JP4403999B2 - リモートコントローラ及びカラオケ装置 - Google Patents

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この発明は、センタ装置(サービスデータ配信サーバ)に通信可能に接続された親機端末装置(カラオケ装置)と、このセンタ装置と親機端末装置を介して通信する機能を備えた子機端末装置(リモートコントローラ)を含むネットワーク通信システム、これに用いるリモートコントローラ及びカラオケ装置に関する。
従来から、カラオケ装置(親機端末装置)と、所望のカラオケ曲の演奏をリクエストする等のカラオケ装置に対する操作を利用者から受け付けるリモートコントローラ(子機端末装置)とで構成されたシステムはカラオケ店舗において広く利用されている。このシステムでは、このカラオケ装置とリモートコントローラとは赤外線通信によって通信を行う。カラオケ装置はリモートコントローラから赤外線信号として受信した曲番号でカラオケ楽曲を識別し、自機の蓄積するカラオケ楽曲データ群のなかから識別したカラオケ楽曲データを読み出して演奏を実行する。このカラオケ装置はカラオケ楽曲データを配信するサーバ(センタ、センタ装置)にインターネット等の広域ネットワークを介して接続されている。カラオケ装置が記憶しているカラオケ楽曲データ群は、センタからダウンロードしたものである(例えば、特許文献1を参照)。
このようなシステムにおいて、最近では、カラオケ装置の利用者の利用履歴や利用者の個人情報(氏名・生年月日等)等の会員情報をセンタがカラオケ装置から受信して蓄積し、必要に応じてカラオケ装置に配信するサービスシステムが提供されている。カラオケ装置はこの会員情報を用いたサービスを利用者に提供する。
このサービスは、例えばカラオケ装置のモニタに「○○(利用者の氏名)様ご利用ありがとうございます」と表示したり、その生年月日から誕生日を特定して「○○様、お誕生日おめでとうございます」と表示するサービス等である。
特開2000−35791号公報
このように、従来のシステムでは、カラオケ装置本体を利用してサービスを提供するものであったが、利用者の手元に在るリモートコントローラを用いてサービスを提供することができると、より多様なサービスをユーザに提供することができる。
しかしながら、赤外線通信によってカラオケ装置とリモートコントローラとの間の通信を行うため、リモートコントローラに通信できるデータ量が小さく、センタからリモートコントローラへ多様なサービスデータを配信することができず、サービスシステムによって利用者に多様なサービスを提供することに限界があった。
最近では、インターネット等の広域ネットワークに接続されたLANがカラオケ店舗内に敷設され、このLANに各室内のカラオケ装置を接続することで、インターネット等を通じてセンタからカラオケ楽曲データをダウンロードできる構成が利用されている。カラオケ装置及びリモートコントローラ間の通信可能なデータ量が小さいという上述の問題を解決するために、このLANにリモートコントローラを接続することが考えられる。
これによると、LANを通じてカラオケ装置及びリモートコントローラ間の通信を行うため、通信できるデータ量は大きくなる。しかしながら、カラオケ装置ではカラオケ楽曲の演奏を行う処理等の本質的な処理を実行するためにリソースに空きがない(ビジー(busy)状態)場合等があり、かかる場合にはカラオケ装置はリモートコントローラに会員情報を配信するための通信を中継することができない。
また、カラオケ装置を中継せずに直接リモートコントローラとセンタとでLAN及びインターネットを介して通信を行うこともできるが、これによると、カラオケ装置とリモートコントローラとを協働させて利用するサービスの提供を行うことができない。
そこで、本発明は、上記課題を解決するために、カラオケ装置(親機端末装置)の状態にかかわらずリモートコントローラ(子機端末装置)の利用者にセンタ(センタ装置、サービス配信サーバ)からのサービスの提供を受けることができるとともに、多様なサービスを提供することできるネットワーク通信システム、これに用いるリモートコントローラ及びカラオケ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために本発明では以下の手段を採用している。
(1)本発明は、センタ装置に通信可能に接続された親機端末装置と、この親機端末装置及びセンタ装置に通信可能に接続された子機端末装置とを備えたネットワーク通信システムであって、前記子機端末装置は、通信相手の親機端末装置の識別情報を記憶するための記憶部と、該記憶部に親機端末装置の識別情報が記憶されているとき、この親機端末装置を経由してセンタ装置にログインし、前記記憶部に親機端末装置の識別情報が記憶されていないとき、直接センタ装置にログインする通信制御部と、を備え、前記親機端末装置は、通信相手の子機端末装置の識別情報を記憶するための記憶部と、該子機端末装置と前記センタ装置との通信を中継する通信制御部と、を備えたものである。
上記構成によれば、子機端末装置の記憶部によって通信相手の親機端末装置の識別情報を記憶することが可能であり、親機端末装置の記憶部によって通信相手の子機端末装置の識別情報を記憶することが可能である。ここで、親機端末装置の記憶部で通信相手の子機端末装置の識別情報が記憶されていない、乃至は、子機端末装置の記憶部で通信相手の親機端末装置の識別情報が記憶されていない場合には、親機端末装置と子機端末装置との間の通信を行うことができない。
記憶部に親機端末装置の識別情報が記憶されているとき、すなわち親機端末装置が子機端末装置との間の通信を行うことができる状態である場合には、通信制御部によってこの親機端末装置を経由してセンタ装置にログインがなされる。そして、親機端末装置では、通信制御部によって、記憶部に識別情報が登録されている子機端末装置とセンタ装置とのログインの通信が中継される。このログインの通信ルートが親機端末装置を中継したものであれば、その後のセンタ装置と子機端末装置との間の通信も親機端末装置を中継した通信ルートで行われる。これによって、センタ装置は親機端末装置及び子機端末装置の双方に向けた通信データを送信することが可能となり、親機端末装置及び子機端末装置の双方を利用するサービスの提供を行うことが可能となる。
一方、記憶部に親機端末装置の識別情報が記憶されていないとき、すなわち親機端末装置が子機端末装置との間の通信を行うことができない状態である場合には、通信制御部によって直接センタ装置にログインがなされる。これによって、親機端末装置の状態にかかわらず、子機端末装置はセンタ装置に対してログインを行うことが可能となる。そして、直接センタ装置に対してログインが行われた場合には、その後のセンタ装置と子機端末装置との間の通信も直接の通信ルートで行われる。これによって、親機端末装置の状態にかかわらず、子機端末装置はセンタ装置との通信を行うことが可能となる。
(2)本発明は、サービスデータを配信するサービス配信サーバとの通信機能を備えたカラオケ装置及びこのカラオケ装置のリモートコントローラを有するネットワーク通信システムである。前記リモートコントローラは、ネットワークを介して前記サービス配信サーバとログインのための通信を行う通信部と、通信相手である前記カラオケ装置のネットワーク上のアドレスを登録するためのアドレス登録部と、
前記アドレス登録部によってアドレスが登録されている場合には、前記通信部を用いて、このアドレスが登録されている前記カラオケ装置の中継によって前記ログインのための通信を前記サービス配信サーバとの間で行い、前記アドレス登録部にアドレスが登録されていない場合には、前記通信部を用いて、前記カラオケ装置を中継せずに直接前記ログインのための通信を前記サービス配信サーバとの間で行うログイン処理部と、を備える。前記カラオケ装置は、通信相手である前記リモートコントローラのアドレスを登録するためのアドレス登録部と、前記アドレス登録部によってアドレスが登録されている前記リモートコントローラと前記サービス配信サーバとの間の前記ログインのための通信を中継する中継処理部と、を備える。
上記構成によれば、リモートコントローラのアドレス登録部によって通信相手であるカラオケ装置のネットワーク上のアドレスを登録することが可能であり、カラオケ装置のアドレス登録部によって通信相手であるリモートコントローラのネットワーク上のアドレスを登録することが可能である。ここで、リモートコントローラのアドレス登録部で通信相手であるカラオケ装置のアドレスが登録されていない、乃至は、カラオケ装置のアドレス登録部で通信相手であるリモートコントローラのアドレスが登録されていない場合には、カラオケ装置とリモートコントローラとの間の通信を行うことができない。
アドレス登録部によってアドレスが登録されている場合には、ログイン処理部によって、通信部を用いて、このアドレスが登録されているカラオケ装置の中継によってログインのための通信がサービス配信サーバとの間で行われる。このログインのための通信ルートがカラオケ装置を中継したものであれば、その後のサービス配信サーバとリモートコントローラとの間でのサービスデータの配信のための通信もカラオケ装置を中継した通信ルートで行われる。これによって、サービス配信サーバはカラオケ装置及びリモートコントローラの双方に向けたサービスデータを送信することが可能となり、カラオケ装置及びリモートコントローラの双方を利用するサービスの提供を行うことが可能となる。
一方、アドレス登録部にアドレスが登録されていない場合には、すなわちカラオケ装置がリモートコントローラと通信を行うことができない状態である場合には、通信部を用いて、ログイン処理部によって、カラオケ装置を中継せずに直接ログインのための通信がサービス配信サーバとの間で行われる。これによって、カラオケ装置の状態にかかわらず、リモートコントローラはサービスデータ配信サーバに対してログインのための通信を行うことが可能となる。そして、サービスデータ配信サーバに対して直接ログインのための通信が行われた場合には、その後のサービスデータ配信サーバとリモートコントローラのサービスデータの配信のための通信も直接の通信ルートで行われる。これによって、カラオケ装置の状態にかかわらず、リモートコントローラはサービスデータ配信サーバとの通信を行うことが可能となる。
(3)本発明は、サービスデータを配信する前記サービス配信サーバとの通信機能を有するカラオケ装置を操作するためのリモートコントローラであって、ネットワークを介して前記サービス配信サーバとログインのための通信を行う通信部と、通信相手である前記カラオケ装置のネットワーク上のアドレスを登録するためのアドレス登録部と、
