JP2008153621A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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恒一郎 佐野
Yasushi Matsui
靖 松井
Hideji Tsujino
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Abstract

【課題】アーリー電圧の低下を抑制する。
【解決手段】第1導電型の半導体基板に設けられた、第1,第2の素子領域と、第2導電型の第1の不純物からなり第1の素子領域の深さ方向の奥深部位に設けられたレトログレードウェルと、第2導電型の第2の不純物からなり第1の素子領域の深さ方向の中間部位に設けられたエンハンスドドープ層と、第2導電型の第3の不純物からなり第1の素子領域の表面部位に設けられたパンチスルー抑制層と、第1の素子領域に接する第2のゲート絶縁膜と、第2の素子領域に接し第2のゲート絶縁膜よりも膜厚の厚い第1のゲート絶縁膜とを備える。第1の不純物のプロファイルと第3の不純物のプロファイルとが交差する領域に、第2の不純物が分布する。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置及びその製造方法に関し、特にゲート酸化膜が異なる2種類以上の半導体装置、いわゆる高電圧MOSFETと低電圧MOSFETとが共存する半導体装置及びその製造方法に関する。
システムオンチップの需要拡大により、複数のMOSFET(例えば、ゲート酸化膜の膜厚が互いに異なる高電圧MOSFETと低電圧MOSFET)を1チップ上に混載するCMOS集積回路が実用化されている。これは、例えば、特許文献1,2を参照することができる。
近年の半導体集積回路装置の低消費電力化、微細化の進展に伴って、アナログ特性を重視した低電圧のMOSFETと入出力回路等で用いる高電圧のMOSFETとを同一基板上に混載したCMOS集積回路の開発が進んでいる。
以下、低電圧のMOSFETと高電圧のMOSFETとを搭載した従来の半導体装置の製造方法を、図43〜図52の工程断面図を参照して説明する。まず、図43に示すように、p型シリコン基板101に素子分離絶縁膜102a,102b,シリコン酸化膜105を形成する。次にp型シリコン基板101にn型拡散層103a,103bとp型拡散層104a,104bとを形成する。n型拡散層103a,103bとp型拡散層104a,104bとはCMOSのウェルを構成する。その後、p型MOSFETの表面不純物濃度を制御するp型拡散層106a,106bをp型シリコン基板101に形成する。
次に、図44に示すように、p型シリコン基板101からシリコン酸化膜105を除去したうえで、図45に示すように、p型シリコン基板101に高電圧用のゲート酸化膜107を形成する。次に、図46に示すように、p型シリコン基板101にフォトレジスト108を塗布したうえで、低電圧MOSFET領域においてフォトレジスト108に開口を形成し、続いて図47に示すように、開口を有するフォトレジスト108をマスクにして、高電圧用のゲート酸化膜107をエッチングする。
次に、図48に示すように、フォトレジスト108を除去したうえで、p型シリコン基板101に低電圧用のゲート酸化膜109を形成し、続いて図49に示すように、p型シリコン基板101にn型ポリシリコン膜110を成長させる。次に、図50に示すように、図示しないフォトレジストをマスクにしてn型ポリシリコン膜をエッチングすることでポリシリコン電極110’を形成し、そのうえで、ポリシリコン電極110’の側面にサイドウォール膜111を形成する。
次に、図51に示すように、図示しないフォトレジストをマスクにしてp型シリコン基板101に不純物イオンを注入したうえで、p型シリコン基板101に熱処理を加えることで、n型MOSFETのソース・ドレイン112a,112bとp型MOSFETのソース・ドレイン113a,113bとを形成する。最後に、図52に示すように、層間絶縁膜114(酸化シリコン膜とBPSG膜からなる),Wプラグ115,及びAL電極116を、p型シリコン基板101に形成する。
特開2006−196580号 特開2003−46062号
図43〜52に示す従来の半導体装置の製造方法においては、高電圧用のゲート酸化膜107が低電圧MOSFET領域にも形成される。そのため、この酸化膜が表面不純物を取り込んでしまって、低電圧MOSFET領域の表面不純物濃度が減少する。
この表面不純物濃度の減少を補うために、あらかじめ不純物イオンを多く注入することも実施されているが、そうすると、イオン注入及び活性化アニールにおいて不純物が深い位置まで形成される現象(深化)が生じる。特にp型MOSFETにおいては、表面不純物のボロン濃度の減少を補うために不純物の注入量を増加させた場合、ボロンの深化によりバルク側のn型不純物濃度が減少してアーリー電圧が低下する。
したがって、本発明は、高電圧MOSFETと低電圧MOSFETとが同一チップ上に共存するCMOS集積回路において、アーリー電圧の低下を抑制することを目的とする。
本発明に係る半導体装置は、
ゲート絶縁膜の膜厚が互いに異なる少なくとも2つのMOSFETを備えた半導体装置であって、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板に設けられた、第1の素子領域および第2の素子領域と、
第2導電型の第1の不純物からなり前記第1の素子領域の深さ方向の奥深部位に設けられたレトログレードウェルと、
第2導電型の第2の不純物からなり前記第1の素子領域の深さ方向の中間部位に設けられたエンハンスドドープ層と、
