JP2008158587A - 文書管理装置、プログラム、及び文書管理システム - Google Patents

文書管理装置、プログラム、及び文書管理システム Download PDF

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Abstract

【課題】紙文書が生成された紙媒体自身の認識を行い、紙文書の偽造又は改ざん等のセキュリティ状態を客観的に証明することで、紙文書及び電子文書を含めたセキュリティ状態を客観的に証明できる文書管理装置、プログラム、及び文書管理システム。
【解決手段】記録用紙の固有の特徴読取領域を読み取らせ(100)、読み取られた所定の解像度且つ所定の階調のデータを入力し(102)、入力したデータから、記録用紙の固有の特徴情報を切り出す(104)。記録用紙の固有の特徴情報及び文書に含まれるIDの情報を文書管理サーバに出力し(110)、文書情報登録部が、紙文書のIDを発行し(112)、特徴情報及び入力文書のIDと関連付けて文書情報データベースに格納する(114)。発行された紙文書のIDを取得し(116)、出力形式の出力文書を生成し(118)、記録用紙へのプリント指示が出される(120)。
【選択図】図6

Description

本発明は、文書管理装置、プログラム、及び文書管理システムに関する。
近年、文書の閲覧、複製等の利用履歴を管理する技術が検討されている。
例えば、特許文献1には、ユーザがクライアントコンピュータにログインしている間、ユーザが文書管理サーバから文書IDが埋め込まれている所望の文書を取得して利用するのを監視し、文書IDに対応づけてユーザID、操作内容、時間等の文書利用履歴を保管し、ユーザが次回文書管理サーバにログインしたときに、それまでの文書利用履歴を文書管理サーバへアップロードして登録させることで、クライアントコンピュータにダウンロードされた文書の利用履歴を追跡する技術が記載されている。
また、特許文献2には、紙文書の生成及び複写、並びに電子文書の生成及び複製が繰り返される状況において、文書のセキュリティ状態を追跡維持するために、紙文書及び電子文書の各々の文書にIDを埋め込み、文書のIDと該文書の派生元のIDとを関連付けて記憶する技術が記載されている。
特開2005−267479公報 特開2005−259108公報
本発明は、上述した背景技術においてなされたもので、紙文書が生成された紙媒体自身の認識を行い、紙文書の偽造又は改ざん等のセキュリティ状態を客観的に証明することで、紙文書及び電子文書を含めたセキュリティ状態を客観的に証明できる文書管理装置、プログラム、及び文書管理システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、文書を識別するための識別情報を有する紙文書を生成する生成処理が行われたことを示す生成情報、前記紙文書の表面に分布しているランダム性を有する固有の特徴及び前記識別情報を含む情報を読み取る読取処理が行なわれたことを示す読取情報、及び前記紙文書を廃棄する廃棄処理が行なわれたことを示す廃棄情報を、前記固有の特徴を表す特徴情報及び前記識別情報と共に取得する取得手段と、前記識別情報、前記特徴情報、並びに前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報を関連付けて記憶する記憶手段と、を備えている。
取得手段により取得した特徴情報と、記憶手段に記憶されている特徴情報との比較結果に基づいて、紙文書の真偽を判定する判定手段と、判定手段により紙文書が真と判定された場合に、生成処理、読取処理、及び廃棄処理の少なくとも1つが行われるように制御する制御手段と、を更に備えてもよい。
生成情報、読取情報、及び廃棄情報の少なくとも1つの情報を、紙文書を管理する文書管理者に通知する通知手段を更に備えることができる。
記憶手段に識別情報と関連付けられて記憶されている生成情報、読取情報、及び廃棄情報をツリー構造で表示する表示手段を更に備えてもよい。
請求項5の発明は、コンピュータに、文書を識別するための識別情報を有する紙文書を生成する生成処理が行われたことを示す生成情報、前記紙文書の表面に分布しているランダム性を有する固有の特徴及び前記識別情報を含む情報を読み取る読取処理が行なわれたことを示す読取情報、及び前記紙文書を廃棄する廃棄処理が行なわれたことを示す廃棄情報を、前記固有の特徴を表す特徴情報及び前記識別情報と共に取得させる取得ステップと、前記識別情報、前記特徴情報、並びに前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報を関連付けて記憶させる記憶ステップと、を実行させるためのプログラムである。
請求項6の発明は、文書を識別するための識別情報を有する紙文書を生成する生成手段と、前記紙文書の表面に分布しているランダム性を有する固有の特徴及び前記識別情報を含む情報を読み取る読取手段と、前記紙文書を廃棄する廃棄手段と、前記生成手段による生成処理を示す生成情報、前記読取手段による読取処理を示す読取情報、及び前記廃棄手段による廃棄処理を示す廃棄情報を、前記固有の特徴を表す特徴情報及び前記識別情報と共に取得する取得手段と、前記識別情報、前記特徴情報、並びに前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報を関連付けて記憶する記憶手段と、を備えている。
