JPWO2019155775A1 - 見守りシステム、およびイベントリストの表示方法 - Google Patents

見守りシステム、およびイベントリストの表示方法 Download PDF

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Abstract

ケア対象者に関するイベントへの対応状況を容易に把握できる見守りシステムおよびイベントリストの表示方法を提供する。ケアシステム1の管理部20は、携帯端末40を通じたケアスタッフによる入力に応じて、ケア対象者に関するイベントへの対応状況をイベントリストに記録するとともに、携帯端末40に対して、イベントリストの少なくとも一部を送信し、携帯端末40は、受信したイベントリストのイベントを表示部43に一覧表示する。

Description

本発明は見守りシステム、およびイベントリストの表示方法に関する。
我が国は、戦後の高度経済成長に伴う生活水準の向上、衛生環境の改善、および医療水準の向上等により、長寿命化が顕著となっている。このため、出生率の低下と相まって、高齢化率が高い高齢化社会になっている。このような高齢化社会では、病気、怪我、および加齢などにより、介護を必要とする要介護者等の増加が想定される。
要介護者等は、病院や老人福祉施設などの施設において、歩行中に転倒したり、ベッドから転落して怪我をしたりする虞がある。そのため、要介護者や患者等のケア対象者がこのような状態になったときに看護師や介護士がすぐに駆けつけられるようにするために、要介護者等の状態を検知するためのシステムの開発が進められている。
このようなシステムとして特許文献1に開示されたナースコールシステムにおいては、患者のベッドに対して設置されたカメラの撮像映像から、患者の起床、離床のいずれかの状態になったか否かを判断し、起床、または離床が行われた場合には、ナースステーションに設けられたナースコール親機に、カメラの撮像映像を表示させている。
特開2014−90913号公報
しかしながら、特許文献1に開示されたナースコールシステムでは、起床または離床の状態になった場合に、どのように対応したか否かを知ることができない。特に、複数のケア対象者が同時に起床または離床になった場合に、どのケア対象者に対して対応したのか、未だ対応していないのかの判断に手間が掛かる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、ケア対象者に関するイベントへの対応状況を容易に把握できる見守りシステムおよびイベントリストの表示方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
(1)複数の観察領域にそれぞれに設けられた検出部であって、該観察領域における患者もしくは被介護者であるケア対象者の動き、または該ケア対象者によるケアコールを検出する検出部と、
前記検出部からの出力に基づいて、前記観察領域それぞれにおける前記ケア対象者に関する所定のイベントの発生を判定する管理部と、
前記管理部が判定した前記イベントと前記ケア対象者とを関連付けたイベントリストを記憶する記憶部と、
表示部を有し、前記管理部と無線通信可能な携帯端末であって、前記ケア対象者に対して看護または介護を行うケアスタッフが携帯する1つ以上の携帯端末と、
を備え、
前記管理部は、前記携帯端末を通じた前記ケアスタッフによる入力に応じて、前記イベントへの対応状況を前記イベントリストに記録するとともに、前記携帯端末に対して、前記イベントリストの少なくとも一部を送信し、
前記携帯端末は、受信した前記イベントリストを前記表示部に一覧表示する、見守りシステム。
(2)前記一覧表示される前記イベントの前記対応状況には、前記イベントに対して前記ケアスタッフによる対応済みか否かを示す経過情報、および/または対応した前記ケアスタッフを特定する識別情報が含まれる、上記(1)に記載の見守りシステム。
(3)前記一覧表示では、判定した前記イベントの種類、前記イベントの発生日時、前記イベントの前記対応状況、前記ケア対象者、および前記ケアスタッフの少なくとも1つによってソート、または抽出して表示する、上記(1)または上記(2)に記載の見守りシステム。
(4)前記表示部に前記一覧表示した前記イベントのうち、いずれかの前記イベントを選択することにより、該イベントへの前記対応状況を入力可能な操作画面が表示される、上記(1)から上記(3)のいずれかに記載の見守りシステム。
(5)前記管理部は、前記対応状況を入力可能な前記操作画面を通じた前記ケアスタッフによる入力に応じて、前記イベントへの前記対応状況を、未対応から対応済みに変更するとともに、
前記携帯端末の前記表示部の表示は、前記一覧表示の画面に戻る、上記(4)に記載の見守りシステム。
(6)前記対応状況には、未対応、対応済み、および状態確認中が含まれ、
前記管理部は、前記携帯端末を通じた前記ケアスタッフからの要求に応じて、前記携帯端末に対して、未対応の前記イベントに対して対応するか否かを判断するための情報を送信するとともに、該イベントの前記対応状況を、前記状態確認中に設定し、
前記携帯端末の表示部は、受信した前記判断するための情報を表示した操作画面を表示する、上記(1)から上記(5)のいずれかに記載の見守りシステム。
(7)前記検出部は、前記観察領域を撮影するカメラを含み、
前記管理部は、前記イベントが発生したときに、前記観察領域を撮影した画像を該イベントに関連付けて前記記憶部に記憶させ、
前記表示部に表示した前記一覧表示において、前記対応状況として、前記ケアスタッフにより対応がなされていない未対応の前記イベントに対しては、該イベントに対応する画像、または該画像のサムネイル画像が含まれる、上記(1)から上記(6)のいずれかに記載の見守りシステム。
