JP2008149484A - 積層シート及び身体貼付用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】揮発性の高い薬剤や効果剤の揮散を効果的に抑制することができ、かつ液体含浸性基材と高分子フィルムの積層強度が高い身体貼付用シートを提供することである。
【解決手段】液体含浸性基材と高分子フィルムとを積層してなる積層シートであって、高分子フィルムがメルトマスフローレイト(MFR)5〜20g/10分のエチレン/ビニルアルコール共重合体を含有することを特徴とする積層シート及び該積層シートの液体含浸性基材に液又はゲルを含浸してなる身体貼付用シート。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層シート及びそれを用いた身体貼付用シートに関する。
シートタイプの化粧品は、簡便に使用できるため、近年多種多様な化粧料を含浸したシートタイプの化粧品が広く用いられている。シート材料としては、一般には織布や不織布が用いられ、特にコストや使いやすさの面から不織布が用いられるが、保水性を高める目的で吸水性を有する基材に疎水性を有するフィルムを積層したものも用いられている。例えば、吸水性を有する不織布シートの片面に疎水性を有するシート状フィルムを押出式ラミネート加工により付着形成し、不織布シートに化粧料等を含浸してなるシートタイプ化粧品が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1では、疎水性を有するシート状フィルムとして、ポリエチレンフィルム及びポリプロピレンフィルムを用いている。これらポリオレフィン系のフィルムは、水分保持は可能であるが、揮発性の高い薬剤や効果剤を数分から数時間にわたって保持するには不十分な場合がある。
ところで、二酸化炭素(炭酸ガス)は経皮吸収により血行促進効果があることが知られており、炭酸ガスを加圧溶解した水性組成物が含浸された繊維集合体層とフィルム層が熱融着されてなる複合シートが提案されている(特許文献2参照)。しかしながら、特許文献2においてもフィルム層としてはポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンフィルムが用いられており、揮発性の高い炭酸ガスを長時間保持することはできなかった。またポリエチレンテレフタレートフィルムは、高融点で硬い樹脂であるとの特徴を有する。したがって、硬いために身体への密着性が悪かったり、高融点ゆえに不織布との積層が困難であるという問題点があった。
このような課題を解決するために、二酸化炭素を溶存する液又はゲルを担持した不織布に、二酸化炭素透過性10万cc/m2・day・atm(25℃)以下のフィルムを積層したシート状貼付剤を二酸化炭素難透過性の包装ピロー内に密封してなる身体貼付用シート材が提案されている(特許文献3参照)。特許文献3はフィルムの材質として、バリア性の高いエチレン/ビニルアルコール共重合体をも開示するものである。
特開2005−211425号公報 特開2004−238333号公報 特開2005−170937号公報
本発明は、液体含浸性基材と高分子フィルムとを積層してなる積層シートに関して、高分子フィルムとしてエチレン/ビニルアルコール共重合体を用いることで、揮発性の高い薬剤や効果剤の場合であっても揮散を効果的に抑制することができることに基礎をおくものである。
しかしながら、エチレン/ビニルアルコール共重合体は、ポリオレフィンフィルムのように液体含浸性基材との熱融着では十分な積層強度が出ないという問題がある。
本発明は、このような問題点に対し、揮発性の高い薬剤や効果剤の揮散を効果的に抑制することができ、かつ液体含浸性基材と高分子フィルムの積層強度が高い積層シートを提供することを目的とする。
本発明者らは、高分子フィルムとして特定の物性を有するエチレン/ビニルアルコール共重合体(以下「EVOH」ということがある。)を用いることで、上記課題を達成し得ることを見出した。
すなわち、本発明は、液体含浸性基材と高分子フィルムとを積層してなる積層シートであって、高分子フィルムがメルトマスフローレイト(以下「MFR」と記載する。)5〜20g/10分のエチレン/ビニルアルコール共重合体を含有することを特徴とする積層シート及びこれに液又はゲルを含浸してなる身体貼付用シートを提供するものである。