第2導電型の第3の不純物からなり前記第1の素子領域の表面部位に設けられたパンチスルー抑制層と、
前記半導体基板に設けられて前記第1の素子領域に接する第2のゲート絶縁膜と、
前記半導体基板に設けられて前記第2の素子領域に接する、前記第2のゲート絶縁膜よりも膜厚の厚い第1のゲート絶縁膜と、
を備え、
前記第1の不純物のプロファイルと前記第3の不純物のプロファイルとが交差する領域に、前記第2の不純物が分布する。
本発明の半導体装置の製造方法は、ゲート絶縁膜の膜厚が互いに異なる少なくとも2つのMOSFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
第1導電型の半導体基板に第1の素子領域と第2の素子領域とを形成する工程と、
前記第1の素子領域の深さ方向の奥深部位に第2導電型の第1の不純物を、前記第1の素子領域の深さ方向の中間部位に第2導電型の第2の不純物を、前記第1の素子領域の表面部位に第2導電型の第3の不純物を、それぞれイオン注入する工程と、
前記第1−第3の不純物をイオン注入した後、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とを含む前記半導体基板に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の素子領域の前記第1のゲート絶縁膜を選択的に除去したうえで、当該第1の素子領域に選択的に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜とにゲート電極を形成する工程と、
を含み、
前記第1の不純物のプロファイルと前記第3の不純物のプロファイルとが交差する領域に前記第2の不純物が分布するように、前記第1−第3の不純物をイオン注入する。
本発明の半導体装置及び半導体装置の製造方法によると、第2の不純物が第1の不純物のプロファイルと第3の不純物のプロファイルとが交差する領域に分布させることにより、閾値制御用の表面不純物濃度の増加を抑えつつバルク側の不純物濃度を増加させることができる。そのため、アーリー電圧の低下を抑制できる。
なお、本発明の半導体装置の製造方法は、以下のように構成されてもよい。すなわち、本発明の半導体装置の製造方法は、
ゲート絶縁膜の膜厚が互いに異なる少なくとも2つのMOSFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
第1導電型の半導体基板に第1の素子領域と第2の素子領域とを形成する工程と、
前記第1の素子領域の内部に第2導電型の不純物を、前記第1の素子領域の表面部位に第1導電型の不純物を、それぞれイオン注入する工程と、
前記不純物群をイオン注入した後、前記第2の素子領域に第1のゲート絶縁膜を、前記第1の素子領域に第2のゲート絶縁膜を、それぞれ選択的に形成する工程と、
前記第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜とに、それぞれゲート電極を形成する工程と、
を含み、
前記第1の素子領域に、埋め込みチャネル型のp型MOSFETを形成する。
この半導体装置の製造方法によると、例えば高電圧MOSFET用とする第1のゲート絶縁膜の形成時において、低電圧MOSFET用とする第1の素子領域の表面不純物の濃度減少がなくなるので、当該濃度減少がある場合に比べて閾値制御用の表面不純物濃度のドーズ量を少なくできる。そのため、表面不純物の深化が生じず、したがって、アーリー電圧の低下が抑制される。
なお、前記第1のゲート絶縁膜を選択的に形成する工程は、
前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とに選択的にシリコン窒化膜を形成する工程と、
前記第2の素子領域に形成されたシリコン窒化膜を選択的に除去する工程と、
前記第2の素子領域に第1のゲート絶縁膜を選択的に形成したうえで、前記第1の素子領域に形成された前記シリコン窒化膜を選択的に除去する工程と、
を含むのが好ましい。
この構成によれば、第1のゲート絶縁膜(例えば高電圧MOSFET用となる)を第1の素子領域(例えば低電圧MOSFET用となる)に意図的に形成しないので、第1の素子領域の表面不純物が、第1のゲート絶縁膜の形成時において酸化膜中に取り込まれることがなくなる。これにより、表面不純物濃度の減少を抑えることができて、当該濃度減少がある場合に比べて閾値制御用の表面不純物濃度のドーズ量を少なくすることができる。そのため、表面不純物の深化は生じず、したがって、アーリー電圧の低下が抑制される。
なお、前記第1のゲート絶縁膜を選択的に形成する工程は、
前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とに選択的にポリシリコン膜を形成する工程と、
前記第2の素子領域に形成されたポリシリコン膜を選択的に除去する工程と、
前記第2の素子領域に第1のゲート絶縁膜を選択的に形成したうえで、前記第1の素子領域に形成された前記ポリシリコン膜を選択的に除去する工程と、
を含むのが好ましい。
この構成によれば、第1のゲート絶縁膜(例えば高電圧MOSFET用となる)を第1の素子領域(例えば低電圧MOSFET用となる)に意図的に形成しないので、第1の素子領域の表面不純物が、第1のゲート絶縁膜の形成時において酸化膜中に取り込まれることがなくなる。これにより、表面不純物濃度の減少を抑えることができて、当該濃度減少がある場合に比べて閾値制御用の表面不純物濃度のドーズ量を少なくできる。そのため、表面不純物の深化が生じず、したがって、アーリー電圧の低下が抑制される。
なお、前記第1のゲート絶縁膜を選択的に形成する工程は、
