JP2008152208A - 画像形成装置および像担持体の帯電方法 - Google Patents

画像形成装置および像担持体の帯電方法 Download PDF

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Abstract

【課題】除電レス方式でも、像担持体の良好な帯電を長期的に安定して行うとともに、像担持体の長寿命化を図る。
【解決手段】除電レス方式の画像形成装置1において、画像形成動作開始時に、露光装置3によって像担持体2に対し全面露光が行われる。その後、装置内温度、装置内湿度、および像担持体2の回転数に基づいて、帯電ブラシ3dに流れる電流の最適電流値Aが決定される。そして、画像形成時に、この最適電流値Aが帯電ブラシ3dに流れるように帯電ブラシ3dの印加電圧が設定されて、像担持体2の一次帯電が行われる。次いで、帯電ローラ3aにより像担持体2の二次帯電が行われ、像担持体2が一様に帯電される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真装置からなる画像形成装置およびこの画像形成装置における像担持体の帯電方法の技術分野に関する。
静電複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真装置からなる従来の画像形成装置においては、感光体の表面が接触帯電装置によって一様に帯電された後に、露光装置によって感光体の表面に静電潜像が形成される。そして、この静電潜像が現像装置よってトナー像に現像されるとともに、中間転写体を介するかまたは直接に、転写装置によって紙等の転写材に転写される。最後に、転写材上のトナー像が定着器によって定着されることで、画像が形成される。
従来の画像形成装置として、回転する感光体の表面を一様にかつ良好に帯電するために、第1帯電部材である帯電ブラシで感光体に当接させて一次帯電を行い、次いで感光体回転方向で帯電ブラシより下流側の帯電ローラである帯電ローラを感光体に当接させて二次帯電を行う帯電装置を備える画像形成装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。この画像形成装置は除電レス方式を採用するとともに、感光体回転方向上流側の帯電ブラシで感光体の表面を帯電した際の帯電むらを、帯電ローラで取り除くことで、感光体を一様に帯電している。
特開2005−215321号公報。
ところで、除電レスによる画像形成方法においては、除電光が感光体の全面に当たらない。したがって、例えば文字だけの画像データを書き込んだ場合、感光体表面は文字部分のみにおいて帯電量が少ない状態となる。そして、その後除電光が当たらないため、第1帯電部材である帯電ブラシおよび第2帯電部材である帯電ローラの帯電電圧に対して、最適な電圧設定を行うことが難しい。このため、感光体の良好な帯電を長期的に安定して行うことは難しいばかりでなく、感光体に必要以上の帯電電流が流れることで感光体が損傷し易く、その分寿命が短くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、除電レス方式でも、像担持体の良好な帯電を長期的に安定して行うとともに、像担持体の長寿命化を図ることのできる電子写真装置からなる画像形成装置および像担持体の帯電方法を提供することである。
前述の課題を解決するために、本発明によれば、画像形成動作開始時に像担持体に対して全面露光を行う。そして、画像形成装置内の温度および湿度に応じて第1帯電部材に流れる電流を像担持体の回転数に対して最適電流値を設定している。更に、この最適電流値が第1帯電部材に流れるように決定した電圧を第1帯電部材に印加している。したがって、像担持体に対して除電レスにしても、像担持体の表面電位を、像担持体の全体をほぼ均一にすることができる。これにより、第1帯電部材および第2帯電部材からなる二重帯電による像担持体の帯電を良好に行うことができる。
また、第1帯電部材に流れる電流を最適電流値に設定しているので、像担持体に必要以上の電流が流れるのを防止できる。これにより、像担持体に対する電気的なストレスを抑制できるので、像担持体の感度の鈍化、像担持体の感光層の膜削れ等が抑制できる。したがって、二重帯電による像担持体の帯電を長期的に安定して良好に行うことができるとともに、像担持体の長寿命化を図ることができる。こうして、高画質の画像を長期的に安定して形成することができる。