本発明によれば、揮発性の高い薬剤や効果剤の揮散を効果的に抑制することができ、かつ液体含浸性基材と高分子フィルムの積層強度が高い積層シートを提供することができる。
本発明の積層シートは、液体含浸性基材と高分子フィルムとを積層してなる。
液体含浸性基材としては、織布、不織布、編物などが使用でき、これらの積層体も使用できる。これらのうち、液体の含浸性が高いとの観点から、織布、不織布又は編物が好ましい。
より具体的には、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリオレフィン等の合成繊維、絹、綿(コットン)、麻、レーヨン、コラーゲン等からなる天然繊維などの織布、又は不織布などが使用できる。
これらのうち、液体の含浸性が高いとの観点から、綿(コットン)及びレーヨンが特に好ましい。また、ポリエチレンを含有した繊維は、積層時に熱溶融変形しやすいため、積層強度が増大する傾向がある。
さらに、液体含浸性基材として、構成の異なる織布又は不織布を積層して使用することも可能である。例えば、感触のよい綿やレーヨンを含む織布または不織布を皮膚に触れる側に、熱溶融変形しやすいポリエチレン繊維を含む織布または不織布を高分子フィルム側になるように積層させたものが考えられる。
上記液体含浸性基材の厚さは、0.05〜2mm程度であることが好ましい。0.05mm以上であると、後に詳述する液又はゲルを十分に含浸させることができる。一方、2mm以下であると、身体貼付時に物理的な違和感が少なく、また、シートがずれにくいという点で好ましい。液体含浸性基材の厚さは、特に0.2〜1.5mm、更に0.4〜1.2mmの範囲が好ましい。
また、シート基材の表面は親水処理又は疎水処理をしても良い。
次に、本発明の積層シートに用いられる高分子フィルムは、EVOHを含有することを特徴とする。
EVOHはエチレンとビニルアルコールとの共重合体であり、エチレン/ビニルアルコールのモル比率は20/80〜60/40の範囲が好ましい。エチレンの比率が20モル%以上であると熱溶融性を示すためにTダイ押出でのフィルム形成が可能となる点で好ましく、一方、60モル%以下であると揮発性の高い薬剤やガスに対するバリア性が高いという点で好ましい。
以上の点から、エチレン/ビニルアルコールのモル比率は30/70〜55/45の範囲がさらに好ましい。
本発明で用いるEVOHは、MFRが5〜20g/10分であることを特徴とする。この範囲であると、液体含浸性基材との積層シートとして十分な強度が得られ、かつシートの製造の際に例えば、フィルムをTダイにて押し出すなどの簡便な方法を選択することができる。以上の点から、EVOHのMFRは10〜18g/10分の範囲であることがさらに好ましい。なお、MFRはJIS K7210に準じて測定されるものであり、温度210℃、荷重2160gの条件で測定されたものである。また、ここで積層強度とは、積層シートにおける高分子フィルムを液体含浸性基材から引き剥がした際の剥離力(N)で定義されるものである。積層強度はJIS K6854−3に準じて測定される。
本発明の高分子フィルムはEVOHを含有する樹脂からなる単層のフィルムでもよいし、これと他の樹脂からなる多層のフィルムであってもよい。高分子フィルムがEVOHを含有する樹脂からなる単層のフィルムである場合には、樹脂中のEVOHの含有量は、20〜100質量%の範囲が好ましい。樹脂中のEVOHの含有量が20質量%以上であるとEVOHによる効果、すなわち、揮発性の高い薬剤や効果剤の揮散抑制効果及び液体含浸性基材と高分子フィルムの高い積層強度を得ることができる。以上の点から、樹脂中のEVOHの含有量は特に50〜100質量%、更に70〜100質量%であることが好ましい。
また、EVOHを含有する樹脂がEVOHと他の樹脂の混合物からなる場合に用いられる他の樹脂としては、例えばナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレタンなどが挙げられ、これらのうち、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンが特に好ましい。また、本発明の高分子フィルムが多層フィルムの場合に、上記他の樹脂からなるフィルムを構成する樹脂としては、上記と同様の樹脂が挙げられる。例えば、EVOHとポリエチレンを多層構造とし、ポリエチレン側を液体含浸性基材側となるように積層すれば、積層強度の向上が期待できる。