前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とに選択的に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
前記第1の素子領域に形成された前記第1のゲート絶縁膜を選択的に除去する工程と、
を含み、
前記第1のゲート絶縁膜を形成する工程を、前記第1導電型の不純物をイオン注入する前に実施するのが好ましい。
そうすれば、例えば高電圧MOSFET用となる第1のゲート絶縁膜を形成したうえで、低電圧MOSFET用となる閾値電圧制御のイオンを注入するので、低電圧MOSFET用の閾値電圧を制御する表面不純物濃度が、第1のゲート絶縁膜の形成時において減少することがなくなる。従って、減少がある場合に比べて閾値制御用の表面不純物濃度のドーズ量を少なくできるため、表面不純物の深化は生じず、したがって、アーリー電圧の低下が抑制される。
発明の半導体装置及びその製造方法によると、低電圧MOSFET領域の深さ方向の中間部にエンハンスドドープ層を形成することにより、閾値制御用の表面不純物濃度の増加を抑えつつバルク側の不純物濃度を増加させることができる。これにより、アーリー電圧の低下を抑制することができる。
また、高電圧用のゲート酸化膜の形成時における低電圧MOSFET領域の表面不純物濃度の減少を抑えることができるので、閾値制御用の表面不純物濃度の注入量を少なくすることが可能となる。そのため、表面不純物の深化に起因するアーリー電圧の低下も抑制することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図1〜図11を参照しながら説明する。なお、図中、低電圧MOSFETは、第1の素子領域に形成される素子を示し、高電圧MOSFETは、第2の素子領域に形成される素子を示す。また、本実施形態では第1導電型をp型とし、第2導電型をn型としたが、これは一例であって第1導電型をn型とし、第2導電型をp型としてもよい。
まず、図1に示すように、p型シリコン基板(半導体基板)1に素子分離酸化膜(素子分離絶縁膜)2a,2bとシリコン酸化膜5とを形成する。次にp型シリコン基板1にn型拡散層3a,3bとp型拡散層4a,4bとを形成する。これらの拡散層はCMOSのウェルを構成する。さらにp型シリコン基板1に、p型MOSFETの表面不純物濃度を制御するp型拡散層6a,6bを形成する。
次に、図2に示すように、p型シリコン基板1にシリコン窒化膜7を成長させる。次に、図3に示すように、p型シリコン基板1にフォトレジスト8を塗布し、そのうえで、高電圧MOSFET領域においてフォトレジスト8に開口を形成し、続いて、開口を有するフォトレジスト8をマスクにしてシリコン窒化膜7をエッチングし、さらにシリコン酸化膜5をエッチングする。
次に、図4に示すように、p型シリコン基板1からフォトレジスト8を除去する。次に、p型シリコン基板1に高電圧用のゲート酸化膜(第1のゲート絶縁膜)9を形成する。次に、図5に示すように、p型シリコン基板1にフォトレジスト10を塗布する。次に、低電圧MOSFET領域においてフォトレジスト10に開口を形成する。さらに、図6に示すように、開口を有するフォトレジスト10をマスクにして、シリコン窒化膜7とシリコン酸化膜5とをエッチングする。シリコン窒化膜7とシリコン酸化膜5とをエッチングする処理は、低電圧MOSFET領域と高電圧MOSFET領域とで同様になる。そのため、低電圧MOSFET領域の素子分離絶縁膜の膜厚と高電圧MOSFET領域の素子分離絶縁膜の膜厚とは同等になる。
本実施形態では、低電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口と、高電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口との間に重なり領域がある。これにより、低電圧MOSFET領域と高電圧MOSFET領域との境目にある素子分離絶縁膜には凹部α(図6参照)が形成され、凹部α上を含めてシリコン窒化膜7は完全に除去されて残存しなくなる。逆に、低電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口と、高電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口との間に間隔(隙間)を設けると、この隙間上に位置するシリコン窒化膜7は凸形状になって残存する。このように、電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口と、高電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口との間に重なり領域を設けることが、シリコン窒化膜7を除去するうえで重要となる。なお、シリコン酸化膜5のエッチングでは、BHFを用いたウエットエッチングを実施する。
次に、図7に示すように、フォトレジスト10を除去した後、低電圧MOSFET領域に低電圧用のゲート酸化膜(第2のゲート絶縁膜)11を形成する。この時、高電圧MOSFET領域も酸化されて高電圧用のゲート酸化膜9の厚みが厚くなる。したがって、電圧用のゲート酸化膜(第1のゲート絶縁膜)9の厚みは、低電圧用のゲート酸化膜(第2のゲート絶縁膜)11の厚みより厚くなる。
次に、図8に示すようにp型シリコン基板1においてn型ポリシリコン膜12を成長させる。次に、図9に示すように、フォトレジスト(図示省略)をマスクにしてn型ポリシリコン膜12をエッチングすることでポリシリコン電極12’を形成する。その後、図示していないがライトドープドドレイン層,オフセット注入層をp型シリコン基板1に形成することで、ポリシリコン電極12’の側面にサイドウォール膜13を形成する。