(8)前記表示部の表示領域は、前記イベントを表示するスクロール領域と、タブ領域を含み、
前記スクロール領域には、複数の前記イベントをスクロール可能な態様で、複数のイベントを一覧表示し、
前記タブ領域には、未対応のイベントの有無または数を示す情報を表示する、上記(1)から上記(7)のいずれかに記載の見守りシステム。
(9)複数の観察領域にそれぞれに設けられた検出部を備える見守りシステムにおける、該観察領域における患者または被介護者であるケア対象者のイベントを複数含むイベントリストを、携帯端末の表示部に表示する表示方法であって、
前記検出部によって、ケア対象者の動き、または該ケア対象者によるケアコールを検出するステップと、
前記検出に基づいて、前記観察領域それぞれにおける前記ケア対象者に関する所定のイベントの発生を判定するステップと、
前記判定したイベントを、前記ケア対象者と関連付けてイベントリストに追加するステップと、
前記ケア対象者に対して看護または介護を行うケアスタッフが携帯する前記携帯端末を通じた前記ケアスタッフによる入力に応じて、前記イベントへの対応状況を前記イベントリストに記録するステップと、
前記携帯端末に対して、少なくとも前記イベントリストの一部を前記携帯端末に送信するステップと、
受信した前記イベントリストを前記携帯端末の前記表示部に一覧表示するステップと、
を含む、イベントリストの表示方法。
(10)前記表示部に一覧表示される前記イベントの前記対応状況には、前記イベントに対して前記ケアスタッフによる対応済みか否かを示す経過情報、および/または対応した前記ケアスタッフを特定する識別情報が含まれる、上記(9)に記載の表示方法。
本発明に係る見守りシステムにおいては、管理部が携帯端末を通じたケアスタッフによる入力に応じて、ケア対象者に関するイベントへの対応状況をイベントリストに記録するとともに、携帯端末に対してイベントリストの少なくとも一部を送信する。そして携帯端末側では、受信したイベントリストを表示部に一覧表示する。このようにすることでケアスタッフは、ケア対象者への対応状況を容易に把握できる。
見守りシステムの全体構成を示す図である。 ケア対象者の部屋に設置された検出部の例を示す図である。 検出部の概略構成を示すブロック図である。 管理サーバーの概略構成を示すブロック図である。 携帯端末の概略構成を示すブロック図である。 見守りシステムが実行するイベントの追加処理を示すフローチャートである。 データベースに記憶されるイベントリストの例である。 見守りシステムが実行するイベントリストの表示処理を示すフローチャートである。 データベースに記憶されるイベントリストの例である。 携帯端末の表示部に表示される操作画面の例である。 データベースに記憶されるイベントリストの例である。 操作画面のタブ領域を拡大した図である。 携帯端末の表示部に表示される操作画面の例である。 携帯端末の表示部に表示される操作画面の例である。 携帯端末の表示部に表示される操作画面の例である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
(全体構成)
図1は本実施形態に係る見守りシステムの全体構成を示す図であり、図2はケア対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。
図1に示すように、見守りシステム1は、複数の検出部10、管理サーバー20、固定端末30、および1つ以上の携帯端末40を備える。これらは、有線や無線によって、LAN(Local Area Network)、電話網またはデータ通信網等のネットワーク50を介して、相互に通信可能に接続される。ネットワーク50は、通信信号を中継するリピーター、ブリッジ、ルーターまたはクロスコネクト等の中継機を備えてもよい。図1に示す例では、携帯端末40は、検出部10、管理サーバー20、および固定端末30と、アクセスポイント51を含む無線LAN等(例えばIEEE802.11規格に従ったLAN)のネットワーク50によって、相互に通信可能に接続されている。
見守りシステム1は、ケア対象者80に応じて適宜な場所に配設される。ケア対象者80(見守り対象者)は、例えば、病気や怪我等によって看護を必要とする患者、高齢による身体能力の低下等によって介護を必要とする被介護者、または一人暮らしの独居者等である。特に、早期発見および早期対処を可能にする観点から、ケア対象者80は、例えば異常状態等の所定の不都合な事象がその者に生じた場合に、その発見を必要としている者である得る。このため、見守りシステム1は、ケア対象者80の種類に応じて、病院、老人福祉施設および住戸等の建物に好適に配設される。図1に示す例では、見守りシステム1は、複数のケア対象者80が入居する複数の部屋(居室)やケアステーション(ナースステーションともいう)を含む複数の部屋を備える施設の建物に配置されている。
検出部10は、ケア対象者80の観察領域であるそれぞれの居室に配置される。図1に示す例では、4つの検出部10がケア対象者80であるAさん、Bさん、CさんおよびDさんの居室にそれぞれ配置されている。検出部10の観察領域にはベッド90が含まれている。ケア対象者80に対して看護または介護を行うケアスタッフであるユーザーu001、u002はそれぞれ携帯端末40を持ち歩いている。ただし、見守りシステム1が備える各構成の位置や個数等は、図1に示す例に限定されない。例えば、管理サーバー20は、ケアステーションに配置されなくてもよく、ネットワーク50に接続されている外部のサーバーユニットであってもよい。また固定端末30を省略し、管理サーバー20または携帯端末40がその機能を担ってもよい。
(検出部10)
