JP2008145796A - 2次元光学アレイ - Google Patents

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壮一 小林
Toshihisa Suda
俊央 須田
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悠斗 山下
Shigetoshi Sasaki
恵逸 佐々木
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Abstract

【課題】本発明は、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、光学導波部材を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる2次元光学アレイを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る2次元光学アレイは、積層された5枚の平行平板110、及び、平行平板110の間に挟まれた32本の円柱状の光学導波部材120を備える2次元光学アレイ100であって、平行平板110は、隣接する平行平板110に面する平面111,112同士に64個の光学導波部材搭載用溝113が互いに対向するように設けられ、光学導波部材120は、光学導波部材搭載用溝113のそれぞれの内面に接するように配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、光ファイバやロッドレンズを2次元で精密に配置する2次元光学アレイに関する。
従来から、複数の光ファイバが横方向(一次元)に配置された1次元光ファイバアレイ及び複数のロッドレンズが横方向に配置された1次元レンズアレイが、例えば、1次元光ファイバアレイ又は1次元レンズアレイ等の光学アレイ素子同士の接続に使用されている(例えば、特許文献1を参照。)。図15に、従来の1次元光ファイバアレイの斜視図を示した。図15(a)に示すように、1次元光ファイバアレイ90は、基板92a,92bに、それぞれ8個の溝96a,96bが互いに対向するように形成される。2枚の基板92a,92bは、V溝96a,96bのそれぞれの内面で光ファイバ98を挟むように接着される。(図15(b)を参照。)。
近年、複数の光ファイバが縦方向及び横方向(2次元)に配置された2次元光ファイバアレイが使用されている。図16に、従来の2次元光ファイバアレイの斜視図を示した。2次元光ファイバアレイ91は、1次元光ファイバアレイ90a,90b,90cを縦方向に3個重ねたものであり、24本の光ファイバ98を備える。ここで、2次元光ファイバアレイ91同士を接続させたときの挿入損失を少なくするため、2次元光ファイバアレイ91は、全ての光ファイバ98が所定の位置に配置されている必要がある。このため、位置決め板等の位置決め手段を用いて光ファイバを所定の位置に配置する技術が開示されている。(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平5−264841 特開2002−250835
しかし、特許文献2で開示された技術では、2次元光ファイバアレイの外部に精密な位置決め手段を設ける必要があり、2次元光ファイバアレイの部品数が増加する。また、位置決め手段は、2次元光ファイバアレイと同程度の精度で製作しなければならない。以上から、特許文献2で開示された技術では、光学導波部材を容易に所定の位置に配置できない問題がある。
本発明は、前記課題を解決するため、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、光学導波部材を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる2次元光学アレイを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る2次元光学アレイは、隣接する平行平板の平面同士に光学導波部材搭載用溝が互いに対向するように設けられていることを特徴とする。
具体的には、本発明に係る2次元光学アレイは、積層された複数の平行平板、及び、前記平行平板の間に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える2次元光学アレイであって、前記平行平板は、隣接する前記平行平板に面する平面同士に複数の光学導波部材搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝のそれぞれの内面に接するように配置されていることを特徴とする。
ここで、前記平行平板とは、対向する平面が平行な平板をいう。
上記の2次元光学アレイは、前記光学導波部材搭載用溝のそれぞれの内面に前記光学導波部材が接するように前記平行平板が積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、前記光学導波部材を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。さらに、上記の2次元光学アレイは、前記平行平板の枚数を少なくすることで小型化及び低コスト化を図ることができる。
上記課題を解決するため、本発明に係る2次元光学アレイは、隣接する平行平板の一方の平面に光学導波部材搭載用溝が設けられ、隣接する平行平板の平面同士に棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられていることを特徴とする。
具体的には、本発明に係る2次元光学アレイは、積層された複数の平行平板、及び、前記平行平板の間に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える2次元光学アレイであって、前記平行平板は、隣接する前記平行平板に面する平面同士の一方に複数の光学導波部材搭載用溝が隣接する前記平行平板に面する平面同士の他方に対向するように設けられ、隣接する前記平行平板に面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の棒状体が配置され、前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝の内面及び隣接する前記平行平板に面する平面同士の他方に接するように配置されていることを特徴とする。
