JP2008158717A - 通信システム及び通信プログラム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】端末を介して提供するサービスの利用者のうち、端末の利用に困難を伴う利用者に対して、そのような利用者がサービスを利用しやすくなる仕組みを提供することを目的とする。
【解決手段】利用者が、利用者側端末201に近づくと、利用者側端末201に接続されている人感センサ204が反応し、利用者側端末201に接続されている情報表示装置203の画面が起動される。ある一定時間内に利用者からの操作がない場合、一定時間経過した状態を、利用者側端末201がオペレータ側端末301に通知する。オペレータ側端末301はそれをオペレータに通知する。オペレータは、オペレータ側端末301に接続された画像表示装置302の画面から利用者の状況を確認し、案内が必要と判断した場合、利用者側端末201に接続し、案内を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信システム及び通信プログラム及び通信方法に関するものである。本発明は、特に、画像及び音声による通信を利用したインフォメーションカウンタシステムに関するものである。
施設案内、来訪者案内、情報提供、窓口業務といったサービスを提供するためにサービスカウンタなどに人員を常時配置しておく場合、サービスの利用状況によっては人員の無駄や不足が生じることがある。このような事態を避けるため、サービスカウンタなどにはサービスの利用者が利用可能な端末を設置しておき、この端末とネットワークで接続した端末との間で画像及び音声による通信を行い、サービスセンタなどの遠隔地からサービスを提供するという方法がある(例えば、特許文献1〜5参照)。この方法では、サービスセンタなどにのみ人員(オペレータ)を配置すればよいため、人員の無駄や不足が生じにくい。
特開2001−8182号公報 特開平4−21095号公報 特開2002−279107号公報 特開平9−179907号公報 特開平5−216888号公報
上記の方法において、以下に説明する(1)人感センサ機能、(2)情報表示機能、(3)一斉通知機能を利用するものがある。
(1)人感センサ機能
この機能を利用した方法では、利用者が、利用者側端末に近づくと、利用者側端末に接続されている人感センサが反応する。利用者側端末は、人感センサから通知を受け、タッチパネルなどのシステムを起動する。そこで、利用者は、受話器、タッチパネルなどから利用者側端末の操作を行い、オペレータ側端末に通知する。通知されたオペレータ側端末は、利用者が来たことをオペレータに通知する。利用者が来たことを認識したオペレータは、利用者に対し、画像及び音声による通信を行うことにより、施設などの案内ができる。
(2)情報表示機能
この機能を利用した方法では、利用者が、タッチパネル、キーボード、マウスなどで、欲しい情報を得るための操作を実行する。操作した条件に従い、利用者側端末が、情報を蓄積している情報サーバから情報を収集し、画面などに表示する。これにより、利用者は、情報提供を受けることができる。
(3)一斉通知機能
施設内で、火災などの異常事態が発生した場合、オペレータが、タッチパネル、キーボード、マウス、マイクなどから、利用者へ案内すべき緊急情報を入力する。入力された緊急情報は、オペレータ側端末を通して、情報を配信する情報サーバへ送信される。一方、その他の情報処理装置からも、案内すべき緊急情報が情報サーバへ通知される。情報サーバは、複数のスピーカを持つ音声処理装置を通して、音声による案内を行う。これにより、利用者は、音声処理装置から出力された音声を元に、施設の状態などを認識することができる。
(1)の機能を利用した方法では、ある一定時間内の利用者側の操作によって、オペレータへ通知されるが、操作できない人には、応対できないという課題があった。(2)の機能を利用した方法では、利用者側の操作によって、必要な情報を表示するが、システムを操作できない人には、情報提供できないという課題があった。(3)の機能を利用した方法では、音声による情報案内であったため、耳の不自由な利用者に認識されないという課題があった。
本発明は、端末を介して提供するサービスの利用者のうち、端末の利用に困難を伴う利用者に対して、そのような利用者がサービスを利用しやすくなる仕組みを提供することを目的とする。
本発明の一の態様に係る通信システムは、
利用者が利用する複数の利用者側端末とオペレータが利用する複数のオペレータ側端末とをネットワークで接続し、各利用者側端末と各オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信システムにおいて、
各利用者側端末に設置された検知装置を用いて、各利用者側端末への利用者の接近を検知する検知部と、
処理装置を用いて、利用者側端末ごとに、前記検知部により利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定する測定部と、
入力装置を用いて、各利用者側端末への利用者からの入力を受け付ける利用者側入力部と、
前記検知部により利用者の接近が検知された後、前記利用者側入力部により利用者からの入力が受け付けられずに、前記測定部により測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末が存在する場合、出力装置を用いて、各オペレータ側端末へ当該利用者側端末への利用者の接近を知らせる通知信号を出力するオペレータ側出力部とを備えることを特徴とする。
本発明の一の態様によれば、通信システムにおいて、測定部が、利用者側端末ごとに、検知部により利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定し、オペレータ側出力部が、前記検知部により利用者の接近が検知された後、利用者側入力部により利用者からの入力が受け付けられずに、前記測定部により測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末が存在する場合、各オペレータ側端末へ当該利用者側端末への利用者の接近を知らせる通知信号を出力することにより、利用者側端末の利用に困難を伴う利用者に対して、そのような利用者がサービスを利用しやすくなる仕組みを提供することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図を用いて説明する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態におけるインフォメーションカウンタシステム100の構成を示すブロック図である。
図1において、インフォメーションカウンタシステム100は、通信システムの一例であり、複数の利用者側機器200、複数のオペレータ側機器300、少なくとも1つのインフォメーションカウンタ用サーバ400を備える。インフォメーションカウンタシステム100は、その他の情報処理装置500を備えていてもよい。
それぞれの利用者側機器200は、インフォメーションカウンタ(前述したサービスカウンタに相当)に設置される。利用者側機器200には、利用者が利用する利用者側端末201のほか、利用者側端末201に接続(設置)される装置として、例えば、画像を表示する画像表示装置202、情報を表示する情報表示装置203、人間の接近を感知する人感センサ204などが含まれる。また、それぞれのオペレータ側機器300は、オペレータ室(前述したサービスセンタに相当)に設置される。オペレータ側機器300には、オペレータが利用するオペレータ側端末301のほか、オペレータ側端末301に接続(設置)される装置として、例えば、画像表示装置302、情報表示装置303などが含まれる。各利用者側端末201と各オペレータ側端末301は図示していないネットワークで接続されており、互いに画像及び音声による通信を行うことができる。また、このネットワークにはインフォメーションカウンタ用サーバ400やその他の情報処理装置500も接続される。インフォメーションカウンタ用サーバ400は、情報サーバの一例であり、複数存在する利用者側端末201、オペレータ側端末301の状態を処理装置452により管理するとともに、利用者側端末201、オペレータ側端末301間の接続を処理装置452により管理する処理部402と、各端末の情報表示装置203,303に表示する情報を記憶装置451に蓄積する記憶部401と、利用者側端末201やオペレータ側端末301と通信を行う通信部403を備える。その他の情報処理装置500は、例えばPC(パーソナルコンピュータ)であり、インフォメーションカウンタ用サーバ400に情報を記録したり、インフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集したりする。
図2は、利用者側機器200の構成を示すブロック図である。
図2において、利用者側機器200に含まれる利用者側端末201は、検知部211、測定部212、利用者側出力部213、利用者側入力部214、利用者側送信部215、利用者側受信部216、通信部217、記憶部218、調整部219を備える。また、利用者側端末201は、記憶装置251、処理装置252、入力装置253、出力装置254、検知装置255などのハードウェア装置を備える(又はこれらのハードウェア装置が利用者側端末201に接続される)。ハードウェア装置は利用者側端末201の各部によって利用される。
記憶装置251は、例えば、メモリ、ハードディスクなどである。処理装置252は、例えば、CPU(Central・Processing・Unit)などである。入力装置253は、例えば、画像を撮影(入力)するカメラ、音声を入力する受話器やマイク、操作を行うためのタッチパネル(タッチ操作画面)、キーボード、マウスなどである。出力装置254は、例えば、図1に示した画像表示装置202、情報表示装置203のほか、音声出力用のスピーカなどである。検知装置255は、例えば、図1に示した人感センサ204などである。
1つの利用者側端末201において、検知部211は、検知装置255を用いて、その利用者側端末201への利用者の接近を検知する。測定部212は、処理装置252を用いて、その利用者側端末201で検知部211により利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定する。利用者側出力部213は、その利用者側端末201で測定部212により経過時間が測定されている間、出力装置254を用いて、利用者の接近が検知されていることを示す状態信号を画面などへ出力する。例えば、利用者側出力部213は、状態信号として、利用者に自分が検知されていることを知らせるメッセージを画面に表示する。利用者側入力部214は、入力装置253を用いて、その利用者側端末201への利用者からの入力を受け付ける。
利用者側送信部215は、その利用者側端末201において、検知部211により利用者の接近が検知された後、利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、測定部212により測定された経過時間が規定時間を越えた場合、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、各オペレータ側端末301へその利用者側端末201への利用者の接近を通知する。つまり、規定時間とは、オペレータ側端末301へ利用者がいることを通知するまでの利用者接近検知からの経過時間を示す。この規定時間に関する情報は、予め記憶装置251に記憶されており、利用者側送信部215により記憶装置251から読み出されるものとする。
利用者側受信部216は、利用者側送信部215により利用者の接近を通知されたオペレータ側端末301の1つから、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、通信の要求を受信する。利用者側送信部215は、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、利用者側受信部216により受信された通信の要求を送信したオペレータ側端末301への応答を返信する。通信部217は、利用者側受信部216により受信された通信の要求に基づき、その通信の要求を送信したオペレータ側端末301と画像及び音声による通信を設定する。そして、通信部217は、入力装置253及び出力装置254を用いて、そのオペレータ側端末301と画像及び音声による通信を行う。
このように、本実施の形態では、利用者側端末201の前に利用者が立ってから一定時間何の入力操作も行われなかった場合、その利用者は利用者側端末201の利用方法がわからない、あるいは、障害などにより利用が容易でない蓋然性が高いため、利用者側端末201を介して、その利用者に対しオペレータから呼びかけが行われる。そして、利用者は、利用者側端末201を介して、オペレータと通話ができる。
一方、利用者側入力部214により入力が受け付けられた場合(通信を要求する入力が受け付けられた場合のみでもよい)、利用者側送信部215は、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、任意のオペレータ側端末301への通信の要求を送信する。利用者側受信部216は、利用者側送信部215により送信された通信の要求を受信したオペレータ側端末301の1つから、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、その通信の要求に対する応答を受信する。通信部217は、利用者側受信部216により受信された応答に基づき、その応答を返信したオペレータ側端末301と画像及び音声による通信を設定する。そして、通信部217は、入力装置253及び出力装置254を用いて、そのオペレータ側端末301と画像及び音声による通信を行う。