本発明の高分子フィルムの厚さについては1〜30μmの範囲が好ましい。該厚さが1μm以上であると、液体含浸性基材に含浸される液又はゲル中の揮発性物質の揮散を十分に抑制することができる。一方、30μm以下であると、積層シートの感触が柔らかく、身体にフィットしやすい点で有利である。以上の観点から、高分子フィルムの厚さは5〜20μmの範囲がさらに好ましい。
また、本発明の高分子フィルムの水と接触させた場合の面積膨潤率が(測定条件は後述)3%以上であることが好ましい。面積膨潤率が3%以上であるとフィルム自身が柔らかくなる点で有利である。一方、上限については特に限定されないが、面積膨張率の大きすぎるものはポリマーが溶解する可能性があるため、100%以下であることが好ましい。以上の点から、高分子フィルムの面積膨潤率は3〜50%であることがさらに好ましい。
本発明の積層シートは上述のように、液体含浸性基材と高分子フィルムとを積層してなり、高分子フィルムとしてEVOHを含有しているために、該積層シートに水性組成物等を含浸させた場合に液体含浸性基材側に反る。従って、本発明の積層シートに水性組成物等を含浸させた本発明の身体貼付用シートは、皮膚に貼付した際に、皮膚に密着する方向に反るため、同程度の硬さのシートと比べた場合に、より皮膚との密着性が向上し、皮膚から剥がれにくくなる。
本発明の積層シートの製造方法については、液体含浸性基材と高分子フィルムとを積層する方法であれば、汎用的な方法を用いることができ、例えば、接着剤による方法や熱融着による方法などが挙げられる。シートの弾性、特に、身体貼付用シートで使用する場合の密着性や堅さを考慮すると接着剤を使用しない熱融着による方法が好ましい。更に、積層シートの生産性の点からは、液体含浸性基材上に高分子フィルムの原料をTダイにて押出し積層してなることが好ましい。
本発明の積層シートは、液体含浸性基材に液又はゲルを含浸させた身体貼付用シートとして使用することが好ましい。液又はゲルとしては、水性組成物を用いることが好ましく、特に二酸化炭素を溶存させた液又はゲルを用いることが好ましい。本発明の身体貼付用シートに二酸化炭素を溶存させた液又はゲルを用いた場合には、簡便な操作で、適用部位に二酸化炭素をすばやくかつ持続的に供給でき、貼付時間内に効率良く持続的な血行促進効果が得られる。
なお、ここでゲルを含浸するというなかには、液体含浸性基材にゲルを塗工して担持する態様も包含するものである。
上述の二酸化炭素を溶存させた液又はゲルは、25℃において100〜3,000質量ppmの二酸化炭素を溶存することが好ましい。二酸化炭素の溶存量が100質量ppm以上であると十分な血行促進効果が得られ、3,000質量ppm以下であると、例えば、本発明の身体貼付用シートを包装ピロー内に入れて保存する場合に、該包装ピローの耐圧性を考慮しなくてもよい。以上の観点から、二酸化炭素の溶存量は、100〜2,000質量ppm、さらに500〜2,000質量ppm、特に800〜1,800質量ppmが好ましい。
このときの二酸化炭素の純度としては、包装ピロー内のガス中の50質量%以上、好ましくは70質量%以上、特に好ましくは90質量%以上が、前記、液又はゲル中の溶存二酸化炭素濃度を維持する点で好ましい。また二酸化炭素だけでなく、目的により窒素ガスや酸素ガスなどの他のガスを混合して用いても良い。その場合、他のガスの濃度は高くても30質量%以下であることが好ましい。本発明の場合、二酸化炭素以外のガスは、特に限定されないが、例えば空気、窒素ガス等が好ましい。包装ピロー内のガスの圧力は25℃において、81〜203kPa(0.8〜2.0気圧)、さらに91〜152kPa(0.9〜1.5気圧)、特に91〜122kPa(0.9〜1.2気圧)が好ましい。
