JP2008149017A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】液がスムーズに吸収され且つウエットバックが生じにくい吸収性物品を提供すること。
【解決手段】表面シート2と吸収体4との間に介在配置されたサブレイヤーシート5を具備する吸収性物品1であって、前記吸収体4は、液保持性の吸収性コア41を液透過性の被覆シート42で被覆して形成されており、前記サブレイヤーシート5は、縦長で且つ前記吸収性コア41より幅狭で、該吸収性コア41の幅方向中央部に配置されており、前記サブレイヤーシート5の両側縁5a,5aより外方で且つ前記吸収性コア41の上方で、前記表面シート2と前記被覆シート42との間又は前記被覆シート42の非肌当接面側に、少なくとも該サブレイヤーシート5の長手方向一端部から他端部に亘って、接着剤層6が設けられており、前記接着剤層6は、被塗工面に接着剤が実質的に全面塗工されて設けられている吸収性物品。
【選択図】図2

Description

本発明は、使い捨ておむつ、失禁パッド、生理用ナプキン等の吸収性物品に関する。
液透過性の表面シート、液不透過性の裏面シート、両シート間に介在配置された液保持性の吸収体、及び該表面シートと該吸収体との間に介在配置された液透過性のサブレイヤーシートを備えた使い捨ておむつが知られている(例えば、特許文献1参照)。このようなおむつにおいては、サブレイヤーシートの存在により、尿等の体液をすばやく吸収することができる
サブレイヤーシートは、おむつの肌当接面側の全面に配されていることが、おむつの液吸収性の改善の点で最も好ましいが、サブレイヤーシートの形成材料(例えば不織布)は他のおむつ形成材料に比して高価なため、サブレイヤーシートの使用量が増えるとおむつの製造コストが上がり、コスト面で不利になる。このため、サブレイヤーシートを用いた使い捨ておむつにおいては、図5に示すように、吸収体40よりも長手方向及び幅方向の寸法が小さいサブレイヤーシート50を製造し、このサブレイヤーシート50を、該吸収体40の上面中央に配置することが多い。このように、高価なサブレイヤーシートの配置箇所を、着用時に着用者の排尿部が位置する部位(排泄ポイント)を中心にある程度限定することにより、液吸収性の向上と製造コストの低廉化との両立を図ることが可能となる。
しかし、図5に示すようなサブレイヤーシートの配置形態を採る使い捨ておむつにおいては、サブレイヤーシートが配されていない箇所で、ウエットバック(吸収体に吸収された液が表面シートに戻る現象)が発生するという問題があった。特に、ウエットバックは、図5中、斜線を付した部分、即ち、サブレイヤーシート50の両側縁より外方で且つ吸収体40の上方に対応する箇所で顕著に見られる。
また、吸収性物品における液漏れ防止に関する技術として、特許文献2には、表面材と防水シートとこれらの間に挿入された吸収層とを有する吸収性物品において、抄造紙又は不織布からなる基台に撥水性を有する高分子フィルム層をラミネートして得られる該防水シートを、該表面材の上部で且つ該吸収層の上部に至るまで巻き上げ、さらに該防水シートの端部より内側にて該表面材と接合させることが記載されている。また、特許文献3には、実質的に長方形の吸収層の少なくとも一方の短辺上方の幅方向全面にホットメルト接着剤層を設けることが記載されている。
しかし、特許文献2に記載の液漏れ防止技術を、図5に示す如き構成のおむつに適用した場合、ウエットバック防止にある程度の効果はあるが、液の透過が可能な部位が減少してしまうため、液のスムーズな吸収が阻害されるおそれがある。
また、特許文献3に記載の液漏れ防止技術は、腹部もしくは背面からの漏れ防止に主眼が置かれたものであり、前記排泄ポイントを中心とした領域における液漏れに対しては不充分であり、ウエットバック防止に有効ではなかった。
特開平8−164160号公報 実開昭58−84130号公報 実開昭62−110206号公報
