JP2020129213A - 情報管理装置、見守りシステム、および制御プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
ケア業務の種類を示すケア名、前記ケア業務を実施するタイミングであるケアタイミング、および前記ケア業務を受けるケアの対象となる対象者の対象者識別情報をケアイベント毎に対応付けたケアリスト、ならびに前記対象者への対応を行うスタッフのスタッフリストを記憶する記憶部と、
前記記憶部から取得した前記ケアリスト、および前記スタッフリストを表示するとともに、前記管理者による前記ケアイベントへの対応を行う前記スタッフの選択を、受け付ける入出力部と、
前記入出力部で選択された前記スタッフの前記スタッフ端末に、前記ケアイベントに関する指示を通知する制御部と、
を備える情報管理装置。
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記対象者情報を表示する、上記(1)または上記(2)に記載の情報管理者装置。
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記制御部が判定した、前記ケアイベントの難易度を表示する、上記(3)に記載の情報管理装置。
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記スタッフ情報を表示する、上記(1)から上記(4)のいずれかに記載の情報管理装置。
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記相性情報を表示する、上記(1)から上記(5)のいずれかに記載の情報管理装置。
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記付帯情報を表示する、上記(1)から上記(6)のいずれかに記載の情報管理装置。
前記制御部は、過去の所定の期間について、前記対象者に対する前記摂取量の積算値を求め、前記求めた算出結果が所定値以下の場合に、前記対象者に対する水分、または食事の摂取に関するケアイベントを生成し、前記ケアリストに追記する、上記(1)から上記(7)のいずれかに記載の情報管理装置。
前記入出力部は、対応可能な前記スタッフの中から、前記管理者による前記対象者への対応を行う前記スタッフの選択を受け付ける、上記(1)から上記(8)のいずれかに記載の情報管理装置。
ケアの対象者へのケアを行うスタッフが携帯するスタッフ端末と、
複数の観察領域のそれぞれに設けられ、該観察領域における対象者を撮影するカメラと、
を備え、
前記情報管理装置の制御部は、ケアイベントのケアタイミングに応じた通知タイミングで、前記ケアイベントに関する指示とともに、前記ケアイベントの対象者識別情報の対象者を撮影する前記カメラから取得した映像を、入出力部で選択された前記スタッフの前記スタッフ端末に送信する、見守りシステム。
記憶部から、ケア業務の種類を示すケア名、前記ケア業務を実施するタイミングであるケアタイミング、および前記ケア業務を受けるケアの対象となる対象者の対象者識別情報をケアイベント毎に対応付けたケアリスト、ならびに前記対象者への対応を行うスタッフのスタッフリストを取得するステップ(a)と、
前記ステップ(a)で取得した前記ケアリスト、および前記スタッフリストを表示するステップ(b)と、
前記管理者による前記ケアイベントへの対応を行う前記スタッフの選択を、受け付けるステップ(c)と、
前記ステップ(c)で選択された前記スタッフの前記スタッフ端末に、前記ケアイベントに関する指示を通知するステップ(d)と、
を含む処理を前記コンピューターに実行させるための制御プログラム。
図1は第1の実施形態に係る本実施形態に係る見守りシステムの全体構成を示す図であり、図2はケア対象者の部屋のベッド周辺に設置された検出部の例を示す図である。
図3は検出部の概略構成を示すブロック図である。同図に示すように、検出部10は、制御部11、通信部12、カメラ13、ケアコール部14、および音声入出力部15を備え、これらはバスによって、相互に接続されている。
図4は、管理サーバーの概略構成を示すブロック図である。管理サーバー20は、制御部21、通信部22、およびデータベースとしての記憶部23を備える。各構成は、バスによって、相互に通信可能に接続されている。この管理サーバー20は、ケア対象者70用の居室と同じ建物内に設けられてもよく、遠隔地に設けられてネットワークを介して接続可能であってもよい。例えば、管理サーバー20は、インターネット等のネットワーク上に配置された複数のサーバーによって仮想的に構築されるクラウドサーバーであってもよい。また、記憶部23は、物理的に必ずしも管理サーバー20と同一の筐体内に配置する必要はなく、クラウド上に配置されてもよく、情報管理装置30の筐体内に配置してもよい。記憶部23は、ケアリスト、ケア対象者リスト、スタッフリスト、および相性リスト等の各種情報を記憶する。記憶部23は、情報管理装置30が用いるこれらのリストを記憶する、情報管理装置30の「記憶部」としても機能する。これらの各リストの具体例については後述する。また、その他の制御部21、および通信部22は、検出部10の各構成と同様の機能を有するため、詳細な説明を省略する。