前記アドレス登録部にアドレスが登録されている場合には、前記通信部を用いて、このアドレスが登録されている前記カラオケ装置の中継によって前記ログインのための通信を前記サービス配信サーバとの間で行い、前記アドレス登録部によってアドレスが登録されていない場合には、前記通信部を用いて、前記カラオケ装置を中継せずに直接前記ログインのための通信を前記サービス配信サーバとの間で行うログイン処理部と、を備えることを特徴とするものである。
上記構成によれば、リモートコントローラのアドレス登録部によって通信相手であるカラオケ装置のネットワーク上のアドレスを登録することが可能である。ここで、リモートコントローラのアドレス登録部で通信相手であるカラオケ装置のアドレスが登録されていない、乃至は、カラオケ装置のアドレス登録部で通信相手であるリモートコントローラのアドレスが登録されていない場合には、リモートコントローラはカラオケ装置との間の通信を行うことができない。
アドレス登録部によってアドレスが登録されている場合には、通信処理部によって、通信部を用いて、このアドレスが登録されているカラオケ装置の中継によってログインのための通信がサービス配信サーバとの間で行われる。このログインのための通信ルートがカラオケ装置を中継したものであれば、その後のサービス配信サーバとリモートコントローラとの間でのサービスデータの配信のための通信もカラオケ装置を中継した通信ルートで行われる。これによって、サービス配信サーバはカラオケ装置及びリモートコントローラの双方に向けたサービスデータを送信することが可能となり、カラオケ装置及びリモートコントローラの双方を利用するサービスの提供を行うことが可能となる。
一方、アドレス登録部にアドレスが登録されていない場合には、すなわちカラオケ装置がリモートコントローラと通信を行うことができない状態である場合には、通信処理部によって、通信部を用いて、カラオケ装置を中継せずに直接ログインのための通信がサービス配信サーバとの間で行われる。これによって、カラオケ装置の状態にかかわらず、リモートコントローラはサービスデータ配信サーバに対してログインのための通信を行うことが可能となる。そして、サービスデータ配信サーバに対して直接ログインのための通信が行われた場合には、その後のサービスデータ配信サーバとリモートコントローラのサービスデータの配信のための通信も直接の通信ルートで行われる。これによって、カラオケ装置の状態にかかわらず、リモートコンントローラはサービスデータ配信サーバとの通信を行うことが可能となる。
(4)本発明では、上記リモートコントローラにおいて、前記ログイン処理部は、ログインのための通信を行うときに、前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であるかどうかを検出し、ビジー状態であると検出する場合には、前記アドレス登録部によってアドレスが登録されている場合でも直接前記ログインのための通信を行う、ことを特徴とする。この構成によれば、ログインのための通信を行うときに、ログイン処理部によってカラオケ装置がビジー状態であるかどうかが検出される。ここで、ビジー状態である場合にはカラオケ装置はログインのための通信の中継を行うことができる程、リソースに空きがない。このため、カラオケ装置のアドレスがアドレス登録部に登録されていても、ログイン処理部によって直接ログインのための通信が行われる。これによって、カラオケ装置がビジー状態であるときでも、リモートコントローラはサービス配信サーバとログインのための通信を行うことが可能となる。
(5)本発明は、上記リモートコントローラにおいて、前記通信部を用いてサービスデータの配信を受けるための通信を行うサービス提供要求処理部を更に備える。このサービス提供要求処理部は、前記ログイン処理部がログインのための通信を前記カラオケ装置の中継によって行った場合には、サービスデータの配信を受けるための通信を前記カラオケ装置の中継によって前記サービス配信サーバと行い、前記ログイン処理部がログインのための通信をカラオケ装置の中継によらず行った場合には、前記カラオケ装置の中継によらずサービスデータの配信を受けるための通信を前記サービス配信サーバと行う、ことを特徴とする。
上記構成によれば、ログイン処理部によって、ログインのための通信がカラオケ装置の中継によって行われた場合には、ログインのための通信によってこのカラオケ装置を中継した通信ルートがサービス提供サーバに通知される。このため、サービスデータの配信を受けるための通信がカラオケ装置の中継によってサービス配信サーバと行われる。一方、ログイン処理部がログインのための通信をカラオケ装置の中継によらず行った場合には、ログインのための通信によってこの直接の通信ルートがサービス配信サーバに通知される。このため、ログイン処理部によって、カラオケ装置の中継によらずサービスデータの配信を受けるための通信がサービス配信サーバと行われる。
(6)本発明は、上記リモートコントローラにおいて、前記通信部を用いてサービスデータの配信を受けるための通信を行うサービス提供要求処理部を更に備え、前記サービス提供要求処理部は、前記ログイン処理部がログインのための通信を前記カラオケ装置の中継によって行った場合に、サービスデータの配信を受けるための通信を行うときに、前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であるかどうかを検出し、前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であると検出した場合に、サービスデータの配信を受けるための通信を前記カラオケ装置の中継によって前記サービス配信サーバと行い、前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であると検出しなかった場合には、サービスデータの提供のための通信を行わずに待機することを特徴とする。
上記構成によれば、ログイン処理部によって、ログインのための通信がカラオケ装置の中継によって行われた場合には、ログインのための通信によってこの直接の通信ルートがサービス配信サーバに通知される。ログイン処理部がログインのための通信をカラオケ装置の中継によって行った場合に、サービスデータの配信を受けるための通信を行うときに、サービス提供要求処理部によって、カラオケ装置がビジー(busy)状態であるかどうかが検出される。カラオケ装置がビジー(busy)状態であると検出されなかった場合には、カラオケ装置はサービスデータの提供を受けるための通信の中継を行うことができる程の空きがリソースにある状態である。このため、サービス提供要求処理部によって、サービスデータの配信を受けるための通信がカラオケ装置の中継によってサービス配信サーバと行われる。
一方、カラオケ装置がビジー(busy)状態であると検出した場合には、カラオケ装置はサービスデータの提供を受けるための通信の中継を行うことができる程の空きがリソースにない状態である。このため、サービスデータの提供のための通信データをカラオケ装置経由で送信してもカラオケ装置は中継できないため、サービス提供要求処理部によって、この通信が行われずに待機される。
(7)本発明は、上記リモートコントローラにおいて、前記サービス配信サーバから配信を受けるサービスデータのサービス内容が前記カラオケ装置を利用しない内容であるか判別するサービス内容判別部を更に備え、前記ログイン処理部は、前記サービス提供要求処理部が待機状態であるときに、前記サービス内容判別部によって、前記カラオケ装置を利用しないサービス内容であると判別された場合には、ログインをし直すための通信を直接前記サービス配信サーバと行い、前記サービス提供要求処理部は、前記ログイン処理部がログインをし直すと、待機状態を解除して直接前記サービス配信サーバとサービスデータの提供を受けるための通信を行う、ことを特徴とする。
上記構成によれば、サービス内容判別部によって、サービス配信サーバから配信を受けるサービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用しない内容であるか判別される。そして、カラオケ装置がビジー(busy)状態であると検出され、サービス提供要求処理部が待機状態となっている場合であって、サービス内容判別部によって、サービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用しないサービス内容であると判別された場合には、ログインをし直すための通信が直接サービス配信サーバと行われる。このログインをし直すための通信によってサービス配信サーバに対して新たな直接の通信ルートが通知される。このため、ログイン処理部がログインをし直すと、サービス提供要求処理部の待機状態が解除され、サービス配信サーバと直接にサービスデータの提供を受けるための通信が行われる。
これによって、サービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用しないサービス内容である場合には、カラオケ装置がビジー状態であっても、サービスデータの提供を受けるための通信をサービス配信サーバと行うことが可能になる。
(8)本発明は、サービスデータを配信する前記サービス配信サーバとの通信機能を有するカラオケ装置であって、請求項5〜7の何れかに記載のリモートコントローラのネットワーク上におけるアドレスを登録するためのアドレス登録部と、前記アドレス登録部によってアドレスが登録されている前記リモートコントローラと前記サービス配信サーバとの間の前記ログインのための通信及び前記サービスデータの提供を受けるための通信を中継する中継処理部と、前記中継処理部が前記サービス配信サーバからのサービスデータの配信を中継するときに、前記サービス配信サーバから配信を受けるサービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用する内容であるか判別するサービス内容判別部と、サービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用する内容であると前記サービス内容判別部が判別する場合に、配信されたサービスデータのうち自機向けのデータを取得するサービスデータ取得部と、を備えることを特徴とする。