従って本発明の目的は、液がスムーズに吸収され且つウエットバックが生じにくい吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート、両シート間に介在配置された吸収体、及び該表面シートと該吸収体との間に介在配置されたサブレイヤーシートを具備する吸収性物品であって、前記吸収体は、液保持性の吸収性コアを液透過性の被覆シートで被覆して形成されており、前記サブレイヤーシートは、縦長で且つ前記吸収性コアより幅狭で、該吸収性コアの幅方向中央部に配置されており、前記サブレイヤーシートの両側縁より外方で且つ前記吸収性コアの上方で、前記表面シートと前記被覆シートとの間又は前記被覆シートの非肌当接面側に、少なくとも該サブレイヤーシートの長手方向一端部から他端部に亘って、接着剤層が設けられており、前記接着剤層は、被塗工面に接着剤が実質的に全面塗工されて設けられている吸収性物品を提供することにより、上記の目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品は、尿等の体液がスムーズに吸収され且つウエットバックが生じにくいものである。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照して説明する。
図1には、本発明の第1実施形態としての使い捨ておむつが示されている。図2は、図1におけるI−I線断面図である。
第1実施形態のおむつ1は、液透過性の表面シート2、液不透過性の裏面シート3、両シート2,3間に介在配置された液保持性の吸収体4、及びおむつ1の厚み方向における、該表面シート2と該吸収体4との間に介在配置されたサブレイヤーシート5を具備し、実質的に縦長に形成されている。
おむつ1は、股下部の両側縁が円弧状に湾曲しており、全体として長手方向中央部が内方に括れた砂時計状の形状となっている。表面シート2及び裏面シート3はそれぞれ、吸収体4の左右両側縁及び前後両端部から外方に延出している。表面シート2は、その幅方向の寸法が、裏面シート3の幅方向の寸法より小さくなっている。
尚、本明細書において、長手方向は、当該部材の長辺と平行な方向であり、おむつ1についていえば、図1において矢標Lで示す方向(おむつ長手方向L)である。また、幅方向は、当該部材の前記長手方向と直交する方向であり、おむつ1についていえば、図1において矢標Sで示す方向(おむつ幅方向S)である。
吸収体4は、実質的に縦長で液保持性の吸収性コア41を液透過性の被覆シート42で被覆して形成されている。吸収体4は、その長手方向をおむつ長手方向Lに一致させて、表面シート2と裏面シート3との間に配されている。吸収体4と裏面シート3との間は、ホットメルト粘着剤等の公知の接合手段がスパイラルパターン等の間欠パターンで塗布され、接合されている。
吸収性コア41は、パルプ繊維や高吸収性ポリマー等の吸収性物質を含んで構成され、実質的に縦長であり、全体として長手方向中央部が括れた形状(砂時計状の形状)を有している。吸収性コア41は、その長手方向の両端面を除き、全体が被覆シート4で被覆されている。被覆シート42は、吸収性コア41を被覆することにより、その保形性を保ち、また、高吸収性ポリマー等の該吸収性コア41の構成成分の脱落を防止するものである。
被覆シート42は、寸法の異なる2枚のシートから構成されている。1枚は、吸収性コア41の長手方向及び幅方向の長さ(ここでいう吸収性コア41の幅方向の長さは、幅方向の最大長さを意味する)と同一寸法の上部被覆シート42aであり、他の1枚は、長手方向の長さは該上部被覆シート42a(吸収性コア41)の長手方向の長さと同一であるが、該上部被覆シート42aより幅広の下部被覆シート42bである。上部被覆シート42aは、吸収性コア41の肌当接面側と対向して配されている。下部被覆シート42bは、吸収性コア41の非肌当接面側と対向して配され、且つ吸収性コア41の両側縁から延出した部分が、該吸収性コア41の肌当接面側を被覆する上部被覆シート42a上に巻き上げられている。上部被覆シート42aと吸収性コア41の肌当接面側との間、及び下部被覆シート42bと吸収性コア41の非肌当接面側との間は、ホットメルト粘着剤等の公知の接合手段がスパイラルパターン等の間欠パターンで塗布され、接合されている。
尚、本明細書において、肌当接面は、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時に着用者の肌側に向けられる面であり、非肌当接面は、平面状に拡げた吸収性物品の両面のうち、着用時にショーツ等の下着側(着用者の肌側とは反対側)に向けられる面である。
