JP2008145021A - 熱交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョイントパイプの位置ずれを防止でき、かつ小型化が可能な熱交換器を提供する。
【解決手段】複数積層されて、内部に流体を流通させる扁平チューブ22と、扁平チューブ22の積層方向の外方に配置されたサイドプレート23と、扁平チューブ22に連通された筒状体33と、筒状体33の開口端部に被せられて接合される接合部41を有し、他の配管に接続可能なジョイントパイプ40とを備える熱交換器において、接合部41に、サイドプレート23と係合する係合部42、43を設ける。
【選択図】図2

Description

本発明は、流体間の熱交換を行う熱交換器に関するものである。
車両用空調装置の熱交換器として用いられるヒータコアは、コア部と、コア部の両端にそれぞれ接続された一対のタンク部とを有している(例えば、特許文献1参照)。各タンク部は、キャプセルとシートメタルとが組み合わされた筒状体と、筒状体の一端に被せられ、車両側の配管(長尺パイプ)を接続可能なジョイントパイプとを有している。筒状体とジョイントパイプとの接合部分のうち筒状体の接合面には半球面状の凹部が形成され、ジョイントパイプの接合面には当該凹部に対応する突起部が形成されている。ジョイントパイプの突起部を筒状体の凹部に嵌合させることによって、組付け時における筒状体とジョイントパイプとの仮固定が可能になっている。
特開2001−215095号公報
しかしながら従来の熱交換器では、凹部及び突起部の寸法の精度が低いと、例えば凹部が突起部に対して必要以上に大きく形成され、仮固定の段階で筒状体とジョイントパイプとの間にがたつきが生じる場合がある。この状態でろう付けのための加熱を行うと、筒状体及びジョイントパイプの双方の接触面に形成されたろう材層が溶融するため、がたつきはさらに増大する。したがって、ジョイントパイプが筒状体に対して相対的に位置ずれした状態でろう付け固定されてしまうという問題が生じる。例えば、ジョイントパイプが筒状体に対して互いの軸方向が傾く方向に位置ずれして固定されると、長さが比較的長い長尺パイプをジョイントパイプに接続した際に、長尺パイプ先端の筒状体に対する相対的な位置が規定の位置からずれてしまうため、不良品となってしまう。
一方、ジョイントパイプと筒状体との接合面積を全周に亘って増加させれば、互いの軸方向が傾く位置ずれを抑制できるが、タンク部の長さが長くなってしまうことにより熱交換器が大型化し、車両搭載に不利になる場合がある。
本発明の目的は、ジョイントパイプの位置ずれを防止でき、かつ小型化が可能な熱交換器を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
請求項1に記載の発明は、複数積層されて、内部に流体を流通させるチューブ(22)と、チューブ(22)の積層方向の外方に配置されたサイドプレート(23)と、チューブ(22)に連通された筒状体(33)と、筒状体(33)の開口端部に被せられて接合される接合部(41)を有し、他の配管に接続可能なジョイントパイプ(40)とを備える熱交換器において、接合部(41)に、サイドプレート(23)と係合する係合部(42、43)を設けたことを特徴としている。
これにより、熱交換器の組付け時において、ジョイントパイプ(40)を係合部(42、43)によってサイドプレート(23)に仮固定できるため、ジョイントパイプ(40)の位置ずれを防止できる。また、ジョイントパイプ(40)は係合部(42、43)によりサイドプレート(23)に仮固定できるため、筒状体(33)とのサイドプレート(23)側の接合面における接合面積を削減できる。したがって、熱交換器を小型化できる。
請求項2に記載の発明は、係合部(42、43)は、サイドプレート(23)の幅方向両端面(26、27)に係合し、三角形状の断面形状を有していることを特徴としている。
これにより、係合部(42、43)は先端部に近づくほど幅細になり変形し易くなるため、係合部(42、43)をサイドプレート(23)の幅方向両端面(26、27)に係合させるのが容易になる。