図3は検出部の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、およびケアコール部14を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、およびRAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、等のメモリにより構成され、プログラムにしたがって検出部10の各部の制御および演算処理を行う。なお、制御部11は、メモリとして、さらにHDD(Hard Disk Drive)を備えてもよい。
通信部12は、ネットワーク50を介して、例えば、管理サーバー20、固定端末30または携帯端末40等の、他の装置と通信するためのインターフェース回路(例えばLANカード等)である。
カメラ13は、例えば居室の天井、または壁の上部に配置され、観察領域としてケア対象者80のベッド90を撮影し、撮影画像(画像データ)を出力する。この撮影画像には、静止画および動画を含む。カメラ13は可視光カメラであるが、これに換えて近赤外線カメラを用いてもよく、これらを併用してもよい。
制御部11は、カメラ13が撮影した撮影画像から、ケア対象者80の行動を認識する。この認識する行動には、ベッド90から起き上がる「起床」、ベッド90から離れる「離床」、および床面等に転倒する「転倒」が含まれる。
制御部11は、複数の撮影画像(動画像)から画像のシルエット(以下、「人シルエット」と称する)を検出する。人シルエットは、例えば、撮影時刻が前後する画像を差分する時間差分により差分が相対的に大きい画素の範囲を抽出することで検出され得る。人シルエットは、撮影画像から背景画像を差分する背景差分法により検出されてもよい。起床、離床、転倒の認識は、検出した人シルエットからケア対象者80の姿勢(例えば立位、座位および横臥等)、およびベッド90等の居室内の設置物との相対的な位置から起床、離床および転倒(転落)の別を認識する。これらの認識は、制御部11のCPUが処理するプログラムにより行ってもよく、組み込み型の処理回路により行うようにしてもよい。また、これに限られず管理サーバー20側でこれらの認識の全部またはほとんどの処理を行うようにし、制御部11では管理サーバー20への撮影画像の送信のみを行うようにしてもよい。制御部11は、いずれかの行動を認識した場合、その行動が発生した旨の通知を管理サーバー20等に送信する。
ケアコール部14は、押しボタン式のスイッチを含み、スイッチがケア対象者によって押されることでケアコール(ナースコール)を検出する。押しボタン式のスイッチに換えて、音声マイクによりケアコールを検出してもよい。ケアコール部14のスイッチが押された場合、すなわち、ケアコールを検出した場合、制御部11は、通信部12およびネットワーク50を介して、ケアコールがあった旨の通知を管理サーバー20等に送信する。また、ケアコール部14は、音声通話用のマイクおよびスピーカーを備えてもよい。
また、検出部10は、ベッド90に対してマイクロ波を送受信してケア対象者80の体動(例えば呼吸動)によって生じたマイクロ波のドップラシフトを検出するドップラシフト方式の体動センサーを、さらに備えてもよい。この体動センサーにより、ケア対象者80の呼吸動作に伴う胸部の体動(胸部の上下動)を検出し、その胸部の体動における周期の乱れや予め設定された閾値以下である前記胸部の体動における振幅を検知すると、微体動異常であると認識する。
本実施形態においては、ケア対象者80に関する検出部が認識した状態の変化であって、起床、離床、転倒、微体動異常、などのケアスタッフに発報(報知)を行うべき事象をイベントと称する。またこのイベントには、ケアコール部14によるケアコールを含む。検出部10は、生じたイベントの情報を管理サーバー20に送信する。
(管理サーバー20)
図4は、管理サーバー20の概略構成を示すブロック図である。管理サーバー20は、制御部21、通信部22、データベース23を備える。各構成は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。データベース23は、記憶部として機能し、イベントリストやケア対象者、ケアスタッフの各種情報を記憶する。その他の制御部21、および通信部22は、検出部10の各構成と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。
管理サーバー20は、単独で、または検出部10と協働することで管理部として機能し、検出部10が認識した、起床、離床、転倒、ケアコール等のイベントが、どのケア対象者に関するものであるかを判定(識別)する。この判定は、イベントを認識した検出部10が設置されている部屋番号から、これに対応付けられているケア対象者80(すなわち、部屋の入居者)を判定する。そして、判定したイベントの種類とケア対象者80とを関連づけてデータベース23のイベントリストに追加する。なお、本実施形態では、ケア対象者の判定は、ケア対象者がICタグを携帯している場合には、このICタグを各部屋に設けたRFIDリーダーで読み取ることにより、判定してもよい。なお、相部屋等で、1つの部屋に複数のケア対象者が存在する場合には、ベッド90毎に検出部10を配置することで、ケア対象者を判定してもよい。
(固定端末30)
固定端末30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、CPU、RAM、ROM、HDD、表示部、入力部等を備え、ケアスタッフによる各種情報の操作入力を受け付ける。また、代表のケアスタッフまたは技術スタッフ等の管理者は、固定端末30を通じて、検出部10を各部屋(居室)に取り付けたときに、部屋番号と検出部10の対応付けをしたり、ベッド90等の居室内の設置物の位置情報、すなわち、天井のカメラ13による上方視の輪郭情報の校正、指定を行ったりする。また、入院または入居しているケア対象者の名前、ID番号等の識別情報の各部屋番号への対応付けも行う。