サブレイヤーシート5は、不織布から形成されており、実質的に縦長で且つ吸収性コア41より幅狭で、該吸収性コア41の幅方向中央部に配置されている。サブレイヤーシート5の長手方向は、おむつ長手方向Lと一致している。サブレイヤーシート5は、その長手方向の寸法も、吸収性コア41の長手方向の寸法よりも小さくなっている。液吸収性の向上と製造コストの低廉化との両立の観点から、サブレイヤーシート5の幅方向の長さは、吸収性コア41の幅方向の長さに対して50〜80%であることが好ましく、また、サブレイヤーシート5の長手方向の長さは、吸収性コア41の長手方向の長さに対して50〜90%であることが好ましい。尚、この場合、サブレイヤーシート5及び吸収性コア41それぞれの長手方向及び幅方向の長さは、各方向の最大長さを意味する。サブレイヤーシート5と表面シート2との間は、ホットメルト粘着剤等の公知の接合手段がスパイラルパターン等の間欠パターンで塗布され、接合されている。
そして、第1実施形態においては、図2に示すように、サブレイヤーシート5の両側縁5a,5aより外方で且つ吸収性コア41の上方で、表面シート2と被覆シート42(下部被覆シート42b)との間に、少なくともサブレイヤーシート5の長手方向一端部から他端部に亘って、接着剤層6が設けられている。第1実施形態では、該接着剤層6は、吸収性コア41(被覆シート42)の長手方向一端から他端に亘って、即ち、吸収性コア41の長手方向の全長に亘って連続的に設けられている。
接着剤層6は、被塗工面(該接着剤層6の塗設予定箇所)に接着剤が実質的に全面塗工されて設けられている。
ここでいう、「実質的に全面塗工」には、(1)塗工面(前記被塗工面に接着剤が塗工されてなる面)の全面に満遍なく接着剤が塗工されており、接着剤が塗工されていない非塗工部が存在していない塗工状態(ベタ塗工)、及び(2)塗工面に非塗工部が存在しているためベタ塗工ではないが、該塗工面の略全面に接着剤が塗工されている塗工状態(実質ベタ塗工)が含まれる。つまり、「実質的に全面塗工」は、塗工面の全面又は略全面に接着剤が塗工されている塗工状態を意味し、例えばスパイラルパターンのような、非塗工部の存在率が高い間欠塗工パターンで接着剤が塗工されてなる塗工状態は、「実質的に全面塗工」には含まれない。
実質ベタ塗工は、ベタ塗工に比して接着剤の使用量が少ないにもかかわらず、液戻り量の低減効果に優れているという特長がある。ベタ塗工は、非塗工部が全く生じないため、液戻り量の低減効果に特に優れている。
「実質的に全面塗工」を実現し得る具体的な塗工法としては、前記ベタ塗工、前記実質ベタ塗工別に、次のようなものが挙げられる。
ベタ塗工は、塗工装置のコーティングヘッドが被塗工面に接触する接触型塗工法により行なうことができる。好ましい接触型塗工法としては、例えば、スロットコーターを用いた塗工法が挙げられる。該塗工法においては、スロットコーターは常法通りに用いられる。
実質ベタ塗工は、塗工装置のコーティングヘッドが被塗工面に接触しない非接触型塗工法により行なうことができる。好ましい非接触型塗工法としては、例えば、スプレー塗工法、カーテン塗工法が挙げられる。スプレー塗工法は、コーティングヘッドのノズルから、霧状に非接触に被塗工面へと直接塗布する塗工法である。カーテン塗工法は、塗液をコーティングヘッドのノズルから流下して被塗工面へと直接塗布する非接触型の塗工法である。
即ち、接着剤層6は、接触型塗工法(スロットコーターを用いた接触型塗工法)、スプレー塗工法又はカーテン塗工法により設けられることが好ましい。
接着剤層6の坪量(接着剤の固形分換算での塗工量)は、好ましくは3〜25g/m2、更に好ましくは5〜15g/m2である。接着剤層6の坪量が3g/m2未満では液戻り量の低減効果に乏しく、接着剤層6の坪量が25g/m2超では保存状態に置いて、塗布面の裏面よりシミ出して他へ接着のおそれがある。
接着剤層6は、ホットメルト型接着剤からなることが好ましい。該ホットメルト型接着剤としては、この種のおむつにおいて従来用いられている各種のものを用いることができる。好ましいホットメルト型接着剤としては、ゴム系、オレフィン系ホットメルト接着剤が挙げられる。
