JP7463193B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真プロセス等を利用した画像形成装置に関する。
従来から、複写機やレーザープリンターなど、電子写真プロセスを用いて画像形成を行う画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、転写工程として、像担持体としての感光ドラムの表面に形成されたトナー像を、感光ドラムの対向部に配置された転写部材に電圧電源から電圧を印加することで、中間転写体や記録材上に静電転写する。複数色のトナー像を形成する場合は、この転写工程を、複数色のトナー像に関して繰り返し実行することにより、中間転写体や記録材の表面に複数色のトナー像を形成する。
近年、画像形成装置の小型化を図るために、感光ドラムの表面のクリーニングシステムを省略したクリーナレスシステムが提案されている。クリーナレスシステムは、感光ドラム上に残ったトナーを再度、現像装置に回収することによりトナーの再利用を可能とするシステムである。感光ドラムの表面のクリーニングシステムを省略したことで生じやすくなる感光ドラムの表面へのトナーや外添剤等の付着を防止する技術が求められている。特許文献1には、現像ローラと感光ドラムが当接した状態で現像ローラを停止させ、感光ドラムのみを回転駆動させることで、現像ローラと感光ドラムを摺擦させて感光ドラムの表面に付着したトナーや外添剤等の付着物を除去する構成が開示されている。
特開2002-215002号公報
しかしながら、特許文献1の構成は、現像ローラと感光ドラムとの間にトナーを介在させた状態で現像ローラと感光ドラムとの摺擦を実施する。そのため、トナーが潤滑剤となり現像ローラと感光ドラムとの摺擦が軽減されてしまい、感光ドラムの表面に付着したトナーや外添剤等の付着物の量や強固さによっては、感光ドラムの表面の付着物を十分に除去できないことがある。
そこで、本発明は、像担持体の表面の付着物を十分に除去できる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、
回転可能な像担持体と、
前記像担持体を露光して前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
現像剤を担持し、前記像担持体と接触して現像部を形成し、前記現像部において前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像に前記現像剤を供給して前記像担持体の表面に現像剤像を形成する回転可能な現像剤担持体と、
を備え、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
画像形成後に、前記像担持体と前記現像剤担持体と、を回転させ、前記露光部によって露光された像担持体の領域が前記現像部において前記現像剤担持体と接触した状態で前記現像剤担持体の回転停止させ、前記現像剤担持体の回転を停止させた状態で前記像担持体を回転させる回転動作が実行されるように前記像担持体及び前記現像剤担持体の駆動を制御する制御部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、像担持体の表面の付着物を十分に除去できる画像形成装置を提供することができる。
実施例1に係る画像形成装置の概略図 実施例1に係る画像形成装置の機能ブロック図 実施例1に係るクリーニング動作のタイミングチャート 実施例1に係るクリーニング動作の効果確認実験の結果を示す図表 実施例2に係るクリーニング動作のタイミングチャート 実施例2に係るクリーニング動作の効果確認実験の結果を示す図表 実施例3に係るクリーニング動作のタイミングチャート 実施例3に係るクリーニング動作の実施時間を示す図表 実施例3に係るクリーニング動作の効果確認実験の結果を示す図表
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施例1)
本発明は特に、像担持体のクリーニング手段を持たない所謂ドラムクリーナレス方式を用いた画像形成装置に関するものである。図1Aは、カラー画像形成装置の一例を示す概略図である。図1Aを用いて本実施形態の画像形成装置の構成及び動作を説明する。尚、本実施形態の画像形成装置は、画像形成部としての画像形成ステーション20a~20dを設けている所謂タンデムタイプのプリンタである。第1の画像形成ステーション20aはイエロー(Y)色の画像を形成し、第2の画像形成ステーション20bはマゼンタ(M)色の画像を形成する。第3の画像形成ステーション20cはシアン(C)色の画像を形成し、第4の画像形成ステーション20dはブラック(Bk)色の画像を形成する。画像形成ステーション20a~20dの構成は、収容するトナーの色以外では同じであり、以下では、第1の画像形成ステーション20aを用いて説明する。
第1の画像形成ステーション20aは、回転可能なドラム状の電子写真感光体(以下、感光ドラムという)1aと、帯電部材である帯電ローラ2aと、露光部である露光装置3aと、現像装置(現像器)4aと、を備える。感光ドラム1aは、矢印の方向に150mm/secの周速度(プロセススピード)で回転駆動し、トナー像(現像剤像)を担持する像担持体である。感光ドラム1aは、φ20mmのアルミの素管上に感光層と表層を設けた構成である。感光ドラム1aの表層にはポリアリレートで形成する膜厚20μmの薄膜層を用いている。例えば、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリル酸エステル、ポリアリレート、ポリサルホン、ポリスチレン等の樹脂を、感光ドラム1aの表層に用いることが好ましい。ポリカーボネート又はポリアリレートを感光ドラム1aの表層に用いることが、耐摩耗性の観点からより好ましい。また、ポリカーボネート及びポリアリレートの重量平均分子量(Mw)が10,000~300,000の範囲であることが耐摩耗性の観点からより好ましい。
図1Bは、画像形成装置のブロック図である。画像形成装置は、コントローラ、CPU等の制御部21と、RAM、ROM等の記憶部22と、温度検知センサ、湿度検知センサ
等の環境検知センサ23と、駆動部24を備える。制御部21がホストコンピュータ(不図示)から画像信号を受信することによって画像形成動作が開始され、感光ドラム1aが回転駆動する。記憶部22は、画像信号や各種のデータ等を記憶する。環境検知センサ23は、画像形成装置の周囲の温度や湿度を検知する。駆動部24は、感光ドラム1a及び現像ローラ41aを回転駆動する。また、画像形成装置は、帯電バイアス電源51、現像バイアス電源52、供給バイアス電源53、規制バイアス電源54及び転写バイアス電源55を備える。制御部21は、帯電バイアス電源51、現像バイアス電源52、供給バイアス電源53、規制バイアス電源54及び転写バイアス電源55の各バイアスを制御する。