また、二酸化炭素は、アルカリ条件下では炭酸塩(CO3 2-)となってしまうことから、液又はゲルのpHは弱酸性であることが好ましく、特に3.5〜6.5、更に4.5〜6.5の範囲が好ましい。また、当該液又はゲルの水分量は2質量%以上が好ましく、特に2〜99.5質量%が好ましい。また、液又はゲルは油性成分を含む形態でも良く、油性成分の少ない系、例えば、水中油型乳化系の場合や水性ゲルを主体とする場合の水分量は、40〜99.5質量%、特に50〜95質量%が好ましい。反対に、当該液又はゲルが油中水型乳化系の場合や油性ゲルを主体とする場合の水分量は、2〜50質量%、特に5〜40質量%であることが好ましい。
また、液又はゲル中に二酸化炭素を溶存させる場合は、二酸化炭素を高濃度に溶存させるため、25℃で液状である油剤を含有させるのが好ましい。これは水に比べて液体の疎水性物質が二酸化炭素を3〜6倍程度溶解することから好ましく、またこの溶解特性を維持するのに水と相溶性のない液状油剤を水中に乳化物として分散させ、液又はゲル中に分散存在させることが好ましい。当該油剤としては、長鎖炭化水素、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級アルコール、シリコーン類、フルオロカーボン類等が挙げられる。
これらの油剤は、該液又はゲル中に0.01〜35質量%、さらに0.1〜20質量%、特に1〜15質量%含有させるのが好ましい。
なお、液又はゲルには、美肌成分や、薬効成分などを配合することが出来る。
美肌成分とは、美白効果、小じわ・たるみの改善効果、ターンオーバー改善効果、スリミング効果、保湿効果、収斂効果、皮膚柔軟化効果等の作用が認められる成分であり、化粧料に使用できる各種の美肌用活性物質が含まれる。例えば、セラミド類、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、及びその誘導体など)、ヒアルロン酸及びその塩、コンドロイチン硫酸及びその塩、チューベロース多糖体、アミノ酸及びその誘導体や蛋白分解物、ヒドロキシ酸等の有機酸類、ラクトフェリン等の糖蛋白質、トコトリエノール、アスタキサンチン、ユビデカレノン(コエンザイムQ10)、αリポ酸(チオクト酸)、動植物抽出液、尿素などが挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を組み合わせて用いることができる。美肌成分の含有量は、液又はゲル中に0.01〜20質量%の範囲が好ましい。
薬効成分とは、血行促進作用、消炎鎮痛作用、鎮痒作用等の作用が認められる成分であり、例えば、ニコチン酸及びその塩、ビタミンEやその誘導体、サリチル酸及びその塩、グリチルリチン酸及びその塩、アラントイン、グアイアズレン、塩酸ジフェンヒドラミン、塩化リゾチームなどが挙げられ、これらの1種もしくは2種以上を組み合わせて用いることができる。薬効成分の含有量は、液又はゲル中に中0.01〜20質量%の範囲が好ましい。また必要によって香料や、パラベン類、フェノキシエタノールなどの保存料などを配合することができる。
本発明の身体貼付用シートの製造方法としては、例えば、身体貼付用シートが液又はゲルのみを含浸する場合には、積層シートの液体含浸性基材に液又はゲルを含浸させた後に包装容器(ピロー)に入れるか、又は包装容器(ピロー)に積層シートを入れた後に液又はゲルを充填して、液体含浸性基材に液又はゲルを含浸させる。また、身体貼付用シートが更に液又はゲルのほかに二酸化炭素等の気体を含むものである場合には、気体をあらかじめ液又はゲルに溶解してもよいが、気体の溶解度を維持するために、密封時に包装容器(ピロー)内を上記気体(ガス)に交換しておく必要がある。具体的には、液又はゲルを含有する積層シートを包装容器(ピロー)内に入れ、次いで包装容器(ピロー)内の空気を二酸化炭素に交換する方法により製造できる。また、あらかじめ二酸化炭素を溶存させた液またはゲルを積層シートの液体含浸性基材に含浸させてから包装容器(ピロー)内に入れるか、または二酸化炭素溶存液と積層シートとを個別に包装容器(ピロー)内に入れた後、包装容器(ピロー)内の空気を除去するか又はさらに包装容器(ピロー)内の空気を二酸化炭素に交換する方法で製造することもできる。特に、装置の面から、常圧下で包装容器(ピロー)内の空気を二酸化炭素に交換して、二酸化炭素を溶存させる方法が好ましい。