上記の2次元光学アレイは、前記棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に前記棒状体が接するように前記平行平板が積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、前記光学導波部材を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。さらに、上記の2次元光学アレイは、前記平行平板の数を少なくすることで小型化及び低コスト化を図ることができ、前記光学導波部材搭載用溝を前記平行平板の平面の一方のみに設けることで製造を容易とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る2次元光学アレイは、1次元光学アレイの2枚の平行平板に光学導波部材搭載用溝が互いに対向するように設けられ、隣接する1次元光学アレイに棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられていることを特徴とする。
具体的には、本発明に係る2次元光学アレイは、2枚の平行平板、及び、前記2枚の平行平板に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える1次元光学アレイが複数積層された2次元光学アレイであって、前記1次元光学アレイは、前記2枚の平行平板が面する平面同士に複数の光学導波部材搭載用溝が互いに対向するように設けられ、隣接する前記1次元光学アレイの前記平行平板に面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の棒状体が配置され、前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝のそれぞれの内面に接するように配置されていることを特徴とする。
上記の2次元光学アレイは、前記光学導波部材搭載用溝のそれぞれの内面に接するように前記2枚の平行平板が前記光学導波部材を挟み、かつ、前記棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に前記棒状体が接するように前記1次元光学アレイが積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、前記光学導波部材を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。
上記課題を解決するため、本発明に係る2次元光学アレイは、1次元光学アレイの2枚の平行平板の一方に光学導波部材搭載用溝が設けられ、1次元光学アレイの2枚の平行平板に第1の棒状体搭載用溝が対向するように設けられ、隣接する1次元光学アレイに第2の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられていることを特徴とする。
具体的には、本発明に係る2次元光学アレイは、2枚の平行平板、及び、前記2枚の平行平板に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える1次元光学アレイが複数積層された2次元光学アレイであって、前記1次元光学アレイは、前記2枚の平行平板のうちの一方の平行平板の平面に光学導波部材搭載用溝が前記2枚の平行平板のうちの他方の平行平板の平面に対向するように設けられ、前記2枚の平行平板が面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の第1の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記第1の棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の第1の棒状体が配置され、隣接する前記1次元光学アレイの前記平行平板に面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の第2の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記第2の棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の第2の棒状体が配置され、前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝の内面及び前記2枚の平行平板のうちの他方の平行平板の平面に接するように配置されていることを特徴とする。
上記の2次元光学アレイは、前記第1の棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に前記第1の棒状体が接するように前記2枚の平行平板が前記光学導波部材を挟み、かつ、前記第2の棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に前記第2の棒状体が接するように前記1次元光学アレイが積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、前記光学導波部材を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。さらに、上記の2次元光学アレイは、前記光学導波部材搭載用溝を前記平行平板の平面の一方のみに設けることで製造を容易とする。
本発明に係る2次元光学アレイでは、隣接する前記平行平板に面する平面同士に、少なくとも1以上の光ファイバ搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記光ファイバ搭載用溝のそれぞれの内面に接するように光ファイバが配置されていることが好ましい。
