JP6317886B2 - 液体供給装置、インクジェット記録装置および液体の供給方法 - Google Patents

液体供給装置、インクジェット記録装置および液体の供給方法 Download PDF

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本発明は、液体供給装置、インクジェット記録装置および液体の供給方法に関する。
記録ヘッドへのインクの供給圧力を水頭差によって調整するインクジェット記録装置では、インクの消費に伴いインクタンクにおけるインク液面が変動すると、それに伴ってインク供給圧力も変動する。特に、連続稼動が要求される産業用のインクジェット記録装置において、このようなインクの消費に伴うインクの供給圧力の変動は望ましくない。したがって、記録ヘッドへの液体の供給圧力を調整可能なインクジェット装置において、インクの消費に伴うインクの供給圧力の変動を抑制するための技術が求められている。
ここで、特許文献1には、インクジェット記録装置における記録ヘッドとメインタンクとの間に、記録ヘッドに接続すると共に、インクの消費量に応じてメインタンクからインクを補給して一定の液面を保つようにした背圧タンクを設け、この背圧タンクを高さ方向に位置調節して、記録ヘッドに対する背圧タンクの液面を位置水頭を調節可能にしたインクジェット記録装置が記載されている。
特開2005−319655号公報(2005年11月17日公開)
特許文献1に記載の技術では、背圧タンクにおいて、インクの消費量に応じてメインタンクからインクを補給して一定の液面を保つことができる。しかし、そのために、特許文献1に記載の技術では、当該液面の高さを検出する液面検出器や、当該液面検出器の検出値に基づいて、メインタンクから背圧タンクに適量のインクを供給するインク供給ポンプ、およびその制御装置等が必要となる。このため、機構が煩雑となり、液面検出器等に不具合が発生すると、メインタンクから背圧タンクに適切にインクが供給されなくなるといった問題が発生する。また、高価な液面検出器、制御装置等を備えることは、インクジェット記録装置のコストの面においても望ましくない。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、記録ヘッドへの液体の供給圧力を調整可能なインクジェット装置において、記録ヘッドにおける液体の消費に伴う液体の供給圧力の変動を簡易な構成で抑制する技術を提供することを主たる目的とする。
本発明に係る液体供給装置は、記録ヘッドが吐出する液体を貯留したメインタンクと、メインタンクに連通している供給パイプと、供給パイプを介し、水頭差によってメインタンクから液体が供給され、当該液体を貯留するサブタンクと、サブタンクに貯留された液体を記録ヘッドに供給する供給手段と、を備えており、供給手段は、サブタンクの鉛直方向における高さを調整する駆動手段を備えており、サブタンクは通気口を備えており、供給パイプは、サブタンク内において、当該通気口よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する第一開口部を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、供給パイプはメインタンクに気体を導入しながら、液体をサブタンクに供給する。液体の液面が、サブタンク内における第一開口部に達すると、液体により第一開口部は塞がれ、気体の導入は止められる。同時にメインタンクへの液体供給も止められる。よって、液体は、サブタンク内における第一開口部の高さまで安定に供給される。つまり、液面の高さが一定に保たれるように、液体はサブタンク内に貯留される。その結果、駆動手段により、サブタンクの鉛直方向に高さを調整することで、サブタンクと記録ヘッドの水頭差を調整することが容易になる。したがって、記録ヘッドへの液体の供給圧力を調整することが容易になり、印刷または記録ヘッドの洗浄のときのように、必要とされる液体の供給量が異なる条件にも適切に対応できる。また、本発明に係る液体供給装置は、液面検出器や供給ポンプを備える必要がなく、簡便であり、故障しにくく安価に提供することができる。
本発明に係る液体供給装置の第一開口部は、水平面に対して斜めに設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、第一開口部における開口面の鉛直方向においてより高い位置からメインタンクに空気が導入され始める。これによって、供給パイプの内側において、鉛直方向により高い位置に開口している側面に、気体が導入される経路は安定する。対して、供給パイプの内側において、鉛直方向により低い位置に開口している側面に、液体が供給される経路は安定する。よって、供給パイプにおける気体を導入する側面と液体を供給する側面とを安定化することができ、気体と液体との交換をスムーズにすることができる。
また、上記構成によれば、液面が、第一開口部近傍にある状態において、液面が下降すると、第一開口部が水平面に対して斜めに設けられていることにより、第一開口部が気体に開口する面積が徐々に大きくなり、サブタンクへの液体供給量も徐々に増加するようになる。これにより、第一開口部が気体に開口する面積が急峻に大きくなって一度に大量の液体が供給されることを避け、液面の下降を円滑に抑制することができる。
本発明に係る液体供給装置では、上記供給パイプは、メインタンク内において、サブタンクに供給する液体を流入させるための第二開口部と、第二開口部よりも鉛直方向において高い位置に設けられ、サブタンクから第一開口部を介して導入された気体を吐出するための第三開口部と、を備えているものであってもよい。