なお、包装容器(ピロー)は二酸化炭素の透過性が低い材料が好ましく、例えば、アルミニウム箔を積層したラミネートフィルム、アルミニウム蒸着層を有するラミネートフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリ塩化ビニリデン層を含むラミネートフィルムなどが挙げられる。
更に、本発明の積層シートを、使用直前に、液又はゲル、又は二酸化炭素等の気体を溶存させた液又はゲルに含浸して使用することができる。使用直前に二酸化炭素を発生させる方法としては、炭酸塩又は炭酸水素塩と酸性成分を混合する方法が好適であり、これらの成分を別個に有し、使用直前に混合して二酸化炭素を含有するシートを調製することができる。混合前の炭酸塩又は炭酸水素塩や酸性成分はそれぞれ、粉体の状態、液またはゲルに溶解させた状態、積層シートに付着させた状態のいずれの状態で存在していてもよい。
炭酸塩又は炭酸水素塩としては、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属塩;炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸水素マグネシウム等のアルカリ土類金属塩;炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム等のアンモニウム塩が挙げられる。酸性成分としては、炭酸より強い酸であればよく、例えば、リン酸、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸;シュウ酸、クエン酸、リンゴ酸、乳酸、酒石酸、フマル酸等の有機酸が挙げられる。またグルタミン酸等のアミノ酸も使用できる。
本発明の身体貼付用シートは、身体用として皮膚のあらゆる場所に用いることができ、特にフェイスマスクとして好適に使用することができる。フェイスマスクとして使用する場合には、目元用の孔部、鼻用の切り込み部、口元用の孔部等を設けておくことが好ましい。
また、本発明の身体貼付用シートは、一つの包装体内に一つずつ封入したパック型化粧品又は一つの包装体内に積層して封入したパック型化粧品とすることができ、さらにこれらの包装体内に化粧料等の液又はゲルを同時に封入したものとすることもできる。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
評価方法
(1)積層シートの評価
(1−1)積層強度
実施例1及び比較例1で作製された積層シートについて、JIS K6854−3(接着剤−はく離接着強さ試験方法−第3部:T形はく離)に準じて測定した。具体的には以下の方法で積層強度を測定した。
SHIMPO INSTRUMENT社のTEST STAND(FGS-50V-H)にFORCE GAUGE(FGX-2R)を取り付けた。FORCE GAUGEの出力をA/D変換機に接続し、データをパソコンに取り込めるように設定した。
長手方向がMD方向となるように、各シートを3cm×20cmの短冊状に切出した。短冊状シートの片側数cm分のフィルムを液体含浸性基材から引き剥がし、引き剥がした部分のフィルム側をFORCE GAUGEの装着具に、液体含浸性基材側をTEST STANDの装着具に取り付けた。300mm/分の速度で約5cm引き剥がし、同時にデータを0.1秒ごとに取り込んだ。
同様の操作を合計5回繰り返し、すべての値の平均値を各シートの積層強度(N)とした。
(1−2)面積膨潤率
実施例1、2及び比較例2で用いた樹脂をそれぞれ単独で、250℃でTダイ押出し、15μm厚のフィルムを得た。該フィルムを10cm×10cmに裁断してフィルム片を調製し、シリカゲルを入れたデシケータ中に入れ、25℃で一晩乾燥させた。
フィルム片の各辺の長さを測定し面積を求めた。次いで、該フィルム片を水に浸し、25℃で5時間放置した。その後、該フィルム片を水から取り出し、直ちに各辺の長さを測定して面積を求め、水に浸す前の面積に対する面積の増大率((水に浸した後の面積−水に浸す前の面積)/水に浸す前の面積×100)を面積膨張率とした。
(1−3)曲率半径
