JP4941533B2 - 情報閲覧システム、情報閲覧方法、情報閲覧端末 - Google Patents

情報閲覧システム、情報閲覧方法、情報閲覧端末 Download PDF

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Description

本発明は、例えばカラオケ装置等の情報処理装置と共に使用され、Webブラウザ機能を備えた情報閲覧端末に関する。
カラオケサービスを提供するカラオケ施設には、カラオケ楽曲や広告コンテンツを再生するカラオケ装置と共に使用されるリモコン端末の「電子早見本」といわれる楽曲検索端末が用意されていることが多い。近年、このような楽曲検索端末にWebブラウザ機能が実装され、与えられたURL(Uniform Resource Locator)で示されるWebページをインターネット経由で取得してユーザに提示することができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−287778
楽曲検索端末にWebブラウザ機能が実装されることにより、楽曲検索端末向けの閲覧コンテンツを作成することは容易になった。しかしながら、楽曲検索端末と共に利用されるカラオケ装置において現在再生中のカラオケ楽曲や広告等のコンテンツの内容と、楽曲検索端末向けに提供される閲覧コンテンツの内容とを同期させることはできなかった。このため、カラオケ装置で再生中の広告コンテンツ等をユーザが見て、そのなかでユーザが気になった情報の詳細が載ったインターネット上の閲覧コンテンツを楽曲検索端末で即座に取得して提示することが難しかった。
また、このような課題は、カラオケサービスの分野に限らず、例えば、表示パネルとWebブラウザ機能を備えたプリンタ等の周辺機器(カラオケの楽曲検索端末に相当)と、この周辺機器と共に利用されるパソコン等の情報処理装置(カラオケのカラオケ装置に相当)からなる情報処理システムについても当てはまる。例えば、プリンタがインターネット経由でWebサーバから取得する閲覧コンテンツ(例えば、マニュアル等)の内容と、情報処理装置の動作状況を同期させることはできなかった。このため、情報処理装置で稼働中のアプリケーションの処理状況に応じたインターネット上の閲覧コンテンツを周辺機器で即座に取得して提示することが難しかった。
本発明は、上記課題を解決するためになされており、情報処理装置と、この情報処理装置と共に使用される情報閲覧端末とからなる情報閲覧システムにおいて、情報処理装置の動作状況に応じた閲覧コンテンツを情報閲覧端末で簡単に閲覧可能にするための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の情報閲覧システムは、情報処理装置と、この情報処理装置と共に使用され、インターネットへ接続可能な情報閲覧端末と、インターネットに接続され、情報閲覧端末へWebページを提供するWebサーバとを備えるものであって、各装置は次のような特徴を有する。
情報閲覧端末は、Webページを閲覧するためのWebブラウザ手段と、閲覧ユーザの識別情報を記憶するユーザ記憶手段と、情報処理装置の動作状況に対応したWebページをWebブラウザ手段に表示させる指示を、ユーザからのワンタッチ操作で入力可能な入力手段と、要求手段と、リンク情報取得手段とを備える。このうち、要求手段は、ユーザによって入力手段が操作された場合、ユーザ記憶手段に記憶されている閲覧要求ユーザの識別情報を含む動作状況取得要求を情報処理装置へ送信する。また、リンク情報取得手段は、要求手段による動作状況取得要求の送信に応じて情報処理装置から返信されるリンク情報を取得する。
そして、Webブラウザ手段は、リンク情報取得手段により取得したリンク情報に含まれる接続先情報で示されるWebサーバにアクセスすると共に、リンク情報に含まれるユーザ情報と情報処理装置情報とをそのWebサーバへ通知し、その結果、当該Webサーバから送信されてきた第1のWebページを表示部に表示する。
情報処理装置は、自情報処理装置で実行する特定の処理の動作状況に対応するWebページを提供するWebサーバへの接続先情報を記憶する接続先記憶手段と、リンク情報生成手段と、リンク情報送信手段とを備える。このうち、リンク情報生成手段は、情報閲覧端末から動作状況取得要求を受信した場合、そのときに自情報処理装置で実行している特定の処理の動作状況に該当する接続先情報を接続先記憶手段から取得する。そして、情報閲覧端末に第1のWebページを表示させるための情報であって、取得した接続先情報と、当該閲覧要求ユーザに関する所定のユーザ情報と、自情報処理装置に関する所定の情報処理装置情報とを含むリンク情報を生成する。リンク情報送信手段は、リンク情報生成手段によって作成したリンク情報を要求元の情報閲覧端末へ送信する。
Webサーバは、情報閲覧端末から通知されたユーザ情報又は情報処理装置情報の少なくとも何れかの情報に対応した内容の第1のWebページを生成するWebページ生成手段と、Webページ生成手段により生成した第1のWebページを要求元の情報閲覧端末へ送信するWebページ送信手段とを備える。
このように構成された情報閲覧システムによれば、情報閲覧端末に備えられた入力手段をワンタッチ操作するだけで、その時点での情報処理装置の動作状況に同期した内容のWebページを簡単に閲覧できる。
例えば、カラオケシステムの例を挙げると、電子早見本(情報閲覧端末に相当)からワンタッチ操作された時点で、カラオケ装置(情報処理装置に相当)がカラオケ楽曲を再生中であれば、その再生中楽曲の情報を提供するWebサイトへ接続するための接続先情報を電子早見本に通知することが考えられる。あるいは、カラオケ装置が広告コンテンツを再生中であれば、その広告提供企業が運営するWebサイトへ接続するための接続先情報を電子早見本に通知するといった具合である。
