JP2003295636A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003295636A
JP2003295636A JP2002098547A JP2002098547A JP2003295636A JP 2003295636 A JP2003295636 A JP 2003295636A JP 2002098547 A JP2002098547 A JP 2002098547A JP 2002098547 A JP2002098547 A JP 2002098547A JP 2003295636 A JP2003295636 A JP 2003295636A
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image forming
forming apparatus
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roller
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JP2002098547A
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English (en)
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Satoshi Nishida
聡 西田
Hiroaki Miho
広晃 三保
Shigetaka Kurosu
重隆 黒須
Hiroshi Morimoto
浩史 森本
Masashi Saito
正志 齊藤
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Original Assignee
Konica Minolta Inc
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  • Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 良好な転写が確保されると共に、次プリント
で発生する画像不具合を解消する。 【解決手段】 感光体上のトナーを、転写ローラを用い
た転写手段に印加される転写バイアスによって記録材上
に転写する画像形成装置において、転写バイアス印加手
段として切り替えを可能とする定電流制御と定電圧制御
の方式を併せ持ち、感光体上の転写位置より下流側にあ
って帯電位置より上流側に感光体上の電荷を接触して除
去する電荷除去手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は転写方式の画像形成
装置に係わり、電子写真感光体、中間転写体等の像担持
体の表面に適宜の作像プロセス手段でトナー像を形成担
持させ、そのトナー像を記録材上に転写してプリント画
像を形成する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを利用した複写機やプ
リンタなどのトナー像を転写する転写方式として、最近
ではオゾンの発生が少ない接触転写方式が採用されてい
る。中でも転写部での記録材の搬送性に優れるローラ転
写方式が主流である。
【0003】ローラ転写方式は転写回転体として弾性ゴ
ム層を有する転写ローラを用い、これを像担持体である
感光体や中間転写体に圧接させて転写ニップを形成し、
転写ローラに印加された転写バイアスの作用で像担持体
上トナーを記録材や中間転写体へ転写するものである。
【0004】転写ローラは一般的に金属製芯金上にカー
ボン、イオン導電性フィラー等により抵抗を調整しその
抵抗値を1×105〜1×1010Ωとした導電性ゴム弾
性体層、あるいはその発泡体ゴム弾性体層を形成した硬
度20〜70度(アスカーC)の弾性ローラを用いる。
【0005】ところが、転写ローラの抵抗は雰囲気環境
の温湿度に応じて変動しやすい事が知られており、転写
ローラの抵抗変動が大きい場合で、所望の転写電流値よ
り印加電流値が少なくなってしまった場合には、被転写
材(紙や中間転写体)にトナーが転写される際にトナー
を被転写材上で保持できなくなり、形成されるべきトナ
ー像の周りにトナーが飛散して発生する飛び散りや爆発
といった転写不良が発生する。また、所望の電流値より
も多くなってしまった場合には、余白部などのトナー像
が形成されていない箇所に過度に電流値が流れてその履
歴がドラムや中間転写体1周後ものこってしまう事によ
る紙跡や、幅方向の小サイズ後の大サイズ通紙時に、小
サイズ通紙時に紙の無い所に過度の電流値が流れたこと
によるゴースト等が発生してしまう。そこで、転写ロー
ラの抵抗変動に起因する転写不良や紙跡などの発生を防
止するために、転写ローラの抵抗を測定し、その結果に
応じて転写ローラに印加する転写電圧を適正に制御する
「印加転写電圧制御」が採用されるケースがある。
【0006】たとえば、特開平2−123385号公報
に開示されている「ATVC制御」や特開平6−138
784号公報に開示されている「PTVC制御」があ
る。これらの制御は転写時に転写ローラに印加する電圧
を最適化しようとするための手段で、画像形成装置の前
回転工程中に転写ローラから像担持体上に所望の定電流
バイアスを印加し、その時の電圧値から転写ローラのロ
ーラ抵抗を検知し、転写時に転写バイアスとしてその抵
抗値に対して所定の制御式に応じた定電圧バイアスを転
写ローラに印加するようにするものである。
【0007】しかしながら、上記従来例で示すような印
加転写電圧制御方式を用い、転写バイアスの最適化を行
い、それに従って所望の転写バイアスとなるような定電
