〜16の上流ポート11a〜16aからノズル17までの流路抵抗R101〜R601と、ノズル17から下流ポート11b〜16bまでの流路抵抗R102〜R602は、ともに7×10Pa・s/mである。
隣り合うインクジェットヘッド11〜16の上流ポート同士の間及び下流ポート同士の間隔は、それぞれφ3mm×80mmの第4導管40や第5導管41で接続されており、その流路抵抗、R121,R231,R341,R451、R561、R122,R232,R342,R452、R562は各々4×10Pa・s/mである。
第1導管31はインクジェットヘッド13の上流ポート13a近傍に配置された分岐点42から分岐し、メインタンク25に接続されたφ4mm×50mmの管で構成されている。この部分の流路抵抗R1は、8×10Pa・s/mである。
また、第2導管32はインクジェットヘッド13の下流ポート13b近傍に配置された分岐点43から分岐し、負圧タンク30に接続されたφ4mm×50mmの管で構成されている。この部分の流路抵抗R2は、8×10Pa・s/mである。
メインタンク25の液面高さはインクジェットヘッド11〜16のオリフィスプレート18の表面より60mm高い位置で大気圧に開放され、液面制御されている。このメインタンク25の液面とノズル17の表面の水頭差によって生じるポテンシャル圧力phは、重力加速度gを9.8m/sとすれば0.85×9.8m/s×60mm=500
Paである。
このインク供給機構10ではオリフィスプレート18の表面からメインタンク25を見た上流側の流路抵抗とノズル17から負圧タンク30を見た下流側の流路抵抗が等しく、前述の流路抵抗の比rは1である。
このインク供給機構ネットワークをメインタンク25と負圧タンク30の2点から見たときの流路抵抗Rを計算すると、R=6.7×10Pa・s/mとなる。(1)式に、ph=500、r=1、R==6.7×10を代入すると、500−{Q×6.7×10×(1/2)}=−1000より、Q=1500/(6.7×10×(1/2))=4.5×10−6となる。すなわち4.5×10−6(m/s)の流量で循環ポンプ35を駆動すればノズル17のメニスカス圧力は−1000Paとなる。
図3中、Vphはオリフィスプレート18の表面の高さからみたメインタンク25液面のポテンシャル圧力、lQは循環ポンプ35の流量である。lVm0は負圧タンク30の内圧で、−2.5kPaとなる。また、lVm1〜lVm6はインクジェットヘッド11〜16の各ノズルのメニスカス圧力であり、−1kPaである。
また、Iij1〜Iij6は、インクジェットヘッド11〜16の各ノズル17から吐出するインク20の流量を示している。なお、図3の各数値は、インクの吐出がなく、Iij1〜Iij6=0の場合における値を示している。
インクジェットヘッド11〜16の各ノズル17からは、最大で1.67×10−7/sのインク20が吐出する。Iij1〜Iij6にこの最大値を代入し、Spiceを用いて計算すると。インクジェットヘッド11〜16の各ノズル17メニスカス圧力lVm1〜lVm6は、それぞれ−1.38kPa、−1.34kPa、−1.27kPa、−1.38kPa、−1.44kPa、−1.47kPaに変化する。
但し、上記圧力の数値はアクチュエータがインク吐出動作のために発生する高周波成分を除く平均値である。
ここで、ノズル17からインク20が漏れることなく、ノズル17から空気を引き込むこともなく、かつ、適切な吐出液滴形状を得ることができ、メニスカスが形成され得る適正なメニスカス圧力の範囲は、例えば、大気圧より若干低い、0≧Pn≧3kpaである。上記ノズル17のメニスカス圧力lVm1〜lVm6は、Iij1〜Iij6=0の場合との差が小さく、いずれも上記適正な圧力の範囲である。
本実施形態にかかるインク供給機構によれば、簡単な構成でインク室のノズル17の近傍つまり圧力室19の圧力(但し、アクチュエータがインク吐出動作のために発生する高周波成分を除く平均値)を適切な圧力とすることができる。すなわち、流路抵抗と、流路抵抗比と、循環流量の関係を適宜調節することによってこれらのうちいずれかに制約があっても適切なノズル17の負のメニスカス圧力を確保することが可能となる。さらに、インクジェットヘッド11〜16の上方に構成できるため、インクジェット記録装置1自体の構造を単純化することができる。すなわち導管31〜33等を短くできる。このため、インクの無駄を抑えることができる。さらに、多孔質体や変形する袋を用いる場合と比べインクの粘度等に影響されないため、インクとの互換性を確保することが可能である。
メニスカス圧力を決定するメインタンク25とインクジェットヘッド11〜16の間の第1導管31及び負圧タンク30とインクジェットヘッド11〜16との間の第2導管32を太く短く設定することが容易になるので、メニスカス圧力の安定した印刷装置を提供できる。