上記構成によれば、メインタンク内において、気体が排出される開口部と、液体が流入する開口部とが独立して備えられていることにより、メインタンクからサブタンクへの液体の供給を円滑に行うことができる。また、上記気体が排出される開口部が、メインタンクにおける上部で開口されることにより、メインタンクの上部(気体が滞留される部分)に直接気体が導入され、気体が不必要にメインタンク内の液体に溶け込むことを抑制することができる。
本発明に係る液体供給装置では、供給パイプは、サブタンクからメインタンクに気体を供給する第一パイプと、メインタンクからサブタンクに液体を導入する第二パイプと、を備えており、第一パイプには、第一開口部および第三開口部が設けられており、第二パイプには、第二開口部、および、サブタンク内において、第一開口部よりも鉛直方向において低い位置に開口する第四開口部が設けられているものであってもよい。
上記構成によれば、気体を導入する経路と、液体を供給する経路とが独立して備えられることになる。これにより、メインタンクからサブタンクへの液体の供給を円滑に行うことができる。
本発明に係る液体供給装置では、供給パイプは、第一開口部と第三開口部とを連通する第三パイプを備えており、第二開口部は、第三パイプの側面に設けられているものであってもよい。
上記構成によれば、供給パイプを好適に構成することができる。
本発明に係る液体供給装置では、供給手段は、サブタンクと記録ヘッドとを連通する連通経路と、当該連通経路中に設けられ、当該連通経路を流れる液体の圧力変動を低減する圧力ダンパーとを備えているものであってもよい。
上記構成によれば、サブタンクから記録ヘッドに供給される液体の供給圧力を、圧力ダンパーによって、より適切に調整することができる。したがって、印刷のときなどの液体の吐出量が適切に調整できるようになる。
本発明に係る液体供給装置では、供給パイプの少なくとも一部は、可撓性を有しており、上記駆動手段は、メインタンクを移動させることなく、サブタンクの鉛直方向における高さを調整するようになっているものであってもよい。
上記構成によれば、サブタンクにおける液面の高さが一定に保たれているため、サブタンクのみを移動させることにより、液体の供給圧力を調整することができる。これにより、上記液体供給装置をよりコンパクトな構成とすることができる。
本発明に係るインクジェット記録装置は、上記のような液体供給装置を備えていることを特徴としている。
上記構成によれば、記録ヘッドへの液体の供給圧力を調整可能なインクジェット装置において、記録ヘッドにおける液体の消費に伴う液体の供給圧力の変動を簡易な構成で抑制することができる。
本発明に係る液体の供給方法は、記録ヘッドが吐出する液体を貯留したメインタンクと、メインタンクに連通している供給パイプと、通気口を備えたサブタンクと、を備えた液体供給装置における液体の供給方法であって、供給パイプは、サブタンク内において、上記通気口よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する開口部を備えており、供給パイプを介し、水頭差によってメインタンクから液体を供給することで、液面が上記予め定められた高さになるようにサブタンクに当該液体を貯留する工程と、サブタンクに貯留された液体を、サブタンクの鉛直方向における高さを調整することにより記録ヘッドに供給する工程とを包含することを特徴としている。
上記方法によれば、本発明に係る液体供給装置と同等の効果を奏する。
本発明によれば、記録ヘッドへの液体の供給圧力を調整可能なインクジェット装置において、記録ヘッドにおける液体の消費に伴う液体の供給圧力の変動を簡易な構成で抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る液体供給装置の概略構成および概略動作を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る液体供給装置における供給パイプでの液体の供給の態様を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る液体供給装置における供給パイプの変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る液体供給装置における供給パイプの変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る液体供給装置における供給パイプの変形例を示す模式図である。 本発明の一実施形態に係る液体供給装置の変形例を説明する模式図である。 本発明の一実施形態に係る液体供給装置におけるボトルキャップを説明する模式図である。
以下、本発明に係る液体供給装置の実施の形態について、図を用いて詳細に説明する。本発明に係る液体供給装置は、記録ヘッドが吐出する液体を、当該記録ヘッドに供給する装置であり、一実施形態において、インクジェット記録装置に組み込まれ得る。
(液体供給装置)
図1(a)および(b)は、本発明の一実施形態に係る液体供給装置1の概略構成および概略動作を説明する図である。図1に示すように、液体供給装置1は、記録ヘッド11に液体を供給する液体供給装置であり、メインタンク2、ボトルキャップ3、固定部4、パイプ(供給パイプ)5、サブタンク6、駆動部(駆動手段)7、開口部(第一開口部)8、連通経路9および圧力ダンパー10を備えている。
液体供給装置1が、記録ヘッド11に供給する液体は、典型的には、インクである。
メインタンク2は、記録ヘッド11が吐出する液体を貯留する容器である。メインタンク2からは、パイプ5を介してサブタンク6に液体が供給されるようになっている。メインタンク2は、気密性を有しており、パイプ5以外を介して液体または気体が入出しないようになっている。メインタンク2はまた、容器内が負圧になっても変形しないような剛性を有していることが好ましく、例えば、剛性を有するポリエチレンによって構成することができる。これにより、メインタンク2が変形して、液体が放出されることを防ぐことができる。また、メインタンク2は、一実施形態において、連続稼動が期待される産業用インクジェット記録装置に使用することができるような大容量のボトルであってもよい。