更に、このように除電レスにしても、像担持体の良好な帯電を行うことができるので、像担持体2の除電を行う除電ユニットを不要にでき、省スペース化を図ることができる。特に、タンデム型のフルカラーの画像形成装置では、省スペース化をより効果的に図ることができる。
更に、画像形成装置内の温度および湿度に基づいて設定された、像担持体の回転数に対する第1帯電部材の最適電流値のテーブルを予め用意することにより、除電レス方式で、二重帯電による像担持体の良好な帯電を簡単に行うことができる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。
図1に示すように、この例の画像形成装置1は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、およびブラック(K)からなるフルカラーのタンデム型の画像形成装置として形成されている。この画像形成装置1は、それぞれ各色毎に、静電潜像およびトナー像が形成される、例えば感光体ドラムからなる像担持体2Y,2M,2C,2Kと、これらの像担持体2Y,2M,2C,2Kの周囲にそれぞれ像担持体2Y,2M,2C,2Kの回転方向α上流側から、順次、配設された、各像担持体2Y,2M,2C,2Kを帯電する帯電装置3Y,3M,3C,3K、例えばレーザ光等を各像担持体2Y,2M,2C,2Kに露光して静電潜像を書き込む露光装置4Y,4M,4C,4K、各像担持体2Y,2M,2C,2K上の静電潜像を各色の現像剤であるトナーで現像してトナー像を形成する現像装置5Y,5M,5C,5K、各像担持体2Y,2M,2C,2K上のトナー像を一次転写する一次転写装置6Y,6M,6C,6K、および各像担持体2Y,2M,2C,2Kをクリーニングするクリーニング装置7Y,7M,7C,7Kとを備えている。
各像担持体2Y,2M,2C,2K、各帯電装置3Y,3M,3C,3K、各露光装置4Y,4M,4C,4K、各現像装置5Y,5M,5C,5K、一次転写装置6Y,6M,6C,6K、およびクリーニング装置7Y,7M,7C,7Kの各構成は、それぞれいずれも各色Y,M,C,Kに関して同一に構成されている。
図2は、各色で同一に構成される各装置を説明する図である。なお、図2においては、各色のY,M,C,Kの符号をとって説明する。
図2に示すように、像担持体2の表層は所定膜厚の感光層2aに形成されている。後述するように、この帯電装置3によって帯電された感光層2aの表面に、露光装置4によって静電潜像が書き込まれる。
また、帯電装置3は像担持体2の感光層2aに対して接触帯電を行う、第2帯電部材である帯電ローラ(CR)3aと、帯電ローラ3aより回転方向αの上流側で同じく像担持体2の感光層2aに対して接触帯電を行う、第1帯電部材である帯電ブラシ(CB)3dとを備えている。帯電ローラ3aは像担持体2の感光層2aの表面に当接されているとともに、像担持体2の回転方向αと逆方向β(図1において、反時計回り)に回転される。
帯電ローラ3aは従来から用いられている公知の帯電ローラを用いることができる。すなわち、帯電ローラ3aは、例えば特開平10−48916号公報に記載されている製造方法で製造することができる。すなわち、帯電ローラ3aは、例えばステンレス製の金属シャフト3bの上に、表装部が表面傾斜抵抗層となっている、例えば導電性ゴム等の円筒状の導電性エラストマ層3cが設けられて構成されている。この導電性エラストマ層3cは、軸方向に沿って一定の外径でかつほぼ一定の電気抵抗に設定されている。
導電性エラストマ層3cを有する帯電ローラ3aの一例として、エピクロルヒドリウム(エピクロマーCG−102;ダイソー社製)100重量部に対して、導電材としてトリフルオロ酢酸ナトリウム、酸化亜鉛(ZnO)、加硫剤として2−メルカプトイミダゾリン(アクセル−22)2重量部をロールミキサで混練りし、直径6mmの金属製シャフトの表面にプレス成形し、直径12mmに研磨加工してシャフト表面に導電性ゴム弾性部材が形成されたローラを得ることができる。その場合、トリフルオロ酢酸ナトリウムおよび酸化亜鉛(ZnO)の各添加量を任意に調整することで、帯電ローラ3aの抵抗値が種々設定される。
また、帯電ブラシ3dは多数のブラシ毛を有するとともに図示しないブラシ支持部材に固定支持されたデッキブラシとして構成されている。このブラシ支持部材は装置本体に固定されている。したがって、帯電ブラシ3dも装置本体に固定される。そして、多数のブラシ毛の先端が感光体2の感光層2aの表面に当接されている。この帯電ブラシ3dのデッキブラシも従来から用いられている公知の帯電ブラシを用いることができる。帯電ブラシ3dの例として、表1に示す。