メニスカス圧力が安定することで、インクの吐出状態が安定するため、濃度変動が少なく信頼性の高いインクジェット記録装置を提供できる。また全ての導管がヘッド近傍にあるので太く短く設定でき、これによって所定の循環流量を得るのに必要な圧力を小さく設定できる。各部の圧力が小さいことによってインクジェット記録装置の構成が簡単になる。
また、メニスカス圧力を決定するメインタンク25とインクジェットヘッド11〜16の間の第1導管31及び負圧タンク30とインクジェットヘッド11〜16との間の第2導管32の体積を小さくできるのでインクの無駄を防止できる。
本発明によれば、インク供給機構10を構成する主要部品を全てインクジェットヘッド11〜16よりも上の部分で完結させることが可能である。そのため構造が簡単で保守がしやすいインクジェット記録装置を提供できる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態に係るインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法について、図4を参照して説明する。なお、流路抵抗の比rの値以外については上記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態にかかるインクジェット記録装置2は、ノズル17の上流側の各部の流路抵抗が上記第1実施形態よりも小さく、下流側各部の流路抵抗が上記第1実施形態よりも大きく設定され、流路抵抗の比rの値は2である。メインタンク25と負圧タンク30の2点から見たときの流路抵抗Rが上記第1実施形態と同じ場合、上記式(1)(2)より、ノズル17の圧力を上記第1実施形態と同じ適正な値に保ちうる循環流量Qは、Q=1500/(6.7×10×(1/(1+2)))=6.7×10−6(m/s)となる。このとき、等価回路及び各部の圧力は図4に示すようになる。
また、インクジェットヘッド11〜16の各ノズル17から1.67×10−7/sのインクが吐出するとき、上記式1にIij1〜Iij6にこの最大値を代入し、Spiceを用いて計算すると、インクジェットヘッド11〜16の各ノズル17のメニスカス圧力lVm1〜lVm6は、それぞれ、−1.25kPa、−1.22kPa、−1.16kPa、−1.25kPa、−1.31kPa、−1.34kPaとなる。
但し、上記圧力の数値はアクチュエータがインク吐出動作のために発生する高周波成分を除く平均値である。
上記ノズル17のメニスカス圧力lVm1〜lVm6は、Ij1〜Iij6=0の場合との差が、上記第1実施形態でr=1とした場合よりも小さく、いずれも上記適正な圧力の範囲である。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果を得られる。インク吐出時のノズルのメニスカス圧力変化が少ないという点では第1実施形態よりもさらに好ましい。すなわち、簡単な構成で常にノズル17の近傍の圧力室の圧力(但し、アクチュエータがインク吐出動作のために発生する高周波成分を除く平均値)を適切な圧力とすることができる。さらに本実施形態にかかるインクジェット記録装置2は、各ノズル17のメニスカス圧力21aはメインタンク25の圧力の影響をより強く受け、負圧タンク30の影響が弱いので、メインタンク25の液面高さが安定している場合に有利である。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態に係るインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法について、図5を参照して説明する。なお、流路抵抗の比rの値以外については上記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態に係るインクジェット記録装置3では、ノズル17の上流側各部の流路抵抗が上記第1実施形態よりも大きく、下流側各分の流路抵抗が上記第1実施形態よりも小さくその比rは0.5である。ここではメインタンク25と負圧タンク30の2点から見たときの流路抵抗Rが上記第1実施形態と同じ場合について説明する。上記式(1)、(2)より、ノズル圧力を上記第1実施形態と同じ適正な値に保つための循環流量Qは、Q=1500/(6.7×10×(1/(1+0.5)))=3.36×10−6(m/s)となる。このとき、等価回路及び各部の圧力は図5に示すようになる。各ノズルからの吐出がないときのノズル表面の圧力は上記第1実施形態および第2実施形態と同じ−1kPaである。