図5は、情報管理装置の概略構成を示すブロック図である。情報管理装置30は、いわゆるPC(Personal Computer)であり、制御部31、通信部32、表示部33、入力部34、および音声入出力部35を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部31は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。この情報管理装置30は、ケア対象者70用の居室と同じ建物内に設けられてもよく、遠隔地に設けられてネットワークを介して接続可能であってもよい。
図6は、ケアスタッフ端末40の概略構成を示すブロック図である。スタッフ端末40は、制御部41、無線通信部42、入力部44、および音声入出力部45を備え、これらはバスにより相互に接続される。制御部41は、検出部10の制御部11と同様の構成として、CPU、RAM、ROM等を備える。無線通信部42により、Wi−Fi、Bluetooth(登録商標)等の規格を用いた無線通信が可能であり、アクセスポイント51を経由して、または直接的に各装置と無線通信する。表示部43、および入力部44は、タッチパネルであり、液晶等で構成される表示部43の表示面に、入力部44としてのタッチセンサーを重畳させたものである。表示部43、入力部44によって、ケアスタッフ80に対して、ケアリストに含まれる複数のケアイベントを一覧表示した各種の操作画面を表示したり、情報管理者90からの指示を表示したり、操作画面を通じて各種の操作を受け付けたりする。音声入出力部45は、例えばスピーカーとマイクであり、無線通信部42を介して他のスタッフ端末40との間でケアスタッフ80による音声通話を可能にする。スタッフ端末40は、見守りシステム1のユーザーインターフェースとして機能する機器であり、例えば、タブレット型コンピューター、スマートフォンまたは携帯電話等の、持ち運び可能な通信端末機器によって構成できる。
図7に示すように、ケアリストには、複数のケアイベントが含まれる。各ケアイベントは、それぞれ1つのケア処理に対応する。ケアリストは、基本データとしてのケアリスト基本情報i1、振分情報i2、およびスタッフ対応情報i3が含まれる。ケアリスト基本情報i1は、ケアプランとも呼ばれるものであり、ケア計画に沿って予め情報管理者90等のマネージャーにより入力されたデータに基づいて生成されたものである。振分情報i2は、後述する情報管理者90の入力に基づく振分処理により入力された、各ケアスタッフ80への割当てを示す情報である。対応情報i3は、割当てられたケアスタッフ80のそれぞれのケアイベントへの対応状況を示す情報である。
図8に示すように、ケア対象者リストは、主キーとなるケア対象者ID、ケア対象者(氏名)、部屋番号、および身体状況を含む。身体状況には、要介護認定のレベル、体重、およびその他の付帯情報を含む。この身体状況は、ケア対象者70自身の運動能力(自立行動能力)、およびケアの付加に影響する身体的特徴(身長、体重)を含む。なお、身体状況の例としては、その他に、運動能力のデータは、ADL(Activities of Daily Living、日常生活動作または日常生活活動)の評価に基づく情報を含ませてもよい。また、特に、バーセルインデックス(Barthel Index、機能的評価)に基づく情報を含ませてもよい。このバーセルインデックスは複数の項目、すなわち、食事、車椅子からベッドへの移動、整容(洗面、歯磨き等)、トイレ動作、入浴、歩行、階段昇降、着替え、排便コントロール、および排尿コントロールの10個の項目について、自立具合に応じて、2〜4段階で点数付けを行い、その合計点により機能的評価を行うものである。これらの身体状況により、同じ種類のケアイベントであっても、ケア処理に関するケアスタッフ80の補助度合いが大きく変わる。情報管理者90は、ケア対象者70の身体状況を知ることで、ケアスタッフ80の負荷レベルをある程度把握ができる。例えば要介護認定が高い程、体重が重い程、ケアイベントに対する負荷が相対的に高くなることが理解できる。