上記構成によれば、中継処理部によってサービス配信サーバからのサービスデータの配信が中継され、このときに、サービス配信サーバから配信を受けるサービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用する内容であるかがサービス内容判別部によって判別される。そして、サービス内容判別部によってサービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用する内容であると判別される場合に、サービスデータ取得部によって、配信されたサービスデータのうち自機向けのデータが取得される。このため、カラオケ装置及びリモートコントローラがサービスデータを用いて、協同してサービスの提供を行うことが可能となる。
本発明によれば、親機端末装置(カラオケ装置)が子機端末装置(リモートコントローラ)との間の通信を行うことができる状態である場合には、センタ装置(サービス配信サーバ)とのログインのための通信が親機端末装置を中継して行われる。このため、親機端末装置及び子機端末装置の双方に向けた通信データを送信することが可能となる。これによって、親機端末装置のみを用いたサービスに加え、親機端末装置と子機端末装置を用いた多様なサービスを利用者に提供することができる。
一方、親機端末装置が子機端末装置との間の通信を行うことができない状態である場合には、通信制御部によって直接センタ装置にログインがなされるとともに、その後のセンタ装置と子機端末装置との間の通信も直接の通信ルートで行われる。これによって、親機端末装置の状態にかかわらず、子機端末装置はセンタ装置との通信を行うことができる。
以下に図1〜図7を用いて本発明の一実施形態にかかるカラオケシステム100を説明する。
図1はカラオケ店舗の機器配置を説明する図である。このカラオケ店舗には、店舗内の(有線)LAN4を介してルータ5、管理装置6、複数台のカラオケ装置(親機端末装置)7、複数台の無線アクセスポイント8が接続されており、無線アクセスポイント8を介した無線通信網9によってリモートコントローラ(子機端末装置)10がLAN4に通信可能に接続されている。
ルータ5および管理装置6は、カラオケ店舗の管理室内に設置される。複数台のカラオケ装置7は、それぞれ個室(カラオケボックス)に1台ずつ設置される。また、リモートコントローラ10は、各個室に1台又は複数台が設置される。
リモートコントローラ10は、利用者がカラオケ曲をリクエストするためのリクエスト機能を有している。各個室に設置されたリモートコントローラ10は、ペアリング操作により、その個室に設置されているカラオケ装置7と対応づけられる。ペアリングとは、LAN4に接続される複数台のカラオケ装置7と複数台のリモートコントローラ10とが、通信相手のアドレスを互いに通信相手として登録しあっている状態である。
リモートコントローラ10とカラオケ装置7とが対応づけられると、利用者がそのリモートコントローラ10を操作して行ったリクエストは、LAN4及び無線通信網9経由で対応づけられたカラオケ装置7に送信される。対応づけられたカラオケ装置は、受信したリクエストのカラオケ曲を演奏する。このLAN4及び無線通信網9を用いた通信は、例えばIEEE802.3、IEEE802.11やTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコルを用いて行われる。
一方、ルータ5は、インターネット2を介してセンタ1と接続されており、センタ1と各カラオケ装置7との間の通信を中継する。センタ1は、カラオケ楽曲データを蓄積記憶しており、各カラオケ装置7およびリモートコントローラ10は、LAN4,ルータ5およびインターネット2を介してセンタ1にアクセスし、カラオケ楽曲データのダウンロードを行う。
また、センタ1はサービスデータを蓄積記憶しており、利用会員からの要求に応じてサービスデータをリモートコントローラ10に配信するサービスシステムを提供する。リモートコントローラ10の利用者は自己がサービスシステムの利用会員である場合に、自己の顧客ID(利用者に固有の識別符号)やパスワード等のログインデータをリモートコントローラ10に入力する。
リモートコントローラ10はログインデータが入力されると、このログインデータを送信する等のログインのための通信をセンタ1との間で行う。このログインのための通信は、ペアリングされているカラオケ装置7を経由して乃至は経由せずに直接、LAN4,ルータ5およびインターネット2を介して行われる。ログインが完了すると、リモートコントローラ10はセンタ1からサービスデータの配信を受けることが可能となる。
ここで、サービスデータの配信のための通信は、ログインのための通信ルートと同じ通信ルートで行われる。すなわち、カラオケ装置7を中継した通信ルート(以下「中継ルート」と記載する)を用いてログインのための通信が行われた場合には、その後のサービスデータの配信のための通信も同じ中継ルートで行われる。また、カラオケ装置7を中継しない直接の通信ルート(以下「直接ルート」と記載する)を用いてログインのための通信が行われた場合には、その後のサービスデータの配信のための通信も同じ直接ルートで行われる。
このサービスデータとは、カラオケ装置7やリモートコントローラ10を利用してリモートコントローラ10の利用者にサービスを提供するためのデータである。例えば、サービスデータは、顧客データ、テレビタレント等のプロモーション映像等の画像・音声データや楽曲の音声データ、天気予報を表示するための画像・音声データ、コンサートや映画等のチケットデータ、ゲームプログラム等である。
管理装置6は、このカラオケ店舗3の係員が操作する端末装置であり、各カラオケ装置7(個室)の利用時間の管理や、リモートコントローラ10等を利用した飲食物やチケット等の注文を受け付ける。
図2は図1に示すカラオケ装置7のブロック図である。カラオケ装置7は、装置全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit)30と、図略のバスやコネクタを介してこれに接続された各種機器で構成されている。また、カラオケ装置7は、マイクロフォン15、スピーカ18及びモニタ23が接続可能に構成されている。
CPU30には、ハードディスク(以下、「HDD」と記載する)11、RAM(Random Access Memory)12が接続されるとともに、音源13、A/Dコンバータ14、ミキサ16及びサウンドシステム(以下、「SS」と記載する)17が接続されており、これらの機器によってカラオケ曲の演奏が行われる。
HDD11は、カラオケ曲の演奏を行うための演奏プログラムや、カラオケ側ペアリングプログラム等のプログラムや、中継処理プログラムを記憶するとともに、画像データや音声データを記憶するためのものである。カラオケ側ペアリングプログラムとは、本カラオケ装置7が特定のリモートコントローラ10との間でペアリングを行うための処理(カラオケ側ペアリング処理)を実行するためのプログラムである。また、中継処理プログラムは、ペアリングされているリモートコントローラ10とセンタ1との間の通信を中継する処理を実行するためのプログラムである。
HDD11は、曲データ記憶部11a及び映像データ記憶部11bを機能的に備えるものである。曲データ記憶部11aは、カラオケ曲を演奏するための曲データを記憶する領域である。映像データ記憶部11bは、モニタ23に表示するための背景画像の映像データ(背景画像データ)などを記憶する領域である。
RAM12は、CPU30の作業領域であり、HDD11からプログラムや曲データ及び背景画像データを読み出すエリアが設定されている。また、RAM12は、ペアリング機器記憶部12aを有する。このペアリング機器記憶部12aは本発明のアドレス登録部に対応し、本カラオケ装置7がペアリングしたリモートコントローラ10のIP(Internet Protocol)アドレスを記憶する。
音源13は、CPU30(後述する曲シーケンサ321)から入力された曲データ(ノートイベントデータ等)に応じて楽音信号を形成し、ミキサ16に出力する。A/Dコンバータ14は、マイクロフォン15によって入力された、歌唱者の歌唱音声信号をデジタル信号に変換しミキサ16に出力する。
ミキサ16は、音源13が発生した複数の楽音信号、および、マイクロフォン15−A/Dコンバータ14を介して入力された歌唱者の歌唱音声信号に対してエコーなどの効果を付与するとともに、これらの信号を適当なバランスでミキシングする。ミキサ16は、ミキシングしたデジタルの音声信号をSS17に出力する。ミキサ16が各音声信号に付与する効果およびミキシングのバランスはCPU30によって制御される。SS17は、D/Aコンバータおよびパワーアンプを備えており、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して増幅し、スピーカ18から放音する。
また、CPU30には、MPEG(MovingPicture Experts Group) デコーダ21、合成回路22が接続されており、これらの機器によってモニタ23に歌詞テロップが合成された背景画像が表示される。
MPEGデコーダ21は、入力されたMPEGデータをNTSC(National Television System Committee)の映像信号に変換して合成回路22に入力するものである。例えば、MPEGデコーダ21は、背景映像再生部33から出力される、MPEG2形式にエンコードされた背景映像データの信号変換を行い、合成回路22に出力する。
合成回路22は、MPEGデコーダ21から出力された背景映像の映像信号に歌詞テロップなどのOSD(On Screen Display)を合成する回路である。モニタ23は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイや、LCD(LiquidCrystal Display)等であり、合成回路22から出力された画像を表示する。
CPU30には、更に操作部24、LANインタフェース25及び赤外線通信部26が接続されている。操作部24は、例えば、パネルスイッチインタフェース等からなり、利用者からの操作を受け付けて操作内容を示す操作信号をCPU30(後述の操作入力処理部31)に入力するものである。
LANインターフェース25は、本発明の通信部に対応し、LAN4を介した通信を制御するためのインタフェース回路である。LANインターフェース25は、LAN4及び無線通信網9を介してセンタ1、管理装置6及びリモートコントローラ10と通信を行う。赤外線通信部26は、後述するカラオケ側ペアリング処理においてリモートコントローラ10から赤外線信号を受信する回路である。
CPU30は、操作入力処理部31と、シーケンサ32と、背景映像再生部33とをプログラムの実行によって含むものである。操作入力処理部31は、操作部24から入力された操作信号に従った処理を実行する。シーケンサ32は、カラオケ曲の演奏に必要な処理を実行するものであり、曲シーケンサ321及び歌詞シーケンサ322を含む。