このように、本実施の形態では、利用者側端末201で所定の入力操作が行われた場合、従来と同様に、利用者は、利用者側端末201を介して、オペレータと通話ができる。
記憶部218は、その利用者側端末201において、検知部211により利用者の接近が検知された時点から、利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、検知部211により利用者の接近が検知されなくなる時点までの平均時間を記憶装置251に記憶する。調整部219は、その利用者側端末201に関し、処理装置252を用いて、記憶部218により記憶された平均時間より短くなるように規定時間を調整する。そして、調整部219は、調整した規定時間に関する情報を記憶装置251に記憶する。
以上のように、本実施の形態では、測定部212が、利用者側端末201ごとに、検知部211により利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定する。1つの利用者側端末201において、検知部211により利用者の接近が検知された後、利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、測定部212により測定された経過時間が規定時間を越えた場合、利用者側送信部215が、各オペレータ側端末301へ利用者の接近を通知する。これにより、利用者側端末201の利用に困難を伴う利用者に対して、そのような利用者がサービスを利用しやすくなる仕組みを提供することが可能となる。
また、本実施の形態では、利用者側出力部213が、測定部212により経過時間が測定されている間、利用者の接近が検知されていることを示す状態信号を出力することにより、利用者側端末201の利用に困難を伴う利用者は、自分が利用者側端末201に認識されていることを知ることができ、オペレータからの呼びかけを安心して待つことができる。
また、本実施の形態では、記憶部218が、利用者側端末201ごとに、検知部211により利用者の接近が検知された時点から、利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、検知部211により利用者の接近が検知されなくなる時点までの平均時間を記憶する。そして、調整部219が、利用者側端末201ごとに、規定時間がその平均時間より短くなるように調整する。これにより、利用者側端末201の利用に困難を伴う利用者が、オペレータからの呼びかけを待ちきれずに利用者側端末201の利用をあきらめて利用者側端末201の前から去ってしまうということが少なくなる。
上記の検知部211は、その利用者側端末201に複数の種類の検知装置255が設置されている場合、複数の種類の検知装置255を用いて、その利用者側端末201への利用者の接近を検知してもよい。例えば、人感センサ204のほか、その利用者側端末201の前に、検知装置255の1種として体重計が設置されている場合、検知部211は、人感センサ204による赤外線又は熱線探知を行って利用者の接近を検知するだけでなく、体重計による体重測定を行って利用者がその利用者側端末201の前にいることを検知することができる。また、例えば、その利用者側端末201に設置されているカメラを検知装置255の1種として、検知部211は、人感センサ204による赤外線又は熱線探知を行って利用者の接近を検知するだけでなく、カメラによる顔などの画像認識を行って利用者がその利用者側端末201の前にいることを検知することができる。
このように、本実施の形態では、検知部211が、複数の種類の検知装置255を用いることにより、その利用者側端末201への利用者の接近をより確実に検知することが可能となる。
上記の調整部219は、処理装置252を用いて、現在の日時に合わせて規定時間を調整してもよい。現在の日時とは、例えば、現在の時刻、日付、時間帯、曜日などである。例えば、その利用者側端末201の周辺で人の往来が激しい時間帯には、検知部211が利用者側端末201を利用する意思のない人の接近を検知する確率が高くなる。このような時間帯には、調整部219は、規定時間を長めに設定することができる。同様に、調整部219は、処理装置252を用いて、その利用者側端末201の設置場所に合わせて規定時間を調整してもよい。例えば、その利用者側端末201が人の往来の激しい場所に設置されている場合には、調整部219は、規定時間を長めに設定することができる。
このように、本実施の形態では、調整部219が、現在の日時やその利用者側端末201の設置場所(又はその両方)に合わせて規定時間を調整することにより、検知部211により利用者以外の人の接近が検知された後、利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、測定部212により測定された経過時間が規定時間を越える率を減らすことができる。規定時間を調整することにより、利用者の待ち時間を調整することができ、サービス向上に役立てることもできる。
そして、利用者側送信部215が、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、各オペレータ側端末301へその利用者側端末201への利用者以外の人の接近を無駄に通知する率を減らすことが可能となる。
上記の記憶部218は、その利用者側端末201において、検知部211により利用者の接近が検知された時点から、利用者側受信部216が利用者側送信部215により利用者の接近を通知されたオペレータ側端末301の1つから通信の要求を受信するまでの平均時間を記憶装置251に記憶してもよい。前述した平均時間と同様に、調整部219は、その利用者側端末201に関し、処理装置252を用いて、記憶部218により記憶された平均時間より短くなるように規定時間を調整する。そして、調整部219は、調整した規定時間に関する情報を記憶装置251に記憶する。この場合、利用者がインフォメーションカウンタに来て、人感センサ204により検知された時刻(Ts)から、オペレータからの呼び出しがあった時刻(Tc)までの時間を、利用者の待ち時間(Tw)とすると、
Tw=Tc−Ts
となる。そこで、この待ち時間(Tw)の過去のデータを基に、以下の通り、上記平均時間(W)を算出する。ただし、利用者の数が、データ信頼利用者数に満たない場合は、予め定めた初期値(W0)を用いる。
平均時間算出式:
W=Σn=1 (Tn/N)
ただし、N>Nth
N:過去の利用者数、Nth:データ信頼利用者数、Tn:n人目の利用者の待ち時間(Tw)
上記平均時間(W)は、調整部219によって算出され、記憶部218によって記憶装置251に記憶される。調整部219は、平均時間を算出するために、記憶装置251から上記待ち時間(Tw)の過去のデータを取得するが、取得するデータには過去に蓄積された待ち時間の全てが含まれていてもよいし、一定期間内に蓄積された待ち時間のみが含まれていてもよい。後者の場合、一定期間としては、例えば前日の稼動時間帯、前週の同じ曜日の稼動時間帯、あるいは前年同日の稼動時間帯などが考えられる。この一定期間を、例えば前週の同じ曜日の稼動時間帯とし、稼動時間帯を、例えば午前8時から午後10時までとすると、ある週の月曜日の平均時間(W)は以下のように算出される。
ある週の月曜日の平均時間算出式:
W=Σn=1 (Tn/N)
ただし、N>Nth
N:前週の月曜日の午前8時から午後10時までにおける利用者数、Nth:データ信頼利用者数、Tn:n人目の利用者の待ち時間(Tw)
また、取得するデータの範囲を、期間で区切るのではなく、回数で区切ることもできる。例えば、直近の50回分の平均時間(W)を算出するように構成することができ、その場合は新しい待ち時間が記憶部218によって記憶装置251に記憶される度に、調整部219によって平均時間(W)が算出されることになる。
また、例えば、上記平均時間(W)を時間帯ごとに算出してもよい。このとき、以下の通り、時間帯m(例えば、13時〜14時)の平均時間(Wm)を算出する。
時間帯別平均時間算出式:
Wm=Σn=1 Nm(Tmn/Nm)
ただし、Nm>Nth
Nm:時間帯mにおける過去の利用者数、Nth:データ信頼利用者数、Tmn:時間帯mにおけるn人目の利用者の待ち時間(Tw)
上記のように算出される平均時間(W又はWm)から、調整部219は、規定時間(X)を、例えば以下のように算出する。
規定時間算出式(1):
X=W(又はWm)−Tx
ただし、X≧0(X<0となる場合は、X=0と置き換える)
Tx:一定時間(調整部219により変更可能な時間)
また、調整部219は、規定時間(X)を、例えば以下のように算出してもよい。
規定時間算出式(2):
X=W(又はWm)−Tz
ただし、X≧0(X<0となる場合は、X=0と置き換える)
Tz:利用者からの要求が通知されてからオペレータが対応できるまでの最短時間
また、調整部219は、規定時間(X)を、例えば以下のように算出してもよい。
規定時間算出式(3):
X=W(又はWm)−Tx
ただし、X≧Ty≧0(X<Tyとなる場合は、X=Tyと置き換える)
Tx:一定時間(調整部219により変更可能な時間)、Ty:利用者の接近が人感センサ204により検知されてからオペレータが対応できるまでの最短時間
図3は、オペレータ側機器300の構成を示すブロック図である。
図3において、オペレータ側機器300に含まれるオペレータ側端末301は、オペレータ側受信部311、オペレータ側出力部312、オペレータ側入力部313、オペレータ側送信部314、通信部315を備える。また、オペレータ側端末301は、記憶装置351、処理装置352、入力装置353、出力装置354などのハードウェア装置を備える(又はこれらのハードウェア装置がオペレータ側端末301に接続される)。ハードウェア装置はオペレータ側端末301の各部によって利用される。
記憶装置351は、例えば、メモリ、ハードディスクなどである。処理装置352は、例えば、CPUなどである。入力装置353は、例えば、画像を撮影(入力)するカメラ、音声を入力する受話器やマイクやヘッドセット、操作を行うためのタッチパネル(タッチ操作画面)、キーボード、マウスなどである。出力装置354は、例えば、図1に示した画像表示装置302、情報表示装置303のほか、音声出力用のスピーカやヘッドセットなどである。
検知部211により利用者の接近が検知された後、利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、測定部212により測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末201が存在する場合、1つのオペレータ側端末301において、オペレータ側受信部311は、その利用者側端末201から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、その利用者側端末201への利用者の接近を通知される。オペレータ側出力部312は、そのオペレータ側端末301において、出力装置354を用いて、その利用者側端末201への利用者の接近を知らせる通知信号を画面やLED(Light・Emitting・Diode)などへ出力する。
オペレータ側入力部313は、オペレータ側出力部312により出力された通知信号に対し、入力装置353を用いて、そのオペレータ側端末301へのオペレータからの入力を受け付ける。オペレータ側送信部314は、オペレータ側入力部313によりオペレータからの入力が受け付けられた場合、そのオペレータ側端末301から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、その通知信号に対応する利用者側端末201への通信の要求を送信する。オペレータ側受信部311は、その利用者側端末201から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、オペレータ側送信部314により送信された通信の要求に対する応答を受信する。通信部315は、オペレータ側受信部311により受信された応答に基づき、その応答を返信した利用者側端末201と画像及び音声による通信を設定する。そして、通信部315は、入力装置353及び出力装置354を用いて、その利用者側端末201と画像及び音声による通信を行う。
このように、本実施の形態では、利用者側端末201の前に利用者が立ってから一定時間何の入力操作も行われなかった場合、そのことがオペレータに通知される。そして、オペレータは、オペレータ側端末301を介して、自ら呼びかけを行い、利用者と通話ができる。
一方、利用者側入力部214により入力が受け付けられた利用者側端末201が存在する場合、オペレータ側受信部311は、その利用者側端末201から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、通信の要求を受信する。オペレータ側出力部312は、出力装置354を用いて、その利用者側端末201からの通信の要求を画面などへ出力する。
オペレータ側入力部313は、オペレータ側出力部312により出力された通信の要求に対し、入力装置353を用いて、そのオペレータ側端末301へのオペレータからの入力を受け付ける。オペレータ側送信部314は、オペレータ側入力部313によりオペレータからの入力が受け付けられた場合、そのオペレータ側端末301から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、その通信の要求を送信した利用者側端末201への応答を返信する。通信部315は、オペレータ側受信部311により受信された通信の要求を送信した利用者側端末201と画像及び音声による通信を設定する。そして、通信部315は、入力装置353及び出力装置354を用いて、その利用者側端末201と画像及び音声による通信を行う。
