JP2008153132A - 除電装置 - Google Patents

除電装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008153132A
JP2008153132A JP2006341803A JP2006341803A JP2008153132A JP 2008153132 A JP2008153132 A JP 2008153132A JP 2006341803 A JP2006341803 A JP 2006341803A JP 2006341803 A JP2006341803 A JP 2006341803A JP 2008153132 A JP2008153132 A JP 2008153132A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
discharge
voltage
ions
positive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006341803A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4818093B2 (ja
Inventor
Tomonori Tsumori
友則 津森
Naoki Sugita
直記 杉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Midori Anzen Co Ltd
Original Assignee
Midori Anzen Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2006341803A priority Critical patent/JP4818093B2/ja
Application filed by Midori Anzen Co Ltd filed Critical Midori Anzen Co Ltd
Priority to PCT/JP2007/074305 priority patent/WO2008075677A1/ja
Priority to KR1020097013162A priority patent/KR101017919B1/ko
Priority to EP07850791A priority patent/EP2104405A4/en
Priority to US12/519,974 priority patent/US7973292B2/en
Priority to CN2007800469830A priority patent/CN101563961B/zh
Priority to TW096148369A priority patent/TW200836591A/zh
Publication of JP2008153132A publication Critical patent/JP2008153132A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4818093B2 publication Critical patent/JP4818093B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T19/00Devices providing for corona discharge
    • H01T19/04Devices providing for corona discharge having pointed electrodes
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01TSPARK GAPS; OVERVOLTAGE ARRESTERS USING SPARK GAPS; SPARKING PLUGS; CORONA DEVICES; GENERATING IONS TO BE INTRODUCED INTO NON-ENCLOSED GASES
    • H01T23/00Apparatus for generating ions to be introduced into non-enclosed gases, e.g. into the atmosphere

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Elimination Of Static Electricity (AREA)

Abstract

【課題】小型、軽量で、且つ減衰時間特性やイオンバランス特性に優れた除電装置を提供する。
【解決手段】本発明に係わる除電装置1は、電源回路11と、電源回路11で生成された直流電圧を可聴周波数以上の高周波電圧とし、当該高周波電圧を2つの出力ラインに一定期間毎に交互に出力する出力制御回路12と、高周波電圧を昇圧する変圧回路13と、正極性の電圧印加で正イオンを出力し、負極性の電圧印加で負イオンを出力する2n個(n=1以上の整数)の放電針からなり、これら放電針がn個毎の第1及び第2グループに分けられて配置された放電部20と、変圧回路13から出力された高周波高電圧を同一期間で互いに極性の異なる矩形波の2つの直流高電圧に変換し、当該2つの直流高電圧の極性を一定期間毎に反転させて放電部20の第1及び第2グループにそれぞれ出力する極性反転回路14と、放電部20の風上側から送風する送風機とを備える。
【選択図】図3