次に、図10に示すように、フォトレジスト(図示省略)をマスクにして、ポリシリコン電極12’の両側のp型シリコン基板1の表面にゲート不純物イオンを注入する。その後、p型シリコン基板1に熱処理を加えることで、p型シリコン基板1に、n型MOSFETのソース・ドレイン14a,14bと、p型MOSFETのソース・ドレイン15a,15bとを形成する。最後に、図11に示すように、層間絶縁膜16(酸化シリコン膜とBPSG膜からなる)と、Wプラグ17と、AL電極18とを形成する。
本実施形態の半導体装置の製造方法によると、高電圧用のゲート酸化膜9が低電圧MOSFET領域に形成されないので、高電圧用のゲート酸化膜の形成時において、低電圧MOSFET領域の表面不純物が酸化膜中に取り込まれなくなる。そのため、表面不純物濃度の減少が抑えられて、閾値制御用の表面不純物濃度(ボロン)の注入量を少なくすることが可能となる。これにより、表面不純物の深化(不純物がp型シリコン基板1の深い部位まで到達する状態)が生じにくくなって、この不純物深化に起因するアーリー電圧の低下を抑制することができる。さらに、素子分離絶縁膜が露出した状態で、高電圧用のゲート酸化膜9を除去する工程を設ける必要がなくなるために、素子分離絶縁膜のエッチングを低減できて分離耐圧も向上する。
(第1の実施形態の変形例)
本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造方法について、図1、図8〜図17を参照しながら説明する。まず、図1に示すように、p型シリコン基板1に素子分離絶縁膜2a,2bとシリコン酸化膜5とを形成する。次にp型シリコン基板1にn型拡散層3a,3bとp型拡散層4a,4bとを形成し、さらに、p型MOSFETの表面不純物濃度を制御するためのp型拡散層6a,6bをp型シリコン基板1に形成する。その後、図12に示すように、p型シリコン基板1にポリシリコン膜7aを成長させる。
次に、図13に示すように、p型シリコン基板1にフォトレジスト8を塗布したうえで、高電圧MOSFET領域においてフォトレジスト8に開口を形成する。続いて、開口を有するフォトレジスト8をマスクにして、ポリシリコン膜7aをエッチングし、さらにシリコン酸化膜5をエッチングする。
次に、図14に示すように、p型シリコン基板1からフォトレジスト8を除去し、その後、p型シリコン基板1に高電圧用のゲート酸化膜9を形成する。このとき、低電圧MOSFET領域の表面(ポリシリコン膜7a)にも、酸化膜(シリコン酸化膜9a)が形成されるが低電圧MOSFET領域において酸化膜が形成される対象はポリシリコン膜7aであって、この膜7aを酸化させる処理においてシリコン基板側に加わる熱応力は、シリコン窒化膜を酸化させる処理においてシリコン基板側に加わる熱応力に比して小さくなる。
次に、図15に示すように、p型シリコン基板1にフォトレジスト10を塗布し、その後、低電圧MOSFET領域においてフォトレジスト10に開口を形成する。その後、図16に示すように開口を有するフォトレジスト10をマスクにして、シリコン酸化膜9a,ポリシリコン膜7a,及びシリコン酸化膜5をエッチングする。なお、シリコン酸化膜9aとシリコン酸化膜5とのエッチングでは、BHFを用いたウエットエッチングを実施し、ポリシリコン膜7aのエッチングでは、ドライエッチングを実施する。
ポリシリコン膜7aとシリコン酸化膜5とをエッチングする処理は、低電圧MOSFET領域と高電圧MOSFET領域とで同様となる。そのため、低電圧MOSFET領域と高電圧MOSFET領域とでは、形成される素子分離絶縁膜の膜厚が同等になる。
また、本変形例においても、低電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口と、高電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口との間に重なり領域がある。これにより、低電圧MOSFET領域と高電圧MOSFET領域との境目にある素子分離絶縁膜には凹部α(図6参照)が形成され、凹部α上を含めてシリコン窒化膜7は完全に除去されて残存しなくなる。逆に、低電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口と、高電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口との間に間隔(隙間)を設けると、この隙間上に位置するシリコン窒化膜7は凸形状になって残存する。このように、電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口と、高電圧MOSFET領域のフォトレジストに形成した開口との間に重なり領域を設けることが、シリコン窒化膜7を除去するうえで重要となる。
次に、図17に示すように、p型シリコン基板1からフォトレジスト10を除去し、その後、低電圧MOSFET領域に低電圧用のゲート酸化膜11を形成する。この時、高電圧MOSFET領域も酸化されて高電圧用のゲート酸化膜9の膜厚は、低電圧用のゲート酸化膜9の膜厚に比して厚くなる。
以降、第1の実施形態と同様に、図8に示すようにp型シリコン基板1においてn型ポリシリコン膜12を成長させる。次に、図9に示すように、フォトレジスト(図示省略)をマスクにしてn型ポリシリコン膜をエッチングすることでp型シリコン基板1にポリシリコン電極12’を形成する。その後、図示していないがライトドープドドレイン層とオフセット注入層とをp型シリコン基板1に形成することで、ポリシリコン電極12’の側面にサイドウォール膜13を形成する。