各実施例1、2及び比較例2で作製された積層シートについて、不織布のMD方向が長辺となるように、5cm×10cmに裁断した。裁断した各シートの一方の短辺におもりとしてクリップをつけ、水で満たした3Lビーカーに沈めた。25℃で1時間放置後、ビーカー上面からシートの反り具合を観察し、曲率半径を求めた。なお、曲率半径は、不織布側に反った場合(フィルムが外側の場合)を正、フィルム側に反った場合(不織布が外側)の場合を負とした。
(2)身体貼付用シートの評価
(2−1)剥離のしにくさ
実施例3及び比較例3、実施例8にて作製した身体貼付用シートA−1、B−1及びE−3について、10名の女性が、アルミピローからフェイスマスクを取り出して顔に15分間装着し、装着から取り外し操作までの間でのフィルム剥離のしにくさについて、以下の基準で評価した。評価結果は10人の平均点で示した。
(評価基準)
使用中剥離なし:4
一部剥離あり:3
大半が剥離:2
完全に剥離:1
(2−2)二酸化炭素濃度
実施例4、5及び比較例4でそれぞれ作製した身体貼付用シートを、ピロー内において、25℃で1週間放置した。20℃の環境下、ピローから取り出して直ちに2つ折りのシートを開き、不織布面を下にして、33℃のプレートヒーター上に載せた。15分後にサンプリングし、含浸液中の二酸化炭素濃度を測定した。二酸化炭素濃度は以下のように測定した。
シートサンプルを適量の0.25%水酸化カリウム水溶液と混合し、二酸化炭素をトラップした。二酸化炭素をトラップした液50mLに、二酸化炭素pH調整剤(Orion Research)5mLを添加、撹拌して二酸化炭素を遊離させ、直ちに二酸化炭素電極(モデル9502BN;Orion Research)で測定した。
(2−3)装着時の密着性、シート取り外し直後の皮膚の色、及び頬の皮膚血流量
実施例6、7、8及び比較例5でそれぞれ製造した身体貼付用シートについて、10名の女性が15分間顔に装着し、装着時の密着性、シート取り外し直後の皮膚の色、及び頬の皮膚血流量について、以下の基準で評価した。評価結果は10人の平均点で示した。
装着時の密着性
シートの浮きやズレが全くない:4
わずかに浮きやズレがある:3
浮きやズレがある:2
かなり浮きやズレがある:1
シート取り外し直後の皮膚の色:目視により、以下の判定基準に基づき評価した。
はっきりと赤化:4
少し赤化:3
かすかに赤化:2
赤化なし:1
頬の皮膚血流量
ドップラー血流計(BIOMEDICAL SCIENCE Co., LTD LASER FLOWMETER KB−201)を用いて測定を行った。シートを適用する前に測定した値を100として、その相対値を求め、10名の平均値で評価した。
(2−4)肌のうるおい、くすみ、肌のハリの評価
実施例6及び比較例5でそれぞれ製造した身体貼付用シートについて、12名の女性が2週間(2日に1回ずつ)継続使用を実施した。「肌のうるおい」「くすみ」「肌のハリ」のそれぞれについて、改善されたと認知した人の人数により評価した。
実施例1
スパンレース不織布(ポリエチレンテレフタレート(PET)芯/ポリエチレン(PE)鞘:レーヨン=50:50、目付80g/m2)上に、フィルム厚15μmとなるようにEVOH樹脂1(エバールG156B((株)クラレ);MFR 15g/10分)を250℃にて単層でTダイ押出し、本発明の積層シートAを作製した。
該積層シートについて上記方法(1−1)〜(1−3)により評価した。結果を第1表に示す。
比較例1
実施例1において、EVOH樹脂1に代えて、EVOH樹脂2(エバールE171((株)クラレ);MFR 3.3g/10分)を用いたこと以外は実施例1と同様にして積層シートBを作製した。
該積層シートについて上記方法(1−1)により評価した。結果を第1表に示す。
実施例2
実施例1において、EVOH樹脂1に代えて、EVOHブレンド樹脂(エバールG156B:ポリオレフィン樹脂BPO−10((株)クラレ)=6:4)を用いたこと以外は実施例1と同様にして、積層シートCを作製した。
該積層シートについて上記方法(1−2)及び(1−3)により評価した。結果を第1表に示す。
比較例2
実施例1において、EVOH樹脂1に代えて、低密度ポリエチレン(LDPE;ペトロセン212(東ソー(株));MFR 13g/10分)を用いたこと以外は実施例1と同様にして積層シートDを作製した。
該積層シートについて上記方法(1−2)及び(1−3)により評価した。結果を第1表に示す。