(携帯端末40)
携帯端末40は、制御部41、無線通信部42、表示部43、入力部44、および音声入出力部45を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部41は、検出部10の構成と同様であり、CPU、RAM、ROM等を備える。無線通信部42により、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部43、および入力部44は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部43の表示面に、入力部44としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部43、入力部44によって、ケアスタッフに対して、イベントリストに含まれる複数のイベントを一覧表示した各種の操作画面を表示したり、操作画面を通じて各種の操作を受け付けたりする。音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して他の携帯端末40との間でケアスタッフによる音声通話を可能にする。携帯端末40は、見守りシステム1のユーザーインターフェースとして機能する機器であり、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。
(イベントリストへのイベントの追加処理)
図6は、見守りシステム1により実行されるイベントリストへのイベントの追加処理の手順を示すフローチャートである。図6の処理は、管理サーバー20の制御部21が主体となり、検出部10の制御部11と協働することにより実行される。これらに関するプログラムは、各制御部のメモリに記憶されている。
(ステップS101)
検出部10は、観察領域内、すなわちベッド90上またはその周辺のケア対象者80をモニターする。検出部10は、あらたなイベント(以下、「新着イベント」ともいう)を認識した場合には、認識したイベントの情報を管理サーバーに送信する。
(ステップS102)
管理サーバー20は、検出部10からのイベント情報の受信を待ち、受信があれば(YES)、処理をステップS103に進める。
(ステップS103)
管理サーバー20は、データベース23に記憶されているイベントリストを更新する。図7は、イベントリストの例である。同図に示すようにイベントリストには、複数のイベントが含まれる。各イベントは、イベントID、部屋番号、ケア対象者、イベントの種類、発生日時(イベント認識時刻)、発生時の撮影画像(例えば、静止画像)、およびケア対応状況が含まれる。イベントIDは、主キーとして機能し、各イベントに対して自動的にユニークな番号が付与される。ケア対応状況はケアスタッフによる対応状況を示すデータであり、経過情報、スタッフID、対応日時から構成される。スタッフIDは、ケアスタッフを特定するユニークな識別情報であり、氏名や社員番号等である。イベントが認識された直後では、ケアスタッフによる対応は何らなされていないので、経過情報は「未対応」になる。経過情報を含めたケア対応状況の変更、更新に関しては後述する。なお、撮影画像としては、静止画を記録しているが、転倒のイベントに関しては発生時刻の前後数十秒の動画をデータベース23に記憶してもよい。
このように、イベントリストには、イベントが発生する度に、所定のデータ付与したイベントが追加される。
(イベントリストの表示処理)
次に、イベントリストの表示処理について説明する。図8は、見守りシステム1により実行されるイベントリストの表示処理の手順を示すフローチャートである。図8の処理は、管理サーバー20の制御部21が主体となり、携帯端末40の制御部41、および検出部10の制御部11と協働することにより実行され、これらのプログラムは、各制御部のメモリに記憶されている。図8においては、左側に管理サーバー20側の処理、右側に携帯端末40側の処理を示している。
(ステップS201、S301)
最初に、ログイン認証処理を行う。ケアスタッフは、携帯端末40のタッチパネル(表示部43、入力部44)を通じて、スタッフID、パスワードを入力し、これを管理サーバー20に送信する。管理サーバー20は、データベース23に記憶している認証情報を突き合わせ、ケアスタッフの権限に応じた認証結果を携帯端末40に送信する。
(ステップS202、S302)
携帯端末40は、認証が正常に行われたことに応じて、自動的、またはケアスタッフのタッチパネルへの入力操作に応じて、管理サーバー20にイベントリストの送信リクエストコマンドを送る。
管理サーバー20は、携帯端末40からの送信要求に応じて、イベントリストを携帯端末40に送信する。このイベントリストは、データベース23に記憶しているイベントリストの一部を送信してもよい。例えば、ログイン日時を基準として、所定期間内(例えば過去24時間)に発生(認識)したイベントのみを抽出したイベントリストを送信してもよい。抽出条件は、所定期間に限られず最大送信件数であってもよい。またログイン時に送信するイベントリストの抽出条件は、管理者等により予め設定できるようにしてもよく、ログイン時にケアスタッフにより設定できるようにしてもよい。
(ステップS303)
携帯端末40は、管理サーバー20から受信したイベントリストを表示部43に一覧表示する。ここで一覧表示の具体例を、図9、図10を参照し、説明する。図9は、イベントリストの例であり、図10は、表示部43に表示される操作画面の例である。