このように、本実施の形態では、利用者側端末201で所定の入力操作が行われた場合、従来と同様に、オペレータは、オペレータ側端末301を介して、利用者と通話ができる。
以上のように、本実施の形態では、オペレータ側入力部313が、オペレータ側出力部312により出力された通知信号に対し、オペレータからの入力を受け付け、オペレータ側送信部314が、オペレータ側入力部313によりオペレータからの入力が受け付けられた場合、当該通知信号に対応する利用者側端末201への通信の要求を送信する。そして、通信部315が、オペレータ側送信部314により送信された通信の要求に基づき、利用者側端末201とオペレータ側端末301との間で画像及び音声による通信を行う。これにより、利用者側端末201の利用に困難を伴う利用者に対して、そのような利用者がサービスを利用しやすくなる仕組みを提供することが可能となる。
上記のオペレータ側出力部312は、検知部211により利用者の接近が検知された後、利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、測定部212により測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末201が2つ以上存在する場合、そのオペレータ側端末301において、経過時間が最も長い利用者側端末201の通知信号と他の利用者側端末201の通知信号とを異なる形式で画面やLEDなどへ出力してもよい。即ち、オペレータ側出力部312は、利用者の接近を最初に通知した利用者側端末201が対応する通知信号のみを他の通知信号とは別の形式で出力してもよい。
このように、オペレータ側出力部312が、経過時間が最も長い利用者側端末201の通知信号と他の利用者側端末201の通知信号とを異なる形式で出力することにより、オペレータは、利用者側端末201を利用できないまま最も長く待たされている利用者を優先的に案内することが可能となる。
図4は、利用者側機器200、オペレータ側機器300のハードウェア資源の一例を示す図である。
図4において、利用者側機器200、オペレータ側機器300は、図示していないシステムユニット、CRT(Cathode・Ray・Tube)やLCD(液晶ディスプレイ)の表示画面を有する表示装置901(前述したタッチパネル、画像表示装置202,302、情報表示装置203,303などは表示装置901の一例)、キーボード902(K/B)、マウス903、FDD904(Flexible・Disk・Drive)、CDD905(Compact・Disc・Drive)、プリンタ装置906、カメラ907、マイク908、スピーカ909(前述した受話器、ヘッドセットは、マイク908、スピーカ909が一体となったものの一例)などのハードウェア資源を備え、これらはケーブルや信号線で接続されている。システムユニットは、コンピュータであり、LAN(ローカルエリアネットワーク)などのネットワークに接続されている。システムユニットは、利用者側端末201、オペレータ側端末301の一例である。
利用者側機器200、オペレータ側機器300は、プログラムを実行するCPU911(「演算装置」、「マイクロプロセッサ」、「マイクロコンピュータ」、「プロセッサ」ともいう)を備えている。CPU911は、処理装置252,352の一例である。CPU911は、バス912を介してROM913(Read・Only・Memory)、RAM914(Random・Access・Memory)、通信ボード915、表示装置901、キーボード902、マウス903、FDD904、CDD905、プリンタ装置906、カメラ907、マイク908、スピーカ909、磁気ディスク装置920と接続され、これらのハードウェアデバイスを制御する。磁気ディスク装置920の代わりに、光ディスク装置、メモリカードリーダライタなどの記憶媒体が用いられてもよい。
RAM914は、揮発性メモリの一例である。ROM913、FDD904、CDD905、磁気ディスク装置920の記憶媒体は、不揮発性メモリの一例である。これらは、記憶装置251,351の一例である。通信ボード915、キーボード902、マウス903、カメラ907、マイク908、FDD904、CDD905などは、入力装置253,353の一例である。また、通信ボード915、表示装置901、プリンタ装置906、スピーカ909などは、出力装置254,354の一例である。
通信ボード915は、LANなどのネットワークに接続されている。通信ボード915は、LANに限らず、インターネット、あるいは、IP−VPN(Internet・Protocol・Virtual・Private・Network)、広域LAN、ATM(Asynchronous・Transfer・Mode)ネットワークなどのWAN(ワイドエリアネットワーク)などに接続されていても構わない。
磁気ディスク装置920には、オペレーティングシステム921(OS)、ウィンドウシステム922、プログラム群923、ファイル群924が記憶されている。プログラム群923のプログラムは、CPU911、オペレーティングシステム921、ウィンドウシステム922により実行される。プログラム群923には、本実施の形態の説明において「〜部」、「〜手段」として説明する機能を実行するプログラムが記憶されている。プログラムは、CPU911により読み出され実行される。また、ファイル群924には、本実施の形態の説明において、「〜データ」、「〜情報」、「〜ID(IDentifier)」、「〜フラグ」、「〜結果」として説明するデータや情報や信号値や変数値やパラメータが、「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」の各項目として記憶されている。「〜ファイル」や「〜データベース」や「〜テーブル」は、ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶される。ディスクやメモリなどの記憶媒体に記憶されたデータや情報や信号値や変数値やパラメータは、読み書き回路を介してCPU911によりメインメモリやキャッシュメモリに読み出され、抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理(動作)に用いられる。抽出・検索・参照・比較・演算・計算・制御・出力・印刷・表示などのCPU911の処理中、データや情報や信号値や変数値やパラメータは、メインメモリやキャッシュメモリやバッファメモリに一時的に記憶される。
また、本実施の形態の説明において説明するブロック図やフローチャートの矢印の部分は主としてデータや信号の入出力を示し、データや信号は、RAM914などのメモリ、FDD904のフレキシブルディスク(FD)、CDD905のコンパクトディスク(CD)、磁気ディスク装置920の磁気ディスク、その他光ディスク、ミニディスク(MD)、DVD(Digital・Versatile・Disc)などの記録媒体に記録される。また、データや信号は、バス912や信号線やケーブルその他の伝送媒体により伝送される。
また、本実施の形態の説明において「〜部」、「〜手段」として説明するものは、「〜回路」、「〜装置」、「〜機器」であってもよく、また、「〜ステップ」、「〜工程」、「〜手順」、「〜処理」であってもよい。即ち、「〜部」、「〜手段」として説明するものは、ROM913に記憶されたファームウェアで実現されていても構わない。あるいは、ソフトウェアのみ、あるいは、素子・デバイス・基板・配線などのハードウェアのみ、あるいは、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせ、さらには、ファームウェアとの組み合わせで実現されていても構わない。ファームウェアとソフトウェアは、プログラムとして、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVDなどの記録媒体に記憶される。このプログラムはCPU911により読み出され、CPU911により実行される。即ち、プログラムは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」、「〜手段」としてコンピュータを機能させるものである。あるいは、本実施の形態の説明で述べる「〜部」、「〜手段」の手順や方法をコンピュータに実行させるものである。
以下では、説明をより具体的にするため、利用者側機器200、オペレータ側機器300が図4に例示したコンピュータとハードウェア資源により実現されているものとする。図4には示していないが、利用者側機器200には、人感センサ204も含まれるものとする。
図5は、本実施の形態における通信方法を示すフローチャートである。
利用者が、利用者側端末201に近づくと、利用者側端末201に接続されている人感センサ204が反応する(ステップS101)。利用者側端末201は、人感センサ204から通知を受け、接続されている情報表示装置203の画面(タッチパネル)を起動する(ステップS102)。そこで、利用者は、利用者側端末201に接続されている受話器やタッチパネルから利用者側端末201の操作を行い(ステップS103)、インフォメーションカウンタ用サーバ400を経由してオペレータ側端末301に通知する(ステップS104)。通知されたオペレータ側端末301は、情報表示装置303を通して、利用者が来たことをオペレータに通知する。利用者が来たことを認識したオペレータは、オペレータ側端末301に接続された画像表示装置302の利用者の画像と音声を通して、案内を行う(ステップS105)。利用者は、利用者側端末201に接続された画像表示装置202のオペレータの画像と音声を通して、案内してもらう。
ある一定時間内に利用者が、利用者側端末201に接続されている受話器やタッチパネルを操作できない場合(ステップS106)、一定時間経過した状態を、利用者側端末201が、インフォメーションカウンタ用サーバ400を経由してオペレータ側端末301に通知する(ステップS107)。オペレータ側端末301は、情報表示装置303の画面から、一定時間を経過した状態をオペレータが認識できる通知(画面表示、アラームなど)を行う。通知を受けたオペレータは、オペレータ側端末301に接続された画像表示装置302の画面から、利用者の状況を確認し(ステップS108)、案内が必要と判断した場合に、オペレータ側から、利用者側端末201に接続し、利用者側端末201に接続された画像表示装置302の画面、スピーカ909から、案内を行う(ステップS109)。案内が不要と判断した場合は、ここで、利用者側端末201に接続されているタッチパネルのシステムを停止し、画面を非表示にする(ステップS110)。
図5のフローチャートに示したフローは、利用者側機器200、オペレータ側機器300を実現するコンピュータ上で実行されるプログラム(通信プログラム)の処理手順に相当する。この処理手順において、通信プログラムは、例えば、以下に示す各処理をコンピュータに実行させる。
ステップS101において、利用者が利用者側端末201の前に立つと、利用者側端末201の検知部211は、人感センサ204を用いて、利用者の接近を検知する(検知処理)。そして、利用者側端末201の測定部212は、CPU911を用いて、検知部211により利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定する(測定処理)。
ステップS102において、利用者側端末201の利用者側出力部213は、測定部212により経過時間が測定されている間、状態信号として、利用者の接近が検知されていることを知らせるメッセージとともに、オペレータとの通話を要求する操作を行うか、あるいは、オペレータからの呼びかけを待つように促すメッセージを、情報表示装置203の画面へ出力する(利用者側出力処理)。
ステップS102で利用者側出力部213により出力されたメッセージを確認した利用者が、タッチパネルでオペレータとの通話を要求する操作を行うと、ステップS103において、利用者側端末201の利用者側入力部214は、タッチパネルを用いて、利用者からの入力を受け付ける(利用者側入力処理)。
ステップS103で利用者側入力部214により入力が受け付けられた場合、ステップS104において、利用者側端末201の利用者側送信部215は、通信の要求を送信する(利用者側送信処理)。オペレータ側端末301のオペレータ側受信部311は、インフォメーションカウンタ用サーバ400を経由して利用者側端末201の利用者側送信部215により送信された通信の要求を受信する(オペレータ側受信処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側出力部312は、オペレータ側受信部311により受信された通信の要求を情報表示装置303の画面へ出力する(オペレータ側出力処理)。
ステップS104でオペレータ側出力部312により出力された通信の要求を確認したオペレータが、キーボード902やマウス903でその通信の要求に応答するための操作を行うと、ステップS105において、オペレータ側端末301のオペレータ側入力部313は、キーボード902やマウス903を用いて、オペレータからの入力を受け付ける(オペレータ側入力処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314は、オペレータ側入力部313により受け付けられたオペレータからの入力に基づき、通信の要求に対する応答を送信する(オペレータ側送信処理)。利用者側端末201の利用者側受信部216は、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314により送信された応答を受信する(利用者側受信処理)。そして、利用者側端末201の通信部217とオペレータ側端末301の通信部315は、それぞれのカメラ907、マイク908、スピーカ909を用いて、利用者側端末201とオペレータ側端末301との間で画像及び音声による通信を行う(通信処理)。