上記の2次元光学アレイは、前記光ファイバを用いて光を伝搬させ、入射光又は出射光を用いた位置合わせが可能となる。
本発明に係る2次元光学アレイでは、前記棒状体は、少なくとも一部が光ファイバ又はロッドレンズであることが好ましい。
上記の2次元光学アレイは、前記棒状体を用いて光を伝搬させ、入射光又は出射光を用いた位置合わせが可能となる。
本発明に係る2次元光学アレイでは、前記光学導波部材は、少なくとも一部が屈折率分布型ロッドレンズであり、前記屈折率分布型ロッドレンズは、長軸方向の長さが前記屈折率分布型ロッドレンズを通過する光に対してn+4分の1ピッチ以上n+2分の1ピッチ以下であることが好ましい(但し、nは0又は正整数)。
上記の2次元光学アレイは、前記屈折率分布型ロッドレンズから出射した光の径が、一定の距離を隔ててから最大となるので、挿入損失が増加しにくい。
本発明に係る2次元光学アレイでは、対向して接続される側の端面が、前記光学導波部材の光軸に対して垂直な面から所定の角度だけ傾斜していることが好ましい。
上記の2次元光学アレイは、反射減衰量を抑制することができる。
本発明は、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、光学導波部材を精密、かつ、容易に配置することができる2次元光学アレイを提供することができる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。また、同一部材及び同一部位には同一符号を付した。
(第1実施形態)
図1に、第1実施形態に係る2次元光学アレイの斜視図を示した。2次元光学アレイ100は、例えば、5枚の平行平板110a,110b,110c,110d,110e及び32本の光学導波部材120を備える。平行平板110としては、例えば、石英ガラス基板、シリコン基板又はパイレックス(登録商標)基板がある。光学導波部材120は、マルチモードグレーデットインデックス型光ファイバであることが好ましい。また、光学導波部材120は、シングルモード型光ファイバ又は一方の端面に光ファイバが接続されたロッドレンズであっても良い。なお、平行平板110の枚数及び光学導波部材120の本数は、上記に制限されない。
図2に、第1実施形態に係る2次元光学アレイの正面図を示した。第1実施形態に係る2次元光学アレイは、積層された5枚の平行平板110、及び、平行平板110の間に挟まれた32本の円柱状の光学導波部材120を備える2次元光学アレイ100であって、平行平板110は、隣接する平行平板110に面する平面111,112同士に64個の光学導波部材搭載用溝113が互いに対向するように設けられ、光学導波部材120は、光学導波部材搭載用溝113のそれぞれの内面に接するように配置されている。図2では、光学導波部材120として、コア径185μm及びクラッド径230μmのマルチモードグレーデットインデックス型光ファイバを用いている。なお、図2では、一部の符号を省略した。
平行平板110a,110bの平面112a,111bに、それぞれ8個の光学導波部材搭載用溝113a,113bが、互いに対向するように形成される。また、平行平板110b,110cの平面112b,111cに、それぞれ8個の光学導波部材搭載用溝113b,113cが、互いに対向するように形成される。なお、平行平板110aの平面119の側には光学導波部材120が配置されないため、平行平板110aの平面119に光学導波部材搭載用溝113を形成しなくとも良い。
図2に示すように、光学導波部材搭載用溝113は、例えば、断面の形状がV字形状である。また、光学導波部材搭載用溝113は、断面の形状がU字形状、逆台形の形状又は矩形の形状であっても良く、以後も同様である(不図示)。光学導波部材搭載用溝113は、例えば、平行平板110が石英ガラス基板又はパイレックス(登録商標)基板であれば研削して形成し、或いは、平行平板110がシリコン基板であればエッチングして形成する。通常、光学導波部材搭載用溝113は、溝の深さ及び溝の形状が等しく、同一の平面111,112に位置する光学導波部材搭載用溝113同士の間隔が略一定となるように形成される。このようにして、光学導波部材搭載用溝113に配置される光学導波部材120が、縦方向及び横方向に整列される。
一方、光学導波部材120が所定の位置に配置されていないと、2次元光学アレイ100と2次元光ファイバアレイ等の光学アレイ素子とを接続したとき、或いは、2次元光学アレイ100同士を接続したとき、挿入損失が増大する原因となる。さらに、光学導波部材120が、これを挟んでいる平行平板110から強い応力を受ける場合がある。このとき、光学導波部材120の屈折率が変化して又は光学導波部材120が破損して、2次元光学アレイ100の光学特性が悪化することがある。また、2次元光学アレイ100の全ての光学導波部材120は、光学アレイ素子に接続される側の端面が同一面上(不図示)に位置することが好ましい。光学導波部材120の光学アレイ素子に接続される側の端面が上記の同一面上に位置していないと、光学導波部材120の挿入損失が増加する原因となる。
ここで、光学導波部材120が所定の位置に配置されるとは、仕様又は規格で定められた位置に光学導波部材120が配置されることであり、例えば、光学導波部材120同士の光軸の間隔が127μmや250μmとなるように配置されることである。
平行平板110は、例えば、紫外線を照射することで硬化する紫外線接着剤(UV接着剤)又はシリコン樹脂接着剤等の接着剤を用いて接着される。以上のようにして、第1実施形態に係る2次元光学アレイを得ることができる。