図9に示すように、イベントID010〜0015のうち、イベントID010〜0011のイベントは、ケア対応状況の経過情報は対応済みになっており、イベントID012〜0015は未対応である。
図10(a)は、図9のような対応状況のイベントリストに含まれる複数のイベントを一覧表示した状態を示す図である。図10(a)に示す操作画面411の表示領域には、上から順に領域a1〜a4が含まれる。領域a1はタブ領域であり、横方向にスクロール可能である。領域a2、a4は固定領域である。領域a3はスクロール領域であり縦方向にスクロール可能である。スクロール領域a3にはイベントリスト内のイベントを一覧表示し、これ以外の領域a1、a2、a4には各種のアイコンや操作のためのキーを配置している。
スクロール領域a3内には、複数の行のそれぞれにイベントを表示する。同図の例では行r1、r2にはそれぞれイベントID010、011の情報を表示している。また行r3には1つの行に所定の条件を満たす複数のイベントID012〜015をまとめて表示している。所定の条件は、未対応で、かつケア対象者が共通するイベントである。なお、これに限られず、まとめて表示せずにそれぞれ別々に表示するようにしてもよい。
スクロール領域a3内には、イベントリストの一部を表示しており、ケアスタッフはスクロール領域において、スクロール操作(指を所定方向にすべらせるフリック)することで、スクロール操作した方向にスクロール表示し、表示するイベントを変更できる。例えばイベントID010よりも過去のイベントは、上方にスクロールアウトしており画面外に見切れている。下方へのスクロール操作することで、ケアスタッフは、これらのイベントを確認できる。また同図の例においては、スクロール領域a3内に複数のイベントを時系列(発生日時)で昇順に表示している。なお、デフォルト設定では、最新のイベントがスクロール領域a3の下端に表示され、それよりも前のイベントは、上方に順に表示される。また、スクロール領域の側方端部に、受信した全イベントリストに対する表示位置を示すスクロールバーを表示してもよい。
表示内容について操作画面411の行r1を例に説明する。この行r1には対応済みイベントID001に関して、部屋番号(101号室)、ケア対象者(Aさん(山下一郎))、ケアスタッフID(ユーザー0003)、発生日時、経過情報(対応済み)の各情報を示している。また、この行r1には、イベントの種類がケアコールであることを直感的に認識できるようにアイコンi1(ナースキャップ)も表示している。アイコンi1を表示することで、イベントの種類を容易に把握できる。
次に、未対応イベントの表示内容について操作画面411の行r3を例に説明する。上述のように未対応のイベントID012〜015は、全て同じケア対象者、または部屋番号における未対応のイベントであることから、これらのイベントはまとめて1つの行r3に表示している。また、未対応のイベントに対しては、部屋番号、ケア対象者、発生時刻に加えて、未対応であること、および未対応の時間、撮影画像のサムネイル画像を合わせて表示している。この未対応の時間は、最初のイベントが発生してからの経過時間である。経過時間を表示することで、ケアスタッフは状況を把握できる。またサムネイル画像を表示することにより未対応のイベントであることを直感的に把握できる。なお、表示するサムネイル画像は、同じ行r3に表示する複数のイベントのうち、最新(最後に発生)のイベント、すなわちイベントID0015の画像i015に対応するサムネイル画像を表示している。なお、表示するサムネイル画像は、同じ行r3に表示する複数のイベントのうち、種類毎に優先順位を付け、最優先(最も重要なイベント)、例えば転倒のイベントのサムネイル画像を表示するようにしてもよい。
また、同じ行に複数のイベントを表示する場合には、それぞれのイベントに対応するアイコンを1つの行内に表示する。図10(a)においては行r3には上述のケアコールに関するアイコンi1に加えて、起床、離床、転倒に関するそれぞれのアイコンi2〜4を表示している。
(ステップS304)
携帯端末40の制御部41は、ケアスタッフからの入力に基づいて、イベントの更新を受け付ける。ケアスタッフは、更新イベントがあれば、すなわち対応状況の変更があれば、入力を携帯端末40の表示部43に表示した操作画面を通じて行う。具体的には、ケアスタッフは、図10(a)操作画面411の行r3内のいずれかの箇所をタップする。なお同図においてタップ位置を、指のマークで示している(以降も同様)。
図10(a)で未対応のイベントを示す行r3がタップされることにより図10(b)の操作画面412に遷移する。操作画面412ではケア対象者80の状況を判断するための情報として、サムネイル画像が拡大して表示され、または元の撮影画像が表示される。ケアスタッフは、自身がイベントに対して対応する場合には、キーk1(「対応する」)をタップすることで表示したイベントの対応状況を対応済みに変更できる。キーk2(「話す」)をタップすることにより、ケア対象者80と通話(声かけ)することができる。この通話は、例えば各部屋にあるケアコール部14と音声入出力部45により行える。キーk3(「LIVE見る」)をタップすることで、現在の部屋101号室内を撮影するライブ動画が表示部43に表示される。キーk4(「一時OFF」)をタップすることでキーk1と同様にイベントの対応状況を対応済みに変更できるとともに、当該部屋(検出部10)に関する新着イベントが発生しても、他のケアスタッフの携帯端末40には通知されない。この新着イベントによる通知については後述する。なお、操作画面412のタブ領域a1のキーk10をタップすることにより、一つ前の操作画面411に戻る。