曲シーケンサ321は、上述の演奏処理プログラムを実行することでカラオケ曲を演奏するための処理(カラオケ曲演奏処理)を行うものである。このカラオケ曲演奏処理では、曲シーケンサ321は、利用者が演奏予約曲として選択したカラオケ曲の曲データを、曲データ記憶部11aから読み出してRAM12に記憶させる。具体的には、利用者の演奏予約曲の選択はリモートコントローラ10や操作部24によって受け付けられる。リモートコントローラ10が受け付けた場合には、この演奏予約曲を識別する曲番号がリモートコントローラ10からLAN4を介してLANインターフェース25に入力される。LANインターフェース25に入力された曲番号は曲シーケンサ321に入力され、曲シーケンサ321はこの曲番号の示す演奏予約曲のデータを読み出す。
そして、曲シーケンサ321は、RAM12から順次曲データを読み出し、該読み出した曲データに含まれるデータ(例えば、演奏データトラック、ガイドメロディトラックなどのトラックのデータ等)を用いて、音源13の発音処理を制御することで、カラオケ曲の演奏音を発生させる。
歌詞シーケンサ322は、曲シーケンサ321で処理されるカラオケ曲の位置に対応した歌詞トラックを、曲シーケンサ321に読み出されたカラオケ曲から読み出し、該歌詞トラックのデータに基づいて画像パターンを作成して合成回路22に出力する。背景映像再生部33は、例えば、シーケンサ32からの指示に応じて、選択されたカラオケ曲に対応した背景画像データを順次読み出して、合成回路22に出力する。
また、CPU30は、ペアリング処理プログラムの実行によってペアリング処理部34を含むとともに、中継処理プログラムの実行によって中継処理部35と、サービス内容判別部36と、サービスデータ取得部37とを含むものである。
ペアリング処理部34は、LANインターフェース25及び赤外線通信部26を用いてカラオケ側ペアリング処理を実行する。例えば、赤外線通信部26でリモートコントローラ10の端末ID(識別情報)を含むメッセージ信号をリモートコントローラ10から受信すると、ペアリング処理部34がメッセージ信号の送信元のリモートコントローラ10に対してこのカラオケ側ペアリング処理を実行する。この端末IDはリモートコントローラ10の固有の情報であり、例えば製造番号や、オペレータによって付与された識別符号等である。このメッセージ信号に含まれる端末IDによって、ペアリング処理部34はメッセージ信号の送信元のリモートコントローラ10を識別することが可能になる。
このメッセージ信号は、本カラオケ装置7がリモートコントローラ10からの赤外線信号の届く範囲内に位置する場合に受信される。すなわち、本カラオケ装置7はリモートコントローラ10とカラオケ店舗内の同室に位置する場合にはメッセージ信号を受信することになり、ペアリング処理部34は同室に在るリモートコントローラ10を通信相手としてカラオケ側ペアリング処理を実行することになる。カラオケ側ペアリング処理については、図4を用いて後述する。
このカラオケ側ペアリング処理によって、メッセージ信号を送信したリモートコントローラ10にIPアドレスを通知することができるとともに、リモートコントローラ10のIPアドレスを取得することができると、カラオケ装置7とリモートコントローラ10とが個別に通信を行うことが可能となり、これによってリモートコントローラ10とペアリングが成立する。
ペアリング処理部34は、通知されたIPアドレスをペアリング機器記憶部12aに記憶させる。ペアリング処理部34は、ペアリング機器記憶部12aにIPアドレスが記憶されているリモートコントローラ10とLANインターフェース25を用いて通信を行う。これによって、複数のカラオケ装置7や複数のリモートコントローラ10がLAN4に接続されている本カラオケシステム100のネットワーク環境においても、このうち特定のリモートコントローラ10を通信相手としてペアリングすることによりLAN4を介して個別に通信を行うことが可能となる。
中継処理部35は、ペアリングされているリモートコントローラ10がセンタ1の提供するサービスシステムにログインのための通信を中継する。すなわち、中継処理部35は、リモートコントローラ10から送信されたログインデータをLANインターフェース25で受信した場合には、自機のIPアドレスを付加してセンタ1に対して送信する。これによって、センタ1はカラオケ装置7のIPアドレスを取得することができるとともに、ログインのための通信の通信ルートが中継ルートであることを通知することができる。
このようにカラオケ装置7のIPアドレスが通知されたセンタ1はログインのための通信データを通知されたIPアドレスを用いてカラオケ装置7宛てに送信する。この通信データをLANインターフェース25で受信した場合には、中継処理部35はこの通信データをペアリングされているリモートコントローラ10に対してLAN4及び無線通信網9を介して通信する。
また、中継処理部35は、サービスシステムへのログイン後のリモートコントローラ10とセンタ1との間におけるサービスデータの配信のための通信を中継する。すなわち、ペアリングされているリモートコントローラ10からサービスデータの配信の要求(サービスデータ配信要求)をLANインターフェース25で受信した場合には、中継処理部35は自機のIPアドレスを送信元のIPアドレスとして含めてセンタ1に対して送信する。
このサービスデータ配信要求を受信したセンタ1は、サービスデータの送信元のIPアドレスがログインされている端末のものであればカラオケ装置7宛てにサービスデータを配信する。中継処理部35は、センタ1から配信されたサービスデータをLANインターフェース25で受信した場合には、ペアリングされているリモートコントローラ10に対してLAN4及び無線通信網9を介して送信する処理を実行する。
サービス内容判別部36は、中継処理部35がセンタ1からのサービスデータのダウンロード(配信)を中継する処理を実行するとき(サービスデータを入力してからLANインターフェース25から出力するまでの間)に、中継処理部35からサービスデータが入力され、この入力されたサービスデータの内容が自機を利用する内容であるか(サービスデータに自機向けのサービスデータが含まれているか)を判別する。ここで、サービスデータのサービス内容には、リモートコントローラ10を単独で利用してサービスの提供ができるもの、カラオケ装置7を単独で利用してサービスの提供ができるもの、及びペアリングされているカラオケ装置7とリモートコントローラとが協動してサービスの提供ができるものがある。
リモートコントローラ10を単独で利用して提供できるサービスとしては、リモートコントローラ10での楽曲の演奏や、コンサートや映画等のチケットデータの購入、天気予報の報知等がある。カラオケ装置7を単独で利用して提供できるサービスとしては、カラオケ装置7で演奏するためのプロモーションビデオの提供等がある。また、カラオケ装置7とリモートコントローラ10とが協動して提供できるサービスとしては、テレビゲームの提供等がある。なお、ゲームの提供がサービス内容である場合には、カラオケ装置7でテレビゲームが実行され、リモートコントローラ10でカラオケ装置7のテレビゲームが操作される。
サービス内容の判別方法では、例えば、サービスデータにはカラオケ装置7に向けたデータ部分には識別子が予め含まれており、この識別子がサービスデータにふくまれている場合にはサービス内容判別部36は自機を利用するサービスであると判別する。サービス内容判別部36はサービスデータのサービス内容が自機を利用すると判別した場合には、その旨をサービスデータ取得部37に通知する。
サービスデータ取得部37は、サービス内容判別部36から通知があった場合に、サービスデータから自機向けのデータを抽出して取得する処理を実行する。自機向けのデータを抽出する方法としては、例えば識別子が含まれている部分のデータ(例えば両端に識別子が位置するようなデータ部分)を識別して、この部分を抽出する方法がある。
例えば、サービスデータのサービス内容がゲームの提供である場合には、サービスデータ取得部37は、ゲームを進行するための進行プログラムやこのプログラムの実行に必要な映像・音声データを取得し、取得したプログラムを実行する。この場合には、取得されたデータの残部のサービスデータ、例えばカラオケ装置7で実行されるゲームを操作する操作プログラム等が中継処理部35でリモートコントローラ10に中継される。
また、例えば、サービスデータのサービス内容がプロモーション映像の提供である場合には、サービスデータ取得部37はプロモーション映像を取得して再生する。この場合には、サービス内容がカラオケ装置7を主として利用するものであるため、サービスデータのうちダウンロードをしたことを通知する確認メッセージのみが残部データとなり、リモートコントローラ10にはこの確認メッセージのデータのみが中継される。
図3は、図1で示すリモートコントローラ10のブロック図である。リモートコントローラ10は、カラオケ曲の予約やカラオケ曲のテンポ・キーをコントロールする機能を備えた所謂リモートコントローラとして機能するほか、カラオケ曲の視聴機能、顧客のログイン機能、カメラによる撮影機能等の種々の機能を備えたものである。リモートコントローラ10を制御するCPU101には、内部バスを介してROM102,RAM103,音源104,アンプ105,非接触カードインタフェース106,無線LANインタフェース107,周辺機器コントローラ108が接続されている。
ROM102には、端末側ペアリング処理プログラムや、ログイン処理プログラム、サービスデータ提供要求処理プログラム等のこのリモートコントローラ10の動作を制御する各種プログラムが記憶されている。端末側ペアリング処理プログラムは、本リモートコントローラ10に特定の(通信相手とすべき)カラオケ装置7とペアリングを行うための処理(端末側ペアリング処理)を実行させるプログラムである。また、ログイン処理プログラムは、センタ1の提供するサービスシステムに利用者がログインするための通信を直接乃至はペアリングされているカラオケ装置7を中継した中継ルートで行う処理(ログイン処理)を本リモートコントローラ10に実行させるプログラムである。サービスデータ提供要求プログラムは、センタ1の提供するサービスシステムを利用して、ログインのための通信ルートと同じ通信ルートを用いてセンタ1からサービスデータの配信を受けるための処理(サービスデータ提供要求処理)を本リモートコントローラ10に実行させるプログラムである。