圧バイアス制御を行うだけでは、転写ローラがおかれた
雰囲気環境の条件や、また、被記録材の厚みなどの諸条
件で適正転写電流値の範囲は狭められ、また、逆に定電
流制御のような、一定電流を流す定電流バイアス制御を
行った場合、転写ローラや被記録材の抵抗値の比率に応
じて、幅方向の記録材の無いところに過度の電流が流れ
てしまい、これによって被記録材へと与えられるべき電
流値は不足、結果として転写不良となる。
【0008】そこで、定電流制御と定電圧制御を併せ持
ち、制御方式を切り替える方法が提案されるようになっ
て来た。例えば特開2000−221810では、ロー
ラ抵抗値を前回転等であらかじめ測定し、その抵抗値に
よって定電流制御/定電圧制御を切り替える方法が記載
されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記の定電流制御/定
電圧制御を切り替える方式の提案では転写部での転写に
関する画像不良にのみ考慮されており、その後の像担持
体の静電的影響については考慮されていない。たとえば
幅方向の小サイズ紙通紙直後大サイズ通紙時において、
これまで通紙されていない両脇部(あるいは片方端部)
に過度とはいえない範囲の電流値が紙を介さないで直接
流れる事による転写電荷の蓄積により、大サイズ通紙時
にその部分のみ白くなったり、叉はうっすらかぶったり
という問題が発生する。このように転写部では十分な性
能を発揮するものの、転写以降のプロセスにおいて、電
荷の除電が効率的に行われないがための問題が発生す
る。
【0010】本発明は、転写部での転写が雰囲気環境等
に影響されないで良好な画像の転写が行われると共に、
次プリントの画像不具合をも解消した画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の本発明の目的は、
下記の画像形成装置によって達成される。
【0012】1. 感光体上のトナーを、転写ローラを
用いた転写手段に印加される転写バイアスによって記録
材上に転写する画像形成装置において、転写バイアス印
加手段として切り替えを可能とする定電流制御と定電圧
制御の方式を併せ持ち、感光体上の転写位置より下流側
にあって帯電位置より上流側に感光体上の電荷を接触し
て除去する電荷除去手段を設けたことを特徴とする画像
形成装置。
【0013】2. 感光体上のトナーを転写ローラを用
いた一次転写手段に印加される転写バイアスによって中
間転写体上に転写させ、中間転写体上のトナーを記録材
上へ転写する二次転写手段を設けた画像形成装置におい
て、前記一次転写手段に印加する転写バイアス印加手段
として切り替えを可能とする定電流制御と定電圧制御の
方式を併せ持ち、感光体上の転写位置より下流側にあっ
て帯電位置より上流側に感光体上の電荷を接触して除去
する電荷除去手段を設けたことを特徴とする画像形成装
置。
【0014】3. 感光体上のトナーを一次転写手段に
よって中間転写体上に転写させ、中間転写体上のトナー
を転写ローラを用いた二次転写手段に印加される転写バ
イアスによって記録材上に転写を行う画像形成装置にお
いて、前記二次転写手段に印加する転写バイアス印加手
段として切り替えを可能とする定電流制御と定電圧制御
の方式を併せ持ち、中間転写体上の転写位置より下流側
にあって感光体から中間転写体への転写位置より上流側
に中間転写体上の電荷を接触して除去する電荷除去手段
を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を用いて本発明の画像形成装
置について説明する。
【0016】(1) 図1の断面構成図に示す画像形成
装置は、請求項1の発明が適用されるモノクロ画像を形
成する転写式電子写真プロセスを利用したレーザビーム
プリンタである。
【0017】1は像担持体の感光体ドラムであって、有
機半導体層としてフタロシアニン顔料をポリカーボネイ
トに分散したものを接地された金属製のシリンダ状の基
板上に塗布してあり、電荷輸送層を含めた感光体層の膜
厚25μmであって、ドラム径φ60mmで矢示方向に
180mm/sの周速で駆動回転される。
【0018】2は回転する感光体ドラム1の周囲を所定
の極性・電位に一様に帯電処理する帯電手段であり、本
実施例では帯電ローラを使用した接触帯電装置を用いて
いる。
【0019】3はレーザ走査方式をとった像露光手段
で、半導体レーザ(LD)を用い、その出力パワーは3
00μWである。像露光手段3はレーザビームを出射し
て感光体ドラム1の一様に帯電した表面を走査露光し、
静電潜像を形成する。
【0020】像露光手段3の下流側で現像装置4の上流
には感光体表面の電位を測定する電位センサSPが設け
られていて、感光体の非画像部の電位は電位センサSP
の検出電位に基づいてフィードバック制御(本実施例で
は制御可能範囲は−500V〜−900V)がなされ、
全露光電位は−50〜0Vとなる。
【0021】現像装置4は、感光体ドラム1上の静電潜
像をトナー像として現像する。接触或いは非接触による
現像が、イメージ露光と反転現像との組み合わせで現像
が行われる。2成分現像剤が用いられ、現像器内でのト
ナー濃度は4質量%に維持される。
【0022】本実施の形態に係る画像形成装置の現像装
置4はトナーとキャリアを含有する2成分現像剤を用い
て現像を行う。
【0023】トナーとしては、個数平均粒径が3〜8μ
mの重合トナーが好ましい。重合トナーを用いることに
より、高解像力であり、濃度が安定しかぶりの発生が極
めて少ない画像形成装置が可能となる。
【0024】重合トナーは次のような製造方法により製
造される。トナー用バインダー樹脂の生成とトナー形状
とがバインダー樹脂の原料モノマー又はプレポリマーの