Figure 2008152208
表1に示すように、一例としてのブラシ1のブラシ毛は、材料が6ナイロン、繊度が220T/96F、密度240kf/inch2、原糸抵抗が7.1LogΩ、パイル長が5mm、である。また、ブラシ1の全体形状として、長さ(感光体2の軸方向に沿う)が300mm、幅が5mm、高さが5mmである。また、他の例としてのブラシ2のブラシ毛は、材料が6ナイロン、繊度が330T/48F、密度80kf/inch2、原糸抵抗が9.3LogΩ、パイル長が5mmである。また、ブラシ2の全体形状として、長さ(感光体2の軸方向に沿う)が300mm、幅が5mm、高さが5mmである。これらのブラシ1および2は、いずれも東英産業株式会社製のブラシである。
この例の画像形成装置1では、帯電ブラシ3dには直流(DC)電源9とスイッチ(SW)10とが接続されて帯電電圧として直流(DC)電圧が印加されるようになっている。また、帯電ローラ3aにもDC電源11とスイッチ12とが接続されて帯電電圧としてDC電圧が印加されるようになっている。そして、スイッチ10をオンすることで、まず帯電ブラシ3dと像担持体2との間の放電開始電圧の絶対値より絶対値が高い負の電圧がDC電源9で帯電ブラシ3dに印加される。これにより、帯電ブラシ3dで像担持体2の感光層2aが一次帯電電位に負帯電される(一次帯電)。次いで、スイッチ12をオンすることで、まず帯電ローラ3aと像担持体2との間の放電開始電圧の絶対値より絶対値が高い負の電圧がDC電源11で帯電ローラ3aに印加される。これにより、帯電ローラ3aで像担持体2の感光層2aが二次帯電電位に負帯電される(二次帯電)。
露光装置4は、帯電装置3で帯電された像担持体2に例えばレーザ光等により静電潜像を書き込む。また、現像装置5は、現像ローラ5a、トナー供給ローラ5bおよびトナー層厚規制部材5cを有している。現像ローラ5aの両端部には、現像ころ5d(図2には、現像ころ5dは1個のみ図示)が設けられている。これらの現像ころ5dは、現像ローラ・像担持体軸間距離規制部材を構成している。すなわち、これらの現像ころ5dが像担持体2の外周面に当接することで、現像ローラ5aの軸中心と像担持体2の軸中心との間の距離が規制される。これにより、現像ローラ5aの外周面と像担持体2の外周面との間に所定の現像ギャップが設定されている。
そして、トナー供給ローラ5bによって現像ローラ5a上に現像剤であるトナー(不図示)が供給されるとともに、この現像ローラ5a上のトナーがトナー層厚規制部材5cによりその厚みを規制されて像担持体2の方へ搬送され、搬送されたトナーで像担持体2上の静電潜像が非接触ジャンピング現像されて像担持体2上にトナー像が形成される。
一次転写装置6は一次転写ローラ6aを有し、この一次転写ローラ6aにより像担持体2上のトナー像が、例えば中間転写ベルトからなる中間転写媒体8に転写される。
クリーニング装置7は、ゴム等の弾性材からなるクリーニングブレード7aを有している。このクリーニングブレード7aは図示しないブレード支持部材を介して装置本体に取り付けられている。そして、クリーニングブレード7aは像担持体2の外周面に常時圧接されている。このクリーニングブレード7aにより像担持体2がクリーニングされて、像担持体2上の転写残りトナーが除去されて図示しないトナー回収部に回収される。
更に、この例の画像形成装置1は、図示しないが中間転写媒体8に転写されたトナー像を紙等の転写材に二次転写する公知の二次転写装置、および転写材に二次転写されたトナー像を加熱・加圧定着する公知の定着装置を少なくとも備えている。
次に、この例の画像形成装置1の基本の画像形成動作について図1を用いて説明する。その場合、各色毎に設けられる構成部材には、それぞれ対応する色Y,M,C,Kの符号をその構成部材の符号に付して説明する。
図1において、イエロー(Y)の像担持体2Yが帯電ブラシ3Ydで一次帯電され、次いで帯電ローラ3Yaで一様に二次帯電される。次いで露光装置4Yによって像担持体2Y上に静電潜像が書き込まれた後、この静電潜像が現像装置5Yにおいてその現像ローラ5Yaによって搬送されるトナーで現像される。こうして、像担持体2Y上にイエロー(Y)のトナー像が形成される。他の色M,C,Kについても同様にして、所定の時間遅れを持って順次各像担持体2M,2C,2K上にそれぞれ対応する色のトナー像が形成される。