ROM102は、例えばフラッシュメモリ等の書き換え可能なメモリで構成されており、USBインタフェースを介して接続される外部装置によってプログラムの書き換えが行われる。また、ROM102は本発明のID記憶部として機能し、自機の端末IDを記憶している。
RAM103は、CPU101の作業領域として用いられ、ROM102からCPU101によって順次読み出されたプログラムが一時的に記憶される。また、RAM103は、通信相手としてペアリングされたカラオケ装置7のIPアドレスを記憶する領域であるペアリング機器記憶部1031を有している。
音源104は、カラオケ装置7に内蔵されているものよりは簡略なものであるが、カラオケ曲の楽曲データ(楽音トラック,ガイドメロディトラック)に基づいて楽音を発生させることができるものである。アンプ105は音源104で発生された楽音を増幅してステレオスピーカ200に出力する。
非接触カードインタフェース106は、カードリーダ(図略)にセットされた非接触媒体であるIDカードと通信するためのインタフェースである。この非接触カードインタフェース106は、電磁波で非接触カードに電源を供給する機能および無線でIDカードと通信する機能を備えている。無線LANインタフェース107は、本発明の通信部に対応し、アンテナ107aを用いて、無線アクセスポイント8を介してこのリモートコントローラ10をLAN4に接続するためのインタフェースである。
周辺機器コントローラ108には、LCDディスプレイ109、タッチパネル110、カメラ111、ストロボフラッシュ112のほか、赤外線リモコン信号をカラオケ装置7に対して送信する赤外線リモコン送信部113、他の装置と赤外線通信をするためのIrDA(Infrared Data Association)通信部114、USB(Universal Serial Bus)インタフェース115等が接続されている。
赤外線リモコン送信部113は、赤外線信号を発生して装置外部に送信するものである。USBインターフェース115は、この装置にパーソナルコンピュータ等のメンテナンス装置を接続してROM(フラッシュメモリ)102に記憶されているプログラム(ファームウェア)を書き換えるときに使用される。
CPU101は、ROM102に記憶されているプログラムを実行することによって、カラオケ曲予約部1011、カラオケ曲調整部1012、カラオケ曲試聴処理部1013及び撮影機能部1014として機能する。
カラオケ曲予約部1011は、利用者がタッチパネル110等を用いて演奏予約を希望するカラオケ演奏曲を選択する操作を行った場合に、選択されたカラオケ曲をペアリングされているカラオケ装置7に無線LANインターフェース107を用いて通知する。カラオケ曲調整部1012は、利用者がタッチパネル110を用いてカラオケ演奏曲のテンポ・キーをコントロールする操作を行った場合に、このテンポ・キーのコントロール内容をペアリングされているカラオケ装置7に無線LANインターフェース107を用いて通知する。
カラオケ曲試聴処理部1013は、利用者がタッチパネル110を用いて選択したカラオケ曲のデータの一部を視聴用データとしてペアリングされているカラオケ装置7から無線LANインターフェース107を用いてダウンロードする。カラオケ曲試聴処理部1013はダウロードされた視聴用データを音源104に再生させることで、利用者にカラオケ曲を試聴させる。
撮影機能部1014は、カメラ111及びストロボフラッシュ112の動作を制御する機能部であり、利用者がカメラ111を用いて撮影した撮影画像が入力されると、この撮影画像をRAM103に記憶させる。撮影機能部1014は、この撮影画像をRAM103から読み出してペアリングされているカラオケ装置7に無線LANインターフェース107を用いて送信する。カラオケ装置7では、撮影画像を受信するとモニタ23に撮影画像が表示される。
また、CPU101は、ROM102に記憶されているペアリング処理プログラムを実行することでペアリング処理部1015として機能するとともに、ログイン処理プログラムを実行することでログイン処理部1016として機能し、サービスデータ提供要求プログラムを実行することでサービス提供要求処理部1017とサービス内容判別部1018として機能する。
ペアリング処理部1015は、無線LANインターフェース107及び赤外線リモコン送信部113の通信を制御する。ペアリング処理部1015は、端末側ペアリング処理プログラムを実行することで、端末側ペアリング処理を行う。この端末側ペアリング処理では、まず、ペアリング処理部1015はROM102に記憶されている端末IDを含んだメッセージ信号を作成し赤外線リモコン送信部113を用いて装置外部に送信する。
このメッセージ信号を受信するカラオケ装置7が通信相手となり、上述したように本実施形態では通信相手とすべきカラオケ装置7とは、本リモートコントローラ10とカラオケ店舗内の同室に在るカラオケ装置7である。端末側ペアリング処理については詳しくは図4を用いて後述する。端末側ペアリング処理によって、自機のIPアドレスを通信相手とすべきカラオケ装置7に通知することができるとともに、このカラオケ装置7のIPアドレスを通知すると、通信相手とすべきカラオケ装置7と自機との間で双方向通信を行うことが可能となり、ペアリングが成立する。
ペアリング処理部1015は、通知されたカラオケ装置7のIPアドレスをペアリング機器記憶部1031に記憶(登録)させる。これによって、ペアリング処理部1015は、記憶されたカラオケ装置7のIPアドレスを用いてLAN4及び無線通信網9を介した通信を行うことができる。
ログイン処理部1016は、無線LANインターフェース107を用いてログイン処理を実行するものである。ログイン処理では、ログイン処理部1016は、例えば非接触カードインタフェース106を用いてIDカードと通信することで、IDカードに登録されている顧客IDを読み込む等して顧客IDを入力してRAM103に記憶させる。なお、顧客IDはタッチパネル110を用いて入力されてもよい。
そして、ログイン処理部1016はRAM103に記憶されている顧客ID及び例えばタッチパネル110を用いて入力されたパスワード等のログインデータをセンタ1に送信する等のログインのための通信を行う。
ログイン処理部1016は、ペアリングされているカラオケ装置7がある場合には、ログインデータを送信するときにカラオケ装置7がビジー状態であるかどうかを検出する。ログイン処理部1016は、カラオケ装置7がビジー状態でないと検出した場合には、中継ルートで通信を行う。原則的に中継ルートで通信を行う理由は、後述するように中継ルートで通信を行った場合にはその後のサービスデータの配信のための通信も中継ルートで行われるため、多様なサービスを利用者に提供することができるからである。すなわち、リモートコントローラ10のみを利用するサービスだけでなく、カラオケ装置7を単独で利用するサービスやリモートコントローラ10とカラオケ装置7とが協動して提供するサービスを利用者に提供することができるからである。
一方、カラオケ装置7がビジー状態であると検出した場合には、ペアリングされているカラオケ装置7がある場合でも、ログイン処理部1016は直接ルートでログインのための通信を行う。また、ログイン処理部1016はペアリングされているカラオケ装置7がない場合には直接ルートでログインのための通信を行う。これによって、カラオケ装置7がビジー状態であったり、本機とペアリングされていない状態である等の場合でも、ログインデータをセンタ1に送信することができる。このログイン処理については、詳しくは図5を用いて後述する。
ログインのための通信によってログインが正常に終了した場合には、センタ1からサービスカタログが送信され、ログイン処理部1016は受信したサービスカタログをRAM103に記憶させる。このサービスカタログは、リモートコントローラ10がセンタ1から提供を受けることができるサービスのリストである。中継ルートでログインのための通信が行われた場合には、後述するように今後のダウンロードのためのセンタ1及びリモートコントローラ10間の通信も中継ルートでなされる。このため、中継ルートでログイン処理が実行された場合に配信されるサービスカタログのリストには、リモートコントローラ10のみを利用するサービスだけでなく、中継器となるカラオケ装置7とリモートコントローラ10とを利用するサービスも含まれる。このサービスカタログのサービスリストでは、サービス内容がカラオケ装置7を利用するサービスと利用しないサービスとを区別できるようになっており、例えばいずれか一方に識別子が付されている。
また、中継ルートでログインのための通信が行われた場合には、今後のダウンロードのためのセンタ1及びリモートコントローラ10間の通信も直接ルートでなされる。このため、直接ルートでログインのための通信が行われた場合には、サービスカタログのサービスリストには、中継器となるカラオケ装置7とリモートコントローラ10とを利用するサービスは含まれず、リモートコントローラ10のみを利用して提供するサービスのみが含まれる。
サービス提供要求処理部1017は、無線LANインターフェース107を用いてサービスデータ提供要求処理を実行する機能部である。サービスデータ提供要求処理では、サービス提供要求処理部1017は、ログイン処理部1016がログインのための通信を直接ルートによって行った場合には、同じ直接ルートでサービス配信サーバとサービスデータの配信を受けるための通信を行う。このように同じ直接ルートで通信が行われる理由は、直接ルートでログイン処理が実行された場合には、ログイン処理時にセンタ1に通知された端末装置がリモートコントローラ10であってカラオケ装置7ではないから、中継ルートで通信を行うことはできないからである。
一方、サービス提供要求処理部1017は、ログイン処理部1016がログインのための通信を中継ルートによって行った場合には、同じ中継ルートでサービス配信サーバとサービスデータの配信を受けるための通信を行う。このように同じ中継ルートで通信が行われる理由は、ログイン処理時にセンタ1に通知された端末装置がカラオケ装置7であってリモートコントローラ10ではないからである。上記のように中継ルートで通信を行うときに、サービス提供要求処理部1017はペアリングされているカラオケ装置7がビジー状態であるかどうかを検出する。サービス提供要求処理部1017は、カラオケ装置7がビジー状態であると検出しなかった場合には中継ルートでセンタ1に対してサービスデータの配信を受けるための通信データを送信する。これに対して、カラオケ装置7がビジー状態であると検出した場合には、サービス提供要求処理部1017は、カラオケ装置7のリソースに通信を中継できるだけの空きがない状態であるため、サービスデータの提供のための通信を行わずに待機する。