重合及びその後の化学的処理により形成されて得られ
る。より具体的には、懸濁重合又は乳化重合等の重合反
応と必要によりその後に行われる粒子同士の融着工程を
経て得られ、重合トナーでは、原料モノマー又はプレポ
リマーを水系で均一に分散した後に重合させトナーを製
造することから、トナーの粒度分布及び形状の均一なト
ナーが得られる。
【0025】トナーは形状係数の変動係数が16%以下
であり、個数粒度分布における個数変動係数が27%以
下であることが好ましい。
【0026】個数平均粒径が3μmを下回ると、かぶり
の発生やトナー飛散が起こりやすくなる。上限8μmは
本実施の形態が目標とする高画質を形成することを可能
する粒径の上限である。
【0027】5は弾性層を有する回転体形状の接触帯電
部材としての転写ローラであって、本実施例ではローラ
径φ20mm、抵抗1×106Ωの発泡ゴムローラで、
材質にはエピクロルヒドリンを使用し、硬度30度(ア
スカーC)、感光体へ20Nをもって押圧し、感光体ド
ラム1との間で転写ニップ部(転写位置)Nを形成して
いる。
【0028】給紙部より給紙された記録材Pは、レジス
トローラ21によって感光体ドラム1上に形成されたト
ナー像と同期して給紙がなされ、転写ニップ部Nにおい
てトナー像の転写を受ける。転写ニップ部Nを通過した
記録材Pは、感光体ドラム1の面から分離され、搬送ベ
ルト22によって定着装置23へ搬送される。
【0029】定着装置23は内部にヒータを配置した加
熱ローラ23aと加圧ローラ23bとより成り、トナー
像を保持した記録材Pは加熱ローラ23aと加圧ローラ
23bとの間で加熱・加圧がなされて定着し、トナー像
が定着された記録材Pは排紙ローラ24によって機外の
排紙トレイ上に排出される。
【0030】一方、記録材Pへのトナー像の転写後の感
光体ドラム1の表面はクリーニング装置6により転写残
トナーの清掃が行われる。本実施例においてはクリーニ
ング手段としてウレタンゴム製のブレードが用いられ、
クリーニングブレードはカウンタタイプに感光体ドラム
1周面に摺接して清掃を行っている。クリーニング装置
6を通過して表面が清掃された感光体ドラム1周面は、
帯電前露光(PCL)手段7によって照射がなされ、残
留電位を低下して次の画像形成サイクルへと移行する。
【0031】(2) 本発明(請求項1)は上記に説明
した画像形成装置について、転写手段である転写ローラ
5には転写バイアス印加手段として切り替えを可能とす
る定電流制御方式と定電圧制御方式とを併せ持ってい
て、装置内部に設けた温度センサ/湿度センサのセンサ
出力によって転写に際しての定電流制御と定電圧制御と
の切り替えが行われる。また、温度/湿度センサのセン
サ出力に代えて、転写ローラ5の抵抗値によって定電流
制御と定電圧制御との切り替えが行われる。
【0032】定電流制御を行うときは、転写手段である
転写ローラ5に流す電流値は200μA以下に制限し、
定電圧制御を行うときは、転写ローラ5に印加する電圧
(絶対値)は8kV以下に制限し、バイアス電流または
バイアス電圧の印加を転写ローラ5に対して行う。
【0033】本発明においては、感光体ドラム1上の転
写位置Nより下流側で、帯電手段2による帯電位置より
上流側に、感光体上の電荷を接触して除去する電荷除去
手段8が設けられていて、感光体上の電荷を除去し、感
光体上で形成される次画像で、メモリに基づく画像不具
合を解消することがなされている。
【0034】感光体ドラム1上の電荷を除去する電荷除
去手段8としては、芯金を接地した抵抗値が108Ω以
下のブラシ状ローラが用いられる。実施例としては芯金
径φ9mm上に東レ製SA−7、線径が7.25dで5
0k本/(25.4mm)2に植毛し、外径φ18mm
とした抵抗値102〜104Ωのブラシ状ローラが用いら
れる。ブラシ状ローラは回転数50〜600rpmに可
変に駆動回転されるが、250rpmに固定して回転
し、ブラシの感光体への食い込み量は1mmとしてい
る。
【0035】また、電荷除去手段8としては、ブラシ状
ローラに代えて、芯金を接地した抵抗値が108Ω以下
の発泡ゴム状ローラも用いられ、僅かに変形して感光体
ドラム1に当接し、回転する。
【0036】前記の帯電前露光手段7によっても感光体
上の残留した電荷の除去がなされるが、残留した電荷の
極性によっては除電効果を発揮しない。一方、上記条件
を満たした電荷除去手段8によるときは、残留した電荷
の極性に関係なく、除電効果が発揮される。
【0037】転写に際して転写ローラ5に対して定電流
制御と定電圧制御を湿度センサの出力に応じて変更する
ようにしたときの転写性及びメモリの存否について、電
荷除去手段8の有無による効果を表1〜表3によって比
較表示を行っている。転写性については画像濃度の低い
画像個所に注目してチェックを行い、メモリについては
画像濃度が段差状に差異がある個所に注目し、次画像に
メモリの影響が認められるか否かのチェックを行い、目
視によって湿度条件が相異した3000枚のプリント画
像について評価した結果である。
【0038】表1(ケース1)は電荷除去手段は不使用
の状態で、転写に際しては定電流制御のみで実施したと
きの画像状態を示している。
【0039】
【表1】
【0040】表2(ケース2)は電荷除去手段は不使用
の状態で、転写に際して定電流/定電圧制御の切り替え
を湿度条件によって実施したときの画像状態を示してい
る。表2からも明らかなように、転写に際して定電流/
定電圧制御の切り替えを実施することによって、転写性
については改善されているが、メモリの問題については
改善は認められない。なお、上記のテストでは湿度値が
61%RH以上と検知した場合に定電圧制御に切り替え
ている。
【0041】
【表2】