請求項3に記載の発明は、幅方向両端面(26、27)は、サイドプレート(23)の厚さ方向に丸みを帯びていることを特徴としている。
これにより、係合部(42、43)を幅方向両端面(26、27)に係合させる際に、幅方向両端面(26、27)が係合部(42、43)の先端部を徐々に変形させることができるため、係合部(42、43)の破損を防止できる。
請求項4に記載の発明は、係合部(42、43)は、接合部(41)と一体成形されていることを特徴としている。
これにより、係合部(42、43)の形成が容易になるとともに、係合部(42、43)のジョイントパイプ(40)本体に対する取付け強度が向上する。
ここで、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図1乃至図6を用いて説明する。図1は、本実施形態における熱交換器として、車両用空調装置に用いられるヒータコア1の構成を示す外観斜視図である。図2は、ヒータコア1の要部構成を示す分解斜視図である。図1及び図2に示すように、ヒータコア1は、エンジン冷却水と空調用の空気との間の熱交換を行うコア部20を有している。コア部20は、エンジン冷却水を内部に流通させる扁平チューブ22と、扁平チューブ22に熱的に接続された波状のフィン21とが図1中の上下方向に交互に積層された構造を有している。
コア部20の積層方向の外方には、コア部20を機械的に補強するために、扁平チューブ22に並列する一対のサイドプレート23、24が配置されている。コア部20の図1中上端に配置されたサイドプレート23は、平板状の平板部23aと、平板部23aの両側端部でコア部20の逆側に向かって折り曲げられたフランジ部23bとを備え、全体としてコの字状の断面形状を有している。サイドプレート23の両先端部近傍には、平板部23aから延設された嵌合部25が形成されている。嵌合部25の幅方向の両側端部には、被係合面(幅方向両端面)26、27がそれぞれ形成されている。被係合面26、27は、例えばサイドプレート23の厚さ方向に丸みを帯びている(図3及び図4参照)。つまり、嵌合部25の平板状の角部をR面取りした形状としている。コア部20の図1中下端に配置されたサイドプレート24は、サイドプレート23と同一の形状を有している。
各扁平チューブ22の延伸方向の両端部には、一対のタンク部30がそれぞれ接続されている。タンク部30は、いずれも断面コの字状のシートメタル31とキャプセル32とが組み合わされて形成された概ね四角筒状の筒状体33を有している。シートメタル31のうちサイドプレート23側の面33aには、サイドプレート23の嵌合部25が嵌合する嵌合穴34が開口されている。またシートメタル31には、各扁平チューブ22の先端部がそれぞれ嵌合する複数の嵌合穴35が、嵌合穴34に並列して開口されている。各扁平チューブ22は、嵌合穴35に嵌合することにより筒状体33に連通されている。
筒状体33の一方(図1中の上側)の開口端部には、ジョイントパイプ40が接続されている。ジョイントパイプ40は、筒状体33の開口端部に接合されたキャップ部45と、車両側の配管(例えば長尺パイプ)等の他の配管に接続可能で長さの比較的短いパイプ部44とを有している。キャップ部45は、筒状体33の開口端部に被せられ、筒状体33の外壁面に接合される内壁面を備えた接合部41を有している。接合部41のサイドプレート23側の面41dには、サイドプレート23の三方を囲む切欠き部41eが形成されている。切欠き部41eは、サイドプレート23の上面に接合される端面41aと、被係合面26に対向し、端面41aにほぼ垂直な端面41bと、被係合面27に対向し、端面41bにほぼ平行な端面41cとを有している。切欠き部41eの形成された面41dでの接合部41の高さH1は、面41d以外の面での接合部41の高さH2よりも低くなっている。高さH2は、面41d以外の面における接合部41と筒状体33との接合面積が十分に確保できるように設定される。
また接合部41には、サイドプレート23の被係合面26、27にそれぞれ係合する一対の爪状の係合部42、43が設けられている。係合部42は端面41bから端面41c側に向かって突出しており、係合部43は端面41cから端面41b側に向かって突出している。係合部42、43は、接合部41の肉厚と同一の肉厚を有し、プレス加工及び切抜き加工等により接合部41と一体成形されている。