像担持体2Y上のイエロー(Y)のトナー像は、一次転写装置6Yで中間転写媒体8上に一次転写されるとともに、中間転写媒体8上のイエロー(Y)のトナー像は、マゼンタ(M)の一次転写装置6Mの方へ搬送される。そして、像担持体2M上のマゼンタ(M)のトナー像が一次転写装置6Mで中間転写媒体8上の所定位置に、イエロー(Y)のトナー像と色重ねされて一次転写される。更に、イエロー(Y)とマゼンタ(M)の色重ねされた中間転写媒体8上のトナー像は、シアン(C)の一次転写装置6Cの方へ搬送される。そして、像担持体2C上のシアン(C)のトナー像が一次転写装置6Cで中間転写媒体8上の所定位置に、イエロー(Y)およびマゼンタ(M)のトナー像と色重ねされて一次転写される。更に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)の色重ねされた中間転写媒体8上のトナー像は、ブラック(K)の一次転写装置6Kの方へ搬送される。そして、像担持体2K上のブラック(K)のトナー像が一次転写装置6Cで中間転写媒体8上の所定位置に、イエロー(Y)、マゼンタ(M)およびシアン(C)のトナー像と色重ねされて一次転写される。こうして、中間転写媒体8上にフルカラーのトナー像が形成される。
更に、中間転写媒体8上のフルカラーのトナー像は二次転写装置によって紙等の転写材に二次転写されるとともに、転写材上のフルカラーのトナー像は定着装置によって加熱・加圧定着される。こうして、フルカラーの画像が転写材に形成される。その場合、この画像形成装置1では、トナー像の転写後における像担持体2の表面の除電を行わない除電レスによる画像形成を行うようになっている。
ところで、この例の除電レス方式の画像形成装置1に帯電制御では、第1帯電部材である帯電ブラシ3dの印加電圧を次のように設定している。すなわち、画像形成動作の前や、一定の画像形成動作を行った後等に対して画像形成動作を行わない動作環境が設定されている。更に、この動作環境では、露光装置3によって像担持体2に対し一定量の露光(例えば、均一な全面露光等)が行われるように設定されている。更に、この像担持体2に対する一定量の露光が行われた後、装置内温度、装置内湿度、および像担持体2の回転数に基づいて、第1帯電部材の帯電ブラシ3dに流れる電流の最適電流値Aが決定される。そして、画像形成時に、この最適電流値Aが帯電ブラシ3dに流れるように帯電ブラシ3dの印加電圧が設定される。
図3は、帯電ブラシ電流および帯電ローラ電流の設定のためのブロック図である。
図3に示すように、この例の画像形成装置1は、帯電ブラシ3dおよび帯電ローラ3aにそれぞれ帯電電圧を印加しかつこれらの印加電圧を制御するために、中央処理装置(CPU;制御装置)13を備えている。このCPU13は画像形成を行うために画像形成装置1全体を制御するCPUである。
CPU13は、画像形成動作開始時に像担持体2を全面露光するように露光装置4を制御する全面露光制御手段13aと、後述する温度センサ14からの温度と後述する湿度センサ15からの湿度とに基づいて帯電ブラシ3dに流れる最適電流値A(μA)を決定する最適電流値決定手段13bと、帯電ブラシ3dに最適電流値A(μA)が流れるように帯電ブラシ3dの印加電圧を決定する第1帯電部材印加電圧決定手段13cとを備えている。
CPU13には、画像形成装置1内の温度を測定する温度センサ(温度測定手段;例、温度計)14、画像形成装置1内の湿度を測定する湿度センサ(湿度測定手段;例、湿度計)15、および画像形成装置1に画像形成動作を行わせるために操作指令(画像形成指令)を出力する操作盤の操作キーあるいは操作画面上の操作タッチキー等の画像形成操作部材16がそれぞれ接続されている。なお、図3には示されないが、CPU13には、帯電ブラシ3dおよび帯電ローラ3aにそれぞれ流れる電流を測定する各電流計が接続されている。また、図3には、画像形成装置1全体を制御するCPU13には、画像形成装置1の現像装置等の他の装置は図示省略されている。
CPU13には、画像形成装置1内の温度および湿度に基づいて設定された、像担持体2の回転数に対する帯電ブラシ3dの最適電流値A(μA)のテーブルが予め用意されて格納されている。
図4(a)は、画像形成装置1内の温度および相対湿度がそれぞれ23℃および65%(NN環境)における、像担持体(感光体)2の回転数に対する第1帯電部材(帯電ブラシ3d)の最適電流値A(μA)のテーブルを示す。また、図4(b)は、画像形成装置1内の温度および相対湿度がそれぞれ10℃および15%(LLB環境)における、像担持体(感光体)2の回転数に対する第1帯電部材(帯電ブラシ3d)の最適電流値A(μA)のテーブルを示す。