次に、図10に示すように、図示しないフォトレジストをマスクにして、p型シリコン基板1に不純物イオンを注入し、そのうえで、p型シリコン基板1に熱処理を加えることで、n型MOSFETのソース・ドレイン14a,14bと、p型MOSFETのソース・ドレイン15a,15bとを、p型シリコン基板1に形成する。最後に、図11に示すように、層間絶縁膜16(酸化シリコン膜とBPSG膜とからなる)と、Wプラグ17と、AL電極18とをp型シリコン基板1に形成する。
本変形例の半導体装置の製造方法によると、第1の実施形態に記載した効果に加えて、高電圧用のゲート酸化膜の形成時に低電圧MOSFET領域にかかる熱応力を低減でき、シリコン基板の結晶性の劣化もないので、より安定したMOSFETを形成できる。
(第2の実施形態)
本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図18〜図29を参照しながら説明する。まず、図18に示すように、p型シリコン基板1に素子分離絶縁膜2a,2bとシリコン酸化膜5とを形成する。次にp型シリコン基板1にn型拡散層3a,3bと、p型拡散層4a,4bとを形成する。さらに、p型シリコン基板1に、p型MOSFETの表面不純物濃度を制御するp型拡散層6bを形成する。
次に、図19に示すように、シリコン酸化膜5をエッチングにより除去する。その後、図20に示すように、p型シリコン基板1に高電圧用のゲート酸化膜9を形成する。次に、図21に示すように、p型シリコン基板1にフォトレジスト10を塗布する。その後、低電圧P型MOSFET領域において、フォトレジスト10に開口を形成する。そのうえで、開口を有するフォトレジスト10をマスクにしてp型シリコン基板1に閾値制御用のボロンイオンを注入することで、p型シリコン基板1にp型拡散層6aを形成する。次に、図22に示すように、p型シリコン基板1からフォトレジスト10を除去する。その後、図23に示すように、再度p型シリコン基板1にフォトレジスト19を塗布する。その後、低電圧MOSFET領域においてフォトレジスト19に開口を形成し、続いて図24に示すように、開口を有するフォトレジスト19をマスクにして高電圧用のゲート酸化膜9をエッチングする。次に、図25に示すように、p型シリコン基板1からフォトレジスト19を除去する。その後、p型シリコン基板1に低電圧用のゲート酸化膜11を形成し、続いて図26に示すように、p型シリコン基板1においてn型ポリシリコン膜12を成長させる。次に、図27に示すように、図示しないフォトレジストをマスクにしてn型ポリシリコン膜12をエッチングすることで、ポリシリコン電極12’を形成する。その後、ポリシリコン電極12’の側面にサイドウォール膜13を形成する。次に、図28に示すように、フォトレジスト(図示省略)をマスクにしてp型シリコン基板1に不純物イオンを注入し、その後、p型シリコン基板1に熱処理を加えることで、p型シリコン基板1にn型MOSFETのソース・ドレイン14a,14bと、p型MOSFETのソース・ドレイン15a,15bとを形成する。最後に、図29に示すように、p型シリコン基板1に、層間絶縁膜16(酸化シリコン膜とBPSG膜からなる)と、Wプラグ17と、AL電極18とを形成する。
本実施形態の半導体装置の製造方法によると、高電圧用のゲート酸化膜9を形成した後に、低電圧p型MOSFETにおける閾値電圧制御用のイオンを注入するので、低電圧p型MOSFETにおける閾値電圧制御用の不純物が、高電圧用のゲート酸化膜中に取り込まれることが無くなる。その結果、低電圧p型MOSFETにおける閾値電圧制御用の不純物が減少しなくなる。そのため、閾値制御用の表面不純物濃度(ボロン)のドーズ量を少なくすることが可能となる。これにより、表面不純物の深化に起因するアーリー電圧の低下を抑制することができる。
(第3の実施形態)
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法について、図30〜図40を参照しながら説明する。まず、図30に示すように、p型シリコン基板1に素子分離絶縁膜2a,2bとシリコン酸化膜5とを形成する。次に、p型シリコン基板1にフォトレジスト20を塗布したうえで、低電圧p型MOSFET領域(第1の素子領域)において、フォトレジスト20に開口を形成する。そのうえで、開口を有するフォトレジスト20をマスクにして700keV,300keV,150keV程度でp型シリコン基板1にリンイオンを多段注入し、さらに250keV程度で砒素イオンをp型シリコン基板1に注入する。これにより、p型シリコン基板1にn型拡散層3aを形成する。
ここで、n型拡散層3aの深さ方向(基板厚み方向)に沿った形状について説明する。700keV,300keV程度でリンイオン(第2導電型の第2の不純物)を多段注入することで、低電圧p型MOSFET領域の厚み方向の奥深部位にレトログレードウェルが形成される。150keV程度でリンイオン(第2導電型の第2の不純物)を注入することで、低電圧p型MOSFET領域の厚み方向の中間部位にエンハンスドドープ層が形成される。250keV程度で砒素イオン(第2導電型の第3の不純物)を注入することで、低電圧p型MOSFET領域の表面部位にパンチスルー抑制(バリア)層が形成される。
続いて、5keV程度で低電圧p型MOSFETの表面不純物濃度を制御するボロンイオン(第1導電型の不純物)をp型シリコン基板1に注入することで、p型シリコン基板1にp型拡散層(チャネルドープ層)6aを形成する。
次に、図31に示すように、p型シリコン基板1からフォトレジスト20を除去する。その後、高電圧p型MOSFET領域(第2の素子領域)にn型拡散層3bを形成することで、低電圧n型MOSFET領域と高電圧n型MOSFET領域とにそれぞれp型拡散層4a,4bを形成する。