筒状体33の他方(図1中の下側)の開口端部には、サイドキャップ35が接続されている。
図3は、ジョイントパイプ40とサイドプレート23との間の係合状態を示す模式図である。図3では、タンク部30及びサイドプレート23をサイドプレート23の長手方向から見た構成を示しており、コア部20の図示を省略している。図4は、図3のA部を拡大して示す拡大図である。図4では、サイドプレート23の被係合面26、27を係合する前(組付け前)の係合部42の形状を破線で示している。
図3及び図4に示すように、係合部42、43は、いずれも直角二等辺三角形状の断面形状を有している。係合部42は、接合部41の端面41aにほぼ平行で端面41b、41cにほぼ垂直な上面42aと、上面42aに対して斜めに形成された斜側面42bとを有している。斜側面42bは、切欠き部41eとサイドプレート23とが正対する方向にジョイントパイプ40を案内する案内面として機能する。上面42aと斜側面42bとのなす角θ1は、例えば45°である。係合部42、43をサイドプレート23に係合させる前における係合部42の端面41bからの高さH3は、例えば0.7mmである。係合部43は、係合部42に対し左右対称の形状を有している。
サイドプレート23の厚さT1は、例えば1.3mmである。またサイドプレート23は、厚さ方向の中心部(図4中、破線で示している)において最大幅を有している。係合部42の上面42aと接合部41の端面41aとの間の間隔G1は、係合部42が被係合面26のうちサイドプレート23の最大幅部分より下方に係合されるように設定され、例えば1.05mmである。係合部42、43をサイドプレート23に係合させる前における係合部42の先端部42dと係合部43の先端部(図4では図示せず)との間の間隔G2は、片側の圧入幅(圧入代)W1(例えば0.1〜0.2mm)の2倍分(2W1)だけサイドプレート23の最大幅よりも狭く、例えば26.6mmである。
ヒータコア1の組立て体を作製する組付け工程では、サイドプレート23の嵌合部25を筒状体33の嵌合穴34に嵌合させた後に、ジョイントパイプ40を筒状体33に取り付ける。このとき、ジョイントパイプ40が筒状体33に被せられるとともに、ジョイントパイプ40がサイドプレート23に対して圧入されることにより、ジョイントパイプ40の係合部42、43がサイドプレート23に係合される。
ジョイントパイプ40がサイドプレート23に対して圧入される際、係合部42の斜側面42bは、サイドプレート23の被係合面26に当接した後、切欠き部41eがサイドプレート23に正対する方向にジョイントパイプ40を案内する。係合部42の先端部42dは、被係合面26により徐々に変形され、先端部42cのようにジョイントパイプ40の反圧入方向に向かって曲げられる。
同様に、係合部43の斜側面(図4では図示せず)は、サイドプレート23の被係合面27に当接した後、切欠き部41eがサイドプレート23に正対する方向にジョイントパイプ40を案内する。係合部43の先端部は、被係合面27により徐々に変形され、ジョイントパイプ40の反圧入方向に向かって曲げられる。
これにより、接合部41の端面41aがサイドプレート23の上面に当接するとともに、係合部42、43は、被係合面26のうちサイドプレート23の最大幅部分より下方に係合される。よって、ジョイントパイプ40は、サイドプレート23に対してがたつきなく仮固定される。その後、他の部品を組み付けて組立て体を作製し、加熱により構成部品同士をろう付けすることによってヒータコア1が作製される。
図5は、図3のV−V線で切断した本実施形態のヒータコア1の構成を示す断面図である。また図6は、本実施形態に対する比較例として従来のヒータコア2の構成を示す断面図であり、図5に対応している。図5及び図6では、ジョイントパイプ40のパイプ部44の中心軸を一点鎖線で示している。ここで、ヒータコア2は、係合部42、43を有していないことを除き、ヒータコア1とほぼ同様の構成を有している。図5に示すように、本実施形態のヒータコア1では、ジョイントパイプ40とサイドプレート23とががたつきなく組み付けられるため、ろう付け時においてジョイントパイプ40の筒状体33に対する位置ずれは生じ難い。したがって、パイプ部44に長尺パイプを接続したとしても、長尺パイプの先端位置は規定の位置になる。