さらに、情報処理装置が情報閲覧端末へ送信するリンク情報には、接続先情報に加え、閲覧ユーザに関する情報や、情報処理装置に関する情報が含まれている。ユーザ情報としては、単に閲覧ユーザの識別情報だけであってもよいし、より詳細なプロフィール(年齢、性別、趣味、所属グループ等)を含むものであってもよい。なお、ユーザのプロフィール等の情報は、例えば、情報閲覧システムに予めユーザ登録されているユーザが、当該情報閲覧システムの利用を開始するためにログインしたときに、情報処理装置がそのユーザのプロフィールを認証用サーバから取得することが考えられる。あるいは、ユーザごとに予めプロフィールを情報処理装置に登録しておいてもよい。また、情報処理装置情報としては、単に情報処理装置の識別情報だけであってもよいし、その時の情報処理装置の動作状況(再生中のコンテンツ名称・番号や動作中のアプリケーション名等)や、情報処理装置のロケーション(店舗の位置・名称等)等の情報を含むものであってもよい。
情報処理装置の動作状況に対応する接続先のWebサーバに、これらのユーザ情報や情報処理装置情報を通知することで、Webサーバにおいてこれらの情報を反映し、よりユーザ向けにカスタマイズされた内容のWebページを作成できる。また、Webサーバにおいて、閲覧者の情報や閲覧回数、場所(店舗)等の集計を行うことができ、広告提供企業に対して広告コンテンツの宣伝効果を開示できるといったメリットもある。
つぎに、請求項2に記載の情報閲覧システムは次のような特徴を有する。情報処理装置では、接続先記憶手段は、特定の処理の動作状況に対応するWebページの取得先のホスト名を少なくとも含む情報を接続先情報として記憶しており、リンク情報生成手段は、取得先情報のホスト名を含むURLと、このURLに付加するためのURLパラメータの値であるユーザ情報及び情報処理装置情報とを含むリンク情報を生成する。一方、情報閲覧端末では、Webブラウザ手段は、取得したリンク情報に含まれるURLで示されるWebサーバへアクセスすると共に、ユーザ情報と情報処理装置情報とをURLパラメータとしてWebサーバへ渡し、第1のWebページを取得する。
このように構成することで、情報処理装置で作成されたURLとURLパラメータとに基づき、情報閲覧端末において情報処理装置の動作状況に同期した内容のWebページを取得できる。
あるいは、請求項3の記載のように構成してもよい。すなわち、情報処理装置では、接続先記憶手段は、特定の処理の動作状況に対応するWebページの取得先のホスト名を少なくとも含む情報を接続先情報として記憶している。一方、情報閲覧端末では、Webブラウザ手段は、取得したリンク情報に含まれるホスト名を含むURLを生成し、そのURLで示されるWebサーバへアクセスすると共に、ユーザ情報と情報処理装置情報とをURLパラメータとしてWebサーバへ渡し、第1のWebページを取得する。
このように構成することで、情報処理装置から通知されたホスト名、ユーザ情報及び情報処理端末情報に基づき、情報閲覧端末で接続先のURL及びURLパラメータを生成することができる。そして、この生成したURL及びURLパラメータに基づき、情報閲覧端末は情報処理装置の動作状況に同期した内容のWebページを取得できる。
つぎに、請求項4に記載の情報閲覧システムは次のような特徴を有する。Webサーバでは、Webページ生成手段は、第2のWebページを表示させるための接続先情報を更に含む第1のWebページを生成する。一方、情報閲覧端末では、Webブラウザを有する携帯通信端末との間で無線通信を行うための携帯端末向け通信手段を更に備える。Webブラウザ手段は、Webサーバから取得した第1のWebページのデータ内に、第2のWebページを表示させるための接続先情報が含まれている場合、携帯端末向け通信手段を介してその第2のWebページを表示させるための接続先情報を携帯通信端末へ送信する。
このように構成することで、例えば、店舗に備え付けの情報閲覧端末で第1のWebページを閲覧した際に、ユーザが所有する携帯通信端末に対して第2のWebページを表示させるといった運用が可能である。これを利用することで、情報閲覧端末で第1のWebページを閲覧したユーザへの見返りとして、第2のWebページを用いてユーザが所有する携帯通信端末に対して特典を付与することができる。
つぎに、請求項5に記載の情報閲覧方法は、請求項1に記載の情報閲覧システムで行われる処理の手順に相当するものである。このような情報閲覧方法によれば、請求項1に記載の情報閲覧システムに関して記載した上記効果と同様の効果を得られる。
つぎに、請求項6,7に記載の情報閲覧端末は、請求項1に記載の情報閲覧システムを構成する情報閲覧端末として機能するものである。このように構成された情報閲覧端末を情報閲覧システムに適用することで、請求項1に記載の情報閲覧システムに関して記載した上記効果と同様の効果を得られる。
実施形態のカラオケネットワークシステム1の概略構成を示す説明図である。 カラオケ装置4、リモコン端末5、Webサーバ2が連携して行う一連の手順を示すラダーチャートである。 (a)はリモコン端末5からのリクエスト内容の一例を示す図であり、(b)はカラオケ装置4からのレスポンス内容の一例であり、(c)はリモコン端末5が作成するアクセスURLの一例である。 リモコン端末5が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 カラオケ装置4が実行する処理の手順を示すフローチャートである。 Webサーバ2が実行する処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
[カラオケネットワークシステム1の構成の説明]
図1に示すように、カラオケネットワークシステム1は、ユーザにカラオケサービスを提供するカラオケ店舗に設置されるカラオケ装置4(特許請求の範囲の情報処理装置に相当)、及びカラオケ装置4と共に使用されるリモコン端末5(特許請求の範囲の情報閲覧端末に相当)がLAN100を介して接続された店舗内のネットワークが、Webサーバ2が接続された広域ネットワークであるインターネット200と接続されることによって形成されている。
Webサーバ2は、HTTP(HyperText Transfer Protocol)に則って、クライアント端末側で動作するWebブラウザに対してWebページを提供するWebサービス用のサーバ装置であり、クライアントへ提供するWebページデータを格納するデータベースを備え、適宜な処理能力を有する情報処理装置等で構成される。なお、図1では説明の便宜上、インターネット200に1つのWebサーバ2が接続されている状態を示しているが、Webページによる広告や教養、娯楽等の情報提供を行う各種運営者ごとに複数のWebサーバ2がインターネット200に接続しているものとする。