ステップS101で検知部211により利用者の接近が検知された後、ステップS103で利用者側入力部214により利用者からの入力が受け付けられずに、ステップS106で測定部212により測定された経過時間が規定時間を越えた場合、ステップS107において、利用者側端末201の利用者側送信部215は、インフォメーションカウンタ用サーバ400を経由してオペレータ側端末301のオペレータ側受信部311に利用者の接近を通知する(利用者側送信処理及びオペレータ側受信処理)。オペレータ側端末301のオペレータ側出力部312は、通知信号として、オペレータ側端末301のオペレータ側受信部311に利用者の接近が通知されたことを示すメッセージと利用者側端末201のカメラ907で撮影されている画像を情報表示装置303の画面へ出力する(オペレータ側出力処理)。
ステップS108でオペレータ側出力部312により出力されたメッセージと画像を確認したオペレータが、利用者が実際にいて、呼びかけが必要であると判断し、キーボード902やマウス903で呼びかけの操作を行うと、ステップS109において、オペレータ側端末301のオペレータ側入力部313は、キーボード902やマウス903を用いて、オペレータからの入力を受け付ける(オペレータ側入力処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314は、オペレータ側入力部313により受け付けられたオペレータからの入力に基づき、通信の要求を送信する(オペレータ側送信処理)。利用者側端末201の利用者側受信部216は、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314により送信された通信の要求を受信する(利用者側受信処理)。そして、利用者側端末201の利用者側送信部215は、利用者側受信部216により受信された通信の要求に対する応答を送信する(利用者側送信処理)。オペレータ側端末301のオペレータ側受信部311は、利用者側端末201の利用者側送信部215により送信された応答を受信する(オペレータ側受信処理)。そして、利用者側端末201の通信部217とオペレータ側端末301の通信部315は、それぞれのカメラ907、マイク908、スピーカ909を用いて、利用者側端末201とオペレータ側端末301との間で画像及び音声による通信を行う(通信処理)。
ステップS104及びS107で、利用者側端末201とオペレータ側端末301とを接続する処理に関して、さらに説明する。
利用者側端末201からの通信の要求(ステップS104の場合)、利用者の接近の通知(ステップS107の場合)はインフォメーションカウンタ用サーバ400に送信されると、インフォメーションカウンタ用サーバ400からオペレータ側端末301へ「接続要求」、「利用者の接近」が通知される。以下では、インフォメーションカウンタ用サーバ400が、「接続要求」、「利用者の接近」をどのオペレータ側端末301に通知するかを決定する方法について説明する。
オペレータ側端末301の通信部315は、オペレータ側端末301の電源が投入され稼動状態となったとき、インフォメーションカウンタ用サーバ400の通信部403に対して、「稼動状態」であることを通知する。またオペレータ側端末301の通信部315は、オペレータ側端末301の電源が切断され停止状態となるとき、インフォメーションカウンタ用サーバ400の通信部403に対して、「停止状態」であることを通知する。あるいは、インフォメーションカウンタ用サーバ400の通信部403が定期的にオペレータ側端末301の通信部315と通信を行い、稼動状態(停止状態)を監視するように構成してもよい。
インフォメーションカウンタ用サーバ400の記憶部401は、通信部403に通知された稼動/非稼動(停止)状態(「稼動情報」ともいう)を、それぞれのオペレータ側端末301に一意に付された管理番号とともに、常に記憶装置451(例えば、ハードディスク)に記憶しておく。これにより、現在稼動中のオペレータ側端末301が何台あるか、現在稼動中のオペレータ側端末301がどれかを処理装置452(例えば、CPU)により管理することができる。インフォメーションカウンタ用サーバ400の通信部403に、利用者側端末201からの通信の要求(ステップS104の場合)、利用者の接近の通知(ステップS107の場合)が送信されると、インフォメーションカウンタ用サーバ400の処理部402は、記憶装置451に記憶されたオペレータ側端末301の稼動情報を参照して、稼動状態にあるオペレータ側端末301を特定する。そして、インフォメーションカウンタ用サーバ400の通信部403は、処理部402により特定されたオペレータ側端末301に、利用者からの要求(「接続要求」又は「利用者の接近」)を通知する。
また、インフォメーションカウンタ用サーバ400の処理部402は、利用者側端末201とオペレータ側端末301との接続状態を管理し、そのためにインフォメーションカウンタ用サーバ400の記憶部401が、利用者側端末201とオペレータ側端末301との対応付け(どの利用者側端末201と、どのオペレータ側端末301とが接続状態であるか)を記憶装置451に記憶している。インフォメーションカウンタ用サーバ400の処理部402は、この対応付けに関する情報を参照して、利用者からの要求(「接続要求」又は「利用者の接近」)を通知するオペレータ側端末301を選択してもよい。この場合、インフォメーションカウンタ用サーバ400の通信部403は、処理部402により選択されたオペレータ側端末301に、利用者からの要求を通知する。
上記のように、利用者からの要求の通知に関し、通知するオペレータ側端末301の選択方法として、次の選択肢が考えられる。
(1)稼動状態であるオペレータ側端末301の全てに通知する。
(2)稼動状態であり、利用者側端末201と接続されていないオペレータ側端末301に通知する。
(3)稼動状態であるオペレータ側端末301の中から特定のオペレータ側端末301を選択して、選択したオペレータ側端末301に通知する。
オペレータ側端末301のオペレータ応答画面については後述するが、(1)の方法によれば、全てのオペレータが利用者からの要求を把握することができる。また、(2)の方法によれば、対応可能なオペレータにのみ通知することにより、対応中のオペレータが利用者からの要求に都度煩わされることなく、また対応可能なオペレータに効率的に通知できる。また、(3)の方法によれば、対応可能なオペレータの中で対応者を指定するので、速やかに対応することができる。
上述したように、インフォメーションカウンタ用サーバ400の処理部402は接続状態を管理しているので、利用者側端末201と接続されていないオペレータ側端末301を特定することができる。また(3)のように、特定のオペレータ側端末301を選択する方法としては、利用者側端末201と接続されていないオペレータ側端末301の1台又は複数台を順番に選択する、ランダムに選択する、予め決めた優先順位により選択するなどの方法が考えられる。また稼動状態にあるオペレータ側端末301の当日の稼動開始時刻からの接続時間を累積して記憶し、接続時間が短い(又は、接続時間が長い)オペレータ側端末301から優先順位を付けていく方法などが考えられる。その他、任意の方法により優先順位を定めることができる。
以上のように、本実施の形態では、インフォメーションカウンタに、動画対応カメラを備えた端末を設置し、施設の利用者が、カウンタにある端末の前に来ると人感センサが反応し、機器が起動する。その後、利用者は、受話器又は画面操作(タッチ)により、オペレータ室のオペレータを呼び出し、利用者、オペレータの双方の画像を通して、オペレータが応対する。利用者の状態によって、受話器又は画面操作(タッチ)のどちらの操作もできずに一定の時間を経過した場合も、オペレータに通知することで、利用者に応対することが可能となる。
本実施の形態では、図2に示したように、利用者側端末201が、検知部211、測定部212、利用者側出力部213、利用者側入力部214、利用者側送信部215、利用者側受信部216、通信部217、記憶部218、調整部219を備えることとしたが、いくつかの構成要素はその全部又は一部を、オペレータ側端末301、インフォメーションカウンタ用サーバ400、又は、その他の情報処理装置500が備えることとしてもよい。例えば、インフォメーションカウンタ用サーバ400が、測定部212や調整部219を備えることとしても、利用者側端末201と通信して連携することで前述したのと同様のインフォメーションカウンタシステム100を実現することができる。同様に、図3に示したように、オペレータ側端末301が、オペレータ側受信部311、オペレータ側出力部312、オペレータ側入力部313、オペレータ側送信部314、通信部315を備えることとしたが、いくつかの構成要素はその全部又は一部を、利用者側端末201、インフォメーションカウンタ用サーバ400、又は、その他の情報処理装置500が備えることとしてもよい。
実施の形態2.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態におけるインフォメーションカウンタシステム100の構成は、実施の形態1において図1に示したものと同様である。
図6は、利用者側機器200の構成を示すブロック図である。
図6において、利用者側機器200に含まれる利用者側端末201は、実施の形態1において図2に示したもののほか、収集部220を備える。
1つの利用者側端末201において、利用者側受信部216は、通信部217により通信中のオペレータ側端末301から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、オペレータからの入力を受信する。収集部220は、利用者側受信部216により受信されたオペレータからの入力に基づき、インフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集する。利用者側出力部213は、出力装置254を用いて、収集部220により収集された情報を画面などへ出力する。利用者側送信部215は、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、通信部217により通信中のオペレータ側端末301へ利用者側出力部213により出力された情報を送信する。
本実施の形態におけるオペレータ側機器300の構成は、実施の形態1において図3に示したものと同様である。
1つのオペレータ側端末301において、オペレータ側入力部313は、入力装置353を用いて、そのオペレータ側端末301へのオペレータからの入力を受け付ける。オペレータ側送信部314は、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、通信部315により通信中の利用者側端末201へオペレータ側入力部313により受け付けられたオペレータからの入力を送信する。オペレータ側受信部311は、その利用者側端末201から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、オペレータ側送信部314により送信されたオペレータからの入力に基づいて収集された情報を受信する。オペレータ側出力部312は、出力装置354を用いて、オペレータ側受信部311により受信された情報を画面などへ出力する。
このように、本実施の形態では、オペレータの入力に従って、利用者側端末201がインフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集し、その情報を画面に表示するとともに、画面に表示した情報をそのままオペレータ側端末301に送信する。オペレータ側端末301は利用者側端末201から送信された情報をそのまま画面に表示する。そのため、オペレータは、利用者の代わりに情報を収集するための入力操作を行い、収集した情報を利用者に提示し、利用者のために収集した情報を自分でも確認することができる。
図7は、本実施の形態における通信方法を示すフローチャートである。
利用者は、利用者側端末201に接続された画像表示装置202のオペレータの画像と音声を通して、欲しい情報をオペレータに要求する(ステップS201)。オペレータは、オペレータ側端末301に接続された情報表示装置303と利用者側端末201に接続された情報表示装置203を接続し(双方の画面を同期させ)、利用者側端末201に接続された情報表示装置203の画面の表示内容を操作できるように設定する(ステップS202)。利用者の要求に従い、オペレータは、利用者側端末201を操作する(ステップS203)。操作した条件に従い、利用者側端末201が、インフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集し(ステップS204)、情報表示装置203の画面に、収集した情報を表示する(ステップS205)。
このように、本実施の形態では、利用者は、利用者側端末201に接続された情報表示装置203で、オペレータの操作を確認しながら、必要な案内情報を得られる。また、利用者は、オペレータとの通話で、オペレータの操作に対する別の要求、修正要求が可能となる。