Description

この発明は、帯電物体に正負のイオンを照射して電気的に中性にする除電装置に関する。
従来より、半導体製造ラインや携帯電話などのセル生産工程などでは、部品帯電による静電気障害や静電吸着を防ぐため、作業台やコンベア等の近傍に除電装置が配置されている。こうした製造現場で使用される除電装置としては、正又は負の電荷が全体的、或いは部分的に過剰となり、電荷が不均一な状態にある除電対象物(部品)に正又は負のイオンを放出(照射)して電気的に中性にする方式のものがある。このような除電装置は、除電方式により幾つかのタイプに分類される。以下、各方式の特徴について簡単に説明する。
(1)AC式
1つの放電針に正弦波高電圧(周波数50/60Hz)を印加し、正負のイオンを交互に発生させるようにしたものである。1つの放電針から正負のイオンを発生させているため、イオンバランスの経時的な偏りや、空間的な偏りも少ないことが特徴となっている。
ここで、イオンバランスとは、イオン照射後の残留電位が0Vからどの程度離れているかを示すもので、残留電位が定常的に0ボルトとなることが理想特性となる。そして、イオンバランスの経時的な偏りとは、除電装置を連続運転した場合に、正負それぞれの放電針の汚れ付着や腐食、磨耗の度合いに差が生じて、残留電位に偏りが生じることをいう。また、イオンバランスの空間的な偏りとは、除電対象物にイオンを照射したときに、除電対象物の位置により残留電位が差が生じることをいう。このイオンバランスの空間的な偏りは、後述するように、除電装置から所定距離を離して規則的に配置した除電対象物にイオンを照射して、どの位置の除電対象物に残留電位があるかを測定することにより判定される。さらに、後述するイオンバランスの振幅とは、正負のイオンが照射された除電対象物の表面電位が正側、負側に周期的に変動することをいう。
(2)DC式
正放電針と負放電針に、それぞれ正負の高電圧を印加することにより、各放電針から定常的に正負のイオンを発生させるようにしたものである。放出された正負のイオンが除電対象物に達するまでに再結合しにくく、AC式に比べてイオンを遠くまで飛ばすことができることが特徴となっている。
(3)AC高周波式
1つの放電針に周波数20kHz〜70kHzの高周波電圧を印加するようにしたものである。一般的なAC式に比べて、トランスを軽く、小さくすることができるという特徴を備えている。
(4)パルスDC式
正放電針と負放電針に、それぞれ正負の高電圧を交互に印加することにより、各放電針から正負のイオンを交互に発生させるようにしたものである。一般的なDC式よりも、イオンバランスの経時的な偏りが改善されていることが特徴となっている(特許文献1参照)。
(5)パルスAC式
1つの放電針に矩形波の高電圧を印加するようにしたものである。一般的なAC式よりもイオン発生量を増加させることができるとともに、発振周波数を可変とすることができる点が特徴となっている(特許文献2参照)。
特開2002−43092号公報 特開2000−58290号公報
上述した各除電方式には、それぞれ以下のような課題がある。
(1)AC式
高電圧を発生させるトランスが重く、大きくなる。この種の除電装置は、卓上、或いは吊り下げて使用されることが多く、小型軽量な除電装置とすることが望ましいが、AC式では装置を小型軽量にすることが難しい。また、正負のイオンを交互に発生させているため、除電対象物を正負交互に帯電させていることになり、時間的に見ると、イオンバランスに振幅が生じることになる。このため、イオン照射後の残留電位を0ボルト付近に保つことが難しい。さらに、DC式に比べて正負イオンの発生量が少ないため、減衰時間特性、除電範囲の点でDC式に劣る。ここで、減衰時間特性とは、イオン照射後に除電対象物の電位が許容レベルとなるまでの時間をいう。したがって、帯電した除電対象物の電位を許容レベルに短時間で下げることができれば、減衰時間特性が優れていることになる。また、除電範囲とは、イオン照射により除電対象物の電位を許容レベルまで下げることができる空間的な範囲をいう。
(2)DC式
連続運転した場合に、正負それぞれの放電針の汚れ付着や腐食、磨耗の度合いに差が生じるため、イオンバランスの経時的な偏りが生じる。また、放電針の位置によって、正イオンの影響を受けやすい場所、或いは負イオンの影響を受けやすい場所が生じる。このため、このような場所に配置された除電対象物を正又は負に帯電させてしまうことになり、イオンバランスの空間的な偏りが生じることになる。
(3)AC高周波式
正負のイオンの発生間隔が短いため、放出された正負のイオンが除電対象物に達するまでに再結合しやすく、イオンを遠くまで飛ばすことが難しい。また、イオンの到達量が少なくなるため、減衰時間特性も悪くなる。
(4)パルスDC式
DC式の場合と同様に、連続運転した場合には、正負それぞれの放電針の汚れ付着や腐食、磨耗の度合いに差が生じるため、イオンバランスの経時的な偏りが生じる。また、汚れが付着しやすい正放電針の影響を受けやすい場所や、汚れ付着しにくい負放電針の影響を受けやすい場所ではイオンバランスの空間的な偏りが生じるため、除電対象物を正又は負に帯電させてしまうことになる。さらに、正負のイオンを交互に発生させることになるため、AC式と同様に除電対象物を正負交互に帯電させることになり、時間的に見ると、イオンバランスに振幅が生じることになる。
(5)パルスAC式
正負のイオンを交互に発生させているため、除電対象物を正負交互に帯電させていることになり、且つAC式よりもイオン発生量が多いため、時間的に見ると、イオンバランスに振幅が生じる。
以上説明したように、従来例の除電装置では、大きさや重量、減衰時間特性、イオンバランス特性のいずれかの課題があり、これらの課題をすべて解決した除電装置は実現されていないのが現状である。
本発明の目的は、小型、軽量で、且つ減衰時間特性やイオンバランス特性に優れた除電装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係わる除電装置は、直流電圧を生成する電源回路と、前記電源回路で生成された直流電圧を可聴周波数以上の高周波電圧とし、且つ当該高周波電圧を2つの出力ラインに一定期間毎に交互に出力する出力制御回路と、前記出力制御回路から出力された高周波電圧を昇圧する変圧回路と、正極性の直流高電圧が印加されたときには正イオンを出力し、負極性の直流高電圧が印加されたときには負イオンを出力する2n個(n=1以上の整数)の放電針からなり、これら放電針がn個毎の第1及び第2グループに分けられて配置された放電部と、前記変圧回路から出力された高周波高電圧を、同一期間で互いに極性の異なる矩形波の2つの直流高電圧に変換すると共に、当該2つの直流高電圧の極性を一定期間毎に反転させて前記放電部の第1及び第2グループにそれぞれ出力する極性反転回路と、前記放電針の風上側から送風して、前記2nの各放電針から出力された正イオン及び負イオンを風下側に配置された除電対象物に向けて搬送する送風機とを備え、同一期間において前記放電部の第1グループから一方の極性のイオンを出力すると共に、第2グループから他方の極性のイオンを出力し、且つ一定期間毎に前記各グループから出力するイオンの極性を反転させることを特徴とする。
本発明によれば、可聴周波数以上の発振周波数に対応した高周波巻線トランスや圧電トランスなどを用いることができるため、AC式除電装置に比べて装置を小型軽量なものとすることができる。
また、放電部の第1及び第2グループに対して互いに極性の異なる矩形波の2つの直流高電圧を印加しているため、AC式除電装置に比べて正負イオンの発生量が多くなり、減衰時間特性を向上させることができる。同様の理由から、AC式除電装置に比べて除電範囲を広げることができる。