キーk2、k3を通じたケアスタッフによる、ライブ動画の視聴、またはケア対象者との通話が要求(選択)された場合には、ケア対応状況の経過情報は、一時的に「状態確認中」に設定される(後述)。
携帯端末40の制御部41は、例えば、ケアスタッフによってキーk1がタップされたことにより(YES)、更新イベントがあると判断し、処理をステップS305に進める。携帯端末40は、ケアスタッフによってキーk1がタップされたことに応じて、管理サーバー20に更新イベント、すなわちイベントの対応状況の変更を送信する。
(ステップS203)
管理サーバー20の制御部21は、イベントリストの更新が必要か否かを判断する。管理サーバー20は、携帯端末40から更新イベントを受信することで(ステップS304のYES)、イベントリストの更新が必要と判断し(YES)、イベントリストを更新してから、処理を次に進める。また、図6の処理により新着イベントが発生した場合にも(S102のYES)、イベントリストの更新が必要と判断し(YES)、イベントリストを更新してから、処理を次に進める。
管理サーバー20は、新着イベントが発生したならば、新着イベントをデータベース23のイベントリストに追加する(図6のステップS103と同じ処理)。また、管理サーバー20は、いずれかの携帯端末40から更新イベントを受信した場合には、以下に説明するようにケア対応状況を変更してイベントリストを更新する。
図11は、図9に示した状態のイベントリストに対して、イベントID12〜15の対応状況を対応済みに変更した後のイベントリストを示す図である。管理サーバー20は、携帯端末40から、キーk1がタップされたことを受信することで、イベントID12〜15に関するケア対応状況を同時に変更する。具体的には、ケア対応状況の経過情報を「対応済み」に変更し、受信した携帯端末40の使用者(ログインしたケアスタッフ)のスタッフID、受信時刻をイベントリストに記録する。なお、この受信時刻はイベントリストでは対応日時として記録される。
(ステップS204、S305)
管理サーバー20は、更新後のイベントリストを、ログインしている全ての携帯端末40に配信する。各携帯端末40は、管理サーバー20からイベントリストを受信するに応じて、受領確認コマンドを返す。また、イベントリストの受信に応じて、各携帯端末40は、以下に示す表示の更新を行う。なお、この管理サーバー20からのイベントリストの送信は、差分データのみを送信するようにしてもよい。例えば、直前に送信したイベントリストに対して変化した部分、すなわち追加または更新があったイベントのみをイベントリストとして全ての携帯端末40に送信する。
図10(c)は更新後のイベントリスト内のイベントを一覧表示した状態を示す図である。この図10(c)は、図10(b)でキーk1(「対応する」)がタップされることで、元の一覧表示の画面に戻った状態の操作画面413でもある。操作画面411と比較して、操作画面413では、未対応イベントでは表示したサムネイル画像は非表示にしている。また、図10(a)においては未対応の4つのイベントを1つの行r3内にまとめて表示していたが、図10(c)の表示例においては対応済みに関してはそれぞれ別々の行r1〜r4に表示している。なお、これに限られず、同時にケア対応状況が変更された複数のイベントに対しては、図10の行r3のようにまとめて表示してもよい(この場合もサムネイル画像は非表示にする)。なお、図10(c)においては、発生時刻順で複数のイベントID012〜015を表示している。なお、最も発生時刻が早く、最上位(行r1)に表示されているイベントID0012は、表示の一部が見切れている。なお、上述のようにケアスタッフは、スクロール操作することで、表示されていない他のイベントを表示させることができる。
このように、本実施形態においては、管理部が携帯端末を通じたケアスタッフによる入力に応じて、ケア対象者に関するイベントへの対応状況をイベントリストに記録するとともに、携帯端末に対してイベントリストの少なくとも一部を送信する。そして携帯端末側では、受信したイベントリストを表示部に一覧表示する。このようにすることでケアスタッフは、ケア対象者への対応状況を容易に把握できる。
(未対応数の表示)
図10(a)〜10(c)においては、タブ領域a1内にはキーk10またはキーk11を表示している。このキーk10、11は、上述のように前の画面に戻るリターンキーとして機能するとともに未対応のイベントの有無または数を示す情報としても機能する。
図12は、操作画面の上部のタブ領域a1を拡大して示した図である。図12(a)は図10(a)に、図12(b)は図10(c)に対応する。新着イベントを受信すること等によりイベントリストに未対応のイベントが存在する場合には、図12(a)に示すように、未対応のイベントの有無を示すアイコンi5、6がキーk10に含まれる(重畳される)。イベントの種類としてケアコールは重要度、および頻度がともに高いので個別に、アイコンi1に外観が類似するアイコンi5で示している。その他のイベントはまとめてアイコンi6で示している。また、アイコンi5、6にはそれぞれ未対応のイベント件数がわかるように数字が含まれている。一方で、未対応のイベントが無い場合には、図12(b)のキーk11に示すように、アイコンi5、6は表示されない。なお、タブ領域a1には、これらのk10またはk11以外に、キーk12〜k14を配置している。キーk12をタップすることで、他のケアスタッフへ通話するための操作画面に遷移する。キーk13をタップすることで、各部屋の入居者の一覧を確認するための操作画面に遷移する。キーk14をタップすることで、各種の設定、例えばログアウトするための操作画面や、ログイン情報(スタッフ識別情報、機器ID)を確認するための操作画面に遷移する。