感光ドラム1aが回転している間において、感光ドラム1aの表面は、帯電ローラ2aにより所定の極性(本実施形態では負極性)で所定の電位に一様に帯電処理され、露光装置3aにより画像信号に応じた露光を受ける。これにより、目的のカラー画像のイエロー色成分像に対応した静電潜像が感光ドラム1aの表面に形成される。次いで、感光ドラム1aの表面に形成された静電潜像は、現像位置において現像装置(イエロー現像装置)4aにより現像され、イエロートナー像として可視化される。
帯電ローラ2aは、感光ドラム1aの表面に所定の圧接力によって当接しており、感光ドラム1aの表面との摩擦により感光ドラム1aに対して従動回転する。また、帯電ローラ2aの回転軸には、画像形成動作に応じて帯電バイアス印加部としての帯電バイアス電源51から所定の直流電圧(帯電バイアス)が印加される。本実施例では、直径5.5mmの金属軸上に、厚さが1.5mmで体積固有抵抗率が1×10Ωcm程度の導電性弾性体からなる弾性層を設けた帯電ローラ2aを使用している。画像形成動作に応じて、帯電ローラ2aの回転軸に対して帯電バイアスとして-1000Vの直流電圧を印加し、帯電バイアスが印加された帯電ローラ2aにより感光ドラム1aの表面を所定の電位(-500V)に帯電している。感光ドラム1aの表面電位の測定はトレック社製の表面電位計Model344で行う。このときの感光ドラム1aの表面電位(-500V)は、感光ドラム1aの非画像形成電位(暗部電位)であり、非画像形成電位が形成された感光ドラム1aの表面に対するトナー像の現像は行われない。
また、帯電ローラ2aの表層には多数の凸部が設けられており、平均的な凸部の高さは10μm程度である。帯電ローラ2aの表層に設けられた凸部は、帯電ローラ2aと感光ドラム1aとが接触する帯電部において、帯電ローラ2aと感光ドラム1aとの間でスペーサとしての役割を有している。感光ドラム1a上に転写残トナー(一次転写されずに感光ドラム1a上に残留したトナー)が帯電部に侵入した際に、凸部以外の箇所が転写残トナーに触れて帯電ローラ2aが転写残トナーで汚れることを、凸部が防止する。
露光装置3aは、レーザドライバ、レーザダイオード、ポリゴンミラー、光学レンズ系等を備えている。露光装置3aは、ホストコンピュータ(不図示)から入力される画像情報に基づきレーザ光を一様に帯電された感光ドラム1aの表面に照射して、感光ドラム1aの表面に静電潜像を形成する。本実施例では、露光装置3aで露光された後の感光ドラム1aの表面電位が画像形成電位Vl(-100V)となるように、露光装置3aの露光量を調整している。画像形成電位Vlは、明部電位とも呼ばれる。
現像装置4aは、現像部材(現像剤担持体)としての現像ローラ41a及び現像剤としての非磁性一成分トナー(以下、トナー)を収容する現像容器40aを備えており、静電潜像をトナー像として現像する。現像装置4aは、トナーを担持し、感光ドラム1aの表面に形成された静電潜像にトナーを供給して感光ドラム1aの表面に現像剤像を形成する回転可能な現像手段である。現像装置4aと画像形成装置本体は、現像ローラ41aと感光ドラム1aの当接離間(現像離間)状態を制御する制御機構(不図示)を備えている。
制御機構は、画像形成動作等に応じて現像ローラ41aと感光ドラム1aを当接離間させる。
現像ローラ41aと感光ドラム1aの当接時において、現像ローラ41aは200gfの押圧力で感光ドラム1aに当接している。現像ローラ41aと感光ドラム1aとが接触して当接部が形成されている。現像ローラ41aと感光ドラム1aとの当接部(以下、現像ニップ部)の幅は、感光ドラム1の回転方向における幅が2mm、感光ドラム1の長手方向(回転軸線方向)における幅が220mmである。現像ローラ41aは、感光ドラム1aの表面移動速度(以下、周速度)よりも速い周速度で、感光ドラム1aの回転方向(図1Aの矢印R1方向)と反対方向(図1Aの矢印R2方向)に回転する。現像部としての現像ニップ部において、現像ローラ41aの周速度が感光ドラム1aの周速度の140%になり、現像ローラ41aの表面移動方向が感光ドラム1aの表面移動方向と順方向となるように、現像ローラ41aが回転駆動される。制御部21が駆動部24を制御することで、駆動部24による感光ドラム1a及び現像ローラ41aの回転駆動の開始、停止及び周速度の制御が行われる。本実施例における感光ドラム1a及び現像ローラ41aの回転駆動は、ギヤクラッチを用いて独立に駆動が伝達される形式でもよいし、それぞれ独立の駆動部を有してもよい。
現像ローラ41aは、φ6mmの芯金上に弾性層と表層を順次積層して形成した弾性ローラである。現像ローラ41aの表層はポリウレタン樹脂により形成される。ポリウレタン樹脂は、電気的絶縁性及び柔軟性に優れており、現像ローラ41aとして要求される高い耐摩耗性を有するため、ポリウレタン樹脂を現像ローラ41aの表層に用いることが好ましい。ポリウレタン樹脂としては、例えばエーテル系ポリウレタン樹脂、エステル系ポリウレタン樹脂、アクリル系ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂、ポリオレフィン系ポリウレタン樹脂等が挙げられる。電気的絶縁性及び柔軟性が得られやすい、ポリカーボネート系ポリウレタン樹脂やポリオレフィン系ポリウレタン樹脂を現像ローラ41aの表層に用いることが好ましい。実施例1における現像ローラ41aの表層の厚みは約10μmである。トナー搬送性と耐久性の観点から現像ローラ41aの表層の厚みは5μm以上、15μm以下であることが好ましい。
トナー搬送性向上のため、現像ローラ41aの表層にはウレタン樹脂から形成された粒子が添加されている。現像ローラ41aの表層に添加する粒子としては、他にアクリル樹脂、フッ素樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の樹脂粒子、シリカ、アルミナ、炭化ケイ素等の無機化合物粒子が挙げられる。トナー搬送性と、現像ローラ41に要求される一般的な機械特性である柔軟性とを同時に得易い観点から、現像ローラ41aの表層に、樹脂粒子、特にウレタン樹脂粒子を添加することが好ましい。実施例1における現像ローラ41aの表層に添加されたウレタン樹脂粒子の平均粒子径は約10μmである。トナー搬送性と耐久性の観点から、現像ローラ41aの表層の添加粒子(例えば、ウレタン樹脂粒子)の平均粒子径は5μm以上、15μm以下であることが好ましい。
現像ローラ41aにはシリコーンゴムの弾性層が設けられている。現像ローラ41aは感光ドラム1a及びトナーと常に圧接しており、これらの部材間において相互に与えるダメージを低減するために、低硬度及び低圧縮永久歪の特性を有する弾性層を現像ローラ41aに設けることが好ましい。現像ローラ41aの弾性層の材質としては、例えば、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム、シリコーンゴム等を挙げることができる。これらは1種又は2種以上を組み合わせて使用することができる。従って、現像ローラ41aの弾性層は、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム及びシリコーンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のゴムであってもよい。実施例