ここで、パイプ5は、ボトルキャップ3に固定されており、ボトルキャップ3は、メインタンク2に着脱可能に固定されている。液体供給装置1の稼動によってメインタンク2内の液体が消費された場合、メインタンク2とボトルキャップ3とを分離し、メインタンク2のみを、新しいメインタンク2に交換することで、パイプ5を移動させることなく、液体の補充を行うことができる。なお、メインタンク2およびボトルキャップ3は固定部4によって、液体供給装置1に着脱可能に固定される。
パイプ5は、メインタンク2とサブタンク6とを連通して、メインタンク2からサブタンク6に液体を供給するための経路を構成する。サブタンク6は、メインタンク2から供給された液体を一旦貯留し、さらに記録ヘッド11に供給するための容器である。サブタンク6は、通気口12を備えており、パイプ5は、サブタンク6内の通気口12よりも鉛直方向に低い位置に開口部(第一開口部)8を備えている。
連通経路9は、サブタンク6と記録ヘッド11とを連通して、液体を記録ヘッド11へ供給する。また、サブタンク6と、記録ヘッド11への経路中に圧力ダンパー10を備えることもできる。連通経路9の材質は、駆動部7によって移動するサブタンク6に連通していることから、可撓性を有する管を使用することが好ましい。
圧力ダンパー10は、サブタンク6から連通経路9を介して供給される液体の圧力変動を吸収することができる。これによって、記録ヘッド11は、液体を安定に吐出することができる。また、圧力ダンパー10を備えることによって、記録ヘッドを走査させるシリアルスキャン方式を採用する場合、キャリッジには、記録ヘッド11および圧力ダンパー10のみを搭載するだけでよく、当該走査機構が駆動する対象が軽量になるため、当該走査機構を簡便化でき、安価に提供できるようになる。
駆動部7は、サブタンク6に連結されており、図1(a)および(b)のようにサブタンク6を鉛直方向において高さを調整することができるようになっている。これによって、サブタンク6内の液面の高さと、記録ヘッド11との水頭差を調整することによって、サブタンク6から記録ヘッド11への液体の供給圧力を調整することができる。
(メインタンクからサブタンクへの液体の供給)
図2は、メインタンク2からサブタンク6へ液体を供給する機構を説明する図である。本実施形態に係る液体供給装置1では、サブタンク6内の液面の高さは、開口部(第一開口部)8が設けられている高さに保たれている(図2(a))。印刷等により、記録ヘッド11によって液体が消費され、サブタンク6内の液体が減少すると(図2(b))、開口部8が外気に露出し、気体が、開口部8から導入される(図2(c))。当該気体は、パイプ5を介してメインタンク2に導入され、気密性のメインタンク2からは代わりに液体がパイプ5を介して、サブタンク6に供給される(図2(c))。なお、開口部8からメインタンク2に気体を導入している最中においても、通気口12から外部の気体が導入されるため、サブタンク6内の気圧は一定に保たれる。そして、パイプ5を介して液体が供給されることによって、サブタンク6内の液面の高さが開口部8が設けられている高さまで戻り、開口部8が液体によって塞がれると、メインタンク2への気体の導入が止まり、サブタンク6への液体の供給も止まる(図2(d))。このような機構によって、サブタンク6内の液面の高さを一定に保つことができる。
上記機構を採用することで、液面検出器、制御装置、および供給ポンプを備えることなくとも、メインタンク2からサブタンク6に液体を供給し、サブタンク6内の液面の高さを一定に保つことができる。これにより、煩雑な機構を避け、故障等のリスクを低減することができる。
(サブタンクから記録ヘッドへの液体の供給)
駆動部7は、図1(a)および(b)のようにサブタンク6を鉛直方向において高さを調整することができるようになっている。また、上記機構によってサブタンク6内の液面は一定に保てるようになっている。このため、駆動部7によって記録ヘッド11とサブタンク6の鉛直方向における相対的な高さを調整することによって、記録ヘッド11のノズルとサブタンク6内における液面との水頭差を調整し、液体の供給圧力を調整することが容易となっている。また、液体の消費によってサブタンク6内の液面が変動することがないため、液体の供給圧力を好適に調整することができる。
液体を多量に要する記録ヘッド11の洗浄のような場合には、図1(b)に示すように、サブタンク6内における液面を記録ヘッド11より高い位置に移動させて、サブタンク6から記録ヘッド11への液体の供給圧力を上げることで対応できる。また、図1(a)に示すように、サブタンク6における液面を記録ヘッド11のノズルより低い位置にさせることで、記録ヘッド11に残留する液体をサブタンク6に回収することもできる。
(メインタンクとサブタンクとを連通するパイプのバリエーション)
メインタンク2とサブタンク6とを連通するパイプは、例えば、図1に示すようなパイプ5であってもよいが、他の構成をとることもできる。
図3は、パイプ5の一変形例を示す図である。図3に示すように、パイプ5のサブタンク6内での開口部(第一開口部)8は、水平面に対して斜めに設けられていてもよい。開口部8をこのように構成することにより、開口部8における開口面の鉛直方向においてより高い位置からメインタンク2に空気が導入され始める。これによって、パイプ5の内側において、鉛直方向により高い位置に開口している側面に、気体が導入される経路は安定する。対して、パイプ5の内側において、鉛直方向により低い位置に開口している側面に、液体が供給される経路は安定する。よって、パイプ5における気体を導入する側面と液体を供給する側面とを安定化することができ、気体と液体との交換をスムーズにすることができる。