図7のフローチャートに示したフローは、利用者側機器200、オペレータ側機器300を実現するコンピュータ上で実行されるプログラム(通信プログラム)の処理手順に相当する。この処理手順において、通信プログラムは、例えば、以下に示す各処理をコンピュータに実行させる。
ステップS201において、利用者側端末201の通信部217とオペレータ側端末301の通信部315は、それぞれのカメラ907、マイク908、スピーカ909を用いて、利用者側端末201とオペレータ側端末301との間で画像及び音声による通信を行う(通信処理)。
ステップS201で利用者が、どのような情報が欲しいかを通話中のオペレータに説明し、ステップS202でオペレータが、利用者側端末201の遠隔操作を行うための設定をし、キーボード902やマウス903で利用者が欲する情報を収集するための入力操作を行うと、ステップS203において、オペレータ側端末301のオペレータ側入力部313は、キーボード902やマウス903を用いて、オペレータからの入力を受け付ける(オペレータ側入力処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314は、オペレータ側入力部313により受け付けられたオペレータからの入力を送信する(オペレータ側送信処理)。
ステップS204において、利用者側端末201の利用者側受信部216は、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314により送信されたオペレータからの入力を受信する(利用者側受信処理)。そして、利用者側端末201の収集部220は、利用者側受信部216により受信されたオペレータからの入力に基づき、インフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集する(収集処理)。
ステップS205において、利用者側端末201の利用者側出力部213は、収集部220により収集された情報を情報表示装置203の画面へ出力する(利用者側出力処理)。そして、利用者側端末201の利用者側送信部215は、利用者側出力部213により出力された情報を送信する(利用者側送信処理)。オペレータ側端末301のオペレータ側受信部311は、利用者側端末201の利用者側送信部215により送信された情報を受信する(オペレータ側受信処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側出力部312は、オペレータ側受信部311により受信された情報を情報表示装置303の画面へ出力する(オペレータ側出力処理)。
以上のように、本実施の形態では、利用者、オペレータの双方の端末とも、画像を映す画面のほかに、情報表示用の画面を設置する。利用者は、欲しい情報を表示するための操作を行わずに、オペレータによる操作で、情報を検索、表示する。その結果、利用者自身が情報を表示するための操作を実施せずに、欲しい情報を得られる。
実施の形態3.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態におけるインフォメーションカウンタシステム100の構成は、実施の形態1において図1に示したものと同様である。
本実施の形態における利用者側機器200の構成は、実施の形態1において図2に示したものと同様である。
1つの利用者側端末201において、利用者側受信部216は、通信部217により通信中のオペレータ側端末301から、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、情報を受信する。利用者側出力部213は、出力装置254を用いて、利用者側受信部216により受信された情報を画面などへ出力する。
図8は、オペレータ側機器300の構成を示すブロック図である。
図8において、オペレータ側機器300に含まれるオペレータ側端末301は、実施の形態1において図3に示したもののほか、収集部316を備える。
1つのオペレータ側端末301において、オペレータ側入力部313は、入力装置353を用いて、そのオペレータ側端末301へのオペレータからの入力を受け付ける。収集部316は、オペレータ側入力部313により受け付けられたオペレータからの入力に基づき、インフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集する。オペレータ側出力部312は、出力装置354を用いて、収集部316により収集された情報を画面などへ出力する。オペレータ側送信部314は、インフォメーションカウンタ用サーバ400を介して、通信部315により通信中の利用者側端末201へオペレータ側出力部312により出力された情報を送信する。
このように、本実施の形態では、オペレータの入力に従って、オペレータ側端末301がインフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集し、その情報を画面に表示するとともに、画面に表示した情報をそのまま利用者側端末201に送信する。利用者側端末201はオペレータ側端末301から送信された情報をそのまま画面に表示する。そのため、利用者は、オペレータが利用者の代わりに収集した情報を閲覧するまで、何もせずに待っていればよい。情報を収集する過程では、利用者側端末201とオペレータ側端末301は通信する必要がないため、利用者は短時間待つだけで欲しい情報を得ることができる。
図9は、本実施の形態における通信方法を示すフローチャートである。
利用者は、利用者側端末201に接続された画像表示装置202のオペレータの画像と音声を通して、欲しい情報をオペレータに要求する(ステップS301)。利用者の要求に従い、オペレータは、オペレータ側端末301を操作する(ステップS302)。操作した条件に従い、オペレータ側端末301が、インフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集し(ステップS303)、情報表示装置303の画面に、収集した情報を表示する。また、収集した情報を利用者側端末201に送信する(ステップS304)。利用者側端末201は、情報表示装置203の画面に、送信された情報を表示する(ステップS305)。
このように、本実施の形態では、利用者は、利用者側端末201に接続された情報表示装置203で、オペレータが収集してくれた案内情報を得られる。実施の形態2では、ネットワーク環境によっては、その通信量の点で、利用者側端末201の操作をオペレータ側で行うことが難しい場合があるが、本実施の形態では、少ない通信量で済む。
図9のフローチャートに示したフローは、利用者側機器200、オペレータ側機器300を実現するコンピュータ上で実行されるプログラム(通信プログラム)の処理手順に相当する。この処理手順において、通信プログラムは、例えば、以下に示す各処理をコンピュータに実行させる。
ステップS301において、利用者側端末201の通信部217とオペレータ側端末301の通信部315は、それぞれのカメラ907、マイク908、スピーカ909を用いて、利用者側端末201とオペレータ側端末301との間で画像及び音声による通信を行う(通信処理)。
ステップS301で利用者が、どのような情報が欲しいかを通話中のオペレータに説明し、オペレータが、キーボード902やマウス903で利用者が欲する情報を収集するための入力操作を行うと、ステップS302において、オペレータ側端末301のオペレータ側入力部313は、キーボード902やマウス903を用いて、オペレータからの入力を受け付ける(オペレータ側入力処理)。
ステップS303において、オペレータ側端末301の収集部316は、オペレータ側入力部313により受け付けられたオペレータからの入力に基づき、インフォメーションカウンタ用サーバ400から情報を収集する(収集処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側出力部312は、収集部316により収集された情報を情報表示装置303の画面へ出力する(オペレータ側出力処理)。
ステップS304において、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314は、オペレータ側出力部312により出力された情報を送信する(オペレータ側送信処理)。
ステップS305において、利用者側端末201の利用者側受信部216は、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314により送信された情報を受信する(利用者側受信処理)。そして、利用者側端末201の利用者側出力部213は、利用者側受信部216により受信された情報を情報表示装置203の画面へ出力する(利用者側出力処理)。
以上のように、本実施の形態では、利用者、オペレータの双方の端末とも、画像を映す画面のほかに、情報表示用の画面を設置する。利用者は、欲しい情報を表示するための操作を行わずに、オペレータによる操作で、情報を検索、表示する。その結果、利用者自身が情報を表示するための操作を実施せずに、欲しい情報を得られる。
実施の形態4.
本実施の形態について、主に実施の形態1との差異を説明する。
本実施の形態におけるインフォメーションカウンタシステム100の構成は、実施の形態1において図1に示したものと同様である。また、本実施の形態における利用者側機器200の構成は、実施の形態1において図2に示したものと同様である。また、本実施の形態におけるオペレータ側機器300の構成は、実施の形態1において図3に示したものと同様である。
図10は、本実施の形態における通信方法を示すフローチャートである。
施設内で、火災などの異常事態が発生したという連絡があった場合(ステップS401)、情報を案内するオペレータが、オペレータ側端末301に接続されている情報表示装置303の画面(タッチパネル)、キーボード902、マウス903などから、利用者へ案内すべき緊急情報を入力する(ステップS402)。オペレータ側端末301は、入力された緊急情報を、インフォメーションカウンタ用サーバ400に通知する。一方、その他の情報処理装置500も、火災などの異常事態を検知した場合(ステップS403)、案内すべき緊急情報を、インフォメーションカウンタ用サーバ400に通知する(ステップS404)。
案内情報(緊急情報)を受信したインフォメーションカウンタ用サーバ400は、ネットワークを介して接続されている全ての利用者側端末201、オペレータ側端末301に、案内情報を通知する(ステップS405)。利用者側端末201は、接続されている情報表示装置203の画面、スピーカ909(音声処理装置)を通して、オペレータ側端末301は、接続されている情報表示装置303の画面、スピーカ909(音声処理装置)を通して、案内情報を動画、文字、音声などで周囲の人間に通知する(ステップS406)。
このように、本実施の形態では、インフォメーションカウンタ付近の利用者は、利用者側端末201に接続されている情報表示装置203の画面、スピーカ909などから通知される案内情報から、施設の状態などを認識することができる。特に、耳の不自由な利用者は、情報表示装置203の画面で案内情報を確認することができる。
図10のフローチャートに示したフローは、利用者側機器200、オペレータ側機器300を実現するコンピュータ、及び、インフォメーションカウンタ用サーバ400のコンピュータ上で実行されるプログラム(通信プログラム)の処理手順に相当する。この処理手順において、通信プログラムは、例えば、以下に示す各処理をコンピュータに実行させる。
ステップS401で緊急連絡を受けたオペレータが、キーボード902やマウス903で緊急事態を知らせる緊急情報の入力操作を行うと、ステップS402において、オペレータ側端末301のオペレータ側入力部313は、キーボード902やマウス903を用いて、オペレータからの入力を受け付ける(オペレータ側入力処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314は、オペレータ側入力部313により受け付けられたオペレータからの入力が緊急情報である場合、インフォメーションカウンタ用サーバ400へ緊急情報を送信する(オペレータ側送信処理)。
ステップS405において、インフォメーションカウンタ用サーバ400が備えるサーバ側送信部は、オペレータ側端末301のオペレータ側送信部314により送信された緊急情報を、インフォメーションカウンタ用サーバ400から複数の利用者側端末201と複数のオペレータ側端末301との全てへ一斉送信する(サーバ側送信処理)。オペレータ側端末301のオペレータ側受信部311は、インフォメーションカウンタ用サーバ400のサーバ側送信部により送信された緊急情報を受信する(オペレータ側受信処理)。そして、オペレータ側端末301のオペレータ側出力部312は、オペレータ側受信部311により受信された緊急情報を情報表示装置303の画面へ出力するとともに、スピーカ909へ出力する(オペレータ側出力処理)。
ステップS406において、利用者側端末201の利用者側受信部216は、インフォメーションカウンタ用サーバ400のサーバ側送信部により送信された緊急情報を受信する(利用者側受信処理)。そして、利用者側端末201の利用者側出力部213は、利用者側受信部216により受信された緊急情報を情報表示装置203の画面へ出力するとともに、スピーカ909へ出力する(利用者側出力処理)。
以上のように、本実施の形態では、火災などの緊急事態が発生したときに、何らかの情報を、オペレータ側から各カウンタに一斉に配信し、音だけでなく、画像情報(文字、手話)を表示し、カウンタ近辺にいる利用者に緊急事態が発生したことを通知できる。
実施の形態5.