1における現像ローラ41aの弾性層の厚みは約2mmである。現像ローラ41aの弾性層の厚みは0.5mm以上、10.0mm以下であることが好ましい。
実施例1における現像ローラ41aのアスカーC硬度は65度である。現像ローラ41aのアスカーC硬度は10度以上、80度以下であることが好ましい。現像ローラ41aのアスカーC硬度が10度以上であることにより、現像ローラ41aに対向して配置される各部材による圧縮永久歪を抑制できる。また、現像ローラ41aのアスカーC硬度が80度以下であることにより、トナーへのストレスを抑制することができ、画像形成を繰り返すことによる画質の低下を抑制することができる。現像ローラ41aのアスカーC硬度は、アスカーゴム硬度計(高分子計器(株)製)により測定できる。
供給部材としてのトナー供給ローラ42aは、金属芯金上に発泡骨格状スポンジ構造の弾性層を形成したスポンジローラである。画像形成時において、供給バイアス印加部としての供給バイアス電源53から供給バイアスとして-500Vの電圧がトナー供給ローラ42aの芯金に印加される。トナー供給ローラ42aは、現像容器40a内で現像ローラ41aと接触しつつ回転駆動されることで、現像ローラ41aの表面にトナーを供給する。規制部材としての現像ブレード43aは、SUS製の金属板であり、現像ローラ41aの表面に担持されたトナーの厚みを規制する。画像形成時において、規制バイアス印加部としての規制バイアス電源54から規制バイアスとして-500Vの電圧が、現像ブレード43aに印加される。現像ブレード43aは、現像ローラ41aの回転により現像ローラ41a上に供給されたトナーと摺擦し、現像ローラ41a上にトナーを均一に被覆する。
画像形成動作中の現像ローラ41aと感光ドラム1aの当接時において、現像バイアス印加部としての現像バイアス電源52から現像バイアスとして-300Vの直流電圧が、現像ローラ41aの芯金に印加される。画像形成時には、現像バイアス(-300V)により現像ローラ41aに形成された現像電位と感光ドラム1aの画像形成電位Vl(-100V)との間の電位差により静電力が生じる。この静電力により、現像ローラ41a上に担持されたトナーが、感光ドラム1aの画像形成電位Vlが形成される位置(露光部)に移動し、感光ドラム1a上に静電潜像に対応するトナー像が現像される。感光ドラム1b~1d、帯電ローラ2b~2d、露光装置3b~3d及び現像装置4b~4dは、それぞれ感光ドラム1a、帯電ローラ2a、露光装置3a及び現像装置4aと同様の構成である。また、現像容器40b~40d、現像ローラ41b~41d、トナー供給ローラ42b~42d及び現像ブレード43b~43dは、それぞれ現像容器40a、現像ローラ41a、トナー供給ローラ42a及び現像ブレード43aと同様の構成である。
本実施例におけるトナーは、懸濁重合法で製造した負帯電性を有する非磁性のトナーであり、トナーの体積平均粒径が7.0μmである。トナーは、現像ローラ41a上に担持された際に負極性に帯電する。本実施例におけるトナーの正規の帯電極性(正規極性)は負極性としている。トナーの正規極性と同極性(本実施例では負極性)の帯電バイアス、現像バイアス、供給バイアス及び規制バイアスが、それぞれ帯電ローラ2a、現像ローラ41a、トナー供給ローラ42a及び現像ブレード43aに印加される。なお、トナーの正規極性は正極性でもよい。その場合には、各部材に印加する電圧の極性を本実施例と逆の極性とすればよい。トナーの体積平均粒径はベックマン・コールター株式会社製のレーザ回折式粒度分布測定器LS-230で測定できる。
中間転写ベルト(中間転写体)10は、対向部材としての対向ローラ13と、張架部材としての駆動ローラ11及び張架ローラ12とで張架されている。中間転写ベルト10は、駆動ローラ11が矢印R3方向に回転することにより、感光ドラム1aと略同一の周速度で回転駆動される。一次転写部材(一次転写ローラ)14aには、画像形成動作中の一
次転写時に、転写バイアス印加部としての転写バイアス電源55から一次転写バイアスとして+300Vの直流電圧が印加される。転写バイアス電源55から、トナーの正規極性とは逆極性(本実施例では正極性)の一次転写バイアスが一次転写部材14aに印加されるように、制御部21は、転写バイアス電源55を制御する。感光ドラム1a上に形成されたイエロートナー像は、感光ドラム1aと中間転写ベルト10を介した一次転写部材14aの当接部(以下、一次転写部と称す)を通過する過程で、中間転写ベルト10上に静電転写される(一次転写)。
一次転写部材14aは、φ6mmの円筒形状の金属ローラであり、一次転写部材14aの素材はニッケルメッキのSUSを用いている。一次転写部材14aは、感光ドラム1aの中心位置に対して、中間転写ベルト10の移動方向の下流側に8mmオフセットされた位置に配置されている。また、中間転写ベルト10が感光ドラム1aに巻きつくように、一次転写部材14aが配置されている。一次転写部材14aは、感光ドラム1aへの中間転写ベルト10の巻きつき量を確保できるように、感光ドラム1aと中間転写ベルト10で形成される水平面に対して1mm持ち上げた位置に配置され、中間転写ベルト10を約200gfの力で押圧している。一次転写部材14aは中間転写ベルト10の回転に伴い従動して回転する。また、第2の画像形成ステーション20b、第3の画像形成ステーション20c、第4の画像形成ステーション20dに、それぞれ配置される一次転写部材14b、14c、14d、についても一次転写部材14aと同様の構成である。
以下、同様にして、第2、第3、第4の画像形成ステーション20b、20c、20dによって第2色のマゼンタトナー像、第3色のシアントナー像、第4色のブラックトナー像が形成される。中間転写ベルト10上に、各色のトナー像が順次重ねて転写され、目的のカラー画像に対応した合成カラー画像が得られる。中間転写ベルト10上の4色のトナー像は、中間転写ベルト10と二次転写ローラ15が形成する二次転写ニップ部を通過する過程で、給紙手段50により給紙された記録材(記録媒体)Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写ローラ15は中間転写ベルト10に対して従動回転する。また、中間転写ベルト10上のトナーを紙等の記録材Pに二次転写している時には、転写バイアス電源55から、二次転写バイアスとして+1500Vの直流電圧が二次転写ローラ15に印加されている。このように、転写バイアス電源55から、トナーの正規極性とは逆極性(本実施例では正極性)の二次転写バイアスが二次転写ローラ15に印加される。
その後、4色のトナー像を担持した記録材Pは定着器(定着装置)30に導入されて、加熱及び加圧されることにより4色のトナーが溶融混色して記録材Pに定着される。二次転写後に中間転写ベルト10上に残ったトナーは、回収部材としてのクリーニング装置(中間転写ベルトクリーニング装置)17により清掃、除去される。クリーニング装置17は、中間転写ベルト10の外周面に当接して中間転写ベルト10上に残ったトナーを掻き取るクリーニングブレード17Aと、クリーニングブレードによって掻き取られたトナーを回収し、収容する収容容器17B等を有する。クリーニング装置17は、中間転写ベルト10のうち二次転写ニップ部よりも中間転写ベルト10の回転方向下流側で、中間転写ベルト10上に付着しているトナーを回収するように配置されている。以上の動作により、画像形成装置は、フルカラーのプリント画像を記録材Pに形成する。