また、開口部8は斜めに設けられているため、サブタンク6内における液面が開口部8近傍にある状態において、液面が下降すると、開口部8が水平面に対して斜めに設けられていることにより、開口部8が気体に開口する面積が徐々に大きくなり、サブタンク6への液体供給量も徐々に増加するようになる。これにより、開口部8が気体に開口する面積が急峻に大きくなって一度に大量の液体が供給されることを避け、液面の下降を円滑に抑制することができる。
また、図4(a)は、メインタンク2とサブタンク6とを連通するパイプとして、パイプ5の代わりに、サブタンク6からメインタンク2に気体を導入するパイプ(第一パイプ)14と、メインタンク2からサブタンク6に液体を供給するパイプ(第二パイプ)13とを設けた構成を示す模式図である。図4(a)に示すように、パイプ14には、メインタンク2内に開口部(第三開口部)18が、サブタンク6内に開口部(第一開口部)16がそれぞれ設けられており、パイプ(第二パイプ)13には、メインタンク2内に開口部(第二開口部)17が、サブタンク6内に開口部(第四開口部)15がそれぞれ設けられている。なお、メインタンク2内において、開口部18は、開口部17よりも鉛直方向において高い位置に開口しており、サブタンク6内において、開口部15は、開口部16よりも鉛直方向において低い位置に開口している。
このとき、サブタンク6内における液面が開口部16より低い位置になると、開口部16から気体がパイプ14に入り、当該気体が、パイプ14を介して、開口部18からメインタンク2内に導入される。これに伴い、メインタンク2からパイプ13内へ、開口部17から液体が導入され、当該液体が、パイプ13を介して、開口部15からサブタンク6に供給される。開口部15から供給された液体によって、サブタンク6における液面が開口部16の高さまで達すると、パイプ14を介したメインタンク2への気体の導入が止められ、パイプ13によるサブタンク6への液体の供給も止められる。これによってサブタンク6内における液面は一定に保たれる。このように、図4(a)の構成では、特に、気体を導入する経路と、液体を供給する経路とが独立して備えられていることにより、メインタンク2からサブタンク6への液体の供給を円滑に行うことができる。また、上記気体が排出される開口部18が、メインタンク2における上部で開口されることにより、メインタンク2の上部(気体が滞留される部分)に直接気体が導入され、気体が不必要にメインタンク2内の液体に溶け込むことを抑制することができる。
図4(b)は、図4(a)の構成においてメインタンク2からサブタンク6に液体を供給するパイプ13に、漏出防止弁26を設けた構成を示す模式図である。メインタンク2をサブタンク6に装着するために、メインタンク2が備えるパイプ13の開口部15を下に向けたとき、漏出防止弁26はパイプ13を流れる液体の流れおよび漏出防止弁26の自重によって、パイプ13の開口部17を閉鎖する。これによって、メインタンク2をサブタンク6に装着するときに、液体がパイプ13を介して漏出するのを最小限に抑えることができる。また、メインタンク2をサブタンク6に装着したときに、漏出防止弁26の開口部15側の先端部はサブタンク6の内側の底部に当たり、開口部17側の末端が押し上げられる。このため、閉鎖されていたパイプ13の開口部17は開放される。これによって、図4(a)の構成と同様に、パイプ13を介してメインタンク2からサブタンク6への液体の供給できるようになる。
また、図4(b)に示すように、付勢部材27によって漏出防止弁26を開口部17に向かう方向へ付勢してもよい。付勢部材27によって、メインタンク2の姿勢がどんなでも常に開口部17を閉鎖状態に保持することができ、液体の漏出を防止することができる。また、メインタンク2をサブタンク6に装着したときに、漏出防止弁26の開口部15側の先端部はサブタンク6の内側の底部に当たり、開口部17側の末端が付勢部材27に抗して押し上げられる。このため、閉鎖されていたパイプ13の開口部17は開放される。これによって、図4(a)の構成と同様に、パイプ13を介してメインタンク2からサブタンク6への液体の供給できるようになる。
また、図5は、メインタンク2とサブタンク6とを連通するパイプとして、パイプ5の代わりに、メインタンク2内において、開口部(第三開口部)20および開口部(第二開口部)21が、サブタンク6内において、開口部(第一開口部)8が設けられているパイプ(第三パイプ)19を設けた構成を示す模式図である。図5に示すように、開口部21は、開口部20よりも鉛直上方に設けられており、開口部20は、パイプ19の側面に設けられている。
このとき、サブタンク6内における液面が開口部8より低い位置になると、開口部8から気体がパイプ19に入り、当該気体は、パイプ19の側面に設けられた開口部20からは排出されず、開口部21からメインタンク2内に導入される。これに伴い、メインタンク2からパイプ19内へ、開口部20から液体が導入され、当該液体が、パイプ19を介して、開口部8からサブタンク6に供給される。開口部8から供給された液体によって、サブタンク6における液面が開口部8の高さまで達すると、パイプ19を介したメインタンク2への気体の導入が止められ、パイプ19によるサブタンク6への液体の供給も止められる。これによってサブタンク6内における液面は一定に保たれる。このように、図5の構成では、特に、メインタンク2内において、気体が排出される開口部と、液体が流入する開口部とが独立して備えられていることにより、メインタンク2からサブタンク6への液体の供給を円滑に行うことができる。また、上記気体が排出される開口部21が、メインタンク2における上部で開口されることにより、メインタンク2の上部(気体が滞留される部分)に直接気体が導入され、気体が不必要にメインタンク2内の液体に溶け込むことを抑制することができる。