【0042】表3(ケース3)は、電荷除去手段8とし
て、上記のブラシ状ローラを用い芯金部分を接地してい
る。転写に際しての定電流/定電圧制御の切り替え条件
については表2における条件と同じとしている。テスト
結果からは電荷除去手段と定電流/定電圧制御の切り替
え動作を併用することによって、転写性、メモリ共に満
足すべきものであった。
【0043】
【表3】
【0044】ケース3の構成で、20万コピーのテスト
を実施しているが、20万コピー全体について、転写不
良やメモリ/ゴーストは勿論のこと、それ以外の画像上
の問題も認められなかった。
【0045】表1(ケース1)〜表3(ケース3)のテ
ストは転写に際しての定電流/定電圧制御の切り替えを
温湿度によって行ったときの例を示しているが、転写手
段である転写ローラ5の抵抗値によって切り替えた場合
の電荷除去手段8の有無による効果を表4〜表6によっ
て比較表示を行っている。なお転写ローラ5の抵抗値
は、図2に示すように基準金属ローラに対して測定ロー
ラ(転写ローラ5)を左右合せて10Nで押圧し、測定
ローラの軸芯に500Vを印加したときの電流値Aから
抵抗値を求めている。ここでは20℃、50%RHの条
件下で1×107Ωの転写ローラ5についてテストを行
っている。
【0046】表4(ケース4)は電荷除去手段は不使用
の状態で、転写に際しては定電流制御のみで実施したと
きの画像状態を示している。
【0047】
【表4】
【0048】表5(ケース5)は電荷除去手段は不使用
の状態で、転写に際して定電流/定電圧制御の切り替え
を抵抗によって実施したときの画像状態を示している。
表5からも明らかなように、転写に際して定電流/定電
圧制御の切り替えを実施することによって、転写性につ
いては改善されているが、メモリの問題については改善
は認められない。なお、上記のテストでは抵抗値が5×
106Ω以下と検知した場合に定電圧制御に切り替えて
いる。
【0049】
【表5】
【0050】表6(ケース6)は、電荷除去手段8とし
て、上記のブラシ状ローラを用い芯金部分を接地してい
る。転写に際しての定電流/定電圧制御の切り替え条件
については表5における条件と同じとしている。テスト
結果からは電荷除去手段と定電流/定電圧制御の切り替
え動作を併用することによって、転写性、メモリ共に満
足すべきものであった。
【0051】
【表6】
【0052】ケース6の構成で、20万コピーのテスト
を実施しているが、20万コピー全体について、転写不
良やメモリ/ゴーストは勿論のこと、それ以外の画像上
の問題も認められなかった。
【0053】(3) 図3の断面構成図に示す画像形成
装置は、請求項2及び3の発明が適用されるカラー画像
形成装置であって、複数の感光体ドラム上にイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及び黒(K)ト
ナーから成るトナー像をそれぞれ形成し、複数の感光体
ドラム上に形成されたトナー像を中間転写体上に重ね合
わせて転写し、重ね合わせたトナー像を記録材上へ一括
して転写するタンデム型カラー画像形成装置と称せられ
るもので、複数組の画像形成部10(Y、M、C、K)
と、中間転写ユニット30と、給紙搬送手段20と、定
着装置23とから成る。
【0054】感光体ドラム上にトナー像を形成する画像
形成部10は、図1において説明した感光体ドラム1の
周縁部における構成・作動と合致しているので、同一機
能の部材については同一符号をもって表示する。
【0055】各画像形成部10を構成する感光体ドラム
1は、有機半導体層としてフタロシアニン顔料をポリカ
ーボネイトに分散したものを接地された金属製のシリン
ダ状の基板上に塗布してあり、電荷輸送層を含めた感光
体層の膜厚25μmであって、ドラム径φ60mmで矢
示方向に180mm/sの周速で駆動回転される。
【0056】2は回転する感光体ドラム1の周囲を所定
の極性・電位に一様に帯電処理する帯電手段であり、本
実施例では帯電ローラを使用した接触帯電装置を用いて
いる。
【0057】3はレーザ走査方式をとった像露光手段
で、半導体レーザ(LD)を用い、その出力パワーは3
00μWである。像露光手段3はレーザビームを出射し
て感光体ドラム1の一様に帯電した表面を走査露光し、
静電潜像を形成する。
【0058】像露光手段3の下流側で現像装置4の上流
には感光体表面の電位を測定する電位センサSPが設け
られていて、感光体の非画像部の電位は電位センサSP
の検出電位に基づいてフィードバック制御(本実施例で
は制御可能範囲は−500V〜−900V)がなされ、
全露光電位は−50〜0Vとなる。
【0059】現像装置4は、感光体ドラム1上の静電潜
像をトナー像として現像する。接触或いは非接触による
現像が、イメージ露光と反転現像との組み合わせで現像
が行われる。2成分現像剤が用いられ、現像器内でのト
ナー濃度は4質量%に維持される。
【0060】本実施の形態に係る画像形成装置の現像装
置4はトナーとキャリアを含有する2成分現像剤を用い
て現像を行う。
【0061】トナーとしては、個数平均粒径が3〜8μ
mの重合トナーが好ましい。重合トナーを用いることに
より、高解像力であり、濃度が安定しかぶりの発生が極
めて少ない画像形成装置が可能となる。
【0062】重合トナーは次のような製造方法により製
造される。トナー用バインダー樹脂の生成とトナー形状
とがバインダー樹脂の原料モノマー又はプレポリマーの
重合及びその後の化学的処理により形成されて得られ
る。より具体的には、懸濁重合又は乳化重合等の重合反
応と必要によりその後に行われる粒子同士の融着工程を
経て得られ、重合トナーでは、原料モノマー又はプレポ
リマーを水系で均一に分散した後に重合させトナーを製