また、インクジェットヘッド11〜16の各ノズルから1.67×10−7/sのインクが吐出するときIij1〜Iij6にこの最大値を代入しSpiceを用いて計算すると、インクジェットヘッド11〜16の各ノズルの表面の圧力lVm1〜lVm6は、それぞれ、−1.48kPa、−1.45kPa、−1.39kPa、−1.48kPa、−1.54kPa、−1.57kPaに変化する。
但し、上記圧力の数値はアクチュエータがインク吐出動作のために発生する高周波成分を除く平均値である。
このノズル表面の圧力lVm1〜lVm6は、Iij1〜Iij6=0の場合との差が、上記第1実施形態の場合よりも若干大きいが、いずれも上記適正な圧力の範囲であり、許容範囲内である。
本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果を得られる。すなわち、簡単な構成でインクの循環流量に関係なく、常にノズル17近傍の圧力室19の圧力(但し、アクチュエータがインク吐出動作のために発生する高周波成分を除く平均値)を適切な圧力とすることができる。
[第4実施形態]
次に本発明の第4実施形態に係るインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法について、図6を参照して説明する。なお、キャップ11c〜16cを設けた点以外については上記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
本実施形態にかかるインクジェット記録装置4においては、図6に示すように、各インクジェットヘッド11〜16のノズル17の表面に着脱可能なキャップ11c〜16cが設けられている。インクがインクジェットヘッド11〜16に充填された際、ノズル17の周辺が濡れているとメニスカスが形成できずインクはノズル17から滴下する。本実施形態では、ノズル17から滴下したインクを廃インクとして回収するとともに充填が終了した時点ですぐにノズル17がキャップ11c〜16cで密閉される。これにより、メインタンク25のインクがノズル17からキャップ11c〜16c内に流れた場合にも、キャップ11c〜16cの内圧が上がり流れが止まるので、メインタンク25のインクが全て流れ落ちてしまうことが防止される。
また、初期のインク充填が完全に行われず、気泡がインクジェットヘッド11〜16内に残ってしまった場合や何らかの理由でノズル17から空気を吸い込んでしまうことがあり、インクジェットヘッド11〜16内の空気が下流側の第2導管32を介して負圧タンク30へ送られ、負圧タンク30の液面が下がってしまう場合がある。このような場合にも、キャップ11c〜16cで密閉し、再度循環ポンプ35を停止及び開放し、負圧タンク30のバルブ34を開いて負圧タンク30の液面をメインタンク25の液面に合わせ、その後バルブ34を閉じて循環ポンプ35を再起動することにより対応できる。
また、図7に示すインクジェット記録装置5のように、循環路を開閉可能な弁38、39を設けることも可能である。この場合、循環を停止した時に弁38、39を閉止状態とすることにより、インクがノズルから全て流れ落ちてしまうことを防ぐことができる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明を実施するにあたり、各構成部材の具体的な形状など、本発明の構成要素を発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更して実施できることは言うまでもない。例えば、上記各実施形態においては、インクジェットヘッド11〜16内の循環流路の途中にノズル17が位置する場合について説明したが、これに限らず、例えばノズル17と循環路が離れていて流路で結ばれていてもよい。このときノズルと循環路とを結ぶ流路に生じる圧力が小さければその流路と循環路との接続点をほぼノズルのメニスカス圧力と考えることができるからである。さらには、循環路がインクジェットヘッド11〜16の外にあって循環路とインクジェットヘッド11〜16が流路で結ばれている場合であっても、循環路とインクジェットヘッド11〜16の接続点とノズル17の近傍(圧力室19)との圧力差を小さいとみなすことができる場合には本発明を適用可能である。
上記各実施形態ではインクジェットヘッドを6個有する場合を例示したがこれにかぎられるものではない。
次に、上記各実施形態における、共通の導管部の流路抵抗の按分の方法について説明する。図8に示すように、導管が各ヘッド毎に分離しておらず、複数のヘッドに共通の導管部と分岐点とを持っている場合は、共通の導管部は分岐先の各々の流路抵抗の比と同じ比率に按分利用されていると考えることができるので、共通の導管部を分岐先の各々の流路抵抗の比と同じ比率の並列抵抗として按分してヘッド毎の流路抵抗を計算する。
