JP2006351454A - 対向式除電器 - Google Patents

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真 高柳
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Abstract

【課題】比較的小さい除電空間に効率的に濃いイオン濃度の空間を形成することができる対向式除電器を提供する。
【解決手段】本発明は、極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向する対向式除電器である。また、本発明は、極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向する複数の放電針対が放電針の軸方向に対し直角方向に線状(帯状)に並んでいる対向式除電器である。さらにまた、本発明は、極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向する複数の放電針が線(帯)に対し並列方向に面状に並んでいる対向式除電器である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、対向式除電器に関する。
従来技術として、下記のような対向式除電器が提案されている。そのうちの1つは、図6(図6aは正面図であり、図6bは側面図であり、図6cは平面図である)に示すように2つの棒状のイオン発生電極10が300mm以上の距離を置いて互いに対向するように配置され、互いに逆極性の電圧をかけることによって互いに逆極性のイオンを放射するようになっている。対向するイオン発生電極が逆極性のイオンを放射するので、放射されたイオンは互いに引き合い、遠方まで飛ぶことになる。そして所定の時間間隔でその極性が同時に切り替わるものである。尚,隣接するイオン(放電針から放射されるイオン)は、同極性である。なお、矢印は発生したイオンの流れを表すものである。
別の例では図7(図7aは正面図であり、図7bは平面図である)に示すようにイオン発生電極10が4本あり、各電極は等間隔で2次元的に配置されている。
さらに別の例では図8(図8aは正面図であり、図8bは側面図であり、図8cは平面図である)に示すようにイオン発生電極10が6本あり、各電極は等間隔で2次元的に配置されている。
さらに別の例では図9(図9aは正面図であり,図9bは平面図である)に示すようにイオン発生電極10が9本あり、各電極は等間隔で2次元的に配置されている。
このように従来技術は広い空間にイオン発生電極を等間隔に配置し、イオン濃度は薄いが、イオン分布は均一なイオン空間を形成していた。
従来技術では、広い空間にイオン分布が均一なイオン空間を与えるものであるが、比較的小さい除電空間に効率的に濃いイオン濃度の空間を形成することはできなかった。
したがって、本発明の目的は、比較的小さい除電空間に効率的に濃いイオン濃度の空間を形成することができる対向式除電器を提供することにある。
本発明は、極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向することを特徴とする対向式除電器である。また、本発明は、極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向する複数の放電針対が放電針の軸方向に対し直角方向に線状(帯状)に並んでいることを特徴とする対向式除電器である。さらにまた、本発明は、極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向する複数の放電針が線(帯)に対し並列方向に面状に並んでいることを特徴とする対向式除電器である。
本発明によれば、比較的小さい除電空間に効率的に濃いイオン濃度の空間を形成することができる対向式除電器が得られる。
本発明では、対向する放電針の間隔に対し、隣り合う放電針の間隔を広くして、対向する放電針の間に比較的小さな除電対象空間に対してイオン濃度を高くする。
(実施例1)
図1は実施例1の対向式除電器を示す。対向する1対の放電針12があり、互いに逆極性の電圧が掛けられて逆極性のイオンを放射する。イオン極性は変化しない直流式(図4参照)でも良いし、同時に変化する交流式またはパルス式(図5参照)でも良い。放電針12は比較的近距離に配置されていて十電極から放射される+イオンと一電極から放射される一イオンとがお互いに引き合い、放電針間に誘導されイオン濃度の高い除電対象空間を形成している。除電対象物14(図2参照)はこの空間を高速で通過しても、確実に除電される。
(実施例2)
図2は実施例2の対向式除電器を示す。実施例1で示した放電針12の対が連続的に並べられている。したがって除電対象空間は実施例1より広くなる。この実施例では、例えば除電対象物14が図2の上から下に向かって高速で通過するとすると、除電対象物14の左半分は、まず放電針12aより+のイオンを浴び、次に放電針12bより−のイオンを浴び、次に放電針12cより+のイオンを浴びる。このように+と−の両方のイオンを浴びることが出来るので、+の静電気であろうと、−の静電気であろうと全て除電できる。
また、除電対象物14の右半分は、放電針12d、12e、12fで、−、+、−のイオンを浴びるので、やはり+の静電気であろうと、−の静電気であろうと全て除電できる。
(実施例3)
図3は実施例3の対向式除電器を示す。実施例3は、実施例2で示す除電器を上下に積み重ねたものである。実施例2が2次元的な平面的な除電対象空間を形成したのに対し、この例では3次元的な除電対象空間を形成する。即ち大きな除電対象物を除電する場合に適し、また除電対象物が通過する場所やルートがばらついていて、どこを通るか分からない場合で広い除電空間を要する場合に適する。
(実施例4)
図4は対向式除電器に印加する電圧の1つ例を示す。各放電針に印加する電圧は極性が変化しない直流式であっても良い。この場合、イオンの濃度、密度は非常に高く出来るので除電応力は強力である。場所によるイオンバランスが悪いので、強力かつ高速で、荒い除電をする場合に適する。逆に十分に時間をかけた精密除電には適さない。
図5は対向式除電器に印加する電圧の他の1つ例を示す。各放電針に印加する電圧は交互に極性が変化する交流式またはパルス式であっても良い。この場合、除電対象空間が一様なイオンバランスになるので、精密除電に適する。逆にイオン極性切り替えにより、+、−イオンが再結合しやすく、したがってイオン濃度はやや低くなるため、非常に高速除電には向かないこともある。
実施例1の対向式除電器を示す。 実施例2の対向式除電器を示す。 実施例3の対向式除電器を示す。 対向式除電器に印加する電圧の1つ例を示す。 対向式除電器に印加する電圧の他の1つ例を示す。 従来例の対向式除電器を示し、図6aは正面図であり、図6bは側面図であり、図6cは平面図である。 従来例の対向式除電器を示し、図7aは正面図であり、図7bは平面図である。 従来例の対向式除電器を示し、図8aは正面図であり、図8bは側面図であり、図8cは平面図である。 従来例の対向式除電器を示し、図9aは正面図であり,図9bは平面図である。
符号の説明
10 イオン発生電極
12 放電針
14 除電対象物
16 除電対象空間

Claims (6)

  1. 極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向することを特徴とする対向式除電器。
  2. 極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向する複数の放電針対が放電針の軸方向に対し直角方向に線状(帯状)に並んでいることを特徴とする対向式除電器。
  3. 極性の違う放電針が除電対象空間を挟んで300mm以内の距離で対向する複数の放電針が線(帯)に対し並列方向に面状に並んでいることを特徴とする対向式除電器。
  4. 隣接する放電針は逆極性であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の対向式除電器。
  5. 各放電針への印加電圧は直流であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の対向式除電器。
  6. 各放電針への印加電圧は、その極性が同期して逆転することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つに記載の対向式除電器。
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