Webサーバ2は、インターネット200及びカラオケ店舗側のルータ120を介して、カラオケ店舗側のLAN100と接続しており、リモコン端末5との間で通信が可能になっている。なお、リモコン端末5等のクライアントとWebサーバ2との間の通信は、クライアントがWebサーバ2へHTTPリクエストメッセージを送信し、これに対しWebサーバ2がHTTPレスポンスメッセージとしてWebページを返信することで行われる。
カラオケ装置4は、カラオケサービスを利用するユーザから指定されたカラオケ楽曲や、広告、映画、バラエティ番組、ドラマといった映像コンテンツやオーディション、クイズ等のユーザ参加型のコンテンツ、飲食物の注文といった購買コンテンツ等、様々なコンテンツの再生を行うための装置である。また、カラオケ装置4は、Webサーバ機能を有し、リモコン端末5からの動作状況の問い合わせのHTTPリクエストに対して、自カラオケ装置4の動作状況に応じた動作状況情報をHTTPレスポンスとして送信する。カラオケ装置4は、ハードウェア構成としてCPU41、RAM42、ROM43、ハードディスクドライブ44(以下、HDD44と称する)、操作部45、再生部46、LAN通信部47等を備える。
CPU41は、RAM42やROM43に記憶されたプログラムやデータに従って、カラオケ装置4各部に対する制御及び各種演算を実行する装置で、後述する楽曲再生待ち処理やCGI処理は、このCPU41によって実行される。RAM42は、CPU41から直接アクセスされるメインメモリ等として利用される記憶装置である。ROM43は、読み出し専用の不揮発性記憶装置であり、BIOSや通常であれば更新されない読み出し専用のデータ等を記憶している。HDD44は、カラオケ用の楽曲データや映像データ等のコンテンツデータやプログラム等の各種データを保存しておくための装置である。
また、HDD44には、カラオケ装置4で実行する特定の処理の動作状況に対応するWebページを提供するWebサーバ2への接続先情報が記憶されている。具体的には、カラオケ装置4が複数の広告コンテンツを順次再生している状態に対応する接続先情報として、その広告提供企業が運営するWebサイトへ接続するためのホスト名を記憶しておく。あるいは、カラオケ楽曲を再生している状態に対応する接続先として、再生中のカラオケ楽曲に関する詳細な情報を提供するWebサイトへ接続するためのホスト名を記憶しておく。カラオケ楽曲に関する詳細な情報を提供するWebサイトとしては、それぞれ楽曲の発売元が運営するWebサイトであってもよいし、全てのカラオケ楽曲についての詳細情報を一括して提供する第三者が運営するWebサイトであってもよい。前者の場合、カラオケ楽曲ごとに接続先のホスト名を記憶しておけばよく、後者の場合、その第三者が運営するWebサイトのホスト名を記憶しておけばよい。
操作部45は、ユーザからの各種指示を入力するための入力装置であり、複数のキースイッチ等によって構成される。再生部46は、マイクロフォン、演奏データあるいは録音データに基づく演奏再生を行う音源部、音源部で生成されたオーディオ信号及びマイクロフォンから入力されたオーディオ信号をスピーカへ出力する音声制御部、画像データに基づく映像の再生を制御する映像再生部、映像を表示するためのモニタ等を備える。LAN通信部47は、カラオケ装置4をLAN100に接続して外部と通信を行うための通信インタフェースである。
リモコン端末5は、カラオケルーム内でカラオケ装置4を遠隔操作するためのものであり、ユーザが再生を希望するコンテンツの再生の予約を行うための操作等の各種操作をユーザから受け付け、その操作信号を無線LAN規格に従った無線通信によって操作対象のカラオケ装置4に送信する機能を有する。また、インターネット200を介してWebサーバ2へアクセスし、Webサーバ2から受信したデータに基づいてWebページの閲覧や更新を行うためのブラウザ機能も有する。
リモコン端末5は、ハードウェア構成としてCPU51、RAM52、ROM53、不揮発性メモリ54、操作部55、表示部56、無線LAN通信部57、RFID通信部58等を備えている。CPU51は、RAM52やROM53に記憶されたプログラムやデータに従って、リモコン端末5各部に対する制御及び各種演算を実行する装置である。RAM52は、CPU51から直接アクセスされるメインメモリ等として利用される記憶装置である。ROM53は、読み出し専用の不揮発性記憶装置であり、BIOSや通常であれば更新されない読み出し専用のデータ等を記憶している。不揮発性メモリ54は、各種データを保存しておくための書き換え可能な不揮発性記憶装置である。
操作部55は、ユーザからの各種指示を入力するための入力装置であり、表示部56の表示領域に沿って設置されるタッチパネル及び表示部56外に用意された複数のキースイッチ等(図示せず)によって構成される。また、操作部55は、本発明の特徴的な構成としてリンクボタン55aを備えており、ユーザがこのボタンをワンタッチ操作するだけで、カラオケ装置4の動作状況に関連するWebページを表示部56に表示できるようになっている。なお、このリンクボタン55aは、表示部56上のタッチパネルと連動したアイコンで構成されたものであってもよいし、表示部56外のキースイッチで構成されたものであってもよい。
表示部56は、画像を表示するための表示装置であり、例えば液晶ディスプレイ等によって構成される。無線LAN通信部57は、LAN100に接続された無線アクセスポイント110との間で所定の無線LAN規格に従った無線通信を行うための通信インタフェースである。RFID通信部58は、所定の非接触型ICカードの技術方式に則った近距離無線通信により、同じ非接触型ICカードの通信機能を搭載した機器との間で通信を行うための通信インタフェースである。この通信インタフェースには、Bluetooh(登録商標)など、他の近距離通信技術を用いることもできる。なお、本実施形態では、RFID通信部58との間で通信を行う機器として、ユーザが所有する携帯電話6を想定している。この携帯電話6は、インターネットへ接続してWebページを表示するWebブラウザ機能を備えるものである。