ここで共通導管部を並列抵抗に按分する仕方を図9に示す等価回路図を用いて説明する。ヘッド11のノズルからの上流側、下流側の各分岐点までの流路抵抗を夫々R3、R4とし、ヘッド12のノズルからの上流側、下流側の各分岐点までの流路抵抗を夫々R5,R6とし、上流側の共通導管部の流路抵抗をR7とし、下流側の共通導管部の流路抵抗をR8としたとき、R7を並列流路抵抗R71とR72に、R8を、並列流路抵抗R81とR82に、按分して考える。
按分の仕方は、
R71:R72=R81:R82=(R3+R4):(R5+R6)、
1/R7=1/R71+1/R72が成立するとともに1/R8=1/R81+1/R82が成立するようにすれば良い。このとき、R71:R81=R72:R82=R7:R8である。
なお、ヘッド11のノズル上流の流路抵抗は、(R71+R3)、ヘッド11のノズル下流の流路抵抗は(R81+R4)、ヘッド12のノズル上流の流路抵抗は(R72+R5)、ヘッド12の下流の流路抵抗は(R82+R6)とする。
ここで、R3:R4=R5:R6=R7:R8=1:rとしておけば、(R71+R3):(R81+R4)=(R72+R5):(R82+R6)=1:rとなるので、実際にR71,R72,R81,R82を計算しなくてもノズルから見た上流側の流路抵抗と下流側の流路抵抗の比は1:rであるといえる。
なお、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明を実施するにあたり、各構成部材の具体的な形状など、本発明の構成要素を発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更して実施できることは言うまでもない。例えば、上記各実施形態において、インクジェットヘッド11〜16の構成として図2に示すように、インクの圧力室19を介してインク20を循環させつつ吐出させる構成を例示したがこれに限られるものではない。く、
循環経路から分岐した先に圧力室とノズルを持っているヘッドであっても良いし、循環経路から分岐した先で独立したヘッドを形成しているヘッドブロックであっても良い。
例えば、図10で示すインクジェットヘッド50のように、インク貯留部52にインクを循環供給する方法も適用可能である。このインクジェットヘッド50は、複数のノズル51と、このノズル51に対応して形成された発熱素子51a、インク貯留部52、このインク貯留部52の上流側及び下流側に連通する流路53,54、等を備えている。この流路53、54が、それぞれ上記各実施形態のインク供給機構10における第4導管40、第5導管41に連通されることで、上記各実施形態と同様に機能するとともに上記各実施形態と同様の効果を得られる。この形態ではインク貯留部52から離間して、スリット52aを介して、圧力室52bとメニスカスが形成されるノズル51を備えており、インク貯留部52はインク循環部分とスリット52aを介した圧力室52b、ノズル51との分岐点であると考えることができる。このようなヘッドにインクを循環させた時、インク貯留部52とノズル51の表面の高さがほとんど違わないとすれば、非吐出時にはこの分岐点とノズルのメニスカス圧力はほぼ等しい。したがって、インク貯留部52のインク圧力をノズルのメニスカス圧力と考えて実施すればよい。又、吐出時は吐出流量に分岐点からノズルまでの流路抵抗を掛けた圧力だけノズルのメニスカス圧力が下がると考えればよい。
さらには、このインクジェット装置に使用される印刷ヘッドは、循環経路の途中からフィルタを介してアクチュエータ、ノズルへ分岐しているタイプでも良い。この場合も、非吐出状態ではノズルの圧力はフィルタ1次側が循環経路と接する部分の圧力と同一と考えることが出来る。又吐出時は吐出流量にフィルタ1次側からノズルまでの流路抵抗を掛けた圧力だけノズルの圧力が下がると考えればよい。
アクチュエータ22として、上記実施形態に示すもの以外にも、例えば、ピエゾ式、ピエゾシェアモード式、サーマルインクジェット式等も適用可能である。
また、オリフィスプレート表面に複数のノズル開口があって各々の高さが異なる場合には、高さの違いに起因するノズル近傍の圧力の違いが適正なノズル近傍の圧力の範囲を超えない限りにおいて、各ノズルの高さの平均をオリフィスプレート表面の高さと考えれば良い。この時ヘッド内のインク循環流の方向を高さの低いノズルに近い方から高さの高いノズルに近い方に向かってとれば、高さの違いに起因するノズル近傍の圧力の違いを減らすことができるので、そのようにしても良い。
また、上記各実施形態において流量Qや高さhの調整は、インクジェット記録装置1等の設計時に予め設定することにより調整してもよいし、流量検出手段及び流量制御手段を設け、流量Qなどを検出・制御することにより印字中に調整することも可能である。