以上説明したように、本発明によれば、紙文書が生成された紙媒体自身の認識を行い、紙文書の偽造又は改ざん等のセキュリティ状態を客観的に証明することで、紙文書及び電子文書を含めたセキュリティ状態を客観的に証明できる、という効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1に示されるように、本発明に係る文書管理システムの一実施形態10は、生成手段である複合機12と、電子文書を保管したり、複合機12に印刷すべきデータを出力すると共にプリント指示を出すパーソナルコンピュータ等の外部機器14と、廃棄手段であるシュレッダ16と、文書を管理する文書管理サーバ18とがLAN等のネットワーク20を介して接続され、構成されている。
シュレッダ16は、紙文書が投入される投入口17を備えている。この投入口17はスキャン部(図13に図示)を備えており、このスキャン部によって紙文書の表面の一部の領域を読み取る。
文書管理サーバ18は、ディスプレイ19と接続されている。このディスプレイ19は、文書の生成、読み取り、及び廃棄の各処理が行われると、通知手段として各処理が行われたことを通知する。さらに、ディスプレイ19は、表示手段として文書管理サーバ18が管理する文書の利用履歴を表示する。
図2に示されるように、複合機12の下方には記録用紙22を収容する給紙トレイ24が配置されている。
また、給紙トレイ24から給紙された記録用紙22の搬送路(図2に想像線で示す)の途中には読取手段である読取部26が設けられている。読取部26の読取方式は、反射光読取式であり、読取部26は、記録用紙22に光を照射する発光素子26Aと、該発光素子26Aから射出され記録用紙22で反射された光を受光し、受光量に応じた信号を出力する多数の受光素子が配列されたCCD等で構成された撮像素子26Bを備えると共に、撮像素子26Bから出力された信号をデジタルデータに変換して出力する信号処理回路を備えており(図示省略)、記録用紙22を形成している繊維質材料の絡み具合のランダム性により記録用紙22の表面に分布している光反射率のランダムな変化を、所定の解像度(例えば400dpi)且つ所定の階調(例えば8ビットグレイスケール)で読み取る。
複合機12は、紙文書の表面を読み取る読取手段であるスキャン部28を備えている。スキャン部28は、原稿台(図示省略)上に載置された記録用紙22を、前述の読取部26と同一の解像度(例えば400dpi)かつ同一の階調(例えば8ビットグレイスケール)で読み取る機能を備えている。複合機12は、このスキャン部28に読み取られたデータに基づいたプリントを行うことができる。
スキャン部28には、CPU、RAM、及びROMを含んで構成されたプリンタコントローラ30が接続されている。このプリンタコントローラ30には、キーボード及びディスプレイを含んで構成された操作部(図示省略)と読取部26が接続されており、更に、記録用紙22にプリントすべきデータを入力する外部機器14が接続されている。プリンタコントローラ30はマイクロコンピュータを含んで構成されており、スキャン部28を含む複合機12の各部の動作を制御する。
図3に示すように、文書管理システムの一実施形態10で管理される紙文書は、記録用紙22に、紙文書のID78と文書内容79とが印刷されている。図3に図示される紙文書のID78は、QRコードであるが、他の2次元コード、1次元コード、数字でもよいし、記録用紙22の全面に文書内容79の背景として形成するのでもよい。
また、紙文書の特定の、例えば32×32ドット(約2mm×約2mm)の大きさの領域を、固有の特徴読取領域77として定め、各紙文書の固有の特徴読取領域77に分布している光反射率のランダムな変化の情報を、各紙文書の固有の特徴情報とする。紙文書の光反射率のランダムな変化は、各紙文書毎に異なり、この固有の特徴情報により、紙文書の特定が可能である。
次に、図4及び図6乃至図10のフローチャートを参照して、プリンタコントローラ30における処理ルーチンについて説明する。この処理ルーチンのプログラムは、プリンタコントローラ30のROMに記憶されている。
まず、図4のフローチャートを参照して、紙文書又は電子文書から紙文書が複製される場合の処理について説明する。紙文書から紙文書が複製される場合には、後述するように複製元の紙文書が「真」と判定された場合にのみ、次の紙文書生成処理が行なわれる。
ステップ100では、操作部を介したオペレータ、又は外部機器14から、紙文書又は電子文書から紙文書を複製する指示を受け、読取部26に、記録用紙22の固有の特徴読取領域77を読み取らせる。ステップ102では、読取部26に読み取られた、所定の解像度(例えば400dpi)且つ所定の階調(例えば8ビットグレイスケール)のデータを入力する。ステップ104では、ステップ102で入力したデータから、所定のサイズ(例えば32×32ドット(2mm×2mm))の固有の特徴読取領域77に分布している光反射率のランダムな変化の情報を、記録用紙22の固有の特徴情報として切り出す。この固有の特徴読取領域77の読取りによって得られた特徴情報に基づき、この特徴情報が表す画像を可視化(目視が容易なようにコントラスト補正)した画像の一例を図5(A)に示す。
ステップ106では、文書に含まれる当該文書のIDを切り出す。文書が紙文書である場合は、スキャン部28が紙文書から読み取った情報から紙文書のID78の情報を切り出す。また、文書が電子文書である場合は、電子文書から電子文書に含まれるIDの情報を切り出す。ステップ108では、切り出した文書のIDをデコードする。