本実施例の特徴である感光ドラム1の表面のトナーや外添剤等の付着物を除去するクリーニング動作について説明する。クリーニング動作では、現像ローラ41と感光ドラム1との当接部(接触部)としての現像ニップ部にトナーが介在しない状態又は現像ニップ部におけるトナーの担持量が少ない状態で現像ローラ41を停止させたまま感光ドラム1を回転駆動させる。感光ドラム1が回転することにより、現像ローラ41の表面が感光ドラム1上の付着物を摺擦することで感光ドラム1上の付着物を掻き取ることを特徴としている。
図2は、本実施例の画像形成装置のクリーニング動作のタイミングチャートである。図2には、露光のタイミングと、クリーニング動作の実施時における感光ドラム1及び現像ローラ41の回転駆動のタイミングと、現像ローラ41と感光ドラム1との当接のタイミングと、各高圧電源によるバイアスの印加タイミングと、が示されている。図2に示すように、クリーニング動作は一連のプリントジョブの画像形成動作の終了後(画像形成後)に実施される。制御部21が駆動部24を制御し、感光ドラム1及び現像ローラ41の駆動を駆動部24によって制御することにより、クリーニング動作(回転動作)が実行される。
クリーニング動作開始前は現像ローラ41と感光ドラム1は当接した状態であり、現像ローラ41及び感光ドラム1は回転駆動している。クリーニング動作開始前及びクリーニング動作時において帯電ローラ2に印加される帯電バイアス(-1000V)は、画像形成時において帯電ローラ2に印加される帯電バイアス(-1000V)と同じである。クリーニング動作開始前及びクリーニング動作時において現像ローラ41に印加される現像バイアス(-300V)は、画像形成時において現像ローラ41に印加される現像バイアス(-300V)と同じである。クリーニング動作開始前及びクリーニング動作時において一次転写部材14に印加される一次転写バイアス(+300V)は、画像形成時において一次転写部材14に印加される一次転写バイアス(+300V)と同じである。
最初に、動作1として、制御部21が露光装置3を制御することにより、感光ドラム1の表面の露光を700msec実施し、感光ドラム1の表面電位を画像形成電位Vlにする。
次に、動作2として、感光ドラム1が回転し、露光装置3により露光された感光ドラム1の露光面が現像ニップ部に到達するタイミングで、感光ドラム1を回転駆動させた状態で現像ローラ41の回転駆動を停止する。即ち、制御部21は、画像形成後に、現像ローラ41の回転が停止した状態で感光ドラム1が回転するように、感光ドラム1及び現像ローラ41の駆動を制御する。現像ローラ41の回転駆動の停止時間は、例えば700msecである。感光ドラム1の露光面が現像ニップ部に到達すると、現像ニップ部内の現像ローラ41上のトナーは、現像ローラ41と感光ドラム1との間の電位関係に従って感光ドラム1の露光面に移動する。即ち、感光ドラム1の回転時に現像ニップ部を通過する感光ドラム1の表面の少なくとも一部と現像ローラ41との間に所定の電位差が形成され、現像ニップ部のトナーが現像ローラ41に移動する。現像ローラ41に移動したトナーは、感光ドラム1の回転駆動に伴って現像ニップ部の外へと搬送される。
また、動作2においては、現像ローラ41は停止状態であり、新たなトナーが現像ローラ41の回転駆動に伴って現像ニップ部に供給されることがない。そのため、現像ニップ部の現像ローラ41と感光ドラム1との間のトナーの量が減少する。即ち、画像形成後における現像ニップ部のトナーの量が画像形成時における現像ニップ部のトナー量よりも減少する。これにより、現像ローラ41の表面と感光ドラム1の表面とが直接接触する状態が形成される。現像ローラ41の表面と感光ドラム1の表面とが直接接触し、かつ、現像ローラ41が停止した状態で感光ドラム1を回転駆動させ続ける。これにより、感光ドラム1の表面の付着物が現像ローラ41と摺擦し、感光ドラム1の表面の付着物が現像ローラ41上に掻き取られる。制御部21が、一次転写部材14への一次転写バイアスの印加を制御することで、現像ローラ41から感光ドラム1に移動したトナーが中間転写ベルト10に転写される。即ち、感光ドラム1の露光面に移動して現像ニップ部外へ搬送されたトナーは、一次転写部で中間転写ベルト10上へと転写される。そして、中間転写ベルト10に転写されたトナーは、中間転写ベルト10のクリーニング装置17に回収される。現像ローラ41から感光ドラム1に移動したトナーを、中間転写ベルト10に転写させず
に、後述の動作3において現像ローラ41に再度回収させてもよい。制御部21が、一次転写部材14への一次転写バイアスの印加及び帯電ローラ2への帯電バイアスの印加を制御することで、現像ローラ41から感光ドラム1に移動したトナーが一次転写部を通過して帯電ローラ2との当接部である帯電部を電気的に通過する。本実施例において、現像ローラ41から感光ドラム1の露光面に移動するトナーは、正規極性である負極性に帯電したトナーである。一次転写バイアスを露光面に形成された表面電位よりも絶対値で大きい負極性とすると、トナーは一次転写部を通過する。また、帯電バイアスと感光ドラム1の表面電位の関係から、感光ドラム1の表面に留まる電位差である。以上のような制御を行うことで、帯電部を通過した感光ドラム1の表面のトナーが、感光ドラム1の表面電位と現像バイアスの電位差によって、再度現像ローラ41に回収されるように制御してもよい。また、現像ローラ41から感光ドラム1に移動したトナーを、中間転写ベルト10に転写させずに帯電ローラ2に一度移動させるように制御してもよい。帯電バイアスが印加された帯電ローラ2により感光ドラム1の表面を所定電位に帯電した後、帯電ローラ2への帯電バイアスの印加を停止、又は帯電バイアスの絶対値を画像形成時よりも小さくすることで、帯電ローラ2に正規極性に帯電したトナーを移動させる。この時に印加する帯電バイアスは、帯電ローラ2と感光ドラム1との間で放電を伴わないような電位差を形成する帯電バイアスとすることが好ましい。動作2の間は上記電位差を保ったまま回転させることで、正規極性に帯電したトナーは帯電ローラ2に保持される。そして、動作2の終了後、帯電ローラ2から感光ドラム1にトナーを再度移動させるように帯電バイアスを印加する。以上のように、感光ドラム1に再度移動したトナーが、後述の動作3若しくはクリーニング動作の終了後に現像ローラ41によって回収されるように制御してもよい。
最後に、動作2で感光ドラム1の表面の付着物が現像ローラ41上に掻き取られた後の動作3として、制御部21は、停止していた現像ローラ41の回転駆動を再開し、現像ローラ41の回転駆動を300msec実施する。現像ローラ41を回転駆動することで、動作2において現像ローラ41上に掻き取られた付着物をトナー供給ローラ42で掻き取り、現像ローラ41上の付着物を現像容器40内に回収する。動作3では、制御機構が現像ローラ41と感光ドラム1の当接離間(現像離間)状態を制御し、現像ローラ41と感光ドラム1とが離間している状態である方が好ましい。また、動作3では、現像ローラ41と感光ドラム1とが当接していても、現像ローラ41及び感光ドラム1の各電位を調整すれば問題はないため、現像ローラ41と感光ドラム1とが当接していてもよい。