造することから、トナーの粒度分布及び形状の均一なト
ナーが得られる。
【0063】トナーは形状係数の変動係数が16%以下
であり、個数粒度分布における個数変動係数が27%以
下であることが好ましい。
【0064】個数平均粒径が3μmを下回ると、かぶり
の発生やトナー飛散が起こりやすくなる。上限8μmは
本実施の形態が目標とする高画質を形成することを可能
する粒径の上限である。
【0065】35は弾性層を有する回転体形状の接触帯
電部材としての一次転写ローラであって、本実施例では
ローラ径φ20mm、抵抗1×106Ωの発泡ゴムロー
ラで、材質にはエピクロルヒドリンを使用し、硬度30
度(アスカーC)、感光体へ中間転写体31を介して5
00gfをもって押圧し、感光体ドラム1と中間転写体
31との間で一次転写ニップ部(転写位置)N1を形成
している。
【0066】中間転写体31はシームレスの無端状の転
写ベルトであって、半導電樹脂製のベルトで、体積抵抗
率が1×108Ω・cmのものが用いられる。
【0067】感光体ドラム1上に形成されたトナー像
は、一次転写ニップ部N1においてY、M、C、Kの順
に重ね合わせて中間転写体31上に一次転写が行われ
る。
【0068】トナー像の中間転写体31への転写後の感
光体ドラム1の表面はクリーニング装置6により転写残
トナーの清掃が行われる。本実施例においてはクリーニ
ング手段としてウレタンゴム製のブレードが用いられ、
クリーニングブレードはカウンタタイプに感光体ドラム
1周面に摺接して清掃を行っている。クリーニング装置
6を通過して表面が清掃された感光体ドラム1周面は、
帯電前露光(PCL)手段7によって照射がなされ、残
留電位を低下して次の画像形成サイクルへと移行する。
【0069】中間転写体31上のY、M、C、Kの一次
転写位置N1間の間隔は95mmに保持されていて、中
間転写体31には、外径31.6mm(95mm/3)
の駆動ローラ32、バックアップローラ33、テンショ
ンローラ34が内接し、テンション50Nで張架して矢
示方向に回転する。
【0070】二次転写ローラ45は半導電ローラで、紙
背面から中間転写体31を挟み込むようにしたバックア
ップローラ33によって狭持している。接地されたバッ
クアップローラ33の抵抗値は1×106Ωであり、二
次転写ローラ45の体積抵抗率は1×106Ω・cm
で、転写時には二次転写バイアスが印加される。
【0071】給紙部より給紙された記録材Pは、レジス
トローラ21によって中間転写体31上に形成されたト
ナー像と同期して給紙がなされ、二次転写ニップ部(転
写位置)N2においてトナー像の一括転写を受ける。二
次転写ニップ部N2を通過した記録材Pは、中間転写体
31の面から分離され、定着装置23へ搬送される。
【0072】定着装置23は内部にヒータを配置した加
熱ローラ23aと加圧ローラ23bとより成り、トナー
像を保持した記録材Pは加熱ローラ23aと加圧ローラ
23bとの間で加熱・加圧がなされて定着し、トナー像
が定着された記録材Pは排紙ローラ24によって機外の
排紙トレイ上に排出される。
【0073】(4) 本発明(請求項2)は上記に説明
した画像形成装置について、転写手段である一次転写ロ
ーラ35には一次転写バイアス印加手段として切り替え
を可能とする定電流制御方式と定電圧制御方式とを併せ
持っていて、装置内部に設けた温度センサ/湿度センサ
のセンサ出力によって転写に際しての定電流制御と定電
圧制御との切り替えが行われる。また、温度/湿度セン
サのセンサ出力に代えて、一次転写ローラ35の抵抗値
によって定電流制御と定電圧制御との切り替えが行われ
る。
【0074】定電流制御を行うときは、転写手段である
一次転写ローラ35に流す電流値は200μA以下に制
限し、定電圧制御を行うときは、一次転写ローラ35に
印加する電圧(絶対値)は8kV以下に制限し、バイア
ス電流またはバイアス電圧の印加を一次転写ローラ35
に対して行う。
【0075】図4(a)は、一次転写部の部分図を示し
たもので、中間転写体31の内側に設けられたニップ形
成ローラ36が画像形成動作時には感光体ドラム1側へ
と押圧し、感光体ベルト1と中間転写体31との間で接
触領域を形成している。ニップ形成ローラ36は金属を
もって形成され、回動するための駆動を有さないで従動
回転し、画像形成動作時以外では退避している。
【0076】一次転写ローラ35の当接・転写位置は、
感光体ドラム1と中間転写体31との接触領域の中心点
より上流側、下流側に10mm以内に位置している。
【0077】本発明においては、感光体ドラム1上の一
次転写位置N1より下流側で、帯電手段2による帯電位
置より上流側に、感光体上の電荷を接触して除去する電
荷除去手段8が設けられていて、感光体上の電荷を除去
し、感光体上で形成される次画像で、メモリに基づく画
像不具合を解消することがなされている。
【0078】図4(b)は電荷除去手段8部分を図示し
たもので、感光体ドラム1上の電荷を除去する電荷除去
手段8としては、芯金を接地した抵抗値が108Ω以下
のブラシ状ローラが用いられる。実施例としては芯金径
φ9mm上に東レ製SA−7、線径が7.25dで50
k本/(25.4mm)2に植毛し、外径φ18mmと
した抵抗値102〜104Ωのブラシ状ローラが用いられ
る。ブラシ状ローラは回転数50〜600rpmに可変
に駆動回転されるが、250rpmに固定して回転し、
ブラシの感光体への食い込み量は1mmとしている。
【0079】また、電荷除去手段8としては、ブラシ状
ローラに代えて、芯金を接地した抵抗値が108Ω以下
の発泡ゴム状ローラも用いられ、僅かに変形して感光体
ドラム1に当接し、回転する。
【0080】前記の帯電前露光手段7によっても感光体