尚、表面シート2と被覆シート42(下部被覆シート42b)との間に位置する、第1実施形態の接着剤層6を設ける際は、該表面シート2の非肌当接面側に接着剤を塗工してもよく、あるいは該下部被覆シート42bの肌当接面側に接着剤を塗工してもよい。
また、第1実施形態においては、図2に示すように、接着剤層6を介して表面シート2と下部被覆シート42bとの間が接合されているが、両シート2,42b間は接合されていなくてもよい。つまり、両シート2,42b間の相対向する面の一方に接着剤層6が設けられていれば、両シート2,42b間は接合されていなくてもよい。但し、第1実施形態のように両シート2,42b間が接着剤層6を介して接合されている形態の方が、液戻り量の低減に有効である。
第1実施形態のおむつ1によれば、上述した接着剤層6の作用により、良好な液吸収性を維持しつつ、液戻り(ウエットバック)量の低減が図られる。接着剤層6の塗設によって液の吸収体への透過が阻害されないことは、下記表1に示す、下記(液通過時間の評価試験)の結果からも明らかである。即ち、下記表1に示すように、接着剤が前記ベタ塗工又は前記実質ベタ塗工された接着剤塗工部(接着剤層6)を介しての液吸収時間(測定サンプル1〜4)は、接着剤がスパイラルパターンで間欠的に塗工された接着剤塗工部を介しての液吸収時間(測定サンプル5)に比して、遜色のない結果となった。
(液通過時間の評価試験)
図3に示すように、測定サンプルを上下からゴムパッキンを介して、直径35mmの一対のガラス製シリンダーで挟持固定した状態下に、上側のシリンダーに人工尿30gを供給する。人工尿の組成を下記表2に示す。人工尿の供給開始時から、測定サンプルを通過して下側のシリンダーに溜まった人工尿の重量が20gになるまでの時間を測定し、この時間を液通過時間とする。
測定サンプル1〜4は、5.5cm径の被覆シート及び表面シートを用意し、該被覆シートと該表面シートとの間を下記表1に示す塗工法にてホットメルト型接着剤で接合することにより作製した。測定サンプル1〜4において、被覆シートとして台紙を用い、表面シートとして親水性のエアスルー不織布(坪量25g/m)を用い、ホットメルト型接着剤としてゴム系のホットメルトを用いた。また、市販のおむつ(商品名:Kao Merries Premium Baby Diapers、花王台湾社製)における、被覆シート(台紙)と表面シートとがホットメルト型接着剤のスパイラルパターン塗工により接合されてなる積層シートから、5.5cm径の円形サンプルを切り出し、該積層シートの該円形サンプルを測定サンプル5とした。測定時は、測定サンプルを、その被覆シート側が下側のシリンダーと対向するように両シリンダー間にセットした。測定サンプルのみを両シリンダー間にセットした場合(下記表1で、サンプルのみ)、及び測定サンプルと下側シリンダーとの間にろ紙(ADVANTEC(TOYO) FILTER PAPER QUALITATIVE 2 Φ70mm)をセットした場合についてそれぞれ測定した。
Figure 2008149017
Figure 2008149017
以下、第1実施形態のおむつ1について更に説明する。
おむつ1における長手方向の両側には、立体ギャザー形成用の左右一対の弾性部材7,7及びレッグギャザー形成用の左右一対の弾性部材8,8が配されて、立体ギャザー及びレッグギャザーが形成されている。立体ギャザーは、前記弾性部材7を有する立体ギャザー形成用のシート材70から形成されている。立体ギャザー形成用のシート材70は、その一側縁に、前記弾性部材7が一本又は複数本、伸長状態で固定されている。シート材70は、吸収体4の左右両側縁よりも幅方向の外方の位置において、おむつ1の長手方向に沿って表面シート2に接合されており、その接合部71が、立体ギャザーの立ち上がり基端部71となっている。シート材70は、立ち上がり基端部71からおむつ1の幅方向の外方に延出し、その延出部において裏面シート3と接合されている。吸収体4の両側縁それぞれの外方に延出するレッグフラップには、一本又は複数本(第1実施形態においては複数本)の、レッグギャザー形成用の前記弾性部材8が伸長状態で略直線状に配設されている。シート材70は、おむつ長手方向の前後端部72,73において、表面シート2上に接合されている。