図9に示すように、ケアスタッフリストは、主キーとなるケアスタッフID、スタッフ(氏名)、身体能力、介護関連の資格、経験年数およびスキルレベルを含む。この資格としては、例えば介護職員初任者研修、および介護福祉士実務者研修がある。スキルレベルは、経験年数、および/または介護関連資格に基づいてマネージャーにより総合的に評価されたものである。スキルレベルは、ケア業務に関する能力、または経験を示すスタッフ情報でもある。L3(スキル高い)〜L1(スキル低い)の3段階で評価されている。このスキルレベルの評価は、図9に示すようにケア種類毎に認定されていてもよい。例えばスタッフIDs001のスタッフAは、ケア種1(例えば車椅子移乗)のスキルレベルが他のケア種2(例えば排泄介助)に比べて低いことが記述されている。なお、ケアスタッフ80の身体能力を表す情報として、身長の他に、体重、または背筋力を含ませてもよい。車椅子移乗、体位変換、等のケアイベントに関しては、身長、体重、または背筋力が大きいほど、ケア対象者に対する負荷は相対的に小さくなる。このようなケアスタッフリストを用いることで、情報管理者90は、各ケアスタッフ80が難易度の高いケアイベントに対応できる能力があるのか否かを客観的に判断できる。
図10に示すように相性リストは、ケア対象者70と、そのケアを行うケアスタッフ80との間の相性を記述したものである。同図の例では、「通常」、「悪い」、「良い」の3段階で記述されている。この相性は、例えば、ケア対象者70へアンケートを行うこと、またはマネージャーがケア対象者70にインタビューをすることで評価し、設定したものである。または、ケアスタッフ80側からの評価により設定してもよい。情報管理者90は、相性情報を参照することで、より適切にケアイベントの振り分けを行うことができる。
図11は、摂取量に基づくケアイベントの生成処理を示すフローチャートである。図12は、スタッフ端末40に表示される水分摂取量の入力に関する操作画面である。摂取量としては、食事摂取量、および水分摂取量が含まれる。これらが、過去の所定期間において摂取量が極端に少ない場合には、アラートとして、ケアイベントを発生させる。この摂取量に基づくケアイベントとしては、上述した図7のケアリストのケアIDc020(「水分摂取」)が対応する。以下においては、食事摂取量に関しては、説明を省略するが、以下に説明する水分摂取量と同様の処理により、ケアイベントを生成させる。
図11に示すように、情報管理装置30の制御部31は、記憶部23に記憶している各ケア対象の看介護記録(対応内容)を取得する。この看介護記録は、ケア処理をする毎に必要に応じて(ケア種類に応じて)、ケアスタッフ80によりスタッフ端末40を通じて入力されたものである。
制御部31は、ケア対象者70毎に過去の所定期間の水分摂取量の積算値を算出する。
そして、制御部31は、経過時間毎の単位期間毎に水分摂取量の達成度合いを判定する。
制御部31は、ステップS30で判定した達成度合いに基づいて、警告発生条件を満たすか否かを判定する。警告発生条件を満たせば(YES)、処理をステップS50に進め、満たさなければ(NO)、処理を終了する。
警告発生条件を満たす場合には、制御部31は、水分摂取に関するアラートを管理サーバー20に通知して終了する(エンド)。管理サーバー20は、この通知に応じて、ケアリストに水分摂取介助のケアイベントを追記する(図7参照)。以上に説明した判定処理は、ケア対象者70毎に所定周期毎に判定される。なお、水分摂取介助のケアイベントは、緊急度(対目標比率)に応じて、ケアタイミングを即時に設定してもよく、任意の時刻に設定するようにしてもよい。
次に、見守りシステム1全体の処理について図13を参照して説明する。図13は、見守りシステムの処理の手順を示すシーケンスチャートである。
最初に情報管理装置30は、情報管理者90の入力部34への操作に応じて、ケアリスト(ケアプラン)の各ケアイベントに対して担当者の割り振り処理を開始する。具体的には、情報管理装置30は、管理サーバー20にケアリストの送信要求を通知する。
管理サーバー20は、要求に応じて、記憶部23に記憶しているケアリストを送信する。このケアリストには、ケアタイミングが所定期間内のケアイベントが含まれる。例えば、当日に実施予定のケアイベントが含まれる。なお、ケアリストとしては、当日分のケアイベントのうち、予定の対応状況が未対応のケアイベントのみを選択して送信してもよく、振り分けが行われていないケアイベントのみを選択して送信するようにしてもよい。
情報管理装置30は、受信したケアリストを表示部33に表示し、入力部34から情報管理者90による、各ケアイベントを担当するケアスタッフ80の選択(振り分け)を受け付ける。