LAN100には無線アクセスポイント110が接続されている。この無線アクセスポイント110は、所定の無線LAN規格に従った無線通信で端末間を接続するための電波中継機であり、複数の端末と同時に通信を行う機能を有する。リモコン端末5とカラオケ装置4とは、この無線アクセスポイント110を中継することによって、LAN100を介して互いにデータ通信を行うことができる。また、リモコン端末5とWebサーバ2とは、この無線アクセスポイント110を中継することによって、LAN100及びインターネット200を介して互いにデータ通信を行うことができる。
ルータ120は、異なるネットワーク間を相互接続する通信機器である。このルータ120は、外部ネットワークであるインターネット200と、内部ネットワークであるLAN100との接続点に置かれており、LAN100からの通信をインターネット200側に送出し、インターネット200側からの通信をLAN100へ送出する。
なお、本実施形態のカラオケネットワークシステム1では、所定のサービスを利用するためのアカウントを有するユーザがサービスの利用を開始(ログイン)する際、このリモコン端末5にユーザID及び認証用のパスワードを入力するようになっている。入力されたユーザID及びパスワードはリモコン端末5から認証用のホストサーバ(図示なし)へ送信され、このホストサーバにおいてログインの認証が行われる。ホストサーバによる認証の結果、ログインの許可通知がホストサーバからリモコン端末5へ送信されると、リモコン端末5は当該ユーザIDをRAM52等に記憶する。これによりユーザのログインが成立し、以降、リモコン端末5で行う楽曲のリクエスト等の各種操作を当該ユーザIDに対応付ける。また、1つのリモコン端末5で複数のユーザのログインを並行して受け付け可能に構成されており、複数人で1つのリモコン端末5を共用する際は、操作を行うユーザがログイン中の複数のユーザの中から自分のアカウントをリモコン端末5上で選択してから操作を行うようになっている。
[リモコン端末5のリンクボタンによる情報閲覧の手順の説明]
つぎに、リモコン端末5においてリンクボタン55aが操作されてから、リモコン端末5のWebブラウザによってWebページが表示されるまでの一連の処理流れを、図2のラダーチャートに基づいて説明する。
リモコン端末5に設けられたリンクボタン55aがユーザによって押下されると、まず、リモコン端末5が操作対象のカラオケ装置4に対して動作状況を問い合わせるHTTPリクエストを送信する。この問い合わせには、操作者として選択中のユーザ(以下、選択ユーザ)のユーザIDが含まれている。
リモコン端末5から動作状況を問い合わせるリクエストを受信したカラオケ装置4は、現在の動作状況を示す情報や、リモコン端末5に対する動作指示、リモコン端末5に表示させるWebページのURL情報等のリンク情報を含んだ動作状況情報(図3(b)参照)のHTTPレスポンスを要求元のリモコン端末5へ送信する。
カラオケ装置4から動作状況情報のレスポンスを受信したリモコン端末5は、そのリンク情報としてWebページを開く動作指示及びURL情報が含まれている場合、そのURLで示される接続先のWebサーバ2に対してWebページデータの送信を要求するHTTPリクエストを送信する。このとき、選択ユーザに関する所定の情報や当該カラオケ店舗のロケーション情報等をURLパラメータとして接続先のWebサーバ2へ通知する。
リモコン端末5からWebページデータの送信を要求するリクエストを受信したWebサーバ2では、URLパラメータとして通知されてきたユーザ情報やロケーション情報をロギングする。そして、このユーザ情報やロケーション情報を加味した内容のWebページデータを生成し、その生成したWebページデータをHTTPレスポンスとして要求元のリモコン端末5へ送信する。なお、ここで生成するWebページデータには、更に他のWebページ(第2のWebページ)へアクセスするためのURL情報を含むようにしてもよい。
Webサーバ2からWebページデータを受信したリモコン端末5は、WebブラウザによってこのWebページを表示部56に表示する。また、Webサーバ2から受信したWebページデータ内に、第2のWebページへアクセするためのURL情報が含まれている場合、RFID通信部58を介して第2のWebページのURL情報を携帯電話6へ送信する。
[リモコン端末5のリクエスト内容及びカラオケ装置4のレスポンス内容の説明]
図3(a)は、リモコン端末5のリンクボタン55aが押下されたときにリモコン端末5からカラオケ装置4へ送信されるリクエスト内容の一例を示す説明図である。図3(a)に示すように、リモコン端末5からカラオケ装置4へのリクエストに用いられるURLには、カラオケ装置4のWebサーバプログラム上で動作状況情報を生成するCGI(Common Gateway Interface)プログラム(link.cgi)に対して動作を要求するメッセージと、そのCGIプログラムの動作に必要なURLパラメータ(userid=bro_001)とが含まれる。このURLパラメータにおける「userid」のフィールド名は、リンクボタン55aの押下時にリモコン端末5上で操作者として選択されている選択ユーザのIDを示すものであり、このフィールド名(userid)に続く値には、選択ユーザのユーザID(bro_001)が付加される。
つぎに、図3(b)は、リモコン端末5から送信されたリクエストに対するカラオケ装置4からのレスポンスとなるレスポンス内容の一例を示す説明図である。カラオケ装置4からリモコン端末5へのレスポンス内容に含まれる動作状況情報は、リモコン端末5からのリクエストに応じて動作したCGIプログラムによって生成され、その内容はHTTPでの送信に適したXML(Extensible Markup Language)の書式に則って記述される。
図3(b)に示すように、レスポンス内容の1行目は、シフトJISコードで書かれたXMLの書式であることを示す宣言文である。2行目の<link>と最終行の</link>とで囲まれた範囲が実際の動作状況情報に含まれるリンク情報となる。3,4行目が、カラオケ装置4の状態に応じてリモコン端末5に表示させるべき情報になる。5行目のURLタグ<url>と</url>とで囲まれた範囲がURL情報であり、このURL情報のうち、"?"以降で、かつ、</url>の手前までがURLパラメータとなる。