動作1の感光ドラム1の表面の露光時間は、現像ニップ部からトナーを十分に除去できる時間に設定することが好ましい。感光ドラム1の回転方向(周方向)において感光ドラム1の露光面の幅が現像ニップ部の幅よりも長くなるように、動作1の露光時間を設定することが好ましい。即ち、感光ドラム1の回転方向における所定の表面電位が形成された感光ドラム1の幅(長さ)が、感光ドラム1の回転方向における現像ニップ部の幅よりも長いことが好ましい。これにより、感光ドラム1の回転方向における感光ドラム1の露光面の幅が現像ニップ部の幅と同一又は短い場合と比較して、現像ローラ41の表面から感光ドラム1の露光面に移動するトナーの量が増える。
動作2の現像ローラ41の回転駆動の停止時間は、感光ドラム1上の付着物を十分に除去できる時間に設定することが好ましく、感光ドラム1が1周以上回転するのに要する時間よりも長い時間に設定することが好ましい。これにより、クリーニング動作における動作2の現像ローラ41の回転駆動の停止時間内に感光ドラム1が1周以上回転する。
動作3の現像ローラ41の回転駆動時間(以下、第3動作時間と称す)は、現像ローラ41上に回収した感光ドラム1上の付着物を現像容器40内に回収できる時間に設定することが好ましい。第3動作時間は、感光ドラム1上の付着物を回収した現像ローラ41の表面が、トナー供給ローラ42の表面上を少なくとも1回は通過する時間に設定すること
が好ましい。第3動作時間は、現像ローラ41の回転が開始されたタイミングから、現像ローラ41の回転が開始したときに現像ニップ部の位置にある現像ローラ41の表面がトナー供給ローラ42に接触するまでの時間(第1時間)でもよい。これにより、動作2が行われたときに現像ニップ部の位置にある現像ローラ41の表面が、動作3で現像ローラ41が回転することでトナー供給ローラ42に接触し、現像ローラ41上に回収した付着物が現像容器40内に回収される。第3動作時間は、現像ローラ41の回転が開始されたタイミングから、現像ローラ41の回転が開始したときに現像ニップ部の位置にある現像ローラ41の表面が現像ブレード43に接触するまでの時間(第2時間)でもよい。これにより、動作2が行われたときに現像ニップ部の位置にある現像ローラ41の表面が、動作3で現像ローラ41が回転することで現像ブレード43に接触し、現像ローラ41上に回収した付着物が現像容器40内に回収される。第2時間は、第1時間よりも長い。
(効果確認)
本実施例のクリーニング動作の効果を確認するため、以下の効果確認実験を実施した。まず、新品状態の本実施例の画像形成装置により、印字率5%の画像を連続2枚プリントして画像形成動作を終了するプリントジョブを2000回実施することで、合計4000枚のプリントを行った。そして4000枚プリント後に、転写残ゴーストの発生の有無を確認するためのテスト画像のプリントを実施した。ここで、印字率とは単位面積当たりに占めるトナー像の面積の割合である。例えば、黒ベタ画像は印字率100%であり、白ベタ画像は印字率0%である。
一次転写時に中間転写ベルト10に一部のトナーが転写されずに感光ドラム1上にトナーが残留する場合があり、一次転写時に感光ドラム1上に残留したトナーを一次転写残トナーと呼ぶ。一次転写残トナーが感光ドラム1上に残留した状態で感光ドラム1が1回転し、次の一次転写時に中間転写ベルト10に一次転写残トナーが転写されることで、転写残ゴーストが発生する。感光ドラム1の表面が付着物に覆われると、トナー像と感光ドラム1との間の付着力が増大することで転写残ゴーストは発生し易くなる。
記録材Pの先端5mmから55mmの位置までの領域であって記録材Pの幅全域に対してベタ黒画像をプリントすることにより、テスト画像を作成する。記録材Pにおけるベタ黒画像が形成された部分(ベタ黒部)よりも記録材Pの後端側のベタ白画像が形成された部分に、ベタ黒部の形成時における一次転写残トナーの起因による転写残ゴーストが画像不良として発生するか否かを判定した。最後に、4000枚のプリント後の感光ドラム1の表面を電子顕微鏡で観察し、感光ドラム1の表面の付着物の有無を確認した。以上の効果確認実験は全て温度23℃、相対湿度50%の環境下にて実施した。また、本実施例と同様の効果確認実験を以下の比較例1の画像形成装置でも実施した。
(比較例1)
比較例1の画像形成装置には、実施例1におけるクリーニング装置17を設けていない。比較例1の画像形成装置におけるその他の構成は実施例1の構成と同様のため説明は省略する。図3は、実施例1のクリーニング動作の効果確認実験の結果を示す図表である。また、図3には、比較例1のクリーニング動作の効果確認実験の結果も示している。図3に示すように、実施例1では、感光ドラム1上の付着物のクリーニング動作を行っているため、4000枚プリント後でも転写残ゴーストが発生せず、電子顕微鏡観察でも感光ドラム1上の付着物が確認されなかった。これに対し、比較例1では、感光ドラム1上の付着物のクリーニング動作を行っていないため、4000枚プリント後で転写残ゴーストが発生し、さらに電子顕微鏡観察でも感光ドラム1の表面全域を覆うように付着物が確認された。
以上説明したように、実施例1では、現像ニップ部にトナーが介在しない状態又は現像
ニップ部におけるトナーの担持量が少ない状態で現像ローラ41と感光ドラム1が摺擦するクリーニング動作を実施する。これにより、簡易な構成で、感光ドラム1の表面に付着したトナーや外添剤等の付着物の量や強固さによらず、感光ドラム1の表面の付着物を十分に除去できる画像形成装置を提供することができる。
本実施例ではクリーニング動作の動作1において、感光ドラム1を露光することで現像ローラ41から感光ドラム1へとトナーが移動する電位関係を形成している。制御部21は、感光ドラム1を露光する処理に替えて、クリーニング動作の動作2において、帯電ローラ2に印加する帯電バイアスを小さくする処理を行ってもよい。帯電バイアスを小さくすると、放電によって形成される感光ドラム1の表面電位を下げることができ、現像ローラ41aに形成された現像電位と感光ドラム1の表面電位との差が大きくなる。従って、感光ドラム1を露光しなくても現像ローラ41から感光ドラム1へとトナーが移動することができる。帯電ローラ2に印加する帯電バイアスを小さくする処理は、例えば、動作2において帯電ローラ2に印加する帯電バイアスの絶対値を、画像形成時に帯電ローラ2に印加する帯電バイアスの絶対値よりも小さくする処理である。また、制御部21は、感光ドラム1を露光する処理に替えて、クリーニング動作の動作2において、現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理を行ってもよい。現像バイアスを大きくすると、現像ローラ41aに形成された現像電位と感光ドラム1の表面電位との差が大きくなる。従って、感光ドラム1を露光しなくても現像ローラ41から感光ドラム1へとトナーが移動することができる。