更に、図4(c)は、画像形成装置1内の温度および相対湿度がそれぞれ10℃および85%(LHB環境)における、像担持体(感光体)2の回転数に対する第1帯電部材(帯電ブラシ3d)の最適電流値A(μA)のテーブルを示す。更に、図4(d)は、画像形成装置1内の温度および相対湿度がそれぞれ35℃および85%(HHB環境)における、像担持体(感光体)2の回転数に対する第1帯電部材(帯電ブラシ3d)の最適電流値A(μA)のテーブルを示す。なお、図4には図示されないが、他の環境条件のテーブル、例えば、画像形成装置1内の温度および相対湿度がそれぞれ35℃および10%(HLB環境)等ににおける、像担持体(感光体)2の回転数に対する第1帯電部材(帯電ブラシ3d)の最適電流値A(μA)のテーブルを作成することも可能である。
図5は、画像形成時における帯電ブラシの印加電圧を設定するフローを示す図である。
図5に示すように、ステップS1で画像形成命令が発せられる。すると、ステップS2で温度センサ14および湿度センサ15により、それぞれ画像形成装置1内の温度および湿度が測定される(温度および湿度の測定工程)。次いで、ステップS3で、測定された温度および湿度に基づいて、前述のテーブルのうち、これらの温度および湿度の環境にもっとも近いテーブルが最適電流値決定手段13bによって選択される。そして、最適電流値決定手段13bによって、選択されたテーブルから、その像担持体に設定された回転数に対する最適電流値A(μA)が算出される(最適電流値決定工程)。
次いで、ステップS4で像担持体2の全面露光が行われる(全面露光工程)とともにステップS5で像担持体2が回転駆動開始される。次に、ステップS6で帯電ブラシ3dに流れる電流を算出した最適電流値A(μA)に設定するとともに、ステップS7で第1帯電部材印加電圧決定手段13cによって、帯電ブラシ3dに流れる電流がこの最適電流値A(μA)となるように帯電ブラシ3dの印加電圧が決定される(印加電圧決定工程)。
次いで、ステップS8で、決定した印加電圧を帯電ブラシ3dに印加して一次帯電を行いつつ(電圧印加工程)、画像形成が開始される。ステップS9で画像形成が終了すると、ステップS10で像担持体2の駆動が停止されて、画像形成動作が終了する。
この例の画像形成装置1によれば、画像形成動作開始時に像担持体2に対して全面露光を行う。そして、画像形成装置1内の温度および湿度に応じて第1帯電部材である帯電ブラシ3dに流れる電流を像担持体2の回転数に対して最適電流値A(μA)を設定している。更に、この最適電流値A(μA)が帯電ブラシ3dに流れるように決定した電圧を、帯電ブラシ3dに印加している。したがって、像担持体2に対して除電レスにしても、像担持体2の表面電位を、像担持体2の全体をほぼ均一にすることができる。これにより、帯電ブラシ3dおよび帯電ローラ3aからなる二重帯電による像担持体2の帯電を良好に行うことができる。
また、帯電ブラシ3dに流れる電流を最適電流値A(μA)に設定しているので、像担持体2に必要以上の電流が流れるのを防止できる。これにより、像担持体2に対する電気的なストレスを抑制できるので、像担持体2の感度の鈍化、感光層2aの膜削れ等が抑制できる。したがって、二重帯電による像担持体2の帯電を長期的に安定して良好に行うことができるとともに、像担持体2の長寿命化を図ることができる。こうして、高画質の画像を長期的に安定して形成することができる。
更に、このように除電レスにしても、像担持体2の良好な帯電を行うことができるので、像担持体2の除電を行う除電ユニットを不要にでき、省スペース化を図ることができる。特に、図1に示すようなタンデム型のフルカラーの画像形成装置では、省スペース化をより効果的に図ることができる。
更に、画像形成装置1内の温度および湿度に基づいて設定された、像担持体2の回転数に対する帯電ブラシ3dの最適電流値A(μA)のテーブルを予め用意しているので、除電レス方式で、二重帯電による像担持体2の良好な帯電を簡単に行うことができる。
なお、前述の例の画像形成装置1では、本発明を、画像形成時に帯電装置3によって像担持体2を負帯電する画像形成装置に適用している。しかし、本発明はこれに限定されることはなく、画像形成時に帯電装置3によって像担持体2を正帯電する画像形成装置に適用することもできる。そして、この像担持体2の正帯電でも、本発明の前述の効果を得ることができる。