第1実施形態のおむつ1は、展開型のおむつであり、長手方向の一方の端部においては、その両側縁部に一対のファスニングテープFTが取り付けられている。また、他方の端部においては、裏面シート3上にランディングテープLTが取り付けられている。
表面シート2としては、この種のおむつにおいて従来用いられている各種のものを用いることができ、尿などの液体を透過させることができるものであれば制限はなく、例えば、合成繊維又は天然繊維からなる織布や不織布、多孔性シート等が挙げられる。表面シート2の一例として、芯成分にポリプロピレンやポリエステル、鞘成分にポリエチレンを用いた、芯鞘構造型(サイドバイサイド型含む)複合繊維をカーディングによりウエブ化した後、エアスルー法によって不織布(この後所定箇所に開孔処理を施しても良い)としたものが挙げられる。また、透液性の高さの点(ドライ感)から、低密度ポリエチレン等のポリオレフィンからなる開孔シートも好ましく用いることができる。
裏面シート3としては、この種のおむつにおいて従来用いられている各種のものを用いることができ、透湿性又は非透湿性の樹脂フィルム、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどの高分子化合物製フィルムや、これと不織布との積層体等が挙げられる。裏面シート3の一例として、熱可塑性樹脂に無機化合物又は有機化合物のフィラーを添加したものを、Tダイやサーキュラーダイから溶融押出してフィルムを形成し、次いで、斯かるフィルムを一軸又は二軸延伸して得た透湿性を有するシートが挙げられる。また、スパンボンド不織布とメルトブロー不織布が複合化されたシート(例えばSM、SMS、SMMSなど)を用いることも通気性と柔軟性の点から好ましい。
吸収体4を構成する吸収性コア41としては、この種のおむつにおいて従来用いられている各種のものを用いることができ、尿などの液吸収性を有するものであればその種類は特に制限されず、例えば高吸収性ポリマー、粉砕パルプ等の吸収性物質を吸収紙や不織布に挟み込んだものなどが挙げられる。高吸収性ポリマーはパルプ中に混合された状態で用いられる他、裏面シート3側に散布したり、層状にして厚み方向中央に挿入したりすることができる。あるいは、公知手段によりポリマーシート化するなどの手段で部分的に配置してもよい。また、吸収体4に合成繊維や架橋処理等をおこなった嵩高パルプ繊維を配合して、液吸収時の圧縮部の復元性を向上させてもよい。また、高吸収性ポリマーは用いなくてもよい。
前記高吸収性ポリマーとしては、この種のおむつにおいて従来用いられている各種のものを用いることができ、例えば、ポリアクリル酸ソーダ、(アクリル酸−ビニルアルコール)共重合体、ポリアクリル酸ソーダ架橋体、(デンプン−アクリル酸)グラフト重合体、(イソブチレン−無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物、ポリアクリル酸カリウム、並びにポリアクリル酸セシウム等が挙げられ、これらの1種を単独で又は2種以上を混合して用いることができる。
吸収体4を構成する被覆シート42(上部被覆シート42a、下部被覆シート42b)としては、この種のおむつにおいて台紙などと称して従来用いられている各種のものを用いることができ、液透過性を有するものが好ましく、例えば、繊維材シートや、穿孔フィルムなどを用いることができる。液の透過が良好な観点から、被覆シート42は親水性の繊維シートからなることが好ましい。親水性の繊維シートとしては、ティッシュペーパー等の紙や各種不織布を用いることができる。不織布としては、コットンやレーヨンなどの親水性繊維からなる不織布や、合成樹脂の繊維に親水化処理を施してなる不織布が挙げられる。具体的には、界面活性剤で処理されたスパンボンド不織布、スパンレース不織布、エアレイド不織布、エアスルー不織布などが挙げられる。被覆シート42の坪量は、好ましくは8〜20g/m2である。
サブレイヤーシート5を構成する不織布としては、例えば、エアスルー不織布、エアレイド不織布、サクションヒートボンド不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、ケミカルボンド不織布等が挙げられる。特に、液透過の観点から、エアスルー不織布、エアレイド不織布、ケミカルボンド不織布が好ましく用いられる。これらの不織布が、疎水性の繊維から構成されている場合には、親水化剤を用いて親水化させることが好ましい。サブレイヤーシート5を構成する不織布の坪量は、20〜80g/m2であることが、装着感を損なわず且つサブレイヤーシートが有する保水性や液拡散性を損なわない点から好ましい。