現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理は、例えば、動作2において現像ローラ41に印加する現像バイアスの絶対値を、画像形成時に現像ローラ41に印加する現像バイアスの絶対値よりも大きくする処理である。制御部21は、感光ドラム1を露光する処理に替えて、クリーニング動作の動作2において、帯電ローラ2に印加する帯電バイアスを小さくする処理を行うと共に、現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理を行ってもよい。制御部21は、クリーニング動作の動作2において、感光ドラム1を露光する処理を行うと共に、帯電ローラ2に印加する帯電バイアスを小さくする処理を行う処理及び現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理の少なくとも一方を行ってもよい。これらの処理を行うことで、現像ローラ41から感光ドラム1へトナーが移動する電位関係を形成しても、本実施例のクリーニング動作と同様の効果が得られることは言うまでもない。また、感光ドラム1に対する露光量を調整してもよい。例えば、感光ドラム1に対する露光量を小さくして、動作1の露光時間を長くしてもよい。感光ドラム1に対する露光量を小さくことで、感光ドラム1の劣化が抑制される。
また、本実施例のクリーニング動作の動作2を実施する前に現像ローラ41上のトナー被覆量を減らすことで、クリーニング動作の効果を向上することができる。画像形成装置は、第1制御モード又は第2制御モードを有している。画像形成装置は、画像形成時に第1制御モードで画像形成を行い、後回転のクリーニング時に第2制御モードでクリーニング動作を実行してもよい。
制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときに、第1制御モードで画像形成を行うときよりも現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理を行ってもよい。制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときに、第1制御モードで画像形成を行うときよりもトナー供給ローラ42に印加する供給バイアスを小さくする処理を行ってもよい。制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときに現像ローラ41に印加する現像バイアスの絶対値を、第1制御モードで画像形成を行うときに現像ローラ41に印加する現像バイアスの絶対値よりも大きくしてもよい。制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときにトナー供給ローラ42に印加する供給バイアスの絶対値を、第1制御モードで画像形成を行うときにトナー供給ローラ42に印加する供給バイアスの絶対値よりも小さくしてもよい。また、制
御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときに、現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理を行うと共に、トナー供給ローラ42に印加する供給バイアスを小さくする処理を行ってもよい。これらの処理を行うことで、現像ローラ41とトナー供給ローラ42との間の電位関係を、トナー供給ローラ42から現像ローラ41へトナーが供給されづらい電位関係にすることができる。この電位関係を形成することにより、第2制御モードでクリーニング動作が実行されるときに現像ローラ41の表面に供給されるトナーの量が第1制御モードで画像形成が行われるときに現像ローラ41の表面に供給されるトナーの量よりも減少する。従って、クリーニング動作時における現像ローラ41上のトナー被覆量を減らすことができる。
制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときに、第1制御モードで画像形成を行うときよりも現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理を行ってもよい。制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するとき、第1制御モードで画像形成を行うときよりも現像ブレード43に印加する規制バイアスを小さくする処理を行ってもよい。制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときに現像ローラ41に印加する現像バイアスの絶対値を、第1制御モードで画像形成を行うときに現像ローラ41に印加する現像バイアスの絶対値よりも大きくしてもよい。制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するときに現像ブレード43に印加する規制バイアスの絶対値を、第1制御モードで画像形成を行うときに現像ブレード43に印加する規制バイアスの絶対値よりも小さくしてもよい。制御部21は、第2制御モードでクリーニング動作を実行するとき、第1制御モードで画像形成を行うときよりも現像ローラ41に印加する現像バイアスを大きくする処理を行い、且つ現像ブレード43に印加する規制バイアスを小さくする処理を行ってもよい。これらの処理を行うことで、現像ローラ41と現像ブレード43との間の電位関係を、トナーが現像ローラ41に担持されづらい電位関係にすることができる。すなわち、現像ブレード43によって電気的にトナーが掻き取られやすくなる。この電位関係を形成することにより、第2制御モードでクリーニング動作が実行されるときに現像ローラ41の表面に担持されたトナーの量が第1制御モードで画像形成が行われるときに現像ローラ41の表面に担持されたトナーの量よりも減少する。従って、クリーニング動作時における現像ローラ41上のトナー被覆量を減らすことができる。
(実施例2)
本実施例の画像形成装置では、制御部21が、前回の感光ドラム1上の付着物を除去するクリーニング動作の実施後からのプリント枚数(画像形成の回数)を記憶部22に記録する。また、本実施例の画像形成装置では、記録したプリント枚数が所定の閾値に到達した時点で一旦画像形成動作を終了させて、感光ドラム1上の付着物を除去するクリーニング動作を実施する。制御部21は、前回のクリーニング動作の実施後からのプリント枚数が所定の閾値に到達する毎に次のクリーニング動作が実施されるように、感光ドラム1及び現像ローラ41の駆動を制御する。前回のクリーニング動作の実施から次のクリーニング動作を実施するまでのプリント枚数の閾値は50枚に設定するが、閾値を50枚以外の他の値に設定してもよい。
図4は、本実施例の画像形成装置のクリーニング動作のタイミングチャートである。図4の各パラメータは、図2と同様である。図4に示すように、本実施例の画像形成装置では動作2の実施時間を実施例1の300msecよりも長い2000msecに設定することで、実施例1よりも1回当たりのクリーニング動作における感光ドラム1上の付着物の掻き取り効率を向上させている。本実施例のその他の構成は実施例1の構成と同様のため、他の構成の説明は省略する。
