JP2005228655A - バータイプ除電器 - Google Patents
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Abstract
【課題】場所によりイオンがばらつくことをなくし、さらに、時系列上でイオンが変動することを抑え、安定した除電を行うことができるバータイプ除電器を提供する。さらに、効率的にイオンの到達距離を長くできるバータイプ除電器を提供する。
【解決手段】本発明のバータイプ除電器は、位置的に交互に+と−のイオンが発生されるイオン発生用の放電針が配列された2本のバー状イオン発生器を有する。これら2本のバー状イオン発生器は逆極性のイオン発生用の放電針が対向するように並列に配置されている。これら2本のバー状イオン発生器の間に配置され、かつ対向する放電針の間に位置するように吹き出し口が設けられた送風機構をさらに有する。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のバータイプ除電器は、位置的に交互に+と−のイオンが発生されるイオン発生用の放電針が配列された2本のバー状イオン発生器を有する。これら2本のバー状イオン発生器は逆極性のイオン発生用の放電針が対向するように並列に配置されている。これら2本のバー状イオン発生器の間に配置され、かつ対向する放電針の間に位置するように吹き出し口が設けられた送風機構をさらに有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、静電気を除去するバータイプ除電器に関する。
従来のバータイプ除電器としては、位置的に+と−のイオンを交互に発生するように複数のイオン発生放電針を1本のバーに配置したものが知られている。このバータイプ除電器には、+と−のイオン発生を交流により、または+と−の直流電圧の印加を切り替えることにより、発生するイオンの極性を時系列上で切り替えるものがある。また、+と−の直流電圧を切り替えることなく印加するものもある。
前述の従来のバータイプ除電器はイオンバランスが場所によりばらつくという弱点があった。特に、バーの両端のイオンバランスが悪かった。さらに時系列上でイオンバランスが変動し不安定という問題もあった。また、従来のバータイプ除電器が無風型の場合、イオンの到達距離が短いという問題もあった。
したがって、本発明の目的は、場所によりイオンがばらつくことをなくし、さらに、時系列上でイオンが変動することを抑え、安定した除電を行うことができるバータイプ除電器を提供することにある。
さらに、効率的にイオンの到達距離を長くできるバータイプ除電器を提供することにある。
本発明のバータイプ除電器は、位置的に交互に+と−のイオンが発生されるイオン発生用の放電針が配列された2本のバー状イオン発生器を有し、該2本のバー状イオン発生器は逆極性のイオン発生用の放電針が対向するように並列に配置されており、前記2本のバー状イオン発生器の間に配置され、かつ対向する放電針の間に位置するように吹き出し口が設けられた送風機構をさらに有する。
本発明によれば、場所によるイオンバランスのばらつきが少ないバータイプ除電器が得られる。また、イオンバランスセンサにより自己の放出するイオンバランスを精度良く測定し、その結果を利用してイオンバランスの良いバータイプ除電器が得られる。また、送風機構によりイオン距離を伸ばし、広い範囲にわたり強力で効率の良いバータイプ除電器が得られる。
本発明のバータイプ除電器は、位置的に交互に+と−のイオンが発生されるイオン発生用の放電針が配列された2本のバー状イオン発生器を有する。これら2本のバー状イオン発生器は逆極性のイオン発生用の放電針が対向するように並列に配置されている。これら2本のバー状イオン発生器の間に配置され、かつ対向する放電針の間に位置するように吹き出し口が設けられた送風機構をさらに有する。
次に、図面を参照して本発明の実施例1のバータイプ除電器を説明する。図1は、実施例1および2のバータイプ除電器を示す図であり、図1aはバータイプ除電器の平面図であり、図1bはバータイプ除電器の側面図である。
図1において、バータイプ除電器10は、バータイプ除電器本体(以下、本体という)18から電圧が印加されて位置的に交互に+と−のイオンを複数のイオン発生電極針(以下、電極針という)12aから発生するように電極針12aが配列されたバー状イオン発生器(以下、イオン発生器という)12と、本体18から電圧が印加されて位置的に交互に+と−のイオンを複数の電極針14aから発生するように電極針14aが配列されたイオン発生器14を有する。2本のイオン発生器12と14は互いの電極針12aと14aが対向するように並列に配置されている。2本のイオン発生器12と14の間には送風機構が設けられており、送風機構はファンバーまたはエアバー20と、ファンバー20からの風を吹き出すための吹き出し口21aが設けられたプリント基板21とからなる。