さらに、ノズル17から空気を引き込むこともなく、かつ、適切な吐出液滴形状を得るためのメニスカスを形成するための適正なメニスカス圧力の範囲として0kPa〜−3kpaの範囲を例示したが、必ずしもこの範囲に限るものではなく、インクジェット記録装置の各部材の形状によって適宜変更され得るものである。また、適正なノズル圧力範囲を、例えばインクジェット記録装置に一定の振動が加わった状態にも上記インク漏れ及び引き込みを防止しうるように設定しても良い。
本願発明の第1実施形態におけるインクジェット記録装置の全体の構成を概略的に示す図。 同実施の形態におけるインクジェットヘッドのノズル周辺の構造を示す部分断面図。 同実施の形態におけるインク供給機構の等価回路図。 本願発明の第2実施形態におけるインク供給機構の等価回路図。 本願発明の第3実施形態におけるインク供給機構の等価回路図。 本願発明の第4実施形態におけるインクジェット記録装置の全体の構成を概略的に示す図。 本願発明の第4実施形態の変形例におけるインクジェット記録装置の全体の構成を概略的に示す図。 本願発明の第1実施形態にかかる流路抵抗の按分方法の説明図。 本願発明の第1実施形態にかかる流路抵抗の等価回路図。 本願発明の第1実施形態の変形例にかかるインクジェットヘッドの構造を示す部分断面図。 従来技術の構成を概略的に示す図。
符号の説明
1,2,3,4,5…インクジェット記録装置、10…インク供給機構、
11〜16…インクジェットヘッド、11a〜16a…上流ポート、
11b〜16b…下流ポート、11c〜16c…キャップ、17…ノズル、
18…オリフィスプレート、19…圧力室、20…インク、20a…インク滴、
21…メニスカス、21a…メニスカス圧力、22…アクチュエータ、
25…メインタンク、26…上部タンク、27…下部タンク、28…通気パイプ、
29…インク補給パイプ、30…負圧タンク、31〜33…導管、34…バルブ、
35…循環ポンプ、36…循環路、38.39…弁、40、41…導管。

Claims (18)

  1. ノズルに対向する圧力室、前記圧力室と連通する上流ポート及び下流ポートを有するインクジェットヘッドと、
    前記上流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通し、インクを貯留可能なメインタンクと、
    前記下流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通し、インクを貯留可能なサブタンクと、を備え、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルが形成されたオリフィスプレートの表面から見た前記メインタンクのポテンシャル圧力をphとし、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドを経由して前記サブタンクに至る総流路抵抗をRとし、前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比を1:rとし、前記インクジェットヘッド、前記メインタンク、及び前記サブタンクを連通して構成される循環路を循環するインクの流量をQとしたとき、これらph、r、R及びQの関係が、少なくとも前記ノズルからインクを吐出して印刷する際に、ph−{QR×(1/(1+r))}=Pn(但し、Pnはノズルでの適正メニスカス圧力を示す定数)を満たすように保持されることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記メインタンク及び前記サブタンクは、前記ノズルよりも上方に設置されていることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記Pnは、0≧Pn≧−3,000Paであることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記メインタンクは、液面が大気に開放された下部タンクと、前記下部タンクと通気路及びインク供給路を介して連通されている上部タンクと、を備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記インクジェットヘッド、前記メインタンク、及び前記サブタンクを連通して構成される循環路においてインクを循環させるとともに、インクの流量を調節可能に構成されたインク送り機構を備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記メインタンクの高さが調節可能であり、前記高さの調節により前記式を保持可能であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記サブタンクの液面を、選択的に、大気圧に開放し、あるいは密閉することが可能なバルブを備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  8. 