また、2つのグループに分かれた放電針から同一期間に正負のイオンを発生させると共に、各グループから出力されるイオンの極性を一定期間毎に反転させるようにしているため、同一期間において正負イオンが同時に発生し、除電対象物表面における正負のイオン量をほぼ同じとすることができる。したがって、電位の中和が促進されて、除電対象物表面の残留電位を小さくすることができる。この結果、イオンバランスの振幅をゼロに近づけることができると共に、振幅の偏りも少なくすることができる。
また、放出される正負イオンの極性が一定期間毎に反転すると共に、イオンを放出する位置も一定期間毎に切り替わるため、除電対象物の位置によって正又は負いずれか一方のイオンの影響を受けることがなく、すべての位置の除電対象物に正負のイオンをほぼ均等に照射することができる。したがって、イオンバランスの空間的な偏りを小さくすることができる。
また、各グループの放電針から放出される正負イオンの極性を一定期間毎に反転させているため、連続運転した場合でも、それぞれの放電針の汚れ付着及び腐食、磨耗の度合いはほぼ均等となる。このため、放電針ごとの残留電位の偏りが生じることがなく、イオンバランスの経時的な偏りを少なくすることができる。
以下、本発明に係わる除電装置の実施形態について説明する。
図1は本実施形態に係わる除電装置の全体構成図、図2は放電部の構成を示す説明図、図3は高電圧発生回路の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、除電装置1は、高電圧発生回路10、放電部20、送風機30、ストリーマコロナパルス検知電極40、ストリーマコロナパルス信号検知装置50、及びガード電極60を備えている。また、符合70は除電対象物である。
高電圧発生回路10は、放電部20に対して、一定期間毎に交互に極性の異なる直流高電圧を同時に印加する回路である。高電圧発生回路10の構成については後述する。
放電部20は、図2に示すように、放電電極となる放電針21〜24で構成されている。各放電針は、正極性の直流高電圧が印加されたときには正イオンを出力し、負極性の直流高電圧が印加されたときには負イオンを出力するものである。高電圧発生回路10から供給された直流高電圧が放電針21〜24に印加されると、放電針21〜24とガード電極60との間でコロナ放電が発生して、正イオン及び負イオンが出力される。この放電部20には、高電圧発生回路10から一定期間毎に交互に極性の異なる直流高電圧が供給されている。
放電針21〜24は、図2に示すように、先端が中心方向に向くように4箇所に配置されている。このうち、先端が対向する放電針同士が同極性のイオンを出力する電極対(グループ)となる。本実施形態では、放電針21,23が第1グループとなり、放電針22,24が第2グループとなる。そして、一方のグループが正イオンを出力する間、他方のグループでは負イオンを同時に出力し、また一方のグループが負イオンを出力する間、他方のグループでは正イオンを同時に出力することになる。
例えば、図2(a)に示すように、期間Aでは、第1グループの放電針21,23が負イオンを出力し、第2グループの放電針22,24が正イオンを出力する。また、図2(b)に示すように、次の期間Bでは、第1グループの放電針21,23が正イオンを出力し、第2グループの放電針22,24が負イオンを出力する。以下同様にして、各グループは一定期間毎に上記期間A,期間Bの出力とを交互に繰り返すことになる。
本実施形態では、図2(a),(b)に示すように、対向する放電針に常に同極性の電圧を印加するようにしている。このような構成とした場合は、イオンバランス特性を向上させることができる。また、対向する放電針に常に異極性の電圧を印加するようにしてもよい。また、放電針の数は、本実施形態では4個としているが、2n(n=1以上の整数)個であればよい。
また、放電針21〜24は、図1に示すように、送風機30の送風方向(紙面の左から右方向)に対してほぼ直角に配置されている。異極性放電針の極間距離Kは、空間的なイオンバランスの性能と使用時の装置本体と除電対象物70との距離Lにより決定される。一例として、L=150mm〜600mmの範囲では、K=40mm〜120mm程度が好適な範囲となる。
送風機30は、放電部20の風上側には配置され、図示しないファンをモータで回転させることにより送風を行うものである。この送風によって、放電部20から出力された正イオン及び負イオンは除電対象物70に向けて搬送されることになる。
ストリーマコロナパルス検知電極40は、送風機30と放電部20との間に配置され、放電部20のコロナ放電による放電電流を検知して、検知した放電電流に応じたパルス信号(検知信号)を出力する。ストリーマコロナパルス信号検知装置50は、ストリーマコロナパルス検知電極40から出力されたパルス信号に基づいて、コロナ放電の放電状態が正常であるか否かを判断する。すなわち、ストリーマコロナパルス放電が発生している場合には、コロナ放電による放電電流が短時間で大きく変化する(極めて急峻に変化する)ので、検知した放電電流に応じたパルス信号が所定のレベルを超えているときは、コロナ放電の異常と判定することができる。一般に、コロナ放電の異常は放電針の汚れ付着により発生頻度が増加することが知られている。このため、コロナ放電の異常を検知する装置を備えることにより、放電針の清掃時期を正確に知ることができるので、メンテナンスを確実に行うことができる。なお、ストリーマコロナパルス検知電極40とストリーマコロナパルス信号検知装置50は、本実施形態におけるストリーマパルス検知手段として機能する。
ガード電極60は、作業者の指などが高電圧が印加されている放電針に触れないようにするためのものであり、放電部20と除電対象物70との間に配置されている。ガード電極60は接地電位に接続されており、各放電針の対向電極としても機能している。ガード電極60は、誘導による除電対象物70の電圧変動を少なくするため、金属等の導体で形成されることが望ましい。また、ガード電極60の構造は、リング状の金属電極を同心円に配置したものなどが用いられるが、この例に限らず、作業者の指などが入らないだけの間隔で、且つイオンの通過が容易となるような間隔が確保されていればよい。さらに、ガード電極60は、放電針との間が距離M(<極間距離K)となるように配置することが望ましい。放電部20でコロナ放電が始まると、放電針間の電位差よりもガード電極−放電針間の電位差の方が大きいので、発生した正負イオンはガード電極60に向かって飛ぶことになる。このときガード電極60があると正負イオンが捕らえられるため、減衰時間特性は若干低下する。しかし、ガード電極60を設けることにより、イオンバランスの振幅を大幅に軽減することができる。
次に、高電圧発生回路10の構成について説明する。図3に示すように、高電圧発生回路10は、DC電源回路11、出力制御回路12、変圧回路13、極性反転回路14で構成されている。
DC電源回路11は、図示しない交流電源(AC100V)に接続され、交流電圧を直流電圧(DC12V)に変換して出力する回路である。
出力制御回路12は、DC電源回路11から出力された直流電圧を可聴周波数以上(20KHz〜)の高周波電圧に変換するとともに、この高周波電圧を変圧回路13と接続する2系統の出力ラインに一定期間毎に交互に切り替えて出力する。本実施形態では、高周波電圧を2系統の出力ラインに一定期間毎に交互に出力する際の出力切替周波数を10〜100Hzの範囲としている。例えば、出力切替周波数を50Hzとした場合、一周期は0.02sとなるため、その半周期である0.01sが上記の一定期間となる。