図2に示すように、光学導波部材搭載用溝113は、光学導波部材120を所定の位置に配置し、かつ、隣接する平行平板110同士のずれを防止する役割を有する。従って、2次元光学アレイ100は、光学導波部材搭載用溝113のそれぞれの内面に光学導波部材120が接するように平行平板110が積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、光学導波部材120を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。さらに、2次元光学アレイ100は、平行平板110の両平面111,112の側に光学導波部材120を配置することで光学導波部材120の本数に対する平行平板110の枚数を少なくでき、小型化及び低コスト化を図ることができる。
図3に、光ファイバ搭載用溝及び光ファイバを備える第1実施形態に係る2次元光学アレイの正面図を示した。なお、図3では、一部の符号を省略している。第1実施形態に係る2次元光学アレイでは、隣接する平行平板110に面する平面111,112同士に、8個の光ファイバ搭載用溝114が互いに対向するように設けられ、光ファイバ搭載用溝114のそれぞれの内面に接するように光ファイバ130が配置されていることが好ましい。図3では、光ファイバ130として、コア径9μm及びクラッド径125μmのシングルモード光ファイバを用いている。また、光ファイバ130は、シングルモード型光ファイバであることが好ましい(不図示)。
平行平板110a,110bの平面112a,111bに、それぞれの2個の光ファイバ搭載用溝114a、114bが、互いに対向するように設けられる。また、平行平板110d,110eの平面112d,111eに、それぞれ2個の光ファイバ搭載用溝114d、114eが、互いに対向するように設けられる。このように、光ファイバ搭載用溝114が2次元光学アレイ100の4隅に設けられ、それぞれに光ファイバ130が配置されることがより好ましい。図3に示すように、光ファイバ搭載用溝114は、例えば、断面の形状がV字形状である。また、光ファイバ搭載用溝114は、断面の形状がU字形状、逆台形の形状又は矩形の形状であっても良く、以後も同様である(不図示)。光ファイバ130は、例えば、光軸を合せて位置合わせを行うためのものである。光ファイバ130の本数が多いほど、位置合わせの精度が高くなるためである。なお、光ファイバ130の配置は、図3に制限されない。例えば、2次元光学アレイ100は、1対の光ファイバ搭載用溝114が隣接する平行平板110に面する平面111,112のいずれかに設けられ、1本の光ファイバ130が配置されても良い(不図示)。また、2次元光学アレイ100を正面視した際に2対の光ファイバ搭載用溝114が対角線上に位置するように設けられ、2本の光ファイバ130が配置されることが好ましい(不図示)。2次元光学アレイ100の光ファイバ130とこれに対向する光学アレイ素子の光ファイバ(不図示)との間の挿入損失が最小となるように2次元光学アレイ100と当該光学アレイ素子とを接続すれば、位置合わせが容易にできる。
2次元光学アレイ100a,100b同士を接続する場合を例として、第1実施形態に係る2次元光学アレイの接続方法について説明する。図4に、2個の2次元光学アレイ100a,100bの斜視図を示した。図4の2次元光学アレイ100a,100bは、同一の形状である。なお、2次元光学アレイ100a,100bは、それぞれ光ファイバ130を4本備える。2次元光学アレイ100a,100b同士を接続した際、2次元光学アレイ100aの光学導波部材120の光軸と2次元光学アレイ100bの光学導波部材120の光軸とが一致するように、2次元光学アレイ100a,100bの光学導波部材120が配置されている。また、2次元光学アレイ100a,100b同士を接続した際、2次元光学アレイ100aの光ファイバ130の光軸と2次元光学アレイ100bの光ファイバ130の光軸とが一致するように、2次元光学アレイ100a,100bの光ファイバ130が配置されている。
図5に、2個の2次元光学アレイ100a,100bの位置を調整している際の斜視図を示した。なお、図5では、横方向を符号X、縦方向を符号Y及び回転方向を符号Rで示した。2次元光学アレイ100aの光学導波部材120の光軸と2次元光学アレイ100bの光学導波部材120の光軸とが一致するように、2次元光学アレイ100a,100bを横方向X、縦方向Y又は回転方向Rに動かす。このようにして、2次元光学アレイ100a,100bの位置を調整し、2次元光学アレイ100a,100b同士を接続する。
第1実施形態に係る2次元光学アレイでは、対向して接続される側の端面が、光学導波部材120の光軸に対して垂直な面から所定の角度だけ傾斜していることが好ましい(不図示)。2個の2次元光学アレイ100a,100bは、平行平板及び光学導波部材120の接続する側の端面が、例えば、光学導波部材120の光軸に対して垂直な面から8度傾斜する。これによって、2次元光学アレイ100a,100bは、反射減衰量を抑制することができる。なお、以後の各実施形態において、第1実施形態と同様に斜め研磨しても良く、棒状体を備える場合は棒状体も斜め研磨して良い。
図6に、2個の2次元光学アレイ100a,100b同士が接続された際の斜視図を示した。2次元光学アレイ100aの光学導波部材120の光軸と2次元光学アレイ100bの光学導波部材120の光軸とが一致するように、2次元光学アレイ100a,100b同士が接続されている。また、光ファイバ130aと光ファイバ130eとの光軸が一致、光ファイバ130bと光ファイバ130fとの光軸が一致、及び、光ファイバ130dと光ファイバ130hとの光軸が一致している。例えば、光ファイバ130a,130b,130c,130dの側に光源を接続し、光ファイバ130e,130f,130g,130hの側に光測定器を接続する。光ファイバ130a,130b,130c,130dの側から入射する光の強度と光ファイバ130e,130f,130g,130hの側から出射する光の強度との差から挿入損失が求められる。ここで、挿入損失が大きい場合は軸ずれ量が大きい可能性が高く、2次元光学アレイ100a,100bの位置を再調整することが好ましい。なお、2次元光学アレイ100の接続方法は、上記に限定されない。