ここで、n型拡散層3bの深さ方向(基板厚み方向)に沿った形状について説明する。700keV,300keV程度で高電圧p型MOSFET領域(第2の素子領域)にリンイオンを多段注入することで、高電圧p型MOSFET領域の厚み方向の奥深部位にレトログレードウェルが形成される。250keV程度で高電圧p型MOSFET領域(第2の素子領域)に砒素イオンを注入することで、高電圧p型MOSFET領域の表面部位にパンチスルー抑制層が形成される。
次に、p型拡散層4a,4bの深さ方向に沿った形状に付いて説明する。400keV,150keV程度でp型MOSFET領域にボロンイオンを多段注入することで、各p型MOSFET領域にレトログレードウェルとチャネルストッパー層とがそれぞれ形成される。レトログレードウェルは、p型MOSFET領域の厚み方向の奥深部位に形成される。30keV程度でボロンイオンを注入することで、p型拡散層4a,4bの表面部位の不純物濃度が調整される。そのうえで、続いて5keV程度で高電圧p型MOSFETの表面不純物濃度を制御するためのボロンイオンをp型MOSFET領域に注入することで、p型拡散層4a,4bの表面部位にp型拡散層6bが形成される。
次に、図32に示すように、シリコン酸化膜5をエッチングした後、図33に示すように、p型シリコン基板1に高電圧用のゲート酸化膜9を形成する。次に、図34に示すように、p型シリコン基板1にフォトレジスト10を塗布する。その後、低電圧MOSFET領域においてフォトレジスト10に開口を形成し、続いて図35に示すように、開口を有するフォトレジスト10をマスクにして高電圧用のゲート酸化膜9をエッチングする。次に、図36に示すように、フォトレジスト10を除去する。その後、低電圧MOSFET領域に低電圧用のゲート酸化膜11を形成する。この時、高電圧MOSFET領域も酸化されて高電圧用のゲート酸化膜9は、電圧用のゲート酸化膜11より厚くなる。続いて図37に示すように、p型シリコン基板1にn型ポリシリコン膜12を成長させる。
次に、図38に示すように、図示しないフォトレジストをマスクにしてn型ポリシリコン膜12をエッチングすることで、ポリシリコン電極12’を形成する。その後、ポリシリコン電極12’の側面にサイドウォール膜13を形成する。次に、図39に示すように、図示しないフォトレジストをマスクにしてp型シリコン基板1に不純物イオンを注入する。その後、p型シリコン基板1に熱処理を加えることで、p型シリコン基板1に、n型MOSFETのソース・ドレイン14a,14bと、p型MOSFETのソース・ドレイン15a,15bとを形成する。最後に、図40に示すように、p型シリコン基板1に、層間絶縁膜16(酸化シリコン膜とBPSG膜からなる)と、Wプラグ17と、AL電極18とを形成する。
本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、低電圧p型MOSFET領域の深さ方向(基板厚み方向)に沿った形状は次のようになる。すなわち、低電圧p型MOSFET領域の表面部位にあるパンチスルー抑制層と奥深部位にあるレトログレードウェルとの間の境界に位置する中間部位にエンハンスドドープ層が形成される。このエンハンスドドープ層を含めて各層は、イオン注入を通じて3つの不純物プロファイルをp型シリコン基板1に分布ささせることで形成される。すなわち、レトログレードウェルとなるリンプロファイル(第2導電型の第1の不純物)を低電圧p型MOSFET領域の奥深部位に分布させ、パンチスルー抑制層となる砒素プロファイル(第2導電型の第3の不純物)を低電圧p型MOSFET領域の表面部位に分布させ、さらには、レトログレードウェルとパンチスルー抑制層とが交差する領域に、エンハンスドドープ層となるリン(第2導電型の第2の不純物)を分布させる。
n型拡散層3aの基板厚み方向中間部位には、n型不純物濃度の低い交差部(コル部)が形成されるが、本実施の形態では、交差部(コル部)付近にエンハンスドドープ層のリンを選択的に注入することで不純物濃度を高める。そのため、n型拡散層3aの表面部位へのn型不純物の注入量を低減することが可能となる結果、閾値制御用の表面p型不純物濃度の増加を抑えつつバルク側のn型不純物濃度を増加させることができる。これにより、アーリー電圧の低下を抑制できる。
本発明の第3の実施形態に係る半導体装置について、図41,42A,42Bを参照しながら説明する。なお、半導体装置の構成例は図40に示すとおりである。図41は、低電圧p型MOSFETのゲート電極直下における不純物量のデプスプロファイルである。リン注入によるレトログレードウェルと、砒素注入によるパンチスルー抑制層とがそれぞれp型シリコン基板1に形成される。そして、レトログレードウェルとパンチスルー抑制層とが交差する領域である基板表面からの深さ0.2μm付近に位置する領域に、リン注入に基づいたエンハンスドドープ層が形成される。そのため、基板表面から深さ0.2μm付近に位置する領域におけるn型不純物濃度が増加される。これにより、閾値電圧制御用のp型不純物濃度(ボロン)の増加を抑えつつバルク側のn型不純物濃度(リン)を増加させることができて、アーリー電圧の低下を抑制できる。なお、エンハンスドドープ層は、リン注入の他、砒素注入によっても形成される。
図42Aは、図41の不純物プロファイルを有する本発明の低電圧p型MOSFETのアーリー電圧の特性を示す図である。図42Aから明らかなように、レトログレードウェルとパンチスルー抑制層とが交差する領域に設けられたエンハンスドドープ層がウェル側への空乏層の伸びを減少させている。これによりアーリー電圧の低下が抑制される。したがって、例えば、ゲート長0.6μm付近において、エンハンスドドープ層を有する本発明の構成を例にすると、アーリー電圧が、エンハンスドドープ層が無い従来構成に比べて約4V上昇する。