サービス提供要求処理部1017は、この待機状態であるときに、サービス内容判別部1018に配信を要求するサービスデータのサービス内容がカラオケ装置7を利用するものであるかを判別させる。サービス提供要求処理部1017は、サービス内容がカラオケ装置7を利用するものであるとサービス内容判別部1018から通知された場合には、サービスデータのダウンロードの通信をカラオケ装置7を経由させる必要がないため、ログイン処理部1016に直接ルートでログインをし直すための通信をセンタ1と行うように指示する。直接ルートでログインをし直すと、直接ルートでセンタ1と通信を行うことができるようになる。
サービス提供要求処理部1017は、ログイン処理部1016がログインをし直すと、ログイン処理部1016からこの旨が通知され、待機状態を解除して直接ルートでセンタ1とサービスデータの提供を受けるための通信を行う。これによって、ログイン処理部1016がビジー状態であっても、センタ1に対してサービスデータの配信を受けるための通信を実行することができる。
また、サービス提供要求処理部1017は、サービス内容がカラオケ装置7を利用しないものであるとサービス内容判別部1018から通知された場合には、例えば所定時間間隔が経過した後に中継ルートでの通信を再度実行する。
サービス内容判別部1018は、サービス提供要求処理部1017からの指示があった場合に、配信を要求するサービスデータのサービス内容がカラオケ装置7を利用するものであるかを判別する。この判別方法としては、例えば、サービス内容判別部1018はRAM103に記憶されているサービスリストの識別子を参照し、この識別子が付されているサービスデータの配信を要求する場合にはカラオケ装置7を利用するサービス内容であると判別する。サービス内容判別部1018は判別結果をサービス提供要求処理部1017に通知する。
図4は、図2で示すカラオケ装置7及び図3で示すリモートコントローラ10の実行するペアリング処理を示すフローチャートである。本処理において、カラオケ装置7側で実行されるペアリング処理がカラオケ側ペアリング処理であり、リモートコントローラ10側で実行されるペアリング処理が端末側ペアリング処理である。本処理では、複数台のうちメッセージ信号を受信する1台のカラオケ装置7のカラオケ側ペアリング処理と、複数台のうちメッセージ信号を送信する1台のリモートコントローラ10の端末側ペアリング処理とを説明する。
まず、利用者からの指示を受けて、ペアリング処理部1015は自機の端末IDを含む赤外線信号を装置外部に送信する(S1)。具体的には、この赤外線信号送信の指示は、例えばカラオケ店舗の係員がリモートコントローラ10をカラオケ装置7の配置された個室に持ち込んで、タッチパネル110上のキーを押下することによって受け付けられる。この指示はペアリング処理部1015に入力され、ペアリング処理部1015はこの指示が入力されたとき、自機の端末IDをROM102から読み出してこの端末IDを含めた赤外線信号をメッセージ信号として送信する。
この赤外線信号はリモートコントローラ10と同室に配置されるカラオケ装置7には届くが別室に配置されるカラオケ装置7には届かない。このため、リモートコントローラ10と同室に配置されているカラオケ装置7が赤外線通信部26でメッセージ信号を受信する(S2)。これによって、リモートコントローラ10と同室に配置されているカラオケ装置7に対して、ペアリングすべき通信相手としてメッセージ信号を送信することが可能となる。
ペアリング処理部34は赤外線通信部26でメッセージ信号を受信すると、メッセージ信号に含まれる端末IDを含んだ確認メッセージを作成する(S3)。具体的には、ペアリング処理部34は自機の端末IDをHDD11から読み出して、この読み出した端末IDとメッセージ信号に含まれる端末IDを含んだ確認メッセージを作成する。ペアリング処理部34は確認メッセージにIPヘッダ等のヘッダを付加して、LANインターフェース25を用いて確認メッセージをブロードキャストで送信する(S4)。
リモートコントローラ10では、LANインターフェース25が確認メッセージを受信し(S5)、ペアリング処理部1015が受信した確認メッセージが自機宛のものであるかを判断する(S6)。具体的には、ペアリング処理部1015は確認メッセージに自機の端末IDが含まれるかどうかを判断し、含まれる場合には自機宛の確認メッセージであると判断する。確認メッセージが自機宛であると判断しなかった場合には(S6でNO)、ペアリング処理部34は確認メッセージを破棄し(S27)、この後に本処理をステップS6に戻す。
一方、確認メッセージを自機宛であると判断した場合には(S6でYES)、ペアリング処理部1015は確認メッセージのIPヘッダに含まれる送信元のIPアドレスを取得し、取得したIPアドレスをペアリング機器記憶部1031に記憶させる(S8)。これによって、リモートコントローラ10側からのカラオケ装置7に対するペアリングは成立し、ペアリング処理部34はこの登録されたカラオケ装置7とLAN4及び無線通信網9を介して通信を行うことになる。
この後、ペアリング処理部1015は確認メッセージを作成して(S9)、IPヘッダ等のヘッダを付加して、無線通信網9及びLAN4を介して送信する(S10)。このIPヘッダには、宛先IPアドレスとしてペアリング機器記憶部1031に記憶されているIPアドレスが含まれているとともに、送信元のIPアドレスが含まれている。
カラオケ装置7では、LANインターフェース25が確認メッセージをリモートコントローラ10から受信し(S11)、ペアリング処理部34が受信した確認メッセージに付加されたIPヘッダを参照し、このIPヘッダに含まれる送信元IPアドレスを取得する。ペアリング処理部34は取得した送信元IPアドレスをペアリング機器記憶部12aに記憶(登録)させ(S12)、これによって、ステップS1でメッセージ信号を送信したリモートコントローラ10との間のペアリングが成立する。この後、ペアリング処理部34は本処理を終了させる。
なお、1台のカラオケ装置7について複数台のリモートコントローラ10がペアリングされる場合には、図4に示すようなペアリング処理が1台のカラオケ装置7について複数回実行されることになる。
以下、図5を用いてログイン処理の一例を説明する。図5は図2で示すカラオケ装置7及び図3で示すリモートコントローラ10の実行するログイン処理を含む処理を示すフローチャートである。本処理は、例えばIDカードがカードリーダに載置される等して、顧客IDがリモートコントローラ10に入力された場合に実行される。
まず、ログイン処理部1016は、本リモートコントローラ10とペアリングされているカラオケ装置7があるかどうかを判断する(S21)。この判断はペアリング機器記憶部1031にIPアドレスが登録されているかどうかで行われる。ペアリングされているカラオケ装置7がないと判断する場合には(S21でNO)、ログイン処理部1016は直接ルートでセンタ1にログインデータを送信する(S22)。その後、センタ1で後述のステップS26が実行される。
ペアリングされているカラオケ装置7があると判断する場合には(S21でYES)、ログイン処理部1016は、ペアリングされているカラオケ装置7がビジー状態であるかどうかを判断する(S23)。この判断は、ログイン処理部1016がカラオケ装置7にアクセスし、カラオケ装置7からビジー状態であるとの応答があった場合や、アクセス後の所定時間以内に応答が無い場合になされる。ペアリングされているカラオケ装置7がビジー状態であると判断した場合には(S23でYES)、ログイン処理部1016はステップS22を実行して直接ルートでログインデータを送信する。
一方、ペアリングされているカラオケ装置7がビジー状態でないと判断した場合には(S23でNO)、ログイン処理部1016はペアリングされているカラオケ装置7を経由する中継ルートでログインデータを送信する(S24)。ペアリングされているカラオケ装置7ではログインデータをリモートコントローラ10から受信すると、中継処理部35はログインデータを中継してセンタ1に送信する(S25)。このログインデータを中継するときに、中継処理部35はログインデータのIPヘッダに自機のIPアドレスを送信元のIPアドレスとして含める。
センタ1は、ログインデータを受信するとログイン確認処理を実行する(S26)。ログイン確認処理では、センタ1は受信したログインデータに含まれる顧客ID及びパスワードを自己の記憶する会員情報データベースと参照させる。ここで会員情報データベースとは、センタ1の提供するサービスシステムの会員である利用者の顧客IDとパスワードとが対応付けて記憶されているデータベースである。ログインデータに含まれる顧客IDとパスワードとが会員情報データベースに記憶されている利用者の顧客IDとパスワードと一致する場合には、センタ1はサービスを提供可能な端末としてログインデータの送信元のIPアドレスを登録する。センタ1は、この登録によってログインが正常終了したとして、これを通知するための通知メッセージを作成する。ここで登録されるIPアドレスは、中継ルートでログインデータが送信された場合にはカラオケ装置7のIPアドレスであり、直接ルートでログインデータが送信された場合にはリモートコントローラ10のIPアドレスである。
顧客IDとパスワードとが会員情報データベースにおける情報と不一致である場合には、ログインデータを破棄してログインが正常終了しなかったとして、これを通知するための通知メッセージを作成する。
そして、中継ルートでログインデータを受信した場合には(S27でYES)、センタ1は、通知メッセージを中継ルートでリモートコントローラ10に送信する(S28)。ここで、送信する通知メッセージは、上述したようにログインが正常終了した場合にはこの正常終了を通知するものであり、正常終了しなかった場合にはこのログインができなかったことを通知するものである。また、ログインが正常終了した場合には、通知メッセージとともにサービスカタログが送信される。
リモートコントローラ10から通知メッセージやサービスカタログを受信したカラオケ装置7は、受信したデータをペアリングされているリモートコントローラ10に対して中継する(S29)。その後、ログインデータを送信したリモートコントローラ10では後述のステップS31が実行される。