また、図6は、メインタンク2とサブタンク6とを連通するパイプが、パイプ5と可撓性を有する可撓部22とによって構成されている液体供給装置1’を説明する模式図である。図6に示すように、メインタンク2とサブタンク6とを連通するパイプの少なくとも一部が可撓性を有していることにより、駆動部7は、サブタンク6のみを移動させるだけで、サブタンク6から記録ヘッド11へ液体を供給することができる。これにより、メインタンク2を移動させる必要がなくなるため、液体供給装置1’をコンパクトな構成とすることができる。
なお、可撓部22のサブタンク6から入った空気が、途中で滞留することなく、メインタンク2まで到達できるように、可撓部22が重力方向で上方向に凸となる部分(局所的に最も高くなる部分)を持たないように構成されていることが好ましい。具体的には、可撓部22の長さおよび太さの設定、ならびに、可撓部22をガイドするガイド部材(図示せず)によって、サブタンク6がどの位置にあっても、可撓部22が重力方向で上方向に凸となる部分を持たないようにする。可撓部22が重力方向で上方向に凸となる部分を持つ場合、可撓部22のサブタンク6側から入った空気が滞留し、メインタンク2からサブタンク6への液体供給が滞るおそれがあるが、上記のように構成することで、当該空気の滞留を防ぎ、メインタンク2からサブタンク6への液体供給を円滑にすることができる。
(メインタンクのキャップについて)
図7(a)は、液体供給装置1装着される前の、運搬時におけるメインタンク2を説明する模式図である。中フタ24によって、メインタンク2の口を塞ぎ、ボトルキャップ23で中フタ24を押さえ込むように栓をすることで、メインタンク2の内部を密封したまま運搬することができる。
図7(b)は、メインタンク2について、ボトルキャップ23及び中フタ24を取り外して、パイプ5を固定したボトルキャップ3を装着した状態を示している。液体供給装置1にメインタンク2を装着するとき、ボトルキャップ23及び中フタ24を、パイプ5を固定したボトルキャップ3に交換する。なお、メインタンク2は、気密性を有しているため、液体供給装置1にメインタンク2を装着するときに、メインタンク2が逆様になり、開口部8が下を向いても、液体の漏出を最小限に抑えることができる。
図7(c)は、パイプ5を固定したボトルキャップ3の一例を示す模式図であり、図7(d)はパイプ5を固定したボトルキッャップ3の一変形例を示す模式図である。ボトルキャップ5は、パイプ5を固定し、パイプ5以外を介してメインタンク2に液体または気体が入出しないようにできればよい。図7(c)に示しているように、パイプ5は、中フタの機能を備えたボトルキャップ3に固定してもよい。また、図7(d)に示しているように、パイプ5を、中フタ25に装着して、ボトルキャップ3によって固定してもよい。なお、パイプ5、中ブタ23、およびボトルキャップ3は、メインタンク2の交換時に再利用してもよい。
(漏出防止弁について)
漏出防止弁及び付勢部材は、図4(b)に示したパイプ13に設ける場合のみならず、図2のパイプ5、図3のパイプ5、および図5のパイプ19にも設けてもよい。これらのいずれのパイプに漏出防止弁を備えても、図4(b)のパイプ13の場合と同様に、メインタンク2をサブタンク6に装着するときの液体の漏出を最小限に抑えることができる。
また、一変形例において、漏出防止弁のサブタンク6側に位置する端部を、L字型に曲げるなどしてパイプ13の開口部15の直径よりも大きくしてもよい。これによって、当該漏出防止弁を備えたパイプ13を固定したボトルキャップを、メインタンク2に装着するときに、漏出防止弁がパイプ13から脱落することを避けることができる。
(サブタンク内での蒸発について)
典型的には、インク等に含まれる溶剤の揮発成分は空気よりも重いため、サブタンク6内において、液体から揮発した成分は、サブタンク6内に滞留し、サブタンク6内は大気圧でありながら、液体の飽和蒸気で満たされた状態となる。そのため、サブタンク6内において、液体が必要以上に揮発することを防ぐことができる。
一方、水を多く用いたインク、いわゆる水性インクの場合は、インクの揮発成分は空気より軽いため蒸発しやすい。このため、サブタンク6の通気口12はできるだけ小さいことが好ましい。孔の直径は、1mm以下であることが好ましく、0.5mm以下であることがさらに好ましい。
さらに、一変形例において、サブタンク6内に、サブタンク内に貯留された液体に浮かび、当該液体の液面の少なくとも一部を覆う脱気防止部材(いわゆる、落し蓋)をさらに備えるように構成してもよい。これにより、サブタンク内に貯留された液体の蒸発を防ぐことができ、当該液体の状態を良好に保つことができる。なお、一例として、脱気防止部材は、複数の球(ビーズ)によって構成することができる。また、当該脱気防止部材は、メインタンク2内にも備えてよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
<付記事項>
本実施形態に係る液体供給装置1は、記録ヘッド11が吐出する液体を貯留したメインタンク2と、メインタンク2に連通しているパイプ5と、パイプ5を介し、水頭差によってメインタンク2から液体が供給され、当該液体を貯留するサブタンク6と、サブタンク6に貯留された液体を記録ヘッド11に供給する供給手段と、を備えており、供給手段は、サブタンク6の鉛直方向における高さを調整する駆動部7を備えており、サブタンク6は通気口12を備えており、パイプ5は、サブタンク6内において、通気口12よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する開口部8を備えている。