複数の前記インクジェットヘッドを備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比rは1に設定されることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比rは1よりも小さく設定されることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比rは1よりも大きく設定されることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記式におけるノズルのメニスカス圧力の適正値は、前記インクジェットヘッドからのインク滴下、ノズルへの空気引き込みを防止しうる範囲に設定されることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記式におけるノズルのメニスカス圧力の適正値は、前記インクジェットヘッドに振動が加えられた際に、前記インクジェットヘッドからのインク滴下、ノズルへの空気引き込みを防止しうる範囲に設定されることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記ノズルの先端に着脱可能に構成され前記ノズルの吐出口を開閉可能なキャップを備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  15. 前記メインタンクと前記上流ポートとを連通する導管を備え、該導管は循環路を開閉可能な弁を備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  16. 前記流量を検出する検出器と、前記検出器の検出結果に応じて前記式を満たすように前記流量を調節する制御装置とを備えたことを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  17. ノズルに対向する圧力室、前記圧力室と連通する上流ポート及び下流ポートを有するインクジェットヘッドと、
    前記上流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通し、インクを貯留可能なメインタンクと、
    前記下流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通し、インクを貯留可能なサブタンクと、を備え、
    前記インクジェットヘッドの前記ノズルか形成されたオリフィスプレートの表面から見た前記メインタンクのポテンシャル圧力をphとし、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドを経由して前記サブタンクに至る総流路抵抗をRとし、前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比を1:rとし、前記インクジェットヘッド、前記メインタンク、及び前記サブタンクを連通して構成される循環路を循環するインクの流量をQとしたとき、これらの関係が、少なくとも前記ノズルからインクを吐出して印字する際に、ph−{QR×(1/(1+r))}=Pn(但し、Pnはノズルでの適正メニスカス圧力を示す定数)を満たすように保持されることを特徴とするインク供給機構。
  18. ノズルに対向する圧力室、前記圧力室と連通する上流ポート及び下流ポートを有するインクジェットヘッドと、前記上流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通するとともにインクを貯留可能なメインタンクと、前記下流ポートを介して前記インクジェットヘッドと連通するとともにインクを貯留可能なサブタンクと、が連通されて構成される循環路において、前記インクジェットヘッドの前記ノズルが形成されたオリフィスプレートの表面から見た前記メインタンクのポテンシャル圧力をphとし、前記メインタンクから前記インクジェットヘッドを経由して前記サブタンクに至る総流路抵抗をRとし、前記メインタンクから前記ノズルまでの流路抵抗と前記ノズルから前記サブタンクまでの流路抵抗の比を1:rとし、前記インクジェットヘッド、前記メインタンク、及び前記サブタンクを連通して構成される循環路を循環するインクの流量をQとしたとき、これらの関係が、少なくとも前記ノズルからインクを吐出して印字する際に、ph−{QR×(1/(1+r))}=Pn(但し、Pnはノズルでの適正メニスカス圧力を示す定数)を満たす状態で、インクを循環させることを特徴とするインクジェット記録方法。
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