図7に、第1実施形態に係る2次元光学アレイ同士を接続した際の挿入損失と軸ずれ量との関係をグラフに示した。図7では、光学導波部材としてマルチモードグレーデットインデックス型光ファイバを使用し、光学導波部材に屈折率分布型ロッドレンズと同様の機能を持たせている。図7に示すように、+−5μm以内の軸ずれ量であれば、挿入損失を小さく抑えることができる。
図8に、第1実施形態に係る2次元光学アレイ同士を接続した際の挿入損失と空気伝搬距離との関係をグラフに示した。図8では、光学導波部材としてマルチモードグレーデットインデックス型光ファイバを使用し、光学導波部材に屈折率分布型ロッドレンズと同様の機能を持たせている。図8から、空気伝搬距離が600〜1200μmの間で挿入損失が小さくなることがわかる。
図9に、第1実施形態に係る2次元光学アレイのニアフィールドパターンをグラフに示した。図9には、光の横の座標を実線で、光の縦の座標を破線で示した。図9から、光学導波部材の光軸(座標が0μm)で出力が最も高く、光学導波部材の光軸から離れるほど出力が低下することがわかる。
図10に、図2のA−A’の縦断面概念図を示した。第1実施形態に係る2次元光学アレイでは、光学導波部材120は、少なくとも一部が屈折率分布型ロッドレンズであり、前記屈折率分布型ロッドレンズは、長軸方向の長さが屈折率分布型ロッドレンズ121を通過する光に対してn+4分の1ピッチ以上n+2分の1ピッチ以下であることが好ましい(但し、nは0又は正整数)。例えば、n=1とすると、屈折率分布型ロッドレンズ121の長軸方向の長さは、1+4分の1ピッチ以上1+2分の1ピッチ以下となる。図10では、例えば、屈折率分布型ロッドレンズ121の長軸方向の長さが屈折率分布型ロッドレンズ121を通過する光に対して4分の1ピッチとなる距離を符号L及び屈折率分布型ロッドレンズ121を通過する光を一点鎖線で示した。屈折率分布型ロッドレンズ121は、例えば、平行平板110a,110bで挟まれ、一方の端面が光ファイバ122と接続される。図10に示すように、屈折率分布型ロッドレンズ121を通過する光は、屈折率分布型ロッドレンズ121が有する屈折率分布により蛇行し、その径が距離Lで最大となる。これによって、2次元光学アレイに対向する光学アレイ素子が備える光ファイバに集光することが容易になり、光学導波部材120が所定の位置から多少ずれて配置されてしまった場合であっても、挿入損失が増加しにくい。
屈折率分布型ロッドレンズ121の長軸方向の長さを距離L以上とすると、屈折率分布型ロッドレンズ121から出射した光は、収束することになる。この状態で、対向する2次元光学アレイ同士の間に光フィルター等の光学素子を配置しても、2次元光学アレイ同士の挿入損失を小さくすることができる。実際には、屈折率分布型ロッドレンズ121の長軸方向の長さが屈折率分布型ロッドレンズ121を通過する光に対してn+4分の1ピッチ以上n+2分の1ピッチ以下であれば、2次元光学アレイ同士の挿入損失を小さくできることが判明した。
図11に、第1実施形態に係る2次元光学アレイ同士を接続した際の挿入損失と空気伝搬距離との関係を屈折率分布型ロッドレンズの長軸方向の長さをパラメータとして示す。図11では、対向する屈折率分布型ロッドレンズの長軸方向の長さは同じである。図11より、挿入損失を最小にするために、屈折率分布型ロッドレンズ同士をどのくらいの距離で対向させればよいのかわかる。長軸方向の長さが740μmの屈折率分布型ロッドレンズ同士を対向させる場合、空気伝搬距離が短くなるほど挿入損失が低下することがわかる。すなわち、対向する屈折率分布型ロッドレンズ同士の間に光学素子を配置すると、挿入損失が増加してしまう。一方、長軸方向の長さが800μmの屈折率分布型ロッドレンズ同士を対向させる場合、空気伝搬距離が1500μmで挿入損失が最小となるため、屈折率分布型ロッドレンズ同士の間が1500μm程度で挿入損失が増加しないことがわかる。また、長軸方向の長さが840μmの屈折率分布型ロッドレンズ同士を対向させる場合、挿入損失が最小となる1800μmにおいて、他の屈折率分布型ロッドレンズと比較して挿入損失が最小であることがわかる。
(第2実施形態)
第2実施形態に係る2次元光学アレイについて、第1実施形態に係る2次元光学アレイと異なる点を中心に説明する。図12に、第2実施形態に係る2次元光学アレイの正面図を示した。第2実施形態に係る2次元光学アレイは、積層された5枚の平行平板210、及び、平行平板210の間に挟まれた32本の円柱状の光学導波部材220を備える2次元光学アレイ200であって、平行平板210は、隣接する平行平板210に面する平面211,212同士の一方211に32個の光学導波部材搭載用溝213が隣接する平行平板210に面する平面211,212同士の他方212に対向するように設けられ、隣接する平行平板210に面する平面211,212同士に8個の棒状体搭載用溝214が互いに対向するように設けられ、棒状体搭載用溝214のそれぞれの内面に接するように円柱状の棒状体240が配置され、光学導波部材220は、光学導波部材搭載用溝213の内面及び隣接する平行平板210に面する平面211,212同士の他方212に接するように配置されている。なお、図12では、一部の符号を省略している。
平行平板210bの平面211bに、8個の光学導波部材搭載用溝213bが、平行平板210aの平面211bに対向するように形成される。平行平板210a,210bに面する平面212a,211bに、それぞれ2個の棒状体搭載用溝214a、214bが、互いに対向するように形成される。また、平行平板210cの平面211cに、8個の光学導波部材搭載用溝213cが、平行平板210bの平面212bに対向するように形成される。隣接する平行平板210b,210cに面する平面211c,212bに、それぞれ2個の棒状体搭載用溝214b、214cが、互いに対向するように形成される。図12に示すように、棒状体搭載用溝214は、例えば、断面の形状がV字形状である。また、棒状体搭載用溝214は、断面の形状がU字形状、逆台形の形状又は矩形の形状であっても良く、以後も同様である(不図示)。なお、平行平板210aの平面219の側には光学導波部材220が配置されないので、平行平板210aの平面212a,219に光学導波部材搭載用溝213を形成しなくとも良い。