上記構成によれば、パイプ5はメインタンク2に気体を導入しながら、液体をサブタンク6に供給する。液体の液面が、サブタンク6内における開口部8に達すると、液体により開口部8は塞がれ、気体の導入は止められる。同時にメインタンク2への液体供給も止められる。よって、液体は、サブタンク6内における開口部8の高さまで安定に供給される。つまり、液面の高さが一定に保たれるように、液体はサブタンク6内に貯留される。その結果、駆動部7により、サブタンク6の鉛直方向に高さを調整することで、サブタンク6と記録ヘッド11の水頭差を調整することが容易になる。したがって、記録ヘッド11への液体の供給圧力を調整することが容易になり、印刷または記録ヘッド11の洗浄のときのように、必要とされる液体の供給量が異なる条件にも適切に対応できる。また、本実施形態に係る液体供給装置1は、液面検出器や供給ポンプを備える必要がなく、簡便であり、故障しにくく安価に提供することができる。
一変形例において、開口部8は、水平面に対して斜めに設けられている。
上記構成によれば、開口部8における開口面の鉛直方向においてより高い位置からメインタンク2に空気が導入され始める。これによって、パイプ5の内側において、鉛直方向により高い位置に開口している側面に、気体が導入される経路は安定する。対して、パイプ5の内側において、鉛直方向により低い位置に開口している側面に、液体が供給される経路は安定する。よって、パイプ5における気体を導入する側面と液体を供給する側面とを安定化することができ、気体と液体との交換をスムーズにすることができる。
また、開口部8は斜めに設けられているため、液面が、開口部8近傍にある状態において、液面が下降すると、開口部8が水平面に対して斜めに設けられていることにより、開口部8が気体に開口する面積が徐々に大きくなり、サブタンク6への液体供給量も徐々に増加するようになる。これにより、開口部8が気体に開口する面積が急峻に大きくなって一度に大量の液体が供給されることを避け、液面の下降を円滑に抑制することができる。
一変形例において、メインタンク2とサブタンク6とを連通する供給パイプ(パイプ14および13)は、メインタンク2内において、サブタンク6に供給する液体を流入させるための開口部17と、開口部17よりも鉛直方向において高い位置に設けられ、サブタンク6から開口部16を介して導入された気体を吐出するための開口部18と、を備えている。他の変形例において、メインタンク2とサブタンク6とを連通する供給パイプ(パイプ19)は、メインタンク2内において、サブタンク6に供給する液体を流入させるための開口部20と、開口部20よりも鉛直方向において高い位置に設けられ、サブタンク6から開口部8を介して導入された気体を吐出するための開口部21と、を備えている。
上記構成によれば、メインタンク2内において、気体が排出される開口部18または21と、液体が流入する開口部17または20とが独立して備えられていることにより、メインタンク2からサブタンク6への液体の供給を円滑に行うことができる。また、上記気体が排出される開口部18または21が、メインタンク2における上部で開口されることにより、メインタンク2の上部(気体が滞留される部分)に直接気体が導入され、気体が不必要にメインタンク2内の液体に溶け込むことを抑制することができる。
一変形例において、メインタンク2とサブタンク6とを連通する供給パイプは、サブタンク6からメインタンク2に気体を供給するパイプ14と、メインタンク2からサブタンク6に液体を導入するパイプ13と、を備えており、パイプ14には、開口部16および開口部18が設けられており、パイプ13には、開口部17、および、サブタンク6内において、開口部16よりも鉛直方向において低い位置に開口する開口部15が設けられている。
上記構成によれば、気体を導入する経路と、液体を供給する経路とが独立して備えられることになる。これにより、メインタンク2からサブタンク6への液体の供給を円滑に行うことができる。
一変形例において、メインタンク2とサブタンク6とを連通する供給パイプは、開口部8と開口部21とを連通するパイプ19を備えており、開口部20は、パイプ19の側面に設けられている。
上記構成によれば、供給パイプを好適に構成することができる。
液体供給装置1では、供給手段は、サブタンク6と記録ヘッド11とを連通する連通経路9と、当該連通経路9中に設けられ、当該連通経路9を流れる液体の圧力変動を低減する圧力ダンパー10とを備えている。
上記構成によれば、サブタンク6から記録ヘッド11に供給される液体の供給圧力を、圧力ダンパー10によって、より適切に調整することができる。したがって、印刷のときなどの液体の吐出量が適切に調整できるようになる。
一変形例において、液体供給装置1’では、メインタンク2とサブタンク6とを連通する供給パイプ(パイプ5および可撓部22)の少なくとも一部は、可撓性を有しており、駆動部7、メインタンク2を移動させることなく、サブタンク6の鉛直方向における高さを調整するようになっている。
上記構成によれば、サブタンク6における液面の高さが一定に保たれているため、サブタンク6のみを移動させることにより、液体の供給圧力を調整することができる。これにより、液体供給装置1’をよりコンパクトな構成とすることができる。
本実施形態に係るインクジェット記録装置は、上記のような液体供給装置1を備えている。
上記構成によれば、記録ヘッド11への液体の供給圧力を調整可能なインクジェット装置において、記録ヘッド11における液体の消費に伴う液体の供給圧力の変動を簡易な構成で抑制することができる。