カラオケ装置7経由でログインデータを受信しなかった、すなわち直接ログインデータを受信した場合には(S27でNO)、通知メッセージをリモートコントローラ10に直接ルートで送信する(S30)。ここで送信される通知メッセージはステップS28と同様である。また本ステップでも、通知メッセージとともにサービスカタログが送信される。
ステップS31では、リモートコントローラ10において、無線LANインターフェース107がセンタ1からのメッセージやサービスカタログを受信する。この後、ログイン処理部1016には無線LANインターフェース107から受信データが入力される。ログイン処理部1016は受信したメッセージ内容、すなわちログインが正常終了したこと乃至はログインできなかったことをLCDディスプレイ109に表示する(S32)。そして、サービスカタログを受信した場合には、ログイン処理部1016はこのサービスカタログをRAM103に記憶させ、これとともにサービスカタログのサービスリストをLCDディスプレイ109に表示する。この後に、ログイン処理部1016は、中継ルートでログインのための通信を行った場合には、通信ルートを記録するためのフラグをRAM103における所定領域に記憶して、この後に本処理を終了させる。
上記処理によって、カラオケ装置7がビジー状態でない場合には、リモートコントローラ10はカラオケ装置7経由でログインを行って、リモートコントローラ10だけを利用したサービスのみならず後述のサービス提供処理によってリモートコントローラ10とカラオケ装置7の双方を利用したサービスの提供を受けることができるようになる。また、カラオケ装置7がカラオケ楽曲の演奏処理等を実行中であってビジー状態である場合にも、リモートコントローラ10が直接にログインを行うことができる。
以下に、図6及び図7を用いてサービス提供処理を説明する。図6及び図7は、図2で示すカラオケ装置及び図3で示すリモートコントローラの実行するサービス提供処理を含む処理を示すフローチャート(その1及びその2)である。本処理は、上述のステップS31でログインの正常終了を示す通知メッセージを受信した場合に、ログイン処理の実行後に実行される。
まず、サービス提供要求処理部1017は利用者からのサービス提供要求を受け付けたかどうかを判断する(S41)。ここでサービス提供要求の受け付けは、利用者がLCDディスプレイ109に表示されたサービスカタログを用いてタッチパネル110を操作すること等によって行われる。受け付けられた要求はサービス提供要求処理部1017に入力され、この入力の有無によってステップS41の判断が行われる。利用者からのサービス提供要求の受け付けがあったと判断しなかった場合には(S41でNO)、サービス提供要求処理部1017は後述のステップS63を実行する。
利用者からのサービス提供要求の受け付けがあったと判断した場合には(S41でYES)、サービス提供要求処理部1017は上述のログイン処理における通信ルートが直接ルートであったかどうかを判断する(S42)。この判断は、例えばRAM103の所定の記憶領域に通信ルートを記録するためのフラグが記憶されているかどうかで行う。ログイン処理における通信ルートが直接ルートであったと判断した場合には(S42でYES)、サービス提供要求処理部1017は直接ルートでセンタ1にサービス提供要求を送信する(S43)。このサービス提供要求を受信したセンタ1は後述のステップS51を実行する。
通信ルートが直接ルートでない(中継ルートである)と判断した場合には(S42でNO)、サービス提供要求処理部1017はカラオケ装置7がビジー状態であるかどうかを判断する(S44)。この判断方法は上述のステップS3と同様である。カラオケ装置7がビジー状態であると判断しなかった場合には(S44でNO)、サービス提供要求処理部1017は中継ルートでサービス提供要求を送信する(S45)。カラオケ装置7では、ペアリング処理部34でこのサービス提供要求を受信すると、中継処理部35が自機のIPアドレスをサービス提供要求のヘッダの送信元のIPアドレスとして含めて、センタ1に中継する(S46)。センタ1はサービス提供要求を受信すると後述のステップS51を実行する。
カラオケ装置7がビジー状態であると判断した場合には(S44でYES)、サービス提供要求で要求するサービス内容がカラオケ装置7を要するものであるかどうかを判断する(S47)。サービス内容がカラオケ装置7を要するものであると判断した場合には(S47でYES)、サービス提供要求処理部1017は所定時間間隔だけ待機して(S48)、本処理をステップS44に戻す。
サービス内容がカラオケ装置7を要しないものであると判断した場合には(S47でNO)、サービス提供要求処理部1017はログイン処理部1016に直接ルートでログイン処理を実行させる(S49)。本ステップでは、上述のステップS22,S26,S27,S30,S31が実行される。ステップS29,S32,S49の実行によって、中継ルートでログインが行われた状態であったのが、中継ルートに加えて直接ルートでログインが行われた状態にされる。これによって、センタ1にはカラオケ装置7のIPアドレスに加えてリモートコントローラ10のIPアドレスが登録され、直接ルートでのサービスデータの配信のための通信を行うことが可能になる。
このようにして、利用者がログイン処理の実行開始のためにログインの操作を一度行うだけで、カラオケ装置7がサービス提供要求を中継できない状態である場合にサービス提供要求の内容に応じて自動的に通信ルートが追加され、追加された通信ルートが優先適用される。これによって、カラオケ装置7がサービス提供要求を中継できない状態であってもリモートコントローラ10はセンタ1からサービスの提供を受けることができる。
この後、サービス提供要求処理部1017はログインルートの追加を記録するためにRAM103の所定領域に直接ルートの優先適用を記録するためのフラグを立てる(S50)。このフラグが立てられている場合には、中継ルートに優先して直接ルートで通信が行われる。
その後、サービス提供要求処理部1017は本処理をステップS42に戻す。ここで、ステップS42ではステップS50で立てられたフラグによってログインのための通信の通信ルートが直接ルートであると判断され(S42でYES)、直接ルートでサービス提供要求が送信されることになる(S43)。
ステップS51では、サービス提供要求を受信したセンタ1はサービス提供確認処理を実行する。サービス提供確認処理では、センタ1はサービスデータ提供要求の送信元のIPアドレスがサービスを提供可能な端末のものとして登録されているIPアドレスであるかを判断する。センタ1は登録しているIPアドレスでない場合には応答せず、登録しているIPアドレスである場合には、受信したサービス提供要求に応答するサービスデータを読み出す。このサービスデータの読み出しは、センタ1におけるサービスデータの記憶領域から行われても、サービスデータを記憶する他のサーバ(図略)から行われてもよい。
そして、直接ルートでサービス提供要求を受信した場合には(S52でYES)、センタ1が直接ルートでリモートコントローラ10にサービスデータを配信する(S53)。無線LANインターフェース107がこのサービスデータを受信すると(S54)、サービス提供要求処理部1017は後述のステップS60を実行する。
直接ルートでサービス提供要求を受信しなかった場合には(S52でNO)、センタ1が中継ルートでリモートコントローラ10にサービスデータを配信する(S55)。カラオケ装置7では、LANインターフェース25でサービスデータを受信すると、サービス内容判別部36がこのサービスデータに自機向けのデータが含まれるかどうかを判断する(S56)。サービスデータが自機向けのデータが含まれないとサービス内容判別部36が判断した場合には(S56でNO)、中継処理部35はサービスデータをリモートコントローラ10に中継する(S57)。リモートコントローラ10では、上述のステップS55によってサービスデータが受信されると、後述のステップS60が実行される。
サービスデータが自機に提供されるものであるとサービス内容判別部36が判断した場合には(S56でYES)、サービスデータ取得部37はサービス取得処理を実行する(S58)。サービス取得処理では、サービスデータ取得部37がサービスデータのうち自機向けのサービスデータを抽出してRAM12に記憶させる。そして、サービスデータ取得部37はサービスを利用者に提供するための所定の処理を実行する。例えば、サービス提供要求がテレビタレント等のプロモーション映像の画像・音声データのダウンロードであれば、カラオケ装置7は音声データを再生してスピーカ18から音声を放音させるとともに、画像データを再生してLCDディスプレイ109に映像を表示させる。またサービス提供要求がゲームの提供であれば、ダウンロードしたゲーム進行プログラムの実行をおこなってテレビゲームをモニタ23に表示する。
この後、中継処理部35はデータ取得を通知するための通知メッセージを作成してリモートコントローラ10に対して送信する(S59)。ここで、中継処理部35は、ステップS58でデータが取得された後の残部データにリモートコントローラ10向けのデータが含まれている場合には、通知メッセージとともに残部データを送信する。残部データは、例えば、サービス提供要求がゲームプログラムのダウンロード要求であれば、このゲームのキャラクターを操作する等のリモートコントローラ10を用いてゲームを進行させるためのゲーム操作プログラム等である。リモートコントローラ10では、ステップS55によって無線LANインターフェース107でこのデータを受信すると、サービス提供要求処理部1017はダウンロードデータ処理を行う(S60)。
ダウンロードデータ処理では、受信したデータを用いて利用者にサービスを提供するための処理が実行される。具体的には、サービス提供要求がカラオケ装置7へのテレビタレント等のプロモーション映像の提供等である場合には、この映像データの受信の通知をステップS54で受信したので、サービス提供要求処理部1017は通知内容をLCDディスプレイ101に表示する。また、サービス提供要求がリモートコントローラ10への楽曲の提供等である場合には、楽曲の楽曲データをステップS54で受信したので、サービス提供要求処理部1017は楽曲の楽曲データを音源104及びアンプ105で処理してスピーカ200に入力する。また、サービス提供要求がゲームの提供である場合には、カラオケ装置7から受信したゲーム操作プログラムを実行することで、利用者がタッチパネル110を用いてゲームの操作を行うことができる状態にする。