立体ギャザー形成用のシート材70としては、この種のおむつにおいて従来用いられている各種のものを用いることができ、例えば、撥水性の不織布(サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布、スパンボンドーメルトブローンースパンボンド不織布、スパンボンドーメルトブローンーメルトブローンースパンボンド不織布等)や開孔フィルム等を用いることができる。
第1実施形態のおむつ1は、通常の展開型のおむつと同様に使用できる。このおむつ1は、上述したように、サブレイヤーシート5の両側縁5a,5aより外方で且つ吸収性コア41の上方に接着剤層6が設けられているため、尿等の体液の液戻り(ウエットバック)が生じにくく、液戻り量が少ない。また、接着剤層6があっても、液の吸収体への透過が阻害されず、スムーズに液が吸収される。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上述した第1実施形態のおむつ1と異なる構成部分を主として説明し、同様の構成部分は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない構成部分は、第1実施形態のおむつ1についての説明が適宜適用される。
図4は、本発明の第2実施形態を示す図である。第2実施形態の使い捨ておむつ1は、接着剤層6の形成位置の点でのみ第1実施形態と異なっている。即ち、第2実施形態においては、サブレイヤーシート5の両側縁5a,5aより外方で且つ吸収性コア41の上方で、被覆シート42(下部被覆シート42b)の非肌当接面側に、少なくともサブレイヤーシート5の長手方向一端部から他端部に亘って、接着剤層6が設けられている。接着剤層6は、被塗工面(該接着剤層6の塗設予定箇所)に接着剤が実質的に全面塗工されて設けられている。
第2実施形態の接着剤層6を設ける際は、下部被覆シート42bの非肌当接面側に接着剤を塗工してもよく、あるいは上部被覆シート42aの肌当接面側に接着剤を塗工してもよい。
また、第2実施形態においては、上部被覆シート42aと下部被覆シート42bとの間は接着剤層6を介して接合されていてもよく、接合されていなくてもよい。但し、両シート42a,42b間が接着剤層6を介して接合されている形態の方が、液戻り量の低減に有効である。
上述の如き構成を有する第2実施形態によっても、第1実施形態と同様の効果が奏される。
本発明の吸収性物品は、上述した実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、接着剤層6は、サブレイヤーシート5の両側縁5a,5aより外方で且つ吸収性コア41の上方で、上部被覆シート42aの非肌当接面側に、少なくともサブレイヤーシート5の長手方向一端部から他端部に亘って設けてもよい。この場合、該接着剤層6は、吸収性コア41と当接する。
また、本発明の使い捨ておむつは、パンツ型の使い捨ておむつであってもよい。
以下、本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
〔実施例1〜4、比較例1〕
下記表3に示す接着剤塗工パターン等を用い、図1及び図2に示す使い捨ておむつを作製した。この際、表面シートとして親水性のエアスルー不織布(坪量25g/m2)を用い、裏面シートとして坪量20g/m2のフィルムと坪量15g/m2のSMS不織布とを貼り合わせた複合材を用い、吸収性コアとしてパルプ坪量315g/m2とポリマー坪量290g/m2の混合パットを用い、被覆シートとして坪量16g/m2の台紙を用い、サブレイヤーシートとして親水性のエアスルー不織布(坪量30g/m2)を用い、接着剤としてゴム系のホットメルトを用いた。
〔評価〕
作製した各使い捨ておむつについて、以下の方法により、加圧下における液の吸収時間及びウエットバック量を評価した。これらの結果を下記表3に示す。
1.加圧下における液の吸収時間
使い捨ておむつを平面状に拡げ、表面シートを上に向けて水平面上に固定した。