本実施形態では、高周波電圧を2系統の出力ラインに交互に出力する際の出力切替周波数を10〜100Hzの範囲としているため、各グループの放電針から出力される正負イオンの極性も、この出力切替周波数で規定される一定期間毎に反転することになる。これによれば、正負イオンの発生間隔を長くとることができるため、AC高周波式除電装置に比べて、放出された正負イオンが除電対象物に達するまでに再結合しにくくなり、イオンを遠くまで飛ばすことができる。
変圧回路13は、可聴周波数以上(20k〜)の発振周波数に対応した高周波巻線トランス又は圧電トランスで構成され、出力制御回路12から出力された高周波電圧を昇圧し、高周波高電圧として出力する回路である。本実施形態の変圧回路13は、トランスL1,L2で構成され、これらトランスL1,L2から高周波電圧が一定期間毎に交互に出力されている。変圧回路13の出力側は極性反転回路14と2系統の出力ラインで接続され、トランスL1,L2から出力された高周波電圧は、各出力ラインから極性反転回路14に交互に出力されている。
本実施形態では、可聴周波数以上(20k〜)の発振周波数に対応した高周波巻線トランス又は圧電トランスにより変圧回路13を構成しているため、AC式除電装置に比べて装置を小型軽量なものとすることができる。
極性反転回路14は、変圧回路13から一定毎に交互に出力された高周波高電圧を、同一期間で互いに極性の異なる矩形波の2つの直流高電圧に変換すると共に、この2つの直流高電圧の極性を一定期間毎に反転させて、放電部20の第1及び第2グループに出力している。すなわち、正極性の直流高電圧を第1グループに出力するときは、負極性の直流高電圧を第2グループに同時に出力し、負極性の直流高電圧を第1グループに出力するときは、正極性の直流高電圧を第2グループに同時に出力することになる。
本実施形態では、放電部20の第1及び第2グループに対して互いに極性の異なる矩形波の2つの直流高電圧を印加するようにしている。これによれば、AC式除電装置に比べて正負イオンの発生量を多くすることができるので、帯電した除電対象物の電位を許容レベルに短時間で下げることができるようになり、減衰時間特性を向上させることができる。また、正負イオンの発生量が少ないAC式除電装置に比べて除電範囲を広げることが可能となる。
次に、極性反転回路14の構成と動作について説明する。図4は、極性反転回路の構成を示す回路図である。図4に示すように、極性反転回路14は、コンデンサC1〜C8、抵抗R1〜R4、ダイオードD1〜D8からなる整流回路により構成されている。この整流回路には、トランスL1,L2から、入力A,入力Bで示すような高周波高電圧が所定時間毎に交互に供給されている。整流回路では、入力された高周波高電圧を整流して直流高電圧とし、出力A,出力Bで示す出力端から出力している。
トランスL1から入力Aが供給されると(この期間、入力Bはゼロ)、この入力Aは整流回路で整流された後、出力Aには負極性の電圧が、また出力Bには正極性の電圧がそれぞれ出力される。また次の期間において、トランスL2から入力Bが供給されると(この期間、入力Aはゼロ)、この入力Bは整流回路で整流された後、出力Bには正極性の電圧が、また出力Bには負極性の電圧がそれぞれ出力される。このように、トランスL1,L2から一定期間毎に交互に入力A,Bの高周波高電圧が供給されると、極性反転回路14では、入力された高周波高電圧が整流・平滑化されるとともに、各周期毎に極性が反転されて出力A,Bに出力されることになる。そして、出力Aには第1グループの放電針21,23が接続され、出力Bには第2グループの放電針22,24が接続されているため、各グループから出力されるイオンの極性は一定期間毎に反転することになる。
すなわち、図2(a)に示すように、期間Aでは、第1グループの放電針21,23からは負イオンが出力され、第2グループの放電針22,24からは正イオンが同時に出力される。また、図2(b)に示すように、次の期間Bでは、第1グループの放電針21,23からは正イオンが出力され、第2グループの放電針22,24からは負イオンが同時に出力される。そして、各グループから出力されるイオンの極性は一定期間毎に反転されるので、各グループの放電針からは一定期間毎に異なる極性のイオンが出力されることになる。
次に、上記のように構成された除電装置のイオンバランス特性について説明する。
この種の除電装置の評価には、EOS/ESD規格St3.1に準拠した測定方法が一般的に用いられる。図5は、上記測定方法に用いられる評価装置の構成を示す説明図である。この評価装置100は、基板2上に除電対象物となる帯電プレートを、TP1〜TP12の測定点に順番に配置すると共に、TP2の測定点から300mmの位置に除電装置1を配置したものである。なお、帯電プレートは縦横が150mm×150mm、容量20pFの部材で構成されている。
各帯電プレートには、図示しない被接触の電位センサと、この電位センサと接続された帯電電位計とが設けられている。また、各帯電プレートには、減衰時間の測定時に帯電プレートを帯電させるための図示しない+1kVの高圧電源と、−1kVの高圧電源とが接続されている。さらに、減衰時間を計時する図示しないタイマや時間等を表示するデジタル表示装置も併設されている。
(1)イオンバランス振幅−時間特性
図6は、イオンバランス振幅−時間の特性図である。図6(a)は本実施形態の除電装置による特性図、図6(b)は比較例としてパルスAC式除電装置による特性図である。この評価方法は、各帯電プレートの残留電荷を除去した後、除電装置1から帯電プレートTP1〜12にイオンを照射し、一定時間後のプレート電位[V]を測定するものである。この例では、除電装置1と帯電プレートとの距離を150mmまで近づけている。これは、イオンバランス振幅−時間特性の影響をより顕著にするためである。
本実施形態の除電装置1では、2つのグループに分かれた放電針から同一期間に正負のイオンを同時に発生させると共に、各グループから出力されるイオンの極性を一定期間毎に反転させるようにしているため、放出される正負イオンの極性が一定期間毎に反転すると共に、イオンを放出する位置も一定期間毎に切り替わることになる。これによれば、同一期間において正負イオンが同時に発生することになるため、帯電プレート表面における正負のイオン量がほぼ同じとなる。したがって、電位の中和が促進されて、帯電プレート表面の残留電位を小さくすることができる。これにより、図6(a)に示すように、イオンバランスの振幅をゼロに近づけることができるようになり、また、振幅の偏りも少なくすることができる。したがって、本実施形態の除電装置1は、除電対象物との距離を近づけてもイオンバランスの振幅、偏りが少ないので、作業台やコンベヤ全体に亘って均一な除電ができるようになる。
一方、比較例のパルスAC式除電装置では、正負のイオンを交互に発生させているため、帯電プレートを正負交互に帯電させていることになり、且つAC式よりもイオン発生量が多いことから、図6(b)に示すように、イオンバランスに振幅が生じる。とくに、本評価方式のように除電装置と帯電プレートとの距離を近づけた場合は振幅、偏りともに大きくなる。
ここで、第1及び第2グループから出力されるイオンの極性を反転させる周期について説明する。本実施形態では、高周波電圧を2系統の出力ラインに交互に切り替えて出力する際の出力切替周波数を10〜100Hzとしている。図7は、図6と同じくイオンバランス振幅−時間の特性図であり、いずれも本実施形態の除電装置による特性図である。図7(a)は出力切替周波数1.4Hzでの特性図、図7(b)は出力切替周波数35Hzでの特性図である。