ステップ110では、記録用紙22の固有の特徴情報及びデコードしたIDの情報を文書管理サーバ18に出力する。
ステップ112では、紙文書のIDを発行する。この紙文書のIDの発行は、プリントコントローラ30で行われてもよいし、文書管理サーバ18で行われてもよい。ステップ114では、紙文書生成処理を示す情報と、発行したID、切り出された特徴情報及び入力文書のIDとを関連付けて記憶手段である文書情報データベース(図13に図示)に格納する。
ここで、文書情報データベースの一例として、表1を示す。表1で示される文書情報データベースは、文書のIDと、紙文書である場合は紙文書の固有の特徴情報と、文書の複製元の文書のIDと、その他文書に関する各種情報が格納されており、文書の利用履歴が管理できるようになっている。その他文書に関する各種情報は、文書の分類データ、生成日時、複写機のID、MACアドレス、IPアドレス等のプリント指示を出したパーソナルコンピュータを識別できる情報等の文書の生成情報、文書の読取情報、文書の廃棄情報、及び文書内容である。
Figure 2008158587
ステップ116では、ステップ112で発行された紙文書のIDを取得する。ステップ118では、出力形式の出力文書を生成する。この生成処理には、紙文書として出力される紙文書のIDをエンコードしてQRコード等に変換する処理等が含まれる。ステップ120では、記録用紙22へのプリント指示が出される。
次に、図6のフローチャートを参照して、紙文書から紙文書が複製される場合の処理について説明する。
ステップ150では、操作部を介したオペレータ、又は外部機器14から、紙文書から紙文書を複製する指示を受け、スキャン部28に、文書の複製元の紙文書の固有の特徴読取領域77及び紙文書のID78を含む領域を読み取らせる。
ステップ152では、紙文書照合処理を行なう。以下、この紙文書照合処理について、図7のフローチャートを参照して説明する。
ステップ160では、スキャン部28に読み取られた、所定の解像度(例えば400dpi)且つ所定の階調(例えば8ビットグレイスケール)のデータを入力する。
ステップ162では、ステップ160で入力したデータから、所定のサイズ(例えば64×64ドット(4mm×4mm))の固有の特徴読取領域77より大きい領域に分布している光反射率のランダムな変化の情報を、文書の複製元の紙文書の固有の特徴情報として切り出す。この固有の特徴読取領域77よりも大きな領域から得た特徴情報に基づき、この特徴情報が表す画像を可視化(目視が容易なようにコントラスト補正)した画像の一例を図5(B)に示す。
ステップ164では、切り出された固有の特徴情報をRAMに記憶させる。
ステップ166では、スキャン部28が紙文書から読み取った情報から、紙文書のID78の情報を切り出し、ステップ168で、紙文書のID78をデコードする。
ステップ170では、デコードされた紙文書のID78を文書管理サーバ18に送信し、ステップ172で、文書管理サーバ18からデコードされた紙文書のID78に対応する固有の特徴情報(基準特徴情報)を入力してRAMに記憶させる。
ステップ174では、判定処理を行なう。以下、この判定処理について、図8のフローチャートを参照して説明する。
ステップ200では、固有の特徴読取領域77より大きい領域内におけるデータ取出位置(演算対象領域の位置)を初期化する。
本実施形態に係る真偽判定処理では、詳細は後述するが、固有の特徴読取領域77より大きい領域のデータから固有の特徴読取領域77と同サイズの領域(演算対象領域)に相当するデータを取り出し、該データとステップ172で第2の記憶部44に記憶させた基準特徴情報との相関値を演算することを、演算対象領域の位置を移動させながら繰り返す。このため、ステップ200では固有の特徴読取領域77より大きい領域内におけるデータ取出位置(演算対象領域の位置)を初期化する。
次のステップ202では、固有の特徴読取領域77より大きい領域のデータとしての判定対象特徴情報から、設定したデータ取出位置に位置している固有の特徴読取領域77と同サイズの領域の暗号化されたデータを抽出する(以下、このデータを照合データと称する)。
次のステップ204では下記(1)式に従い、第2の記憶部44に記憶されている基準特徴情報と、上記ステップ202で抽出した照合データとの相関値を正規化相関法により演算し、演算によって得られた相関値をRAMに記憶する。
Figure 2008158587
但し、Fは基準画像(基準特徴情報の集合)、fiは基準画像の個々の画素の明度値、Nは基準画像(及び照合データに対応する画像)の総画素数、Gは照合データに対応する画像(の集合)、giは照合データに対応する画像の個々の画素の明度値、fAVEは基準画像の個々の画素の明度値の平均値、gAVEは照合データに対応する画像の個々の画素の明度値の平均値である。
次のステップ206では、演算対象領域が固有の特徴読取領域77より大きい領域の全面をスキャンしたか否か判断する。ステップ206で否定された場合はステップ208へ移行し、データ取り出し位置を1ドットだけ縦方向または横方向に移動させた後にステップ202に戻る。
すなわち、ステップ206の判断が肯定されるまで、ステップ202からステップ208の処理が繰り返される。