本実施例ではレスポンスの内容にURL情報が含まれるか否かによって(図4のS103参照)、リモコン端末5はWebブラウザ起動に係る処理(図4のS105参照)を実行するかどうかを判断している。このURL情報の有無と、レスポンス内容の3,4行目におけるカラオケ装置4の状態に応じてリモコン端末5に表示させるべき情報とが、リモコン端末5に対する動作指示と、カラオケ装置4の動作状況を示す情報となる。なお、前記処理内容の詳細については後述する。
リンク情報に含まれる各情報の種別はタグ名によって定義され、開始タグ(<タグ名>)と終了タグ(</タグ名>)とに挟まれたテキストで記述されている。具体的には、図3(b)タグ名の説明に記述している。図3(b)レスポンス内容の3行目〜5行目の中で示されるタグ名「commander」には、自カラオケ装置4のシリアル番号が記述される。シリアル番号の代わりに識別情報や型式番号を用いてもよい。また、タグ名「loca」には、カラオケ装置4が設置されているロケーションや店舗情報(店舗の位置・名称等)が記述される。なお、本実施例では、シリアル番号、ロケーション情報のみが記述されているが、カラオケ装置4の演奏待ち、演奏中の曲名や、時間なども、表示目的に応じて記述される。
また、タグ名「url」には、自カラオケ装置4の現在の動作状況に対応する接続先(例えば、再生中のコンテンツに関するWebページを提供するWebサーバ)としてHDD44から読み出したホスト名(abcdefg.com)を含むURLが記述される。このURLには、リモコン端末5から通知された選択ユーザのユーザIDがURLパラメータ(userid=bro_001)として付加されている。
なお、上記「commander」、「loca」、「url」の各タグで定義される情報の他にも様々な情報をリンク情報として記述することができる。例えば、ユーザ情報として、ユーザIDだけでなく、選択ユーザの年齢、性別、趣味、所属グループ等を含む詳細なプロフィールを記述してもよい。ユーザのプロフィールは、そのユーザがログインしたときに、カラオケ装置4がホストサーバのデータベースに予め登録されているプロフィールを取得するようにすればよい。また、カラオケ装置情報として、シリアル番号だけでなく、コンテンツを再生中、予約待ち待機中といった基本情報や、現在再生中のコンテンツ名称・番号や動作中のアプリケーション名等の動作状況を記述してもよい。さらに、カラオケ楽曲を再生中の場合、歌唱しているユーザ(選択ユーザと同一とは限らない)のユーザIDを付加してもよい。
[リモコン端末5が実行する情報閲覧処理の説明]
つぎに、リモコン端末5が実行する情報閲覧処理の手順について、図4のフローチャートに基づき説明する。
リモコン端末5のCPU51は、まず、リンクボタン55aが押下されたか否かを判定する(S100)。リンクボタンが押下されない間(S100:NO)、この処理を繰り返す。リンクボタンが押下された場合(S100:YES)、操作者として現在選択中のユーザIDをRAM52から取得する(S101)。そして、取得したユーザIDをURLパラメータとするリクエスト(図3(a)参照)を操作対象のカラオケ装置4に対して送信し、これに応じてカラオケ装置4から送信されてくる動作状況情報のレスポンス(図3(b)参照)を取得する(S102)。
つぎに、カラオケ装置4から取得したレスポンスの内容(動作状況情報)にURL情報が含まれているか否かを判定する(S103)。URL情報が含まれている場合(S103:YES)、レスポンス内容に含まれるURL情報で示されるURLに対して、上述のユーザ情報(ユーザID)とリモコン端末動作状況指示に該当するカラオケ装置4のシリアル番号、ロケーション情報とを「フィールド名=値」からなるURLパラメータに変換して追加し、アクセスURL(図3(c)参照)を作成する(S104)。
そして、Webブラウザを起動し、そのWebブラウザによってアクセスURLで示される接続先のWebサーバ2へアクセスし、Webサーバ2から送信されてきたデータに基づいてWebページを表示部56に表示する(S105)。なお、アクセスURLで示される接続先のWebサーバ2へアクセスする際、レスポンス内容に含まれる上述のユーザ情報やカラオケ装置情報を「フィールド名=値」からなるURLパラメータに変換しているので、接続先のWebサーバ2へURLパラメータとして渡されることとなる。
一方、S103でレスポンスの内容にURL情報が含まれていないと判定した場合(S103:NO)、S100の処理へ戻る。
[リモコン端末5が実行する情報閲覧処理の説明]
つぎに、カラオケ装置4が実行する楽曲再生待ち処理及びCGI処理の手順について、図5のフローチャートに基づき説明する。楽曲再生待ち処理は、カラオケ楽曲の再生を開始するまでの待機時間に再生する広告コンテンツに関するURLを共有メモリに書き込む処理である。なお、広告コンテンツは、カラオケ楽曲の再生を開始するまでの待機時間を利用して、HDD44に保存された広告コンテンツの一覧である広告リストに基づいて順次再生される。CGI処理はリモコン端末5からのリクエストに応じて動作状況情報を生成する処理である。
楽曲再生待ち処理において、カラオケ装置4のCPU41は、まず、広告リストにおいて今から再生を開始する広告コンテンツに対応するホスト名をHDD44から取得し、その取得したホスト名を含むURL情報をRAM42の所定領域に割り当てられている共有メモリに書き込む(S200)。
共有メモリに書き込み後、当該広告コンテンツの再生を開始する(S202)。そして、広告リストに記載の全ての広告コンテンツの再生が終了したか、又は、ユーザのリクエストしたカラオケ楽曲の再生開始が確定したか、何れかの状態になったか否かを判定する(S204)。ここで、何れの状態にも該当しない場合(S204:NO)、S200の処理へ戻る。そして、現在再生中の広告コンテンツの再生が終了したら、次に再生を開始する広告コンテンツに対応するホスト名を取得し、その取得したホスト名を含むURL情報を共有メモリに上書きし(S200)、その広告コンテンツの再生を開始する。