本体18は、図示を省略するが、主要回路として、放電針に印加する電圧(交流電圧、または所定の時間ごとに極性を切り替えられる+と−の直流電圧、または切り替えのない+と−の直流電圧)を発生する回路を有する。また、好ましくは、電圧発生回路に加えて、電界測定電極と電界およびイオン電流測定電極で測定した値からイオン電流を求め、さらに、イオン電流からイオンバランスを求め、除電器本体のイオンバランス制御を行う制御回路を有する。
前述のような構成であるので、すなわち、2本のイオン発生器12と14の対向する放電針12aと14aは交互に逆極性のイオンを発生するので、イオン同士は互いに引き合い、それらの中間の位置、すなわち、プリント基板21の吹き出し口21aに向かい集まってくる。プリント基板21の吹き出し口21aが発生したイオンの集中個所にあるので、効率良くイオンを遠方にエアで運ぶことができる。また、これと同時に、イオン発生器12上に設けられた複数の放電針12a、またはイオン発生器14上に設けられた複数の放電針14aは交互に逆極性のイオンを発生するので、イオン同士は互いに引き合い、それらの中間の位置に向かい集まってくる。
実施例2では、イオン発生器の放電針の間隔と2本のイオン発生器の放電針の間隔との関係を適切に選び、送風機構によりイオンを効率良く遠方に運ぶようにするものである。
図1において、イオン発生器12(または14)に設けられた隣り合う放電針12a、12a(または14a、14a)間の距離をD1とし、2本のイオン発生器12と14に設けられた対向する放電針12aと14aとの間の距離をD2とすると、D1≧D2となるように2本のイオン発生器を配置するのが好ましい。すなわち、このように配置すると、発生されたイオンは各イオン発生器12、または14の隣り合う放電針12a、12a(または14a、14a)におけるよりも2本のイオン発生器12と14との間により多く集まるようになり、より多く集まったイオンに対して送風を行うので、効率的にイオンを遠方に運ぶことができる。
図1において、イオン発生器12(または14)に設けられた隣り合う放電針12a、12a(または14a、14a)間の距離をD1とし、2本のイオン発生器12と14に設けられた対向する放電針12aと14aとの間の距離をD2とすると、D1≧D2となるように2本のイオン発生器を配置するのが好ましい。すなわち、このように配置すると、発生されたイオンは各イオン発生器12、または14の隣り合う放電針12a、12a(または14a、14a)におけるよりも2本のイオン発生器12と14との間により多く集まるようになり、より多く集まったイオンに対して送風を行うので、効率的にイオンを遠方に運ぶことができる。
図2は、実施例3のバータイプ除電器を示す図であり、図2aはバータイプ除電器の平面図であり、図2bはバータイプ除電器の側面図であり、図3は、実施例3で用いられる測定装置の拡大図であり、図3aは測定装置の平面図であり、図3bは測定装置の側面図である。
図2において、2本のイオン発生器12と14との間には、電界測定電極と、電界とイオン電流の両方を測定する電界およびイオン電流測定電極を有する測定装置(イオンバランスセンサ)30が配置されている。本発明では、この測定装置30は、前述のプリント基板21として構成されている。
測定装置の拡大して示す図3を参照すると、測定装置30は、プリント基板21からなり、長手方向に2分割されている。長手方向の片方が「電界」測定電極であり、他方が「電界およびイオン電流」測定電極である。電界測定電極はプリント基板21上に導体22が形成され、さらに導体22の上に導体22を覆うように形成された絶縁体26からなる。この電界測定電極は放電針からの電界の影響は受けるが、空間のイオンが電極に吸収されイオン電流として流れることがないようになっている。
電界およびイオン測定電極はプリンタ基板21上に形成された導体24からなる。この電界およびイオン測定電極は導体24が露出しているので、電界の影響とイオン電流の影響の両方を受ける。なお、測定後の演算で、電界の影響を打ち消すために、導体22と導体24の面積は同一にしてある。