未対応のイベントの有無または数を示す情報をタブ領域a1に表示する効果は以下のとおりである。上述のようにイベントリストに含まれるイベントの数が多く、スクロール領域a3に一度に全てのイベントを表示しきれないような場合には、未対応のイベントが画面外にスクロールアウトされることで、表示されていない場合がある。このような状況であってもタブ領域a1に未対応のイベントの有無または数を示すアイコンが表示されている否かを見ることで、ケアスタッフは、未対応のイベントの存在を容易に把握できる。
(状態確認中の操作画面)
図13は、状態確認中であることを示す操作画面である。上述のように図10(b)の操作画面412でキーk3、またはキーk4をタップすることで、管理サーバー20は、イベントリスト中の当該イベントの経過情報を一時的に「状態確認中」に設定する。そして状態確認中であることが他のケアスタッフの携帯端末40に通知され表示される。
例えば図13(a)に示すように更新後のイベントリストを受信することに応じて表示部43の操作画面421の行r3の「未対応」が「状態確認中」に変更される。また、このとき状態確認中に変更した時刻からの経過時間も合わせて表示される、この場合、状態確認中の当事者のケアスタッフ(ユーザー0001)以外の他のケアスタッフ(例えばユーザー0002)は、行r3をタップすることで、図13(b)に示す状態確認中であることを示す操作画面422に遷移する。この操作画面422には、状態確認中である旨が、当事者のケアスタッフの識別情報とともに表示される(「ユーザー0001が状態確認中です」)。これにより、他のケアスタッフは状態確認中のイベントがどのケアスタッフにより対応されているかを把握できる。
(変形例)
上述の操作画面では、携帯端末40の表示部43には、管理サーバー20から受け取ったイベントリストに含まれる複数のイベントの全てを時系列で表示する例を示したが、他の因子によりソートあるいは抽出(フィルター処理)するようにしてもよい。
図14、図15は変形例に係る表示部43の操作画面の例である。図14に示す操作画面431において、ケアスタッフがキーk21をタップすることにより、図15の操作画面432に切り替わる。操作画面432のラジオボタンを選択することにより、全ての因子を表示する「全て表示」か、いずれかの因子により抽出して表示する「絞込み表示」を選択できる。絞込み表示を選択することで、さらに別階層の操作画面に切り替わり、その操作画面で絞込み条件を設定できる。絞込み条件としては例えば、イベントの種類、イベントの発生時刻、イベントの経過情報、ケア対象者、ケアスタッフ等がある。イベントの種類としては、さらに例えばケアコールとそれ以外のイベントで絞り込めるようにしてもよい。絞込み条件が選択されることにより、該当するイベントのみが一覧表示される。
また、ケアスタッフは、操作画面431においてクイックキーK22をタップすることにより、特定の絞り込みがワンクリックで行えるようになる。具体的には、ケアスタッフは、クイックキーk22をタップすることで、受信したイベントリストに含まれる「全てのイベント」を表示するか、「未対応イベントのみ」を表示するか否かを択一的に選択できる。操作画面431では、クイックキーk22が選択され、未対応のイベントのみがスクロール領域に表示されている。さらに、他の処理としてキーk23によりテキストメッセージを入力する操作画面に遷移して、他のケアスタッフへの伝言を送信できる。
なお、一覧表示の表示順も、絞込み条件と同様の条件によりソートして表示するようにしてもよい。例えば図10(a)〜図10(c)に示す例では、イベントを発生時刻順に時系列にソートして表示していた。これに対して、イベントの種類、イベントの発生時刻、イベントの経過情報、ケア対象者、ケアスタッフ等の各条件を、操作画面を通じて、ケアスタッフが選択することによってイベントリストのイベントをソートして一覧表示するようにしてもよい。
このように抽出、またはソートしてイベントリストのイベントを一覧表示することにより、ケアスタッフは容易に所望のイベントリストの状況を認識できる。
以上に説明した見守りシステムの構成は、上述の実施形態の特徴を説明するにあたって主要構成を説明したのであって、上述の構成に限られず、特許請求の範囲内において、種々改変することができる。また、一般的な見守りシステムが備える構成を排除するものではない。
例えば、本実施形態では、見守りシステム1の管理サーバー20が管理部として機能し、データベース23が記憶部として機能していたが、管理サーバー20、データベースを省略し、固定端末30、または、いずれかの検出部10が、管理部、または記憶部として機能してもよい。
また、上述した実施形態に係る見守りシステム1における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウエア回路、またはプログラムされたコンピューターのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、例えば、USBメモリやDVD(Digital Versatile Disc)−ROM等のコンピューター読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピューター読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に転送され記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、一機能としてその検出部等の装置のソフトウエアに組み込まれてもよい。
本出願は、2018年2月9日に出願された日本特許出願(特願2018−021759号)に基づいており、その開示内容は、参照され、全体として組み入れられている。