Figure 2008149484
実施例3
実施例1で作製した積層シートAを図1に示すようにフェイスマスク型に切り抜き、第2表に示した組成の含浸液を、不織布の側にスポイトで均一に25g含浸させ、身体貼付用シートA−1を得た。この身体貼付用シートA−1をアルミピローに入れ、インパルスシーラーでアルミピローをシールして閉じた。該身体貼付用シートA−1について、上記(2−1)の方法にて評価した。評価結果を第3表に示す。
比較例3
比較例1で製造した積層シートBを用いて、実施例3と同様にして身体貼付用シートB−1を得た。身体貼付用シートB−1について、上記(2−1)の方法にて評価した。評価結果を第3表に示す。
Figure 2008149484
Figure 2008149484
実施例4
実施例1で作製した積層シートAを、それぞれ7cm×7cmの正方形に切り出し、不織布面側に、第4表の含浸液4.9gをスポイトで添加し、不織布面を内側にして、2つ折りにした後に、炭酸ガスとともにアルミピローに封入させてインパルスシーラーでシールして、本発明の身体貼付用シートA−2を作製した。身体貼付用シートA−2について、上記(2−2)の方法にて評価した。評価結果を第5表に示す。
実施例5
実施例4において、実施例1で作製した積層シートAの代わりに、実施例2で作製した積層シートCを用いたこと以外は実施例4と同様にして本発明の身体貼付用シートC−2を作製した。身体貼付用シートC−2について、実施例4と同様に評価した。評価結果を第5表に示す。
比較例4
実施例4において、実施例1で作製した積層シートAの代わりに、比較例2で作製した積層シートDを用いたこと以外は実施例4と同様にして身体貼付用シートD−2を作製した。実施例4と同様にして評価した結果を第5表に示す。
Figure 2008149484
Figure 2008149484
実施例6
実施例1で作成した積層シートAを図1に示すようにフェイスマスク型に切り抜き、第2表に示した組成の含浸液を、不織布の側にスポイトで均一に25g含浸させ、炭酸ガスとともにアルミピローに封入させてインパルスシーラーでシールして、本発明の身体貼付用シートA−3を作製した。身体貼付用シートA−3について、上記(2−3)及び(2−4)の方法にて評価した。評価結果を第6表に示す。
比較例5
実施例6において、実施例1で作製した積層シートAの代わりに、比較例2で作製した積層シートDを用いたこと以外は実施例6と同様にして身体貼付用シートD−3を作製した。実施例6と同様にして評価した結果を第6表に示す。
Figure 2008149484
実施例7
実施例6において、実施例1で作製した積層シートAの代わりに、実施例2で作製した積層シートCを用いたこと以外は実施例6と同様にして本発明の身体貼付用シートC−3を作製した。身体貼付用シートC−3について、上記(2−3)により評価した。評価結果を第7表に示す。
Figure 2008149484
実施例8
グリセリン0.2質量部にポリオキシエチレン(20)オクチルドデシルエーテル0.2質量部、酢酸dl−α−トコフェロール0.01質量部、及び香料0.005質量部を加えて加温し、均一に分散させた後、さらに精製水0.585質量部を加えて無色透明なマイクロエマルションを調製した。一方、グリセリン9.8質量部、1,3ブチレングリコール5質量部、及びポリエチレングリコール20質量部を混合した液に、ポリアクリル酸(ジュリマーAC10LHP;日本純薬(株))2質量部、及びポリアクリル酸ナトリウム(アロンビスSS;日本純薬(株))4.5質量部、パラオキシ安息香酸メチル0.2質量部、水酸化アルミニウム0.2質量部を均一に分散させた。これに、前記マイクロエマルション1質量部を加え、さらにヒドロキシエチルセルロース1質量部、酒石酸1.4質量部、アスナロエキス0.25質量部、及び精製水54.65質量部を加えて均一になるまで撹拌し、水性ゲル形成用増粘物を調製した。
得られた水性ゲル形成用増粘物を、無色透明のPETフィルム(厚さ75μm)と実施例1で作製した積層シートAの間に挟み、ゲルの厚さが平均約1mmとなるように、ベーカー式アプリケーターで展延した。これを非通気性のアルミピローの中に封入し、50℃の環境下で約1日保管して、架橋反応を終了させた。得られた積層シートを図1に示すようなフェイスマスク型に切り抜き、二酸化炭素とともにアルミピローに封入し、室温下で約4日保管した。このようにして、水性ゲルに二酸化炭素が溶存した身体貼付用シートE−3を形成した。