図7(a)に示すように、出力切替周波数1.4Hzで規定される周期で極性を反転させた場合は、帯電プレート表面の残留電位を小さくすることができず、イオンバランスの振幅が大きくなってしまう。また、出力切替周波数を100Hz以上とした場合は、図示していないが高周波式と同様にイオンを遠くまで飛ばすことが難しく、また減衰時間特性も悪くなる。これに対し、図7(b)に示すように、出力切替周波数35Hzで規定される周期で極性を反転させた場合は、帯電プレート表面の残留電位を小さくすることができるので、イオンバランスの振幅を更に小さくすることができる。
(2)イオンバランス空間特性
図8は、イオンバランス空間特性図である。図8(a)は本実施形態の除電装置による特性図、図8(b)は比較例としてDC式除電装置による特性図である。図8のX軸はプレート電位[V]、Y軸は最前列中央の帯電プレートTP2を中心とした左右の距離[mm]、Z軸は除電装置からの奥行き方向の距離[mm]をそれぞれ示している(図5参照)。
本実施形態の除電装置1では、放出される正負イオンの極性が一定期間毎に反転すると共に、イオンを放出する位置も一定期間毎に切り替わるため、帯電プレートの位置によって正又は負いずれか一方のイオンの影響を受けることがなく、すべての帯電プレートに正負のイオンをほぼ均等に照射することができる。したがって、図8(a)に示すように、イオンバランスの空間的な偏りを小さくすることができる。
一方、比較例のDC式除電装置では、放電針の位置によって、正イオンの影響を受けやすい場所、或いは負イオンの影響を受けやすい場所が生じるため、このような正又は負イオンいずれか一方の影響を受けやすい場所に配置された帯電プレートでは正又は負に帯電されてしまうことになる。このため、図8(b)に示すように、イオンバランスの空間的な偏りを生じることになる。図8(b)では、除電装置に近い位置に配置された帯電プレート(図5のTP2,TP3等)が正極性側に帯電している。
(3)イオンバランス経時特性
本実施形態の除電装置1では、各グループの放電針21〜24から放出される正負イオンの極性を一定期間毎に反転させているため、連続運転した場合でも、それぞれの放電針の汚れ付着及び腐食、磨耗の度合いはほぼ均等となる。このため、放電針ごとの残留電位の偏りが生じることがなく、イオンバランスの経時的な偏りを少なくすることができる。本実施形態の除電装置1を所定時間連続運転した後、各放電針の先端部を観察したところ、先端部の汚れ付着及び腐食、磨耗の度合いはほぼ均等となることが確認された(測定結果の図示を省略)。
上記イオンバランス特性のほかに、減衰時間特性についても測定した。本実施形態の除電装置1では、AC式やAC高周波式に比べて正負イオンの発生量を多くすることができるので、減衰時間特性を向上させることができる。この減衰時間特性を検証するため、+1kVの高電圧で帯電させた帯電プレートに、本実施形態の除電装置1を用いてイオン照射を行い、プレート電位が+100Vまで減衰する時間について測定した。その結果、AC式やAC高周波式に比べて減衰時間が少なくなり、ほぼDC式と同じ結果となることが確認された(測定結果の図示を省略)。
また、除電範囲についても、AC式除電装置に比べて正負イオンの発生量を多くすることができるので、除電範囲を広くすることができる。この除電範囲については、図8(a)に示すイオンバランス空間特性の結果からも確認することができる。
以上説明したように、本実施形態に係わる除電装置1では、可聴周波数以上(20k〜)の発振周波数に対応した高周波巻線トランス又は圧電トランスにより変圧回路を構成しているため、AC式除電装置に比べて装置を小型軽量なものとすることができる。
また、放電部20の第1及び第2グループに対して互いに極性の異なる矩形波の2つの直流高電圧を印加しているため、AC式除電装置に比べて正負イオンの発生量を多くすることができ、減衰時間特性を向上させることができる。同様の理由から、AC式除電装置に比べて除電範囲を広げることができる。
また、本実施形態の除電装置1では、2つのグループに分かれた放電針から同一期間に正負のイオンを同時に発生させると共に、各グループから出力されるイオンの極性を一定期間毎に反転させるようにしているため、放出される正負イオンの極性が一定期間毎に反転すると共に、イオンを放出する位置も一定期間毎に切り替わることになる。これにより、同一期間において正負イオンが同時に発生することになるため、帯電プレート表面における正負のイオン量がほぼ同じとなる。したがって、電位の中和が促進されて、帯電プレート表面の残留電位を小さくすることができる。この結果、イオンバランスの振幅をゼロに近づけることができると共に、振幅の偏りも少なくすることができる。
また、本実施形態の除電装置1では、放出される正負イオンの極性が一定期間毎に反転すると共に、イオンを放出する位置も一定期間毎に切り替わるため、除電対象物の位置によって正又は負いずれか一方のイオンの影響を受けることがなく、すべての帯電プレートに正負のイオンをほぼ均等に照射することができる。したがって、イオンバランスの空間的な偏りを小さくすることができる。
また、本実施形態の除電装置1では、各グループの放電針から放出される正負イオンの極性を一定期間毎に反転させているため、連続運転した場合でも、それぞれの放電針の汚れ付着及び腐食、磨耗の度合いはほぼ均等となる。このため、放電針ごとの残留電位の偏りが生じることがなく、イオンバランスの経時的な偏りを少なくすることができる。
また、本実施形態の除電装置1では、高周波電圧を2系統の出力ラインに交互に出力する際の出力切替周波数を10〜100Hzの範囲としているため、正負イオンの発生間隔を長くすることができる。このため、AC高周波式除電装置に比べて、放出された正負イオンが除電対象物に達するまでに再結合しにくくなり、イオンを遠くまで飛ばすことができる。
また、本実施形態の除電装置1では、送風機30と放電部20との間に、コロナ放電によるパルス信号を検知するストリーマパルス検知手段として、ストリーマコロナパルス検知電極40とストリーマコロナパルス信号検知装置50とを設けているため、放電針の清掃時期を正確に知ることができるようになり、メンテナンスを確実に行うことができる。
さらに、本実施形態の除電装置1では、放電部20と除電対象物70との間にガード電極60を設けているため、イオンバランスの振幅を大幅に軽減することができる。
実施形態に係わる除電装置の全体構成図である。 放電部の構成を示す説明図である。 高電圧発生回路の構成を示すブロック図である。 極性反転回路の構成を示す回路図である。 評価装置の構成を示す説明図である。 イオンバランス振幅−時間の特性図である。(a)は本実施形態の除電装置による特性図、(b)は比較例としてパルスAC式除電装置による特性図である。 実施形態の除電装置によるイオンバランス振幅−時間の特性図である。(a)は出力切替周波数1.4Hzでの特性図、(b)は出力切替周波数35Hzでの特性図である。 イオンバランス空間特性図である。(a)は実施形態の除電装置による特性図、(b)は比較例としてDC式除電装置による特性図である。
符号の説明
1…除電装置
2…基板
10…高電圧発生回路
11…DC電源回路
12…出力制御回路
13…変圧回路
14…極性反転回路
20…放電部
21〜24…放電針
30…送風機
40…ストリーマコロナパルス検知電極
50…ストリーマコロナパルス信号検知装置
60…ガード電極
70…除電対象物
100…評価装置
L1,L2…トランス