情報管理装置30は、情報管理者90により、ボタンb4(「指示送信」)が操作されることに応じて、割り当て結果を管理サーバー20に送信する。なお、この割り当て結果の送信は、バッチ処理により所定タイミング毎に行ってもよく、1つのケアイベントの割り当てが、情報管理者90により行われる度(ボタンb3の操作)に、送信するようにしてもよい。
管理サーバー20は、受信した割り当て結果に応じて、記憶部23のケアリストを更新する。具体的には、ケアリストの振分情報i2(図7参照)を更新する。
管理サーバー20は、振分情報i2に応じて、割り当てられたケアリストを、ログイン中の各ケアスタッフ80に送信する。この送信は、ボタンb4(「指示送信」)の情報管理者90の操作に応じて、即時に行ってもよく、ケアタイミングに応じたタイミングでそれぞれのケアイベントを送信するようにしてもよい。例えば、ケアタイミングの30分前に送信する。
スタッフ端末40は、表示部43にケアリストを表示する。図16は、スタッフ端末に表示する操作画面の例である。図16の操作画面432は、図15のスタッフA向けのケアリストに対応する。操作画面432の領域a21〜a24は、図15のケアIDc010、c011、c013、c016,c018のケアイベントにそれぞれ対応する。また、領域a23、a24には、付帯情報(図7参照)があることを示すマーク(「*」)が示されている。ケアスタッフ80は、操作画面432のいずれかのケアイベントを操作することで、操作画面433に遷移する。操作画面433の領域a31、領域a32には、ケアイベントに関する情報が表示される。また領域a32には、付帯情報も表示される。また、中央の領域a33には、検出部10のカメラ13が撮影した映像を表示している。この映像は、例えば、ケアイベントが送信された時点の映像である。また、領域a35を操作することで、ケア対象者70の部屋のカメラ13によるライブ映像(ストリーミング再生)を視聴できる。これにより、ケア対象者70が部屋に在室しているか否かを確認でき、ケアスタッフ80が駆けつけてもケア対象者が出かけて不在であるといったような無駄を避けることができる。
操作画面433において、ケアイベントを割り当てられたケアスタッフ80は、対応を開始する場合には、領域a34(「対応する」)を操作する。このときに、操作を受け付けた制御部41は、操作画面433に表示しているケアイベント(ケアIDc018)のスタッフ対応状況を対応済みに切り替えてもよい。
スタッフ端末40は、ケアスタッフ80の領域a34への操作に応じて、管理サーバー20に、対応状況を送信する。
管理サーバー20は、記憶部23のケアリストを更新する。図17は、このような処理により更新されたケアリストを示す図である。同図に示すように、制御部21は、ケアIDc016に関するスタッフ対応情報i3の対応状況を「対応済み」に変更する。
以下、図18、図19を参照し、図13で示した見守りシステム1全体の処理のうち、情報管理装置30による処理についてより詳しく説明する。図18は、第1の実施形態に係る情報管理装置30で行うケアイベントの各ケアスタッフ80への振り分け処理を示すフローチャートであり、図19は、図18の後に行われる、割り当てたケアスタッフ80への通知処理を示すフローチャートである。
情報管理装置30の制御部31は、記憶部23のケアリストを取得する。
制御部31は、ケアイベントの難易度を判定する。この難易度の設定は、上述したように制御部31が、予めケア名と対応付けられた作業量、および必要なスキルを記述したテーブル、ならびにケア対象者の身体状況から判定する。
制御部31は、ケアリストを表示部33に表示する。ここまでの処理は、図13のステップS110〜S130に相当する。
情報管理装置30は、入力部34を通じて、情報管理者90から各ケアイベントに対する担当するケアスタッフ80の選択を受け付ける。この処理は、例えば、情報管理者90による定期的なイベントとして1日数回(例えば昼勤務、および夜勤務の交代時の直前)行われる。
所定期間内にケアタイミングとなる全てのケアイベントに対して振り分け終了すれば(YES)、処理をステップS360に進める。終了していなければ(NO)、処理をステップS340に戻す。この終了の判断は、現時点から所定期間内のケアイベントに対する振り分けが情報管理者90により設定されることにより、制御部31は振り分け終了と判断する。または、操作画面331(図14)でボタンb3(「指示送信」)が情報管理者90により操作されることにより、制御部31は振り分け終了と判断してもよい。
情報管理装置30は、ステップS340により情報管理者90により設定された情報を管理サーバー20に送信することで、ケアリストの更新を行い、処理を終了する(エンド)。