一方、広告リストに記載の全ての広告コンテンツの再生が終了したか、又は、ユーザのリクエストしたカラオケ楽曲の再生開始が確定したか、何れかの状態になった場合(S204:YES)、広告コンテンツの再生処理を終了し(S206)、共有メモリの内容をクリアする(S208)。
このように、カラオケ楽曲の再生待ちをしている間は、上記楽曲再生待ち処理によって現在再生中の広告コンテンツに対応するURL情報が共有メモリに常に記憶されていることになる。なお、カラオケ楽曲のコンテンツを再生中の場合、上記楽曲再生待ち処理と同様に再生中のカラオケ楽曲に対応するURL情報を共有メモリに随時書き込む処理を行えばよい。
一方、CGI処理では、カラオケ装置4のCPU41は、まず、リンクボタンが押下されたか否かを判定する(S201)。ここでは、リモコン端末5においてリンクボタン55aが押下されたときに送信されるリクエスト(図3(a)参照)を受信することで肯定判定を行う。リンクボタンが押下されていない間(S201:NO)、S201の処理を繰り返す。
S201でリンクボタンが押下されたと判定した場合(S201:YES)、共有メモリに記憶されている情報をURL情報を読み込み、その読み込んだURL情報と、リモコン端末5からのリクエストに含まれるユーザID、ユーザのプロフィール、自カラオケ装置4のシリアル番号、ロケーション情報、店舗情報等の各種ユーザ情報及びカラオケ装置情報とに基づき、動作状況情報を作成する(S203)。この動作状況情報はXMLの書式に則って作成される(図3(b)参照)。
上記CGI処理によって作成された動作状況情報は、カラオケ装置4で機能するWebサーバプログラムにより、リクエスト元のリモコン端末5へ送信される。
[Webサーバ2が実行する情報送信処理の説明]
つぎに、Webサーバ2が実行する情報送信処理の手順について、図6のフローチャートに基づき説明する。この処理は、リモコン端末5からWebページデータの送信を要求するリクエストを受信したときに実行される。
Webサーバ2は、まず、リモコン端末5からのリクエストに付属してきたURLパラメータからユーザIDの値を取得する(S300)。つぎに、同じくURLパラメータからロケーション情報の値を取得する(S301)。そして、S300,S301で取得したパラメータに基づき、ユーザ及びカラオケ店舗のアクセス履歴をデータベースに記録する(S302)。このアクセス履歴を利用することで、どのユーザがどの店舗からアクセスしてきたかをWebサーバ2の運営者側で知ることができるようになる。また、リモコン端末5からのリクエストにユーザのプロフィール等のパラメータが付属した場合、そのプロフィールもアクセス履歴に記録してもよい。
つぎに、リモコン端末5からのリクエストで要求されたWebページのデータを生成し(S303)、その生成したWebページデータをリクエスト元のリモコン端末5へ送信する(S304)。S303で生成するWebページは、Webページ提供者側でデータベースに予め用意してある提供情報に加え、リモコン端末5からのリクエストに付属してきたパラメータの内容を加味することで、個々のユーザ向けにカスタマイズされる。具体的には、ユーザIDに対応する個々のユーザや、ユーザの年齢、性別、趣味、所属グループ等のプロフィールに適合する個別の情報を付加したり、ロケーション情報に基づく地域別の情報を付加する。あるいは、カラオケ装置4で現在再生中の楽曲コンテンツを示すパラメータが付属してきた場合、その楽曲コンテンツに対応する情報をWebページに付加する。また、リモコン端末5からWebページを閲覧してくれたユーザに対して特典を別途与える等の目的で、ユーザが所有する携帯電話6から専用のWebページ(第2のWebページ)へアクセスさせるためのURL情報をWebページデータの中に含ませるようにしてもよい。
[効果]
上記実施形態のカラオケネットワークシステム1によれば、下記の効果を奏する。
(1)リモコン端末5に設けられた専用のリンクボタン55aをワンタッチ操作するだけで、その時点でのカラオケ装置4の動作状況に同期した内容のWebページを簡単に閲覧できる。
(2)カラオケ装置4がリモコン端末5へ送信する動作状況情報には、URL情報に加え、ユーザに関する情報や、カラオケ装置4に関するリンク情報が含まれている。ユーザ情報としては、単に選択ユーザのIDだけであってもよいし、選択ユーザの詳細なプロフィール(年齢、性別、趣味、所属グループ等)を含むものであってもよい。カラオケ装置情報としては、単にカラオケ装置4のシリアル番号だけであってもよいし、その時のカラオケ装置4の動作状況(再生中のコンテンツ名称・番号や動作中のアプリケーション名等)や、カラオケ装置4(店舗の位置・名称等)等の情報を含むものであってもよい。
(3)カラオケ装置4の動作状況に対応する接続先のWebサーバ2に、ユーザ情報やカラオケ装置情報をURLパラメータとして通知することで、Webサーバにおいてこれらの情報を反映し、よりユーザ向けにカスタマイズされた内容のWebページを作成できる。また、Webサーバ2において、閲覧者の情報や閲覧回数、ロケーション等の集計を行うことができ、広告提供企業に対して広告コンテンツの宣伝効果を開示できるといったメリットもある。
(4)店舗に備え付けのリモコン端末5で閲覧したWebページのデータ内に第2のWebページのURL情報が含まれている場合、これをユーザが所有する携帯電話6へ送信して第2のWebページを表示させるといった運用が可能である。これを利用することで、リモコン端末5で広告提供者のWebページを閲覧してくれたユーザへの見返りとして、第2のWebページを用いてユーザが所有する携帯電話6に対して特典を付与することができる。
(5)リモコン端末5とカラオケ装置4との間で行われるHTTP通信では、HTTPレスポンスのレスポンス内容の書式にHTMLではなくXMLを用いている。これにより、リモコン端末5は、開始タグと終了タグとで囲まれた範囲をタグ名に対応する情報として、容易にレスポンス内容から抽出できる。よって、リモコン端末5がカラオケ装置4からレスポンス内容を受信してからWebサーバ2にアクセスするまでの時間がHTMLを用いる場合よりも短くなる。このため、ユーザによるリンクボタン押下後に、ユーザに対して短時間でWebページを提示できると共に、広告提供者に対して広告効果をより短時間で開示できる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に何ら限定されるものではなく様々な態様にて実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、カラオケ装置4のHDD43に記憶されているホスト名に基づき、動作状況に対応したURL情報をカラオケ装置4が生成する構成となっている。これに限らず、カラオケ装置4の動作状況に対応したホスト名をカラオケ装置4からリモコン端末5へ通知し、リモコン端末5がURL情報を生成する構成であってもよい。