本実施形態に係る液体の供給方法は、記録ヘッド11が吐出する液体を貯留したメインタンク2と、メインタンク2に連通しているパイプ5と、通気口12を備えたサブタンク6と、を備えた液体供給装置1における液体の供給方法であって、パイプ5は、サブタンク6内において、通気口12よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する開口部8を備えており、パイプ5を介し、水頭差によってメインタンク2から液体を供給することで、液面が上記予め定められた高さになるようにサブタンク6に当該液体を貯留する工程と、サブタンク6に貯留された液体を、サブタンク6の鉛直方向における高さを調整することにより記録ヘッド11に供給する工程とを包含する。
上記方法によれば、本実施形態に係る液体供給装置1と同等の効果を奏する。
本発明は、インクジェット記録装置における液体供給装置に利用することができる。
1 液体供給装置
2 メインタンク
3 ボトルキャップ
4 固定部
5 パイプ(供給パイプ)
6 サブタンク
7 駆動部(駆動手段)
8 開口部(第一開口部)
9 連通経路
10 圧力ダンパー
11 記録ヘッド
12 通気口
13 パイプ(第二パイプ、供給パイプ)
14 パイプ(第一パイプ、供給パイプ)
15 開口部(第四開口部)
16 開口部(第一開口部)
17 開口部(第二開口部)
18 開口部(第三開口部)
19 パイプ(第三パイプ、供給パイプ)
20 開口部(第二開口部)
21 開口部(第三開口部)
22 可撓部(供給パイプ)
23 ボトルキャップ(運搬時用)
24 中フタ
25 中フタ(パイプ装着用)
26 漏出防止弁
27 付勢部材

Claims (8)

  1. 液体を貯留し気密性を有するメインタンクと、
    上記メインタンクに連通している供給パイプと、
    上記供給パイプを介し、水頭差によって上記メインタンクから上記液体が供給され、該液体を貯留するサブタンクと、
    上記液体を吐出する記録ヘッドと、
    上記サブタンクに貯留された上記液体を上記記録ヘッドに供給する供給手段と、を備えており、
    上記供給手段は、上記サブタンクの鉛直方向における高さを調整する駆動手段と、上記サブタンクと上記記録ヘッドとを連通し、該サブタンクに貯留された上記液体を上記記録ヘッドに供給する連通経路と、を備えており、
    上記サブタンクは、上記液体により形成される液相部分と、気相部分とにより構成され、該気相部分が外気に通じる通気口を備えており、
    上記供給パイプは、上記サブタンク内において、上記通気口よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する第一開口部を備え、
    上記サブタンクは、上記記録ヘッドによって上記液体が消費され、上記液体が減少すると上記第一開口部が上記気相部分に露出し、該気相部分の気体が上記第一開口部から上記供給パイプを通じて上記メインタンクに導入されることで、上記サブタンクにおける上記液体の液面の鉛直方向における高さが、上記第一開口部が設けられている鉛直方向における高さに保持されるように構成され、
    上記メインタンクから上記サブタンクに対し、上記液体が自重により落下するように構成されており、
    上記駆動手段により上記第一開口部の鉛直方向における高さが調整されることで、上記サブタンク内の上記液体と、上記記録ヘッドとの水頭差が調整されて、上記液体を多量に要する上記記録ヘッドの洗浄のような場合に、上記第一開口部を上記記録ヘッドより高い位置に上げるようにでき、
    上記供給パイプは、更に上記メインタンク内において上記サブタンクに供給する液体を流入させるための第二開口部が、上記第一開口部より鉛直方向の上方で且つ上記液体中に設けられていることを特徴とする液体供給装置。
  2. 液体を貯留し気密性を有するメインタンクと、
    上記メインタンクに連通している供給パイプと、
    上記供給パイプを介し、水頭差によって上記メインタンクから上記液体が供給され、該液体を貯留するサブタンクと、
    上記液体を吐出する記録ヘッドと、
    上記サブタンクに貯留された上記液体を上記記録ヘッドに供給する供給手段と、を備えており、
    上記供給手段は、上記サブタンクの鉛直方向における高さを調整する駆動手段と、上記サブタンクと上記記録ヘッドとを連通し、該サブタンクに貯留された上記液体を上記記録ヘッドに供給する連通経路と、を備えており、
    上記サブタンクは、上記液体により形成される液相部分と、気相部分とにより構成され、該気相部分が外気に通じる通気口を備えており、
    上記供給パイプは、上記サブタンク内において、上記通気口よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する第一開口部を備え、
    上記サブタンクは、上記記録ヘッドによって上記液体が消費され、上記液体が減少すると上記第一開口部が上記気相部分に露出し、該気相部分の気体が上記第一開口部から上記供給パイプを通じて上記メインタンクに導入されることで、上記サブタンクにおける上記液体の液面の鉛直方向における高さが、上記第一開口部が設けられている鉛直方向における高さに保持されるように構成され、
    上記メインタンクから上記サブタンクに対し、上記液体が自重により落下するように構成されており、
    上記駆動手段により上記第一開口部の鉛直方向における高さが調整されることで、上記サブタンク内の上記液体と、上記記録ヘッドとの水頭差が調整されて、上記液体を多量に要する上記記録ヘッドの洗浄のような場合に、上記第一開口部を上記記録ヘッドより高い位置に上げるようにでき、