(効果確認)
本実施例のクリーニング動作の効果を確認するため、以下の効果確認実験を実施した。条件1として新品状態の本実施例の画像形成装置により、印字率5%の画像を連続2枚プリントして画像形成動作を終了するプリントジョブを2000回実施することで、合計4000枚のプリントを行った。そして4000枚プリント後に、実施例1と同様のテスト画像による転写残ゴーストの発生の有無の確認と、電子顕微鏡観察による感光ドラム1の表面の付着物の確認を実施した。
条件2として新品状態の本実施例の画像形成装置により、印字率5%の画像を連続20枚プリントするプリントジョブを200回実施することで、合計4000枚のプリントを行った。そして4000枚プリント後に、実施例1と同様のテスト画像による転写残ゴーストの発生の有無の確認と、電子顕微鏡観察による感光ドラム1の表面の付着物の確認を実施した。
条件3として新品状態の本実施例の画像形成装置により、印字率5%の画像を連続100枚プリントするプリントジョブを40回実施することで、合計4000枚のプリントを行った。そして4000枚プリント後に、実施例1と同様のテスト画像による転写残ゴーストの発生の有無の確認と、電子顕微鏡観察による感光ドラム1の表面の付着物の確認を実施した。
条件4として新品状態の本実施例の画像形成装置により、印字率5%の画像を連続250枚プリントするプリントジョブを16回実施することで、合計4000枚のプリントを行った。そして4000枚プリント後に、実施例1と同様のテスト画像による転写残ゴーストの発生の有無の確認と、電子顕微鏡観察による感光ドラム1の表面の付着物の確認を実施した。以上の効果確認実験は全て温度23℃、相対湿度50%の環境下にて実施した。
図5は本実施例のクリーニング動作の効果確認実験の結果を示す図表である。図5に示すように、本実施例の画像形成装置ではどのプリント条件でも4000枚プリント後に転写残ゴーストが発生せず、電子顕微鏡観察でも感光ドラム1上の付着物は確認されなかった。
以上説明したように、前回のクリーニング動作の実施後からのプリント枚数が所定の閾値に到達する毎に次のクリーニング動作を実施することで、一連のプリントジョブのプリント枚数によらず適切なタイミングでクリーニング動作を実施することができる。そのため、簡易な構成で、感光ドラム1の表面に付着したトナーや外添剤等の付着物の量や強固さによらず、感光ドラム1の表面の付着物を十分に除去できる画像形成装置を提供することができる。
前回のクリーニング動作の実施後から次のクリーニング動作の実施までのプリント枚数の閾値や1回当たりのクリーニング動作の実施時間は、画像形成装置の構成や使用条件に応じて設定することが好ましく、本実施例の設定に限定されない。また、前回のクリーニング動作の実施後から次のクリーニング動作の実施までの判断基準は、本実施例で用いたプリント枚数に限らず、感光ドラム1の回転距離(走行距離)や現像ローラ41の回転距離などであってもよい。感光ドラム1及び現像ローラ41の各回転距離を上記の判断基準として用いた場合でも本実施例と同様の効果を得られることは言うまでもない。
(実施例3)
本実施例の画像形成装置は、画像形成装置が置かれた周囲の温度と湿度を検知する環境検知センサ23を搭載しており、環境検知センサ23の検知結果に応じてクリーニング動作の実施時間を変更することを特徴としている。取得部としての環境検知センサ23は、
画像形成装置が置かれた周囲の温度及び湿度の少なくとも一方を含む環境情報(画像形成装置の環境情報)を取得する。制御部21は、画像形成装置の環境情報に応じてクリーニング動作の実施時間(実行時間)を決定する。
図6は、本実施例の画像形成装置のクリーニング動作のタイミングチャートである。図6の各パラメータは、図2と同様である。本実施例では図6に示す動作1と動作2の実施時間を環境検知センサ23の検知温度と検知湿度に応じて変更する。本実施例では動作1と動作2の各実施時間は同じ長さに設定している。
図7は、本実施例の画像形成装置の環境検知センサ23の検知温度(℃)、検知湿度(%)、動作2の実施時間(msec)の関係を示す図表である。図7に示すように、環境検知センサ23の検知温度が低いほど動作2の実施時間が長くなるように設定している。例えば、環境検知センサ23の検知温度が0℃未満の場合、動作2の実施時間は3500msec以上、5600msec以下の範囲に設定される。これは、画像形成装置の使用環境の温度が低いほど感光ドラム1の表面の付着物の温度が低下して付着物の硬度が高くなり、感光ドラム1上からの付着物の掻き取りが困難になることに対応するためである。
また、図7に示すように、環境検知センサ23の検知湿度が低いほど動作2の実施時間が長くなるように設定している。これは、画像形成装置の使用環境の湿度が低いほど感光ドラム1上の付着物に含まれる水分量が減少して付着物の硬度が高くなり、感光ドラム1の表面からの付着物の掻き取りが困難になることに対応するためである。本実施例のその他構成は実施例2の構成と同様のため、他の構成の説明は省略する。
(効果確認)
本実施例のクリーニング動作の効果を確認するため、図8に示す各環境条件下にて以下の効果確認実験をそれぞれ実施した。図8は、本実施例に係るクリーニング動作の効果確認実験の結果を示す図表である。新品状態の本実施例の画像形成装置により、印字率5%の画像を連続2枚プリントして画像形成動作を終了するプリントジョブを2000回実施することで、合計4000枚のプリントを行った。そして4000枚プリント後に、実施例1と同様のテスト画像による転写残ゴーストの発生の有無の確認と、電子顕微鏡観察による感光ドラム1の表面の付着物の確認を実施した。図8に示すように、本実施例の画像形成装置ではどの環境条件下でも4000枚プリント後に転写残ゴーストが発生せず、電子顕微鏡観察でも感光ドラム1上の付着物は確認されなかった。
以上説明したように、本実施例では、制御部21が、画像形成装置の環境情報に応じてクリーニング動作の実施時間を決定することで、画像形成装置の使用環境に応じてクリーニング動作の実施時間を変更する。そのため、画像形成装置の使用環境によらず、感光ドラム1の表面のトナーや外添剤等の付着物を十分に除去できる画像形成装置を提供することができる。
1…感光ドラム、2…帯電ローラ、3…露光装置、41…現像ローラ、51…帯電バイアス電源、52…現像バイアス電源、P…記録媒体

Claims (19)

  1. 回転可能な像担持体と、
    前記像担持体を露光して前記像担持体の表面に静電潜像を形成する露光部と、
    現像剤を担持し、前記像担持体と接触して現像部を形成し、前記現像部において前記像担持体の表面に形成された前記静電潜像に前記現像剤を供給して前記像担持体の表面に現像剤像を形成する回転可能な現像剤担持体と、
    を備え、記録媒体に画像を形成する画像形成装置であって、