上の残留した電荷の除去がなされるが、残留した電荷の
極性によっては除電効果を発揮しない。一方、上記条件
を満たした電荷除去手段8によるときは、残留した電荷
の極性に関係なく、除電効果が発揮される。
【0081】転写に際して一次転写ローラ35に対して
定電流制御と定電圧制御を湿度センサの出力に応じて変
更するようにしたときの転写性及びメモリの存否につい
て、電荷除去手段8の有無による効果を表7〜表9によ
って比較表示を行っている。転写性については画像濃度
の低い画像個所に注目してチェックを行い、メモリにつ
いては画像濃度が段差状に差異がある個所に注目し、次
画像にメモリの影響が認められるか否かのチェックを行
い、目視によって湿度条件が相異した3000枚のプリ
ント画像について評価した結果である。
【0082】表7(ケース7)は電荷除去手段は不使用
の状態で、一次転写に際しては定電流制御のみで実施し
たときの画像状態を示している。
【0083】
【表7】
【0084】表8(ケース8)は電荷除去手段は不使用
の状態で、一次転写に際して定電流/定電圧制御の切り
替えを湿度条件によって実施したときの画像状態を示し
ている。表8からも明らかなように、転写に際して定電
流/定電圧制御の切り替えを実施することによって、転
写性については改善されているが、メモリの問題につい
ては改善は認められない。なお、上記のテストでは湿度
値が61%RH以上と検知した場合に定電圧制御に切り
替えている。
【0085】
【表8】
【0086】表9(ケース9)は、電荷除去手段8とし
て、上記のブラシ状ローラを用い芯金部分を接地してい
る。一次転写に際しての定電流/定電圧制御の切り替え
条件については表8における条件と同じとしている。テ
スト結果からは電荷除去手段と定電流/定電圧制御の切
り替え動作を併用することによって、転写性、メモリ共
に満足すべきものであった。
【0087】
【表9】
【0088】ケース9の構成で、20万コピーのテスト
を実施しているが、20万コピー全体について、一次転
写に起因する転写不良やメモリ/ゴーストは勿論のこ
と、それ以外の画像上の問題も認められなかった。
【0089】(5) 本発明(請求項3)は上記に説明
した画像形成装置について、転写手段である二次転写ロ
ーラ45には二次転写バイアス印加手段として切り替え
を可能とする定電流制御方式と定電圧制御方式とを併せ
持っていて、装置内部に設けた温度センサ/湿度センサ
のセンサ出力によって転写に際しての定電流制御と定電
圧制御との切り替えが行われる。また、温度/湿度セン
サのセンサ出力に代えて、二次転写ローラ45の抵抗値
によって定電流制御と定電圧制御との切り替えが行われ
る。
【0090】定電流制御を行うときは、転写手段である
二次転写ローラ45に流す電流値は200μA以下に制
限し、定電圧制御を行うときは、二次転写ローラ45に
印加する電圧(絶対値)は8kV以下に制限し、バイア
ス電流またはバイアス電圧の印加を二次転写ローラ45
に対して行う。
【0091】図5(a)は、二次転写部の部分図を示し
たもので、中間転写体31の外側に設けられたニップ形
成ローラ46が画像形成動作時には記録材Pを中間転写
体31側へと押圧し、記録材Pと中間転写体31との間
で接触領域を形成している。ニップ形成ローラ46は金
属をもって形成され、回動するための駆動を有さないで
従動回転し、画像形成動作時以外では退避している。
【0092】二次転写ローラ45の当接・転写位置は、
記録材Pと中間転写体31との接触領域の中心点より上
流側、下流側に20mm以内に位置している。
【0093】本発明においては、中間転写体31上の二
次転写位置N2より下流側で、最も近い一次転写位置N
1より上流側に、中間転写体31上の電荷を接触して除
去する電荷除去手段38が設けられていて、中間転写体
上の電荷を除去し、中間転写体上に転写して形成される
次画像で、メモリに基づく画像不具合を解消することが
なされている。
【0094】図5(b)は電荷除去手段38部分を図示
したもので、中間転写体31上の電荷を除去する電荷除
去手段38としては、芯金を接地した抵抗値が108Ω
以下のブラシ状ローラが用いられる。実施例としては芯
金径φ9mm上に東レ製SA−7、線径が7.25dで
50k本/(25.4mm)2に植毛し、外径φ18m
mとした抵抗値102〜104のブラシ状ローラが用いら
れる。ブラシ状ローラは回転数50〜600rpmに可
変に駆動回転されるが、250rpmに固定して回転
し、ブラシの中間転写体への食い込み量は1mmとして
いる。
【0095】また、電荷除去手段38としては、ブラシ
状ローラに代えて、芯金を接地した抵抗値が108Ω以
下の発泡ゴム状ローラも用いらる。
【0096】上記条件を満たした電荷除去手段38によ
るときは、残留した電荷の極性に関係なく、除電効果が
発揮される。
【0097】転写に際して二次転写ローラ45に対して
定電流制御と定電圧制御を湿度センサの出力に応じて変
更するようにしたときの転写性及びメモリの存否につい
て、電荷除去手段38の有無による効果を表10〜表1
2によって比較表示を行っている。転写性については画
像濃度の低い画像個所に注目してチェックを行い、メモ
リについては画像濃度が段差状に差異がある個所に注目
し、次画像にメモリの影響が認められるか否かのチェッ
クを行い、目視によって湿度条件が相異した3000枚
のプリント画像について評価した結果である。
【0098】表10(ケース10)は電荷除去手段は不
使用の状態で、転写に際しては定電流制御のみで実施し
たときの画像状態を示している。
【0099】
【表10】
【0100】表11(ケース11)は電荷除去手段は不
使用の状態で、二次転写に際して定電流/定電圧制御の