サービス提供要求処理部1017はRAM103を参照してステップS50の実行によって直接ルートの優先適用を記録するためのフラグが立てられているかどうかを判断する(S61)。フラグが立てられていないと判断する場合には(S61でNO)、サービス提供要求処理部1017は後述のステップS63をログイン処理部1016に実行させる。フラグが立てられていると判断する場合には(S61でYES)、ログイン処理部1016が直接ルートでのログアウト処理を実行する(S62)。ここで、ステップS62での処理は、ログイン処理部1016が直接ルートでログアウトデータを送信し、センタ1ではログアウトデータの送信元のIPアドレスの登録を解除する。そして、ログイン処理部1016はステップS50で立てられたフラグをRAM103から削除する。これによって、センタ1とリモートコントローラ10とは、直接ルートで通信を行うことができなくなり、中継ルートで通信が行われる。
このステップS62,S63によって、上述のステップS47,S29〜S50で直接ルートでの通信が優先的に行われるようになっている状態である場合に、利用者がこの設定を解除するための操作をしなくても、再度中継ルートで通信を行う設定に復帰させることができる。これによって、直接ルートでの通信ルートの優先的な適用を一時的なもの(今回のサービス提供要求だけのもの)とすることができ、中継ルートでの通信ルートに復帰することができる。
この後、サービス提供要求処理部1017はタッチパネル110で利用者からログオフの操作を受け付けたかどうかを判断する(S63)。ログオフの操作を受け付けたと判断しなかった場合には(S63でNO)、サービス提供要求処理部1017は本処理をステップS41に戻す。ログオフの操作を受け付けたと判断した場合には(S63でYES)、サービス提供要求処理部1017は、ログイン処理部1016にログオフのための通信を実行させる(S64)。このログオフのための通信では、ログイン処理部1016はログオフのデータを直接ルート乃至は中継ルートによって送信し、センタ1ではログオフのデータの送信元のIPアドレスをサービスデータの提供可能な端末のIPアドレスの登録から削除する。この後、ログイン処理部1016は本処理を終了させる。
上記構成によって、本カラオケシステム100では、カラオケ装置7を介した中継ルートでログインのための通信が行われると、この後の通信は原則的に中継ルートでの通信が行われるため、これによって、カラオケ装置7とリモートコントローラ10とが協働して提供するサービスを利用者に提供することができ、多様なサービスを利用者に提供することができる。また、カラオケ装置7が通信を中継することができない状態である場合には、直接ルートでログインのための通信が行われ、この後のセンタ1とリモートコントローラ10との間の通信は直接ルートで行われるため、カラオケ装置7の状態にかかわらずセンタ1とリモートコントローラ10との間で通信を行うことができる。
本実施形態は、以下の変形例を採用することができる。
(1)本実施形態では、LAN4、複数台の無線アクセスポイント
8及び無線通信網9でネットワークが構成されているが、これに限定されず、各カラオケ装置7と各リモートコントローラ10とが通信を行うことができるネットワーク環境であればよい。例えば、リモートコントローラ10をLAN4に直接接続して、無線アクセスポイント8及び無線通信網9を備えない構成であってもよい。また、カラオケ装置7とリモートコントローラ10との間を無線通信網9で直接接続して、LAN4を備えない構成であってもよい。
(2)また、本実施形態では、センタ1とLAN4とがインターネット2を介して接続されているが、これに限定されず、センタ1とカラオケ装置7とが通信可能に接続されるとともに、センタ1とリモートコントローラ10との間が通信可能に接続されていてればよい。例えば、インターネット2の代わりに他の広域ネットワークを介してセンタ1とリモートコントローラ10との間や、センタ1とカラオケ装置7との間が接続されていてもよく、LANで接続されていてもよい。
(3)本実施形態では、本発明がカラオケシステム100に適用されているが、これに限定されず、ネットワークに子機端末装置と親機端末装置とがネットワークに接続されており、このネットワークを介して子機端末装置、親機端末装置及びセンタ装置の間で相互に通信を行うことができるネットワーク通信システムであれば他のシステムにも適用することができる。
カラオケ店舗の機器配置を説明する図である。 図1に示すカラオケ装置のブロック図である。 図1で示すリモートコントローラのブロック図である。 図2で示すカラオケ装置及び図3で示すリモートコントローラの実行するペアリング処理を示すフローチャートである。 図2で示すカラオケ装置及び図3で示すリモートコントローラの実行するログイン処理を含む処理を示すフローチャートである。 図2で示すカラオケ装置及び図3で示すリモートコントローラの実行するサービス提供処理を含む処理を示すフローチャート(その1)である。 図2で示すカラオケ装置及び図3で示すリモートコントローラの実行するサービス提供処理を含む処理を示すフローチャート(その2)である。
符号の説明
1−センタ(センタ装置、サービスデータ配信サーバ) 7−カラオケ装置(親機端末装置) 10−リモートコントローラ(子機端末装置) 12a−ペアリング機器記憶部(アドレス登録部、記憶部) 25−LANインターフェース(通信部) 35−中継処理部 36−サービス内容判別部 37−サービスデータ取得部 100−カラオケシステム(ネットワーク通信システム) 107−LANインターフェース(通信部) 1016−ログイン処理部 1017−サービス提供要求処理部 1018−サービス内容判別部 1031−ペアリング機器記憶部(アドレス登録部、記憶部)

Claims (5)

  1. サービスデータを配信するサービス配信サーバとの通信機能を有するカラオケ装置を操作するためのリモートコントローラであって、
    ネットワークを介して前記サービス配信サーバとログインのための通信を行う通信部と、
    通信相手である前記カラオケ装置のネットワーク上のアドレスを登録するためのアドレス登録部と、
    前記アドレス登録部にアドレスが登録されている場合には、前記通信部を用いて、このアドレスが登録されている前記カラオケ装置の中継によって前記ログインのための通信を前記サービス配信サーバとの間で行い、
    前記アドレス登録部によってアドレスが登録されていない場合には、前記通信部を用いて、前記カラオケ装置を中継せずに直接前記ログインのための通信を前記サービス配信サーバとの間で行うログイン処理部と、
    を備え
    前記ログイン処理部は、
    ログインのための通信を行うときに、前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であるかどうかを検出し、ビジー状態であると検出する場合には、前記アドレス登録部によってアドレスが登録されている場合でも直接前記ログインのための通信を行うことを特徴とするリモートコントローラ。
  2. 前記通信部を用いてサービスデータの配信を受けるための通信を行うサービス提供要求処理部を更に備え、
    このサービス提供要求処理部は、
    前記ログイン処理部がログインのための通信を前記カラオケ装置の中継によって行った場合には、前記カラオケ装置の中継によって前記サービス配信サーバとサービスデータの配信を受けるための通信を行い、
    前記ログイン処理部がログインのための通信をカラオケ装置の中継によらず行った場合には、前記カラオケ装置の中継によらず前記サービス配信サーバとサービスデータの配信を受けるための通信を行うことを特徴とする請求項に記載のリモートコントローラ。
  3. 前記通信部を用いてサービスデータの配信を受けるための通信を行うサービス提供要求処理部を更に備え、
    前記サービス提供要求処理部は、
    前記ログイン処理部がログインのための通信を前記カラオケ装置の中継によって行った場合に、サービスデータの配信を受けるための通信を行うときに、前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であるかどうかを検出し、
    前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であると検出しなかった場合には、サービスデータの配信を受けるための通信を前記カラオケ装置の中継によって前記サービス配信サーバと行い、
    前記カラオケ装置がビジー(busy)状態であると検出した場合には、サービスデータの提供のための通信を行わずに待機することを特徴とする請求項に記載のリモートコントローラ。
  4. 前記サービス配信サーバから配信を受けるサービスデータのサービス内容が前記カラオケ装置を利用しない内容であるか判別するサービス内容判別部を更に備え、
    前記ログイン処理部は、
    前記サービス提供要求処理部が待機状態であるときに、前記サービス内容判別部によって、前記カラオケ装置を利用しないサービス内容であると判別された場合には、ログインをし直すための通信を直接前記サービス配信サーバと行い、
    前記サービス提供要求処理部は、
    前記ログイン処理部がログインをし直すと、待機状態を解除して直接前記サービス配信サーバとサービスデータの提供を受けるための通信を行うことを特徴とする請求項に記載のリモートコントローラ。
  5. サービスデータを配信する前記サービス配信サーバとの通信機能を有するカラオケ装置であって、
    請求項2〜4の何れかに記載のリモートコントローラのネットワーク上におけるアドレスを登録するためのアドレス登録部と、
    前記アドレス登録部によってアドレスが登録されている前記リモートコントローラと前記サービス配信サーバとの間の前記ログインのための通信及び前記サービスデータの提供を受けるための通信を中継する中継処理部と、
    前記中継処理部が前記サービス配信サーバからのサービスデータの配信を中継するときに、前記サービス配信サーバから配信を受けるサービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用する内容であるか判別するサービス内容判別部と、
    サービスデータのサービス内容がカラオケ装置を利用する内容であると前記サービス内容判別部が判別する場合に、配信されたサービスデータのうち自機向けのデータを取得するサービスデータ取得部と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
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