表面シートとサブレイヤーシートとが積層された部分に重ねるようにして、おむつの表面シート上に、円筒状の注入部の付いたアクリル板をのせ、更にそのアクリル板上に錘をのせ、表面シートとサブレイヤーシートとが積層された部分に対して、2kPa(20gf/cm2)の荷重を加えた。アクリル板に設けられた注入部は、内径36mmの円筒(高さ53mm)状をなし、アクリル板には、長手方向の1/3の部分、幅方向の中心軸に、該円筒状注入部の中心軸線が一致し、該円筒状注入部の内部とアクリル板の表面シート対向面との間を連通する内径36mmの貫通孔が形成されている。
おむつの吸収性コアを覆っている被覆シートの長手方向の腹側部分の先端から140mmの位置にアクリル板の円筒状注入部の中心軸が来るように配置し、人工尿を、円筒状注入部の下部から13mmの位置までの水位にしながら200g注入し、使い捨ておむつに吸収させた。人工尿として、前記表2に示した組成のものを用いた。
200gの全量が使い捨ておむつに吸収されるまでの時間を計測し、これを加圧下における液の吸収時間とした。
2.加圧下におけるウエットバック量
前記1の加圧下における液の吸収時間の測定において、人工尿200gを吸収させた後10分間そのまま放置後、使い捨ておむつ上から、錘及びアクリル板を取り除き、その使い捨ておむつの表面シート上に、吸収紙(4A TOYO Roshi Kaisha LTD. 100mm×100mm)を20枚重ねて置き、更にその上にアクリル平板を載せ、該平板上に更に錘をのせて、表面シートとサブレイヤーとが積層された部分に対して、3.5kPa(35gf/cm2)の荷重を加えた。
その状態で2分間放置した後、吸収紙を取り出し、吸収紙に吸収された人工尿の重量を計測し、その量をウエットバック(液戻り)量とした。このとき同時におむつの表面をさわり、さらっと感の官能評価を行い、〇、△、×として判断した。
〇:さらっとしている
△:湿っている
×:かなり湿っている
Figure 2008149017
本発明の第1実施形態である使い捨ておむつの展開状態における肌当接面側(表面シート側)を、一部破断して示す平面図である。 図1のI−I線断面を模式的に示した断面図である。 液透過時間の測定方法の説明図である。 本発明の第2実施形態の図2相当図である。 従来の使い捨ておむつの展開状態における肌当接面側(表面シート側)を示す平面図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
41 吸収性コア
42 被覆シート
42a 上部被覆シート
42b 下部被覆シート
5 サブレイヤーシート
5a サブレイヤーシートの側縁
6 接着剤層
FT ファスニングテープ
LT ランディングテープ

Claims (4)

  1. 表面シート、裏面シート、両シート間に介在配置された吸収体、及び該表面シートと該吸収体との間に介在配置されたサブレイヤーシートを具備する吸収性物品であって、
    前記吸収体は、液保持性の吸収性コアを液透過性の被覆シートで被覆して形成されており、
    前記サブレイヤーシートは、縦長で且つ前記吸収性コアより幅狭で、該吸収性コアの幅方向中央部に配置されており、
    前記サブレイヤーシートの両側縁より外方で且つ前記吸収性コアの上方で、前記表面シートと前記被覆シートとの間又は前記被覆シートの非肌当接面側に、少なくとも該サブレイヤーシートの長手方向一端部から他端部に亘って、接着剤層が設けられており、
    前記接着剤層は、被塗工面に接着剤が実質的に全面塗工されて設けられている吸収性物品。
  2. 前記接着剤の前記全面塗工が、接触型塗工法、スプレー塗工法又はカーテン塗工法によりなされている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記接着剤層の坪量が3〜25g/m2である請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 前記接着剤層がホットメルト型接着剤からなる請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
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