身体貼付用シートE−3について、上記(2−1)および(2−3)により評価した。評価結果を第8表に示す。
Figure 2008149484
第1表から、MFRの大きなEVOHを用いた積層シート(実施例1)の積層強度が高いことがわかる。また、EVOHを用いた積層シート(実施例1及び2)は液体含浸性基材側に反るため、皮膚から剥がれにくい構造である。
さらに、水性組成物を含有させた本発明の身体貼付用シート(実施例3)及び比較シート(比較例3)において、本発明の身体貼付用シートA−1(実施例3)はフェイスマスク使用時にほとんどフィルム剥離が認められなかったのに対し、比較シートB−1(比較例3)では容易にフィルムが剥離した。MFRの大きなEVOHを用いたほうが実使用においても剥離しにくいことがわかった(第3表)。
第5表から、本発明の身体貼付用シートA−2(実施例4)及びC−2(実施例5)は、15分経過しても二酸化炭素濃度1300質量ppm以上を保持していたが、比較シートD−2(比較例4)は900質量ppm以下まで低下した。EVOH樹脂含有フィルムを用いた本発明の身体貼付用シートは血流促進効果を示すのに十分な二酸化炭素濃度を保持していることがわかる。
また、第6表及び第7表から、本発明の身体貼付用シートA−3(実施例6)及びC−3(実施例7)は、装着時の密着性が高く、取り外し直後に皮膚の赤化が認められ、皮膚血流の増大が認められた。一方、比較シートD−3(比較例5)では、装着時の密着性が不十分であり、皮膚赤化がほとんど認められず、皮膚血流もほとんど増加していなかった。EVOH樹脂含有フィルムを用いた本発明の身体貼付用シートでは、密着性がよく、かつ、十分な血流促進効果を示すことがわかる。
さらに、第6表から、本発明の身体貼付用シートA−3(実施例6)でできたフェイスマスクは、肌のうるおい、くすみ、肌のハリに対して改善効果を有し、特にくすみ及び肌のハリに対して優れた改善効果を有することがわかる。
また、第8表から、水性のゲルを含浸させた本発明の身体貼付用シートE−3(実施例8)は、フェイスマスク使用時にほとんどフィルム剥離が認められず、装着時の密着性が高く、取り外し直後に皮膚の赤化が認められ、皮膚血流の増大が認められた。
フェイスマスクの型を示す図である。

Claims (10)

  1. 液体含浸性基材と高分子フィルムとを積層してなる積層シートであって、高分子フィルムがメルトマスフローレイト(MFR)5〜20g/10分のエチレン/ビニルアルコール共重合体を含有することを特徴とする積層シート。
  2. 前記高分子フィルムの面積膨潤率が3%以上である請求項1に記載の積層シート。
  3. 液体含浸性基材上に前記高分子フィルムの原料をTダイにて押出し積層してなる請求項1又は2に記載の積層シート。
  4. 液体含浸性基材がレーヨン及び/又はコットンを含有する請求項1〜3のいずれかに記載の積層シート。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の積層シートの液体含浸性基材に液又はゲルを含浸してなる身体貼付用シート。
  6. 前記液又はゲルが水性組成物である請求項5に記載の身体貼付用シート。
  7. 前記液又はゲルに二酸化炭素を溶存させた請求項5又は6に記載の身体貼付用シート。
  8. フェイスマスク用である請求項5〜7のいずれかに記載の身体貼付用シート。
  9. 請求項1〜4のいずれかに記載の積層シートの液体含浸性基材に対して、使用直前に液又はゲルを含浸して使用する使用方法。
  10. 液体含浸性基材上に高分子フィルムの原料をTダイにて押出して積層シートを得る工程、該積層シートを包装容器に入れる工程、該包装容器に入れる前または後に積層シートの液体含浸性基材に液又はゲルを含浸させる工程、包装容器内に二酸化炭素を充填して密封し、液又はゲルに二酸化炭素を溶存させる工程を含む身体貼付用シートの製造方法。
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