また、図42Bに示すように、本発明の構成では、ゲート長0.56μmの低電圧p型MOSFETにおいて、アーリー電圧をほぼ15〜19Vの電圧帯に分布させることができる。これにより、低電圧MOSFETと高電圧MOSFETとを搭載する半導体装置において、アナログ特性の優れた低電圧MOSFETを有するアナログ回路を実現することが可能となる。
本実施形態の半導体装置及びその製造方法によると、低電圧p型MOSFETにおいて、表面付近へのn型不純物の注入量を低減して、閾値制御用の表面不純物濃度の増加を抑えつつバルク側の不純物濃度を増加させることができるので、アーリー電圧の低下を抑制することができる。
なお、本実施形態の半導体装置の製造方法において、n型拡散層3aとn型拡散層3bとをそれぞれ別工程で形成したが、これに代えて、以下の方法を実施してもよい。すなわち、低電圧p型MOSFET領域と高電圧p型MOSFET領域とで共通するレトログレードウェル及びパンチスルー抑制層を同一工程で形成した後、低電圧p型MOSFET領域にのみエンハンスドドープ層を形成する。この方法によれば、イオン注入の工程数を削減することができる。また同様に、低電圧p型MOSFET領域と高電圧p型MOSFET領域とで共通するチャネルドープ層を同一工程で形成してもよい。
また、低電圧p型MOSFET領域にのみエンハンスドドープ層を形成したが、低電圧p型MOSFET領域にエンハンスドドープ層を形成する際に、高電圧p型MOSFET領域にも、同時にエンハンスドドープ層を形成してもよい。こうすることで、n型拡散層3a,3bの製造工程を簡略化することができる。
本発明は、高電圧MOSFETと低電圧MOSFETとが同一チップ上に共存する半導体集積回路において、アーリー電圧の低下を抑制する半導体装置及びその製造方法として有用である。
本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置の不純物プロファイルを示す図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置のアーリー電圧特性を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置のアーリー電圧特性を示す図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。 従来例に係る半導体装置の製造工程を示す断面図。
符号の説明
1 p型シリコン基板(第1導電型の半導体基板)
2a 低電圧部の素子分離酸化膜(第1の素子領域の素子分離絶縁膜)
2b 高電圧部の素子分離酸化膜(第2の素子領域の素子分離絶縁膜)
3a 低電圧部のn型拡散層(第1の素子領域の第2導電型拡散層)
3b 高電圧部のn型拡散層(第2の素子領域の第2導電型拡散層)
4a 低電圧部のp型拡散層(第1の素子領域の第1導電型拡散層)
4b 高電圧部のp型拡散層(第2の素子領域の第1導電型拡散層)
5 シリコン酸化膜
6a 低電圧部のp型拡散層
6b 高電圧部のp型拡散層
7 シリコン窒化膜
7a ポリシリコン膜
8 フォトレジスト
9 高電圧用のゲート酸化膜(第1のゲート絶縁膜)
9a シリコン酸化膜
10 フォトレジスト
11 低電圧用のゲート酸化膜(第2のゲート絶縁膜)
12 n型ポリシリコン膜、n型ポリシリコン電極
13 サイドウォール膜
14a 低電圧n型MOSFETのソース・ドレイン
14b 高電圧n型MOSFETのソース・ドレイン
15a 低電圧p型MOSFETのソース・ドレイン
15b 高電圧p型MOSFETのソース・ドレイン
16 層間絶縁膜
17 Wプラグ
18 AL電極
19 フォトレジスト
20 フォトレジスト

Claims (13)

  1. ゲート絶縁膜の膜厚が互いに異なる少なくとも2つのMOSFETを備えた半導体装置であって、
    第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板に設けられた、第1の素子領域および第2の素子領域と、
    第2導電型の第1の不純物からなり前記第1の素子領域の深さ方向の奥深部位に設けられたレトログレードウェルと、
    第2導電型の第2の不純物からなり前記第1の素子領域の深さ方向の中間部位に設けられたエンハンスドドープ層と、
    第2導電型の第3の不純物からなり前記第1の素子領域の表面部位に設けられたパンチスルー抑制層と、
    前記半導体基板に設けられて前記第1の素子領域に接する第2のゲート絶縁膜と、
    前記半導体基板に設けられて前記第2の素子領域に接する、前記第2のゲート絶縁膜よりも膜厚の厚い第1のゲート絶縁膜と、
    を備え、
    前記第1の不純物のプロファイルと前記第3の不純物のプロファイルとが交差する領域に、前記第2の不純物が分布する、
    半導体装置。
  2. 前記半導体基板に設けられて前記第1の素子領域と前記第2の素子領域素子とをそれぞれ囲む分離絶縁膜と、
    前記半導体基板に設けられて前記第1のゲート絶縁膜に接する第1のゲート電極と、
    前記半導体基板に設けられて前記第2のゲート絶縁膜に接する第2のゲート電極と、
    をさらに備える、
    請求項1の半導体装置。
  3. 第1導電型の第4の不純物からなり前記半導体基板に設けられて前記第1の素子領域に接するチャネルドープ層を、
    さらに備え、
    前記第1の素子領域は埋め込みチャネル型のp型MOSFETを構成する、
    請求項1の半導体装置。
  4. 前記第1の不純物と第2の不純物とはリンであり、
    前記第3の不純物はヒ素であり、
    前記第4の不純物はボロンである、
    請求項3の半導体装置。