このように、固有の特徴読取領域77より大きい領域内で固有の特徴読取領域77と同サイズの領域を1ドットずつ移動させて、各移動毎に固有の特徴読取領域77と同サイズの照合データ各々について、上記の演算を行うことにより、基準画像のドット数をm×n、照合画像のドット数をM×Nとすると、単一の照合画像当たり(M―m+1)×(N−n+1)個の相関値が得られる。
本実施形態では固有の特徴読取領域77が32×32ドット、特徴切出部36,66により切り出された領域が64×64ドットであるので、相関値の演算が(64−32+1)×(64−32+1)=1089回行われ、1089個の相関値が得られることになる。
上記ステップ206の判断が肯定されると、ステップ210へ進み、上記ステップ202からステップ208の処理が行われることによって得られた多数個の相関値の中からその最大値を抽出する。
次のステップ212では、上記ステップ204からステップ208の処理が行われることによって得られた多数個の相関値の分布具合を表す特徴量として、上記ステップ210で抽出した最大値のノーマライズド・スコアを下記(2)式に従って演算する。
ノーマライズド・スコア=(相関値の最大値−相関値の平均値)÷相関値の標準偏差 …(2)
次のステップ214では、ステップ210で求めた相関値の最大値が閾値以上で、かつステップ212で演算したノーマライズド・スコアが閾値以上か否か判定する。
ここで、本発明者らによる特開2005−038389の技術に示されるように、同一の記録用紙22の固有の特徴読取領域77より大きい領域を、位置及び向きのずれなく読み取った場合には、相関値の最大値は非常に高い値を示す。また、相関値の分布も、相関値が最大となっているピーク部分以外の部分では、最大値に比して相関値が非常に低い値を示し、これに伴い相関値の最大値のノーマライズド・スコアも非常に高い値を示す。
異なる表面形状の領域を読み取った場合には、相関値の最大値は非常に低い値となり、相関値の分布についても、ピーク部分を含めて全体的に相関値が低い値を示し、相関値の最大値のノーマライズド・スコアも非常に低い値となる。
一方、同一の記録用紙22の固有の特徴読取領域77より大きい領域を位置及び向きを若干変えて読み取った場合、相関値の最大値及び相関値の最大値のノーマライズド・スコアは、何れも同一の記録用紙22の固有の特徴読取領域77より大きい領域を、位置及び向きのずれなく読み取った場合と、異なる表面形状の領域を読み取った場合と、の中間的な値になる。
真偽判定における誤判定には、真物を偽物と誤判定する場合と偽物を真物と誤判定する場合がある(なお、真物を偽物と誤判定する確率はFRR(:False Rejection Rate)と称し、偽物を真物と誤判定する確率はFAR(:False Acceptance Rate)と称する)。
本実施形態の真偽判定装置では、これらFRR及びFARを低減するために、真偽判定のための閾値として、相関値の最大値の閾値及び相関値の最大値のノーマライズド・スコアの閾値各々を、同一の記録用紙22の固有の特徴読取領域77より大きい領域を位置及び向きのずれなく読み取った場合と、異なる表面形状の領域を読み取った場合と、の中間値に定める。
この閾値は、予め文書管理サーバ18に記憶すればよい。
なお、複数の基準特徴情報が記憶される場合には、各基準特徴情報に対応づけて、予め測定した上記相関値の最大値の閾値、及び相関値の最大値のノーマライズド・スコアの閾値各々を、文書管理サーバ18に記憶するようにし、ステップ214の判断時に、上記ステップ204で演算するときに用いた基準特徴情報に対応する閾値を読み取るようにすればよい。
このように、ステップ214の処理において、相関値の最大値を閾値と比較すると共に相関値の最大値のノーマライズド・スコアを閾値と比較することで真偽判定を行うので、真偽判定対象となる記録用紙22上の固有の特徴読取領域77より大きい領域読み取り時における、スキャン部28による読取り位置及び向きが、固有の特徴読取領域77読取り時の位置及び向きと若干ずれている等のように真物が偽物と誤判定される確率が高いケースにおいて、相関値の最大値のみを用いて判定を行う場合よりも、真偽判定の判定精度を向上させることができる。
ステップ214で肯定されると、ステップ216で真偽判定対象の記録用紙22を「真」と判定する。一方、ステップ214で否定されると、ステップ218で真偽判定対象の記録用紙22を「偽」と判定する。
ステップ176では、「真」と判定されたか否かを判定し、否定された場合は、ステップ178へ移行し、エラーが発生したと判断する。肯定された場合は、紙文書照合処理は終了する。
ステップ154では、エラーがないか否かを判定し、肯定された場合はステップ156へ移行し、前述の図4のフローチャートで示された紙文書生成処理が行なわれる。否定された場合は、ステップ158へ移行し、操作部に含まれるディスプレイ(図13に図示)にエラーの表示を指示する。
次に、図9のフローチャートを参照して、複合機12により、紙文書から電子文書が複製される場合の処理について説明する。
ステップ250では、操作部を介したオペレータ、又は外部機器14から、紙文書から電子文書を複製する指示を受け、スキャン部28に、記録用紙22の固有の特徴読取領域77及び紙文書のID78を含む領域を読み取らせる。
ステップ252では、前述の図7のフローチャートで示された紙文書照合処理を行なう。
ステップ254では、エラーがないか否かを判定し、肯定された場合はステップ256へ移行し、否定された場合は、ステップ258へ移行し、ディスプレイにエラーの表示を指示する。