次に図19を参照して、ケアスタッフ80への通知処理について説明する。ここでは、情報管理装置30は、ケアリストを取得する。このケアリストは、ステップS360で事前に更新されたものである。なお、図19の処理を同時に連続して行うのであれば、ステップS410の処理は省略できる。
情報管理装置30は、ケアリストを参照し、ケアタイミングまで所定時間以内のケアイベントを抽出する。例えば、現在の時刻から60分以内にケアタイミングが到来するケアイベントを抽出する。ケアタイミングまで所定時間以内のケアイベントがなければ(NO)、待機し、所定時間以内のケアイベントがあれば(YES)、処理をステップS430に進める、
(ステップS430)
担当のケアスタッフ80に対して、割り当てたケアイベントの情報を通知する。この通知は、管理サーバー20を経由して、スタッフ端末40にケアイベントを送信して終了する(エンド)。この処理は、図13のステップS150〜S170の処理に相当する。
次に第2の実施形態に係る情報管理装置30について説明する。図20は、第2の実施形態に係る情報管理装置30で行う振り分け処理、および通知処理を示すフローチャートである。第1の実施形態においては、情報管理者90は、ある程度の長い期間にケアタイミングが到来するケアイベントに対して、ある程度大きな単位でまとめて振り分け処理を行っていた。これに対して、以下に説明する第2の実施形態においては、比較的短い期間で、小さな単位で振り分け処理を行うものである。例えば、勤務中のほとんどの時間、情報管理者90が情報管理装置30を操作する状況を想定する。なお、第2の実施形態においては、図20に示す処理以外は、図1〜図19で説明した第1の実施形態と同じ構成であり、説明を省略する。
情報管理装置30の制御部31は、ケアリストを取得する。この処理は、図18のステップS310に対応する。また図20では記載を省略しているが、ケアイベントの難易度を判定する処理(S320)を、ステップS510に続けて行ってもよい。
情報管理装置30は、ケアタイミングまで所定時間以内のケアイベントを表示する。例えば、直近(30分以内)のケアイベントを表示する。
情報管理装置30は、ケアスタッフ80のステイタス情報を、表示部33に表示する。このステイタス情報は、ケアスタッフ80の業務の空き状況(対応可能か否か)を示す情報である。ステイタス情報としては、ログイン(勤務中)しているか否かである。あるいは、さらに、ログインしているケアスタッフ80に割り当てられて、未対応のケアイベントの貯まり具合(ジョブキュー)(図15参照)をステイタス情報として用いてもよい。または、あるケアイベントへの対応中であることを、ステイタス情報として表示してもよい。具体的には、あるケアイベントへの対応を開始してから、すなわち、図16の操作画面433の領域a34(「対応する」)を操作してから所定時間は、「対応中」のステイタス表示を行う。
情報管理装置30は、入力部34を通じて、情報管理者90から各ケアイベントを担当するケアスタッフ80の選択を受け付ける。そして選択されたケアスタッフ80にケアイベントを割り当てる。
情報管理装置30は、担当のケアスタッフ80に対して、割り当てたケアイベントの情報を通知する。この通知は、管理サーバー20を経由して、スタッフ端末40にケアイベントを送信する。
所定期間にケアタイミングとなる全てのケアイベントに対する振り分けが終了すれば(YES)、処理をステップS570に進め、終了していなければ(NO)、処理をステップS520に戻す。
情報管理装置30は、ステップS540により情報管理者90により設定された情報を管理サーバー20に送信することで、ケアリストの更新を行い、処理を終了する(エンド)。
10 検出部
11 制御部
12 通信部
13 カメラ
14 ケアコール部
15 音声入出力部
20 管理サーバー
21 制御部
22 通信部
23 記憶部
30 情報管理装置
31 制御部
32 通信部
33 表示部
34 入力部
35 音声入出力部
40 スタッフ端末
41 制御部
42 無線通信部
43 表示部
44 入力部
45 音声入出力部
50 ネットワーク
51 アクセスポイント
60 ベッド
70 ケア対象者
80 ケアスタッフ
90 情報管理者
Claims (11)
- ケアの対象者へのケアを行うスタッフへの指示を行う管理者が使用する情報管理装置、および前記スタッフが携帯するスタッフ端末を含む見守りシステムにおける前記情報管理装置であって、
ケア業務の種類を示すケア名、前記ケア業務を実施するタイミングであるケアタイミング、および前記ケア業務を受けるケアの対象となる対象者の対象者識別情報をケアイベント毎に対応付けたケアリスト、ならびに前記対象者への対応を行うスタッフのスタッフリストを記憶する記憶部と、