これに対し従来のヒータコア2では、図6に示すように、筒状体33との接合面積の小さいジョイントパイプ40の面41dがサイドプレート23から離れる方向に浮き上がる位置ずれが生じ易い。この位置ずれでは、端面41aとサイドプレート23との間に間隙46が形成される。この位置ずれによって、ジョイントパイプ40のパイプ部44の中心軸は、位置ずれが生じていない場合のパイプ部44の中心軸(図6中、破線で示している)に対して傾斜する。したがって、パイプ部44に長尺パイプを接続すると、長尺パイプの先端位置が規定の位置からずれてしまう。
ここで、本実施形態のヒータコア1と従来のヒータコア2とを12個ずつ作製し、それぞれ2つのタンク部30についてジョイントパイプ40の位置ずれを評価した。まず、位置ずれが生じていない場合のパイプ部44の中心軸に垂直であって、パイプ部44の先端部のうちキャプセル32側の点Bを含む仮想平面を基準面Dとした。そして、基準面Dに対して図5及び図6中の下方側を正(+)とし、基準面Dとパイプ部44の先端部のうちシートメタル31側の点Cとの距離を位置ずれ値として測定した。すなわち、位置ずれ値が正であれば、パイプ部44の中心軸がシートメタル31側(ヒータコア1、2の内側)に傾いていることになり、位置ずれ値が負であれば、パイプ部44の中心軸がキャプセル32側(ヒータコア1、2の外側)に傾いていることになる。例えば、図5に示したヒータコア1の位置ずれ値は0であり、図6に示したヒータコア2の位置ずれ値は負の値になる。
12個のヒータコア2の一方のタンク部30(製品識別のための信号穴が形成された信号穴側)における位置ずれ値の平均値は−0.08mm、最大値は+0.03mm、最小値は−0.26mm、標準偏差σは0.05、工程能力指数Cpは3.33、工程能力指数Cpkは2.83であった。また、他方のタンク部30(信号穴が形成されていない反信号穴側)における位置ずれ値の平均値は−0.07mm、最大値は+0.04mm、最小値は−0.21mm、標準偏差σは0.07、工程能力指数Cpは2.43、工程能力指数Cpkは2.10であった。各ヒータコア2内に流体を流通させたが、ジョイントパイプ40と筒状体33との接合部における流体の漏れは、全てのヒータコア2で生じなかった。
これに対し、12個のヒータコア1の一方のタンク部30(信号穴側)における位置ずれ値の平均値は+0.01mm、最大値は+0.09mm、最小値は−0.07mm、標準偏差σは0.04、工程能力指数Cpは4.18、工程能力指数Cpkは4.06であった。また、他方のタンク部30(反信号穴側)における位置ずれ値の平均値は+0.02mm、最大値は+0.08mm、最小値は−0.11mm、標準偏差σは0.05、工程能力指数Cpは3.06、工程能力指数Cpkは2.96であった。各ヒータコア1内に流体を流通させたが、ジョイントパイプ40と筒状体33との接合部における流体の漏れは、全てのヒータコア1で生じなかった。
これらの結果から、従来のヒータコア2では位置ずれ値の平均値が負であるため、パイプ部44の中心軸がキャプセル32側に傾く位置ずれが生じ易いことが分かる。一方、本実施形態のヒータコア1では、ヒータコア2と比較して位置ずれ値の平均値が0に近く、かつ標準偏差σが小さいため、パイプ部44の中心軸がキャプセル32側に傾く位置ずれが生じ難いことが分かる。またヒータコア1では、ヒータコア2と比較して工程能力指数Cp及びCpkが高いため、製造工程における品質達成能力が向上することが分かる。
従来のヒータコア2において、サイドプレート23側のジョイントパイプ40の面41dと筒状体33の面33aとの間の接合面積を増加させれば上記の位置ずれを抑制できるが、そのためには少なくとも面41dの高さH1及び面33aの高さを共に高くする必要がある。面41d及び面33aの高さを高くすると、ヒータコア2全体の高さも高くなるため、ヒータコア2が大型化してしまう。