第2実施形態に係る2次元光学アレイでは、棒状体240は、少なくとも一部が光ファイバ又はロッドレンズであることが好ましい。図12では、棒状体240として、コア径185μm及びクラッド径230μmのマルチモードグレーデットインデックス型光ファイバを用いている。2次元光学アレイ200は、棒状体240を用いて光を伝搬させ、入射光又は出射光を用いた位置合わせが可能となる。また、棒状体240として、円柱状の棒を用いても良い。このとき、棒状体240は、平行平板210との熱膨張率の差が少ない材料を用いることが好ましく、平行平板210と略同じ熱膨張率を有する材料、例えば、石英ガラス、シリコン又はパイレックス(登録商標)を用いることがより好ましい。平行平板210と棒状体240との熱膨張率の差が大きいと、気温の上昇に伴って平行平板210及び棒状体240に応力が強く加わり、平行平板210及び棒状体240が破損する可能性が高くなる。
図12に示すように、光学導波部材搭載用溝213は、光学導波部材220を所定の位置に配置する役割を有する。また、棒状体搭載用溝214は、隣接する平行平板210同士のずれを防止する役割を有する。従って、2次元光学アレイ200は、棒状体搭載用溝214のそれぞれの内面に棒状体240が接するように平行平板210が積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、光学導波部材220を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。さらに、2次元光学アレイ200は、平行平板210の両平面211,212の側に光学導波部材220を配置することで光学導波部材220の本数に対する平行平板210の枚数を少なくし、小型化及び低コスト化を図ることができる。また、光学導波部材搭載用溝213を平行平板210の平面211,212の一方のみに設けることで製造を容易とする。
(第3実施形態)
第3実施形態に係る2次元光学アレイについて、第1実施形態に係る2次元光学アレイと異なる点を中心に説明する。図13に、第3実施形態に係る2次元光学アレイの正面図を示した。第3実施形態に係る2次元光学アレイは、2枚の平行平板310、及び、2枚の平行平板310に挟まれた8本の円柱状の光学導波部材320を備える1次元光学アレイ301が4枚積層された2次元光学アレイ300であって、1次元光学アレイ301は、2枚の平行平板310が面する平面311,312同士に64個の光学導波部材搭載用溝313が互いに対向するように設けられ、隣接する1次元光学アレイ301の平行平板310に面する平面311,312同士に12個の棒状体搭載用溝314が互いに対向するように設けられ、棒状体搭載用溝314のそれぞれの内面に接するように円柱状の棒状体340が配置され、光学導波部材320は、光学導波部材搭載用溝313のそれぞれの内面に接するように配置されていることを特徴とする。なお、図13では、一部の符号を省略している。
平行平板310a,310bが面する平面312a,311bに、それぞれ8個の光学導波部材搭載用溝313a,313bが、互いに対向するように設けられる。1次元光学アレイ301a,301cの平行平板310b,310cに面する平面312b,311cに、それぞれ2個の棒状体搭載用溝314b、314cが、互いに対向するように設けられる。また、平行平板310c,310dが面する平面312c,311dに、それぞれ8個の光学導波部材搭載用溝313c,313dが、互いに対向するように設けられる。なお、平行平板310aの平面319の側には1次元光学アレイ301が配置されないので、平行平板310aの平面319に棒状体搭載用溝314を形成しなくとも良い。
第3実施形態に係る2次元光学アレイでは、棒状体340は、少なくとも一部が光ファイバ又はロッドレンズであることが好ましい。図13では、棒状体340として、コア径9μm及びクラッド径125μmのシングルモード光ファイバを用いている。2次元光学アレイ300は、棒状体340を用いて光を伝搬させ、入射光又は出射光を用いた位置合わせが可能となる。また、棒状体340として、第2実施形態における円柱状の棒と同様のものを用いても良い。
図13に示すように、光学導波部材搭載用溝313は、光学導波部材320を所定の位置に配置し、かつ、1次元光学アレイ301の2枚の平行平板310のずれを防止する役割を有する。また、棒状体搭載用溝314は、1次元光学アレイ301同士のずれを防止する役割を有する。従って、2次元光学アレイ300は、光学導波部材搭載用溝313のそれぞれの内面に接するように2枚の平行平板310が光学導波部材320を挟み、かつ、棒状体搭載用溝314のそれぞれの内面に棒状体340が接するように1次元光学アレイ301が積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、光学導波部材320を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態に係る2次元光学アレイについて、第1実施形態に係る2次元光学アレイと異なる点を中心に説明する。図14に、第4実施形態に係る2次元光学アレイの正面図を示した。第4実施形態に係る2次元光学アレイは、2枚の平行平板410、及び、2枚の平行平板410に挟まれた8本の円柱状の光学導波部材420を備える1次元光学アレイ401が4枚積層された2次元光学アレイ400であって、1次元光学アレイ401は、2枚の平行平板410のうちの一方の平行平板410の平面411に光学導波部材搭載用溝413が2枚の平行平板410のうちの他方の平行平板410の平面412に対向するように設けられ、2枚の平行平板410が面する平面411,412同士に16個の第1の棒状体搭載用溝414が互いに対向するように設けられ、第1の棒状体搭載用溝414のそれぞれの内面に接するように円柱状の第1の棒状体440が配置され、隣接する1次元光学アレイ401の平行平板410に面する平面411,412同士に12個の第2の棒状体搭載用溝415が互いに対向するように設けられ、第2の棒状体搭載用溝415のそれぞれの内面に接するように円柱状の第2の棒状体450が配置され、光学導波部材420は、光学導波部材搭載用溝413の内面及び2枚の平行平板410のうち他方の平行平板410の平面412に接するように配置されていることを特徴とする。