本実施の形態では、実施の形態1〜4で説明したインフォメーションカウンタシステム100の具体的な実装例について説明する。
図11は、この例におけるインフォメーションカウンタシステム100の構成を示す概念図である。
図11において、机上設置型インフォメーションカウンタ端末、自立型インフォメーションカウンタ端末は、いずれも利用者側機器200の一例である。自立型情報表示端末は、利用者側機器200からオペレータ側機器300と画像及び音声により通信を行う機能を省いたものである。オペレータ用端末a〜eは、オペレータ側機器300の一例である。LANは、ネットワークの一例である。
この例では、ある施設において、ビルA、ビルB、ビルC、ビルDのそれぞれの1階に、机上設置型インフォメーションカウンタ端末が設置されている。また、ビルDの2階には、自立型インフォメーションカウンタ端末が設置されている。また、ビルAの2階、ビルBの2階及び3階、ビルCの2階には、自立型情報表示端末が設置されている。オペレータ室には、オペレータ用端末a〜eが設置されている。机上設置型インフォメーションカウンタ端末、自立型インフォメーションカウンタ端末、自立型情報表示端末、オペレータ用端末a〜eは、それぞれLANで接続されている。このLANには、インフォメーションカウンタ用サーバ400も接続されている。
オペレータ用端末a〜e(以下、単に「オペレータ端末」という)は、それぞれ2台のPCで構成されている。1台のPCは利用者との通話用であり、もう1台のPCは情報表示用である。通話用PC、情報表示用PCは、2台で1つのオペレータ側端末301を構成している。
通話用PCには少なくとも以下の装置が接続されている。
・ディスプレイ:図1に示した画像表示装置302に相当する。
・Webカメラ:図4に示したカメラ907に相当する。
・ヘッドセット:図4に示したマイク908及びスピーカ909に相当する。
一方、情報表示用PCには少なくとも以下の装置が接続されている。
・ディスプレイ:図1に示した情報表示装置303に相当する。
・キーボード:図4に示したキーボード902に相当する。
・マウス:図4に示したマウス903に相当する。
インフォメーションカウンタ用サーバ400(以下、単に「サーバ」という)は、施設内の情報をデータベースに蓄積し、その検索サービスを提供している。例えば、サーバは、施設内の会社の名称や連絡先に関する情報をデータベースに蓄積している。
図12は、机上設置型インフォメーションカウンタ端末の構成を示す概念図である。また、図13は、自立型インフォメーションカウンタ端末の構成を示す概念図である。
図12及び図13において、机上設置型インフォメーションカウンタ端末及び自立型インフォメーションカウンタ端末は、それぞれ内部に利用者側端末201を実装するほか、少なくとも以下の装置を備えている。
(1)Webカメラ:オペレータに画像を送信する。図4に示したカメラ907に相当する。
(2)カウンタ画面:オペレータを表示する。図1に示した画像表示装置202の画面に相当する。
(3)情報表示画面:タッチパネル機能を備え、文字、画像情報を表示する。図1に示した情報表示装置203の画面に相当する。
(4)受話器:オペレータとの会話用である。図4に示したマイク908及びスピーカ909に相当する。
(5)人感センサ:施設利用者を認識する。図1に示した人感センサ204に相当する。
(6)プリンタ出力口:情報表示画面の内容を紙に出力する。図4に示したプリンタ装置906の出力口に相当する。
(7)スピーカ:人感センサにより、ガイダンスを出力する。図4に示したスピーカ909に相当する。
(8)指向性マイク:オペレータとの会話用である。図4に示したマイク908に相当する。
机上設置型インフォメーションカウンタ端末としては、健常者用、身体障害者用の2タイプを用意することが望ましい。例えば、前者より後者の机上の高さを低く設定する。一方、自立型インフォメーションカウンタ端末は、健常者用、身体障害者用の併用タイプとすることが望ましい。
図14は、自立型情報表示端末の構成を示す概念図である。
図14において、自立型情報表示端末は、内部に利用者側端末201、又は、利用者側端末201からオペレータ側端末301と画像及び音声により通信を行う機能を省いたものを実装するほか、少なくとも以下の装置を備えている。
(1)情報表示画面:タッチパネル機能を備え、文字、画像情報を表示する。図1に示した情報表示装置203の画面に相当する。
(2)人感センサ:施設利用者を認識する。図1に示した人感センサ204に相当する。
自立型情報表示端末は、健常者用、身体障害者用の併用タイプとすることが望ましい。
本実施の形態では、施設内の各インフォメーションカウンタで、様々な案内情報を施設利用者へ提供する。そのために、インフォメーションカウンタシステム100は、以下の機能を実装する。
・インフォメーションカウンタ機能:カウンタにあるタッチパネル式のカウンタ画面とWebカメラを通して、オペレータとの応対を実現する。
・情報検索機能:カウンタ画面と別に、情報表示画面を設置する。情報検索については、オペレータが操作する。したがって、施設利用者にとって、情報検索の煩わしさがなくなる。
・案内記録機能:オペレータの操作により、カウンタ側の画像と音声、オペレータ側の音声を記録する。
・一斉通知機能:緊急時などに、全てのカウンタ画面に、オペレータが入力した同一の文字情報を表示する。
以下では、上記の各機能の操作イメージについて説明する。図11に示した構成では、インフォメーションカウンタシステム100は、机上設置型インフォメーションカウンタ端末(以下、単に「カウンタ端末」という)だけでなく、自立型インフォメーションカウンタ端末も備えていたが、以下では説明を簡単にするため、自立型インフォメーションカウンタ端末はないものとして扱う。
図15は、インフォメーションカウンタ機能の操作イメージを示す概念図である。
図15において、インフォメーションカウンタ機能は以下のように実現される。
(1)カウンタ端末の前に人が来ると、人感センサが反応し、カウンタ端末が、情報表示画面に、5ヵ国語(日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語)表記の受付画面を表示する。
(2)オペレータ室では、オペレータ端末が、通話用PCのディスプレイに、全ての又は選択されたカウンタ端末10画面を表示する。
(3)カウンタ端末で、施設利用者が受話器を取るか、又は、情報表示画面に触れると、オペレータの呼び出し状態となる。
(4)オペレータ端末で、呼び出された端末の画像を選択すると、カウンタ端末と接続し、接続したカウンタ端末の画面を大きく表示する(音のみ双方向通信が可能)。
(5)カウンタ端末からの呼び出しは、カウンタ端末と未接続のオペレータ端末にのみ通知される。
(6)オペレータが、「表示」ボタンを押下すると、カウンタ端末のカウンタ画面に、オペレータの画像が表示される(画像も含めた双方向通信が可能)。そして、「表示」ボタンは「非表示」ボタンに変換される。
図16は、情報検索機能の操作イメージを示す概念図である。
図16において、情報検索機能は以下のように実現される。
(1)オペレータが、オペレータ端末の情報表示用PCからカウンタ端末の情報表示画面に接続する。
(2)オペレータが、オペレータ端末の情報表示用PCからカウンタ端末を操作して、カウンタ端末からサーバにアクセスし、必要な情報を検索すると、オペレータ端末の情報表示用PCのディスプレイとカウンタ端末の情報表示画面の両方に、検索の様子から結果までの全てが表示される。
(3)情報表示画面の内容は、カウンタ側とオペレータ側の双方で確認後、カウンタ側のプリンタ(例えば、A4プリンタ)から出力できる。
図17は、案内記録機能の操作イメージを示す概念図である。
図17において、案内記録機能は以下のように実現される。
(1)カウンタ端末とオペレータ端末との間で、施設利用者とオペレータとの応対を実施する。
(2)必要に応じ、オペレータが、「記録」ボタンを押下し、オペレータ端末が、利用者の画像と音声、オペレータの音声をサーバ上のハードディスクなどに記録する。
(3)サーバに記録された画像と音声は、別途再生用アプリケーションで確認可能となる。
図18は、一斉通知機能の操作イメージを示す概念図である。
図18において、オペレータは、Webカメラなどによる画像及び音声を使った利用者への応対したり、情報検索の代行をしたりするだけでなく、オペレータ端末から、各カウンタ端末に、同一メッセージを送信して表示させることができる。これにより、緊急時など、音声だけでなく、文字による情報を一斉に通知し、カウンタ端末の設置場所近辺の施設利用者に情報を提供することができる。
図19は、オペレータの待ち受け中にオペレータ端末の通話用PCのディスプレイに表示されるオペレータ待ち受け画面を示す概念図である。
オペレータ待ち受け画面は、少なくとも以下の要素から構成されている。
(1)利用者表示画面:各カウンタの利用者の状態を表示する。カウンタ前に人がいない場合、画面は非表示となる。一方、カウンタの人感センサが、人を検知した場合、画面に画像を表示する。
(2)カウンタ状態ランプ:カウンタの状態を表す。カウンタ前に人がいない状態では、非点灯(図では、単なる円)となる。カウンタ前の人が、意図的に受話器を取るか、又は、画面に触れて、オペレータをコールした場合、特定色の点灯(例えば、ピンク点灯として以下の説明を進める。図では、黒く塗りつぶされた円で表す)となる。カウンタ前の人が、一定の時間、どの操作もしなかった場合、コール時とは異なる特定色の点灯(例えば、ブルー点灯として以下の説明を進める。図では、右上がり斜線のハッチングが施された円で表す)となる。当該時間が最も長いカウンタ端末のカウンタ状態ランプはブルー点滅としてもよい。
(3)「終了」ボタン:オペレータ側のシステムを終了する。
オペレータがシステム起動すると、オペレータ端末は、オペレータ待ち受け画面を表示する。オペレータ待ち受け画面では、複数のカウンタ端末の画面が確認できるように、複数の利用者表示画面を表示する。個々の利用者表示画面は、各カウンタ端末に備え付けの人感センサが動作している場合に表示される。カウンタからコールされると、カウンタ状態ランプがピンク点灯する。一方、カウンタに来た人が、一定時間、操作をしなかった場合、ブルー点灯する。個々の利用者表示画面を選択(クリック)すると、オペレータ端末は、オペレータ応答画面を表示し、オペレータにカウンタからの声が聞こえるようになる。
図20は、オペレータの応答中にオペレータ端末の通話用PCのディスプレイに表示されるオペレータ応答画面を示す概念図である。
オペレータ応答画面は、少なくとも以下の要素から構成されている。
(1)利用者表示画面(中):各カウンタの利用者の状態を表示する。
(2)オペレータ表示画面:オペレータの画像を表示する。
(3)「切断」ボタン:利用者との通話を終了し、オペレータ待ち受け画面を表示する。
(4)「記録」ボタン:利用者の画像及び音声、オペレータの音声を記録する。
(5)「全画面」ボタン:利用者の画像を大きく表示する。
(6)「非表示」ボタン/「表示」ボタン:オペレータの画像の表示についての可否を決定するとともに、カウンタ側にオペレータの画像を映すかどうかを決定する。
(7)利用者表示画面(小):各カウンタの状態を表示する。利用者表示画面(中)が表示されている場合は、同じカウンタ端末の利用者表示画面(小)は非表示となる。その他の場合は、オペレータ待ち受け画面のものと同様である。
(8)カウンタ状態ランプ:カウンタの状態を表す。利用者表示画面(中)が表示されている場合は、同じカウンタ端末のカウンタ状態ランプがグリーン点灯(図では、右下がり斜線のハッチングが施された円)となる。その他の場合は、オペレータ待ち受け画面のものと同様である。
オペレータ端末がオペレータ応答画面を表示すると、オペレータはカウンタ側の音声を確認できる。オペレータが「切断」ボタンを押下すると、オペレータ端末は、再びオペレータ待ち受け画面を表示する。オペレータが「記録」ボタンを押下すると、オペレータ端末は、利用者側の画像及び音声、オペレータの音声をサーバに保存する。オペレータが「表示」ボタンを押下すると、オペレータ端末は、オペレータの画像を表示する。その後、オペレータが「非表示」ボタンを押下すると、オペレータ端末は、オペレータの画像の表示をやめる。オペレータが「全画面」ボタンを押下すると、オペレータ端末は、より大きな利用者の画像を表示する。