次に、イオンバランスの制御を説明すると、除電器の動作中、電界測定電極で電界を測定し、それと同時に電界およびイオン測定電極で電界とイオン電流の合算値を測定する。これらの値をライン28、29で本体18に送り、2つの値の減算処理を行い、イオン電流を求める。イオン電流は空間のイオンバランスを表すので、この数値を用いてイオンバランス制御を行う。すなわち、イオンバランスが+傾向になれば、除電器本体では−イオンを増強するように制御し、イオンバランスが−傾向になれば、除電器本体で+イオンを強化するように制御する。この結果、絶えずイオンバランスの良い、イオンが放出され、高精度の除電が行える。
10 バータイプ除電器
12 バー状イオン発生器
14 バー状イオン発生器
16 吹き出し板
18 除電器本体
20 ファンバー
21 プリント基板
30 測定装置
12 バー状イオン発生器
14 バー状イオン発生器
16 吹き出し板
18 除電器本体
20 ファンバー
21 プリント基板
30 測定装置
Claims (8)
- 位置的に交互に+と−のイオンが発生されるイオン発生用の放電針が配列された2本のバー状イオン発生器を有し、該2本のバー状イオン発生器は逆極性のイオン発生用の放電針が対向するように並列に配置されており、前記2本のバー状イオン発生器の間に配置され、かつ対向する放電針の間に位置するように吹き出し口が設けられた送風機構をさらに有することを特徴とするバータイプ除電器。
- 請求項1記載のバータイプ除電器において、各バー状イオン発生器に配列された放電針間の距離が、配置された2本のバー状イオン発生器の放電針の間の距離と等しいか、または配置された2本のバー状イオン発生器の放電針の間の距離より大きいことを特徴とするバータイプ除電器。
- 請求項1または2記載のバータイプ除電器において、2本のバー状イオン発生器の中央に配置された、イオンバランスを測定するイオンバランスセンサをさらに有することを特徴とするバータイプ除電器。
- 請求項3に記載のバータイプ除電器において、前記イオンバランスセンサが前記送風機構に取付けられていることを特徴とするバータイプ除電器。
- 請求項3または4記載のバータイプ除電器において、前記イオンバランスセンサは電界だけを測定する電界測定電極と、電界とイオン電流の両方を測定する電界およびイオン電流測定電極とからなることを特徴とするバータイプ除電器。
- 請求項5記載のバータイプ除電器において、前記電界測定電極は絶縁体基板と、該絶縁体基板上に形成された第1導体および該第1導体を被覆するように該第1導体上に形成された絶縁体とからなり、前記電界およびイオン電流測定電極は前記絶縁体基板上に形成された前記第1導体と並列して形成された第2導体からなることを特徴とするバータイプ除電器。
- 請求項3〜6のいずれかに記載のバータイプ除電器において、前記電界測定電極と前記電界およびイオン電流測定電極で測定した値からイオン電流を求めることを特徴とするバータイプ除電器。
- 請求項7記載のバータイプ除電器において、前記イオン電流からイオンバランスを求め、除電器本体でイオンバランス制御を行うことを特徴とするバータイプ除電器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004037547A JP2005228655A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | バータイプ除電器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004037547A JP2005228655A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | バータイプ除電器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005228655A true JP2005228655A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35003181
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2004037547A Pending JP2005228655A (ja) | 2004-02-16 | 2004-02-16 | バータイプ除電器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005228655A (ja) |
-
2004
- 2004-02-16 JP JP2004037547A patent/JP2005228655A/ja active Pending
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