    画像形成後に、前記像担持体と前記現像剤担持体と、を回転させ、前記露光部によって露光された像担持体の領域が前記現像部において前記現像剤担持体と接触した状態で前記現像剤担持体の回転停止させ、前記現像剤担持体の回転を停止させた状態で前記像担持体を回転させる回転動作が実行されるように前記像担持体及び前記現像剤担持体の駆動を制御する制御部を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記像担持体の表面を帯電する帯電部材と、
    前記帯電部材に帯電バイアスを印加する帯電バイアス印加部と、
    前記現像剤担持体に現像バイアスを印加する現像バイアス印加部と、
    を備え、
    前記帯電バイアスが印加された前記帯電部材により前記像担持体の表面が帯電され、且つ、前記現像剤担持体に前記現像バイアスが印加され、
    前記回転動作が実行される際、前記制御部は、
    (1)前記帯電部材に印加する前記帯電バイアスの絶対値を、前記画像形成時に前記帯電部材に印加する前記帯電バイアスの絶対値よりも小さくする処理、
    (2)前記現像剤担持体に印加する前記現像バイアスの絶対値を、前記画像形成時に前記現像剤担持体に印加する前記現像バイアスの絶対値よりも大きくする処理、
    (3)前記像担持体を露光する処理、
    のうちの少なくとも一つを行った状態で前記回転動作を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記回転動作において、前記像担持体の回転方向における所定の表面電位が形成された前記像担持体の幅が、前記像担持体の回転方向における前記現像部の幅よりも長いことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記現像剤担持体と接触し、前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材と、
    前記供給部材に供給バイアスを印加する供給バイアス印加部と、
    を更に備え、
    前記供給部材に前記供給バイアスが印加され、
    前記制御部は、前記供給部材に印加する前記供給バイアスの絶対値を、前記画像形成時に前記供給部材に印加する前記供給バイアスの絶対値よりも小さくする処理を行った状態で前記回転動作を実行することを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記現像剤担持体と接触し、前記現像剤担持体の表面に担持された前記現像剤の厚みを規制する規制部材と、
    前記規制部材に規制バイアスを印加する規制バイアス印加部と、
    を更に備え、
    前記制御部は、前記規制部材に印加する前記規制バイアスの絶対値を、前記画像形成時に前記規制部材に印加する前記規制バイアスの絶対値よりも小さくする処理を行った状態で前記回転動作を実行することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記回転動作において、前記像担持体が1周以上回転することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体に形成された前記現像剤像を中間転写体に転写する転写部材と、
    前記転写部材に転写バイアスを印加する転写バイアス印加部と、
    を更に備え、
    前記回転動作が実行される際、前記制御部が、前記転写部材に前記現像剤の正規極性と逆極性の前記転写バイアスが印加されるように前記転写バイアス印加部を制御することで、前記現像剤担持体から前記像担持体に移動した前記現像剤が前記中間転写体に転写されることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間転写体に転写された前記現像剤を回収する回収部材を更に備え、
    前記回転動作において、前記中間転写体に転写された前記現像剤を前記回収部材が回収することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記現像剤担持体と接触し、前記現像剤担持体の表面に前記現像剤を供給する供給部材を更に備え、
    前記制御部は、前記回転動作が行われたときに前記現像部の位置にある前記現像剤担持体の表面が、前記回転動作の後に前記現像剤担持体が回転することで前記供給部材に接触するように、前記現像剤担持体の駆動を制御することを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記現像剤担持体と接触し、前記現像剤担持体の表面に担持された前記現像剤の厚みを規制する規制部材を更に備え、
    前記制御部は、前記回転動作が行われたときに前記現像部の位置にある前記現像剤担持体の表面が、前記回転動作の後に前記現像剤担持体が回転することで前記規制部材に接触するように、前記現像剤担持体の駆動を制御することを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御部は、前回の前記回転動作が実施された後からの画像形成の回数が所定の閾値
    に到達する毎に次の前記回転動作が実施されるように、前記像担持体及び前記現像剤担持体の駆動を制御することを特徴とする請求項1から10の何れか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成装置の環境情報を取得する取得部を更に備え、
    前記制御部は、前記環境情報に応じて前記回転動作の実行時間を決定することを特徴とする請求項1から11の何れか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記現像剤担持体は、芯金上に弾性層と表層を形成した弾性ローラであることを特徴とする請求項1から12の何れか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記表層が、ポリウレタン樹脂であることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
  15. 前記表層の厚みが、5μm以上、15μm以下であることを特徴とする請求項13又は14に記載の画像形成装置。
  16. 前記表層に、平均粒径が5μm以上、15μm以下のウレタン樹脂粒子が添加されていることを特徴とする請求項13から15の何れか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記弾性層が、天然ゴム、イソプレンゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、ウレタンゴム及びシリコーンゴムからなる群より選択される少なくとも1種のゴムであることを特徴とする請求項13から16の何れか一項に記載の画像形成装置。
  18. 前記弾性層の厚みが、0.5mm以上、10.0mm以下であることを特徴とする請求項13から17の何れか一項に記載の画像形成装置。
  19. 前記現像剤担持体のアスカーC硬度が、10度以上、80度以下であることを特徴とする請求項1から18の何れか一項に記載の画像形成装置。
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