ステップ256では、電子文書生成処理が行なわれる。以下、この電子文書照合処理について、図10のフローチャートを参照して説明する。
ステップ260では、文書のIDを発行し、ステップ262で、入力文書のIDと関連付けて文書情報データベースに格納する。
ステップ264では、ステップ260で発行された文書のIDを取得する。ステップ266では、外部機器14の処理形式に合う出力形式の電子文書を生成する。この生成処理には、スキャン部28により読み取られた文書内容79の画像処理等が含まれる。ステップ268では、外部機器14に電子文書を出力すると共に、外部機器14に該電子文書を保存させる。
次に、図11のフローチャートを参照して、シュレッダ16により紙文書が廃棄される場合の処理について説明する。この処理ルーチンのプログラムは、CPU、RAM、及びROMを含んで構成されたシュレッダコントローラ(図13に図示)のROMに記憶されている。
ステップ300では、オペレータから、紙文書を破棄する指示を受け、前述の読取部26と同一の解像度(例えば400dpi)かつ同一の階調(例えば8ビットグレイスケール)で読み取る機能を備えているスキャン部に、紙文書の固有の特徴読取領域77及び紙文書のID78を含む領域を読み取らせる。
ステップ302では、前述の図7のフローチャートで示された紙文書照合処理を行なう。
ステップ304では、エラーがないか否かを判定し、肯定された場合はステップ306へ移行し、切り出された廃棄される文書のIDと廃棄情報を関連付けて文書情報データベースに格納する。否定された場合は、ステップ308へ移行し、シュレッダ16に備わるディスプレイ(図13に図示)にエラーの表示を指示する。
文書情報データベースに格納されている文書の利用履歴は、図12に示されるようなツリー構造で、ディスプレイ19に表示される。図12に示されるのは、IDが「00000008」の紙文書に注目した文書の利用履歴である。IDが「00000008」の紙文書は、IDが「00000004」の紙文書の複製である。また、IDが「00000004」の紙文書は、IDが「00000002」の紙文書の複製である。IDが「00000002」の紙文書からは、IDが「00000003」の紙文書及びIDが「00000005」の紙文書も複製されている。IDが「00000003」の紙文書からは、IDが「00000006」の電子文書が複製され、IDが「00000005」の紙文書から複製された文書は廃棄されたことが示されている。IDが「00000002」の紙文書は、IDが「00000000」の電子文書の複製であり、IDが「00000000」の電子文書からは、IDが「00000001」の紙文書も複製されている。また、IDが「00000001」の紙文書からは、IDが「00000007」の電子文書が複製されている。
図13は、図4及び図6乃至図11のフローチャートで説明した本実施形態の機能を表すブロック図である。図中の矢印はデータの流れを表している。
文書管理サーバ18の機能は、文書のIDと文書に関する各種情報とを関連付けて格納する文書情報データベース32と、文書情報データベース32に文書のIDと文書に関する各種情報とを関連付けて登録する文書情報登録部34とで表される。
プリンタコントローラ30の機能は、スキャン部28が紙文書から読み取った情報から特徴情報を切り出す特徴切出部36、切り出した特徴情報を記憶する第1の記憶部38、文書のIDを切り出す入力文書ID切出部40、IDの情報をデコードする入力文書IDデコード部42、文書情報データベース32に格納されている、入力したIDと対応する紙文書の特長情報を記憶する第2の記憶部44、第1の記憶部38から入力した特徴情報と第2の記憶部44から入力した特徴情報とを照合し、スキャン部28により読み取られた紙文書が、紙文書の生成時と同一のものであるか、即ち真の紙文書であるか否かを判定する画像照合・判定部46、紙文書が真のものであると判定された場合に、文書内容の読み取り及び文書の生成の各処理の実行が行われるように制御する処理許可部48、読取部26が紙文書から読み取った情報から特徴情報を切り出す特徴切出部52、発行された文書のIDを取得する出力文書ID取得部54、文書のIDと、入力文書の画像とから出力形式のデータを生成する出力文書処理部56、出力文書プリント指示部58、及び外部インターフェイス60で表される。処理許可部48は、ディスプレイ50と接続しており、紙文書が偽のものである場合に、ディスプレイ50に紙文書が偽のものである旨のエラーメッセージを表示するように指示を出す。
シュレッダ16は、投入口17に備えられ、スキャン部17A及びシュレッダコントローラ64を含んで構成される。
シュレッダコントローラ64の機能は、スキャン部17Aが紙文書から読み取った情報から特徴情報を切り出す特徴切出部66、切り出した特徴情報を記憶する第1の記憶部67、スキャン部17Aが紙文書から読み取った情報から廃棄される紙文書のIDを切り出す廃棄文書ID切出部68、IDの情報をデコードする廃棄文書IDデコード部69、IDと対応する文書の特長情報を記憶する第2の記憶部70、第1の記憶部67から入力した特徴情報と第2の記憶部70から入力した特徴情報とを照合し、スキャン部17Aにより読み取られた紙文書が真の紙文書であるか否かを判定する画像照合・判定部71、及び紙文書が真のものであると判定された場合に、文書の廃棄が行われるように制御する処理許可部72で表される。処理許可部72は、ディスプレイ73と接続しており、紙文書が偽のものである場合に、ディスプレイ73に紙文書が偽のものである旨のエラーメッセージを表示するように指示を出す。