前記記憶部から取得した前記ケアリスト、および前記スタッフリストを表示するとともに、前記管理者による前記ケアイベントへの対応を行う前記スタッフの選択を、受け付ける入出力部と、
前記入出力部で選択された前記スタッフの前記スタッフ端末に、前記ケアイベントに関する指示を通知する制御部と、
を備える情報管理装置。 - 前記制御部は、前記ケアイベントに関する指示を、該ケアイベントの前記ケアタイミングに応じた通知タイミングで通知する、請求項1に記載の情報管理装置。
- 前記記憶部には、前記対象者の身体状況を示す対象者情報が記憶されており、
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記対象者情報を表示する、請求項1または請求項2に記載の情報管理装置。 - 前記制御部は、前記対象者情報、および前記ケア名に応じて、前記ケアイベントの難易度を判定し、
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記制御部が判定した、前記ケアイベントの難易度を表示する、請求項3に記載の情報管理装置。 - 前記スタッフリストには、前記スタッフの前記ケア業務に関する能力、または経験を示すスタッフ情報が含まれ、
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記スタッフ情報を表示する、請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報管理装置。 - 前記記憶部には、前記スタッフと前記対象者との相性関係を示す相性情報が記憶されており、
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記相性情報を表示する、請求項1から請求項5のいずれかに記載の情報管理装置。 - 前記記憶部には、前記対象者と特定の前記ケア名に対する付帯情報が記憶されており、
前記入出力部は、前記スタッフの選択を受け付ける際に、前記付帯情報を表示する、請求項1から請求項6のいずれかに記載の情報管理装置。 - 前記記憶部には、前記スタッフの前記対象者に対して実施した対応内容であって、前記対象者の水分、または食事の摂取量が記録されており、
前記制御部は、過去の所定の期間について、前記対象者に対する前記摂取量の積算値を求め、前記求めた算出結果が所定値以下の場合に、前記対象者に対する水分、または食事の摂取に関するケアイベントを生成し、前記ケアリストに追記する、請求項1から請求項7のいずれかに記載の情報管理装置。 - 前記入出力部は、前記ケアタイミングに応じたタイミングで、前記ケアイベントを表示するとともに、現時点における前記スタッフが対応可能な状況か否かを示すステイタス情報を表示し、
前記入出力部は、対応可能な前記スタッフの中から、前記管理者による前記対象者への対応を行う前記スタッフの選択を受け付ける、請求項1から請求項8のいずれかに記載の情報管理装置。 - 請求項1から請求項9のいずれかに記載の情報管理装置と、
ケアの対象者へのケアを行うスタッフが携帯するスタッフ端末と、
複数の観察領域のそれぞれに設けられ、該観察領域における対象者を撮影するカメラと、
を備え、
前記情報管理装置の制御部は、ケアイベントのケアタイミングに応じた通知タイミングで、前記ケアイベントに関する指示とともに、前記ケアイベントの対象者識別情報の対象者を撮影する前記カメラから取得した映像を、入出力部で選択された前記スタッフの前記スタッフ端末に送信する、見守りシステム。 - ケアの対象者へのケアを行うスタッフへの指示を行う管理者が使用する情報管理装置、および前記スタッフが携帯するスタッフ端末を含む見守りシステムにおける前記情報管理装置を制御するコンピューターで実行される制御プログラムであって、
記憶部から、ケア業務の種類を示すケア名、前記ケア業務を実施するタイミングであるケアタイミング、および前記ケア業務を受けるケアの対象となる対象者の対象者識別情報をケアイベント毎に対応付けたケアリスト、ならびに前記対象者への対応を行うスタッフのスタッフリストを取得するステップ(a)と、
前記ステップ(a)で取得した前記ケアリスト、および前記スタッフリストを表示するステップ(b)と、
前記管理者による前記ケアイベントへの対応を行う前記スタッフの選択を、受け付けるステップ(c)と、
前記ステップ(c)で選択された前記スタッフの前記スタッフ端末に、前記ケアイベントに関する指示を通知するステップ(d)と、
を含む処理を前記コンピューターに実行させるための制御プログラム。
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