図21は、通常のオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。
図21において、カウンタ端末とオペレータ端末は、以下の手順によりオペレータによる利用者との対話を実現する。
(1)無人状態の場合、カウンタ端末は、インフォメーションカウンタであることを示すメッセージを情報表示画面に表示しておく。このとき、オペレータ端末は、そのカウンタ端末の利用者表示画面を非表示とする。
(2)カウンタ端末は、人がそのカウンタ端末の前に来ると人感センサでその人を検知する。そして、カウンタ端末は、オペレータへ接続できない場合(例えば、回線が混み合っている場合)と接続できる場合に分けて、所定のメッセージを情報表示画面に表示し、さらに、その音声ガイダンスを流す。
(3)オペレータ端末は、カウンタ端末の人感センサで人が検知されると、そのカウンタ端末の利用者表示画面を表示する。
(4)利用者が、カウンタ端末の受話器を取るか、又は、情報表示画面にタッチすると、カウンタ端末は、オペレータ端末にコールし、接続中であることを示すメッセージを情報表示画面に表示し、さらに、その音声ガイダンスを流す。
(5)オペレータ端末は、カウンタ端末からコールしてくると、そのカウンタ端末のカウンタ状態ランプをピンク点灯する。
(6)オペレータがコールしてきたカウンタ端末の利用者表示画面を選択すると、オペレータ端末は、選択された利用者表示画面を大きく表示し、カウンタ端末からの音声を流す。即ち、オペレータ端末は、オペレータ応答画面を表示する。そして、オペレータは、ヘッドセットを通して、利用者と通話可能となる。また、利用者も、受話器、又は、指向性マイク及びスピーカを通して、オペレータと通話可能となる。
(7)オペレータが「表示」ボタンを選択すると、オペレータ端末は、オペレータの画像をオペレータ表示画面に表示する。
(8)カウンタ端末も、オペレータの画像をカウンタ画面に表示する。利用者は、オペレータの顔が見えたら、画像を通して、問い合わせをすることができる。
図22は、オペレータによる対話と情報表示の運用イメージを示す概念図である。
図22において、カウンタ端末とオペレータ端末は、以下の手順によりオペレータによる利用者との対話と情報表示を実現する。
(1)利用者は、オペレータに欲しい情報の内容を説明する。このとき、カウンタ端末は、情報表示画面を非表示の状態とする。
(2)オペレータは、オペレータ端末からカウンタ端末を操作して、サーバにアクセスする。そして、検索対象のカテゴリなどを選択し、利用者の欲しい情報を検索する。このとき、オペレータ端末は、情報表示用PCのディスプレイに検索の様子から結果までを表示し続ける。
(3)カウンタ端末も、同様の内容を情報表示画面に表示し続ける。即ち、利用者は、オペレータによる検索処理状況を常に確認できる。利用者は、オペレータの操作を見ながら、欲しかった情報が表示されるまで待つ。表示された情報を紙に出力したい場合は、オペレータに要求する。その場合、オペレータは、オペレータ端末からカウンタ端末を操作して、印刷処理を実行する。利用者は、出力された紙(A4用紙)を確認すればよい。
図23は、目の不自由な利用者に対するオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。
図23において、カウンタ端末とオペレータ端末は、以下の手順によりオペレータによる利用者との対話を実現する。
(1)無人状態の場合、カウンタ端末は、インフォメーションカウンタであることを示すメッセージを情報表示画面に表示しておく。このとき、オペレータ端末は、そのカウンタ端末の利用者表示画面を非表示とする。
(2)カウンタ端末は、人がそのカウンタ端末の前に来ると人感センサでその人を検知する。そして、カウンタ端末は、オペレータへ接続できない場合(例えば、回線が混み合っている場合)と接続できる場合に分けて、所定のメッセージを情報表示画面に表示し、さらに、その音声ガイダンスを流す。
(3)オペレータ端末は、カウンタ端末の人感センサで人が検知されると、そのカウンタ端末の利用者表示画面を表示する。
(4)カウンタ端末の人感センサが反応してから、一定時間、何も操作されない状態が続くと、カウンタ端末は、その旨をオペレータ端末に通知する。オペレータ端末は、カウンタ端末から通知されると、そのカウンタ端末のカウンタ状態ランプをブルー点灯する。
(4´)カウンタ端末の人感センサが反応してから、一定時間、何も操作されない状態が続いた場合、カウンタ端末は、オペレータ端末にコールしてもよい。そして、接続中であることを示すメッセージを情報表示画面に表示し、さらに、その音声ガイダンスを流してもよい。この場合も、オペレータ端末は、カウンタ端末からコールされると、そのカウンタ端末のカウンタ状態ランプをブルー点灯する。
(5)オペレータが通知をしてきた(又はコールしてきた)カウンタ端末の利用者表示画面を選択すると、オペレータ端末は、選択された利用者表示画面を大きく表示し、カウンタ端末からの音声を流す。即ち、オペレータ端末は、オペレータ応答画面を表示する。そして、オペレータは、ヘッドセットを通して、利用者と通話可能となる。また、利用者も、受話器、又は、指向性マイク及びスピーカを通して、オペレータと通話可能となる。
(6)オペレータが「表示」ボタンを選択すると、オペレータ端末は、オペレータの画像をオペレータ表示画面に表示する。
(7)カウンタ端末も、オペレータの画像をカウンタ画面に表示する。利用者は、オペレータの顔が見えたら、画像を通して、問い合わせをすることができる。
図24は、耳の不自由な利用者に対するオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。
図24において、カウンタ端末とオペレータ端末は、以下の手順によりオペレータによる利用者との対話を実現する。
(1)無人状態の場合、カウンタ端末は、インフォメーションカウンタであることを示すメッセージを情報表示画面に表示しておく。このとき、オペレータ端末は、そのカウンタ端末の利用者表示画面を非表示とする。
(2)カウンタ端末は、人がそのカウンタ端末の前に来ると人感センサでその人を検知する。そして、カウンタ端末は、オペレータへ接続できない場合(例えば、回線が混み合っている場合)と接続できる場合に分けて、所定のメッセージを情報表示画面に表示し、さらに、その音声ガイダンスを流す。
(3)オペレータ端末は、カウンタ端末の人感センサで人が検知されると、そのカウンタ端末の利用者表示画面を表示する。
(4)利用者が、情報表示画面にタッチすると、カウンタ端末は、オペレータ端末にコールし、接続中であることを示すメッセージを情報表示画面に表示する。
(5)オペレータ端末は、カウンタ端末からコールしてくると、そのカウンタ端末のカウンタ状態ランプをピンク点灯する。
(6)オペレータがコールしてきたカウンタ端末の利用者表示画面を選択すると、オペレータ端末は、選択された利用者表示画面を大きく表示する。即ち、オペレータ端末は、オペレータ応答画面を表示する。
(7)オペレータが「表示」ボタンを選択すると、オペレータ端末は、オペレータの画像をオペレータ表示画面に表示する。
(8)カウンタ端末も、オペレータの画像をカウンタ画面に表示する。利用者は、オペレータの顔が見えたら、画像(手話や筆談など)を通して、問い合わせをすることができる。
(9)オペレータは、利用者の画像がよく見えるように、利用者表示画面を全画面表示してもよい。
図25は、手の不自由な利用者に対するオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。
図25において、カウンタ端末とオペレータ端末は、以下の手順によりオペレータによる利用者との対話を実現する。
(1)無人状態の場合、カウンタ端末は、インフォメーションカウンタであることを示すメッセージを情報表示画面に表示しておく。このとき、オペレータ端末は、そのカウンタ端末の利用者表示画面を非表示とする。
(2)カウンタ端末は、人がそのカウンタ端末の前に来ると人感センサでその人を検知する。そして、カウンタ端末は、所定のメッセージを情報表示画面に表示し、さらに、その音声ガイダンスを流す。
(3)オペレータ端末は、カウンタ端末の人感センサで人が検知されると、そのカウンタ端末の利用者表示画面を表示する。
(4)カウンタ端末の人感センサが反応してから、一定時間、何も操作されない状態が続くと、カウンタ端末は、その旨をオペレータ端末に通知する。オペレータ端末は、カウンタ端末から通知されると、そのカウンタ端末のカウンタ状態ランプをブルー点灯する。
(4´)カウンタ端末の人感センサが反応してから、一定時間、何も操作されない状態が続いた場合、カウンタ端末は、オペレータ端末にコールしてもよい。そして、接続中であることを示すメッセージを情報表示画面に表示し、さらに、その音声ガイダンスを流してもよい。この場合も、オペレータ端末は、カウンタ端末からコールされると、そのカウンタ端末のカウンタ状態ランプをブルー点灯する。
(5)オペレータが通知をしてきた(又はコールしてきた)カウンタ端末の利用者表示画面を選択すると、オペレータ端末は、選択された利用者表示画面を大きく表示し、カウンタ端末からの音声を流す。即ち、オペレータ端末は、オペレータ応答画面を表示する。そして、オペレータは、ヘッドセットを通して、利用者と通話可能となる。また、利用者も、指向性マイク及びスピーカを通して、オペレータと通話可能となる。
(6)オペレータが「表示」ボタンを選択すると、オペレータ端末は、オペレータの画像をオペレータ表示画面に表示する。
(7)カウンタ端末も、オペレータの画像をカウンタ画面に表示する。利用者は、オペレータの顔が見えたら、画像を通して、問い合わせをすることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、これらのうち、2つ以上の実施の形態を組み合わせて実施しても構わない。あるいは、これらのうち、1つの実施の形態を部分的に実施しても構わない。あるいは、これらのうち、2つ以上の実施の形態を部分的に組み合わせて実施しても構わない。
実施の形態1におけるインフォメーションカウンタシステムの構成を示すブロック図である。 実施の形態1における利用者側機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1におけるオペレータ側機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態1における利用者側機器及びオペレータ側機器のハードウェア資源の一例を示す図である。 実施の形態1における通信方法を示すフローチャートである。 実施の形態2における利用者側機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態2における通信方法を示すフローチャートである。 実施の形態3におけるオペレータ側機器の構成を示すブロック図である。 実施の形態3における通信方法を示すフローチャートである。 実施の形態4における通信方法を示すフローチャートである。 実施の形態5におけるインフォメーションカウンタシステムの構成を示す概念図である。 実施の形態5における机上設置型インフォメーションカウンタ端末の構成を示す概念図である。 実施の形態5における自立型インフォメーションカウンタ端末の構成を示す概念図である。 実施の形態5における自立型情報表示端末の構成を示す概念図である。 実施の形態5におけるインフォメーションカウンタ機能の操作イメージを示す概念図である。 実施の形態5における情報検索機能の操作イメージを示す概念図である。 実施の形態5における案内記録機能の操作イメージを示す概念図である。 実施の形態5における一斉通知機能の操作イメージを示す概念図である。 実施の形態5におけるオペレータ待ち受け画面を示す概念図である。 実施の形態5におけるオペレータ応答画面を示す概念図である。 実施の形態5における通常のオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。 実施の形態5におけるオペレータによる対話と情報表示の運用イメージを示す概念図である。 実施の形態5における目の不自由な利用者に対するオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。 実施の形態5における耳の不自由な利用者に対するオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。 実施の形態5における手の不自由な利用者に対するオペレータによる対話の運用イメージを示す概念図である。