  5. ゲート絶縁膜の膜厚が互いに異なる少なくとも2つのMOSFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
    第1導電型の半導体基板に第1の素子領域と第2の素子領域とを形成する工程と、
    前記第1の素子領域の深さ方向の奥深部位に第2導電型の第1の不純物を、前記第1の素子領域の深さ方向の中間部位に第2導電型の第2の不純物を、前記第1の素子領域の表面部位に第2導電型の第3の不純物を、それぞれイオン注入する工程と、
    前記第1−第3の不純物をイオン注入した後、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とを含む前記半導体基板に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の素子領域の前記第1のゲート絶縁膜を選択的に除去したうえで、当該第1の素子領域に選択的に第2のゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の絶縁膜と前記第2のゲート絶縁膜とにゲート電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記第1の不純物のプロファイルと前記第3の不純物のプロファイルとが交差する領域に前記第2の不純物が分布するように、前記第1−第3の不純物をイオン注入する、
    半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体基板に素子分離絶縁膜を形成したうえで、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とを、前記素子分離絶縁膜によって囲まれた状態で前記半導体基板に形成する、
    請求項5の半導体装置の製造方法。
  7. 前記第1の素子領域の表面部位に第1導電型の第4の不純物をイオン注入する工程を、
    さらに含み、
    前記第1の素子領域に、埋め込みチャネル型のp型MOSFETが形成される、
    請求項5の半導体装置の製造方法。
  8. 前記第1の不純物のピーク位置が前記第3の不純物のピーク位置よりも前記第1の素子領域の深さ方向で深くなるように、かつ、前記第2の不純物のピーク位置が前記第1の素子領域の深さ方向で前記第1の不純物のピーク位置と前記第2導電型の第3の不純物のピーク位置との間になるように、前記第1−第3の不純物をイオン注入し、
    前記第4の不純物のピーク位置が前記第3の不純物のピーク位置よりも前記第1の素子領域の深さ方向で浅くなるように、前記第4の不純物をイオン注入する、
    請求項7の製造方法。
  9. ゲート絶縁膜の膜厚が互いに異なる少なくとも2つのMOSFETを備えた半導体装置の製造方法であって、
    第1導電型の半導体基板に第1の素子領域と第2の素子領域とを形成する工程と、
    前記第1の素子領域の内部に第2導電型の不純物を、前記第1の素子領域の表面部位に第1導電型の不純物を、それぞれイオン注入する工程と、
    前記不純物群をイオン注入した後、前記第2の素子領域に第1のゲート絶縁膜を、前記第1の素子領域に第2のゲート絶縁膜を、それぞれ選択的に形成する工程と、
    前記第1のゲート絶縁膜と第2のゲート絶縁膜とに、それぞれゲート電極を形成する工程と、
    を含み、
    前記第1の素子領域に、埋め込みチャネル型のp型MOSFETを形成する、
    半導体装置の製造方法。
  10. 前記半導体基板に素子分離絶縁膜を形成したうえで、前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とを、前記素子分離絶縁膜によって囲まれた状態で前記半導体基板に形成する、
    請求項9の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1のゲート絶縁膜を選択的に形成する工程は、
    前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とに選択的にシリコン窒化膜を形成する工程と、
    前記第2の素子領域に形成されたシリコン窒化膜を選択的に除去する工程と、
    前記第2の素子領域に第1のゲート絶縁膜を選択的に形成したうえで、前記第1の素子領域に形成された前記シリコン窒化膜を選択的に除去する工程と、
    を含む、
    請求項9の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第1のゲート絶縁膜を選択的に形成する工程は、
    前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とに選択的にポリシリコン膜を形成する工程と、
    前記第2の素子領域に形成されたポリシリコン膜を選択的に除去する工程と、
    前記第2の素子領域に第1のゲート絶縁膜を選択的に形成したうえで、前記第1の素子領域に形成された前記ポリシリコン膜を選択的に除去する工程と、
    を含む、
    請求項9の半導体装置の製造方法。
  13. 前記第1のゲート絶縁膜を選択的に形成する工程は、
    前記第1の素子領域と前記第2の素子領域とに選択的に第1のゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1の素子領域に形成された前記第1のゲート絶縁膜を選択的に除去する工程と、
    を含み、
    前記第1のゲート絶縁膜を形成する工程を、前記第1導電型の不純物をイオン注入する前に実施する、
    請求項9の半導体装置の製造方法。
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