    上記供給パイプは、上記サブタンクから上記メインタンクに上記外気を導入する第一パイプと、上記メインタンクから上記サブタンクに上記液体を供給する第二パイプと、を備えており、
    上記第一パイプには、上記第一開口部および第三開口部が設けられており、
    上記第二パイプには、第二開口部、および、上記サブタンク内において、上記第一開口部よりも鉛直方向において低い位置に開口する第四開口部が設けられており、
    上記メインタンク内において上記サブタンクに供給する液体を流入させるための上記第二開口部が、上記第一開口部より鉛直方向の上方で且つ上記液体中に設けられており、
    上記第三開口部が、上記第二開口部よりも鉛直方向において高い位置に設けられ、上記サブタンクから上記第一開口部を介して導入された上記外気を吐出することを特徴とする液体供給装置。
  3. 液体を貯留するメインタンクと、
    上記メインタンクに連通している供給パイプと、
    上記供給パイプを介し、水頭差によって上記メインタンクから上記液体が供給され、該液体を貯留するサブタンクと、
    上記液体を吐出する記録ヘッドと、
    上記サブタンクに貯留された上記液体を上記記録ヘッドに供給する供給手段と、を備えており、
    上記供給手段は、上記サブタンクの鉛直方向における高さを調整する駆動手段と、上記サブタンクと上記記録ヘッドとを連通し、該サブタンクに貯留された上記液体を上記記録ヘッドに供給する連通経路と、を備えており、
    上記サブタンクは、上記液体により形成される液相部分と、気相部分とにより構成され、該気相部分が外気に通じる通気口を備えており、
    上記供給パイプは、上記サブタンク内において、上記通気口よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する第一開口部を備え、
    上記サブタンクは、上記記録ヘッドによって上記液体が消費され、上記液体が減少すると上記第一開口部が上記気相部分に露出し、該気相部分から気体が上記第一開口部から上記供給パイプを通じて上記メインタンクに導入されることで、上記サブタンクにおける上記液体の液面の鉛直方向における高さが、上記第一開口部が設けられている鉛直方向における高さに保持されるように構成され、
    上記メインタンクから上記サブタンクに対し、上記液体が自重により落下するように構成されており、
    上記駆動手段により上記第一開口部の鉛直方向における高さが調整されることで、上記サブタンク内の上記液体と、上記記録ヘッドとの水頭差が調整されて、上記液体を多量に要する上記記録ヘッドの洗浄のような場合に、上記第一開口部を上記記録ヘッドより高い位置に上げるようにでき、
    上記供給パイプは、上記メインタンク内において、
    上記サブタンクに供給する液体を流入させるための第二開口部と、
    上記第二開口部よりも鉛直方向において高い位置に設けられ、上記サブタンクから上記第一開口部を介して導入された上記外気を吐出するための第三開口部と、を備え、
    上記供給パイプは、上記第一開口部と上記第三開口部とを連通する第三パイプを備えており、
    上記第二開口部は、上記第三パイプの側面に設けられていることを特徴とする液体供給装置。
  4. 上記第一開口部は、水平面に対して斜めに設けられていることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の液体供給装置。
  5. 上記供給手段は、上記連通経路を流れる液体の圧力変動を低減する圧力ダンパーを備えていることを特徴とする請求項1〜の何れか一項に記載の液体供給装置。
  6. 上記駆動手段は、上記メインタンクと、上記サブタンクとの鉛直方向における位置関係を変更することなく高さを調整するようになっていることを特徴とする請求項1〜の何れか1項に記載の液体供給装置。
  7. 請求項1〜の何れか一項に記載の液体供給装置を備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。
  8. 液体を貯留した気密性を有するメインタンクと、該メインタンクに連通している供給パイプと、上記液体により形成される液相部分及び気相部分とにより構成されて該気相部分から外気への通気口を備えたサブタンクと、上記液体を吐出する記録ヘッドと、を備えたインクジェット記録装置における液体の供給方法であって、
    上記供給パイプは、上記サブタンク内において、上記通気口よりも鉛直方向において低い、予め定められた高さに開口する第一開口部と、
    上記メインタンク内において、上記サブタンクに供給する液体を流入させるため、上記第一開口部より鉛直方向の上方で且つ上記液体中に設けられた第二開口部とを備え、
    上記記録ヘッドによって上記液体が消費され、上記液体が減少すると、上記第一開口部が上記気相部分に露出し、該気相部分から気体が上記第一開口部から上記供給パイプを通じて上記メインタンクに導入されることで、上記メインタンクから上記液体が上記液体の自重により落下して供給されることで、上記サブタンクにおける上記液体の液面の鉛直方向における高さが、上記第一開口部が設けられている鉛直方向における高さに保持されるように上記サブタンクに当該液体を貯留する工程と、
    上記サブタンクに貯留された上記液体を、上記サブタンクの上記第一開口部の鉛直方向における高さを調整することにより、上記サブタンク内の上記液体を多量に要する上記記録ヘッドの洗浄のような場合に、上記第一開口部を上記記録ヘッドより高い位置に上げるように上記記録ヘッドとの水頭差を調整する工程と、を包含し、
    上記供給パイプは、上記第一開口部と上記第二開口部とが設けられていることを特徴とする液体の供給方法。
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