Claims (4)

  1. 直流電圧を生成する電源回路と、
    前記電源回路で生成された直流電圧を可聴周波数以上の高周波電圧とし、且つ当該高周波電圧を2つの出力ラインに一定期間毎に交互に出力する出力制御回路と、
    前記出力制御回路から出力された高周波電圧を昇圧する変圧回路と、
    正極性の直流高電圧が印加されたときには正イオンを出力し、負極性の直流高電圧が印加されたときには負イオンを出力する2n個(n=1以上の整数)の放電針からなり、これら放電針がn個毎の第1及び第2グループに分けられて配置された放電部と、
    前記変圧回路から出力された高周波高電圧を、同一期間で互いに極性の異なる矩形波の2つの直流高電圧に変換すると共に、当該2つの直流高電圧の極性を一定期間毎に反転させて前記放電部の第1及び第2グループにそれぞれ出力する極性反転回路と、
    前記放電針の風上側から送風して、前記2nの各放電針から出力された正イオン及び負イオンを風下側に配置された除電対象物に向けて搬送する送風機と、
    を備え、同一期間において前記放電部の第1グループから一方の極性のイオンを出力すると共に、第2グループから他方の極性のイオンを出力し、且つ一定期間毎に前記各グループから出力するイオンの極性を反転させることを特徴とする除電装置。
  2. 前記出力制御回路は、高周波高電圧を2つの出力ラインに一定期間毎に交互に出力する際の出力切替周波数を10〜100Hzの範囲とすることを特徴とする請求項1に記載の除電装置。
  3. 前記送風機と前記放電部との間に、コロナ放電によるパルス信号を検知するストリーマコロナパルス検知手段を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の除電装置。
  4. 前記放電部と除電対象物との間に、接地電位に接続されたガード電極を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の除電装置。
JP2006341803A 2006-12-19 2006-12-19 除電装置 Active JP4818093B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341803A JP4818093B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 除電装置
KR1020097013162A KR101017919B1 (ko) 2006-12-19 2007-12-18 제전장치
EP07850791A EP2104405A4 (en) 2006-12-19 2007-12-18 NEUTRALIZER
US12/519,974 US7973292B2 (en) 2006-12-19 2007-12-18 Neutralizer
PCT/JP2007/074305 WO2008075677A1 (ja) 2006-12-19 2007-12-18 除電装置
CN2007800469830A CN101563961B (zh) 2006-12-19 2007-12-18 除电装置
TW096148369A TW200836591A (en) 2006-12-19 2007-12-18 Static charge removing device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006341803A JP4818093B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 除電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008153132A true JP2008153132A (ja) 2008-07-03
JP4818093B2 JP4818093B2 (ja) 2011-11-16