切り替えを湿度条件によって実施したときの画像状態を
示している。表11からも明らかなように、転写に際し
て定電流/定電圧制御の切り替えを実施することによっ
て、転写性については改善されているが、メモリの問題
については改善は認められない。なお、上記のテストで
は湿度値が61%RH以上と検知した場合に定電圧制御
に切り替えている。
【0101】
【表11】
【0102】表12(ケース12)は、電荷除去手段8
として、上記のブラシ状ローラを用い芯金部分を接地し
ている。二次転写に際しての定電流/定電圧制御の切り
替え条件については表11における条件と同じとしてい
る。テスト結果からは電荷除去手段と定電流/定電圧制
御の切り替え動作を併用することによって、転写性、メ
モリ共に満足すべきものであった。
【0103】
【表12】
【0104】ケース12の構成で、20万コピーのテス
トを実施しているが、20万コピー全体について、二次
転写に起因する転写不良やメモリ/ゴーストは勿論のこ
と、それ以外の画像上の問題も認められなかった。
【0105】
【発明の効果】請求項1〜3の発明によるときは、転写
手段に印加するバイアス印加手段として、定電流制御と
定電圧制御とを併せ持っていて、雰囲気の環境条件によ
って制御方法を切り替えるようにしていて、更に制御方
法を切り替えたことによる転写後の像担持体上の予想よ
り高い電荷、又は予想より低い電荷が原因となって発生
する次画像での不良、ブラシ等を用いた接触によって除
電する除電部材を設け、余計な電荷を除去することによ
って、良好な転写が確保されると共に次プリントで発生
する画像不具合をも解消することができるようになっ
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像形成装置の断面構成図。
【図2】測定ローラの抵抗値を求める方法を示した説明
図。
【図3】画像形成装置の断面構成図。
【図4】一次転写部の部分図、及び電荷除去手段部分の
部分図。
【図5】二次転写部の部分図、及び電荷除去手段部分の
部分図。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 2 帯電手段 3 像露光手段 4 現像装置 5 転写ローラ 8、38 電荷除去手段 10 画像形成部 31 中間転写体 35 一次転写ローラ 45 二次転写ローラ
フロントページの続き (72)発明者 森本 浩史 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 (72)発明者 齊藤 正志 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H035 AA14 AA15 AB02 AZ03 AZ11 2H200 FA01 FA03 FA18 FA19 GA12 GA14 GA16 GA23 GA34 GA45 GA47 GA59 GB03 GB25 GB50 HA03 HA07 HB08 HB12 HB22 HB45 HB46 HB47 HB48 JA03 JA25 JA26 JA27 JA28 JC04 JC11 JC12 JC15 JC16 LA12 LA18 LA20 LB09 LB13 MA03 MA04 MA08 MA20 MB06 MC02 MC18 NA02 NA08 NA09 NA15 NA16 PA03 PA04 PA29 PA30 PB08 PB27 PB28 2H300 EB04 EB07 EB12 EB18 EC02 EC05 EC09 EF01 EF03 EF08 EF10 EF14 EF17 EG12 EG14 EG17 EH16 EJ09 EJ27 EJ51 EL07 FF05 GG01 GG02 GG29 GG36 GG48 GG49 HH12 HH16 HH18 HH20 HH32 KK02 KK03 KK07 KK13 MM04 MM17 MM25 PP02 PP07 PP08 PP14 PP15 QQ03 QQ36 QQ37 RR08 RR10 RR49

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体上のトナーを、転写ローラを用い
    た転写手段に印加される転写バイアスによって記録材上
    に転写する画像形成装置において、転写バイアス印加手
    段として切り替えを可能とする定電流制御と定電圧制御
    の方式を併せ持ち、感光体上の転写位置より下流側にあ
    って帯電位置より上流側に感光体上の電荷を接触して除
    去する電荷除去手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】 感光体上のトナーを転写ローラを用いた
    一次転写手段に印加される転写バイアスによって中間転
    写体上に転写させ、中間転写体上のトナーを記録材上へ
    転写する二次転写手段を設けた画像形成装置において、
    前記一次転写手段に印加する転写バイアス印加手段とし
    て切り替えを可能とする定電流制御と定電圧制御の方式
    を併せ持ち、感光体上の転写位置より下流側にあって帯
    電位置より上流側に感光体上の電荷を接触して除去する
    電荷除去手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 感光体上のトナーを一次転写手段によっ
    て中間転写体上に転写させ、中間転写体上のトナーを転
    写ローラを用いた二次転写手段に印加される転写バイア
    スによって記録材上に転写を行う画像形成装置におい
    て、前記二次転写手段に印加する転写バイアス印加手段