1 見守りシステム
10 検出部
11 制御部
12 通信部
13 カメラ
14 ケアコール部
20 管理サーバー
21 制御部
22 通信部
23 データベース
30 固定端末
40 携帯端末
41 制御部
42 無線通信部
43 表示部
44 入力部
45 音声入出力部
411、412、413、421、422、431、432 操作画面
50 ネットワーク
51 アクセスポイント

Claims (10)

  1. 複数の観察領域にそれぞれに設けられた検出部であって、該観察領域における患者もしくは被介護者であるケア対象者の動き、または該ケア対象者によるケアコールを検出する検出部と、
    前記検出部からの出力に基づいて、前記観察領域それぞれにおける前記ケア対象者に関する所定のイベントの発生を判定する管理部と、
    前記管理部が判定した前記イベントと前記ケア対象者とを関連付けたイベントリストを記憶する記憶部と、
    表示部を有し、前記管理部と無線通信可能な携帯端末であって、前記ケア対象者に対して看護または介護を行うケアスタッフが携帯する1つ以上の携帯端末と、
    を備え、
    前記管理部は、前記携帯端末を通じた前記ケアスタッフによる入力に応じて、前記イベントへの対応状況を前記イベントリストに記録するとともに、前記携帯端末に対して、前記イベントリストの少なくとも一部を送信し、
    前記携帯端末は、受信した前記イベントリストの前記イベントを前記表示部に一覧表示する、見守りシステム。
  2. 前記一覧表示される前記イベントの前記対応状況には、前記イベントに対して前記ケアスタッフによる対応済みか否かを示す経過情報、および/または対応した前記ケアスタッフを特定する識別情報が含まれる、請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記一覧表示では、判定した前記イベントの種類、前記イベントの発生日時、前記イベントの前記対応状況、前記ケア対象者、および前記ケアスタッフの少なくとも1つによってソート、または抽出して表示する、請求項1または請求項2に記載の見守りシステム。
  4. 前記表示部に前記一覧表示した前記イベントのうち、いずれかの前記イベントを選択することにより、該イベントへの前記対応状況を入力可能な操作画面が表示される、請求項1から請求項3のいずれかに記載の見守りシステム。
  5. 前記管理部は、前記対応状況を入力可能な前記操作画面を通じた前記ケアスタッフによる入力に応じて、前記イベントへの前記対応状況を、未対応から対応済みに変更するとともに、
    前記携帯端末の前記表示部の表示は、前記一覧表示の画面に戻る、請求項4に記載の見守りシステム。
  6. 前記対応状況には、未対応、対応済み、および状態確認中が含まれ、
    前記管理部は、前記携帯端末を通じた前記ケアスタッフからの要求に応じて、前記携帯端末に対して、未対応の前記イベントに対して対応するか否かを判断するための情報を送信するとともに、該イベントの前記対応状況を、前記状態確認中に設定し、
    前記携帯端末の表示部は、受信した前記判断するための情報を表示した操作画面を表示する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の見守りシステム。
  7. 前記検出部は、前記観察領域を撮影するカメラを含み、
    前記管理部は、前記イベントが発生したときに、前記観察領域を撮影した画像を該イベントに関連付けて前記記憶部に記憶させ、
    前記表示部に表示した前記一覧表示において、前記対応状況として、前記ケアスタッフにより対応がなされていない未対応の前記イベントに対しては、該イベントに対応する画像、または該画像のサムネイル画像が含まれる、請求項1から請求項6のいずれかに記載の見守りシステム。
  8. 前記表示部の表示領域は、前記イベントを表示するスクロール領域と、タブ領域を含み、
    前記スクロール領域には、複数の前記イベントをスクロール可能な態様で、複数のイベントを一覧表示し、
    前記タブ領域には、未対応のイベントの有無または数を示す情報を表示する、請求項1から請求項7のいずれかに記載の見守りシステム。
  9. 複数の観察領域にそれぞれに設けられた検出部を備える見守りシステムにおける、該観察領域における患者または被介護者であるケア対象者のイベントを複数含むイベントリストを、携帯端末の表示部に表示する表示方法であって、
    前記検出部によって、ケア対象者の動き、または該ケア対象者によるケアコールを検出するステップと、
    前記検出に基づいて、前記観察領域それぞれにおける前記ケア対象者に関する所定のイベントの発生を判定するステップと、
    前記判定したイベントを、前記ケア対象者と関連付けてイベントリストに追加するステップと、
    前記ケア対象者に対して看護または介護を行うケアスタッフが携帯する前記携帯端末を通じた前記ケアスタッフによる入力に応じて、前記イベントへの対応状況を前記イベントリストに記録するステップと、
    前記携帯端末に対して、前記イベントリストの少なくとも一部を前記携帯端末に送信するステップと、
    受信した前記イベントリストの前記イベントを前記携帯端末の前記表示部に一覧表示するステップと、
    を含む、イベントリストの表示方法。
  10. 前記表示部に一覧表示される前記イベントの前記対応状況には、前記イベントに対して前記ケアスタッフによる対応済みか否かを示す経過情報、および/または対応した前記ケアスタッフを特定する識別情報が含まれる、請求項9に記載の表示方法。
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