以上説明したように、文書管理システムの一実施形態10では、紙文書の真偽の判定は、記録用紙22の固有の特徴情報の比較により行う。この記録用紙22の固有の特徴情報は、紙が自然に持っている特徴であり、複製できない。即ち、本実施形態の文書管理システムの一実施形態10は、偽造又は改ざんできない情報により、紙文書の真偽を判定することができる。これにより、紙文書のセキュリティ状態を客観的に証明でき、紙文書及び電子文書のセキュリティ状態を客観的に証明できる。
(第2実施形態)
次に、上記図4及び図6乃至図11で示した処理をパーソナルコンピュータで実行した場合の実施形態を説明する。
図14に示すように、パーソナルコンピュータ(以下、コンピュータと称する)80は、各種情報を表示するディスプレイ81と、コンピュータ本体82と、を含んで構成されている。コンピュータ本体82の表面側には、記憶媒体83を装着するための読取装置84が設けられている。
ここで、プリンタコントローラ30及びシュレッダコントローラ64における図4及び図6乃至図11に示した処理の機能は、コンピュータ80において実行可能なプログラム85によって実現することができる。
このコンピュータにより実行可能なプログラム85としては、プリンタコントローラ30及びシュレッダコントローラ64で用いたプログラムをコンピュータ80により実行可能なコードに変換して用いればよい。
プログラム85およびそのプログラム85が用いるデータなどは、予めコンピュータ80が読み取り可能な上記記憶媒体83に記憶することも可能であり、コンピュータ80内の後述するHDD93やROM87に予め記憶するようにしてもよい。
ここで、プログラム85を記録する記憶媒体83とは、コンピュータ80のハードウェア資源に備えられている読取装置84に対して、プログラムの記述内容に応じて、磁気、光、電気等のエネルギーの変化状態を引き起こし、それに対応する信号の形式で読取装置84にプログラムの記述内容を伝達できるものである。
このような記憶媒体83としては、光磁気ディスク83A、光ディスク83B、磁気ディスク83C、及びコンピュータ本体82に装着可能なメモリ83D等がある。メモリ83Dの一例には、ICカードやメモリカード等が挙げられる。これらの記憶媒体83は、可搬型、及び非可搬型の何れであってもよい。
上記読取装置84には、上記光磁気ディスク83Aに記憶されている各種データを読み取るための光磁気ディスク装置84A、光ディスク83Bに記憶されている各種データを読み取るための光ディスク装置84B、及び磁気ディスク83Cに記憶されている各種データを読み取るための磁気ディスク装置84C等がある。
コンピュータ80は、図15に示すように、CPU(Central Processing Unit)86、ROM(Read Only Memory)87、及びRAM(Random Access Memory)88を含んで構成されている。これらのCPU86、ROM87、及びRAM88は、CPUバス等から構成されるホストバス89により信号授受可能に接続されている。これらCPU86、ROM87、及びRAM88からなる構成が、上記説明したプリンタコントローラ30及びシュレッダコントローラ64と同様の機能を有する。
CPU86は、上記説明したプリンタコントローラ30及びシュレッダコントローラ64と同様の機能を有し、上記プログラム85に従った処理を実行する制御部である。ROM87は、CPU86が使用するプログラムや、演算パラメータや、プログラム85等を格納する。RAM88は、CPU86の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を格納する。
ホストバス89は、ブリッジ90を介して、PCI(Peripheral Component Interc onnect/Interface)バスなどの外部バス91にデータや信号を授受可能に接続されている。
コンピュータ80には、キーボード、マウス等のポインティングデバイス92、ディスプレイ81、HDD(Hard Disk Drive)93、読取装置84、接続ポート94、通信部95、及びデータ出力部96が設けられている。
これらのキーボード、マウス等のポインティングデバイス92、ディスプレイ81、各種データを記憶するためのHDD93、読取装置84、接続ポート94、通信部95、及びデータ出力部96は、インターフェース97、外部バス91、ブリッジ90、及びホストバス89を介してCPU86に信号授受可能に接続されているが設けられている。
キーボード及びポインティングデバイス92は、操作者によって操作される入力デバイスである。
ディスプレイ81は、液晶表示装置またはCRT(Cathode Ray Tube)などから成り、各種情報をテキストやイメージ情報として表示するデバイスである。
記憶媒体83は、読取装置84に装着されることで、格納しているプログラム85等の各種データを読取装置84によって読み取られる。CPU86の制御によって、読取装置84は、装着された記憶媒体83に記憶されているプログラム85や各種データ等を読み出す。読取装置84によって読み出されたプログラム85及びデータは、CPU86の制御によってインターフェース97、外部バス91、ブリッジ90、及びホストバス89を介してRAM88に格納される。