    として切り替えを可能とする定電流制御と定電圧制御の
    方式を併せ持ち、中間転写体上の転写位置より下流側に
    あって感光体から中間転写体への転写位置より上流側に
    中間転写体上の電荷を接触して除去する電荷除去手段を
    設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 感光体又は中間転写体上の電荷を除去す
    る電荷除去手段は、抵抗値108Ω以下のブラシ状ロー
    ラであり芯金を接地したことを特徴とする請求項1〜3
    の何れか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 感光体又は中間転写体上の電荷を除去す
    る電荷除去手段は、抵抗値108以下の発泡ゴム状ロー
    ラであり芯金を接地したことを特徴とする請求項1〜3
    の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 定電流制御と定電圧制御とは装置内部に
    設けられた温度センサ又は湿度センサのセンサ出力値に
    よって切り替えるよう制御することを特徴とする請求項
    1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 定電流制御と定電圧制御とは転写手段の
    抵抗値によって切り替えるよう制御することを特徴とす
    る請求項1〜3の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 転写手段に印加する電圧(絶対値)は8
    kV以下であることを特徴とする請求項1〜3の何れか
    1項に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 転写手段に流す電流値は200μA以下
    であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記
    載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 トナーの個数平均粒子径は3〜8μm
    であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記
    載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 現像にはトナーとキャリアとから成る
    2成分現像剤を用いたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1項に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】 感光体はドラム形状の感光体であるこ
    とを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の画像
    形成装置。
  13. 【請求項13】 二次転写手段は、中間転写体とそれを
    挟み込むようにバックアップローラと二次転写部材とか
    ら成り、バックアップローラの抵抗値が1×105〜1
    ×107Ωであり、二次転写部材の抵抗値が1×105
    1×107Ωであり定電流制御がなされることを特徴と
    する請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 一次転写手段の位置は中間転写体とド
    ラム状感光体の接触開始点よりも中間転写体の進行方向
    下流側に位置することを特徴とする請求項2又は3に記
    載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 感光体から中間転写体への一次転写手
    段の相対的位置は、感光体と中間転写体との接触領域の
    中心点よりも回転方向上流側10mm、下流側10mm
    の範囲内であることを特徴とする請求項2又は3に記載
    の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 中間転写体から記録材への二次転写手
    段の相対的な位置は、中間転写体と記録材との接触領域
    の中心点よりも回転方向上流側20mm、下流側20m
    mの範囲内であることを特徴とする請求項2又は3に記
    載の画像形成装置。
  17. 【請求項17】 転写領域を形成するために設けるニッ
    プ形成ロールは可動式であり、画像形成動作以外は接触
    を解除することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項
    に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】 転写領域を形成するために設けるニッ
    プ形成ロールは金属で形成され、回転するための回転駆
    動手段を有していないことを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1項に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 複数の感光体と現像手段とを有し、複
    数の感光体から1つの中間転写体へトナーを転写し、中
    間転写体上のトナー像を記録材に一括して転写すること
    を特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
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