平行平板410bの平面411bに、8個の光学導波部材搭載用溝413bが、平行平板410aの平面412bに対向するように設けられる。平行平板410a,410bが面する平面412a,411bに、それぞれ2個の第1の棒状体搭載用溝414a,414bが、互いに対向するように設けられる。1次元光学アレイ401a,401cの平行平板410b,410cに面する平面411c,412bに、それぞれ2個の第2の棒状体搭載用溝415b、415cが、互いに対向するように設けられる。また、平行平板410dの平面411dに、8個の光学導波部材搭載用溝413dが、平行平板410cの平面412cに対向するように設けられる。平行平板410c,410dが面する平面412c,411dに、それぞれ2個の第1の棒状体搭載用溝414c,414dが、互いに対向するように設けられる。図14に示すように、第1の棒状体440及び第2の棒状体450は、例えば、断面の形状がV字形状である。また、第1の棒状体440及び第2の棒状体450は、断面の形状がU字形状、逆台形の形状又は矩形の形状であっても良く、以後も同様である(不図示)。なお、平行平板410aの平面419の側には1次元光学アレイ401が配置されないので、平行平板410aの平面419に第2の棒状体搭載用溝415を形成しなくとも良い。
第4実施形態に係る2次元光学アレイでは、第1の棒状体440及び第2の棒状体450は、少なくとも一部が光ファイバ又はロッドレンズであることが好ましい。図14では、第1の棒状体440として、コア径185μm及びクラッド径230μmのマルチモードグレーデットインデックス型光ファイバを用いている。ここで、第1の棒状体440は、少なくとも1本をシングルモード型光ファイバとすることがより好ましい(不図示)。また、第2の棒状体450として、コア径9μm及びクラッド径125μmのシングルモード光ファイバを用いている。2次元光学アレイ400は、第1の棒状体440及び第2の棒状体450を用いて光を伝搬させ、入射光又は出射光を用いた位置合わせが可能となる。また、第1の棒状体440及び第2の棒状体450として、第2実施形態における円柱状の棒と同様のものを用いても良い。
図14に示すように、光学導波部材搭載用溝413は、光学導波部材420を所定の位置に配置する役割を有する。また、第1の棒状体搭載用溝414は、1次元光学アレイ401の2枚の平行平板410のずれを防止する役割を有する。さらに、第2の棒状体搭載用溝415は、1次元光学アレイ401同士のずれを防止する役割を有する。よって、2次元光学アレイ400は、第1の棒状体搭載用溝414のそれぞれの内面に第1の棒状体440が接するように2枚の平行平板410が光学導波部材420を挟み、かつ、第2の棒状体搭載用溝415のそれぞれの内面に第2の棒状体450が接するように1次元光学アレイ410が積層されることで、外部に精密な位置決め手段を設けることなく、光学導波部材420を精密、かつ、容易に所定の位置に配置することができる。さらに、2次元光学アレイ400は、光学導波部材搭載用溝413を平行平板410の平面411,412の一方のみに設けることで製造を容易とする。
本発明に係る2次元光学アレイは、導波路型スプリッタ、AWG、光スイッチ、レンズアレイ、光ファイバアレイ及びコリメータアレイとして利用することができる。
第1実施形態に係る2次元光学アレイの斜視図である。 第1実施形態に係る2次元光学アレイの正面図である。 光ファイバ搭載用溝及び光ファイバを備える第1実施形態に係る2次元光学アレイの正面図である。 2個の2次元光学アレイの斜視図である。 2個の2次元光学アレイの位置を調整している際の斜視図である。 2個の2次元光学アレイが接続された際の斜視図である。 第1実施形態に係る2次元光学アレイ同士を接続した際の挿入損失と軸ずれ量との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る2次元光学アレイ同士を接続した際の挿入損失と空気伝搬距離との関係を示すグラフである。 第1実施形態に係る2次元光学アレイのニアフィールドパターンを示すグラフである。 図2のA−A’の縦断面概念図を示した。 第1実施形態に係る2次元光学アレイ同士を接続した際の挿入損失と空気伝搬距離との関係を示すグラフである。 第2実施形態に係る2次元光学アレイの正面図である。 第3実施形態に係る2次元光学アレイの正面図である。 第4実施形態に係る2次元光学アレイの正面図である。 従来の1次元光ファイバアレイの斜視図であり、(a)は基板を接着する前であり、(b)は基板を接着した後である。 従来の2次元光ファイバアレイの斜視図である。
符号の説明
90,90a,90b,90c 1次元光ファイバアレイ
91 2次元光ファイバアレイ
92a,92b 基板
96a,96b V溝
98 光ファイバ
100、100a、100b 2次元光学アレイ
110、110a、110b、110c、110d、110e 平行平板
111、111b、111c、112、112a、112b、119 平面
113、113a、113b、113c 光学導波部材搭載用溝
114、114a、114b,114d,114e 光ファイバ搭載用溝
120 光学導波部材
121 屈折分布型ロッドレンズ
122 光ファイバ
130、130a,130b、130c、130d、130e、130f、130g、130h 光ファイバ
200 2次元光学アレイ
210、210a、210b、210c 平行平板
211、211b、211c、212、212a、212b、219 平面
213、213b、213c 光学導波部材搭載用溝