接続ポート94は、コンピュータ80に接続する外部接続機器98を接続するためのポートであり、USB、IEEE1394等の接続部を有している。本実施形態の場合、複合機12、シュレッダ16、及び文書管理サーバ18をこの外部接続機器98としている。
データ出力部96は、各種データを出力するための出力装置である。
このようなコンピュータ80において、上記記憶媒体83が読取装置84に装着されると、CPU86は、記憶媒体83に記憶されているプログラム85を読み出してRAM88に格納する。なお、プログラム85がHDD93またはROM87に記憶されている場合には、CPU86は、これらのHDD93またはROM87に記憶されているプログラム85を読み出してRAM88に格納する。
CPU86では、このRAM88に格納したプログラム85の各々を実行する。このプログラム85がCPU86によって実行されることによって、上記図4及び図6乃至図11に示す処理ルーチンがCPU86において実行されて、コンピュータ80において、上記プリンタコントローラ30及びシュレッダコントローラ64と同様の処理が実行される。
このように、プログラム85がコンピュータ80において実行されることによって、簡易な構成で、容易に紙文書の真偽を判定することができる。これにより、紙文書のセキュリティ状態を客観的に証明でき、紙文書及び電子文書のセキュリティ状態を客観的に証明できる。
なお、本実施形態のプログラム85は、文書管理サーバ18において実行される構成でもよい。
なお、上記では固有の特徴読取領域77を矩形状(詳しくは正方形状)とした例を説明したが、これに限定されるものではなく、長方形、台形、三角形、円形、楕円形、直線状(例えば1〜数ドット幅の非常に扁平な矩形状)等、任意の形状を採用可能である。但し、領域の形状を複雑にしたとしても真偽判定の精度向上には寄与しないので、紙上の印刷されている部分が多い等の特別の事情が無い限りは、固有の特徴読取領域77の形状は単純な矩形や円形であることが望ましい。
一般に紙文書は紙が矩形状であり、固有の特徴読取領域77を矩形状にした場合、前記領域の任意の一辺を紙の任意の一辺と平行にすれば、紙と前記領域は全ての辺が互いに平行または垂直になるので、固有の特徴情報の登録時に固有の特徴読取領域77の任意の一辺が紙の任意の一辺と平行となるように領域を設定しておき、真偽判定時にも、固有の特徴読取領域77よりも大きい領域の任意の一辺が紙の任意の一辺と平行となるように設定すれば、固有の特徴読取領域77に対する固有の特徴読取領域77よりも大きい領域の回転を回避することができるので、真偽判定の判定精度を向上させることができる。
固有の特徴読取領域77を円形状にした場合は、特徴切出部36,66により切り出された領域の中心を何らかの方法で固有の特徴読取領域77の中心と重ね合わせることができれば、極座標形式に変換することで矩形状の場合と同様の処理が行える。但し、一般にスキャナはラインセンサと原稿を副走査方向(ラインセンサのセンサ配列と直交する方向)へ相対移動させて2次元の読み取りを行う構造であり、スキャナからのデータの出力順序も矩形状領域のデータの取込みに好適な順序であるため、固有の特徴読取領域77をわざわざ円形状にするメリットは少なく、また双方の領域の中心を重ね合わせる処理も簡易な処理ではないので、実用的には、固有の特徴読取領域77は矩形状とすることが妥当である。
更に、真偽判定対象の紙固有のランダム性を有する特徴が、色変化を伴う特徴である場合には、固体の特徴を光学的に読み取るに際して複数の色成分に分解して読み取ることが有効であるが、紙固有の特徴として、紙を形成する繊維質材料の絡み具合のランダム性に起因する紙の透明度のランダムな変化を用いる場合には色情報は不要であり、本実施形態のように単一色のグレイスケールで読み取れば十分である。また、読み取りにおける階調の分解能も、読取対象が紙であれば256階調(8ビット)もあればよい。読み取りにおける階調分解能をこれ以上高くしたとしても、真偽判定の判定精度は殆んど向上しない。
市販されている安価なスキャナでも大抵は最低8ビットの階調分解能で読み取れるが、何らかの事情で階調値のビット数の圧縮が求められる場合は、例えばシャドーからハイライトの間の階調値の変化に対して均等(線形)にビットを割当てることに代えて、紙の透明度のランダムな変化に対応する階調値の変化が分布している明度範囲(ハイライトに近い明度範囲)により多くのビットを割り当てれば、階調値のビット数を6ビット、或いは4ビットにしたとしても、階調値のビット数を8ビットとし階調値の変化に対して均等にビットを割り当てた場合と同等の真偽判定精度を得ることができる。また、読み取りによって得られたデータに対してJPEG等の非可逆圧縮を適用してもよい。
更に、上記では特徴切出部36,66により切り出された領域のサイズを、特徴切出部52に切り出された固有の特徴読取領域77のサイズよりも大きくした例を説明したが、これに限定されるものではなく、固有の特徴読取領域77のサイズを特徴切出部36,66により切り出された領域のサイズよりも大きくし、固有の特徴読取領域77内における特徴切出部36,66により切り出された領域と同サイズの部分領域と特徴切出部36,66により切り出された領域との相関値を演算することを、固有の特徴読取領域77内における部分領域の位置をずらしながら繰り返して真偽判定を行うようにしてもよい。但し、この場合、固有の特徴情報が大容量化するという欠点があり、特徴切出部36,66により切り出された領域のサイズを固有の特徴読取領域77のサイズよりも大きくする方が固有の特徴情報を記憶するための記憶容量を節減できるので好ましい。