あるいは、上記実施形態では、本発明をカラオケ装置4、リモコン端末5及びWebサーバ2からなるカラオケネットワークシステム1に適用した事例について説明したが、本発明の技術的思想はカラオケネットワークシステム以外にも適用できる。具体的には、表示パネルとWebブラウザ機能を備えたプリンタや複合機等の周辺機器(特許請求の範囲の情報閲覧端末に相当)と、この周辺機器と共に利用されるパソコン(特許請求の範囲の情報処理装置に相当)と、インターネットに接続したWebサーバからなるシステムが挙げられる。
このようなシステムに本発明を適用した場合、以下のように構成することが考えられる。周辺機器に設けられたリンクボタンをワンタッチ操作することで、この周辺機器はパソコンに対して動作状況の問い合わせをするリクエストを送信する。周辺機器からリクエストを受信したパソコンは、現在稼働中のアプリケーションの動作状況に応じたリンク情報を生成し、これをリクエスト元の周辺機器へレスポンスとして送信する。このリンク情報には、動作状況に対応する接続先のホスト名又はURLの他に、自パソコンの識別情報や型式番号、動作状況等を含むようにしてもよい。
パソコンからリンク情報のレスポンスを受信した周辺機器は、このリンク情報に含まれる接続先情報(ホスト名やURL)を元に、インターネット経由でWebサーバへアクセスする。このとき、自周辺機器の識別情報や型式番号、動作状況等のデータをURLパラメータとして付加してもよい。あるいは、パソコンから受信したリンク情報に含まれるパソコンの識別情報や型式番号、動作状況等のデータをURLパラメータとして付加してもよい。
周辺機器からWebページの送信をリクエストされたWebサーバは、周辺機器から通知されたパラメータの内容に基づいて内容を周辺機器のWebブラウザで表示が可能なようにカスタマイズしたWebページデータを生成し、これを周辺機器へ送信する。
WebサーバからWebページデータを受信した周辺機器は、表示部にWebブラウザを介してWebページを表示する。このように構成することで、プリンタや複合機等の周辺機器がインターネット経由でWebサーバから取得する閲覧コンテンツ(例えば、マニュアル等)の内容と、パソコンの種類(識別情報や型式番号)に応じた動作状況とを同期させることができるようになる。これにより、周辺装置が接続したパソコンで稼働中のアプリケーションの処理状況に応じたインターネット上の閲覧コンテンツを周辺機器で即座に取得して自周辺機器のWebブラウザに表示可能なWebページにカスタマイズされた状態で提示できる。
1…カラオケネットワークシステム、2…Webサーバ、4…カラオケ装置、5…リモコン端末、41,51…CPU、42,52…RAM、43.53…ROM、44…HDD、54…不揮発性メモリ、45,55…操作部、46…再生部、56…表示部、47,…LAM、57…無線LAN通信部、58…RFID通信部、100…LAN、110…無線アクセスポイント、120…ルータ、200…インターネット

Claims (7)

  1. 情報処理装置と、この情報処理装置と共に使用され、インターネットへ接続可能な情報閲覧端末と、インターネットに接続され、前記情報閲覧端末へWebページを提供するWebサーバとを備える情報閲覧システムであって、
    前記情報閲覧端末は、
    Webページを閲覧するためのWebブラウザ手段と、
    閲覧ユーザの識別情報を記憶するユーザ記憶手段と、
    情報処理装置の動作状況に対応したWebページを前記Webブラウザ手段に表示させる指示を、ユーザからのワンタッチ操作で入力可能な入力手段と、
    ユーザによって前記入力手段が操作された場合、前記ユーザ記憶手段に記憶されている閲覧要求ユーザの識別情報を含む動作状況取得要求を前記情報処理装置へ送信する要求手段と、
    前記要求手段による動作状況取得要求の送信に応じて前記情報処理装置から返信されるリンク情報を取得するリンク情報取得手段とを備え、
    前記Webブラウザ手段は、前記リンク情報取得手段により取得したリンク情報に含まれる接続先情報で示されるWebサーバにアクセスすると共に、前記リンク情報に含まれるユーザ情報と情報処理装置情報とをそのWebサーバへ通知し、その結果、当該Webサーバから送信されてきた第1のWebページを表示部に表示し、
    前記情報処理装置は、
    自情報処理装置で実行する特定の処理の動作状況に対応するWebページを提供するWebサーバへの接続先情報を記憶する接続先記憶手段と、
    前記情報閲覧端末から前記動作状況取得要求を受信した場合、そのときに自情報処理装置で実行している特定の処理の動作状況に該当する接続先情報を前記接続先記憶手段から取得し、前記情報閲覧端末に第1のWebページを表示させるための情報であって、前記取得した接続先情報と、当該閲覧要求ユーザに関する所定のユーザ情報と、自情報処理装置に関する所定の情報処理装置情報とを含むリンク情報を生成するリンク情報生成手段と、
    前記リンク情報生成手段によって作成したリンク情報を要求元の情報閲覧端末へ送信するリンク情報送信手段とを備え、
    前記Webサーバは、
    前記情報閲覧端末から通知された前記ユーザ情報又は前記情報処理装置情報の少なくとも何れかの情報に対応した内容の第1のWebページを生成するWebページ生成手段と、
    前記Webページ生成手段により生成した第1のWebページを要求元の前記情報閲覧端末へ送信するWebページ送信手段とを備えること
    を特徴とする情報閲覧システム。
  2. 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、
    前記情報処理装置では、