Family

ID=39536306

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006341803A Active JP4818093B2 (ja) 2006-12-19 2006-12-19 除電装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7973292B2 (ja)
EP (1) EP2104405A4 (ja)
JP (1) JP4818093B2 (ja)
KR (1) KR101017919B1 (ja)
CN (1) CN101563961B (ja)
TW (1) TW200836591A (ja)
WO (1) WO2008075677A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029552A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Sharp Corp イオン発生ユニット及び照明装置
DE102014115470A1 (de) 2013-10-23 2015-04-23 Smc Corporation Ionisator und Steuerverfahren hierfür
DE102014115817A1 (de) 2013-11-01 2015-05-07 Smc Corporation Ionisator und Steuerverfahren hierfür
JP2016095909A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 株式会社Trinc 中域無風除電器
JP2016154116A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 Smc株式会社 イオナイザ
CN107852808A (zh) * 2015-08-18 2018-03-27 埃普科斯股份有限公司 等离子体发生器和用于调节离子比例的方法

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010146844A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Midori Anzen Co Ltd 除電装置
JP5435423B2 (ja) * 2009-12-09 2014-03-05 Smc株式会社 イオナイザ及び除電方法
JP5869914B2 (ja) * 2012-02-28 2016-02-24 シャープ株式会社 除電装置
CN103203287A (zh) * 2013-03-18 2013-07-17 杭州艾科宁环境技术有限公司 高压静电杀菌除尘空气净化机的臭氧调节装置
JP6485684B2 (ja) * 2014-12-02 2019-03-20 Smc株式会社 イオナイザ
JP6477871B2 (ja) * 2015-05-26 2019-03-06 株式会社村田製作所 電源装置及び除電器
CN104902663B (zh) * 2015-05-27 2017-07-25 苏州天华超净科技股份有限公司 互锁式高压生成电路及采用所述互锁式高压生成电路的静电消除系统
JP6467715B2 (ja) * 2016-03-01 2019-02-13 Smc株式会社 高電圧発生回路
JP7161327B2 (ja) * 2018-07-11 2022-10-26 株式会社キーエンス 除電装置
CN110446322B (zh) * 2019-07-31 2023-11-28 深圳市凯仕德科技有限公司 离子风机的放电方法、离子风机的放电装置以及离子风机
DE102021130189B3 (de) * 2021-11-18 2022-11-17 SWEDEX GmbH Industrieprodukte Ionisationsvorrichtung

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07153549A (ja) * 1993-11-26 1995-06-16 Kasuga Denki Kk 負イオン発生装置
JPH10255954A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Aibitsuku Kogyo Kk 直流型イオン発生装置および該装置を用いた塗膜形成法
JP2000058290A (ja) * 1998-06-04 2000-02-25 Keyence Corp 除電装置
JP2002231494A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Takayanagi Kenkyusho:Kk アレイタイプの除電装置
JP2005108742A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Fuiisa Kk コロナ放電式除電装置
JP2006012520A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Keyence Corp 除電器の除電制御方法
JP2006092888A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Kasuga Electric Works Ltd 送風型イオン発生器の警報装置

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3116433A (en) * 1959-06-15 1963-12-31 Giannini Controls Corp Production of neutral molecular beams
US3624448A (en) * 1969-10-03 1971-11-30 Consan Pacific Inc Ion generation apparatus
US4542434A (en) * 1984-02-17 1985-09-17 Ion Systems, Inc. Method and apparatus for sequenced bipolar air ionization
US4677704A (en) * 1986-04-22 1987-07-07 Huggins Richard A Cleaning system for static charged semiconductor wafer surface
US4689715A (en) * 1986-07-10 1987-08-25 Westward Electronics, Inc. Static charge control device having laminar flow
US4757421A (en) * 1987-05-29 1988-07-12 Honeywell Inc. System for neutralizing electrostatically-charged objects using room air ionization
US4872083A (en) * 1988-07-20 1989-10-03 The Simco Company, Inc. Method and circuit for balance control of positive and negative ions from electrical A.C. air ionizers
US5055963A (en) * 1990-08-15 1991-10-08 Ion Systems, Inc. Self-balancing bipolar air ionizer
US5153811A (en) * 1991-08-28 1992-10-06 Itw, Inc. Self-balancing ionizing circuit for static eliminators
JP2651478B2 (ja) * 1994-12-15 1997-09-10 春日電機株式会社 除電除塵方法及び除電除塵装置
JP4509322B2 (ja) 2000-07-19 2010-07-21 株式会社Trinc バータイプ除電器
US6574086B2 (en) * 2000-06-15 2003-06-03 Illinois Tool Works Inc. Static eliminator employing DC-biased corona with extended structure
JP3955724B2 (ja) * 2000-10-12 2007-08-08 株式会社ルネサステクノロジ 半導体集積回路装置の製造方法
JP4089184B2 (ja) * 2001-08-10 2008-05-28 松下電工株式会社 イオン供給装置
JP4063784B2 (ja) * 2003-05-15 2008-03-19 シャープ株式会社 イオン発生素子、イオン発生装置
JP4594111B2 (ja) * 2005-01-17 2010-12-08 株式会社コガネイ 除電装置および放電モジュール
US7553440B2 (en) * 2005-05-12 2009-06-30 Leonard William K Method and apparatus for electric treatment of substrates
JP4614229B2 (ja) 2005-06-10 2011-01-19 テイ・エス テック株式会社 車両用シート
US20070279829A1 (en) * 2006-04-06 2007-12-06 Mks Instruments, Inc. Control system for static neutralizer
JP2007287334A (ja) 2006-04-12 2007-11-01 Hugle Electronics Inc イオナイザ
US8009405B2 (en) * 2007-03-17 2011-08-30 Ion Systems, Inc. Low maintenance AC gas flow driven static neutralizer and method