符号の説明
100 インフォメーションカウンタシステム、200 利用者側機器、201 利用者側端末、202 画像表示装置、203 情報表示装置、204 人感センサ、211 検知部、212 測定部、213 利用者側出力部、214 利用者側入力部、215 利用者側送信部、216 利用者側受信部、217 通信部、218 記憶部、219 調整部、220 収集部、251 記憶装置、252 処理装置、253 入力装置、254 出力装置、255 検知装置、300 オペレータ側機器、301 オペレータ側端末、302 画像表示装置、303 情報表示装置、311 オペレータ側受信部、312 オペレータ側出力部、313 オペレータ側入力部、314 オペレータ側送信部、315 通信部、351 記憶装置、352 処理装置、353 入力装置、354 出力装置、400 インフォメーションカウンタ用サーバ、401 記憶部、402 処理部、403 通信部、451 記憶装置、452 処理装置、500 その他の情報処理装置、901 表示装置、902 キーボード、903 マウス、904 FDD、905 CDD、906 プリンタ装置、907 カメラ、908 マイク、909 スピーカ、911 CPU、912 バス、913 ROM、914 RAM、915 通信ボード、920 磁気ディスク装置、921 オペレーティングシステム、922 ウィンドウシステム、923 プログラム群、924 ファイル群。

Claims (12)

  1. 利用者が利用する複数の利用者側端末とオペレータが利用する複数のオペレータ側端末とをネットワークで接続し、各利用者側端末と各オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信システムにおいて、
    各利用者側端末に設置された検知装置を用いて、各利用者側端末への利用者の接近を検知する検知部と、
    処理装置を用いて、利用者側端末ごとに、前記検知部により利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定する測定部と、
    入力装置を用いて、各利用者側端末への利用者からの入力を受け付ける利用者側入力部と、
    前記検知部により利用者の接近が検知された後、前記利用者側入力部により利用者からの入力が受け付けられずに、前記測定部により測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末が存在する場合、出力装置を用いて、各オペレータ側端末へ当該利用者側端末への利用者の接近を知らせる通知信号を出力するオペレータ側出力部とを備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記通信システムは、さらに、
    前記オペレータ側出力部により出力された通知信号に対し、入力装置を用いて、各オペレータ側端末へのオペレータからの入力を受け付けるオペレータ側入力部と、
    前記オペレータ側入力部によりオペレータからの入力が受け付けられた場合、当該入力に対応するオペレータ側端末から当該通知信号に対応する利用者側端末への通信の要求を送信するオペレータ側送信部と、
    前記オペレータ側送信部により送信された通信の要求に基づき、当該利用者側端末と当該オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記通信システムは、さらに、
    出力装置を用いて、前記測定部により経過時間が測定されている利用者側端末へ利用者の接近が検知されていることを示す状態信号を出力する利用者側出力部を備えることを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  4. 前記検知部は、各利用者側端末に設置された複数の種類の検知装置を用いて、各利用者側端末への利用者の接近を検知することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  5. 前記通信システムは、さらに、
    処理装置を用いて、現在の日時と各利用者側端末の設置場所との少なくともいずれかに合わせて規定時間を調整する調整部を備え、
    前記オペレータ側出力部は、前記検知部により利用者の接近が検知された後、前記利用者側入力部により利用者からの入力が受け付けられずに、前記測定部により測定された経過時間が前記調整部により調整された規定時間を越えた利用者側端末が存在する場合、各オペレータ側端末へ当該利用者側端末の通知信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  6. 前記通信システムは、さらに、
    利用者側端末ごとに、前記検知部により利用者の接近が検知された時点から、前記利用者側入力部により利用者からの入力が受け付けられずに、前記検知部により利用者の接近が検知されなくなる時点までの平均時間を記憶装置に記憶する記憶部と、
    利用者側端末ごとに、処理装置を用いて、前記記憶部により記憶された平均時間より短くなるように規定時間を調整する調整部とを備え、
    前記オペレータ側出力部は、前記検知部により利用者の接近が検知された後、前記利用者側入力部により利用者からの入力が受け付けられずに、前記測定部により測定された経過時間が前記調整部により調整された規定時間を越えた利用者側端末が存在する場合、各オペレータ側端末へ当該利用者側端末の通知信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  7. 前記オペレータ側出力部は、前記検知部により利用者の接近が検知された後、前記利用者側入力部により利用者からの入力が受け付けられずに、前記測定部により測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末が2つ以上存在する場合、各オペレータ側端末へ経過時間が最も長い利用者側端末の通知信号と他の利用者側端末の通知信号とを異なる形式で出力することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  8. 利用者が利用する複数の利用者側端末とオペレータが利用する複数のオペレータ側端末とを接続するネットワークを用いて、各利用者側端末と各オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信プログラムにおいて、
    各利用者側端末に設置された検知装置を用いて、各利用者側端末への利用者の接近を検知する検知処理と、
    処理装置を用いて、利用者側端末ごとに、前記検知処理により利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定する測定処理と、
    入力装置を用いて、各利用者側端末への利用者からの入力を受け付ける利用者側入力処理と、
    前記検知処理により利用者の接近が検知された後、前記利用者側入力処理により利用者からの入力が受け付けられずに、前記測定処理により測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末が存在する場合、出力装置を用いて、各オペレータ側端末へ当該利用者側端末への利用者の接近を知らせる通知信号を出力するオペレータ側出力処理とをコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。
  9. 利用者が利用する複数の利用者側端末とオペレータが利用する複数のオペレータ側端末とをネットワークで接続し、各利用者側端末と各オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信方法において、
    各利用者側端末に設置された検知装置を用いて、各利用者側端末への利用者の接近を検知し、
    処理装置を用いて、利用者側端末ごとに、利用者の接近が検知された時点からの経過時間を測定し、
    入力装置を用いて、各利用者側端末への利用者からの入力を受け付け、
    利用者の接近が検知された後、利用者からの入力が受け付けられずに、測定された経過時間が規定時間を越えた利用者側端末が存在する場合、出力装置を用いて、各オペレータ側端末へ当該利用者側端末への利用者の接近を知らせる通知信号を出力することを特徴とする通信方法。
  10. 利用者が利用する複数の利用者側端末とオペレータが利用する複数のオペレータ側端末とをネットワークで接続し、各利用者側端末と各オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信システムにおいて、
    任意の利用者側端末と任意のオペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信部と、
    入力装置を用いて、前記通信部により通信中のオペレータ側端末へのオペレータからの入力を受け付けるオペレータ側入力部と、
    前記通信部により通信中の利用者側端末へ前記オペレータ側入力部により受け付けられたオペレータからの入力を送信するオペレータ側送信部と、
    前記オペレータ側送信部により送信されたオペレータからの入力に基づき、前記ネットワークに接続され、情報を蓄積している情報サーバから情報を収集する収集部と、
    出力装置を用いて、前記通信部により通信中の利用者側端末へ前記収集部により収集された情報を出力する利用者側出力部と、
    前記通信部により通信中のオペレータ側端末へ前記利用者側出力部により出力された情報を送信する利用者側送信部と、
    出力装置を用いて、前記通信部により通信中のオペレータ側端末へ前記利用者側送信部により送信された情報を出力するオペレータ側出力部とを備えることを特徴とする通信システム。
  11. 利用者が利用する複数の利用者側端末とオペレータが利用する複数のオペレータ側端末とをネットワークで接続し、各利用者側端末と各オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信システムにおいて、
    任意の利用者側端末と任意のオペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信部と、
    入力装置を用いて、前記通信部により通信中のオペレータ側端末へのオペレータからの入力を受け付けるオペレータ側入力部と、
    前記オペレータ側入力部により受け付けられたオペレータからの入力に基づき、前記ネットワークに接続され、情報を蓄積している情報サーバから情報を収集する収集部と、
    出力装置を用いて、前記通信部により通信中のオペレータ側端末へ前記収集部により収集された情報を出力するオペレータ側出力部と、
    前記通信部により通信中の利用者側端末へ前記オペレータ側出力部により出力された情報を送信するオペレータ側送信部と、
    出力装置を用いて、前記通信部により通信中の利用者側端末へ前記オペレータ側送信部により送信された情報を出力する利用者側出力部とを備えることを特徴とする通信システム。
  12. 利用者が利用する複数の利用者側端末とオペレータが利用する複数のオペレータ側端末とをネットワークで接続し、各利用者側端末と各オペレータ側端末との間で画像及び音声による通信を行う通信システムにおいて、
    入力装置を用いて、任意のオペレータ側端末へのオペレータからの入力を受け付けるオペレータ側入力部と、
    前記オペレータ側入力部により受け付けられたオペレータからの入力が緊急事態を知らせる緊急情報である場合、前記ネットワークに接続され、情報を配信する情報サーバへ緊急情報を送信するオペレータ側送信部と、
    前記オペレータ側送信部により送信された緊急情報を前記情報サーバから前記複数の利用者側端末と前記複数のオペレータ側端末との全てへ一斉送信するサーバ側送信部と、
    出力装置を用いて、各オペレータ側端末へ前記サーバ側送信部により一斉送信された緊急情報を出力するオペレータ側出力部と、
    出力装置を用いて、各利用者側端末の画面へ前記サーバ側送信部により一斉送信された緊急情報を出力する利用者側出力部とを備えることを特徴とする通信システム。
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