JP2008156533A - 撥水性塗膜形成用樹脂組成物 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】下記A〜Dの全ての成分を含有する。
A.式(1)で示す基及びパーフルオロアルキル基から選択される第一の官能基と、第一の官能基よりも表面エネルギーの高い第二の官能基とを備えた第一のマトリックス形成用アクリル樹脂。B.樹脂Aが備える第一の官能基より高い表面エネルギーを有する第三の官能基及び第四の官能基を備えた第二のマトリックス形成用アクリル樹脂。C.基材表面に存在する官能基と反応性を有する第五の官能基と、樹脂Bが備える第三の官能基と反応性を有する第六の官能基とを備える第一の架橋剤。D.樹脂Bが備える第四の官能基と反応性を有する第七の官能基と、樹脂Aが備える第二の官能基と反応性を有する第八の官能基とを備える第二の架橋剤。
【選択図】なし
Description
A.下記式(1)で表される基及びパーフルオロアルキル基から選択される第一の官能基1と、前記第一の官能基1よりも表面エネルギーの高い第二の官能基2とを備えた第一のマトリックス形成用アクリル樹脂。
B.第一のマトリックス形成用アクリル樹脂Aが備える第一の官能基1よりも共に高い表面エネルギーを有する第三の官能基3及び第四の官能基4を備えた第二のマトリックス形成用アクリル樹脂。
C.基材9表面に存在する官能基と反応性を有する第五の官能基5と、第二のマトリックス形成用アクリル樹脂が備える第三の官能基3と反応性を有する第六の官能基6とを備える第一の架橋剤。
D.第二のマトリックス形成用アクリル樹脂が備える第四の官能基4と反応性を有する第七の官能基7と、第一のマトリックス形成用樹脂が備える第二の官能基2と反応性を有する第八の官能基8とを備える第二の架橋剤。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記樹脂Bが備える第三の官能基3がSiOR基(Rは炭化水素基を表す)であると共に、上記架橋剤Cがシリコンアルコキシドであることを特徴とする。
A.下記式(1)で表される基及びパーフルオロアルキル基から選択される第一の官能基1と、前記第一の官能基1よりも表面エネルギーの高い第二の官能基2とを備えた第一のマトリックス形成用アクリル樹脂。
B.第一のマトリックス形成用アクリル樹脂Aが備える第一の官能基1よりも高い表面エネルギーを有する第三の官能基3及び第四の官能基4を備えた第二のマトリックス形成用アクリル樹脂。
C.基材9表面に存在する官能基と反応性を有する第五の官能基5と、第二のマトリックス形成用アクリル樹脂が備える第三の官能基3と反応性を有する第六の官能基6とを備える第一の架橋剤。
D.第二のマトリックス形成用アクリル樹脂が備える第四の官能基4と反応性を有する第七の官能基7と、第一のマトリックス形成用樹脂が備える第二の官能基2と反応性を有する第八の官能基8とを備える第二の架橋剤。
(実施例1)
樹脂A、樹脂B、架橋剤C及び架橋剤Dとして、次のものを用いた。
樹脂B;第三の官能基3としてグリシジル基(表面エネルギー約50mJ/m2、エポキシ当量600(g/eq))、第四の官能基4として水酸基(表面エネルギー約85mJ/m2、水酸基価53KOHmg/g)を有するアクリル樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製「A−244」)
架橋剤C;第五の官能基5及び第六の官能基6としてブロックイソシアネート基を有するメチレンジイソシアネートMEKオキシムブロック樹脂(大日本ポリウレタン株式会社製「コロネート2507」)
架橋剤D;第七の官能基7及び第八の官能基8としてブトキシ基(表面エネルギー30〜40mJ/m2程度)を有するブチル化尿素樹脂(三井科学株式会社製「ユーバン10S60」)
また、基材9として、表面に官能基として表面エネルギー約85mJ/m2の水酸基を有するステンレス板を用いた。
樹脂A、樹脂B、及び架橋剤Dとして、次のものを用いた。
樹脂B;第三の官能基3として水酸基(表面エネルギー約85mJ/m2、水酸基価120KOHmg/g)、第四の官能基4としてアルコキシ基(表面エネルギー約85mJ/m2)を有するアクリル樹脂(富士化成工業株式会社製「ZX−220H」)
架橋剤D;第七の官能基7及び第八の官能基8としてアミノ基を有する完全アルキル型のメラミン樹脂(三井サイアナミット株式会社製「サイメル303」)
また、架橋剤Cとしては次のように調製されたものを用いた。
樹脂組成物の原料として、アクリルハイブリッド硬化型樹脂(大日本インキ化学工業株式会社製「A−244」)、ブチル化尿素樹脂(三井科学株式会社製「ユーバン10S60」)、及びヘキサメチレンジイソシアネートMEKオキシムブロック樹脂(日本ポリウレタン株式会社製「コロネート2507」)を用いた。
樹脂組成物の原料として、撥水性樹脂(富士化成工業株式会社製「ZX−022」)及びヘキサメチレンジイソシアネートMEKオキシムブロック樹脂(日本ポリウレタン株式会社製「コロネート2507」)を用いた。
各実施例及び比較例にて基材9に形成された塗膜表面の、イオン交換水の接触角を接触角測定装置(協和界面化学株式会社製、型式CA−A)
(密着性評価)
各実施例及び比較例にて基材9に形成された塗膜に対し、JIS K5600−5−6に規定のクロスカット法による付着性試験を行った。
B 第二のマトリックス形成用アクリル樹脂
C 第一の架橋剤
D 第二の架橋剤
1 第一の官能基
2 第二の官能基
3 第三の官能基
4 第四の官能基
5 第五の官能基
6 第六の官能基
7 第七の官能基
8 第八の官能基
9 基材
Claims (4)
- 基材の表面に塗布して撥水性塗膜を形成する樹脂組成物であって、下記A〜Dの全ての成分を含有することを特徴とする撥水性塗膜形成用樹脂組成物。
A.下記式(1)で表される基及びパーフルオロアルキル基から選択される第一の官能基と、前記第一の官能基よりも表面エネルギーの高い第二の官能基とを備えた第一のマトリックス形成用アクリル樹脂。
B.第一のマトリックス形成用アクリル樹脂Aが備える第一の官能基よりも共に高い表面エネルギーを有する第三の官能基及び第四の官能基を備えた第二のマトリックス形成用アクリル樹脂。
C.基材表面に存在する官能基と反応性を有する第五の官能基と、第二のマトリックス形成用アクリル樹脂が備える第三の官能基と反応性を有する第六の官能基とを備える第一の架橋剤。
D.第二のマトリックス形成用アクリル樹脂が備える第四の官能基と反応性を有する第七の官能基と、第一のマトリックス形成用樹脂が備える第二の官能基と反応性を有する第八の官能基とを備える第二の架橋剤。
- 上記樹脂Bが備える第三の官能基がSiOR基(Rは炭化水素基を表す)であると共に、上記架橋剤Cがシリコンアルコキシドであることを特徴とする請求項1に記載の撥水性塗膜形成用樹脂組成物。
- 表面に水酸基を有する基材に対して撥水性塗膜を形成するためのものであることを特徴とする請求項2に記載の撥水性塗膜形成用樹脂組成物。
- 上記樹脂Aが備える第二の官能基と上記樹脂Bが備える第四の官能基とが水酸基であり、上記架橋剤Dがメラミン樹脂であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の撥水性塗膜形成用樹脂組成物。
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