また、前述の例の画像形成装置1では、第1帯電部材に帯電ブラシ3dが用いられ、また、第2帯電部材に帯電ローラ3aが用いられている。しかし、本発明は、図6(a)に示すように第1帯電部材にも、帯電ローラ3a′(金属シャフト3b′,導電性エラストマ層3c′)を用いることができる。この場合、第2帯電部材には同じく帯電ローラ3aが用いられる。また、図6(b)に示すように第1帯電部材に、帯電ローラブラシ3a′(金属シャフト3b′,帯電ブラシ3d′)を用いることができる。この場合、第2帯電部材には同じく帯電ローラ3aが用いられる。
更に、前述の各例の画像形成装置1では、いずれも、本発明を、像担持体2からトナー像が中間転写媒体8上に一次転写されかつ一次転写されたトナー像を紙等の転写材に二次転写させる画像形成装置に適用している。しかし、本発明の転写ベルトは、これに限定されることはなく、像担持体2のトナー像をる紙等の転写材に直接転写する画像形成装置にも適用することができる。
本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の一例を模式的にかつ部分的に示す図である。 図1に示す画像形成装置の各色で同一に構成される各装置を説明する図である。 帯電ブラシ電流および帯電ローラ電流の設定のためのブロック図である。 温度および湿度の環境に応じて設定されている帯電電流の最適電流値のテーブルを示す図である。 画像形成時における帯電ブラシの印加電圧を設定するフローを示す図である。 本発明にかかる画像形成装置の実施の形態の他の例を模式的にかつ部分的に示す図である。
符号の説明
1…画像形成装置、2…像担持体、3…帯電装置、3a…帯電ローラ(第2帯電部材)、3d…帯電ブラシ(第1帯電部材)、13…中央処理装置(CPU)、13a…全面露光制御手段、13b…最適電流値決定手段、13c…第1帯電部材印加電圧決定手段

Claims (4)

  1. 回転可能に設けられて静電潜像が形成される像担持体と、前記像担持体の表面を一次帯電する第1帯電部材と、前記像担持体に前記第1帯電部材より前記像担持体の回転方向下流で当接し、前記像担持体の表面を二次帯電する第2帯電部材と、前記第1帯電部材と前記第2帯電部材にそれぞれ印加する各電圧を制御する制御装置と、前記像担持体に対して露光することで静電潜像を書き込む露光装置と、前記像担持体上の静電潜像を現像して前記像担持体上に現像剤像を形成する現像装置と、前記像担持体上の現像剤像を転写する転写装置と、装置内の温度を測定する温度測定手段と、装置内の湿度を測定する湿度測定手段とを少なくとも備え、
    前記制御装置は、画像形成動作開始時に前記像担持体を全面露光するように前記露光装置を制御する全面露光制御手段と、前記温度測定手段からの温度と前記湿度測定手段からの湿度とに基づいて前記第1帯電部材に流れる最適電流値を決定する最適電流値決定手段と、前記第1帯電部材に前記最適電流値が流れるように前記第1帯電部材の印加電圧を決定する第1帯電部材印加電圧決定手段とを備え、前記第1帯電部材印加電圧決定手段で決定した前記印加電圧を前記第1帯電部材に印加することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御装置には、前記温度および前記湿度に基づいて設定された、前記担持体の回転数に対する前記第1帯電部材の前記最適電流値のテーブルが予め用意されて格納されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記像担持体、前記第1帯電部材、前記第2帯電部材、前記露光装置、前記現像装置、および前記転写装置が、それぞれ、イエロー、マゼンタ、シアン、およびブラックの各色毎に備えられて、タンデムに配設されていることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 画像形成動作開始時に、露光装置によって像担持体に対し全面露光を行う工程と、装置内の温度および湿度をそれぞれ測定する工程と、前記温度および前記湿度に基づいて、前記像担持体の回転数に対する前記第1帯電部材に流れる電流の最適電流値を決定する工程と、前記最適電流値が前記第1帯電部材に流れるように前記第1帯電部材の印加電圧を決定する工程と、決定した印加電圧により前記第1帯電部材に印加する工程とから少なくともなることを特徴とする像担持体の帯電方法。
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