    前記接続先記憶手段は、前記特定の処理の動作状況に対応するWebページの取得先のホスト名を少なくとも含む情報を前記接続先情報として記憶しており、
    前記リンク情報生成手段は、前記取得先情報のホスト名を含むURLと、このURLに付加するためのURLパラメータの値である前記ユーザ情報及び前記情報処理装置情報とを含むリンク情報を生成し、
    前記情報閲覧端末では、
    前記Webブラウザ手段は、前記取得したリンク情報に含まれるURLで示されるWebサーバへアクセスすると共に、前記ユーザ情報と前記情報処理装置情報とをURLパラメータとして前記Webサーバへ渡し、前記第1のWebページを取得すること
    を特徴とする情報閲覧システム。
  3. 請求項1に記載の情報閲覧システムにおいて、
    前記情報処理装置では、
    前記接続先記憶手段は、前記特定の処理の動作状況に対応するWebページの取得先のホスト名を少なくとも含む情報を前記接続先情報として記憶しており、
    前記情報閲覧端末では、
    前記Webブラウザ手段は、前記取得したリンク情報に含まれるホスト名を含むURLを生成し、そのURLで示されるWebサーバへアクセスすると共に、前記ユーザ情報と前記情報処理装置情報とをURLパラメータとして前記Webサーバへ渡し、前記第1のWebページを取得すること
    を特徴とする情報閲覧システム。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の情報閲覧システムにおいて、
    前記Webサーバでは、
    前記Webページ生成手段は、第2のWebページを表示させるための接続先情報を更に含む第1のWebページを生成し、
    前記情報閲覧端末では、
    Webブラウザを有する携帯通信端末との間で無線通信を行うための携帯端末向け通信手段を更に備え、
    前記Webブラウザ手段は、前記Webサーバから取得した第1のWebページのデータ内に、前記第2のWebページを表示させるための接続先情報が含まれている場合、前記携帯端末向け通信手段を介してその第2のWebページを表示させるための接続先情報を前記携帯通信端末へ送信すること
    を特徴とする情報閲覧システム。
  5. 情報処理装置と、この情報処理装置と共に使用され、インターネットへ接続可能な情報閲覧端末とを備える情報閲覧システムにおける情報閲覧方法であって、
    前記情報閲覧端末では、
    閲覧ユーザの識別情報をユーザ記憶手段に記憶しておき、
    情報処理装置の動作状況に対応したWebページをWebブラウザ手段に表示させる指示を、ユーザからのワンタッチ操作で入力可能な入力手段が操作された場合、前記ユーザ記憶手段に記憶されている閲覧要求ユーザの識別情報を含む動作状況取得要求を前記情報処理装置へ送信する要求手順と、
    前記要求手順における動作状況取得要求の送信に応じて前記情報処理装置から返信されるリンク情報を取得するリンク情報取得手順と、
    前記リンク情報取得手順において取得したリンク情報に含まれる接続先情報で示されるWebサーバにアクセスすると共に、前記リンク情報に含まれるユーザ情報と情報処理装置情報とをそのWebサーバへ通知し、その結果、当該Webサーバから送信されてきた第1のWebページを表示部に表示する表示手順とを行い、
    前記情報処理装置では、
    自情報処理装置で実行する特定の処理の動作状況に対応するWebページを提供するWebサーバへの接続先情報を接続先記憶手段に記憶しておき、
    前記情報閲覧端末から前記動作状況取得要求を受信した場合、そのときに自情報処理装置で実行している特定の処理の動作状況に該当する接続先情報を前記接続先記憶手段から取得し、前記情報閲覧端末に第1のWebページを表示させるための情報であって、前記取得した接続先情報と、当該閲覧要求ユーザに関する所定のユーザ情報と、自情報処理装置に関する所定の情報処理装置情報とを含むリンク情報を生成するリンク情報生成手順と、
    前記リンク情報生成手順において作成したリンク情報を要求元の情報閲覧端末へ送信するリンク情報送信手順とを行い、
    前記Webサーバでは、
    前記情報閲覧端末から通知された前記ユーザ情報又は前記情報処理装置情報の少なくとも何れかの情報に対応した内容の第1のWebページを生成するWebページ生成手順と、
    前記Webページ生成手順において生成した第1のWebページを要求元の前記情報閲覧端末へ送信するWebページ送信手順とを行うこと
    を特徴とする情報閲覧方法。
  6. 情報処理装置と共に使用され、インターネットへ接続可能な情報閲覧端末であって、
    Webページを閲覧するためのWebブラウザ手段と、
    閲覧ユーザの識別情報を記憶するユーザ記憶手段と、
    情報処理装置の動作状況に対応したWebページを前記Webブラウザ手段に表示させる指示を、ユーザからのワンタッチ操作で入力可能な入力手段と、
    ユーザによって前記入力手段が操作された場合、前記ユーザ記憶手段に記憶されている閲覧要求ユーザの識別情報を含む動作状況取得要求を前記情報処理装置へ送信する要求手段と、
    前記要求手段による動作状況取得要求の送信に応じて前記情報処理装置から返信されるリンク情報を取得するリンク情報取得手段とを備え、
    前記Webブラウザ手段は、前記リンク情報取得手段により取得したリンク情報に含まれる接続先情報で示されるWebサーバにアクセスすると共に、前記リンク情報に含まれるユーザ情報と情報処理装置情報とをそのWebサーバへ通知し、その結果、当該Webサーバから送信されてきた第1のWebページを表示部に表示すること
    を特徴とする情報閲覧端末。
  7. 請求項6に記載の情報閲覧端末において、
    前記Webブラウザ手段は、前記アクセス先のWebサーバにおいて前記ユーザ情報又は前記情報処理装置情報の少なくとも何れかの情報に対応した内容で生成された第1のWebページを、当該アクセスに対する応答として前記Webサーバから受信し、その受信した第1のWebページを表示部に表示すること
    を特徴とする情報閲覧端末。
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