本実施形態では、ジョイントパイプ40の面41dに設けられた係合部42、43によって、ジョイントパイプ40をサイドプレート23に仮固定できる。このため、ジョイントパイプ40の上記の位置ずれを抑制することができる。また、ジョイントパイプ40は係合部42、43によりサイドプレート23に仮固定できるため、ジョイントパイプ40の面41dと筒状体33の面33aとの間の接合面積を削減できる。したがって、ヒータコア1を小型化できる。
また本実施形態では、先端部に近づくほど幅細になる三角形状の断面形状を係合部42、43が有しているため、係合部42、43をサイドプレート23に係合させるのが容易になる。さらに、切欠き部41eとサイドプレート23とが正対する方向にジョイントパイプ40を案内する被係合面26、27を係合部42、43が備えているため、ジョイントパイプ40をサイドプレート23に係合させるのが容易になる。
さらに本実施形態では、被係合面26、27は丸みを帯びているため、ジョイントパイプ40を圧入する際に係合部42、43の先端部を徐々に変形させることができる。したがって、係合部42、43の破損を防止できる。また、サイドプレート23は厚さ方向の中心部において最大幅を有し、係合部42は被係合面26のうちサイドプレート23の最大幅部分より下方に係合されるようになっている。したがって、係合により仮固定されたジョイントパイプ40がサイドプレート23から脱離し難くなる。
また本実施形態では、係合部42、43がプレス加工及び切抜き加工等により接合部41と一体成形されているため、係合部42、43の形成が容易になるとともに、係合部42、43のジョイントパイプ40本体に対する取付け強度が向上する。
(その他の実施形態)
上記第1実施形態では、係合部42、43を接合部41と一体成形しているが、係合部42、43を接合部41と別材料で形成し、組付け工程の前に係合部42、43を接合部41の端面41b、41cにそれぞれ固定するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態における熱交換器の構成を示す外観斜視図である。 本発明の第1実施形態における熱交換器の要部構成を示す分解斜視図である。 ジョイントパイプとサイドプレートとの間の係合状態を示す模式図である。 図3のA部を拡大して示す模式図である。 図3のV−V線で切断した熱交換器の構成を示す断面図である。 本発明の第1実施形態の比較例として従来の熱交換器の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 ヒータコア(熱交換器)
20 コア部
21 フィン
22 扁平チューブ
23 サイドプレート
26、27 被係合面(幅方向両端面)
30 タンク部
33 筒状体
40 ジョイントパイプ
41 接合部
42、43 係合部
44 パイプ部

Claims (4)

  1. 複数積層されて、内部に流体を流通させるチューブ(22)と、
    前記チューブ(22)の積層方向の外方に配置されたサイドプレート(23)と、
    前記チューブ(22)に連通された筒状体(33)と、
    前記筒状体(33)の開口端部に被せられて接合される接合部(41)を有し、他の配管に接続可能なジョイントパイプ(40)とを備える熱交換器において、
    前記接合部(41)に、前記サイドプレート(23)と係合する係合部(42、43)を設けたことを特徴とする熱交換器。
  2. 前記係合部(42、43)は、前記サイドプレート(23)の幅方向両端面(26、27)に係合し、三角形状の断面形状を有していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  3. 前記幅方向両端面(26、27)は、前記サイドプレート(23)の厚さ方向に丸みを帯びていることを特徴とする請求項2に記載の熱交換器。
  4. 前記係合部(42、43)は、前記接合部(41)と一体成形されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱交換器。
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