文書管理システムの概略構成図である。 複合機の主要構成図である。 文書管理システムにより管理される紙文書を示す。 紙文書を作成する処理のフローチャートである。 (A)は基準画像の一例を示すイメージ図であり、(B)は、照合画像の一例を示すイメージ図である。 紙文書から紙文書を作成する処理のフローチャートである。 紙文書照合ルーチンのフローチャートである。 判定ルーチンのフローチャートである。 紙文書から電子文書を作成する処理のフローチャートである。 電子文書作成ルーチンのフローチャートである。 紙文書廃棄ルーチンのフローチャートである。 ツリー構成図を示す。 第1実施形態に係る機能ブロック図である。 パーソナルコンピュータの外観例及びプログラムが記録された記録媒体を示す図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示す図である。
符号の説明
10 文書管理システムの一実施形態
12 複合機
14 外部機器
16 シュレッダ
17 投入口
17A,28 スキャン部
18 文書管理サーバ
19 ディスプレイ
20 ネットワーク
22 記録用紙
26 読取部
26A 発光素子
26B 撮像素子
30 プリンタコントローラ
32 文書情報データベース
34 文書情報登録部
36,66 特徴切出部
38,67 第1の記憶部
40 入力文書ID切出部
42 入力文書IDデコード部
44,70 第2の記憶部
46,71 画像照合・判定部
48,72 処理許可部
50,73 ディスプレイ
52 特徴切出部
64 シュレッダコントローラ
68 廃棄文書ID切出部
69 廃棄文書IDデコード部
77 固有の特徴読取領域
78 紙文書のID
79 文書内容
80 コンピュータ
81 ディスプレイ
83 記憶媒体
84 読取装置
85 プログラム
86 CPU
87 ROM
88 RAM
93 HDD
98 外部接続機器

Claims (6)

  1. 文書を識別するための識別情報を有する紙文書を生成する生成処理が行われたことを示す生成情報、前記紙文書の表面に分布しているランダム性を有する固有の特徴及び前記識別情報を含む情報を読み取る読取処理が行なわれたことを示す読取情報、及び前記紙文書を廃棄する廃棄処理が行なわれたことを示す廃棄情報を、前記固有の特徴を表す特徴情報及び前記識別情報と共に取得する取得手段と、
    前記識別情報、前記特徴情報、並びに前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    を備えた文書管理装置。
  2. 前記取得手段により取得した前記特徴情報と、前記記憶手段に記憶されている前記特徴情報との比較結果に基づいて、前記紙文書の真偽を判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記紙文書が真と判定された場合に、前記生成処理、前記読取処理、及び前記廃棄処理の少なくとも1つが行われるように制御する制御手段と、
    を更に備えた請求項1記載の文書管理装置。
  3. 前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報の少なくとも1つの情報を、前記紙文書を管理する文書管理者に通知する通知手段を更に備えた請求項1又は請求項2記載の文書管理装置。
  4. 前記記憶手段に前記識別情報と関連付けられて記憶されている前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報をツリー構造で表示する表示手段を更に備えた請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の文書管理装置。
  5. コンピュータに、
    文書を識別するための識別情報を有する紙文書を生成する生成処理が行われたことを示す生成情報、前記紙文書の表面に分布しているランダム性を有する固有の特徴及び前記識別情報を含む情報を読み取る読取処理が行なわれたことを示す読取情報、及び前記紙文書を廃棄する廃棄処理が行なわれたことを示す廃棄情報を、前記固有の特徴を表す特徴情報及び前記識別情報と共に取得させる取得ステップと、
    前記識別情報、前記特徴情報、並びに前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報を関連付けて記憶させる記憶ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
  6. 文書を識別するための識別情報を有する紙文書を生成する生成手段と、
    前記紙文書の表面に分布しているランダム性を有する固有の特徴及び前記識別情報を含む情報を読み取る読取手段と、
    前記紙文書を廃棄する廃棄手段と、
    前記生成手段による生成処理を示す生成情報、前記読取手段による読取処理を示す読取情報、及び前記廃棄手段による廃棄処理を示す廃棄情報を、前記固有の特徴を表す特徴情報及び前記識別情報と共に取得する取得手段と、
    前記識別情報、前記特徴情報、並びに前記生成情報、前記読取情報、及び前記廃棄情報を関連付けて記憶する記憶手段と、
    を備えた文書管理システム。
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