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07153549A (ja) * 1993-11-26 1995-06-16 Kasuga Denki Kk 負イオン発生装置
JPH10255954A (ja) * 1997-03-11 1998-09-25 Aibitsuku Kogyo Kk 直流型イオン発生装置および該装置を用いた塗膜形成法
JP2000058290A (ja) * 1998-06-04 2000-02-25 Keyence Corp 除電装置
JP2002231494A (ja) * 2001-02-02 2002-08-16 Takayanagi Kenkyusho:Kk アレイタイプの除電装置
JP2005108742A (ja) * 2003-10-01 2005-04-21 Fuiisa Kk コロナ放電式除電装置
JP2006012520A (ja) * 2004-06-24 2006-01-12 Keyence Corp 除電器の除電制御方法
JP2006092888A (ja) * 2004-09-24 2006-04-06 Kasuga Electric Works Ltd 送風型イオン発生器の警報装置

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010029552A (ja) * 2008-07-30 2010-02-12 Sharp Corp イオン発生ユニット及び照明装置
DE102014115470A1 (de) 2013-10-23 2015-04-23 Smc Corporation Ionisator und Steuerverfahren hierfür
KR20150047105A (ko) 2013-10-23 2015-05-04 에스엠시 가부시키가이샤 이오나이저 및 그 제어 방법
US9351386B2 (en) 2013-10-23 2016-05-24 Smc Corporation Ionizer and control method thereof
DE102014115817A1 (de) 2013-11-01 2015-05-07 Smc Corporation Ionisator und Steuerverfahren hierfür
KR20150051156A (ko) 2013-11-01 2015-05-11 에스엠시 가부시키가이샤 이오나이저 및 그 제어 방법
US9338867B2 (en) 2013-11-01 2016-05-10 Smc Corporation Ionizer and control method thereof
JP2016095909A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 株式会社Trinc 中域無風除電器
JP2016154116A (ja) * 2015-02-20 2016-08-25 Smc株式会社 イオナイザ
KR20160102338A (ko) * 2015-02-20 2016-08-30 에스엠시 가부시키가이샤 이오나이저
KR102524759B1 (ko) * 2015-02-20 2023-04-24 에스엠시 가부시키가이샤 이오나이저
CN107852808A (zh) * 2015-08-18 2018-03-27 埃普科斯股份有限公司 等离子体发生器和用于调节离子比例的方法
KR20180040610A (ko) * 2015-08-18 2018-04-20 에프코스 아게 플라즈마 발생기 및 이온비 조정 방법
JP2018523900A (ja) * 2015-08-18 2018-08-23 エプコス アクチエンゲゼルシャフトEpcos Ag イオン比を調整するためのプラズマ発生器および方法
US10624197B2 (en) 2015-08-18 2020-04-14 Epcos Ag Plasma generator and method for setting an ION ratio
KR102108035B1 (ko) * 2015-08-18 2020-05-11 티디케이 일렉트로닉스 아게 플라즈마 발생기 및 이온비 조정 방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP2104405A1 (en) 2009-09-23
US20100090096A1 (en) 2010-04-15
EP2104405A4 (en) 2012-10-24
TWI365683B (ja) 2012-06-01
CN101563961A (zh) 2009-10-21
TW200836591A (en) 2008-09-01
WO2008075677A1 (ja) 2008-06-26
KR20090087932A (ko) 2009-08-18
KR101017919B1 (ko) 2011-03-04
CN101563961B (zh) 2013-06-26
US7973292B2 (en) 2011-07-05
JP4818093B2 (ja) 2011-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4818093B2 (ja) 除電装置
JP5351598B2 (ja) 除電装置
JP4698667B2 (ja) イオン生成の方法及び装置
EP1147690B1 (en) Apparatus and method for monitoring of air ionization
CN101361407B (zh) 除电装置
JP5022775B2 (ja) 除電装置
JP5069491B2 (ja) イオンバランス調整電極およびこれを備えた除電装置
JP5046390B2 (ja) 除電装置
WO2013187383A1 (ja) 除電装置
JPH10289796A (ja) 除電装置
JP2011054579A (ja) 除電装置
KR101122710B1 (ko) 제전장치, 이온 밸런스 조정회로 및 이온 밸런스 조정전극
JP5069495B2 (ja) イオンバランス調整回路および除電装置
JP2007042287A (ja) イオン生成装置
JP5805026B2 (ja) イオン生成装置及びイオンバランス検知方法
JP2009004260A (ja) イオン生成装置
KR20170041214A (ko) 폐루프 피드백 및 인터리빙된 샘플링에 의한 활성 이온화 제어
JP2015015234A (ja) 除電装置
JP5650768B2 (ja) イオン生成装置
JP2010146844A (ja) 除電装置
SU1738364A1 (ru) Устройство дл реверсивного питани электрофильтра
JP2009059591A (ja) 除電装置
JP2005228655A (ja) バータイプ除電器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140909

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4818093

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250