214、214a、214b、214c 棒状体搭載用溝
220 光学導波部材
240 棒状体
300 2次元光学アレイ
301、301a、301c 1次元光学アレイ
310、310a、310b、310c、310d 平行平板
311、311b、311c、311d、312、312a、312b、312c、319 平面
313、313a、313b、313c、313d 光学導波部材搭載用溝
314、314b、314c 棒状体搭載用溝
320 光学導波部材
340 棒状体
400 2次元光学アレイ
401、401a、401c 1次元光学アレイ
410、410a、410b、410c、410d 平行平板
411、411b、411c、411d、412、412a、412b、412c、419 平面
413、413b、413d 光学導波部材搭載用溝
414、414a、414b、414c、414d 第1の棒状体搭載用溝
415、415b、415c 第2の棒状体搭載用溝
420 光学導波部材
440 第1の棒状体
450 第2の棒状体
L 距離
X 横方向
Y 縦方向
R 回転方向

Claims (8)

  1. 積層された複数の平行平板、及び、前記平行平板の間に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える2次元光学アレイであって、
    前記平行平板は、隣接する前記平行平板に面する平面同士に複数の光学導波部材搭載用溝が互いに対向するように設けられ、
    前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝のそれぞれの内面に接するように配置されていることを特徴とする2次元光学アレイ。
  2. 積層された複数の平行平板、及び、前記平行平板の間に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える2次元光学アレイであって、
    前記平行平板は、隣接する前記平行平板に面する平面同士の一方に複数の光学導波部材搭載用溝が隣接する前記平行平板に面する平面同士の他方に対向するように設けられ、隣接する前記平行平板に面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の棒状体が配置され、
    前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝の内面及び隣接する前記平行平板に面する平面同士の他方に接するように配置されていることを特徴とする2次元光学アレイ。
  3. 2枚の平行平板、及び、前記2枚の平行平板に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える1次元光学アレイが複数積層された2次元光学アレイであって、
    前記1次元光学アレイは、前記2枚の平行平板が面する平面同士に複数の光学導波部材搭載用溝が互いに対向するように設けられ、隣接する前記1次元光学アレイの前記平行平板に面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の棒状体が配置され、
    前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝のそれぞれの内面に接するように配置されていることを特徴とする2次元光学アレイ。
  4. 2枚の平行平板、及び、前記2枚の平行平板に挟まれた複数の円柱状の光学導波部材を備える1次元光学アレイが複数積層された2次元光学アレイであって、
    前記1次元光学アレイは、前記2枚の平行平板のうちの一方の平行平板の平面に光学導波部材搭載用溝が前記2枚の平行平板のうちの他方の平行平板の平面に対向するように設けられ、前記2枚の平行平板が面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の第1の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記第1の棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の第1の棒状体が配置され、隣接する前記1次元光学アレイの前記平行平板に面する平面同士にそれぞれ少なくとも1以上の第2の棒状体搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記第2の棒状体搭載用溝のそれぞれの内面に接するように円柱状の第2の棒状体が配置され、
    前記光学導波部材は、前記光学導波部材搭載用溝の内面及び前記2枚の平行平板のうちの他方の平行平板の平面に接するように配置されていることを特徴とする2次元光学アレイ。
  5. 隣接する前記平行平板に面する平面同士に、少なくとも1以上の光ファイバ搭載用溝が互いに対向するように設けられ、前記光ファイバ搭載用溝のそれぞれの内面に接するように光ファイバが配置されていることを特徴とする請求項1に記載の2次元光学アレイ。
  6. 前記棒状体は、少なくとも一部が光ファイバ又はロッドレンズであることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の2次元光学アレイ。
  7. 前記光学導波部材は、少なくとも一部が屈折率分布型ロッドレンズであり、
    前記屈折率分布型ロッドレンズは、長軸方向の長さが前記屈折率分布型ロッドレンズを通過する光に対してn+4分の1ピッチ以上n+2分の1ピッチ以下であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の2次元光学アレイ(但し、nは0又は正整数)。
  8. 対向して接続される側の端面が、前記光学導波部材の光軸に対して垂直な面から所定の角度だけ傾斜していることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の2次元光学アレイ。
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